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元スレ武内P「便秘、ですか」
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乙
この楓さんアイドルデビューとかしたりしないのかな
既婚者がアイドルデビューした例があるかどうか知らんけど
この楓さんアイドルデビューとかしたりしないのかな
既婚者がアイドルデビューした例があるかどうか知らんけど
おつおつ、デビューするとすれば専務がこの楓さんを武内Pの嫁と知らずにスカウトするとかかww
急に下品なのが来たらビックリするだろうなという優しさが分からぬのか
「今日は、お疲れ様でしたー!」
プロデューサーさんは帰り、打ち上げには私達だけで参加する事になった。
今のも、何度目の乾杯かはわからない。
わからないけれど、今の私を止める人は居ない、という事だけはわかる。
「かな子ちゃん、その箱は何……?」
「クリームが溶けちゃうから、スタッフさんに頼んでおいたんだ~」
そう言いながら、箱に入っていた宝物をゆっくりと引き出した。
「凄い……! クリスマスケーキ……!」
「うふふ♪ 今日のために、とっても頑張ったんだよ~♪」
この時のために、二日がかりで用意してきた特製のケーキ。
普通のケーキと思って食べたら、きっと皆ビックリするだろうなー。
「おい凛! 加蓮! 笑ってないで、何とかしてくれ―!?」
「応援してるよ、奈緒」
「良かったね、クリスマスに素敵なお嫁さんが出来て」
「うふふっ♪ なお、助けは来ない模様♪」
「この人、メチャクチャ酔っ払ってるから無理だって!」
プロジェクトメンバー以外にも、同じ事務所のアイドル達も来ている。
でも大丈夫、こんな事もあろうかと、ケーキはいっぱい用意してきたんだー。
「生クリームたっぷりで、とっても美味しそう……」
智絵里ちゃんが、切り分けられた真っ白いケーキをその口に運んでいく。
うふふ、どんな反応をするか、とっても楽しみ!
「! これ、生クリームじゃ……ない?」
「そうなの! ホワイトチョコのクリームなんだよー」
「パッと見、普通の生クリームと見分けがつかないね……」
色とりどりのフルーツが中に入った、ホワイトチョコクリームのケーキ。
イチゴのショートケーキだと思って食べたら、びっくりすること間違い無し、だよね。
それが、私が皆のために作ってきた特製のケーキだ。
「それじゃあ、私も自分のを食べようかな……」
そう言って、また新たに箱からケーキ……クリスマスと言えば、ブッシュ・ド・ノエル!
ブッシュ・ド・ノエルを丸々一本、切り分けずにそのままフォークを入れていく。
周りの人達がそれを驚いた顔で見てきたが、私はいつもの様に、笑顔で答える。
「美味しいから大丈夫だよ~♪」
>>652
こっちの心構えがな
こっちの心構えがな
ちひろ「あっ、もうそんな時間ですか?」
武内P「はい。お手数ですが、よろしくお願いします」
ちひろ「わかりました」
武内P「では、準備が整い次第LINEします」
ちひろ「はーい」
ガチャッ…バタン
未央・卯月・凛「……」
未央・卯月・凛「……!?」
武内P「はい。お手数ですが、よろしくお願いします」
ちひろ「わかりました」
武内P「では、準備が整い次第LINEします」
ちひろ「はーい」
ガチャッ…バタン
未央・卯月・凛「……」
未央・卯月・凛「……!?」
未央「ちっ、ちひろさん?」
ちひろ「? どうかしたの、未央ちゃん?」
卯月「いやいや! どうかしてるのは、二人がですよ!?」
ちひろ「二人……未央ちゃんと、凛ちゃん?」
凛「違うから! プロデューサーと、ちひろさんがおかしいの!」
ちひろ「……あの、何が?」
未央・卯月・凛「!?」
ちひろ「? どうかしたの、未央ちゃん?」
卯月「いやいや! どうかしてるのは、二人がですよ!?」
ちひろ「二人……未央ちゃんと、凛ちゃん?」
凛「違うから! プロデューサーと、ちひろさんがおかしいの!」
ちひろ「……あの、何が?」
未央・卯月・凛「!?」
ちひろ「私達がおかしい……仕事の事かしら?」
未央「じゃなくて! さっきのやりとり!」
ちひろ「さっきって……ああ、射精管理の事?」
