元スレ武内P「『次はお前だ』」
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301 = 278 :
未央「じゃあ、背の高い人は全員タイプって事?」
卯月「ふえっ!? ぜ、全員って訳じゃ、ないですけど……」
凛「プロデューサーって言う位だから、身長だけじゃないんでしょ?」
卯月「それは、えっとですね……身長以外だったら、ですね」
卯月「やっぱり……歳上って、良いなぁ、って」
卯月「歳上! 歳上の人って、大人だなぁって!」
武内P「……」
302 = 278 :
卯月「歳上の人って、憧れちゃいますよね!? ねっ!?」
未央「ま、まぁ……私らからすれば、結構大人だもんね」
卯月「凛ちゃん! 凛ちゃんも、歳上の人って素敵だと思いません!?」
凛「……まあ、悪くないかな」
卯月「人生経験も豊富で、リードしてくれそうで……」
卯月「だから! 歳上のプロデューサーさんも、タイプなんです!」
武内P「……」
303 = 278 :
未央「でもさ? 私らより背が高くて歳上って、かなり当てはまるよ?」
卯月「へうっ!? そ、それは、そうなんですけど……」
凛「ねえ、卯月。他にも、理由があったりするんじゃないの?」
卯月「それは、えっとですね……他の理由は、ですね」
卯月「その……低い声って、安心するなぁ、って」
卯月「低い声! 低い声って、ホッとするなぁって!」
武内P「……」
304 = 278 :
卯月「男の人の低い声って、なんかホッとしますよね!? ねっ!?」
未央「ま、まぁ……高い声よりは、安心するよね」
卯月「頑張ってください、って低い声で言われると、頑張るぞーってなるよね!?」
凛「……まあ、そうだね」
卯月「聞いてて落ち着く、ホッとする低い声……」
卯月「だから! 声が低いプロデューサーさんも、タイプなんです!」
武内P「……」
305 = 278 :
未央「でもさ? 低い声の人って言うのも、結構居るよ?」
卯月「へあっ!? そ、それは、そうなんですけど……」
凛「卯月? 本当は、まだ理由があったりするんでしょ?」
卯月「それは、えっとですね……まだ、あるんです、けど」
卯月「その……話し方が丁寧なのって、良いなぁ、って」
卯月「話し方! 話し方が丁寧って、誠実そうだなぁって!」
武内P「……」
306 = 278 :
卯月「私達の方が年下なのに、丁寧な話し方されますよね!? ねっ!?」
未央「ま、まぁ……誠実さが、伝わってくるよね」
卯月「凛ちゃん! その口調が、ふとした瞬間砕けた口調になったら!?」
凛「……何それ? 凄く良いよ、それ」
卯月「誰に対しても、丁寧な口調で接する……」
卯月「だから! 丁寧な口調のプロデューサーさんも、タイプなんです!」
武内P「……」
307 = 278 :
未央「でもさ? 丁寧な口調なのって、仕事だからじゃん?」
卯月「ふぐっ!? そ、それは、そうなんですけど……」
凛「なんだか、まだまだ他にも理由がありそう。卯月、聞かせてよ」
卯月「それは、えっとですね……まだ、あるんです、けど」
卯月「その……ちょっと不器用なのも、良いなぁ、って」
卯月「不器用! 少し不器用なのって、可愛いなぁって!」
武内P「……」
308 = 278 :
卯月「完璧すぎるより、そういう欠点がある方が良いですよね!? ねっ!?」
未央「ま、まぁ……とっつきにくさは、なくなるよね」
卯月「そういう欠点を私が補ってあげられたらって、思っちゃいますよね!?」
凛「……卯月は凄いね、今、そう思うようになったもん」
卯月「完璧じゃなく、ちょっと不器用……」
卯月「だから! ちょっと不器用なプロデューサーさんも、タイプなんです!」
武内P「……」
309 = 278 :
未央「でもさ? 誰にだって、欠点っていうのはあるものだよ?」
卯月「ひうっ!? そ、それは、そうなんですけど……」
凛「良い所ばかりじゃなく、悪い所にも目を向けるのは大切だよ、未央」
卯月「それは、えっとですね……まだ、あるんです、けど」
卯月「その……見慣れたら顔も、凛々しいなぁ、って」
卯月「顔! 怖いんじゃなく、凛々しいなぁって!」
武内P「……」
310 = 278 :
卯月「凛々しいだけじゃなく、その、愛嬌もありますよね!? ねっ!?」
未央「あっ、わかる」
卯月「皆が怖いって言ってる時、わかってないなぁ~って、思っちゃいません!?」
