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    元スレ貴音「おなべの美味しい季節となってまいりました」

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    1 :

    貴音「貴方もそうは思いませんか、如月千早?」

    千早「…えぇ…そうね。少し気が早い気もするけど…」

    千早「……というか、それよりも」

    貴音「はて、何でしょう」

    千早「……どうして、私の部屋にいるのかしら」

    貴音「……」

    千早「……」

    3 = 1 :

    千早「…いや、そもそも、どうやってこの部屋に?鍵は確かにかけておいたはずだけれど」

    貴音「ふふ…それは我が国の開錠技術をもってすればこの程度…」

    千早「開錠?!しっ、四条さん、あなた…いえ、あなたの国って一体…!」

    4 = 1 :

    貴音「まぁまぁ…そのように細かい事を気にしているようでは、器の大きな人間にはなれませんよ」

    千早「な、何故私が諭されているのかわからないけれど…」

    千早「…はぁ。もういいわ。それで?一体ここに何の用」

    貴音「おなべです」

    千早「………」

    千早「は?」

    5 :

    続けたまへ

    7 = 1 :

    貴音「ですから、先程申し上げたでしょう。おなべの美味しい季節になってまいりましたね、と」

    千早「いや、それはそうだけれど…」

    貴音「そこで、ここまでこうして、わざわざおなべを食べにきたという運びです」

    千早「…そんなの、自分の家でやれば…」

    貴音「私の家には、おなべをする為の環境が整っておりませんので…」

    8 = 1 :

    千早「鍋の一つや二つぐらいすぐに買えるでしょう…」

    貴音「それに、おなべは人が多ければ多いほど美味しいと聞きます」

    千早「……それは…そうかもしれないわね。……私には…あまりその経験が無いけれど」

    貴音「であればなおのこと!さぁさぁ、おなべを始めると致しましょう…!」

    千早「わ、わかったからちょっと落ち着いてください…!」

    10 :

    楽しそうじゃないか

    11 = 1 :

    千早「……ふぅ、それで…何鍋にします?」

    貴音「?」

    千早「…?」

    貴音「!」ピーン

    貴音「…では、楽しいおなべにいたしましょう…!」

    千早「い、いや、そういうことじゃなくて…」

    12 = 1 :

    貴音「?はて。では、どういう?」

    千早「だから、鍋と一口に言っても色々あるでしょう?モツとか、水炊とか、豆乳とか…」

    貴音「? ? ?」

    千早「……本当に何も知らないのね……」

    13 = 5 :

    ちはたかいいね

    14 = 1 :

    千早「それじゃあ……無難にキムチにしましょうか」

    貴音「お任せします」

    千早「そうと決まればとりあえず鍋とホットプレートを…あっ、そうだわ、材料を買いに行かないと」

    貴音「それならば私にお任せください…!」

    千早「えっ?お任せください、って一体どうする…」

    貴音「そんなこともあろうかと、私、材料を持ってきております…!」

    15 :

    ぺこぺこ貴音ちゃん支援

    16 = 1 :

    千早「そ、そう」

    千早(そんなこともあろうかって…そもそも自分で言い出したことなんじゃ)

    千早「…でも、それなら話は早いですね。何を持ってきたんですか?」

    貴音「これですっ…!」

    しじょーん!

    17 = 1 :

    千早「……」

    貴音「……」どやぁ

    千早「…ラーメン、ですか」

    貴音「えぇ…まごうことなく」

    千早「それじゃ、買い出しに行きましょうか」

    貴音「っ!?」ガーン

    18 = 1 :

    千早「もう夜はすっかり肌寒くなってきたわね…」

    貴音「そうですね…アイドルとして、体調管理にも気を遣わなければ」

    千早「えぇ、本当に」

    貴音「……千早は、よく料理をするのですか?」

    19 = 1 :

    千早「いいえ、全然。ほとんど、買ってくることが多いわ。……最近、春香に教えてもらって少しはやるようにしてるんですけど」

    貴音「そうでしたか」

    千早「そういう四条さんは?」

    貴音「私は食べる方専門ですので…」

    千早「くすっ、何ですか、それ」

    21 = 1 :

    貴音「……」

    貴音「ここがすぅぱぁ…」

    千早「えぇ」

    千早(スーパーもあまり来たことが無いのかしら…?)

