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    元スレ刹那「インフィニット・ストラトス?」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×4
    タグ : - 刹那 ×2+ - 野球 + - 次スレ→1301470474 + - インフィニット・ストラトス + - ガンダム + - グラハム + - シャル + - プリキュア + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    _))  / /   / / ,.<   l   |   ヽ      \ \    /
    彳 | | l  l |/  \ 、 ゝ l     V |    、\ \ /_
    | | | l  Vrf==ミ.ヽ\` \    l V  l   } /\/  \
    | | |  、 l リ  ィ心\ヽ\__,    l/   ' /∨  |
    | | |   トl  、__廴fソ ハ i  ̄   /  //=/ / /\
    ∧ | |ーゝ.\   ̄``      ∠. ィァ≦Zz.ノ ィ /  /\   
     ∧\\   `\          ,  ´心ハ} ´iア //  / //
    __∧ ヽヽ                {   弋_fソ_/ //  /ヽx/
       |∧ ∧∧             〉     ` ー=彡   /  / ∨
    ヘ || | |   ,_     ⌒ ∠ノ     , '    /  / /
    〈∧ヘ.| | |  {ニニ_ 、_          /   / ./  ' /
     V〉 ヽ |_|   ゝ  ` `ミ _ 、_    / _  ´_  ´ //
      =\ \\\   丶、    `ン`  / / /  .∠/

    2 :

    続きか?

    3 :

    4 = 1 :

    前→
    http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1298877202/237n-

    ~乙女座による前回のあらすじ~
    ・ELSとの対話を終えた少年は量子ワープで地球に帰還しようとするも、到着したのは一夏のいないIS世界であった。
     この状況……青天の霹靂、いや、千載一遇の機会と言うべきか。
    ・ELSとISを融合させることにより、世界初の男性操縦者として学園に迎えられる少年。女性だらけの学園へ、男子生徒として一人転入することとなる。
     つまりはワンマンアーミー……たった一人の男性なのだよ。どれほどやれるか、刮目させてもらおう、ガンダム。
    ・ISエクシア(仮称)でセシリアの歪みを断ち切った少年。
     その圧倒的な性能に、私は心奪われた!

    ・お姫様抱っこ関連で誤字があったようだ。
    前スレ>>206
    >支点を腰と背中に~
     正しくは背中と膝裏だ。これでは世界の鼻つまみ者だ……!

    ~乙女座によるこれからの方針~
    ・少年が異星人である以上、一夏は存在せず、結果的に箒と鈴音はヒロイン入りしないことになる。その上、ラウラの過去に無理が生じている。
     ISの作品だと言うのにメインヒロインに出番がないとは……このSS、存在自体が矛盾している!
    ・だが、IS学園が初対面の場であった人間……セシリア・シャル・ラウラに関してはそうはいかん。
     矛盾を孕んでも存在し続ける、それが生きることだ!
    ・セシリアを倒してしまった上、少年は一夏より優秀と来ている。メアリ・スーと言われても仕方がないな、これは。
     だが……メアリを越え、厨二を超越し、SSとなった! ご都合主義に耐性のない者は下がれ、ガンダムは私がやる!
    ・原作の展開をなぞる以上、ヒロイン達が少年に心を傾ける展開になり得る。
     NTRを嫌う諸君は撤退したまえ。信心深さが暴走すると、あらぬ悲劇を招く。
    ・少なくとも、ネオドイツのガンダムファイターとガンダムファイトするまでは進めたいものだな。
     男の誓いに、訂正はない。

    ※このSSに乙女座は出演しません

    5 :

    ロックオンの親戚かと思った

    6 = 1 :


     翌日。
     グラウンドに集合した1年1組は、五列隊形で並んでいた。
     ‘休め’の姿勢で待機している中、男子は刹那一人である。

    ≪……刹那、昨日の影響は?≫
    (ミッションの遂行に支障はない)
    ≪そうか。……何か困ったことがあればすぐに伝えてくれ≫
    (ああ)

     全員女子の中一人だけ男子と言う時点で疎外感は物凄そうなものだが、刹那自身、とんと気にした様子はない。
     これはこれと割り切っているのか、それともそう言う思考がないのか。

    「ではこれより、ISの基本的な飛行操縦を実践してもらう」

     隊列の前に出た千冬が、ざっとメンバーを見渡す。

    「セイエイ、オルコット。試しに飛んでみろ」
    「わかりましたわ」
    「了解した」

     それぞれ独特の返答と共に、セシリアの耳につけた青いイヤーカフスが、刹那の場合は体が淡く発光する。
     周囲一帯が光に包まれた瞬間には、もうISの装備を終えていた。
     刹那はIS装着の際に指を鳴らしてガンダムを呼んではどうかと考えていたらしいが、結局却下されたようだ。何よりである。