凛「それは思わないかな。だって、相手が増えたら困るし」
卯月「怖くなんかない、凛々しくて、可愛い顔……」
卯月「だから! そんな顔をしたプロデューサーさんも、タイプなんです!」
武内P「……」
311 = 278 :
未央「でもさ? 見慣れたら、誰の顔だって良い所が見えてくるよ?」
卯月「はわっ!? そ、それは、そうなんですけど……」
凛「確かに、それはそうだね。それを言い出したら、まだまだありそう」
卯月「それは、えっとですね……まだ、あるんです、けど」
卯月「その……性格が、好きだなぁ、って」
卯月「性格! 誠実で、不器用で、それで……とっても優しい性格が好きだなぁって!」
武内P「……」
312 :
墓穴を掘っているのか、堀を埋めているのか
313 = 278 :
卯月「やっぱり、性格って大事ですよね!? ねっ!?」
未央「ま、まぁ……って言うか、好きって言っちゃってるけど!?」
卯月「好きなタイプ! タイプ的に好きな性格な私のタイプな頑張ります!」
凛「卯月!? ねえ……私達、友達だよね?」
卯月「あわっ、わ、とにかく性格! 中身です! 頑張ります!」
卯月「だから! 頑張ります! 島村卯月、頑張ります!」
武内P「……」
314 = 276 :
これはべた惚れですね
315 = 278 :
卯月「もっ、もう良いですよね!? ねっ、ねっ!?」
未央「そっ、そうだね! もうやめようか、この話!」
凛「ちょっと待って、ハッキリさせておきたんだけど」
未央「でもさ!? 曖昧なままの方が良い事ってあるよ!?」
卯月「はいっ! そ、そうです、その通りです!」
凛「ねえ、今のを聞いて、どう思ったの?」
武内P「……」
未央・卯月・凛「……」
316 = 278 :
武内P「今の島村さんの話を聞いて……ですか」
凛「うん、そう」
卯月「りっ、凛ちゃん!?」
未央「しぶりん!?」
武内P「そう……ですね」
武内P「私は不器用ではないので、タイプとは少し違いますね」
未央・卯月・凛「えっ?」
武内P「えっ?」
317 :
なん……だと…………?
318 = 278 :
卯月「ぷっ、プロデューサーさんは……自分が、器用だと思ってるんですか?」
武内P「は、はい……自分では、そう、思っているのですが」
未央「思い違いも甚だしいよ!? そう思ってるのプロデューサーだけだよ!?」
武内P「えっ!? 待ってください! 皆さん、私が不器用だと!?」
凛「思ってるに決まってるでしょ!? ふざけないでよ!」
武内P「……!?」
未央・卯月・凛「……!」
武内P「……検討します」
未央・卯月・凛「はいっ!?」
319 = 278 :
未央「いやいや、待って!? 何をどう検討するの!?」
武内P「まずは、皆さんが私を不器用と思っているか、調査をしようと考えています」
卯月「その発想が既に不器用ですよ、プロデューサーさん!」
武内P「えっ? あの……そう、でしょうか?」
凛「ねえ! 調査って、聞き込みでもするつもり!?」
武内P「っ!? それは、誤解です!」
武内P「きちん……器用に、アンケート用紙を作成します!」
未央「そういう器用じゃないって!」
卯月「……でも、ちょっと必死なプロデューサーさんって可愛いですよね?」
凛「うん、わかる」
320 = 278 :
卯月「たまに、こうやって可愛い一面を見せるのも良いですよね!? ねっ!?」
未央「ま、まぁ……微笑ましくは、あるよね」
卯月「普段しっかりしてる人の、こういう所を見ると……キュンキュンしますよね!?」
凛「うん、する……と言うか、してる」
武内P「確かに、私は島村さんの言うタイプに近いようです」
武内P「ですが……不器用だとは、思いません」
卯月「その……頑固な所も、魅力だなぁ、って」
未央「普通だったら、欠点に見えるのにね」
凛「……まあ、悪くないかな」
武内P「私は、器用なタイプです」
おわり
321 :
お互い顔を真っ赤にしてるなこれは
322 :
正にあばたもえくぼ
323 :
>>312
墓穴を掘った残土で堀を埋めてるんだよ
ただ、堀が深すぎて曲がりくねってるんだけどな
324 :
メイドすげー面白いよ
325 :
まさかウサミン式多段階墓穴掘削法をシンデレラガールがするとは・・・
ああ開祖もこの間シンデレラガールズになったから問題ないか
326 :
武内メイドガイPだって?
