元スレ勇者「ハーレム言うな」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
501 = 1 :
盗賊「…………」
勇者「すー…すー…」zzz
盗賊「…………」
盗賊「…………」
盗賊「…………」
盗賊「…………」
盗賊「…………」
盗賊「……大好き」ボソ
パタン……
勇者「すー…すー…」zzz
…………
……
…
・
502 = 1 :
-宿・僧侶の部屋- 深夜
モゾッ…
僧侶「……ん…」
僧侶「…………ふぅ……」
僧侶「…………」
僧侶「…………」
僧侶(……眠れない……)
ムクッ…
僧侶「…………」
僧侶(……エルフの隠れ里……か……)
僧侶「…………」
ザワッ…
僧侶(……っ……!)
僧侶(……また…!)
ザァッ……
ザ……ザ…
僧侶「……っ…!やめて…!」
僧侶「……それ以上、“喋らないで”…っ!」
ザァッ……
僧侶「……っ!!……」
僧侶「…………」
ザァッ……ザ…
ザ…
…
僧侶「……っ…」
僧侶「……」
僧侶「……こんな…」
僧侶「こんな耳……無くなっちゃえばいいのに……っ……!!」
503 = 1 :
第二章 -完-
504 = 1 :
今日はおしまい
更新遅れ気味で申し訳ないです。
ホラ、よく言うじゃない。
急がばおっぱい、ってさ。
……すみません
505 :
乙です!
今度は僧侶か期待してるぜ
506 :
わっふるわっふる
>>1乙
続きも舞ってる!!!
507 :
急がばおっぱい・・・・・・覚えたぞ!
1乙!
続きを楽しみにしております
508 :
乙
おっぱいなら仕方ないな
509 :
乙
このスレを見ながら誕生日過ごしたい
511 :
512 = 1 :
-幕間-
【Someday My Prince Will Come】
513 = 1 :
――――――――――――
――――――――――――
…………
『…………』
『ここは、冷たい所ね……』
『…………』
『あなたは、今どうしているかしら』
『…………変わっていないのかしら』
『何を思っているのかしら』
『何を想っているのかしら』
『…………』
『忘れてしまったかも、しれないわね』
514 = 1 :
『例えば、コレが、あなたの夢だとすれば』
『あなたは、悲しまずに済むのにね』
『例えば、全て、夢だったとしたら』
『…………』
『やめましょう、こんな事を考えるのは』
『こんなの、不毛だわ』
『不毛』
『私が、一番嫌いな言葉』
『あなたを、苦しめる言葉』
515 = 1 :
『私の好きな言葉?』
『…………』
『……そんなもの、無いわ』
『言葉に思考を依存させるのって、好きじゃないの』
『言葉の為の行動が好きではないの』
『私は、あなたが好きだわ』
『私は…………』
『…………』
『やめましょう』
『今更、何になるのかしらね』
『今、正に、言葉に縋ろうとしたわ』
『馬鹿ね、私』
『愚かだわ』
516 = 1 :
『あなたはこんな私を笑うかしら?』
『それとも、悲しそうな目でみるのかしら?』
『それとも……』
『…………』
『駄目ね、私』
『…………』
『縋れる事のできるものは、好きではないわ』
『私の弱さが露呈してしまう』
『だめ』
『だめ…………だめ』
『…………だめ』
『…………ふふ』
『だめ…………拒絶よ?』
『思考の邂逅を拒絶』
『あなたは…………』
『…………』
517 = 1 :
『…………』
『ここは、冷たい所ね』
『何を言っても、何も返って来ないの』
『何をしても、何も返って来ないの』
『あなたが恋しいわ』
『あなた…………あなた』
『…………私、まるで乙女じゃない?』
『乙女…………乙女』
『…………あなたも』
『あなたも一緒に、沈んでくれる?』
『あなたも、この暗い最果てに』
『…………一緒に沈んでくれる?』
518 = 1 :
『…………』
『…………あなたなら、沈んでくれるのでしょうね』
『…………』
『駄目よ』
『あなたは、駄目』
『あなたには、まだ多くのレーゾンデートルがある』
『あなたは、こちらに来ては駄目』
『…………』
『だめ』