    7 = 2 :

    続いてくれるとは嬉しいぜ
    支援

    8 :

    ロックオンのことかと思ったら違ったので帰ります

    9 = 1 :

    ごめんなさいロックオンは出ません

    「よし。……飛べ!」

     無事成功したことを確認してから、千冬が声を張った。

    「はいっ!」
    「エクシア、飛翔する」

     両者同時に地面を蹴り、空高くへ舞い上がる。
     先んじたのは、セシリア。
     目標高度に達した時点で、刹那から二メートルほどの距離を開けていた。

    『セイエイ、遅いぞ。スペック上の出力はエクシアの方が上のはずだ。
     ……お前は‘特別’なものを持っている。その程度ではないだろう』
    「……すまない、俺のミスだ」

     通信機越しに聞こえる千冬の注意に対し、素直に謝罪する刹那。
     いかんせん、ISの操縦は感覚的だ。手馴れているセシリアに対し、刹那はやや不慣れな面が目立っている。
     もっとも、今回のセシリアはスターライトmkⅢを装備していないので、先の戦闘より機動力が向上していると言う点もあるだろうが。

    ≪MSとは操縦系統が根本からして違う。気負いすぎるな≫
    (……すまない、ティエリア)
    「自分の前方に角錐を展開するイメージ……教本にはそう書いてありますが、
     イメージは所詮イメージ。自分のやりやすい方法を模索する方が建設的でしてよ?」

     先を行っていたセシリアが、速度を落として刹那に並ぶ。
     その心遣いに、刹那は感謝せざるを得なかった。

    10 :

    凸の乗ってた赤い機体じゃないのか

    11 = 1 :


    「セシリア・オルコット……」
    「差し出がましいようですけれども……どうやら、あまり慣れていないように見えましたので」
    「ああ……否定はできない」
    「その……よろしければ、放課後に指導して差し上げますわよ?」
    「指導?」
    「その時は、二人きりで……」
    『セイエイ、オルコット。急降下と完全停止をやってみせろ』

     セシリアの言葉を遮って、千冬から通信が入る。
     表情を引き締めると、セシリアはブルー・ティアーズのスピードを上げた。

    「では、お先に」

     そのままの勢いでいくらか進むと、九十度に近しい角度で地面に降下。
     ギリギリまで待ってからスピードを落とし、激突を避け、着地する。

    ≪……上手いものだな。操縦技術に関しては、あちらが上と見ていい≫
    (ああ……例え希少価値があるとしても、パイロットとして実が伴わなければ意味がない。
     帰還の方法だけでなく、ISの操縦にも力を割く必要があるか)

     思考しながら、刹那はセシリアの後を追った。


    12 :

    インフィニットジャスティスにのって完膚なきまでにボコボコにされるのかと思ったらちがった

    14 = 1 :


    ごめんなさいインフィニットジャスティスも出ません

     日が沈み、放課後。

    「セイエイ君、クラス代表決定おめでと~!」

     寮のフロントを貸切り、刹那のクラス代表就任を祝うパーティーが催されていた。
     あくまで学生の身分である以上、質素さの目立つ部分はあるが、こう言った催しものは祝おうとする気持ちが大事なのである。

     しかし、クラス代表になどなってしまえば、色々と仕事を押し付けられるのは目に見えている。
     帰還を第一とする刹那からすれば、喜べない事態であった。

    (……失敗したか)
    ≪そうとは言い切れないぞ≫
    (ティエリア?)
    ≪IS操縦者としても優秀、クラス内でも人望が有る……
     そのような評価が下されれば、学園側もよりこちらを手放したくなくなるはずだ。
     この学園自体、時代に反して技術は格段に進歩している。
     IS自体も、宇宙空間での活動を想定したパワードスーツだ。
     となれば、学園も宇宙開発に関心を向けているだろう。
     学園内での地位が向上すれば、それだけ情報が手に入りやすくなる≫
    (自分自身を質にする、と?)
    ≪そう考えてもらって構わない。
     それに、僕だけでも作業自体は行える。
     能率は落ちるが、クアンタのシステムと学園のネットワーク……二つの面から同時に情報収集を行った方が効率はいい≫

     ティエリアの論を聞いて、刹那は納得した。
     ならば、この地球の座標特定はティエリアに任せ、自身は学園内での地位獲得とIS操縦の技量を高めることになる。

    15 = 1 :


