元スレ紳士「お暇でしたら保健室の先生になってみませんか?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
102 = 1 :
放課後
金髪「どうも」
男(女)「待ってたよ、こちらへどーぞ」
金髪「……はい」
ブロンドの髪をひらりとたなびかせて、少女は座る
男(女)「綺麗な髪だね」
金髪「自慢の髪ですわ」
男(女)「自慢できるだけある。私のとは比べ物にならないもの」
金髪「貴方のも、そう卑下するものではないですわ」
男(女)「そうかな」
金髪「ええ」
男(女)「それは嬉しいな。……それで、今日はどうしたのかな」
金髪「……はい」
103 = 1 :
金髪「単刀直入に、申し上げます」
男(女)「どうぞ」
金髪「……女性が……、その。女性に恋をするのは、おかしいでしょうか」
男(女)「女性が、女性に?」
金髪「……はい」
男(女)「なるほど、ね」
男(女)(ああ……)
いつかは来るかもしれない、と思っていた
女子校であれば、起こってもおかしくないとは思っていた
男(女)(同性愛の是非、か)
分かっていても、これは……むずかしい
105 = 1 :
金髪「女子校だから、でしょうか」
金髪「私は男というものを知らないからでしょうか」
金髪「私は……、おかしいのでしょうか」
男(女)「……ふむ」
自身が経験していないからこそ、どう答えるべきかしばし悩む
男(女)「いや」
だから、俺自身思っている事を言った
男(女)「おかしい、なんてことはない」
先生として、こう答えるのはもしかしたら、間違っているかもしれないのだが
男(女)「好きならそれでいいと、私は思う」
男(女)「だけど、その相手がどう思うかは、私には分からないな」
106 = 1 :
紳士「どうしました、元気がないようですが」
男(女)「学校でな」
あの後、少女と二言三言の他愛無い会話を交わし、彼女は頷いて去っていった
男(女)「同性愛について、生徒に聞かれたんだよ」
紳士「愛があればどんな障壁も乗り越えられましょう」
男(女)「そうは言うが、現実は厳しい」
男(女)「高校生にそれでいいと言ってしまうのは、相談を受けた大人として、どうかな、と」
紳士「ふふ、先生として、悩んでおられますな」
男(女)「そりゃあ、今は先生だからな」
紳士「そうでした。くっくく」
男(女)「何がおかしい」
紳士「いえ。あれほど嫌がっていたのに、今では先生なのだな、と」
男(女)「ふん」
108 = 1 :
紳士「まあ。そうですね、そういったものは経験で覚えていくものでしょう」
男(女)「そんなもんかね」
紳士「そんなものです」
紳士「ということで、私と」
男(女)「なんでそうなる。っていうか前々から思ってたけど、お前そっちの気あるのか」
紳士「いえ、両刀というだけです」
男(女)「あるんじゃねーか」
紳士「専門じゃないですよ」
男(女)「はあ……」
男(女)「結局、どうしたもんかなあ」
紳士「ふふ、貴方は立派に先生へとなっていっていますね」
紳士「……本筋から逸れていくことにも、気がつかず」
男(女)「え?」
紳士「いえ、なにも。……さあ、夜も深い。終身の時間ですよ」
109 :
ほ
110 = 1 :
眼鏡「先生、どうしたんですか?」
男(女)「あーいや。色々保健室の先生は大変だなーって」
男(女)「で、今日は本物の体調不良か」
眼鏡「あはは……、はい」
男(女)「君一人だけだと、最初を思い出すな――ん?」
金髪「失礼します。体調不良、ですわ」
男(女)「ん、了解。じゃあまず熱を測ってみようか」
昨日の事はデリケートだ
向こうから触れてこない限りは持ち出さないようにと思って、俺はそう受け答えた
金髪「ええ」
眼鏡「あ……」
金髪「おや……?」
金髪「どこかで見た顔と思えば、中等次代の同級生ではありませんか」
男(女)「ん、なんだ、知り合い?」
111 = 1 :
