元スレ貴音「おなべの美味しい季節となってまいりました」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
1 :
貴音「貴方もそうは思いませんか、如月千早?」
千早「…えぇ…そうね。少し気が早い気もするけど…」
千早「……というか、それよりも」
貴音「はて、何でしょう」
千早「……どうして、私の部屋にいるのかしら」
貴音「……」
千早「……」
3 = 1 :
千早「…いや、そもそも、どうやってこの部屋に?鍵は確かにかけておいたはずだけれど」
貴音「ふふ…それは我が国の開錠技術をもってすればこの程度…」
千早「開錠?!しっ、四条さん、あなた…いえ、あなたの国って一体…!」
4 = 1 :
貴音「まぁまぁ…そのように細かい事を気にしているようでは、器の大きな人間にはなれませんよ」
千早「な、何故私が諭されているのかわからないけれど…」
千早「…はぁ。もういいわ。それで?一体ここに何の用」
貴音「おなべです」
千早「………」
千早「は?」
5 :
続けたまへ
7 = 1 :
貴音「ですから、先程申し上げたでしょう。おなべの美味しい季節になってまいりましたね、と」
千早「いや、それはそうだけれど…」
貴音「そこで、ここまでこうして、わざわざおなべを食べにきたという運びです」
千早「…そんなの、自分の家でやれば…」
貴音「私の家には、おなべをする為の環境が整っておりませんので…」
8 = 1 :
千早「鍋の一つや二つぐらいすぐに買えるでしょう…」
貴音「それに、おなべは人が多ければ多いほど美味しいと聞きます」
千早「……それは…そうかもしれないわね。……私には…あまりその経験が無いけれど」
貴音「であればなおのこと!さぁさぁ、おなべを始めると致しましょう…!」
千早「わ、わかったからちょっと落ち着いてください…!」
10 :
楽しそうじゃないか
11 = 1 :
千早「……ふぅ、それで…何鍋にします?」
貴音「?」
千早「…?」
貴音「!」ピーン
貴音「…では、楽しいおなべにいたしましょう…!」
千早「い、いや、そういうことじゃなくて…」
12 = 1 :
貴音「?はて。では、どういう?」
千早「だから、鍋と一口に言っても色々あるでしょう?モツとか、水炊とか、豆乳とか…」
貴音「? ? ?」
千早「……本当に何も知らないのね……」
13 = 5 :
ちはたかいいね
14 = 1 :
千早「それじゃあ……無難にキムチにしましょうか」
貴音「お任せします」
千早「そうと決まればとりあえず鍋とホットプレートを…あっ、そうだわ、材料を買いに行かないと」
貴音「それならば私にお任せください…!」
千早「えっ?お任せください、って一体どうする…」
貴音「そんなこともあろうかと、私、材料を持ってきております…!」
15 :
ぺこぺこ貴音ちゃん支援
16 = 1 :
千早「そ、そう」
千早(そんなこともあろうかって…そもそも自分で言い出したことなんじゃ)
千早「…でも、それなら話は早いですね。何を持ってきたんですか?」
貴音「これですっ…!」
しじょーん!
17 = 1 :
千早「……」
貴音「……」どやぁ
千早「…ラーメン、ですか」
貴音「えぇ…まごうことなく」
千早「それじゃ、買い出しに行きましょうか」
貴音「っ!?」ガーン
18 = 1 :
千早「もう夜はすっかり肌寒くなってきたわね…」
貴音「そうですね…アイドルとして、体調管理にも気を遣わなければ」
千早「えぇ、本当に」
貴音「……千早は、よく料理をするのですか?」
19 = 1 :
千早「いいえ、全然。ほとんど、買ってくることが多いわ。……最近、春香に教えてもらって少しはやるようにしてるんですけど」
貴音「そうでしたか」
千早「そういう四条さんは?」
貴音「私は食べる方専門ですので…」
千早「くすっ、何ですか、それ」
21 = 1 :
貴音「……」
貴音「ここがすぅぱぁ…」
千早「えぇ」
千早(スーパーもあまり来たことが無いのかしら…?)
