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元スレ紳士「お暇でしたら保健室の先生になってみませんか?」
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崩壊する世界の中で、向かい合う
男「またいつか、絶対会おう!」
女「うん……うん……!」
分かっていた
それでも、会おうと、誓いたかった
女「きっと、きっといつか……」
男「ああ、きっといつか!」
俺達は、手を伸ばし
がしりと、つかみ合う
そしてすぐに、引き離された
離れ行く中で、叫ぶ
女「ずっと……!」
女「ずっと……ーーーーー!!!」
声はもう、聞き取れなかった
男「俺もだばか……!」
そうして、視界は、閉ざされる
男「またいつか、絶対会おう!」
女「うん……うん……!」
分かっていた
それでも、会おうと、誓いたかった
女「きっと、きっといつか……」
男「ああ、きっといつか!」
俺達は、手を伸ばし
がしりと、つかみ合う
そしてすぐに、引き離された
離れ行く中で、叫ぶ
女「ずっと……!」
女「ずっと……ーーーーー!!!」
声はもう、聞き取れなかった
男「俺もだばか……!」
そうして、視界は、閉ざされる
朝目が覚める
男「ん……あ」
おきるとそこは、いつもの部屋
205号室だ
男「……そうか」
全ては終わっていた
だが、俺は生きている
俺はすぐさま走って、玄関扉を、がちゃりとひねった
男「ひらかない……」
紳士「さあ、なんででしょう」
男「……そりゃ、つまりそういうことだ」
紳士「……つれなくなってしまいました」
男「だってこの答えはもう貰ってるからな」
男「えーと、なら今日は……」
男(女)「こっちで行って、いいのかな」
男「ん……あ」
おきるとそこは、いつもの部屋
205号室だ
男「……そうか」
全ては終わっていた
だが、俺は生きている
俺はすぐさま走って、玄関扉を、がちゃりとひねった
男「ひらかない……」
紳士「さあ、なんででしょう」
男「……そりゃ、つまりそういうことだ」
紳士「……つれなくなってしまいました」
男「だってこの答えはもう貰ってるからな」
男「えーと、なら今日は……」
男(女)「こっちで行って、いいのかな」
彼の出したオマケ
それは、思い返すだけで分かってしまう
なぜなら最初から、言われていたから
>紳士「これは貴方がやめなければ、終わらない妄想の魔法」
問題の答えはつまり
男(女)「俺達はまだ死なない。か」
そもそも、彼は一度でも「制限時間」をだしたことはない
だから俺達はただ、魔法を続けることの宣言をすれば、良かった
男(女)「わるいことしちまったかな」
そのおかげで、紳士はいまだあの部屋にいるままだ
紳士「いえ。私の時間は、人の時間とは比べ物にもならない」
紳士「たまにはここで、貴方達が絶えるのをみるのも、いいでしょう」
男(女)「そうかい」
それは、思い返すだけで分かってしまう
なぜなら最初から、言われていたから
>紳士「これは貴方がやめなければ、終わらない妄想の魔法」
問題の答えはつまり
男(女)「俺達はまだ死なない。か」
そもそも、彼は一度でも「制限時間」をだしたことはない
だから俺達はただ、魔法を続けることの宣言をすれば、良かった
男(女)「わるいことしちまったかな」
そのおかげで、紳士はいまだあの部屋にいるままだ
紳士「いえ。私の時間は、人の時間とは比べ物にもならない」
紳士「たまにはここで、貴方達が絶えるのをみるのも、いいでしょう」
男(女)「そうかい」
男(女)「なあ、いつまで生きれるんだ? 俺達は」
紳士「……さあ」
男(女)「ふむ」
俺と彼女は、もう会うことは出来ない
それでも、自分から死ぬわけには、いかなかった
俺は保健室へと向かった
男(女)「よっ」
眼鏡「あ、あれ、“俺”のほう、ですか……?」
男(女)「はは、正解」
