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    元スレ小鳥「バック・トゥ・ザ・ピヨちゃん」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
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    751 = 710 :

    これで、照明が戻った時に、音無さんが消えてたらホラーだな

    752 = 614 :

     
      「みんなー!さっきはゴメンねなのー!」

      「お詫びに、とびっきりの一曲をお送りしますからねー」

      「最後の曲です!」


      「「「「"CHANGE"!!!」」」」


    ♪~


       ワー…ワー…
          ワー…ワー…


    小鳥「(いよいよ時間がないわ………)」

    小鳥「指の感覚もなくなってきてる……」チラッ


    小鳥「写真も……透けてきたわね、私」

    754 = 614 :

     
    ──────

    小鳥「ライブは無事成功………か」

    小鳥「765プロでの最後の仕事……立派にやり遂げられたかしら……」

    小鳥「……ううん! 今はそのことはいいの!」

    小鳥「このあたりにプロデューサーさんを呼び出して、春香ちゃんを待ち伏せさせてるから……」

    小鳥「いよいよ勝負ね……うぅ、オーディションよりも緊張する……」

    小鳥「いよいよ指先が消えてなくなりそうだし………怖い、怖すぎる……!」

    小鳥「…あ、春香ちゃんきた……!」


      春香「…………」キョロキョロ


    小鳥「……頑張って、春香ちゃん…………」


      P「春香」

      春香「あっ……プロデューサーさん」


    小鳥「来たわね……!」

    755 = 618 :

    しえん

    756 = 614 :

     
      P「春香、ライブが終わったら伝えたいことって………?」

      春香「……ぷ、プロデューサーさん………」


    小鳥「……頑張って…」


      春香「その…………」

      春香「私…………!」


    小鳥「春香ちゃん……!」


      P「ああ……聞くよ」

      春香「私、ずっと…………」

      春香「プロデューサーさんのことが……」

    758 = 614 :

     
    小鳥「頑張って………!!」


      春香「プロデューサーさんのことがっ!」



    小鳥「…お母さんっ!!」



      春香「………す、好きでしたっ!!」



    小鳥「………どう来るっ…!?」



      P「…………ありがとう」



    小鳥「そうじゃなくてっ!!……お願い、早く……」

    小鳥「もう、手がほとんど……!!」グスッ

    759 = 696 :

    小鳥とお父さんに挨拶しにいったら小鳥に断られていた
    何を言ってるのかわからねぇと思うが俺もわからねぇ
    アタマがフットーしそうだよぉ…

    760 = 614 :

     
      P「俺も……春香のことは好きだよ」

      春香「ほっ…ホントですか!?」

      P「ああ…だが、今はアイドルである以上…まだ付き合うというわけには……」


    小鳥「何で……戻らない……!」

    小鳥「手が戻らないよぅ………!!」グスッ

    小鳥「お願い、お母さん………助けて……」スゥー……

    小鳥「!!…い、嫌ぁ…!」

    762 = 614 :

     
      P「だから…いつか、お前がアイドルを辞めて」



    小鳥「ダメっ……そんなんじゃダメなのっ……!! ……あっ……」ガクッ

    小鳥「だ……め……体に力が…………」スゥー……


      P「そのときにまだ、俺のことを好きでいてくれたら」


    小鳥「…………っ……」スゥー……



      春香「嫌ですっ!!!」

    763 = 618 :

    しえんんん

    765 = 614 :

     
      春香「私はっ…!今、お返事が聞きたいんです!」

      春香「アイドルだからとか、関係ありませんっ!!」


      春香「私は…今すぐ」

      春香「プロデューサーさんの恋人になりたいんですっ!! ……なせばなるっ!!」グイッ

      P「春香っ……んむっ……!?」

      春香「……んっ……!」



    小鳥「…………!!」ガバッ

    小鳥「……えっ……!?」

    768 = 614 :

     
      春香「…………ぷはっ」

      P「………は、春香……………」

      春香「……………」

      P「……………はぁ……負けたよ。春香」

      春香「……えっ!?」

      P「そこまで、俺のこと好いてくれてたんだな……ありがとう」

      春香「! じゃ、じゃぁ………」


    小鳥「!! て、手が………」

    小鳥「戻って……!! やった…! やったわっ!」

    小鳥「……グスッ、よかった……!」


      春香「……グスッ、よかった……!」

      P「……ほらほら、泣くな。今日2回目じゃないか」ギュゥ

      春香「……うわぁあぁん、だって、だっでぇっ……」グスッ

    769 = 618 :

    えんだああああああああああああああああああああああああ

    771 = 631 :

    春香さんマジメインヒロイン

    772 = 655 :

    「……グスッ、よかった……!」

    親子なんだね

    773 :

    さすが1位になっただけはあるな

    774 = 614 :

     
    ──────

       『ライブの後、すべて上手く行ったら時計台の前に来なさい。待ってるよ』


    小鳥「……社長はもうあっちにいるのね」

    小鳥「みんな会場の片づけで忙しいみたいだけど…………このまま何も言わずにいなくなっちゃうのは寂しいかも……」


       「……ことりさーん……小鳥さーん!」

    小鳥「……あの声は……」


    春香「はぁ、はぁ……小鳥さん! あのっ……そのっ、一応結果だけ、報告を……」

    春香「……プロデューサーさんも、わたしのこと……好きって……」

    小鳥「そう……よかったわ……よかったわね、春香ちゃん……!」


    P「音無さん」

    小鳥「……プロデューサーさんも」

    P「はい……恥ずかしながら、あはは……」

    776 = 614 :