     だとするならば、クラス代表と言う役職はおあつらえ向きであった。
     黙々と思考する刹那は、ふと閃いた光に目を細める。

    「はいは~い、新聞部で~す」

     聞くまでもなく名乗った少女に、刹那は大体のあたりをつけた。
     おおかた、唯一の男子がクラス代表になったことを祭り上げようと言うのだろう。
     刹那からすれば、なかなかに都合のいいことであった。

    「ああ、セシリアちゃんも一緒に、写真いいかな?」

     刹那の右隣に座っているセシリアへ、眼鏡の新聞部員――部長か何かだろう――が声をかける。
     提案に対し、セシリアは顔に喜色が浮かびそうになるのを堪えつつ問う。

    「え……二人で、ですの?」
    「注目の専用機持ちだからねえ。
     そうだ、握手とかしてるといいかもねえ」
    「そっ、そうですか……
     あの、撮った写真は当然いただけますわよね?」
    「そりゃもちろん。ささ、立って立って!」

     ジェスチャーで二人に指示する新聞部員に、刹那は従った。
     下手に抗う理由もない。校内新聞に掲載されれば名も上がろう言うものだ。

    16 :

    続き楽しみにしてた
    しえんしえん

    17 = 1 :

    「じゃ、握手してもらえるかな~?」

     セシリアへ向け、右手を差し出す刹那。ELSに指示して、感触は人間と同じにしてある。
     おずおずとその手を握り返すと、セシリアは小さく呟いた。

    「よろしくお願いしますわね、刹那さん」

     呼び方が変わったことには気づいたが、刹那はきっと見直してくれたのだろうと認識して、特別触れるようなことはしなかった。
     対話は、相手とわかりあう意思をもって初めて可能になる。
     態度が軟化したのは、きっとあの戦いをきっかけに対話を望むようになったからなのだろう、と刹那は推量した。

    「あ~ん、もうちょい笑顔で寄って寄ってぇ。
     はぁい、緊張しないでぇ。
     それじゃ、撮るよぉ?」

     指示をこなし、最もよいであろう構図を作った二人を、カメラのレンズが捉え、

    「はぁ~い」

     撮影した時には、何故かクラスメンバー殆どが写真に写っていた。

    「何故全員入ってますの!」
    「まあまあ」
    「セシリアだけ抜け駆けはないでしょ~」

     怒気を露にするセシリアと、それをなだめる女子生徒。
     この状況、どう対応したものか、と刹那は再び頭を悩ませた。


    18 :

    今更だけど、あらすじが秀逸すぎる

    19 = 1 :


     自室に戻った直後、ティエリアは刹那に相談をもちかけていた。

    ≪刹那≫
    (どうした?)
    ≪ダブルオークアンタを回収しに行く≫
    (ダブルオークアンタを?)

     何故、今クアンタを引っ張り出す必要があるのか。
     全長十八メートルの巨人を夜に持ち出しては、怪談になるか、見つかって厄介なことになるだけだ。
     そこでティエリアの出した回答は、刹那の予想に反したものだった。

    ≪ISを取り込んだことで、待機形態を利用することが可能になったはずだ≫

     確かに、ELSは融合した対象の外見・能力・技術をコピー、あるいは独自に発展させることが可能だ。
     自己進化・自己再生・自己増殖の三大理論を兼ね備えている、超科学生命体なのである。
     それがISを飲み込んだのだから、後は推して知るべし、だ。

    ≪それを用いて、刹那の体内にダブルオークアンタを収納する≫
    (……可能なのか?)

     確かに、ISの待機形態は物凄く小さい。全行二メートルはあろうかと言うブルー・ティアーズが、
     イヤーカフスに、つまるところ三センチ程度の大きさに縮められてしまうほどである。
     だが、MSを体に収めるなど、刹那からすればやや躊躇われる行動であった。

    20 = 1 :


     確かに、ISの待機形態は物凄く小さい。全行二メートルはあろうかと言うブルー・ティアーズが、
     イヤーカフスに、つまるところ三センチ程度の大きさに縮められてしまうほどである。
     だが、MSを体に収めるなど、刹那からすればやや躊躇われる行動であった。

    ≪そもそも、ELSに現代の物理は通用しないと考えていい。
     質量保存の法則を無視できる時点で、人間とはもはや次元が違う≫
    (…………)

     こればかりは、刹那も押し黙った。
     そう、ELSはトンデモSFの住人のようなものである。

    ≪行くぞ、刹那。目的地までは僕が案内しよう≫
    (……了解した)

     結局、刹那は首を縦に振るほかなかった。


    21 = 1 :



     翌朝。

    「もうすぐクラス対抗戦だね」
    「そうだ、二組のクラス代表が変更になったって聞いてる?」
    「ああ、何とかって転校生に代わったのよね」
    「転校生?」

