元スレ紳士「お暇でしたら保健室の先生になってみませんか?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
951 :
うみねこ好きなんだな
952 = 772 :
崩壊する世界の中で、向かい合う
男「またいつか、絶対会おう!」
女「うん……うん……!」
分かっていた
それでも、会おうと、誓いたかった
女「きっと、きっといつか……」
男「ああ、きっといつか!」
俺達は、手を伸ばし
がしりと、つかみ合う
そしてすぐに、引き離された
離れ行く中で、叫ぶ
女「ずっと……!」
女「ずっと……ーーーーー!!!」
声はもう、聞き取れなかった
男「俺もだばか……!」
そうして、視界は、閉ざされる
954 = 772 :
朝目が覚める
男「ん……あ」
おきるとそこは、いつもの部屋
205号室だ
男「……そうか」
全ては終わっていた
だが、俺は生きている
俺はすぐさま走って、玄関扉を、がちゃりとひねった
男「ひらかない……」
紳士「さあ、なんででしょう」
男「……そりゃ、つまりそういうことだ」
紳士「……つれなくなってしまいました」
男「だってこの答えはもう貰ってるからな」
男「えーと、なら今日は……」
男(女)「こっちで行って、いいのかな」
955 = 772 :
彼の出したオマケ
それは、思い返すだけで分かってしまう
なぜなら最初から、言われていたから
>紳士「これは貴方がやめなければ、終わらない妄想の魔法」
問題の答えはつまり
男(女)「俺達はまだ死なない。か」
そもそも、彼は一度でも「制限時間」をだしたことはない
だから俺達はただ、魔法を続けることの宣言をすれば、良かった
男(女)「わるいことしちまったかな」
そのおかげで、紳士はいまだあの部屋にいるままだ
紳士「いえ。私の時間は、人の時間とは比べ物にもならない」
紳士「たまにはここで、貴方達が絶えるのをみるのも、いいでしょう」
男(女)「そうかい」
956 :
これが終わったら学校いくか
957 = 772 :
男(女)「なあ、いつまで生きれるんだ? 俺達は」
紳士「……さあ」
男(女)「ふむ」
俺と彼女は、もう会うことは出来ない
それでも、自分から死ぬわけには、いかなかった
俺は保健室へと向かった
男(女)「よっ」
眼鏡「あ、あれ、“俺”のほう、ですか……?」
男(女)「はは、正解」
金髪「昨日はびっくりしましたわ。帰ってきたと思ったら“本来の私”の方になってるんですもの」
男(女)「まあ、これからそっちの方が多くなるんじゃないかな」
黒髪「交互でもいいって言ってましたよ、彼女」
男(女)「いやいや、これは本来彼女の仕事だからな……」
男(女)「俺は俺自身を、がんばらなきゃいけない」
958 :
でも女に会えないのか
959 = 948 :
俺とメガネのエロエロな展開が・・・
960 :
目から汗が・・・
961 :
紳士とのいちゃラブないのか…
962 = 772 :
彼女と直接会うことは出来ないが、
しかしこうやって、誰かを介して、何かを介しては、伝える事は出来る
これこそ、この魔法の真価
今になったからできるわけじゃない
気づきさえすれば、最初からできたことだった
直接会う事が大変なだけで――彼女はいつも、近くにいる
栗毛「うう、でも、先生が来なくなるのはさびしいです」
男(女)「ちょくちょくはくるようにするよ」
ツインテ「楽しみに待っててあげますよ!」
男(女)「はいはい」
男(女)「さて……」
保健室の先生お仕事ノートを開く
すると、書き足しがあった
―― 一緒にがんばろうね!
男(女)「……、……おう」
俺はそのノートに、そう書き足したのであった
fin
963 = 934 :
久しぶりに完結まで読んだわ
おつおつ
965 :
>>1に、心より、賞賛を
970 = 964 :
ふぉ
971 :
おつ
972 = 964 :
ほ
974 = 964 :
ほ
976 = 781 :
乙
素晴らしいSSだった
977 :
乙でした
やっぱり駆け足っぽくなっちゃうなww
979 :
>>1乙
最高の時間をありがとう!
980 :
乙
こんなにおもしろいSSは久しぶりだった
982 = 948 :
>>1
乙ゥゥゥゥカレェェサマァアアアアア!
983 :
乙
素晴らしいSSだった
984 :
>>1
乙
本当に良かった
小説化できるクオリティだった
985 = 918 :
逆を読んでみたいな
986 :
乙
久々に面白かった
987 = 934 :
女(男)は何をしてたんだろうな
989 = 948 :
涙がとまらねぇよ
990 :
乙!
なんとなく、だかぬし思い出した
991 :
>>1
お疲れ様
992 :
バイの紳士と男で
993 :
何この名作?オイ>>1よ、自己出版してくれないか。買ってやるから
994 = 772 :
お疲れ様でしためちゃくちゃながかったです
たぶん最長です
付き合ってくださった皆様がた本当にありがとうございました
保守してくださったかたにも、心より感謝を
見返すと誤字脱字が多く修正したいなとかすげーおもいます
あと一応最後にちょっとだけ宣伝をさせてください
現在フリーでエロゲ「玉響ノ花」を作ってますので、もしよければ完成し次第、プレイなんぞしてあげてくださいまし
それではそれでは、失礼いたします
皆さんお疲れ様でした!
>>990
わたしです
995 :
>>1
おつおつ
小説化したら買う
997 = 945 :
乙
面白かった
998 = 934 :
>>1000なら男と女はまた会える
みんなの評価 : ★★
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