卯月「どうしてそんな何でもない感じなんですか!?」
ちひろ「だって、当たり前の事だもの」
凛「いやいや! 明らかにおかしいから!」
ちひろ「? 射精させてあげないと、大変でしょう?」
未央・卯月・凛「!?」
未央「じゃなくて! さっきのやりとり!」
ちひろ「さっきって……ああ、射精管理の事?」
卯月「どうしてそんな何でもない感じなんですか!?」
ちひろ「だって、当たり前の事だもの」
凛「いやいや! 明らかにおかしいから!」
ちひろ「? 射精させてあげないと、大変でしょう?」
未央・卯月・凛「!?」
ちひろ「射精させないと、ずっとオナ禁する事になっちゃうもの」
未央「おっ、おお、オナ禁!?」
ちひろ「そうよ。だから、定期的に出してあげるの」
卯月「だ、出してあげるって……///」
ちひろ「これも、事務員の立派な仕事なのよ」エッヘン
凛「そんな事務作業、聞いたことないから!」
ちひろ「あら、言ってなかったかしら?」
未央・卯月・凛「……!?」
未央「おっ、おお、オナ禁!?」
ちひろ「そうよ。だから、定期的に出してあげるの」
卯月「だ、出してあげるって……///」
ちひろ「これも、事務員の立派な仕事なのよ」エッヘン
凛「そんな事務作業、聞いたことないから!」
ちひろ「あら、言ってなかったかしら?」
未央・卯月・凛「……!?」
ヒュポンッ♪
ちひろ「あっ、プロデューサーさん、トイレに着いたみたい」
未央「と、トイレって……えっ、本当に!?」
ちひろ「『OK?』っと」
卯月「なんですか! そのスタンプ、何を聞いてるんですか!?」
ちひろ「えっ? 射精させていいかを聞いてるんだけど……」
凛「この距離で、何をする気なの!?」
ちひろ「それは勿論、P射精スイッチを押すのよ」
未央・卯月・凛「……!?」
ちひろ「あっ、プロデューサーさん、トイレに着いたみたい」
未央「と、トイレって……えっ、本当に!?」
ちひろ「『OK?』っと」
卯月「なんですか! そのスタンプ、何を聞いてるんですか!?」
ちひろ「えっ? 射精させていいかを聞いてるんだけど……」
凛「この距離で、何をする気なの!?」
ちひろ「それは勿論、P射精スイッチを押すのよ」
未央・卯月・凛「……!?」
ヒュポンッ♪
ちひろ「『GO!』ね。はーい、それじゃあスイッチ――」
未央「ストップストーップ! その手のスイッチ、何!?」
ちひろ「? P射精スイッチだけど……?」
卯月「そ、それを押すとどうなるんですか?」
ちひろ「当然、プロデューサーさんが射精するわ」
凛「当然って何!? 頭がおかしくなりそう!」
ちひろ「えいっ」
ポチッ!
未央・卯月・凛「!?」
ちひろ「『GO!』ね。はーい、それじゃあスイッチ――」
未央「ストップストーップ! その手のスイッチ、何!?」
ちひろ「? P射精スイッチだけど……?」
卯月「そ、それを押すとどうなるんですか?」
ちひろ「当然、プロデューサーさんが射精するわ」
凛「当然って何!? 頭がおかしくなりそう!」
ちひろ「えいっ」
ポチッ!
未央・卯月・凛「!?」
ちひろ「まずは一回、と」
未央「今ので、その……何!? 何が起こったの!?」
ちひろ「それは言うまでもなく、射精よ」
卯月「そ、そのスイッチを押すと、その、出ちゃうんですか!?」
ちひろ「ええ。二回目は、少し時間を空けてあげるの」
凛「い、今まで、そんな事してたって言うの!?」
ちひろ「これも、お仕事ですから」
未央・卯月・凛「……!?」
未央「今ので、その……何!? 何が起こったの!?」
ちひろ「それは言うまでもなく、射精よ」
卯月「そ、そのスイッチを押すと、その、出ちゃうんですか!?」
ちひろ「ええ。二回目は、少し時間を空けてあげるの」
凛「い、今まで、そんな事してたって言うの!?」
ちひろ「これも、お仕事ですから」
未央・卯月・凛「……!?」
ヒュポンッ♪
ちひろ「『GO!』? あらあら、今日は元気ですね」
未央「ちょ、ちょっとそのスイッチ見せて!」
ちひろ「? 良かったら、押してみる?」
卯月「へうぅ!? だ、だって、押したら、出るんですよね!?」
ちひろ「ええ、出るわよ」
凛「スイッチで出るわけないでしょ!? こんなので――」
ポチッ!
