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    元スレ勇者「ハーレム言うな」

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    801 :

    乙乙です

    僧侶回かと思ったら神父回だった
    凄いホイミ(仮)は色々やばそうですね
    この感じだと勇者は呪文使えないのかな

    次も楽しみにしてます

    802 :

    ………………………


    勇者「…………ずびばぜんでじだ」ボロッ

    勇者「お義兄ちゃんはあれだね?よほど私達に幽閉されたいらしいね?」

    魔法使い「ばかばかばかばかぁ―――――っ!!!!」ポカポカ

    商人「本当にグズ野郎ですね脳味噌は正常なんですか?」

    遊び人「なんでわざわざ危険な所に行こうとするのよ!!!!」

    勇者「で、でもホラ。ウォーt」

    戦士「ホーリーウォーターはどうでもいいんだっつの!!効き目は絶対じゃないっつったろ!!」

    勇者「はい……」シュン

    エルフ娘「……(この人が、僧侶ちゃんの……)」

    勇者「あれ?どなた?」

    エルフ娘「ひ、ひぃっ…」

    魔法使い「ゆーしゃ!こわがらせちゃだめだよっ!」

    戦士「そうだぞ!」

    勇者「え?あ、ご、ごめんなさい」

    勇者「君達が言うかい……」

    803 = 1 :

    勇者「彼女は今回探索に付き合ってくれたエルフ娘ちゃんだよ」

    エルフ娘「よ、よろしく……」

    僧侶「以前森で迷った私を助けてくれた方でもあるんです」

    勇者「あ、そうなんですか。それは本当にありがとうございました」

    エルフ娘「あ……いえ(なんだか……優しそうな人……)」ニコ

    勇者「!」ドキ

    勇者(エ、エルフってやっぱり噂通り神秘的なんだなぁ)

    魔法使い「…………」

    盗賊「…………」

    僧侶「…………」

    勇者「?どうしたの三人とも、なんか僕の顔に……」

    コツンッ ツネッ ペチッ

    勇者「あいたっ!」

    勇者「な、何するのさ!僕何か……」

    盗賊「……ごめんね、でも……ばかっ……」

    魔法使い「……し、しらないよっ!ゆーしゃのおばかっ」

    僧侶「…………何か?」ニコニコ

    勇者「あ……いえ、なんでもないです……」

    804 = 1 :

    盗賊「……でも、なんでこの洞窟に来てたの?……」

    武道家「本当よ。まさかアンタも……」

    勇者「あ、そ……それなんだけど」ゴソッ

    スッ

    勇者「…………こ、コレ」

    エルフ娘「!!!!こ、これは!!」

    勇者「……その地底湖のほとりで見つけたよ」

    僧侶「…………まさか」

    エルフ娘「……夢見るルビー……!!」

    勇者「!!こ、これが!?」

    戦士「まじかよ!!ひゃっほー!!」

    盗賊「……こんなに早く、見つかるなんて……」

    遊び人「やっぱり勇者ちゃんもこれを探しに来てたの?」

    勇者「………………うん、村学者さんに頼まれてね」

    勇者「そしてさ…………」

    カサッ

    勇者「……ルビーは箱の中にしまわれてたんだけど」

    勇者「…………これが一緒に入ってたんだ」

    805 = 1 :

    勇者「?…………それは?」

    戦士「なんだ?やたらと古そうな紙だな」

    勇者「…………」

    勇者「…………女エルフと、青年の……書置きだよ」

    一同「「「「!!!?」」」」

    武道家「本当に!?」

    商人「……なんて書いてありましたか?」

    勇者「…………」

    カサカサ…

    勇者「……“お母様”」

    勇者「“お許し下さい”」

    勇者「“私達はエルフと人間。この世で許されぬ愛なら”……」

    勇者「…………」

    盗賊「……勇者……?………」

    武道家「……どうしたの・・・?」

    勇者「…………“この世で許されぬ愛なら”」

    勇者「“せめて天国で一緒になります”」

    一同「「「「!!!!」」」」

    806 = 1 :

    魔法使い「…………そんな」

    盗賊「…………」

    遊び人「そんなのって……ないよ……」

    エルフ娘「……姫様…………!!」

    僧侶「…………」

    ギリッ

    僧侶「…………そんなの……っ……!」

    勇者「…………」

    勇者「……恐らく」

    サァァ……

    勇者「この、地底湖に身を投げたんだろうね……」

    戦士「随分前の事なんだろうな……」

    僧侶「……」

    僧侶「…………行きましょう」

    807 = 1 :

    商人「……僧侶ちゃん?」

    僧侶「……隠れ里に戻って、この手紙とルビーを……女王様に渡しましょう」

    魔法使い「…………僧侶……」

    勇者「…………そうだね」

    勇者「それじゃぁ皆、戻ろうか」

    …………
    ……

    808 = 1 :