    千早「…さて、それじゃあまず、鍋の素を…」

    貴音「…ほう…これを入れて、おなべにするのですね」

    千早「えぇ…ちゃんと出汁を一から作る場合もあるけれど…ちょっと手間ですから」

    貴音「なるほど…おや?」

    22 = 1 :

    千早「どうかしました?」

    貴音「あそこのご婦人が何やら店の商品を頂いているようですが…」

    千早「店の…?あぁ、試食ですか。ウィンナーね」

    貴音「ししょく…」

    千早「さてそれじゃあまずは…」

    貴音「……」じーっ

    千早「…?」

    貴音「……」チラッ

    千早「……」くすっ

    23 = 1 :

    千早「…どうぞ、行ってきてください」

    貴音「…!私も、もらって良いのですか…?」

    千早「えぇ。試食ですから」

    貴音「では、お言葉に甘えて行って参ります…!」しじょっ!

    千早「行ってらっしゃい」

    千早(…本当に、何も知らないのね…。子供みたい)

    千早(ちょっと可愛い…かも)

    24 = 1 :




    貴音「ほぉまはへぇひまひた」

    千早「…貰いすぎです」

    25 = 1 :

    千早「キムチだったらどんな具材がいいかしら。やっぱり、ニラとかバラ肉とか…」

    貴音「ちはや!ちはや!」

    千早「はぁい?」

    貴音「これ…これは是非入れましょう…!」

    千早「?どれどれ…って、これ、餃子?」

    貴音「らぁめんにとてもよく合うのです」ふんす!

    26 :

    ちはたかイイヨー

    28 :

    ちひゃーって貴音に敬語なの?

    29 :

    支援
    朝読み返すわ

    30 = 1 :

    千早「鍋に餃子って…美味しいのかしら。あんまり聞いたことは無いけれど」

    貴音「是非!是非…!」

    千早「……でも、やっぱり、鍋に餃子だなんて……」

    貴音「……」うるうる

    千早「……//」

    千早「ま、まぁ、挑戦してみるのも…悪くないかもしれないわね」

    貴音「…!ちはや…」パァァ

    32 = 1 :

    千早「大体こんなものかしら……あ、そうだ。もやしも買わないと」

    千早「えーっともやしもやし……あ、あったわ」

    がしっ

    千早「あっ、ごめんなさ」

    やよい「……」

    千早「……」

    33 :

    鍋に餃子は有りだ

    35 = 1 :

    千早「高槻さんも来てたのね」

    やよい「はい!ちょっと量が足りてなかったかなーって!」

    千早「そう。こんな時間にお使いなんて偉いわね」よしよし

    やよい「えへへ…今日はちょっと奮発して、お鍋をやるつもりなんですよ!」

    36 :

    すき焼きは鍋か否か

    37 = 27 :

    ゃょぃ支援

    38 = 1 :

    千早「あら、そうなの?実は私も今日、四条さんとお鍋をするの」

    やよい「そうなんですかー!楽しそう!良いなぁ~…」

    千早「それなら、高槻さんも一緒にどうかしら?私は全然構わないけれど」

    39 :

    千早の姉属性が発揮されまくりだな
    このちはたかは良いちはたか

    40 = 27 :

    ゃょゃょ支援

    41 = 1 :

    やよい「うぅ~…でも、お家で長介たちが待ってるから…ごめんなさい」

    千早「そう…こちらこそごめんなさい。変に誘ったりして」

    やよい「いいんです!それじゃあ私、そろそろ帰りますね!」

    千早「えぇ。また今度、みんなでやりましょうね」

    42 = 27 :

    ゃょぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ

    43 = 1 :

    やよい「うっうー!はい!楽しみにしてますー!」

    千早「…ちなみに、高槻さんのところは何鍋をするの?」

    やよい「もやし鍋ですよー!」

    千早「?」

    やよい「?」

    44 = 27 :

    ゃょぃぃぃゎぁ

    45 = 1 :

    未熟な自分には忍法帳がかなりもどかしい。

    昼過ぎにでも続き書きたいんでよかったら置いといてください。寝ます。

    47 :

    いいよ、すごくいい

    48 = 27 :


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