未央・卯月「! 押した!?」
ちひろ「『GO!』? あらあら、今日は元気ですね」
未央「ちょ、ちょっとそのスイッチ見せて!」
ちひろ「? 良かったら、押してみる?」
卯月「へうぅ!? だ、だって、押したら、出るんですよね!?」
ちひろ「ええ、出るわよ」
凛「スイッチで出るわけないでしょ!? こんなので――」
ポチッ!
未央・卯月「! 押した!?」
ちひろ「凛ちゃん、プロデューサーさんを射精させちゃったわね♪」
凛「有り得ない。二人してからかってるんでしょ?」
ちひろ「そんな事ありません。私達は、真面目ですよ」
未央「スイッチ一つで射精なんて、聞いたこと無いよ!」
ちひろ「プロデューサーというお仕事は、大変なんですよ」
卯月「!? ぷ、プロデューサーになると、まさか……」
ちひろ「全員、射精はスイッチ式になります」
未央・卯月・凛「!?」
凛「有り得ない。二人してからかってるんでしょ?」
ちひろ「そんな事ありません。私達は、真面目ですよ」
未央「スイッチ一つで射精なんて、聞いたこと無いよ!」
ちひろ「プロデューサーというお仕事は、大変なんですよ」
卯月「!? ぷ、プロデューサーになると、まさか……」
ちひろ「全員、射精はスイッチ式になります」
未央・卯月・凛「!?」
ちひろ「だって、そうでないと困っちゃうでしょう?」
未央「困るって何が!?」
ちひろ「プロデューサーが、アイドルに手を出して……」
卯月「そういう次元の話じゃなくなってると思います!」
ちひろ「もしも妊娠なんてしたら!」
凛「だから……スイッチで、その、定期的に出してるって事?」
ちひろ「さすが凛ちゃん。一回スイッチを押しただけはあるわね♪」
凛「その褒め方やめて!」
未央・卯月「……」
未央「困るって何が!?」
ちひろ「プロデューサーが、アイドルに手を出して……」
卯月「そういう次元の話じゃなくなってると思います!」
ちひろ「もしも妊娠なんてしたら!」
凛「だから……スイッチで、その、定期的に出してるって事?」
ちひろ「さすが凛ちゃん。一回スイッチを押しただけはあるわね♪」
凛「その褒め方やめて!」
未央・卯月「……」
ちひろ「プロデューサーになると、その人専用スイッチが作られて」
未央「こんな事が、私達がアイドルやってる裏で起こってたなんて!」
ちひろ「定期的に射精させるよう、事務員に渡されるの」
卯月「その……何回か、出させないといけないんですか?」
ちひろ「そうね、プロデューサーさんは一回につき四発ね」
凛「す、すご……じゃなくて! おかしいと思わないの!?」
ちひろ「? 何が?」
未央・卯月・凛「……!?」
未央「こんな事が、私達がアイドルやってる裏で起こってたなんて!」
ちひろ「定期的に射精させるよう、事務員に渡されるの」
卯月「その……何回か、出させないといけないんですか?」
ちひろ「そうね、プロデューサーさんは一回につき四発ね」
凛「す、すご……じゃなくて! おかしいと思わないの!?」
ちひろ「? 何が?」
未央・卯月・凛「……!?」
ちひろ「射精管理は、事務員の大切なお仕事の一つです」
未央・卯月・凛「……!」
ちひろ「プロデューサーになると、オナニーも禁止になりますから」
未央・卯月・凛「……!?」
ちひろ「だから、ちゃんとスイッチを押して、出させてあげないと、ね♪」
未央・卯月・凛「……」
ヒュポッ♪
ちひろ「あっ、次の準備が整ったみたい」
未央・卯月・凛「!」
未央・卯月・凛「……!」
ちひろ「プロデューサーになると、オナニーも禁止になりますから」
未央・卯月・凛「……!?」
ちひろ「だから、ちゃんとスイッチを押して、出させてあげないと、ね♪」
未央・卯月・凛「……」
ヒュポッ♪
ちひろ「あっ、次の準備が整ったみたい」
未央・卯月・凛「!」
未央「はい! はいはーい!」
ちひろ「? どうしたの、未央ちゃん?」
未央「私にも! 私にもスイッチ押させて!」
卯月「ず、ずるいです未央ちゃん! 私も、押してみたいです!」
ちひろ「ふ、二人共?」
凛「待って。私も、もう一回押さないと気がすまない」
未央「しぶりんは一回押したじゃん!」
卯月「そうですよ! 凛ちゃん、私達にも押させてください!」
ちひろ「えいっ」
ポチッ!