『だめ……ふふ』
『思考の邂逅を拒絶』
『ふふふ…………言葉遊び』
『懐かしい、言葉遊び』
519 = 1 :
『…………眠くなってきたわ』
『……あなたも…………』
『…………』
『…………』
『…………』
『…………あなたもいずれ、こちらに来るのかしら』
『…………』
『許さないわ』
『……来たら…………許さない』
『…………』
『悲しいわけじゃないの』
『…………悲しいわけじゃないわ』
520 = 1 :
『…………』
『もう、時間みたいね』
『…………』
『また、会いましょう』
『…………』
『…………悲しいわけじゃないわ』
『こうして、会えるもの』
『…………強がり?』
『……ふふふ……』
『…………』
『…………お互い様よ』
521 = 1 :
『…………もう終わりみたい……』
『…………』
『……悲しそうな顔をしては駄目よ』
『…………』
『…………』
『…………』
『あなたに』
『……………………』
『…………言葉にしては駄目ね』
『言霊……か』
『…………』
『じゃあ、最後に』
『最後に、これだけを言葉に』
522 = 1 :
『愛しています。心から』
『…………』
『…………おやすみなさい』
…………
……
…
・
523 = 1 :
第三章
524 = 1 :
―――――――――――
?『きれいだね!』
?『…………ホント?』
?『うん!ぼくはそうおもうよ!』
?『……えへへ///』
?『みんなとも、ともだちになろうよ!!』
サッ…
?『ホラ、いこ?』
?『……』
ニコッ
?『うんっ!』
…………
……
…
・
525 = 1 :
―――――――――――
「……りょ……そ…りょ…………」
僧侶「…………」
「僧侶ってばっ!」
僧侶「はひっ!」ビクッ
魔法使い「……僧侶、だいじょうぶ?」
僧侶「え、あ」
武道家「今凄くボーッとしてたわよ」
商人「無理もありませんよ、勇くんの看病をずっとしてたんですから」
遊び人「大丈夫?僧侶は休んでおいたほうが……」
僧侶「い、いえ!大丈夫です!すみません、ボーッとしちゃって……」
魔法使い「むりはいけないよ?」
盗賊「……大丈夫?……」
僧侶「ううん、ホントに大丈夫。ありがとね」
女勇者「……まぁ、何かあったら言う事。いいね」
女勇者「……コホン……じゃあ、今日の予定を発表するよ」
526 = 1 :
―――――――――――
-宿・勇者の部屋-
勇者「…………」
勇者「…………ん……」
勇者「…………朝か……」
モゾッ……
勇者「…………」
勇者(……感覚は戻ってない……)
勇者(くそ……こんな所でも皆の足を引っ張って……)
ガチャッ……
勇者「!」
僧侶「おはようございます勇者くん。お体の方はどうですか?」
盗賊「……おはよ。お茶、淹れてきたよ……」
勇者「あぁ、おはよう、二人とも」
527 = 1 :
ズズ……
勇者「体調の方はもう完璧だよ。僧侶のお陰だ。ありがとう」
僧侶「いえいえ!私はそんな大層な事!」
勇者「ううん、本当にありがとう」
僧侶「…………えへへ、どういたしまして」
勇者「……盗賊もありがとう、看病してくれて」
盗賊「……ううん、昨日の事で、お礼を言うのは、私の方だよ……」
勇者「だからもういいんだって昨日あれ程……それを言ったら僕だって……」
勇者「……ふふ……この話は堂々巡りになっちゃうからおしまいね」
盗賊「…………うん」フフ
僧侶「…………」
僧侶(な、なんでしょう……この『二人の秘密』的な……)
勇者「そういえば、皆は?」
僧侶「あ、皆それぞれ支度をしていますよ」
勇者「あ、そうか……よし。僕も支度しなくちゃ」
僧侶・盗賊「「え?」」
勇者「え?」
528 = 1 :
僧侶「勇者くん……?……あの、もしかして」
盗賊「…………一緒に、エルフの隠れ里まで行く気?……」
勇者「え?うん」キョトン
―――――――――――
テクテク…
魔法使い「ゆーしゃ、だいじょーぶかなぁ」
商人「勇くんはああ見えてもなかなか丈夫ですからね。きっと大丈夫ですよ」
魔法使い「うん、そうだねぇ」
バタバタワーワー
商人「…………?」