327 :
年少組に続いてスキンシップをお願いしたい、きらりんをください!
329 :
書きます
武内P「憧れ、ですか」
330 = 329 :
ありす「はい、そうです」
武内P「それで……私に、相談とは?」
ありす「どうしたら、文香さんのような大人の女性になれますか?」
武内P「それは……本人にお聞きになるのが、一番だと思いますが」
ありす「聞いても、優しく微笑むだけなんです!」
ありす「そこがまた、素敵だと思いますけど!」
武内P「……」
331 = 329 :
武内P「焦る必要は、無いと思いますが」
ありす「焦ってるわけじゃありません」
ありす「明確な目標がある場合、そこに至る方法を知っておきたいだけです」
ありす「そこで、私は考えたんです」
ありす「プロデューサーという職業は、そういった事を考察するプロだ、と」
武内P「……」
ありす「お願いします!」
ありす「私、文香さんのような素敵な女性になりたいんです!」
武内P「……」
332 = 329 :
武内P「そうですね……では、鷺沢さんは、どのような方ですか?」
ありす「えっ? 文香さんの事は、知ってますよね?」
武内P「……申し訳ありません、言葉が足りませんでした」
武内P「橘さんから見て、鷺沢さんはどのような方ですか?」
ありす「はい! まず、胸が大きいです!」
武内P「なるほど」
武内P「まずは、胸が大き……」
武内P「……」
武内P「っ!?」
333 = 329 :
武内P「たっ、橘さん!? あの、橘さん!?」
ありす「? どうかしましたか?」
武内P「最初に上げる点が、そこなのですか!?」
ありす「えっ? 文香さん、胸が大きいですよね?」
武内P「そ、それは……はい、そうですね」
ありす「第一印象というのは、とても大事です」
ありす「隣で見ているとわかるんです」
ありす「ほとんどの人が、文香さんに会ったら最初に胸を見てます」
ありす「視線が、胸→顔→胸、と、最終的にやっぱり胸にいきます」
武内P「は……はあ」
334 = 329 :
武内P「で、では……橘さんは、スタイルが良くなりたい、と」
ありす「はい、そうです」
ありす「アイドルとしても、スタイルの良さはメリットにもなりますから」
武内P「ほ、他には! 他には、何かありますか?」
ありす「当然あります!」
武内P「そ、そちらを聞かせて頂けますか!?」
ありす「はい! 体が、とっても柔らかいんです!」
武内P「なるほど」
武内P「体が、とても柔らかい……」
武内P「……」
武内P「っ!? それは、どういった意味でしょうか!?」
335 = 329 :
武内P「関節が柔らかいと、そう言う意味では……」
ありす「ありませんよ?」
武内P「……です、よね」
ありす「細身なのに、お肌がしっとりしてて、柔らかいんです」
武内P「は……はあ」
ありす「文香さんが、ふみふみと呼ばれる理由はですね」
ありす「文香さんの触り心地が、ふにふに……ふみふみ」
ありす「とってもふみふみしていて、気持ち良いからだと思うんです」
武内P「待ってください! それは、恐らく違います!」
336 = 329 :
武内P「と、とりあえず、ですね!」
武内P「身体的特徴ではなく、内面に関してはどうですか!?」
ありす「勿論、沢山あります!」
武内P「そ、そちらを聞かせて頂けますか?」
ありす「はい、構いませんよ!」ムフー!