未央・卯月・凛「!?」
ちひろ「? どうしたの、未央ちゃん?」
未央「私にも! 私にもスイッチ押させて!」
卯月「ず、ずるいです未央ちゃん! 私も、押してみたいです!」
ちひろ「ふ、二人共?」
凛「待って。私も、もう一回押さないと気がすまない」
未央「しぶりんは一回押したじゃん!」
卯月「そうですよ! 凛ちゃん、私達にも押させてください!」
ちひろ「えいっ」
ポチッ!
未央・卯月・凛「!?」
未央「ちひろさん、なんで押しちゃうの!?」
ちひろ「え、だって……待たせても可哀想じゃない」
卯月「チャンス、残り一回しかなくなっちゃったじゃないですか!」
ちひろ「え、ええっ!? そんな事言われても……!?」
凛「ちひろさん。スイッチ、こっちに渡してよ」
ちひろ「!? ダメです!」
未央・卯月・凛「……」
ちひろ「さ、三人共……!? あの、落ち着いて……!?」
未央・卯月・凛「……」
ちひろ「え、だって……待たせても可哀想じゃない」
卯月「チャンス、残り一回しかなくなっちゃったじゃないですか!」
ちひろ「え、ええっ!? そんな事言われても……!?」
凛「ちひろさん。スイッチ、こっちに渡してよ」
ちひろ「!? ダメです!」
未央・卯月・凛「……」
ちひろ「さ、三人共……!? あの、落ち着いて……!?」
未央・卯月・凛「……」
未央「私さ、バスの停車ボタンとか押したくなっちゃうんだよねー」
ちひろ「ど、どうして今その話を」
卯月「あっ、それなんとなくわかります」
ちひろ「ふ、二人共……!?」
凛「ジャーンケン……」
ちひろ「! ジャンケンで、誰が押すか決めるのね!?」
未央・卯月・凛「ポンッ」
ちひろ「……だ、誰に決まったの?」
未央・卯月・凛「生ハムメロン、で」
ちひろ「掛け声を決めるジャンケン!?」
ちひろ「ど、どうして今その話を」
卯月「あっ、それなんとなくわかります」
ちひろ「ふ、二人共……!?」
凛「ジャーンケン……」
ちひろ「! ジャンケンで、誰が押すか決めるのね!?」
未央・卯月・凛「ポンッ」
ちひろ「……だ、誰に決まったの?」
未央・卯月・凛「生ハムメロン、で」
ちひろ「掛け声を決めるジャンケン!?」
俺はバスの降車ボタンを押そうとしてウキウキしてる子供より先に押すのが大好きだぜ
ヒュポッ♪
ちひろ「『GO!』って! もう、なんでこのタイミングで!?」
未央「三人! 三人同時に押すから!」
ちひろ「ほ、本当に!?」
卯月「はいっ♪ 島村卯月、頑張ります♪」
ちひろ「信じて……良いのね?」
凛「ちゃんと見ててよね」
ちひろ「それじゃあ……一回よ! 一回だけよ!」
未央・卯月・凛「はいっ!」ニコッ
ちひろ「……良い、笑顔ですね」
ちひろ「『GO!』って! もう、なんでこのタイミングで!?」
未央「三人! 三人同時に押すから!」
ちひろ「ほ、本当に!?」
卯月「はいっ♪ 島村卯月、頑張ります♪」
ちひろ「信じて……良いのね?」
凛「ちゃんと見ててよね」
ちひろ「それじゃあ……一回よ! 一回だけよ!」
未央・卯月・凛「はいっ!」ニコッ
ちひろ「……良い、笑顔ですね」
未央「生!」
ポチポチポチポチポチポチ!