魔法使い「なんだか騒がしいねぇ」
商人「勇くんの部屋からですね」
魔法使い「入ってみようか」
ガチャッ…
魔法使い・商人「「…………」」
勇・僧・盗「「「…………」」」
529 = 1 :
商人「…………僧侶ちゃん、盗賊ちゃん」
僧侶・盗賊「「…………はい」」
魔法使い「…………なんで、ゆーしゃのうえに……うまのりになってるのかな?」
僧侶・盗賊「「……えと……」」
魔法使い「……なんでっ……ゆーしゃは……半裸なのかなっ」ムムムムム……
勇者「いや、あの、これは」
商人「…………」
商人「…………ケダモノッ」
勇者「……違っ……」
魔法使い「はやくゆーしゃのうえからどきなさぁ――い!!」
僧侶・盗賊「「はいっ!!」」ビクッ
530 = 1 :
…………。
僧侶「それで……勇者くんがどうしても行くって聞かなくて……」
盗賊「……だから、ベッドに寝かしつけようとしてたの……」
商人「なんですか……つまんないですね」
勇者「なんだよつまんないって!!」
魔法使い「……ゆーしゃ」
勇者「ひっ!?す、すみませ……」
魔法使い「もうげんきそうだね?」
勇者「へ?……あ、うん。腕は動く気配は無いけど」
勇者「もう体調はバッチリだよ……皆のおかげでね」
魔法使い「……えへへっ、そっか」
ニコッ
魔法使い「よかった…」
勇者「う!?うん、あ、ありがとうね!!」ドキッ
僧侶・盗賊「…………」」ムッ
商人「…………ケダモノ」ボソリ
勇者「だから何で!?」
…………
……
…
・
531 = 1 :
―――――――――――
-宿・ロビー-
女勇者「…………お義兄ちゃんは置いていく」
戦士「あの怪我だしなぁ」
武道家「まぁしょうがないわね。私たちでちょちょいっと行ってきましょ」
遊び人「だね。女勇者、今からの陸路は?」
女勇者「うん、まずは……」
パラ……
女勇者「この地図の……ここの、ノアニールって所に行こう」
武道家「そうね……エルフの隠れ里がどこにあるか分からないし」
遊び人「うん。ここを拠点に探すのが一番良いね」
戦士「探し回るのは苦手なんだよなぁ……」
女勇者「できれば今日、明日で終わらせたいところだね……」
遊び人「そうね。早く終わらせないと……いけないのに僧侶達遅いね?」
「おまたせしましたー……」
532 = 1 :
女勇者「あぁ、それじゃ行こ……か……」
武道家「…………」
戦士「…………おい」
遊び人「…………なんで勇者ちゃんがいるの?」
勇者「…………」
女勇者「…………」
戦士「…………」
武道家「…………」
遊び人「…………」
勇者「…………」
勇者「ダメカナ」
女勇・戦・武・遊「「「「ダメダヨ」」」」
武道家「なにやってんのあんたは!!」
戦士「おとなしく寝てろ!!!!」
勇者「うぅ…………」
僧侶「ホラ、言ったじゃありませんか。戻って寝ていて下さい」
魔法使い「あんせいにねっ」
勇者「めんぼくない…………」
…………
……
…
・
533 = 1 :
-道中- 昼
テクテク…
盗賊「……ノアニールは、そんなに遠くないみたい……」
女勇者「この調子で行けば夕方には着くかな」
戦士「はやいとこ着いて宿確保しようぜ」
魔法使い「ん、いそぎぎみでいこうっ」
僧侶「…………」
僧侶(……勇者くん、大丈夫かなぁ……)
遊び人「どうしたの?僧侶。浮かない顔して」
僧侶「いえ……勇者くん大丈夫かなぁって……」
戦士「大丈夫だよ!あいつ意外と丈夫なんだから」
女勇者「うん。心配する事は無いよ。早いところエルフの所に行こう」
僧侶「あ、いえ。そうではなく」
商人「?どうかしたんですか」
僧侶「…………私たちが居なくなって、特訓とかしてるんじゃ…………」
一同「「「「…………」」」」
534 = 1 :
女勇者(…………なんていうか)
戦士(ありえるっていうか)
商人(やってそうというか)
武道家(ほぼ100%やってるっていうか)
魔法使い(それしかそうぞうできないっていうかっ)
盗賊(……確実に、それしかないっていうか……)
遊び人(…………てか絶対してるっていうか)
((((不安だぁ――――――――――!!!!!!))))
