元スレ紳士「お暇でしたら保健室の先生になってみませんか?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
351 :
おもしろくなってきやがった…
④
353 = 318 :
紳士「ええ、確かに気づいた事はほめました」
紳士「でもそれは、ごめんなさい。社交辞令のようなもの」
紳士「なにせこんなこと、最初の最初からヒントだらけだったのですから」
男(女)「な……ん、だと……」
紳士「不思議に思いませんでしたか?」
紳士「なぜあの学校にその姿ではいる事ができて」
紳士「そして誰にも疑われなかったのか、と」
紳士「いえ、思ってはいたのでしょう」
>ふと落ち着いて、思う
>状況の違和感が、ものすごい
>男(女)「……どうなってんだろうなあ、俺」
紳士「貴方はその違和感に気づいてはいた」
紳士「だが――考えていなかった」
354 :
ほ
355 = 318 :
紳士「十月号までの保健室だよりはだれがだしていたんですか?」
紳士「それまでの行事は誰が行っていたんですか?」
紳士「そもそもなぜ、こんな時期になって貴方の仕事がはじまった?」
紳士「ええそれこそそれまでの出欠確認は誰がまとめていたんですか?」
紳士「前任の担当? ならなぜ引継ぎが無い? 誰もいない?」
男(女)「あ……ぁ……、あ……」
紳士「考えなかった結果が、これ」
紳士「こんなにも遅れて、貴方はやっと気づく」
紳士「いかにあなたの目が、節穴だったのか、と」
男(女)「あ……、ぁああ、アアアアああああああああああああああああああああああああああああああ」
356 :
普通に紳士が記憶操作とかしてんのかと思ってたが・・・
357 = 345 :
お、俺は勿論気付いてたぜ
358 :
ほぅ・・・これは興味深い。
359 = 349 :
完全にエロゲ脳だったぜ
俺も紳士が記憶操作してるもんだと思ってた
360 = 318 :
かくりと、膝をつく
紳士「……さあ、続けてください」
紳士「はじめに言いましたとおり」
紳士「これは貴方がやめなければ、終わらない妄想の魔法」
紳士「ですが、この問答でヒントは得たはずです」
紳士「ですからどうか、続けてください」
紳士「明確な答えはいまだ闇の中」
紳士「もう少し、先へ進んでみては」
紳士「いかがでしょうか」
幕が降りる
視界は段々と細まり
そして暖かな暗闇が、全てを隠したのだった
361 = 354 :
ほ
362 = 350 :
くそう、気になるが、寝ないと…
364 = 333 :
えーと
女の魂?はどこにいったかが鍵?
365 :
気になるじゃねぇか…
366 = 324 :
寝れないだろ
367 :
紳士は何者か、男(女)の本当の人格は、そして紳士が隠していることとは…謎は深まるばかり
ってことで☆
369 :
ほほほほほほほほほほほほほほほほ
370 :
これは推理すべきではないな
371 = 318 :
翌日
黒髪「どうしたんですか、先生」
男(女)「……いや、考え事を、な」
黒髪「そうですか」
朝は、自称紳士の男と話すことなく家をでた
男(女)(一体、何を隠してるんだあいつ……)
チェックメイトには程遠い、といっていた
つまりどこかにゴールはあるはずなのだが……
……分からない
男(女)「っていうか今、授業中だぞ。四時間目」
黒髪「なんだかやる気でなくって」
男(女)「嘘でもいいから体調不良とでも言えばいいのに」
372 :
シンスケ主人公のエロSSと思ったのは俺だけじゃないはず
373 :
…………寝れねえ
375 = 318 :
黒髪「そこで寝てるじゃないですか、可愛い子が」
男(女)「寝てますね」
黒髪「気になったの」
黒髪「今日は病み上がりでがんばって学校に来たみたいだけど」
黒髪「すぐこれですし」
男(女)「……体弱いからなあ」
黒髪「生まれつきみたいで、仕方ないけれど」
男(女)「……そうなのか」
黒髪「……、なんか、上の空ですね」
男(女)「え? あ、ああ、ごめん」
黒髪「何に、なやんでいるんですか?」
376 :
朝まで残ってると嬉しいなぁ
377 = 374 :
推理すると余計泥沼化しそう
378 = 334 :
気になって寝れないよぅ…
379 = 318 :
何に悩んでいるのか
どう答えていいのか、難しいところだった
男(女)「んー、そうだな……」
男(女)「どういっていいかわからないんだな」
黒髪「はあ」
男(女)「そもそも、問題が分かり難いんだ」
男(女)「例えば……、そう、漂流教室のようなイメージ」
男(女)「突然右も左もわからない奇妙な状況に置かれる、みたいな」
黒髪「ふむ」
男(女)「うん、そうだな。その時に、どうすればいいのかな、って考えてた」
黒髪「小説でも書くつもりですか?」
男(女)「いやいや、そんなつもりは無いよ」
380 :
深夜になると難しいこと考えないで日常や百合が見たいと思うな
381 = 318 :
黒髪「まあ、鉄板でいうなら、状況の整理から始めればいいのでは」
男(女)「整理か……」
黒髪「何に関してもそうですけど、自分の持ち札がわかって無いと、そもそも何もできませんし」
男(女)「……なるほど。その通りだな」
黒髪「そのあとは、周りを見回して、何とかできるものを探せばいいんじゃないですか」
黒髪「勉強する時も、わからない部分を探しますし」
黒髪「そうすればほら、問題も浮彫りになる……と思う」
男(女)「そうだね」
前にエンピツで色をつけて文字を浮かした、なんて事があったなあと思い出す
真っ白では分からないけれど、回りを埋めていけば、いいのではないか
男(女)(……なるほど)
382 = 318 :
そういえば、今までは行き当たりばったり立ったなあと思う
男(女)「ありがとう」
黒髪「こ、こんなので役に立ちましたか」
男(女)「うん。順序立てる、ってことを忘れていた気がする」
黒髪「……そうですか」
クールな少女が、ふっと笑った
眼鏡「ふあ……」
黒髪「あ……、おはよう」
しかしそれも一瞬で、彼女はいわく可愛い子のもとへとててと走る
眼鏡「おはよう、ございます」
黒髪「よだれたれてる」
ティッシュも何も使わず、彼女は指でそっと、それをふき取った
眼鏡「わ、わわっ、き、汚いですよっ」
黒髪「そんなことないない」
384 :
これで終わりじゃないよな?