ちひろ「押しすぎ! 押しすぎいいいっ!?」
卯月「ハム!」
ポチポチポチポチポチポチ!
ちひろ「死んじゃう! 死んじゃいますから!」
凛「メローン!」
グッ…………
ちひろ「せめて離してあげて! 出っぱなしになっちゃうから!」
ちひろ「ぷ……ぷ……」
ちひろ「プロデューサーさああああああん!」
ポチポチポチポチポチポチ!
ちひろ「押しすぎ! 押しすぎいいいっ!?」
卯月「ハム!」
ポチポチポチポチポチポチ!
ちひろ「死んじゃう! 死んじゃいますから!」
凛「メローン!」
グッ…………
ちひろ「せめて離してあげて! 出っぱなしになっちゃうから!」
ちひろ「ぷ……ぷ……」
ちひろ「プロデューサーさああああああん!」
・ ・ ・
武内P「死ぬかと、思いました」
ちひろ「……すみませんでした」
武内P「死ぬかと、思いました」
ちひろ「はい……はい……申し訳ありませんでした」
武内P「今回の事で、射精管理の問題点について会議がありました」
ちひろ「……」
武内P「そして、管理する人間も、管理される側の人間の立場を理解しなければならない、と」
ちひろ「はい……あの、それは……どういう……?」
武内P「そろそろ絶頂の時間ですね」
おわり
武内P「死ぬかと、思いました」
ちひろ「……すみませんでした」
武内P「死ぬかと、思いました」
ちひろ「はい……はい……申し訳ありませんでした」
武内P「今回の事で、射精管理の問題点について会議がありました」
ちひろ「……」
武内P「そして、管理する人間も、管理される側の人間の立場を理解しなければならない、と」
ちひろ「はい……あの、それは……どういう……?」
武内P「そろそろ絶頂の時間ですね」
おわり
武内P(頭のどこかで、これは夢だとわかっている)
武内P(わかってはいるが、万が一夢でないという可能性もある)
武内P(だから……私は彼女を――三村さんを助けなければならない!)
ザバーッ!
武内P「!? 池から、何かが……!?」
専務「――三村かな子を池に落としたのは、キミか?」
武内P「安心しました。これは悪夢ですね」
武内P(わかってはいるが、万が一夢でないという可能性もある)
武内P(だから……私は彼女を――三村さんを助けなければならない!)
ザバーッ!
武内P「!? 池から、何かが……!?」
専務「――三村かな子を池に落としたのは、キミか?」
武内P「安心しました。これは悪夢ですね」
専務「悪夢? キミは何を言っている」
武内P「いえ、こちらの話です」
専務「もう一度聞こう。三村かな子を池に落としたのは、キミか?」
武内P「いえ、私ではありません」
専務「何?」
武内P「転がったお菓子を追って、自ら池に飛び込んでいきましたから」
専務「それが、キミの言うパワーオブスマイルか?」
武内P「違います」
武内P「いえ、こちらの話です」
専務「もう一度聞こう。三村かな子を池に落としたのは、キミか?」
武内P「いえ、私ではありません」
専務「何?」
武内P「転がったお菓子を追って、自ら池に飛び込んでいきましたから」
専務「それが、キミの言うパワーオブスマイルか?」
武内P「違います」
専務「良いでしょう。質問を変えます」
武内P「はい」
専務「キミが落としたのは、この三村かな子くんか?」
かな子A「ケーキ食べたーい」
武内P「はい、そうです」
専務「話は最後まで聞き給え」
武内P「……」
武内P「はい」
専務「キミが落としたのは、この三村かな子くんか?」
かな子A「ケーキ食べたーい」
武内P「はい、そうです」