眼鏡「ど、どうも……」
金髪「どうも。あまり喋らなかったから、覚えて無いかもしれませんわね」
眼鏡「お、覚えてます」
金髪「あら、嬉しい。……ん? でも同い年なのにこの学校では見かけなかったような」
眼鏡「私あの、一年遅れて……」
金髪「ああ、なるほど。ふふ、大変でしたのね」
眼鏡「は、はい」
ピピッ
金髪「37度1分……ふむ」
男(女)「少し熱があるな。堰と鼻はでるか? それと頭痛」
金髪「いえ、そういった症状は」
男(女)「ふむ。なら少し横になっていくといい」
金髪「そうさせていただきます」
112 = 1 :
眼鏡「すごい、大人っぽい人」
男(女)「ああ、そうだな」
くすっと、彼女がはいったベッドのほうから、笑い声が聞こえた
男(女)「喋ってたら邪魔になっちゃうな」
眼鏡「あ、あの、私も横になってもいいですか……?」
男(女)「ああ、どうぞ」
眼鏡「あ。ありがとうございます」
彼女も横になると、保健室にはとても静かな空気が流れた
二つの寝息が、ベッドを囲うカーテンを越えて聞こえるようだった
男(女)「んーむ」
仕事に戻ろうかとおもったが、なんとなくうとうととする昼下がり
俺は勉強も仕事も少し後にして、手近にあった「保健室の先生お仕事ノート」を、手に取った
113 = 1 :
ノートは何度も見返した
まるでメモのように書かれた中身は、見慣れたものだ
男(女)「ん……?」
ふとそれに気づいたのは、パラパラと文章を読まずにみていたからか
最後のページを開いた、裏表紙
少し厚い紙に、くぼみがあるような気がした
男(女)「なんだろう」
俺はエンピツをとって、そこに色をつけてみる
案の定、くぼみの周りにのみ色がついて、浮き出るものがあった
男(女)「“先生あのね。を目指すために”……?」
男(女)(なんのこっちゃ)
新しい発見だったが、俺には良くわからなかった
114 = 1 :
栗毛「あ、あの、先生……っ」
ぼーとノートを見上げていたからか、訪問者に一瞬気がつかなかった
男(女)「お、おお、いらっしゃい」
可愛らしい栗毛の少女である
男(女)「体調不良?」
栗毛「いえ、その……、相談に」
男(女)「ん、了解」
保健室を利用する人数は、俺が始めてから数えて、大体一日平均二十人
そのうちの二割程度が、相談事だ
昨日のように難しい相談をする子もいれば、お話を聞いてほしいだけの子もいる
さてこの子には、どんな悩みがあるのだろうか
115 :
スレタイで保健室の死神思い出した
116 = 1 :
栗毛「秘密にしてくれますか……?」
男(女)「もちろん」
栗毛「そ、その。信じてもらえないかもしれませんが……」
男(女)「うん」
大抵こうして始まるのは、お化けがみえるだとか、霊を感じるだとか
そんなお話
栗毛「私……、いえ、僕は……、男、なんです……」
男(女)「うんうん、そうかあ……そ……へ?」
男(女)「ご、ごめん、もう一度」
栗毛「男、なんです」
男(女)「ここ、女子校だよね」
栗毛「……はい。だから、誰にも相談できなくて……」
これはまた、とんでもないのがいらっしゃった……
117 = 1 :
男(女)「そ、それ、本当……?」
栗毛「……はい」
顔からは、言われて見れば男かもしれない、と思う程度にしか分からない
ほとんど女性である
男(女)「し、失礼して」
胸を軽く触ってみる
栗毛「わ、んっ……」
男(女)「あ、あるじゃないか」
栗毛「これ、ぱっとです……」
と言って、栗毛の少女――少年は、パッドを取り出して見せた
そしてもう一度触らせられた
男(女)「……ない、っすねえ」
栗毛「はい……」
男(女)「な、なんでこんなことに」
118 = 109 :
ふぅ
119 = 1 :
栗毛「その、家の事情なのですが……」
栗毛「どうにも私の両親、というかお家が女性をほしかったらしくて」
栗毛「男として生まれた私は、このように……」
男(女)「戸籍どうなってんの」
