元スレ垣根「ジャッジメントか……悪くねぇ」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
901 = 883 :
絹旗「……では、私も行きます……後は頼みましたよ?」ザッ
初春「っ! あ、あの……」
絹旗「ん?」
初春「お、お名前を……」
絹旗「絹旗最愛です……超事前に釘を打っておきますが、モアイではありませんよ?」
初春「え、と……その……絶対に無事でいてください!! 私達せっかくお知り合いに……お友達になれたのに……!」
絹旗「お、お友達……?」ドキッ
初春「はい! 私達……歳も近そうですし、絹旗さんとは何だか仲良くなれそうな気がして……」タハハ
絹旗「お……お友達、ですか……言われてみれば超初めてですね」テヘヘ
初春「ほぇっ?」
(初めて……?)
902 :
絹旗「……し、かぁ~し」ズイッ
初春「ふえぇっ!?」タジ…
絹旗「超お花さん、アナタ……お兄ちゃんの事が好きなんですか?」
初春「!!?」ドキッ
絹旗「む……す、好きなんですね?」
初春「はうぅ……す、好きですよぅ……超が付いちゃう程……」モジモジ
絹旗「……やっぱり」フゥ
初春「あぁっ! でも、ていとさんだって勿論……だから私……」
絹旗「むぅ、Lv5に二人も恋心を抱くだなんて……お花に似合わず超欲張りなんですね」ムスッ
初春「スイマセン……」ショボン
絹旗「……いえいえ、逆に超気に入りましたよ?」ニコッ
初春「あっ……私、飾利って言います! 風紀委員、第一七七支部の初春飾利……!!」
絹旗「ジャッジメントの初春さん……ですね? 了解です、超覚えました」
初春「えへへ……////」
絹旗「でも私達は友達だなんて超生易しい関係ではありません」
初春「へっ?」
絹旗「初春さん、私達は……今日から恋敵(ライバル)です♪」ニッ
903 = 902 :
投下終わり
絶対等速さんは投げた物体にしか能力が付与しないというツッコミはなしの方向で
絶望的だった初春さンにもやっと光が見えて来たって感じだなァァ
904 :
乙
絶対等速さんも成長したんだろ
きっと数年後にはレベル5とかになってるに違いない
905 :
>>904
そして銀行強盗を36500回連続で成功することで絶対能力に覚醒する実験に組み込まれると。
906 :
乙!
超お花さんワロタwwwwwwww
907 :
>>905
じゃん
908 :
しかし窒素通行とは・・・俺特だな
909 :
等速装甲…ないな
910 :
絶対窒素
911 :
背中で語る男、絶対等速さんイケメンすぐる……!
912 :
絶対等速が予想以上にイケメンすぎたぜ
913 :
一方通行を尊敬してる人は何人いるんだろう
915 :
この流れならある
そう信じてる
916 :
あと90レス以内に終わるはずがないww
917 :
ここからレスは一方通行だ
918 :
今思ったんだが絶対等速さんって唯一窓の無いビルぶっ壊せるお方だよな
919 :
>>918
無理じゃね?
920 :
>>918
「投げたものが『壊れるまで』進み続ける」だからな
蛇足だが車もぶっ壊れてるはず
921 :
>>918
それでぶっ壊せるなら一方通行が押し続けてもぶっ壊せることになる
あのトンデモ建造物は物理的な攻撃ではまず破壊出来ないだろう
922 :
それならビル自体に絶対等速を発動するとどうなるのか
923 :
それができるならあわきんでもどうにでもできることになる。
上条さんが触ったらどうなるんだろな。
924 :
婚后さんなら…
925 = 923 :
そもそも動かせんだろw噴射点できるだけで
至る所からジェット気流を噴き出しながら微動だにしないビルが脳裏を過ぎった
926 :
絶対等速さんがゼリーを投げ付けます
柔らかいということはダイヤモンドよりも壊れません
よってちょっと千切れたりはしても問題なく直進します
………あれ、無理だ、なんか可愛い映写しか浮かばない
927 :
肛門がやばいんだよ
早く続きが読みたいか
928 :
>>925
せつこ、それただの扇風機や
929 :
麦野たちは今どうしてるんだろ…
931 :
>>928
ただならぬ扇風機だろ
932 :
どっちも変わらんわ
934 :
まだすか
935 :
次が最後の投下になるからもう少し待ってお
936 :
最後なんて悲しいこと言うなお
937 :
行くぜ、このスレラスト投下ぁぁっっ!!