専務「話は最後まで聞き給え」
武内P「……」
専務「それとも、この三村かな子くんか?」
かな子B「クッキー食べたーい」
武内P「あの、先程と違いが、よく……」
専務「話は最後まで聞き給え」
武内P「……」
専務「それとも、この三村かな子くんか?」
かな子C「クレープ食べたーい」
武内P「あの……皆さん、同じに見えるのですが」
専務「違う。よく見給え」
武内P「……」
かな子B「クッキー食べたーい」
武内P「あの、先程と違いが、よく……」
専務「話は最後まで聞き給え」
武内P「……」
専務「それとも、この三村かな子くんか?」
かな子C「クレープ食べたーい」
武内P「あの……皆さん、同じに見えるのですが」
専務「違う。よく見給え」
武内P「……」
専務「まず、彼女だが」
かな子A「ケーキ美味しい~」
専務「髪が、普通の三村かな子くんよりも綺麗だ」
武内P「よく、わかりません」
専務「10%ほど美しい。キューティクルは私が保証しよう」
かな子B「クッキー美味しい~」
専務「そして、彼女は肌が10%ほど綺麗で、」
かな子C「クレープ美味しい~」
専務「彼女が、普通の三村かな子くんだ」
武内P「……そう、ですか」
かな子A「ケーキ美味しい~」
専務「髪が、普通の三村かな子くんよりも綺麗だ」
武内P「よく、わかりません」
専務「10%ほど美しい。キューティクルは私が保証しよう」
かな子B「クッキー美味しい~」
専務「そして、彼女は肌が10%ほど綺麗で、」
かな子C「クレープ美味しい~」
専務「彼女が、普通の三村かな子くんだ」
武内P「……そう、ですか」
専務「さて、もう一度聞こう」
武内P「……」
専務「キミが落としたのは、どの三村かな子くんだ?」
武内P「Cで」
専務「何? キミは、綺麗な彼女達よりも、普通の三村かな子くんを選ぶと?」
武内P「Cで」
専務「もっと、輝きたいとは思わないのか?」
武内P「Cで」
専務「どうやら、私達は平行線のようだな」
武内P「Cで!」
武内P「……」
専務「キミが落としたのは、どの三村かな子くんだ?」
武内P「Cで」
専務「何? キミは、綺麗な彼女達よりも、普通の三村かな子くんを選ぶと?」
武内P「Cで」
専務「もっと、輝きたいとは思わないのか?」
武内P「Cで」
専務「どうやら、私達は平行線のようだな」
武内P「Cで!」
専務「……良いでしょう。よく、わかりました」
武内P「わかって、頂けましたか」
専務「キミは有能だ。期待している」
武内P「ありがとう、ございます」
専務「それでは、三人の三村かな子くんを受け取りなさい」
武内P「……は?」
かな子ABC「マシュマロ食べたーい」
武内P「待ってください! これでは、エンゲル係数が危険すぎます!」
専務「ふむ、それが個性か」
武内P「そうですが……あの、一人で十分ですから!」
武内P「わかって、頂けましたか」
専務「キミは有能だ。期待している」
武内P「ありがとう、ございます」
専務「それでは、三人の三村かな子くんを受け取りなさい」
武内P「……は?」
かな子ABC「マシュマロ食べたーい」
武内P「待ってください! これでは、エンゲル係数が危険すぎます!」
専務「ふむ、それが個性か」
武内P「そうですが……あの、一人で十分ですから!」
武内P「……――待ってください!」
ガバッ!
武内P「はぁ……! はぁ……!」
武内P「……」
武内P「夢だとわかっていても……何と、恐ろしい」
武内P「……」
武内P「もう一度、寝直しますか」
ガバッ!