535 = 1 :
戦士「み、みんな!!!!急いでいこう!!!!」
武道家「そ、そうね!」
遊び人「エルフを早く探しだそう!!」
商人「なんかたらたらしてたら勇くんの怪我が増していきそうな焦燥感が……」
女勇者「よし!!皆、ノアニールだ!」
盗賊「……こっちだよっ……」
魔法使い「お、うおおう」
僧侶「魔法使いちゃん!心配なのは分かるけど戻っちゃだめ!!」
ワーワー
…………
……
…
・
536 = 1 :
-その頃の勇者-
ペラッ
勇者「…………」
勇者「…………」
ペラッ
勇者「…………」
勇者「…………」
勇者「…………」
勇者「…………メラッ」
シーン…………
勇者「…………」
勇者「…………」
勇者「むなしい」
…………
……
…
・
537 = 1 :
-道中- 昼過ぎ
盗賊「……あそこだ……」
戦士「あ!ホントだ!」
商人「マッハで着きましたね」
魔法使い「あそこが……」
-ノアニール-
遊び人「…………ノアニールだね」
女勇者「…………?」
僧侶「…………どうかしましたか?女勇者ちゃん」
女勇者「…………いや、なんだか違和感が……」
武道家「違和感?…………言われてみれば、確かに……」
魔法使い「なんだろうね?」
女勇者「とりあえず、入ってみよう」
…………
……
…
・
538 = 1 :
――――――――――――
-カザーブ・酒場-
カランカラン……
店員「らっしゃせー」
勇者「あ、すみません。オレンジジュース1つ……」
ゴクゴク……
勇者(暇な間は僕にできる事をやっておこう)
勇者(まずは情報収集からだ……)
勇者(旅の助けになる情報ならいくらでも欲しいからな)
店員「お客さん、見ない顔だね?旅の人?」
勇者「あ、はい。僕は――――…」
539 = 1 :
バンッ!!
「だからホントなんだってー!!!!」
勇者「っ!!?」ビクッ
女性「信じてってばー!!」
男性「そんなつまんねぇ嘘じゃなくてもっとましな嘘つけよー」
店員「あー、申し訳ないね。さっきからあそこのテーブルあんな調子なんだよ」
勇者「あ、いえ、僕は全然……」
男性「大体、エルフなんて居るわけないだろ」
勇者「……!」
女性「本当にいるかわかんないけど、ノアニールの話は本当なんだって!!!!」
女性「あなたはこの村にきたばかりだから知らないだろうけどさー!!」
男性「はいはいわかったわかった」
勇者「…………」
店員「ごめんねお客さん、騒がしくて……」
勇者「あの」
店員「はい?」
540 = 1 :
勇者「あの女性が言ったノアニールって……」
店員「あぁ、ノアニールね……本当におかしな村でね」
勇者「何かあるんですか?」
店員「うん、実は…………」
…………
……
…
・
541 = 1 :
-ノアニール・入り口-
テクテク……
遊び人「あ、戻ってきた」
女勇者「戦士ちゃん、商人ちゃん。そっちの建物の中はどうだった?」
戦士「あぁ……どこもかしこも全部同じだ」
商人「…………村の人々、全員……」
――――――――――――
-広場-
村人「…………」zzz
老人「…………」zzz
――――――――――――
――――――――――――
-道端-
村娘「…………」zzz
子供「…………」zzz
――――――――――――
――――――――――――
-宿-
店主「…………」zzz
女性「…………」zzz
――――――――――――
戦士「……――――皆、眠ってやがる」
542 = 1 :
魔法使い「こういうむら……ってわけじゃなさそうだね」
武道家「“村内一斉お眠り大会”って感じの行事とかね」
戦士「何言ってんだお前」
武道家「えっ」
女勇者「様子が明らかにおかしいし…………僧侶ちゃん」
僧侶「はい…………駄目でした。ザメハも効きません」
商人「そりゃまた…………これはどういう事なんですかね」
戦士「魔王の仕業…………とか?」
遊び人「それは考え難いと思うな。もし魔王によるものだったら、こんな回りくどい事しないと思う」
盗賊「……うん……誰も死んでないし……」
武道家「じゃあこれは…………何なのかしら…………?」
女勇者「…………一先ず、エルフを探すのを優先しよう」
543 = 1 :
戦士「これほっとくのか?」
女勇者「いや、そんなつもりはないよ」
女勇者「ただどうやら、皆無事に生きているみたいだし、しばらくアクションが無くても平気だと思うんだ」
女勇者「でも、お義兄ちゃんの場合はリミットがあるかもしれない」
商人「まぁ、一定時間越すと腕の細胞が完全に壊死して…………って事も……」
遊び人「ちょ……やめてよ……」
商人「例えですよ、例え」
魔法使い「うん、そうかもしれないね」
女勇者「そして私には、これがエルフとは関係ないとはあまり思えないんだ」