栗毛「男です」
男(女)「学校に、入れなくない……?」
栗毛「ここの理事長と両親が知り合いでして……、私立ですし」
男(女)「ああ、そういう……」
絶句モノである。まさかこの女の園に、男が紛れ込んでるとは
男(女)(いや、俺も言えたもんじゃないな……)
そう思うと、妙に親近感が沸いてきた
120 :
あるある
121 = 1 :
栗毛「もう、隠すのも大変で……、誰かに相談しないとやっていけそうも無くて……」
男(女)「あ、ああ、そうだよな。まあそうなるよね、普通」
栗毛「もういっそ、だれかにばらして……、終わるなら終わるで、それもいいかな、とか」
女装したままもぐりこまされて、誰にも相談できないというのは想像を絶する辛さだったろう
男(女)「い、いや、さすがにそうなると大変だろう、家の問題なんだろ?」
栗毛「はい……、でも、もう、体も……」
確かに、高校生となれば男女の違いははっきりと別れてくる
どうがんばって隠しても、隠し切れない部分もでてくる
栗毛「もう……」
味方が、ほしかったのだろう
男(女)「わ、わかった。私は君の味方だ。絶対にばらさない」
栗毛「ほ、本当、ですか!?」
男(女)「ああ、絶対だ」
彼女(彼)のはりつめた表情は、すこし、ほっとした表情へと変わった
122 :
がんばれよ
123 :
エロゲみたい
124 = 1 :
男(女)「何を隠そう、実は俺も男だからな」
栗毛「ふえ? あ、た、確かに喋り方は男らしいですが……」
男(女)「あ、えーと、そうか、言っても分からんか……」
栗毛「き、気を使ってくださらなくても、大丈夫ですよ」
栗毛「学校に僕の事を知っている人がいると思えるだけで、とても楽になります」
男(女)「うん。いつでも来い。俺も男として相談にのってやる」
栗毛「あはは、それっぽいです」
男(女)「おう」
三時間目終了の、チャイムがなった
栗毛「あ、そうだ。授業でてなかったんだった」
男(女)「サボるのはあんまり良くない。ほら、解決したならさっさと戻れ」
栗毛「は、はい、ありがとうございましたっ」
男(女)「おう」
125 = 1 :
昼休み
黒髪「あの子、います?」
男(女)「いるよ。寝てる」
黒髪「そうですか。ならいいんですけど、手出したりしてませんよね」
男(女)「は? いやいや、するわけないだろう」
黒髪「とかいって、この前は膝枕してたじゃないですか」
黒髪「ちょっと警戒してるんですからね」
男(女)「そ、そういわれてもなあ……」
男(女)「ああ、ところで元気娘はどうした」
黒髪「今日の昼休みは、部活の集会なんだそうです」
男(女)「なるほど、部活やってるのね」
126 = 1 :
金髪「貴方、こちらで寝ている方が好きなのですか?」
黒髪「ふ、ふえ!?」
男(女)「あ、おはよう」
金髪「おはようございます。ごめんなさい、少し話が聞こえたもので」
黒髪「い、いや、好きとか、そんなんじゃなくて、と、友達としてはもちろん好きだけど……」
金髪「友達ではない好きもある、と?」
黒髪「へ!? ち、ちょっと何言ってるのよ貴方」
金髪「気に障ったなら謝りますわ。ですが、少々気になりましたので」
黒髪「む、謝られるとなんとも言えないけど……、気になるって?」
金髪「いえ、女性が女性を好きになるのは、どうなのかな、と」
127 :
養教の勉強をしている俺には実にタイムリーなスレ
男だけどな
129 = 1 :
黒髪「……いけないわ」
金髪「なぜそう思われます?」
黒髪「相手も困るし、周りも困るし、良い事なんて、何も無いもの」
金髪「……でもそこに愛があれば」
黒髪「そんなの妄想。愛は流動。固定じゃないわ、普通でも大変なのに、そんな歪な愛はどこかで綻ぶ」
金髪「なるほど、納得ですわ」
男(女)「えーと……」
なんとなく、立つ瀬が無い
金髪「いえ、どの意見も一つの内。考えるのは、自分ですから」
男(女)(何も言って無いのに見抜かれた……!?)