    -洞窟内部-

    テクテク……

    戦士「…………しかしなぁ」

    商人「どうしたんです?」

    戦士「何も……死ぬ事は無かったんじゃないかな」

    勇者「……どうだろうね」

    勇者「私も彼女らの行動を肯定する気にはなれないけど……」

    勇者「……私達の分かり得ない苦悩が、彼女らにはあったんじゃないかな」

    戦士「…………うん……」

    武道家「……二人は、どんな気持ちでこの道を歩いていったのかしらね……」

    勇者「……」

    勇者「……」チラッ

    僧侶「…………」

    僧侶「(…………“許されぬ愛”……か)」

    勇者「……」

    魔法使い「……どうしたの?ゆーしゃ……」

    勇者「ん?ううん、なんでもないよ」

    809 = 1 :

    エルフ娘「…………」

    エルフ娘(…………姫様……)

    僧侶「……」

    僧侶「エルフ娘さん?」

    エルフ娘「ん?どうしたの?」

    僧侶「…………エルフ娘さんは、女エルフさんの事……」

    僧侶「……その、お姫様の事、知ってるんですか?」

    エルフ娘「……」

    エルフ娘「……うん」

    エルフ娘「すごく、いい人で、凄く綺麗で」

    エルフ娘「……憧れの人、だったよ」

    僧侶「……そうなんですか……」

    エルフ娘「……実はね、今回ついてきた理由にもそれがあるの」

    僧侶「え?」

    エルフ娘「あんな素晴らしい人が、あんなに夢中になるなんて」

    エルフ娘「恋って、人間との恋ってどんなものなんだろう……って思ってね」

    810 = 1 :

    僧侶「……そうだったのですか」

    エルフ娘「うん……それに」

    僧侶「?それに?」

    エルフ娘「……」

    エルフ娘「ううん、なんでもない」

    僧侶「?」

    エルフ娘「……さ、行こ?」

    僧侶「……はい」

    エルフ娘「……」

    エルフ娘(……それに、貴女が……僧侶が……)

    エルフ娘(…………)

    盗賊「……!」

    ピタッ

    遊び人「?どうしたの盗賊?」

    戦士「忘れ物か?」

    盗賊「……水の音……」

    811 = 1 :

    武道家「水?」

    盗賊「……うん。来るときは気付かなかったけど、水の音が近くでする……」

    盗賊「……地底湖の水が少しだけ、洞窟の地形のせいで階上に流れこんでるのかも……」

    戦士「本当かよ!なぁ、行ってみようぜ!」

    勇者「でも先を急ぐから……と言いたいところだけど、私も少し喉が渇いてしまったよ」

    魔法使い「じゃあちょっとだけひとやすみしよっかっ」

    商人「そうですね。そこのおバカの怪我の様子も怖いところですし」

    勇者「おおおおおおおおバカちゃうわ!」

    盗賊「……じゃあいこっか。こっちだよ……」

    …………
    ……

    812 = 1 :

    -洞窟内・泉-

    魔法使い「…………わぁ…!」

    パァァ………

    サァァ……

    遊び人「……凄く……綺麗……」

    戦士「……す、すごいな……」

    勇者「なんというか、なんともロマンチックな所だね……」

    商人「わぁ、見てください!なんだか水が光ってるような……」タタタッ

    盗賊「……あ、こんな所で走ったら……」

    コツッ

    ドテッ

    商人「ひうっ!」

    武道家「あーぁ、転んだ……」

    戦士「あはは、アホの子だ」

    遊び人「戦士に言われるとすっごいムカつくよね……そのセリフ」

    盗賊「……大丈夫っ?……」タッタッタッ

    商人「うぅぅっ、石なんて死滅すればいいんですっ……」

    盗賊「……あぁ、擦り剥いてる…一回洗おう?…」

    ピチャ…

    商人「じ、自分でやれますってばー」

    813 = 1 :

    ポワァッ

    盗賊・商人「「!?」」

    勇者「!!……商人ちゃん、今……」

    武道家「怪我が、一瞬で……」

    商人「は、はい……治っちゃいました……」

    勇者「……い、一体どうして……」

    チャプン……

    魔法使い「……やっぱり」

    戦士「?何がやっぱりなんだよ?」

    魔法使い「……このいずみ、かいふくこうのうがあるよ」

    遊び人「……いや、それは分かるけど」

    魔法使い「……でもこれ、ただのかいふくじゃない」

    戦士「どういう事だ?」

    魔法使い「……この泉じたいが、祈昇華えーてるなの」

    魔法使い「……ううん、ただしくいえば」

    魔法使い「…………祈昇華えーてるを強制変換したもの………」

    814 = 1 :