千早「…さて、それじゃあまず、鍋の素を…」
貴音「…ほう…これを入れて、おなべにするのですね」
千早「えぇ…ちゃんと出汁を一から作る場合もあるけれど…ちょっと手間ですから」
貴音「なるほど…おや?」
22 = 1 :
千早「どうかしました?」
貴音「あそこのご婦人が何やら店の商品を頂いているようですが…」
千早「店の…?あぁ、試食ですか。ウィンナーね」
貴音「ししょく…」
千早「さてそれじゃあまずは…」
貴音「……」じーっ
千早「…?」
貴音「……」チラッ
千早「……」くすっ
23 = 1 :
千早「…どうぞ、行ってきてください」
貴音「…!私も、もらって良いのですか…?」
千早「えぇ。試食ですから」
貴音「では、お言葉に甘えて行って参ります…!」しじょっ!
千早「行ってらっしゃい」
千早(…本当に、何も知らないのね…。子供みたい)
千早(ちょっと可愛い…かも)
24 = 1 :
貴音「ほぉまはへぇひまひた」
千早「…貰いすぎです」
25 = 1 :
千早「キムチだったらどんな具材がいいかしら。やっぱり、ニラとかバラ肉とか…」
貴音「ちはや!ちはや!」
千早「はぁい?」
貴音「これ…これは是非入れましょう…!」
千早「?どれどれ…って、これ、餃子?」
貴音「らぁめんにとてもよく合うのです」ふんす!
26 :
ちはたかイイヨー
28 :
ちひゃーって貴音に敬語なの?
29 :
支援
朝読み返すわ
30 = 1 :
千早「鍋に餃子って…美味しいのかしら。あんまり聞いたことは無いけれど」
貴音「是非!是非…!」
千早「……でも、やっぱり、鍋に餃子だなんて……」
貴音「……」うるうる
千早「……//」
千早「ま、まぁ、挑戦してみるのも…悪くないかもしれないわね」
貴音「…!ちはや…」パァァ
32 = 1 :
千早「大体こんなものかしら……あ、そうだ。もやしも買わないと」
千早「えーっともやしもやし……あ、あったわ」
がしっ
千早「あっ、ごめんなさ」
やよい「……」
千早「……」
33 :
鍋に餃子は有りだ
35 = 1 :
千早「高槻さんも来てたのね」
やよい「はい!ちょっと量が足りてなかったかなーって!」
千早「そう。こんな時間にお使いなんて偉いわね」よしよし
やよい「えへへ…今日はちょっと奮発して、お鍋をやるつもりなんですよ!」
36 :
すき焼きは鍋か否か
37 = 27 :
ゃょぃ支援
38 = 1 :
千早「あら、そうなの?実は私も今日、四条さんとお鍋をするの」
やよい「そうなんですかー!楽しそう!良いなぁ~…」
千早「それなら、高槻さんも一緒にどうかしら?私は全然構わないけれど」
39 :
千早の姉属性が発揮されまくりだな
このちはたかは良いちはたか
40 = 27 :
ゃょゃょ支援
41 = 1 :
やよい「うぅ~…でも、お家で長介たちが待ってるから…ごめんなさい」
千早「そう…こちらこそごめんなさい。変に誘ったりして」
やよい「いいんです!それじゃあ私、そろそろ帰りますね!」
千早「えぇ。また今度、みんなでやりましょうね」
42 = 27 :
ゃょぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ
43 = 1 :
やよい「うっうー!はい!楽しみにしてますー!」
千早「…ちなみに、高槻さんのところは何鍋をするの?」
やよい「もやし鍋ですよー!」
千早「?」
やよい「?」
44 = 27 :
ゃょぃぃぃゎぁ
45 = 1 :
未熟な自分には忍法帳がかなりもどかしい。
昼過ぎにでも続き書きたいんでよかったら置いといてください。寝ます。
47 :
いいよ、すごくいい
48 = 27 :
ほ
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