     会話中に出てきたその単語に、刹那は興味を駆られた。
     自身の境遇は転校生である。
     可能性はごく僅かではあるが、自らと同じようにこの惑星へ飛ばされてきた人間かもしれない。

    「うん。中国から来た子だって」

     中国……刹那の時代観からすれば、人革連の連中である。
     元人革連の知り合いは、生憎アレルヤ・ハプティズムと同じ超兵であるソーマ・ピーリス程度だ。
     まあ、もし顔見知りでないにせよ、同じ状況の人間がいることがわかれば、それは大きな収穫ではある。

    「うん。中国から来た子だって」
    「ふん。私の存在を今更ながらに危ぶんでの転入かしら」

     セシリア一人にそれほどの影響力があるかどうかはともかくとして。

    「どんな子だろ。強いのかな……」
    「今のところ、専用機を持ってるのって一組と四組だけだから余裕だよ~」
    「その情報、古いよ!」

    23 = 1 :


    同じこと二回言わせちゃった……

     聞き慣れない声が、会話に介入してくる。
     音源の方向を見やれば、教室の入口に見えるのは小さな人影。

     長い栗色の髪はリボンで束ねられ、ツインテールの形をとっている。
     ぱっちり開いた目と、低い身長からは、成長を終えていない幼さを感じさせた。

    「2組もクラス代表が専用機持ちになったの。そう簡単には優勝できないから!」

     勝気な性格を反映した高い声が、教室に響く。
     彼女の態度に何かを感じ取ったのか、セシリアが口を開いた。

    「貴方が、噂の転入生なのかしら?」
    「そうよ! 中国代表候補生、凰 鈴音(ファン リンイン)!」

     代表候補生。この時点で、刹那と同じエトランゼである可能性は潰えた。
     まあ、それほど大きな期待を寄せていたわけではない。
     せんなきことだ、と刹那は思考を掃いて捨てた。

    「今日は宣戦布告に来たってわけ!」

     大々的な敵対宣言に、教室内がざわつく。
     潔いと言えば、潔い手法であった。

    「専用機があるからって、いつまでも舐めてると痛い目――――」

    24 = 1 :


     意気揚々と喋り続ける鈴音の言葉は、しかし、ごんっ、と鈍い音と共に中断された。
     頭頂部をこちらに向けている様はどことなくシュールだが、
     とにかく上方から衝撃を受けたのだろうことを端的に表現している。

    「いったぁい、何すんのっ……!」
    「もうSHRの時間だぞ」
    「ち、千冬さん……」

     颯爽と登場した千冬を目にして、鈴音は見るからに勢いを殺した。
     その表情から推察するに、ただ調子に乗っていたところに先生が来て気まずい思いをしているのではなく、
     千冬に対して何らかの苦手意識を抱いているらしい。

    「織斑先生と呼べ。さっさと戻れ、邪魔だ」

     しっしと鈴音をあしらうと、つかつかと教壇に向かっていく。

    「すっ、すいません……」

     しおらしくなった鈴音はどもりながら頭を下げると、
     きっと刹那たちの方を見やって、

    「あんまり油断してると、すぐ負けちゃうんだから!」

     最後にそう残して、鈴音はぱたぱたと廊下を走り去っていった。


    25 :

    僕ののほほんさんちゃんは出ますか

    26 :

    おお、続きが来たのか
    待っていた……待っていたぞ、ガンダム!

    27 = 1 :


    のほほんさんは一応喋ってます。でもキャラクターとしては出ないので、モブの一人みたいな扱いです。
    名前の無い女子生徒は大体アニメ通りのセリフを言っているので、もしかしたらわかるかもしれません。


     クラス対抗戦当日。
     刹那が所属する一組と相対するのは、鈴音のクラス、二組。

     カタパルトにて準備を終えた刹那は、真耶から敵機の説明を受けていた。

    「あちらのISは甲龍(シェンロン)。セイエイ君のエクシアと同じ、近接格闘型です」

     ブルー・ティアーズとは違い、今度は近距離での戦闘がメインになる。
     いかにして相手の裏をかくかは同じだが、今回競われるのは反応速度が主。
     その一点においては、ディスアドバンテージを負っているのは刹那である。
     機械の反応速度は、決して駆動系の性能とイコールではない。
     パイロットの神経と、それを伝達するスピードが要になる。
     となれば、ISにおいてはどの要素でも後塵を拝している刹那の荷が重いのは当然であった。

     だからと言って、むざむざやられるわけにもいかない。
     クラス対抗戦での勝利には、なかなかの名誉が付随する。
     帰還を優先する以上は、いくら気の進まぬ戦いと言えど、全力で挑む他ない。

    28 = 1 :


