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    元スレ武内P「『次はお前だ』」

    SS+覧 / PC版 /
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    501 = 462 :

    ちひろ「もしかして……」

    武内P「……」


    ちひろ「嘘、ついたんですか?」


     そんな筈はないですよね。

     そう言わんばかりの表情だが、全てわかった上での行動。

     プロデューサーを追い詰めるための、千川ちひろの全力の演技!


    武内P「いっ、いえ! そんな事は、決して!」


     騙される!

     この男、先程はいけしゃあしゃあと嘘をついておきながら、咄嗟に否定!

     ……しかし、それも仕方の無い事だろう。


    ちひろ「……」ションボリ

    武内P「っ……!?」


     怒られるならまだしも……悲しまれる。

     それは、喜びの感情を表す笑顔とは、対極に位置する表情を作り出す。


    武内P「……」


     まずい、どうしようという思いが、男の脳裏を駆け巡る。

    502 = 462 :

    ちひろ「……」ションボリ

    ちひろ(……ふふっ! 焦ってますね、プロデューサーさん!)

    ちひろ(そうやって、ちょっとの間、反省してください!)


     悲しげな表情の裏で、女は考える。


    武内P「……」

    武内P(千川さんを……落ち込ませてしまった)


     それを見て、男は己の行動が招いた結果に目を向ける。


    武内P「……」

    武内P(何とかなだめ……帰って頂く方法は、無いだろうか)

    武内P(今日中に作成しておきたい資料も、まだ残っている)

    武内P(可能ならば、明日の分にも多少手を付けておきたい)


     目を向けてもなお、こんな調子なのである!!

    503 = 462 :

    武内P「……」ソワソワ

    ちひろ「……」


     無論、千川ちひろもそんな事は百も承知。

     一瞬だけでも反省させられただけでも良しとする。

     だが! 今日の目的は、帰らせるまで達成出来たとは言えない!


    ちひろ「プロデューサーさ――」

    武内P「――そう言えば」


    武内P「千川さんは、どうしてこちらへ?」


     しかし! プロデューサーも、追撃は許さない!


    ちひろ「それは――」

    武内P「――ああ」


    武内P「忘れ物でも、されたのでしょうか?」


    ちひろ「っ……!?」

    ちひろ(……あくまでも、抵抗なさるつもりですか!)

    504 = 462 :

    ちひろ「……」

    ちひろ(これは……肯定するしか、無いですよね)


     彼女がここに戻った理由。

     それは、言うまでも無く、男が残り続けていると確信していたからだ。


    ちひろ「……」

    ちひろ(でも……それを正直に言うのは、上手くありません)

    ちひろ(だって、そうしたら……)


     『嘘、ついたんですか?』


    ちひろ「っ……!」

    ちひろ(って言ったのに! 疑ったんですか、って返されちゃうもの!)

    ちひろ(そうしたら、またいつもの怒る流れになっちゃう!)


    ちひろ「……――ええ、そうなんです」


    武内P「そうですか」

    武内P「実は……私も、忘れ物を」


    武内P・ちひろ「……」

    505 = 462 :

    ちひろ「すみません! 私ったら、疑うような事を言って!」

    武内P「いえ、私の普段の行動からして、仕方が無いかと」

    ちひろ「忘れ物、ありましたか?」

    武内P「はい。千川さんは、ありましたか?」

    ちひろ「ええと……はい、ありました」

    武内P「では……帰りますか」

    ちひろ「はい……そうですね」


    ガチャッ……バタンッ

    カチャリッ!