    勇者「……祈昇華エーテルの強制変換って……まさか、僧侶ちゃんの“あの”ホイミの……」

    魔法使い「うん、あれ。……祈昇華えーてるの強制変換って、おーきな代償と才能がないととりあつかえないんだけど」

    魔法使い「…………たぶん、えるふのおひめさまが入水するときに……」

    魔法使い「……ふたりのそんざいとじぶんの魔翌力をむりやり祈昇華えーてるに変換したんだとおもう……おそらく、むいしきに」

    魔法使い「しんじゃうときに、なにかをつよく、ねがったみたいだね……じゃないとこんなにつよく具現化されないから……」

    勇者「…………」

    エルフ娘「…………一体、何を願ったのかな……」

    勇者「……」

    勇者「……悲しくて……でも、優しい願いだよ。きっと」

    盗賊「……そうだね……」

    戦士「……あぁ」

    815 = 1 :

    遊び人「あ、そうだ!」ヒラメキーン

    武道家「どうしたのよ?」

    遊び人「これって僧侶の“あの”ホイミと同じって事なんだよね?」

    遊び人「それじゃさ、勇者ちゃんの腕をこの泉に浸せば治るんじゃない!?」

    戦士「あ、そういえば!」

    勇者「お義兄ちゃん、やってみなよ」

    勇者「うん……」

    ピチャ……

    勇者「…………駄目だ、なんともならないよ」

    遊び人「え!?ど、どうしてっ」

    魔法使い「……たぶん、僧侶の“あの”ほいみは、ゆーしゃのために強制変換してきせきてきにできたものだから……」

    戦士「僧侶じゃないと駄目って事かー……」

    勇者「あはは、何だかごめんね」

    勇者「でも僧侶がそれだけ凄いって事だよ。ね?僧侶」

    816 = 1 :

    僧侶「…………」

    チャプ……

    勇者「…………僧侶?」

    僧侶「…………」

    勇者「……僧侶」

    僧侶「あ、え?はい、すみません、ぼーっとしてて」

    勇者「……大丈夫?」

    僧侶「はい!大丈夫ですよ!」

    僧侶「本当に綺麗な泉ですね!こんな、に」

    僧侶「なんだか、凄く透き通ってて、キラキラ、してて」

    ポロ

    僧侶「でもそn……あれ?」

    ポロ…

    僧侶「あれ?おかしいですね、なんだか、あれ」

    ポロポロ……

    僧侶「あはは、なん、私、ごめんなさい、なんだか、あれっ」

    ポロポロ……

    僧侶「変ですね、止ま、止まらな、私、私っ」

    勇者「……」

    817 = 1 :

    勇者「……だ、大丈夫かい?僧侶ちゃん」

    戦士「ど、どうしたんだよ」

    僧侶「わ、私も、よくわからなくて、っ」ポロポロ……

    僧侶「この泉を、見た瞬間、から」ポロポロ……

    僧侶「なんだか、色んな、気持ちが、っ」ポロポロ……

    僧侶「寂しいような、暖かい、ような」

    僧侶「悲しいような……っ」

    僧侶「懐かしい、ような……っ……!」ポロポロ……

    エルフ娘「……」

    エルフ娘「……(やっぱり)」

    エルフ娘(やっぱりだ)

    エルフ娘(僧侶ちゃん、やっぱり……)

    818 = 1 :

    魔法使い「僧侶、もう、なかないで……」ナデナデ

    僧侶「す、すいませっ、わ、私……」

    戦士「…………僧侶……」

    勇者「……皆、行こうか」

    勇者「……ここは、冷えるから……」

    僧侶「…………はいっ…」グスッ

    勇者「…………」

    勇者「…………」

    …………
    ……



    819 = 1 :

    -洞窟・外-

    戦士「おおぉ!お日様だ!……っつっても夕日だけど」

    魔法使い「あはは、ポカポカするねぇ」

    遊び人「中は少し寒かったからね」

    武道家「……いつの間にか晴れてたのね」

    勇者「……僧侶、大丈夫?」

    僧侶「……はい、心配をお掛けしました」

    僧侶「もう、大丈夫です!元気です!」

    勇者「……あはは、よかった」

    勇者「……それじゃ、日が落ちる前に隠れ里に行こうか、皆」

    商人「そうですね。早いとこ女王様の鼻をあかしちゃいましょう!」

    エルフ娘「…………」

    盗賊「……?…エルフ娘ちゃん、どうかした?…」

    エルフ娘「…………いえ……」

    …………
    ……


    820 = 1 :