    「私のときとは勝手が違いましてよ。
     油断は禁物ですわ」

     念を押すセシリアに、刹那は頷いて返す。
     この日まで、セシリアからIS操縦の訓練を受けてきたのだ。
     彼女の期待を、一回戦敗退と言う最悪の結果で裏切るわけにはいかない。

    「それでは両者、規定の位置まで移動してください」

     アナウンスが流れ、刹那はエクシアを稼動させる。
     カタパルトの上に乗せられたエクシアが、空中へ打ち出された。

     もはや、慣れたものだ。
     セシリアとの特訓でゆうに百をこなした姿勢制御術を用い、刹那は中空で静止する。

    「今辞退すれば、痛い思いをしなくてすむわよ?」

     高度を引き上げた鈴音が、刹那と向き合った。

    「そうするつもりはない」
    「一応言っておくけど、絶対防御も完璧じゃないのよ。
     シールドを突破する攻撃力があれば、殺さない程度にいたぶることが可能なの」
    「それを望むと言うのか?」
    「……いや、やりたいわけじゃないけどさ」

     ならばいい、と言いたげに刹那が口を閉ざすと、
     タイミングを見計らったかのように女性の声が入る。

    「それでは両者、試合を開始してください」

    29 = 1 :


     鈴音が、背負った青龍刀――――双天牙月を右手に携えた。
     機体の全長ほどはあろうかと言う巨大な刃物は、直撃すれば大惨事になりかねない。

     応えるように、刹那はGNソードを展開。
     長大な刀身ならば、エクシアも持ち合わせている。

     二人同時に、互いに向け直進。
     クラス対抗戦の火蓋が、切って落とされた。





     互いに進行方向を同じくした両者は、空中で激突。
     一度の邂逅は、火花と金属音を生み出しただけだった。

    ≪刹那!≫
    (ああ……出力は敵機の方が上だ)

     エクシアの主眼は、高速接近戦闘、即ちヒットアンドアウェイを繰り返す戦法である。
     機動力の代わりに単純な腕力を犠牲にした結果、取っ組み合いにおいては、甲龍が上に来るのだろう。

     張り付かれれば、確実に敗北が訪れる。
     ここは、一撃離脱を繰り返すべきか。

    30 = 1 :


    「ふぅん、初撃を防ぐなんてやるじゃない。
     けど」

     そこで口を止めた鈴音は、空手だった左手を空に突き出す。
     一瞬の発光の後、そこには二本目の青龍刀が存在していた。

     内心刹那は舌打ちをこぼすと、自ら攻勢に出る。
     自由に泳がせていては、こちらの不利がより決定的なものになってしまう。

     体重をかけて押し付けられたGNソードを、鈴音は苦もなく、青龍刀の腹で防いでみせた。
     そのまま自らの膂力を頼りに刹那を押し返すと、もう一方の得物で刹那の横腹を狙う。

     それを見抜いていたのか、刹那もまたフリーであった左腕でGNブレイドを抜刀、
     不安定な姿勢ながらもつばぜり合いに持ち込み、即座にバックブースト。

     仕切りなおしとなったことを利用し、腰部のGNダガーを投擲する。
     自然、鈴音は両腕の双天牙月でダガーを弾いた。

     その隙に、刹那は鈴音の背後に回り込む。
     あの長物は、密着状態では活かせまい。

     作り出した好機、刹那はGNソードで一文字に斬撃を加える。
     鈴音のシールドが削れる音を耳にして、
     このまま押し切れれば、と刹那は次撃の準備に入り、

    31 = 1 :


    「こん、のっ!」

     鈴音の肘打ちをくらい、吹き飛ばされた。
     GNドライヴを頼りに逆転した天地を正し、意識をはっきりとさせる。

     不意打ちの肘鉄とGNソードでの奇襲攻撃ならば、火力で上回るのは刹那側だ。
     シールドエネルギーの削りあいでは、刹那が優勢であった。

     だが、この時点で、刹那はGNダガーと言う手札を切ったのである。
     鈴音が手の内を明かしているのに対し、この事実は無視できない劣勢と言えるだろう。

     だからこそ、このまま攻めきる必要がある。
     刹那が前方へ加速するのに同じく、鈴音は二本の青龍刀の柄を合わせた。

     その行動を訝しむ刹那だが、ともかく今は攻めの一手である。
     鈴音に向け、GNソードを突き出す。
     敵を調子付かせぬための速攻は、しかし、

     カウンターをもろに見舞われ、自らのシールドゲージを削る結果で終結した。 
     剣に添えていた左腕に、電流に似た感覚が走る。

    32 = 1 :