武道家「…………あぁ、確かに……」
戦士「?どうして?」
女勇者「僧侶ちゃんのザメハが効かないって事は、これが魔法によるものではないって事だよ」
商人「…………なるほど」
戦士「あ、そっか」
女勇者「薬草の扱いを得意としているエルフならあるいは……ってね」
544 = 1 :
盗賊「……エルフを探そう……」
遊び人「うん。そうだね」
戦士「よし!!いっちょ気合いれるか!!」
女勇者「じゃあ各自この一帯の森などを探索しよう」
女勇者「もし体力が危うくなったらこの村に戻って休むこと!いいね?」
一同「「「「おー!!!!」」」」
女勇者「じゃあ各自探索開始!」
僧侶「…………」
僧侶(…………エルフ…………か)
…………
……
…
・
545 = 1 :
-ノアニール周辺-
ガサガサ……
戦士「くっそー……全然みつからねぇ」
商人「戦士ちゃん、探し方がアレですもん」
戦士「え?なんで?」
ヒョイッ……
パタン
戦士「…………ここにもいねぇ」
商人「…………エルフが草の根元や石の裏に居るわけ無いでしょうバカ」
戦士「あっ!!バ、バカって言った!!!!」
商人「バーカバーカ」
戦士「うー!バカって言うほうがバカなんだぞ!!」
商人「バーカバーカ」
戦士「うぅ……!!武道家ぁ~!商人がいじめるぅ!!」
武道家「仲良くしてろよ!!」
…………
……
…
・
546 = 1 :
――――――――――――
ガサガサ……
魔法使い「んー、なにかがせーそくしてるようなこんせきなしだよ」
盗賊「……こっちも……」
女勇者「タカの目でも何も見つからないかい?」
盗賊「……うん、建物とかは何にも…………」
女勇者「そうか……まぁ、慎重に探そう」
魔法使い「うん!なんとしてもみつけるよっ!」
盗賊「……私もっ!!がんばるっ!!…」
女勇者「おぉ、盗賊ちゃんやる気だね!」
盗賊「……うん……」
盗賊「……勇者のためなら、なんだってできる……」
女勇者・魔法使い「!」
547 = 1 :
女勇者「盗賊ちゃんはお義兄ちゃんの事、弟みたいに可愛がってるからね」フフ
魔法使い「とーぞくおねぇちゃん!がんばろうね!」アハハ
盗賊「…………」
女勇者「……………………?」
魔法使い「……あ、あれ?とーぞく……?」
クルッ
盗賊「…………」
盗賊「……弟じゃ、ないよ……」
女勇者「…………えっ…………」
盗賊「…………勇者は、もう…………」
ニコッ……
盗賊「…………男……だから…………」
女勇者・魔法使い「っ!!!!??」
548 = 1 :
女勇者「ととととと盗賊ちゃんっ!!!?そそ、それは一体、どどdどういう」アタフタ
魔法使い「まま、まさか、きのうのよる……ゆーしゃと……!!」アワワ
盗賊「…………?」
女勇者・魔法使い「「男女のかんけいになったってこと!!!!??」」
盗賊「……えっ……」
女勇者「あ、ゆ、許さないよ!!そんなのは!!義妹みとめないよそんなのは!!!!!!」
魔法使い「う、うえぇーん!!!」ポロポロ……
盗賊「……いや、あの、違…………」オロオロ
…………
……
…
・
549 = 1 :
-ノアニール周辺・森- 夕方
ガサガサ……
遊び人「うー、見つかんないなぁ……」
僧侶「そうですねー……本当にいるんでしょうか」
遊び人「カンダタは嘘ついてるようには見えなかったけどなあ……」
僧侶「うーん、噂を聞いただけだと思いますし、その噂の真偽の程は……」
遊び人「分からないしね……むぅ」
ガサッ
僧侶「……もう日が暮れてきちゃいましたね」
遊び人「一回戻ろうか?誰かが手がかりを見つけて戻ってるかも」
僧侶「そうですね。戻りましょうか」
550 = 1 :
テクテク……
遊び人「しかし夕方の森って薄気味悪いよね……」
僧侶「そうですね……夜になってしまう前に抜けださなくちゃ……」
遊び人「…………僧侶、森に伝わる怖い話……知ってる?」
僧侶「や……やめて下さいよ……」
遊び人「…………こんな風が肌寒い夕方の森にね……」
僧侶「ひっ!……もうやめて下さいよぅ……!」
遊び人「旅人が森の中を歩いているとね……」
僧侶「あ、遊び人ちゃん!!やめて!怖いから!」
遊び人「後ろから……呼ぶ声がするんだって……」
僧侶「遊び人ちゃん!」
遊び人「で、何かな……て……後ろを振り向けば……」
僧侶「遊び人ちゃn」
ヒュン
遊び人「そこには――……!!!」
クルッ
遊び人「…………あれ?」
遊び人「…………僧侶?」
シーン……
遊び人「……僧侶?……僧侶?」
…………
……
…
・
みんなの評価 : ★★★
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