    -エルフの隠れ里-


    エルフ「…………」

    タッタッタッ…

    エルフ村民「エルフ女王様ーっ!!」

    エルフ「…………はぁ……騒がしいですね、今度はなんです」

    エルフ村民「人間です!この前の人間達がやってきました!」

    エルフ「……っ」

    エルフ「…………また、ですか」

    エルフ「追い出してしまいなさい」

    エルフ村民「そ、それが……」

    エルフ「……?」

    エルフ村民「エ、エルフ娘も一緒に同行しているんです……!」

    エルフ「……!?……な……」

    スタスタスタ……

    エルフ村民「!!来ました!!」

    エルフ「……!」

    821 = 1 :

    勇者「……女王様、度々申し訳ありません」

    エルフ娘「…………女王様」

    エルフ「あなたたち……!!まさかエルフ娘を人質に……!!」

    エルフ娘「違うんです!!女王様!!この人間達と一緒にいるのは私の意志なんです!」

    エルフ「……どういう事です……!」

    僧侶「……女王様、お話をさせて下さい」

    エルフ「っ!!!!……貴女は……っ」

    エルフ「貴女はなぜそうやって私の前に姿を現すのです!!」

    僧侶「……」

    エルフ「貴女なんて見たくも無いのです!!私の前から早く消えなさい!!」

    戦士「……コイツっ……」

    武道家「戦士、ストップよ」

    エルフ「なぜ……なぜ……そのような顔で……!!」

    エルフ娘「女王様!!」

    エルフ「っ……!!」

    822 = 1 :

    エルフ娘「女王様、逃げないであげてください!!」

    エルフ「…………エルフ娘……私は……っ」

    エルフ娘「お気持ちはお察しします……!でも、今だけは……!」

    エルフ娘「お願いします……!私ならどんな処罰も受けますから……!」

    僧侶「……エルフ娘さん……?」

    エルフ「…………」

    エルフ「……いいでしょう」

    エルフ「話があるなら早く済ませなさい……エルフ娘に免じて話だけならば聴きましょう」

    エルフ娘「……女王様、ありがとうございます……」

    勇者「……ありがとうございます」

    勇者「……今回はお見せしたい物があって伺わせていただきました」

    エルフ「…………何です」

    勇者「……」

    ゴソ……

    勇者「…………これです」

    823 = 1 :

    エルフ「…………?……」

    エルフ「…………」

    エルフ「…………」

    エルフ「…………それは……」

    エルフ「…………それは、まさか……」

    エルフ娘「……夢見るルビーです……」

    勇者「……お返しします」

    エルフ「……!!?ほ、本物……!」

    エルフ「なぜ、あなた達がコレを……!!!?」

    勇者「……西の洞窟の、地底湖の傍で……見つけました」

    エルフ「わ、私は…………てっきり、あの男が……!!」

    エルフ娘「……そうでは無かったんです」

    勇者「……そのルビーの傍に、このような物を見つけました」

    カサ……

    エルフ「……?……」

    カサカサッ……

    エルフ「…………これは、あの子の字……」

    エルフ「…………」

    エルフ「…………」

    エルフ「…………な……」

    エルフ「ま……まさか……あの子は……!」

    824 = 1 :

    エルフ娘「……恐らく、姫様は……」

    エルフ娘「…………あの青年と……地底湖へ……」

    エルフ「お……おぉ……」

    エルフ「な…………なんということ……!!」

    エルフ「私が…………私が…………!!」

    エルフ「私が、あの2人を……認めなかったばっかりに…………!!!!」

    僧侶「……」

    勇者「……」

    勇者「……出過ぎた真似かと思いましたが……どうか知っていて欲しかったんです」

    エルフ「……………………」

    エルフ娘「…………女王様……」

    エルフ「…………」

    エルフ「…………側近……アレを…………」

    エルフ側近「は、はいっ!」

    勇者「……?」

    825 = 1 :

    タタタッ

    エルフ側近「女王様、持って来ました!」

    エルフ「…………これを、あなたたちに捧げます……」

    勇者「……失礼ですが、これは……」

    エルフ「…………目覚めの粉です……それを村に撒けば……村の人間は目覚めるでしょう……」

    一同「「「「!!!!」」」」

    エルフ側近「女王様、良いのですか?」

    エルフ「……良いのです……そして欲しがっていたのは……傷の完治薬……ですか……?」

    勇者「え?あ、はい」

    エルフ「……明日、もう一度ここを訪れなさい……」

    遊び人「…………え……」

    武道家「……それって……」

    商人「まさか……」

    エルフ「…………貴女がたに……差し上げましょう……」

    戦士「本当か!!?」

    魔法使い「ありがとうございますっ!」

    盗賊「……よかった……」

    エルフ「…………この事を知らせてくれた、せめてものお礼です……」

    826 = 1 :