    506 = 462 :

      ・  ・  ・

    ちひろ「……」

    ちひろ(このまま別れたら、きっとUターンして戻るわよね)

    ちひろ(だから、出来る限り同じルートで……目を離さないようにしないと)

    ちひろ(プロデューサーさんの利用する駅と、そこまでのルート)

    ちひろ(それから、今日は帰ってゆっくり休んでください、って)

    ちひろ(……駅につくまでに、説得しきれるかしら)


     アシスタントは、考える。


    武内P「……」

    武内P(可能な限り、人通りが多いルートを選択)

    武内P(そこで、いつの間にかはぐれた風を装いUターン)

    武内P(そこから、中断した作業を再開して……)

    武内P(22時までやれば、明日は最高の状態で始められる)

    武内P(……すみません、千川さん)


     プロデューサーは、考える。 

    507 = 462 :


     ――だが、彼らは天才では、無い。

     あくまでも、ただのプロデューサーと、アシスタントなのだ。


    武内P・ちひろ「……」


     そんな、平行線な彼らの思惑を飛び越えてくる存在が、ある。



    「――あら?」



    武内P・ちひろ「っ!?」



    「今日は、もうお仕事は終わりですか?」



     それは、アイドル!!



    武内P・ちひろ「は……はい」



     アイドルは、平行線すらも越えていく!!

    508 :

    「奇遇ですね。私も、もう帰る所だったんです」

    ちひろ「そ……そう」

    武内P「なのです……ね」

    「でも……他の人達は、まだお仕事みたいで」


    「良ければ、これから飲みに行きませんか?」

    「時間は、たくさんありますし……」

    「ふふっ! ビールを浴びーる程飲めますね、うふふっ!」ニコニコッ!


    武内P・ちひろ「……」

    武内P・ちひろ「……いいえ」


     彼らは、プロデューサーと、アシスタントである。


    武内P「お猪口で――」

    ちひろ「――ちょこっとだけ、ですよ?」


     アイドルの笑顔には、勝てないのだ。




     本日の勝敗――両者敗北。

    509 = 508 :




      プロデューサーは帰れない



    おわり

    510 :

    ちひろ様がいつのまにかかえで酒になっていた

    511 :

    かぐや様の次は岸辺露伴テイストでどうでしょう

    512 :

    武ちひ大好き

    513 :

    双葉杏は働かない

    514 :

    千川ちひろとか言う大天使

    515 :

    脱水症状で倒れた(ふりの)きらりに口移しで水を飲ませるよう言う莉嘉とみりあ

    516 :

    もしちひろさん加えた大人組の飲み会で武内Pが寝てしまってpが勃ってしまったら大人組はどんな反応するんだろ?

    517 :

    甘え上手な莉嘉とみりあを羨ましがるきらりをください!

    518 = 508 :

    書きます


    武内P「いえ、見ていません」

    519 = 508 :

    莉嘉「えーっ!? そんなワケないじゃん!」

    みりあ「ねえねえ! 見たでしょ? ねえねえ!」

    武内P「いえ、見ていません」

    莉嘉「あれだけゴーカイに転んだんだよ!?」

    みりあ「スカートが、バサーッってなったんだよ!?」


    美嘉「……!///」プルプル


    武内P「大丈夫です、城ヶ崎さん」

    武内P「本当に、見えていませんでしたから」

    520 = 508 :

    莉嘉「Pくん! ホントのコト言って!」

    みりあ「ねえねえ! 本当は、見たんだよね?」

    武内P「いえ、見ていません」

    莉嘉「ピンクに、黒レースのパンツだよ!?」

    みりあ「セクシーで、オトナーってパンツだよ!?」


    美嘉「……!///」プルプル


    武内P「安心してください、城ヶ崎さん」

    武内P「本当に、見えていませんでしたから」

    521 = 508 :

    莉嘉「もー! 見てたんでしょ!?」

    みりあ「うんうん! 絶対見えたもん!」

    武内P「いえ、見ていません」

    莉嘉「お姉ちゃんの、お気に入りなんだよ!?」

    みりあ「美嘉ちゃん、同じデザインのもう一つ持ってるんだよ!?」


    美嘉「……!///」プルプル


    武内P「信じてください、城ヶ崎さん」

    武内P「本当に、見えていませんでしたから」

    522 = 508 :