385 = 318 :
とはいえ、そんな彼女達の会話も、四時間目にしかなかった
やはり体調不良の子は多く、忙しいのだ
ほっと息をつけるのは、放課後
男(女)「んー」
仕事を終えるまで、余計な事を考えている暇はあまりなかった
既に七時を回っている
部活動も終っているし、学校に残っている人間はもうあまりいないだろう
男(女)「……まあ、急がなくてもいいか」
俺が望むまで続く妄想の魔法
急ぐ必要は、ない
男(女)「校内の巡回でもするかなー」
387 = 318 :
養護教諭の巡回というのは、警備的な意味ではない
警備員は警備員で、いるからだ
俺がするのは、例えば掲示物の画鋲がとれていないか、とか
お手洗いなど汚れやすいところをちょっとみてみるとか
そんな程度
お気楽なものである
男(女)「ふあー」
あくびをしながら、ふらふらと歩く
学校を歩くのは、朝と夜の二回だけだ
昼間は保健室にばかりこもっているから、生徒で騒がしい廊下というのは、余り見ないなと思った
男(女)「ん」
教室の扉が開いていた
男(女)「鍵、閉め忘れたんかな」
388 = 386 :
いやああああああ
389 = 374 :
にゃんにゃんクルー?
390 = 318 :
金髪「……ごめんなさいね、こんな時間に呼んでしまって」
栗毛「う、ううん。大丈夫だけど……、どうしたの?」
少女が二人
カーテンを閉め切った教室の角で、向かい合っていた
金髪「……お伝えしたい事がありますの」
栗毛「えっと……?」
金髪「……貴方の事」
栗毛「え、……え!?」
栗毛の少女は、一瞬胸に淡い思いを抱いた
予想はしていたのだ
こんな時間に呼び出されて、そして「貴方の事」からはじまるその言葉を
――だが
金髪「貴方の事……知っている」
栗毛「……え……?」
391 = 374 :
まじでええええええ!?
393 = 380 :
逆レ来るか
394 = 318 :
金髪「貴方は……男、ですわね」
栗毛「な……なん、な……」
少女――いや、少年は、耳を疑った
まさか彼女から、そんな事を言われるとは思っていなかったからだ
栗毛「先生から……、聞いたの……?」
金髪「いいえ。先生は、秘密を守っています」
栗毛「な、なら、どうして……」
金髪「ごめんなさい」
金髪「私が、盗み聞きをしてしまったのです」
栗毛「盗み聞き……?」
金髪「ええ。あの日、貴方が先生に秘密を打ち明けたあの日」
金髪「私は保健室のベッドで、寝ていたのですから」
栗毛「あ……」
少年は思い出す
あの日ベッドのカーテンが二つ、しまっていた事を
395 = 318 :
栗毛「じ、じゃあ、もう一人の子も……」
金髪「おそらく、それはないかと。彼女はぐっすりと寝ていたと思います」
金髪「私が偶然、起きてしまっていただけの事」
栗毛「……僕が、注意していなかったから……」
少年は秘密を打ち明ける時、周りが見えないほどに焦っていた
だから気づかなかった
金髪「……そこで、貴方に持ちかけが、ございます」
栗毛「もち、かけ……?」
少女もまた、こんな形で話を持ち出すつもりはなかった
本当は「貴方の事」のあとに「が、好きです」と伝えたかった
でも、出来なかったのだ
彼女もまた、あとに引けなくなっていた……
397 = 318 :
ブロンドの髪を揺らし、少女は少年を壁際に追い詰める
金髪「ばらされたくなければ……」
金髪「私の言うとおりに、しなさい」
それは両者にとって甘いささやきであった
栗毛「そ、そんな、こと……」
少年は高校二年生という今の年になるまでずっと、女性に囲まれ過ごしてきた
大きくなるにつれて膨らむ男を抑えつつ抑えつつ、まるでその場しのぎのように
金髪「……ね」
だから少女の直接的な誘惑に、逆らえるどうりは無かったのだ
少女の手が、黒いタイツの上から少年の足を撫でた
398 = 380 :
寝れない
400 = 318 :
なで上げるようにして、上部へ
スカートの中へと、侵入する
金髪「これ……?」
栗毛「ぁ……っ」
少女はその盛り上がりに、触れた
栗毛「だ、だだだ、だめ、だめだよ……ぅっ」
金髪「……」
少女は大きさを確かめるように、それを触れる
彼女にそのつもりは無かったが、それはまるで擦るようであった
栗毛「く……あっ」
金髪「ね、気持ちいいの……?」
栗毛「い、言えない、よ……、そんな……」
金髪「言ってごらんなさい」
栗毛「……っ」
さわり、さわり
金髪「気持ち、いいのでしょう……?」
みんなの評価 : ★★
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