    エルフ「………………今日は疲れてしまいました…………また明日訪れなさい……」

    勇者「はい、ありがとうございます」

    エルフ娘「皆、よかったね!」

    僧侶「エルフ娘さんのおかげです。ありがとうございました」

    武道家「うん、本当にありがとうね」

    エルフ娘「そんな、私なんにも……」

    エルフ側近「エルフ娘、女王様はお疲れです。早く帰ってもらいなさい」

    勇者「おっと、それじゃ私達はここでお暇させてもらうよ」

    エルフ娘「あ、ごめんね。それじゃ、また明日ね!」

    僧侶「……はい、また明日」

    スタスタ…

    エルフ娘「…………」

    エルフ「…………エルフ娘……」

    エルフ娘「……はい」

    エルフ「……私は……てっきり……」

    エルフ「……私は……」

    エルフ「……あの娘にも、酷いことを…………」

    エルフ娘「……間に合いますよ」

    エルフ娘「…………まだ、間に合います」

    エルフ「…………」

    …………
    ……

    827 = 1 :

    -ノアニール・入り口-

    村学者「…………」

    村学者「勇者君……まだだろうか……無事であればいいが……」

    村学者「…………!」

    オーイ!

    村学者「……勇者君!」

    勇者「村学者さーん!」

    村学者「無事だったか!!良かっ……」

    村学者「……ん?……」

    ザッ……

    勇者「ただ今戻りました!!」

    村学者「……えっと、その娘さんたちは……?」

    勇者「あなたが村学者さんですか。はじめまして。勇者の仲間一同です」

    村学者「……」

    勇者「…………どうしました?」

    村学者「……女の子ばっかりだね……」

    勇者「う……」

    村学者「あ、いや、それより、どうだったかね?」

    勇者「安心してください。無事に夢見るルビーを手に入れて、エルフ達の誤解を解きましたよ」

    828 = 1 :

    村学者「本当かね!」

    勇者「はい、その際にこの目覚めの粉を貰いました。これで皆目が覚めるはずです」

    村学者「お…………おぉ……!!」

    ギュッ

    村学者「ありがとう……ありがとう……!」

    村学者「なんと……なんとお礼を言っていいか……!!」

    勇者「…………村学者さん……」

    勇者「……」

    勇者「……お義兄ちゃん」

    勇者「……うん」

    勇者「…………でも、悲しい知らせもあります……」

    村学者「…………どうしたんだね……?」

    勇者「…………これを」

    カサッ

    村学者「…………これは……」

    勇者「…………2人の、書置きです」

    村学者「…………」

    カサ……

    村学者「…………」

    村学者「…………そうか」

    村学者「…………なんとなくだが、そうではないかと思っていたよ……」

    ギュッ…!

    村学者「……あの……バカ……」

    勇者「…………」

    829 = 1 :

    村学者「…………こうしてる場合ではないな。早く皆を目覚めさせねば!」

    勇者「そうですね!ではこの目覚めの粉を早速……」

    村学者「…………」

    勇者「…………」

    村学者「…………どうするんだコレ」

    勇者「……飲むんですかね」

    勇者「でも女王様は撒けって言ってたよね」

    戦士「撒く……撒くつってもなぁ……」

    魔法使い「みんなにまいてまわるの?」

    遊び人「皆に撒いていったら骨が折れるよね」

    商人「なんかもうちょっとバーッて撒ける方法ないんですかね」

    武道家「でも一人一人撒いていくしかなくない?」

    盗賊「……風が吹くの、待つ?……」

    僧侶「…………(風……?)」

    僧侶「!!」ピコーン

    僧侶「皆さん!私にいい考えがあります!」

    戦士「へ?」

    遊び人「いい考え?」

    魔法使い「なになにー?」

    村学者「いい考え?…………」

    村学者「…………!!!!?」

    僧侶「はい!私の……」

    村学者「ちょ……ちょっと、いいかね」

    僧侶「はいっ?」

    830 = 1 :

    村学者「ちょっと、顔を見せてくれないか」

    僧侶「……?はい……」

    村学者「……」ジッ……

    僧侶「…………?あの……」

    勇者「?どうかされたんですか?」

    戦士「なんだいきなり……」

    魔法使い「ま、まさかひとめぼれっ!?」

    商人「アホな事言ってんじゃないですよ」

    勇者「…………」

    村学者「…………」

    僧侶「…………?」

    村学者「…………君は……」

    僧侶「はい……」

    村学者「…………」

    村学者「…………そうか……」

    村学者「そう、だったか」

    831 = 1 :