938 = 937 :
―――『冥土帰し(ヘヴンキャンセラー)』の病院
美琴「ちょっとー……アンタが私を呼び出す時ってのはさ、毎度毎度ロクでもない事件が起きた時だってのは分かるわよ」イライラ
御坂妹「はい……と、ミサカはお姉さまを横目に適当な返事をします」
美琴「それが今回は何よ、病院周辺の護衛って一体どういう事なのよー!!?」ビリビリ
御坂妹「放電を抑えてください、院内の機器に支障が出るとすこぶる大変ですので……と、ミサカはイエローカードを差し向けます」ピッ
美琴「ぐぐ……」
(な、何て事なの……この私があと一枚で退場だなんて……っ!)
御坂妹「お姉さまを召喚したのは先程説明した通り……院内へと運ばれて来た黒ずくめの件なのですが……と、ミサカは念のために復唱します」
美琴「……一方通行が護衛しろって言ったのよね? 自分でボコした連中を今度は守れ、だとか意味分かんないんだけど」
御坂妹「はぁ、詳しい話はミサカも聞いておりませんので……と、ミサカは興味のない声で答えます」
939 = 937 :
美琴「ふーん……まぁアンタ達だけじゃ何だか心細いし、別に良いケドね」
御坂妹「おぉ、何だかんだ言ってもお姉さまは我々を見捨てないツンデレ心をお持ちなのですね……と、ミサカは目薬の使用によって深く感涙します」ウルウル
美琴「それにしても……何時来るかも分からない相手を待つってのも退屈よねー」フゥ
御坂妹「学生は本来休日だというのに、お姉さまは暇人なのですね……と、ミサカは心の傷をグサリと突き刺し、グリグリと掻き回します」
美琴「……帰って良い?」クスン
御坂妹「冗談ですのでまだ帰らないでください……と、ミサカはお姉さまの頭部を撫で回します」ナデナデ
美琴「ち、ちょっ……恥ずかしいじゃない////」テレテレ
御坂妹「胡麻すりに肩でも揉みましょうか……と、ミサカはいやらしい手つきでお姉さまの両肩を……ぐへへ」ワキワキ
もみもみも~みっもみ♪
美琴「あ~そこそこ……流石は私の妹ね、気持ちイイ……!」
940 = 937 :
御坂妹「気持ち良い、といえば……お姉さま」キリッ
美琴「っ、な……何よ?」
御坂妹「固法お姉ちゃんの乳枕はフカフカしてて大変気持ちが良いらしいです……と、ミサカは上位個体からの電波を開示します」
美琴「……何で固法先輩は『お姉ちゃん』で私は『お姉さま』なのよぅ」ムスッ
御坂妹「ツッコむべきはソコではないでしょう……と、ミサカは後頭部へと逆ツッコミをかまします」ビシッ
美琴「あ痛っ」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ・ ・ ・ ・
御坂妹「―――……時にお姉さま」
美琴「っ、な……何よ?」
(急にシリアスになるなっつの!)
御坂妹「『樹形図の設計者』の『残骸』の件なのですが……」
941 = 937 :
美琴「……あぁ、結局『スクール』の連中の居所は掴めたの?」
御坂妹「いえ、ミサカネットを駆使しても未だに彼らの消息は……と、ミサカは正直に答えます」
美琴「……そっか」
御坂妹「申し訳ありません……と、ミサカは腰から三○度の角度で頭を下げます」ペコリ
美琴「何言ってんの……アンタ達が気にする事じゃないでしょ、それに……」
御坂妹「……」
美琴「―――逆に申し訳なく思わないといけないのは、アンタ達を巻き込んじゃった私の方」
御坂妹「……」
美琴「まぁ……それもこれも結標のヤツや『スクール』のハイエナ共が―――……む?」
御坂妹「……」
美琴「……どした妹ー、急に動かなくなって……もしかしてお腹空いた?」ツンツン
942 = 937 :
御坂妹「ソレについてなのですが……お姉さまにお伝えしなければならないお話があります」
美琴「……?」
御坂妹「その結標が……つい先程、『残骸』を手にしたという事実をお姉さまはご存知でしたか? ……と、ミサカは質問します」
美琴「んな……っ!? それって……!!」
御坂妹「先程……第七学区中心地をブラブラと散歩していたミサカ一九〇九〇号の報告によると、現時刻より八分と二三秒前に結標淡希と思われる少女を目撃したらしいのです」
美琴(だって『残骸』は昨日、『スクール』の連中に奪われたまま……!!)