     ――――何が起きた。
     一度距離を離し、刹那は鈴音を捕捉する。
     鈴音の武器である双頭の青龍刀は、柄同士を連結させることにより、一本の薙刀と化していた。

     GNソードよりもリーチで勝るその武装ならば、敵の攻撃に合わせ反撃、
     後の先を取ることも容易であろう。

     ――――武器の形態変化。
     新兵器を持ち出すならまだしも、MS同士の戦闘では、まず起こりえないことである。

     ISの特性とMSの特性には、やはり大きな隔たりがあるのだ。
     その差異を把握出来ていない刹那がしっぺ返しをくらうのも、当然の帰結である。


     そんな刹那の焦燥など知ったことではないと、
     演舞でもしているかのように、鈴音はくるくると薙刀を手で弄び、

    「はあっ!」

     両の手で掴みなおすと、敵手の息の根を止めるべく、意趣返しとばかりに刺突を狙う。

    33 = 2 :

    ハムのスサノオも二本の刀合体させて薙刀のように使えるけどな

    34 = 1 :

    >>33
    見逃して

     その鋭鋒を迎えるだけの胆力を、刹那は持ち合わせていない。
     高度を引き上げ、半円を描くように鈴音の背中側へ退避。
     安全地帯へと抜けようとするも、薙刀を前に押し出した体勢のまま、鈴音は振り返る。
     返す刀で、横薙ぎの一撃。

     しかし、イノベイターである刹那の反射神経は、鈴音の予測を超えた。
     頭を刈り取ろうかと言うその刃にGNソードをかち当て、一瞬の拮抗を作り、再びスラスターを吹かす。
     鈴音の頭上を取った刹那は、そのまま重力の支持を受けて、鈴音へ襲い掛かった。

     単純に力負けするのなら、何らかの力を自力に加えればよい。
     そして、高度、即ち重力は、空中戦において最も重要視される要素である。

     刹那の影を追う鈴音は、しかし太陽光に目を焼かれ、ほんの僅かであれど反応を遅らせた。
     これこそが、刹那の立てた策。
     視界を潰し、更に高度差で有を占めることで、一息に押し切ろうと言うのである。

     刹那の予測は見事的中し、鈴音は破れかぶれで薙刀を振るう。
     自然、GNソードとぶつかり合うが、やはり優位に立っているのは刹那。
     その勢いのまま刹那は鈴音を押し出し、

    「落ちろ!」

     GNドライヴから得た推力で、踏みつけるかのごとく鈴音に蹴りを入れる。
     ISの重量、そしてGNドライヴの出力を余すところなく受けた鈴音はあえなく吹き飛ばされ、地面に叩きつけられた。

    35 = 26 :

    私は我慢弱く、落ち着きのない男だ

    36 = 1 :


     巻き起こる砂塵。鈴音の姿は確認できないが、しかし、競技終了のアナウンスは響かない。
     ならば、未だ健在なのだ。

     接近戦を前提とする機体には、敵弾幕を突破する機動力と、被弾をものともしない装甲が求められる。
     甲龍のコンセプトから推量するに、あの程度で破壊出来るほどやわではあるまい。
     何にせよ、油断は禁物である。


     その判断は、正解だった。
     閃光が溢れ、刹那の視界を埋め尽くす。

     ――――これは。
     今までの経験から、推測できる。
     これは、危険だ。
     警鐘を鳴らし続ける頭に喝を入れ、刹那は強引に体をひねる。

     目には見えないが。

     目には見えないが、確かに、何かが過ぎ去った。
     刹那が居た空間を引き裂き、進路上の全てを溶かそうとする光の渦が、天を貫いたのだ。
     下方向から放たれたであろう砲撃は、

    「今のはジャブだからね」

     やはり、甲龍の――――

    37 :

    スケルトニクスがすごい

    38 = 1 :


     あたりを着ける間もなく、刹那は熱に身を包まれた。
     第二射。
     あれほどの高火力ならば連発できるはずがないと言う刹那の当て推量を裏切り、
     時間を置いての攻撃で、鈴音は刹那の裏をかいたのである。

     鈴音と同じく地面に墜落した刹那は、片手を地に着けてどうにか立ち上がった。
     追撃の手を緩めるつもりはさらさらないのだろう、鈴音の様子を見る限り、どうやら第三射に移るようである。