ありす「文香さんは、どんな時でも冷静さを失いません!」
ありす「常に冷静に状況を分析し、的確な判断を下します!」
ありす「これは恐らく、文香さんの読書量の賜物です!」
武内P「なるほど」
武内P「常に冷静、と……」
武内P「……」
武内P「えっ?」
337 = 329 :
武内P「確かに、鷺沢さんは穏やかな方だと……そう、思いますが」
ありす「はい! 柔らかな午後の日差しの様な方です!」
武内P「ですが、その……そこまで完璧な方、でしょうか?」
ありす「えっ?」
武内P「彼女も、冷静でいられない場面も、あると思うのですが……」
ありす「……確かに、以前の舞踏会では、緊張で調子を崩していまいました」
ありす「でも! それは、体が心について行けなくなっただけです!」
ありす「今の文香さんは、レッスンを重ねて、体力もつきました!」
ありす「健全なる精神は、健全なる肉体に宿ると言います」
ありす「つまり! 今の文香さんは、完璧な女性です!」
武内P「……」
338 = 329 :
武内P「……橘さんが、鷺沢さんを慕っている事は、わかりました」
ありす「はい! 私は、文香さんのようになりたいんです!」
武内P「――ですが」
ありす「?」
武内P「橘さんの、鷺沢さんに抱いているイメージ」
武内P「それは、橘さんの主観が入りすぎているのでは、無いでしょうか?」
武内P「確かに、彼女は素晴らしい方だと、そう思います」
武内P「しかし……貴女が思っている程、完璧では無いかと」
ありす「そっ、そんな事ありません!」
ありす「文香さんは、心・技・体の全てを兼ね備えています!」
武内P「……」
339 = 329 :
武内P「……わかりました」
ありす「! やっぱり、文香さんは完璧ですよね!?」
武内P「橘さん。貴女は、彼女が常に冷静だと……そう、思っているのですね?」
ありす「っ! だから、そう言ってるじゃないですか!」
武内P「……では、一日だけ、時間をくださいますか」
ありす「? どうしてですか?」
武内P「理想像を追い求めるのは、悪いことではありません」
武内P「しかし、何事も、過ぎたるは及ばざるが如しと、そう、言います」
武内P「……鷺沢さんも、理想を重ね続けられるのも、負担になるかと」
ありす「……何をする気ですか?」
武内P「明日、物凄く落ち着かない様子の鷺沢さんをご覧にいれます」
ありす「!?」
340 :
・ ・ ・
コンコンッ! コンコンッ!
武内P「どうぞ」
ガチャッ!
ありす「おはようございます!」
武内P「おはようございます、橘さん」
ありす「貴方は、文香さんに何をしたんですか!?」
ありす「クローネのプロジェクトルームで……文香さん、ずっとソワソワしてるんです!」
武内P「昨日、彼女の帰り際に、本を数冊お貸ししました」
ありす「本を貸した……? それで、どうしてあんなに……?」
武内P「巻の最後で非常に盛り上がり、早く続きを読みたいと、そう、思う」
武内P「その次の巻を抜いて」
ありす「……」
ありす「はい?」
341 = 340 :
ありす「えっ、と……それだけですか?」
武内P「はい、それだけです」
ありす「読みたい続きが読めなくて、ソワソワしてる?」
武内P「ええ、そうなりますね」
ありす「何を言ってるんですか!」
ありす「文香さんが、それだけであんなにソワソワする筈が――」
コココココココココココココココココッ!!
ありす「ひっ!? ドアが……なっ、何!?」
武内P「ノックの音、ですね」
ありす「ノック!? 工事が始まったかと思いましたよ!?」
342 = 340 :
コココココココココココココココココッ!!
武内P「恐らく、鷺沢さんでしょう」
ありす「文香さんが!? そんなの、有り得ません!」
武内P「……」
武内P「どうぞ」
…ガチャッ
文香「……失礼、します」
ありす「えっ……本当に、文香さん……?」
ありす「他に誰も居ない……い、今のノックを文香さんが……?」
文香「……」
ありす「……!?」
343 = 340 :
武内P「おはようございます、鷺沢さん」
文香「おはよう……ございます」
文香「昨日は、本を貸して頂き……ありがとう、ございました」
武内P「いえ、ああ言った内容のものが、好みかと思いましたので」
文香「はい……とても、楽しく……読ませて頂きました」
ありす「! やっぱり、さっきのノックは何かの間違いです!」
ありす「文香さんは、とっても素敵な大人の女性です!」
文香「しかし……途中の巻が、抜けていたのです、が」
武内P「ああ、それは……申し訳ありませんでした」
文香「……いえ、お気になさらず」
武内P「……」
文香「……」
文香「……」ソワッ
ありす「……ん?」
344 = 340 :
文香「あ、あの……それで、ですね」ソワソワ
武内P「はい、何か?」
文香「抜けていた巻は、今、手元にあるのでしょうか……?」ソワソワ
文香「宜しければ……お貸し頂けると、嬉しいのです……が」ソワソワ
武内P「――ああ、申し訳ありません」
文香「……!?」ガーン!