    僧侶「…………あの……」

    村学者「……すまなかったね」

    村学者「…………君が、撒いてくれるかい?」

    僧侶「え?」

    村学者「……この村を、君の、君の手で元通りにして欲しい」

    村学者「……それで……」

    村学者「…………それで、報われる気がするんだ……」

    僧侶「…………?……」

    勇者「…………」

    村学者「…………頼めるかい?」

    僧侶「…………」

    僧侶「…………はいっ!」

    ――――――――――――
    ――――――――――――

    -村の中央-

    僧侶「それじゃ、いきますよ!」

    勇者「OKだよ!」

    商人「やっちゃってください!」

    戦士「派手にやれよ!」

    盗賊「……飛ばしすぎちゃ、だめだよ……」

    村学者「……」

    僧侶「いきます!」

    832 = 1 :

    村学者「……」

    村学者(村学者、女エルフ)

    村学者(…………この村の時がまた、動き出すよ)

    村学者「……」

    村学者(…………君達の――――……)

    村学者(……君達の“安息”は)

    村学者(……)

    村学者(ちゃんと、あったんだな)



    僧侶「バギ!」

    ザァァァッ!!!!

    僧侶は目覚めの粉を使った!

    目覚めの粉は風に乗って村中を包み込んで行く……

    …………
    ……

    833 = 1 :

    -翌朝-


    -エルフの隠れ里-

    エルフ「…………」

    スタスタ…

    エルフ「…………来ましたね」

    ザッ……

    僧侶「……おはようございます」

    勇者「お薬を頂きに参りました」

    エルフ「……いいでしょう。私が直に治療します」

    商人「マジですか」

    戦士「なんだなんだいきなり親切になったな」

    エルフ「…………勘違いしないで下さい」

    エルフ「これはあなた達へのお礼であって、人間を許したわけではありません」

    戦士「……そうかい」

    834 = 1 :

    エルフ「その怪我を負っている者をここに」

    勇者「ほら、お義兄ちゃん」

    勇者「あ、ハイ!」

    魔法使い「きんちょーしてる」クスクス

    エルフ「あなたがそうですか……」

    勇者「は、はい。お願いします」

    エルフ「わかりました、それでは…………」

    エルフ「…………」

    エルフ「…………」

    エルフ「…………?……」

    勇者「…………エルフ女王様?」

    エルフ側近「女王様?」

    エルフ「…………あ、いえ……失礼致しました……」

    エルフ(…………この者…………)


    …………
    ……



    835 = 1 :



    ……
    …………

    エルフ「…………終わりましたよ」

    戦士「え、もう!?」

    商人「なんだか薬草を見た事も無い使い方してましたね」

    勇者「お義兄ちゃん、どうだい……?」

    勇者「……」

    盗賊「…………」

    僧侶「……勇者くん……」

    ピクッ

    勇者「……!」

    ピク……ピク……

    勇者「動く……動くよ」

    勇者「動くよ!皆!」

    遊び人「……」

    武道家「……や」

    一同「「「「やった―――――!!!!」」」」

    836 = 1 :

    勇者「良かった!!良かったよお義兄ちゃん!!」

    戦士「全くこの野郎は心配かけやがってー!!」

    遊び人「もう無茶しちゃ駄目なんだからね!!」

    勇者「皆、本当にありg……」

    盗賊「……勇者ぁっ!!!!」

    ダキィッ!!

    勇者「わぷっ!!」

    商人「盗賊ちゃん!?」

    盗賊「…………良かった……ごめん、ごめんねぇっ……!!!!……」ポロポロ……

    魔法使い「…………盗賊」

    武道家「…………(ずっと責任感じてたものね……盗賊)」

    勇者「……心配かけて、ごめんね?」

    盗賊「……勇者ぁっ…!!…」ポロポロ

    837 = 1 :

    ワーワー

    エルフ「…………全く、騒がしい……」

    ザッ

    僧侶「……女王様」

    エルフ「…………っ!!!!……な、なんです……!」

    僧侶「……ありがとうございます」

    僧侶「私の大切な人を助けてくださって……」

    ペコッ

    僧侶「……本当に、ありがとうございます」

    エルフ「…………!」

    勇者「……私達からも、お礼を言わせて下さい」

    一同「「「「ありがとうございます!!」」」」

    エルフ「…………」

    エルフ「…………用は済んだのでしょう、早くここから立ち去りなさい」

    戦士「えぇっ、なんだよ冷てーなー」

    エルフ「言ったでしょう、私は人間を許したわけではないのです」

    エルフ「…………早く、立ち去りなさい」

    838 = 1 :

    勇者「それじゃ、皆。行こうか」

    戦士「もう完璧に繋がったのか?」

    勇者「うん!もう完璧!」

    商人「ちょっと強く引っ張ったらブチッといきませんかね」

    勇者「いきません!ってかいかせません!」

    ゾロゾロ…

    僧侶「……」

    エルフ「…………なんです、貴女も早く……」

    僧侶「……本当にありがとうございました」

    エルフ「…………」

    僧侶「……それでは、失礼します」

    タッタッタッ……

    エルフ「…………」

    839 = 1 :