     しかし、運動性においてはエクシアが勝っているのだ。
     鈴音の視線と自身の移動方向から着弾地点を見切り、不安定ながらも射撃をいなしていく。

    (……あれは)
    ≪……衝撃砲だ。空間自体に圧力をかけて砲弾を撃ち出したのだろう≫

     ティエリアの声は、やや覇気に欠けていた。
     ISへ負担がかかれば、その分パーツの一つであるターミナルユニットにも被害が及ぶ。

    ≪構造上、砲身も砲弾も視認は不可能だ。
     加えて、射格の制限も無いと見ていい。……文字通り、死角が無い≫

     ティエリアが口を動かす最中にも、透明の砲撃は鳴り止まない。
     無秩序な軌道で、刹那は回避に専念する。
     パターンを作らないよう意識はしているが、ラッキーパンチをもらう可能性がある。
     逃げてばかりでは、どうにもならない。

     何と言う窮地。何と言う逆境。
     だとしても。いや、だからこそ。

    39 = 1 :

    ≪……だが、逆転の芽はある≫

     ティエリアは諦めていない。勝つつもりなのだ。
     それは、

    (……ああ。
     ソレスタルビーイングに失敗は許されない……
     ミッションプランに変更がない以上、目標を駆逐するだけだ)

     刹那も、同様である。
     彼らは、ガンダムマイスターなのだ。
     絶望的な状況にあり、勝算がなくてもなお、希望を持って進まなければならない。
     自らの望む、未来のために。

    ≪いけるな、刹那? タイミングは譲渡する。
     最も効果的と思われる場面で使用しろ≫
    (ああ。同調を頼む)

     ティエリアと言葉を交わしながら、刹那は鈴音の行動を観察する。
     今は衝撃砲を用いて圧倒することで攻勢に出ているが、いくらなんでも無尽蔵に撃てるわけではあるまい。
     高火力・高性能であるほど、取り扱いは難しくなるものだ。
     いずれ、息切れする。
     それを、待つのだ。今は、ただ耐えねばならぬ雌伏の時。

     粒子で軌跡を描き出し、刹那は空を翔ける。
     エクシアは第三代のガンダム。
     事実上の永久機関であるGNドライヴにより、燃費やエネルギーの対効率は特筆すべきものがある。

     それに対し、鈴音の甲龍は専用機とは言えIS。
     限度と言うものは、少なからず存在する。

    40 = 1 :


     刹那は逃げ、鈴音は撃ち。
     そして。
     続いていた砲撃が、止んだ。
     鈴音の表情が、みるみるうちに曇っていく。
     
    「ティエリア!」
    ≪ああ! いけ、刹那!≫

     反撃の狼煙は上がった。
     今こそ、戦況を覆す時。

     赤い閃光が、アリーナを突き抜けた。




     刹那と鈴音を、巻き込んで。


     轟音、爆風、閃耀。
     IS同士の戦闘によるものではない余波が、立て続けに巻き起こる。

     鈴音の策かと思ったが、

    「何……!?」

     ただ驚いているその様子を見るに、そうではないようだ。
     モニターで自機のステータスを確認するが、異常は検知されていない。GNドライヴの暴走でもないらしい。

    41 = 1 :


    『システム破損! 何かがアリーナの遮断シールドを、貫通してきたみたいです!』

     管制室から聞こえるのは、焦っている真耶の声。
     ならば、これはハプニングなのか。
     誰もが予想せず、そして誰かが定めたわけではない、完全なまでの緊急事態。

    『試合中止! セイエイ、凰(ファン)、ただちに退避しろ!』

     千冬の言がきっかけとなってか、会場へ一気に動揺が生まれた。
     そこかしこから悲鳴が上がるものの、生徒を守るために張られたシェルターで、その波が途切れる。

    (ティエリア、何が起こっているかわかるか?)
    ≪いや……僕がわかる範囲では何も。
     だが、先の粒子ビーム……かなりの高出力だ!≫
    『聞こえた!? 試合は中止よ、すぐピットに戻って!』

     鈴音が通信が入ると同時、モニター右に赤枠の警告文がポップアップ。

     ――――ステージ中央に熱源
         所属不明のISと断定
         ロックされています

     それに重なるように、黄色い刺激色のウインドウ。

     ――――LOCKED

    42 = 2 :

    本当に戦闘描写がうまいな
    VIPのSS書きでこんだけ書ける人は少ないんじゃないだろうか

    43 = 1 :


    (所属不明のIS……?)
    ≪可能性はあるが……! 刹那、今は対応を優先しろ!
     その所属不明機にロックされている!≫
    (了解……!)