御坂妹「かなりの深手を負った状態でしたが……その手にはしっかりと例のキャリーケースが握られていたので、まず間違いはないかと……と、ミサカは結論付けます」
美琴「深手ってアイツ……仲間を潰されたからってまさか、たった一人で『スクール』と戦闘を……!?」
御坂妹「いえ……彼女を傷付けたのは『スクール』ではなく、恐らく一人の風紀委員によるものです……と、ミサカは口からコピー用紙を吐き出す様な口調で続けます」
943 = 937 :
美琴「風紀委員……? そ、そっか……一方通行よ、ね? なら安心だわ、アイツが結標なんかに遅れを取るわけないんだしさ……」ホッ
御坂妹「……」
美琴「で、でも残念よねー、結標のヤツは私がケジメつけさせてやろうと思ってたのに―――」
御坂妹「……いえ、その風紀委員とはお姉さまが良くご存知でおられる白井黒子嬢……」
美琴「……っ!!?」
御坂妹「何故彼女が結標淡希と対峙していたのかは不明ですが……」
美琴「そ、そんな……どうしてよ……っ!? 黒子は関係ないじゃない!!」
御坂妹「どうして……と言われましても、ミサカでは返答しかねます」
美琴「それじゃあの子は……黒子はどうなったのよ!!?」
御坂妹「その後彼女達がどうなったのかは、残念ながらミサカにも分かりません」
美琴「っっ、何でッッ!!?」
御坂妹「何せ一九○九○号は彼女の姿を視認した瞬間、余りの恐怖心に駆られて反射的に此処まで逃げ帰って来たもので……と、ミサカは顔面蒼白の一九○九○号を思い返しながら自らの身体をも震え上がらせます」ブルルッ
944 = 937 :
美琴「あの……バカっ!!」ザッ
御坂妹「お待ちくださいお姉さま、どちらへ行かれるつもりなのですか?」
美琴「そんなの……決まってるでしょうが……っ!!」
御坂妹「現在この病院の周辺に配置しているミサカ達は九人、サークル状に電磁網(センサー)を展開していたのですが……」
美琴「だから何っ!!?」
御坂妹「―――たった今、何者かがそれに引っかかる反応がありました」
美琴「……チッ!」
御坂妹「侵入者です、数は二……と、ミサカは緊急報告します」
美琴「こんな時に……っ! 良いわ、二秒で消し炭にしてくれるわよ!!」バチィッ!
御坂妹「目視可能まで残り四秒……三、二……と、ミサカはデバイスを下ろしながらカウントします」スチャッ
ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ・ ・ ・ ・
浜面「えーっと……メモだと此処で間違いないんだよな」トコトコ
滝壺「zzz……」
美琴「……」ビリビリ
御坂妹「……」
945 = 937 :
美琴「……あ、アイツら?」ヒクッ
御坂妹「はいそうです……と、ミサカは頷き答えます」コクリ
美琴(どう見てもただのカップルじゃないの!!)
御坂妹「そこの二人組、止まりなさい……と、ミサカは安全装置を解除し、第一の警告をします」ジャカッ
美琴「」
浜面「うおおおおおおっっ!!? ちょっ、待て!! いきなりそんな物騒なモン向けてんじゃねえええええっっ!!!」
御坂妹「ホールドアップ」
浜面「わーわー待てって!! 今両手上げたら背負ってるヤツ落ちるから!!! だからちょっ……滝壺さぁん!? キミからも何か言ったげてーっ!!!」ワタワタ
御坂妹「ヒーハーッッ!! 見ろよジョニー、このファッキンボウヤめ! ガタガタと怯えてやがるぜ!!! ……と、ミサカは若干ノリ気味で―――」ワクワク
美琴「この馬鹿妹っ……! こっち来なさい!!」グイッ
御坂妹「……」
美琴「何やってんのよアンタは!? 明らかにコイツらは違うでしょうが!!」コソコソ
御坂妹「今のはただやってみたかっただけです……と、ミサカは己の心中をポロリと吐露します」
美琴「クソみたいなC級映画の観すぎよ、ダアホっ!!」コツン
御坂妹「痛いです」
946 = 937 :
浜面「な、何だぁ……!? 常盤台の双子……?」ドキドキ
美琴「い、いやぁーすいません! ちょっとウチの妹ってば中二病入ってまして~!!」アハハ
浜面「あ、あぁ~そっか! 通りで変なゴーグル付けてると思ったんだよなァー」ナハハ
御坂妹(中二病……? ミサカは何かの病に掛かっているのでしょうか……と、ミサカは軽く不安気になります)ソワソワ
浜面「見て分かると思うけど……コイツ急患なんだ、此処……通っても良いか?」
美琴「あっ、はい勿論オッケーで―――って!?」ギョッ
滝壺「ぅん……?」パチ
美琴「……」パリッ
浜面「いやー悪いね」トコトコ
…………バヂィッ!