130 = 1 :
栗毛「先生ー、来ちゃいましたっ」
男(女)「お、よ、よう」
栗毛「あれ、同じクラスの……」
金髪「あ、あら、どうも、ごきげんよう」
栗毛「ごきげんようです」
金髪「な、なんで貴方がこちらに……?」
栗毛「あ、ええと、息抜きが出来るから、かなあ」
金髪「なな、なるほど。そうでしたか。そうですね、保健室はゆったりできますものね」
栗毛「はい! ……えっと、同じ理由、ですか?」
金髪「ま、まあ、そんなところ、ですわ」
黒髪「あれ、貴方もしかして……」
金髪「よ、余計な詮索は無用ですっ」
男(女)(おっとぉ……)
131 = 1 :
ツインテ「お姉様ぁ!」
黒髪「うへ」
ツインテ「集会がおわりましたよ!」
黒髪「それはよかったわね、離れなさい」
ツインテ「大変でした、全然意見がまとまらなくて!」
黒髪「それはお疲れ様、離れなさい」
ツインテ「だから仕方なく最後は多数決。あーあー、とっても原始的なやり方ですよねー」
黒髪「そうね、離れないと」
黒髪「怒るわよ」
ツインテ「す、素敵な顔だあ……」
眼鏡「ふえ……?」
黒髪「ああほら、貴方が騒ぐから起きちゃったじゃない」
132 :
うむうむ
133 = 1 :
眼鏡「あや、皆さんおそろいで……」
ツインテ「金髪お嬢様と栗毛美少女は初対面ですけど」
栗毛「び、美少女……」
金髪「そうですね、美少女です」
黒髪「やっぱ貴――」
金髪「余計です――」
ツインテ「ちょっとなにお姉様の口に手を触れてるんですかー!!」
男(女)「こらー! ここは保健室だ静かにしろー!」
ツインテ「はい」
黒髪「ふん」
金髪「ごめんなさい」
栗毛「すいません……」
眼鏡「あ、あはは……」
134 = 33 :
気が付いたらいも犯スレが落ちてしまっていたので
136 = 1 :
男(女)「帰り、おそくなってしまったな」
なんだかんだで、昼のうちに仕事をすすめなかったから、残業することになってしまった
男(女)「まあたまにはいいか……」
そろそろ保健室だよりというのも書かなければいけない
その時もまた、こうなるだろうし
男(女)「月が綺麗だなあ」
冬も間近なこの季節、月が良く冴える
男(女)「ん……?」
校門のあたりで、人影があった
137 = 1 :
眼鏡「あ、先生……」
男(女)「どうしたんだ、こんな時間に。三時間は前に帰ったんじゃなかったのか?」
眼鏡「はい、一度帰ったのですが……」
眼鏡「家の鍵を……、どこかに落としてしまったようで」
男(女)「む、鍵っこなのか」
眼鏡「そ、そうですね。両親はあまり、家にはいませんから……」
男(女)「なるほど。それで、鍵は見つかったのか?」
眼鏡「いえ……」
男(女)「そうか。……ん、もしかして、今まで探してたのか?」
眼鏡「……はい」
138 = 1 :
彼女の頬に、手を当てる
男(女)「ばか、凍るようだぞ」
眼鏡「あはは、言いすぎですよ」
男(女)「手は? ……ほら、青白くなってる」
男(女)「全く何やってるんだお前は」
眼鏡「で、でも、鍵が無いと家にも入れませんし……」
男(女)「一緒に探してやる、といいたいところだが……」
眼鏡「そ、そんな迷惑かけられません」
男(女)「このままお前を外に出しておくわけにはいかないな」
男(女)「ウチへ来い」
眼鏡「へ!?」
男(女)「仕方ないだろう。まあ一応先生の家だ、問題ないだろ」
139 = 1 :
眼鏡「あ、えと……」
バスの中で、彼女の手を握る
男(女)「こんなに冷たくなるまで外に出すなんて……」
眼鏡「わ、私が悪いですから……」
男(女)「文句の一つもいいたくなるよ」
眼鏡「あう」
男(女)「このままだと風邪をひきそうだな……、早く家につかないと」
眼鏡「あ、あはは……、それもう、回避できないかなあ、なんて」
男(女)「……かもしれない。だが多少は症状もやわらげられればいいだろ」
眼鏡「……はい」
140 :
紳助じゃねぇのかよ……
141 = 1 :
家の前に着き、やっとそこで思い出す
男(女)(あ、男だった……!)