     ISに関しては最大級の規模を誇る施設、IS学園。
     その学園が所属不明と判断するということは、もしかすれば、MSかもしれない。

     しかし、こちらを敵対性として認識する以上、可能性は低いだろう、と刹那は判断した。
     他のISよりもMS寄りの外見をしているエクシアへ、問答無用で仕掛けてくるあたりからも明らかである。

    『聞こえてるの!? 早くピットへ!』

     その思考よりも、急かしてくる鈴音への返答が先か。

    「お前はどうする」
    『あたしが時間を稼ぐから、その間に逃げなさいよ!』
    「……危険だ」
    『って言ったって、ISに触ってからそう時間が経ってないんでしょ!?
     あたしの方が経験があるんだからしょうがないでしょ!』

     鈴音の言っていることは事実だ。
     確かに、IS操縦者として訓練を積んできた時間は、鈴音の方がはるかに長い。
     黙った刹那に、鈴音は続ける。

    『別にあたしも最後までやりあうつもりはないわよ。
     こんな異常事態、すぐに学園の先生がやってきて収拾――――』

    44 :

    劇場版見てないんだけど、ELSと一体化した刹那って外見一期の状態にでも戻ってるの?
    成長した状態で高校生と言い張るのは厳しくね?

    45 :

    デビチルかと思った

    46 = 26 :

    >>1
    エスエス=ホッシュ! 君の存在に心奪われた男だ!!

    47 = 1 :


    >>44
    二期せっさんなので身長は175cm、まあ高校にいないこともない、
    そして顔を見たグラハムも少年と言い切っていたので、まあ顔立ちも少年に見えないこともない、
    最悪、大人びている・老け顔と言う言い訳で乗り切れないこともない。

    ごめんなさい、各自で補正をお願いします


     鈴音が言い切るが速いか、刹那の感覚が明確な敵意を捉えた。 
     脳量子波による探知と、今まで戦士として過ごしてきたが故の勘が、刹那の体を突き動かす。

     GNドライヴを再稼動させ、装甲に覆われた鈴音の腕を引っつかむ。
     被弾面積を少なくするべく、セシリアへそうしたように支点を背中と膝裏へ移した。

    「ビーム兵器……!」
    ≪高出力だな……しかし、純正・擬似共にGN粒子の反応は検出されていない。
     旧世代のMSと言う場合もあるが……≫
    「……あ、ちょっ、ちょっとバカ、離しなさいよ!」

     呆気に取られた状態の鈴音が意識を覚醒させ、刹那をひっぺがすべく腕を伸ばす。
     顎を狙ったその一撃を紙一重でかわすと、刹那は要望通り鈴音を開放した。

    「動けるか?」
    「あ……う、うん」
    「立ち止まるな。狙い撃ちにされるぞ」

     それを言い含め、刹那は鈴音のそばから離脱。
     鈴音も承知しているのか、刹那から距離を取り、ターゲットを分散させる。

    48 = 1 :


     刹那らが二発目をやりすごすのに遅れて、敵機は姿を現した。

     巨大な腕と足に反して華奢な胴体と言う歪なフォルム、
     通常のISの二倍はあろうかと言うその体躯、
     無機質さを感じさせる、人の目のような穴。

     奇妙なその外見は、薄ら寒いイメージを抱かせる。
     外面だけならば、ファンタジー小説に出てくるようなゴーレムを彷彿とさせる見た目だ。

    (MSではない……)
    ≪ああ、MSにしては小さすぎる。ISと見るのが妥当だろう≫

     その事実に少なからず落胆したが、今すべきは彼奴への対処。
     刹那はスピーカーを機動させ、音声を所属不明機に届かせる。

    「こちらはIS学園所属、刹那・F・セイエイ。
     当方に交戦の意思はない。武器を収めろ」

     警告に、ゴーレムは応えなかった。

    「繰り返す。当方に交戦の意思はない。武器を収めろ」

     再度の警告にも、ゴーレムは応えなかった。

    49 :

    面白い
    続けてくれ、いやください

    50 = 1 :


     どう動いたものか、刹那が頭をひねると同時、真耶から通信が入る。

    『セイエイ君、凰さん! 今すぐアリーナから脱出してください!
     先生達が、ISで制圧に行きます!』
    ≪そうはいかない。ビームの出力を考えれば、あのシェルターでは危険だ≫

     ティエリアから全く喜べない報告を受けて、刹那は選択した。
     ――――戦わなければならない。
     自身が戦うことで、生徒を守れるのならば、戦う。
     破壊するためではない、守るための戦いだ。

    「……ここで逃げては、また不要な犠牲者が出る。
     敵機の狙いはこちらだ。ここで、奴の足を止める必要がある」
    『そっ……それは、そうですけど……
     でもいけません! セイエイ君!』
    『刹那さん!』
    「時間を稼ぐだけだ、問題は無い」

     通信機の向こうには、セシリアもいるのだろう。
     彼女の声が聞こえたが、刹那の決意が揺らぐことはない。
     ……しかし。
     確か、管制室はアリーナに直通の通路があったはずだ。
     ならば。

    「……セシリア、頼みがある」



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