    ヒョイッ

    エルフ娘「…………」

    エルフ「…………」

    エルフ娘「行ってしまいましたね」テクテク

    エルフ「……いたのですか」

    エルフ娘「……女王様」

    エルフ「…………なんです」

    エルフ娘「……いいんですか?」

    エルフ「…………」

    エルフ娘「……今なら」

    エルフ娘「今なら、手が届きますよ?」

    エルフ娘「追いかければ、追いつけるんですよ?」

    エルフ「…………」

    エルフ「…………今更」

    エルフ「……………………今更です」

    エルフ娘「…………」

    …………
    ……


    840 = 1 :

    -エルフの森-

    スタスタ…

    戦士「あれ?そっち行くのか?そっちよりこっちの方が……」

    僧侶「いえ、まだやる事が残っています」

    勇者「……戦士ちゃん、忘れたのかい?」

    戦士「?」

    僧侶「…………まだ、2人の事を伝えないといけない方がいらっしゃるので……」

    戦士「…………」

    戦士「あぁ……そっか」

    武道家「……伝えるのも、少し辛いわね」

    盗賊「……でも、教えてあげなきゃ……」

    魔法使い「むらがもとにもどってるってしらないかもしれないし……ねっ」

    勇者「?なになに、なんなの?」

    僧侶「えっとですね……」

    僧侶「…………あ!いました!」

    僧侶「おじいさん!」

    841 = 1 :

    老人「なんじゃ……お前さん達か」

    僧侶「よかった、いらっしゃったんですね」

    老人「どうしたんじゃ……?何か用かね?」

    勇者「……実は、伝えなければならない事があって……」

    老人「……?」

    僧侶「……西の洞窟で、青年さんと女エルフさんが書き残した物を見つけたんです」

    老人「……!!?そ、それは本当か!!」

    僧侶「はい……こちらです……」

    カサ…

    老人「…………」

    老人「…………」

    老人「…………!!……」

    老人「…………な、なんという……」

    僧侶「……おじいさん……」

    老人「それでは……息子は……青年は……」

    ギリッ

    老人「嘘じゃ……嘘だと言ってくだされ……!!」

    842 = 1 :

    僧侶「……」

    老人「……」

    老人「わし……は……」

    老人「それでは……わしは今まで……」

    老人「……倅よ……!」

    僧侶「おじいさん、ですが、村は……」

    魔法使い「!!!!そ、そうりょ!」

    僧侶「えっ?」

    勇者「お、おじいさんの体が!!」
      

    パァァァァッ……


    僧侶「!!!!」

    遊び人「光に、なってく……!」

    老人「…………なんじゃ……これは」

    商人「こ、これはどういう……」

    戦士「何が起こってるんだ!!?」

    「……魂が昇華を始めたのよ」

    僧侶「えっ!!?…………!!」

    勇者「エルフ娘ちゃん!!」

    843 = 1 :

    エルフ娘「……きっとこの人は魂だけの存在だったんだ」

    エルフ娘「その魂をこの地に結び付けていた切っ掛けが無くなって、昇華を始めたんだよ」

    盗賊「……魂だけの、存在……!!?……」

    魔法使い「で、でもでも、おじいちゃんはちゃんとさわれたし、ちゃんとはなせたし……!」

    エルフ娘「エルフって霊的なオーラを纏う生き物なんだよ……そんな私達が住む森だから、霊地になっちゃってるんだ……」

    エルフ娘「多分、この森で朽ち果てたそのおじいさんが魂をそのままに骸化しちゃったんだと思う」

    エルフ娘「…………本人は、気付かないまま」

    僧侶「…………そ、そんな……」

    武道家「な、なんとか!なんとかならないの!?」

    エルフ娘「……もう既に亡くなってる人だから……なんともならないよ……ごめん」

    老人「…………いいんじゃ」

    僧侶「お、おじいさん……!!」

    老人「なんとなく……分かっておったよ」

    老人「……エルフさんや……」

    エルフ娘「…………なんでしょうか」

    老人「……女王様に…………最後に……伝えてくれんか……」

    老人「…………わしの倅に代わって言わせてくれ」

    老人「…………すまなかった…………と」

    844 = 1 :