保健室の先生をやっていたらすっかり忘れてしまうのだが、一応俺の中身は男なのだ
今この部屋に入ったら、間違いなくばれる
男(女)「ち、ちょっと外でまっててな、すぐ、すぐだから」
眼鏡「は、はい」
部屋に入り、申し訳ないと思いつつも玄関を閉める
男(女)「お、おい、いるか」
紳士「はい、おりますよ。ただいまとか、帰ったぞ、とか言わないのは珍しいですね」
男(女)「今はそんなこと言ってる場合じゃない、来客だ」
紳士「はあ、入れたらどうでしょう、貴方の家ですよ」
男(女)「俺の家だからだめなんだっ」
142 = 1 :
男(女)「どうにかならないか、この部屋を見せるわけにはいかない」
紳士「ああ、隠したいのですね」
男(女)「そうだ。うちの生徒だ」
紳士「なるほど……」
男(女)「な、なあ、どうなんだ?」
紳士「ええ、何とかなりますよ」
男(女)「ほ、ほんとか!?」
紳士「はい。貴方を男から女に変えたように」
紳士「この部屋も、変えることができます」
紳士「ただし、内部だけですが」
男(女)「それで十分だ、いますぐやってくれ」
紳士「分かりました」
144 = 1 :
ふと瞬きをした瞬間だった
男(女)「な……」
部屋は散らかった男の部屋から、がらりと様変わりしていた
物数の少ないシンプルな部屋だが、十分女性的であった
紳士「どうでしょう」
男(女)「大丈夫だ。すごいな」
紳士「ええ、これしきは」
男(女)「ありがとう。……じゃあ、入れるぞ」
紳士「はい。私は消えていた方が良いですね」
男(女)「そうしてくれると助かる」
紳士「では」
こういうときは紳士だな、と思った
145 = 1 :
男(女)「ど、どうぞ」
眼鏡「お、お邪魔します……」
おずおずと、入ってくる
眼鏡「わあ、先生の匂いが……」
男(女)「へ? あ、まあここで暮らしているからかなー」
男(女)「と、とりあえずあったかいモノを入れるよ」
男(女)「そのあたりに座ってて」
眼鏡「す、すいません……」
男(女)「いえいえ」
男(女)(おおお、おい、カップ、どこだ)
紳士(右上です。インスタントーコーヒーは左下の開き戸。ポットはすぐ目の前)
男(女)(そ、そうか、ありがとう。ってお前どこから話しかけてるんだよ)
紳士(細かい事は気にしないのです)
146 = 1 :
男(女)「コーヒーは飲めるか」
眼鏡「あ、大丈夫です」
男(女)「よかった」
男(女)(コーヒー以外だと何があるか分からんしな……)
紳士(紅茶がありますが)
男(女)(そ、そうなのか……。とりあえず、あとはこっちでやるからつっこまなくていい)
紳士(承知)
男(女)「えーと、それ飲んだらお風呂に入った方が良い」
眼鏡「お、お風呂、ですか!?」
男(女)「ああ。冷えた体を温めないと」
眼鏡「そ、そうは、言いましても……」
男(女)「あ、着替えか……」
148 :
リリエンタールスレかと思ったらやっぱり違った
149 = 1 :
俺はタンスをちょっと漁ってみる
男(女)「このパジャマなら着れるかな、ちょっとだぼつくかもしれないけど」
男(女)「下着は……」
眼鏡「あ、あの、代えの下着は、その、持ってます」
男(女)「あ、ああそうか。ならいいな」
眼鏡「あ、う……」
男(女)「じゃあ、風呂沸かしてくる」
眼鏡「……はい」
150 :
途中まで読んだがなんかラノベっぽいな。
しえ
みんなの評価 : ★★
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