武内P「はぁ……! はぁ……!」
武内P「……」
武内P「夢だとわかっていても……何と、恐ろしい」
武内P「……」
武内P「もう一度、寝直しますか」
ちひろ「貴方が落としたのは、どのかな子ちゃんですか?」
武内P「……見せて、頂けますか」
ちひろ「まず、このかな子ちゃんは――」
かな子D「間食は、あまりしないですー」
ちひろ「――スリムで、綺麗です」
武内P「D! Dでお願いします!」
ちひろ「もう! 話は最後まで聞いてください!」
武内P「……」
武内P「……見せて、頂けますか」
ちひろ「まず、このかな子ちゃんは――」
かな子D「間食は、あまりしないですー」
ちひろ「――スリムで、綺麗です」
武内P「D! Dでお願いします!」
ちひろ「もう! 話は最後まで聞いてください!」
武内P「……」
ちひろ「そして、次のかな子ちゃんは――」
かな子E「biscuit食べたーい」
ちひろ「発音が綺麗です」
武内P「Dで」
ちひろ「待って、よく見てください」
武内P「……?」
かな子「biscuit美味しーい」
ちひろ「なんと、サービスで食べ方も綺麗なんですよ!」
武内P「Dで」
かな子E「biscuit食べたーい」
ちひろ「発音が綺麗です」
武内P「Dで」
ちひろ「待って、よく見てください」
武内P「……?」
かな子「biscuit美味しーい」
ちひろ「なんと、サービスで食べ方も綺麗なんですよ!」
武内P「Dで」
ちひろ「そして、残るかな子ちゃんは――」
武内P「Dで」
かな子C「皆に、ケーキ作ってきたんですー」
ちひろ「普通で、心が綺麗です」
武内P「……!」
ちひろ「さあ、貴方が池に突き落としたかな子ちゃんは、どの子ですか?」
武内P「待ってください! そんな流れだったのですか!?」
かな子CDE「……!」ジッ
武内P「ものすごく恨みがましい目で見てるじゃないですか!」
武内P「私が、そんな事をするなど有り得ません!」
武内P「Dで」
かな子C「皆に、ケーキ作ってきたんですー」
ちひろ「普通で、心が綺麗です」
武内P「……!」
ちひろ「さあ、貴方が池に突き落としたかな子ちゃんは、どの子ですか?」
武内P「待ってください! そんな流れだったのですか!?」
かな子CDE「……!」ジッ
武内P「ものすごく恨みがましい目で見てるじゃないですか!」
武内P「私が、そんな事をするなど有り得ません!」
武内P「……――待ってください!」
ガバッ!
武内P「はぁ……! はぁ……!」
武内P「……」
武内P「全く……時間が進んでいない……」
武内P「……」
武内P「もう一度……寝直そう」
ガバッ!
武内P「はぁ……! はぁ……!」
武内P「……」
武内P「全く……時間が進んでいない……」
武内P「……」
武内P「もう一度……寝直そう」
楓「はーい、貴方が落としたのはどのかな子ちゃんですか?」
武内P「Cです」
楓「まだ話してる途中ですよ。Cだけに、シーッ、です」
武内P「……」
楓「このかな子ちゃん?」
かな子F「夢のティアラ♪ みつけるから♪」
武内P「歌声が、ほんの少し綺麗ですね」
楓「綺麗だなんて、そんな」
武内P「貴女の話はしていません」
武内P「Cです」
楓「まだ話してる途中ですよ。Cだけに、シーッ、です」
武内P「……」
楓「このかな子ちゃん?」
かな子F「夢のティアラ♪ みつけるから♪」
武内P「歌声が、ほんの少し綺麗ですね」
楓「綺麗だなんて、そんな」
武内P「貴女の話はしていません」
楓「それとも、このかな子ちゃん?」
かな子G「チョコレート食べたーい」キラリン
武内P「目が、ほんの少し綺麗ですね」
楓「私、左右で目の色が違うんですよ」
武内P「貴女の話はしていません」
かな子「チョコレート美味しいー」キラリン
武内P「Gだけに、ジーッと見つめてきますね」
楓「!?」
かな子G「チョコレート食べたーい」キラリン
武内P「目が、ほんの少し綺麗ですね」
楓「私、左右で目の色が違うんですよ」
武内P「貴女の話はしていません」
かな子「チョコレート美味しいー」キラリン
武内P「Gだけに、ジーッと見つめてきますね」
楓「!?」
誤)かな子「チョコレート美味しいー」キラリン
正)かな子G「チョコレート美味しいー」キラリン
正)かな子G「チョコレート美味しいー」キラリン
楓「Cが普通のかな子ちゃんです。それで、どの子です?」
武内P「あの、何か……怒っていますか?」
楓「いいえ、別に。それで、どの子です?」
武内P「では……Cで」
楓「はぁ、そうですか」
武内P「……今度、飲みに付き合いますから」
楓「は~い♪ それじゃあ、正直者には、全部のかな子ちゃんを差し上げま~す♪」
武内P「!?」
武内P「あの、何か……怒っていますか?」
楓「いいえ、別に。それで、どの子です?」
武内P「では……Cで」
楓「はぁ、そうですか」
武内P「……今度、飲みに付き合いますから」
楓「は~い♪ それじゃあ、正直者には、全部のかな子ちゃんを差し上げま~す♪」
武内P「!?」
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