金髪「昨日はびっくりしましたわ。帰ってきたと思ったら“本来の私”の方になってるんですもの」
男(女)「まあ、これからそっちの方が多くなるんじゃないかな」
黒髪「交互でもいいって言ってましたよ、彼女」
男(女)「いやいや、これは本来彼女の仕事だからな……」
男(女)「俺は俺自身を、がんばらなきゃいけない」
紳士「……さあ」
男(女)「ふむ」
俺と彼女は、もう会うことは出来ない
それでも、自分から死ぬわけには、いかなかった
俺は保健室へと向かった
男(女)「よっ」
眼鏡「あ、あれ、“俺”のほう、ですか……?」
男(女)「はは、正解」
金髪「昨日はびっくりしましたわ。帰ってきたと思ったら“本来の私”の方になってるんですもの」
男(女)「まあ、これからそっちの方が多くなるんじゃないかな」
黒髪「交互でもいいって言ってましたよ、彼女」
男(女)「いやいや、これは本来彼女の仕事だからな……」
男(女)「俺は俺自身を、がんばらなきゃいけない」
彼女と直接会うことは出来ないが、
しかしこうやって、誰かを介して、何かを介しては、伝える事は出来る
これこそ、この魔法の真価
今になったからできるわけじゃない
気づきさえすれば、最初からできたことだった
直接会う事が大変なだけで――彼女はいつも、近くにいる
栗毛「うう、でも、先生が来なくなるのはさびしいです」
男(女)「ちょくちょくはくるようにするよ」
ツインテ「楽しみに待っててあげますよ!」
男(女)「はいはい」
男(女)「さて……」
保健室の先生お仕事ノートを開く
すると、書き足しがあった
―― 一緒にがんばろうね!
男(女)「……、……おう」
俺はそのノートに、そう書き足したのであった
fin
しかしこうやって、誰かを介して、何かを介しては、伝える事は出来る
これこそ、この魔法の真価
今になったからできるわけじゃない
気づきさえすれば、最初からできたことだった
直接会う事が大変なだけで――彼女はいつも、近くにいる
栗毛「うう、でも、先生が来なくなるのはさびしいです」
男(女)「ちょくちょくはくるようにするよ」
ツインテ「楽しみに待っててあげますよ!」
男(女)「はいはい」
男(女)「さて……」
保健室の先生お仕事ノートを開く
すると、書き足しがあった
―― 一緒にがんばろうね!
男(女)「……、……おう」
俺はそのノートに、そう書き足したのであった
fin
>>1に、心より、賞賛を
>>1乙
最高の時間をありがとう!
最高の時間をありがとう!
>>1
乙ゥゥゥゥカレェェサマァアアアアア!
乙ゥゥゥゥカレェェサマァアアアアア!
>>1乙
>>1
お疲れ様
お疲れ様
何この名作?オイ>>1よ、自己出版してくれないか。買ってやるから
お疲れ様でしためちゃくちゃながかったです
たぶん最長です
付き合ってくださった皆様がた本当にありがとうございました
保守してくださったかたにも、心より感謝を
見返すと誤字脱字が多く修正したいなとかすげーおもいます
あと一応最後にちょっとだけ宣伝をさせてください
現在フリーでエロゲ「玉響ノ花」を作ってますので、もしよければ完成し次第、プレイなんぞしてあげてくださいまし
それではそれでは、失礼いたします
皆さんお疲れ様でした!
>>990
わたしです
たぶん最長です
付き合ってくださった皆様がた本当にありがとうございました
保守してくださったかたにも、心より感謝を
見返すと誤字脱字が多く修正したいなとかすげーおもいます
あと一応最後にちょっとだけ宣伝をさせてください
現在フリーでエロゲ「玉響ノ花」を作ってますので、もしよければ完成し次第、プレイなんぞしてあげてくださいまし
それではそれでは、失礼いたします
皆さんお疲れ様でした!
>>990
わたしです
>>1000なら男と女はまた会える
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