浜面「……へっ?」
947 = 937 :
美琴「ゴメンお兄さん、今のウソ」バチッ…!
浜面「っな、な……っ!?」ゾク…
バババチバヂッッバリバリバリバリバリバリィィッッ!!!!
浜面(―――なんじゃこりゃあああああああああっっ!!?)
美琴「オドレら……ちょっち待たんかいやゴルァァァあああああああああっっ!!!!」
浜面(こ、この発電量……並の『電撃使い(エレクトロマスター)』ってレベルじゃねェーぞ!?)
滝壺「っっ、アナタ……常盤台の『超電磁砲』……!?」
浜面「レ……!? 『超電磁砲』だぁぁ!!?」
御坂妹(中二病……何か危険な香りがします)ゴクリ
948 = 937 :
ブシュウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…………!!
浜面(こ、この子が一方通行や垣根帝督に続く……第三位の―――!!)
美琴「……さぁ後ろの、ボーッとしてないで説明しなさいよ」ギロッ
滝壺「……」
浜面(滝壺と……知り合いなのか……!?)
美琴「ま、た、ア、ン、タ、達 がこの件に一枚噛んでるわけ? アンタがいるって事は、あのオバサンも近くにいると考えても良いのよねぇ?」
浜面(オバサン……?)
滝壺「……麦野は……」
浜面(……あぁ、麦野か)
滝壺「麦野はきっと……私達を殺しに来る」
美琴「ッ……何、ですって?」
949 = 937 :
ピンポンパンポーン♪
御坂妹「……む」ピクッ
美琴(アナウンス……?)
『―――……一五学区、一八学区……つ、繋がった……!? うー、あー、マイクテスマイクテス……いよっし、音声クリアーです……!』
美琴「っ……!?」ハッ
御坂妹「……お姉さま、この甘ったるい少女の声は……ミサカにも聞き覚えがあります」
『え、えと……学園都市中の皆さん、聞こえてますか……? 私は風紀委員第一七七支部の……』
美琴「う、初春さん……?」
滝壺「この声……」
浜面「さっきのハワイアンな風紀委員……だよな?」
美琴「っ、どうして……アンタ達が初春さんを知ってんのよ?」
『―――……って、自己紹介してる場合じゃないですね……お伝えする事があります、どうか落ち着いて聞いてください』
浜面「そりゃだって……俺達をこの病院に導いたのが、ソイツの先輩の世にも恐ろしい風紀委員長だからだよ」
美琴「風紀委員長……固法先輩が……?」
950 = 937 :
『現在……第七学区の中心部が凄い被害になってるのは……も、もうお気付きの方もいらっしゃるかもしれません』
美琴「ど、どういう事……? ねぇ……被害って一体どういう事なのよっっ!!?」
浜面「し……知らねぇよ!!」
美琴(黒子もきっとそこにいるハズなのに……っ! アイツは……一方通行は何をしてるのよっ!?)
浜面「ただ言えるのはな、こんな放送をしなきゃいけないぐらいの闘い……Lv5同士の本気の殺し合いが始まっちまったってェ事だ!!」
『あっ! で、でも心配しないでください!! べ、別に宇宙からインベーダーが攻めて来たとか……決してそんなんじゃ―――』
美琴「Lv5同士ですって……? 誰と誰がよ……一方通行と、あの麦野って女が!!?」
浜面「違う、確かに麦野もすげーヤツだけど……あの程度じゃ一方通行とは渡り合えない、今第一位と闘りあってんのは……きっと―――」ゴクッ
滝壺「……『未元物質』……」
美琴「ッッ!!?」
みんなの評価 : ★★
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