文香「今、手元に無いの、ですか……!?」ブルブルッ
文香「わ、わた、私に……まだ、我慢をしろと……!?」ガクガクッ
文香「あんなにも……あんなにも、続きが気になる所まで読ませておいて……!?」ガタガタッ!
ありす「ふっ、文香さん!?」
武内P「――今、確認してみます」
文香「おっ、お願いします……!」パッ!
ありす「……!?」
345 = 340 :
文香「申し訳……ありません」ソワソワ
武内P「こちらこそ、申し訳ありませんでした」
文香「い、いえ……貴方が謝る必要は、ありません」ソワソワ
文香「むしろ、あの様な素敵な書を教えてくださった事に……感謝しています」ソワソワ
武内P「……ん?」
文香「ん……!?」ガーン!
文香「無かったの、ですか……!?」ブルブルッ
文香「そ、そんな……探しても、何処にも置いていなかったのに……!?」ガクガクッ
文香「わた、私は……今日、あの物語の続きを読めな、読めな、読め……!?」ガタガタッ!
ありす「文香さ――んっ!?」
武内P「――ああ、鞄の下の方に、入っていました」
文香「!」ペカーッ!
ありす「……?」
346 = 340 :
武内P「鷺沢さん、どうぞ」
文香「……!」ペカーッ!
武内P「そこまで、続きが気になってしまいましたか?」
文香「……!……!」コクコクコクコクコクコクコクッ!
武内P「落ち着いてください、鷺沢さん」
武内P「頷きすぎて、髪の毛がバッサバッサいっています」
文香「ここで……読む……うぅ?」
武内P「はい、構いませんよ」
文香「っ――!」
スタスタスタスタ、ポスンッ
文香「……」
…ペラッ
ありす「……」
347 = 340 :
武内P「――と、この様に」
武内P「鷺沢さんも、常に冷静で居るわけではありません」
ありす「そう……みたいですね」
武内P「しかし……そういった所もまた、魅力なのでは無いでしょうか」
ありす「!」
ありす「はい! 文香さんは大人の女性ですけど……その」
ありす「さっきの文香さんも、えっと……可愛いと、思いました」
武内P「目標があるのは、素晴らしいことです」
武内P「ですが、その目標をハッキリと見定める事もまた、重要です」
ありす「……はいっ!」ニコッ
武内P「良い、笑顔です」
348 = 340 :
ありす「……すみません、文香さん」
ありす「私……私の中の勝手なイメージを文香さんに重ねていました」
ありす「……でも」
ありす「今日こうやって、新しい一面を見て!」
ありす「増々、文香さんのような、素敵な女性になりたいと思いました!」
ありす「だから、その……」
ありす「……これからも、よろしくお願いします!」
文香「……」
…ペラッ
ありす「あ……あの、文香さん……?」
武内P「恐らく……今は、何を言っても耳に入らないかと」
ありす「……」
349 = 340 :
武内P「鷺沢さんは、今……本に集中していますから」
ありす「……だったら、仕方ありませんよね」
武内P「はい」
ありす「それじゃあ、最初の話に戻るんですけど」
武内P「えっ?」
ありす「胸を大きくするのに、良い方法はありますか?」
ありす「出来れば、ふにふにした触り心地になる方法も」
武内P「……」
武内P「誤魔化し……切れなかった……!?」
350 = 340 :
ありす「外見的な女性らしさも、重要だと思います」
武内P「それに関しては、その……ですね」
武内P「……申し訳、ありません」
武内P「私では、力になれそうに……ありません」
ありす「そう……ですか」ションボリ
ありす「それじゃあ、もう一人の憧れの女性――」
ありす「美波さんに、聞いてみることにします」
武内P「なるほど」
武内P「……」
武内P「待ってください」
みんなの評価 : ○
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