     
    小鳥「…………」



    小鳥「あの……お二人に言わなきゃいけないことがあるんです……」





    春香「えぇっ!?」

    P「やめちゃうって……どうして」

    小鳥「何も聞かないで下さい! 詳しいことは、明日社長に聞いてください」

    P「でも……」

    777 = 618 :

    ~プレゼントのお知らせ~

    778 = 614 :

     
    春香「そんな……急にいなくなったら、みんな寂しがりますよ……」

    小鳥「ごめんなさい。だけどみんなにお別れを言ってる暇はないの」

    小鳥「ただ……せめて二人には言っておこうと思って。本当に急でごめんなさいね」

    春香「…………そうですか」

    P「…………」

    小鳥「……もう一度、おめでとう。二人ともきっと上手く行くわ」

    P「……ありがとうございます」

    小鳥「私、もう行かないと……でも、その前に一言だけ」

    小鳥「ここに来て……二人に出会えて……すごく勉強になりました」


    春香「……またいつか会えますか?」


    小鳥「…………ええ、保証する」

    779 = 614 :

     
    春香「そっか……小鳥さん。いろいろとためになる忠告を、どうもありがとうございました」

    春香「私……一生忘れません」

    小鳥「そんな……水臭い」

    P「…………」

    小鳥「それじゃあこれで。…………二人ともお幸せに」


    P「…………」

    春香「…………」








    小鳥「……あぁそうだわ。……もう一つだけ」

    P「?」

    春香「?」

    780 = 643 :

    いよいよ、クライマックスだ。
    後は、突っ走るのみ!!

    781 = 614 :

     
    小鳥「あなたたち二人に子供が生まれてね」

    春香「えっ……えへへ……そんな」


    小鳥「その子が4歳になって、『太陽のジェラシー』に合わせておもちゃのマラカスを振り回したりして」

    小鳥「部屋をぐちゃぐちゃに散らかしちゃうようなことがあっても……」



    小鳥「あんまり叱らないで?」


    P「ははっ……ええ。分かりました」

    小鳥「…………ふふっ」

    タッタッタッ……






    春香「…………『小鳥』って…………とっても素敵な名前」

    P「……だな」

    782 = 614 :

    休憩させて……死ぬ

    783 = 655 :

    ね、寝るなよ?

    お疲れ様

    785 = 618 :

    お疲れ

    しかし今から保守してたら多分スレが持たんな

    786 = 655 :

    明日の4時までのこってればそれでいいからな

    787 = 618 :

    金ローではちょうどこのタイミングでCMだったな

    788 = 655 :

    あと10レス程度だろうから戻ってきてくれると嬉しいかなーって

    790 = 696 :

    ピヨちゃんの為なら保守くらい朝飯前だ
    俺は保守するのは朝飯の前って決めてるんだよ

    791 = 614 :

     
    ──────

    ゴオオォォォォォオ……
           ゴオォォォォオオ……

    小鳥「社長!社長ー!」タッタッ

    高木「…おお、音無君!…その姿を見るに、うまく行ったようだね」

    小鳥「はい! ありがとうございます!」

    高木「君のご両親…天海君とプロデューサーの彼にも、祝福の言葉をかけてやらんとな」


    小鳥「それより聞いてください高木社長! 社長にも見せたかったですよ、お母さんのあの姿!」

    高木「ん?」

    小鳥「お父さんにあんなに積極的なところ、今まで見たことありませんでした!」

    高木「なんだって?」

    小鳥「そのおかげですべて上手く行って……お父さんだって黒井社長に対してあんなすごいパンチ……あんなの考えられません!」

    小鳥「二人ともまるで別人みたい!!」

    796 = 614 :

     
    高木「それでひとまずは元通り。……といいたいところだが」

    小鳥「…………」

    高木「……すまない。方法が思いつかなかった……」

    小鳥「……別にいいですよ」

    高木「し、しかし……」

    小鳥「お父さんもお母さんも、事情を話せば分かってくれると思います」

    小鳥「それに……ここで過ごした10年を、なかったことにするのも嫌ですし」

    高木「………今すぐには無理だが、必ず何とかする」

    小鳥「……ふふっ、もう帰っちゃうって言うのに、それじゃ間に合いませんよ」

    高木「………約束する。何とかするよ……」

    小鳥「……そうですか」

    797 :

    ピッタリじゃやばくないか?

    799 = 614 :

     
    高木「……いいか! 時計台の向こうの先に白い線が引いてある! ずうっと向こうにだ」

    高木「そこからスタートすればいい」

    高木「電流接続までの距離は加速のスピードを計算に入れて割り出してある。風の抵抗ももちろん計算に入っているからね」

    小鳥「……はい……!」

    高木「落雷の時間まで正確にはあと7分と22秒ほどだ」

    高木「この時計のアラームを合図に、車をスタートさせればいい! 運転席においておくよ」

    ジーコジーコ
    コトン

    小鳥「分かりました!」

    800 = 614 :

     
    高木「……これで、すべて説明したからね」

    小鳥「…………」

    高木「…………」

    小鳥「ありがとうございます、社長。本当に長い間……」

    高木「……礼を言うのはこちらだ。ありがとう……」


    小鳥「…………っ……!」ダキッ

    高木「!」


    高木「……20年後にまた会おう!」ギュッ

    小鳥「…………待ってますよ、社長……!」ギュゥ


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