    エルフ娘「…………はい。伝えておきます」


    パァァァァ……


    僧侶「お、おじいさん!体が!」

    老人「……なんじゃ……皆……どこにいったんじゃ」

    僧侶「おじいさん、私達はここです!」

    魔法使い「ここにいるよ!」

    老人「…………何も聴こえん……何も、何も見えん……」

    戦士「どうしちまったんだよ……!」

    エルフ娘「……この世から存在を消し始めているんだ」

    エルフ娘「今はもう、向こうの世界の事しか見えていないんだよ……」

    僧侶「お、おじいさん……!!」

    パァァァァ……

    老人「…………」

    老人「…………」

    老人「…………お……」

    老人「…………おぉ……!!」

    僧侶「……え?」

    商人「……僧侶ちゃんの後ろをずっと見てますね……」

    勇者「……一体、何が……」

    845 = 1 :

    パァァァァ……

    老人「…………そこに」

    老人「そこにおったのか……!!」

    僧侶「………?」

    老人「……」

    老人「……そうか」

    老人「…………御主達は…………」

    ニコ…

    老人「…………幸せ…………じゃったのか…………」

    パァァァァ……

    ……





    シ……ン……

    846 = 1 :

    僧侶「……おじい……さん……」

    勇者「…………」

    遊び人「………おじいさん…最後に何を見ていたのかな……」

    盗賊「…………わからない……でも」

    エルフ娘「…………うん。すっごく、幸せそうに笑ってた……」

    勇者「……祈ろう」

    勇者「おじいさんが……向こうで幸せになれるように」

    僧侶「…………」

    僧侶「……っ」グスッ

    僧侶「…………そうですね!」

    ………………………

    847 = 1 :

    エルフ娘「……それじゃ、皆。お別れを言いに来たんだ」

    エルフ娘「最初は怖かったけど……楽しかったよ。ありがとう」

    武道家「本当に短い間だったけど、楽しかったわよ」

    魔法使い「こんどはちゃんとゆっくりおはなししようねっ」

    戦士「ってか一緒に来いよ!一緒に旅しようぜ!」

    遊び人「無茶言わないの!!」

    エルフ娘「あはは、それも面白そうだね!」

    エルフ娘「……だけど、私はこの隠れ里を……この森を守らなきゃ」

    エルフ娘「生まれてから50年……守り続けてきた場所だもの」

    僧侶「…………」

    勇者「…………」

    商人「…………」

    盗賊「…………」

    勇者「…………え?」

    エルフ娘「?どうしたの?」

    勇者「…………エ、エルフ娘ちゃんて、今何歳?」

    エルフ娘「50だけど」

    一同「「「「…………」」」」







    一同「「「「っっっっえ――――――――――!!!!!!???」」」」

    エルフ娘「人間怖い!!!」ビックゥ!!

    848 = 1 :

    ………………


    エルフ娘「よし、私戻らなきゃ!それじゃ……みんなまたね!」

    僧侶「また、お会いしましょう!」

    エルフ娘「うん!それじゃ……」

    ザッ……

    エルフ娘「……と、最後に」

    タッタッタッ……

    エルフ娘「勇者くん」

    勇者「はい?」

    エルフ娘「…………」チラッ

    僧侶「…………?」

    エルフ娘「……」

    勇者「あの、どうしたn」

    エルフ娘「……お姫様は」

    勇者「え?」

    エルフ娘「お姫様は、案外近くにいるのかもよ?」

    ニヤッ

    エルフ娘「王子様っ♪」

    849 = 1 :

    僧侶「なっ……!!///」

    勇者「???」

    エルフ娘「へっへっへ!それじゃ、みんな!さよなら!」

    魔法使い「うん!またね!」

    武道家「また会いましょう!」

    戦士「じゃあな!」

    商人「死んでなければまた会いましょー!」

    遊び人「またお話しようねー!」

    盗賊「……お世話に、なりました……」

    勇者「色々と、ありがとう!」

    勇者「必ず世界を平和にしてくるよ!」

    エルフ娘「頼んだよ!」

    僧侶「…………エルフ娘ちゃん!」

    エルフ娘「!」

    僧侶「…………ありがとう!またね!」

    エルフ娘「……」

    ニコッ

    エルフ娘「……うんっ!!」

    …………
    ……

    850 = 1 :

    -森・出口-

    遊び人「いい娘だったねー」

    魔法使い「なんだかちょっとさびしいねっ」

    戦士「よく考えたら最初のビビリ具合が嘘かの様に馴れてたな。最後」

    武道家「でもまさかあんなに年上だったなんてね」

    商人「私てっきり同い年くらいかと思ってましたよ……」

    盗賊「……エルフは、寿命長いっていうからね……」

    勇者「彼女達で言うところの十代後半くらいなのかもね」

    僧侶「あはは……」

    勇者「……」

    ゴソ…

    勇者「……」

    勇者「……(……やっぱり、言うべきだよな)」

    テクテク…

    ツンツン

    僧侶「へ?」

    勇者「……僧侶」

    僧侶「どうしたんですか?勇者くん」

    勇者「……皆に気付かれないように、こっちに来て……」

    僧侶「?」


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