    莉嘉「と言いつつもぉ~……じ・つ・は?☆」

    みりあ「えへへっ! 本当はどうなのぉ~?」

    武内P「いえ、見ていません」

    莉嘉「何で!? カリスマJKアイドルのパンツだよ!?」

    みりあ「ブラもお揃いの、勝負?……えと、対決下着なんだよ!?」


    美嘉「……!///」プルプル


    武内P「嘘ではありません、城ヶ崎さん」

    武内P「本当に、見えていませんでしたから」

    523 = 508 :

    莉嘉「……本当に、見てないの?」

    みりあ「……ほんの、ちょっぴりも?」

    武内P「いえ、見ていません」

    莉嘉「何で!? お姉ちゃん、気合を入れて来たんだよ!?」

    みりあ「もしかしたらもしかするかもって、思ってたんだよ!?」


    美嘉「……!///」プルプル


    武内P「申し訳ありません、城ヶ崎さん」

    武内P「本当に、見えていませんでしたから」

    524 = 508 :

    莉嘉「じゃあ、これなら!?」

    バサアッ!

    美嘉「っ!?///」ワタワタ!

    莉嘉「ほら、Pくん! 今なら丸見えだよ!?」

    グイグイッ!

    美嘉「りっ、莉嘉――ッ!/// 莉嘉――ッ!?///」ワタワタ!

    みりあ「っ!? 見て、莉嘉ちゃん!」


    武内P「……」


    莉嘉「えっ!? あの一瞬で、目を閉じたの!?」

    グイグイッ!

    美嘉「ちょっ、と莉嘉!/// 莉嘉――ッ!///」ワタワタ!

    525 = 508 :

    みりあ「じゃあ、これなら!?」

    スルンッ!

    美嘉「っ!?///」ワタワタ!

    みりあ「プロデューサー! 美嘉ちゃんの、脱ぎたてパンツだよ!?」

    ほかほかっ

    美嘉「みっ、みりあちゃ――ん!/// みりあちゃ――んっ!?///」ワタワタ!

    莉嘉「っ!? 見て、みりあちゃん!」


    武内P「……」


    みりあ「ええっ!? 全然、反応してない!?」

    クルクルッ

    美嘉「ちょっ、指で!/// 指で振り回さないで、みりあちゃ――んっ!///」ワタワタ!

    526 = 508 :

    莉嘉「Pくん! お姉ちゃんのパンツ、チョーカワイイんだから!」

    グイグイッ!

    美嘉「莉嘉――ッ!/// スカ――トッ!///」ワタワタ!

    みりあ「ねえねえ! 見てよプロデューサー! 可愛いんだよ!」

    クルクルッ!

    美嘉「みりあちゃ――んっ!/// パ――ンツッ!///」ワタワタ!


    武内P「待ってください、城ヶ崎さん」


    みりあ「もーっ! 見てくれないなら、被せちゃう!」

    スポッ!


    武内P「……今、どのような状況ですか?」

    武内P「私は、何を被せられましたか?」


    美嘉「アタシのパンツだよ――っ!///」ワタワタ!

    527 = 508 :

    莉嘉「Pくん! 目を開けたら、お姉ちゃんのパンツが見えるよ!」

    グイグイッ!

    美嘉「ダメ――ッ!/// もっと違うのが見えるから――ッ!///」ワタワタ!

    みりあ「あっ、そうだ! えっと……えいっ!」

    プチッ

    美嘉「みりあちゃん!?/// ブラのホック外した!?///」ワタワタ!


    莉嘉「みりあちゃんナイス! それっ!」

    スルンッ! ポイッ!

    美嘉「莉嘉!?/// ちょっ、アタシのブラ!///」ワタワタ!

    みりあ「うんっ!……はいっ!」

    パシッ!……スポッ!


    武内P「……今、どのような状況ですか?」

    武内P「私は、何を追加で被せられましたか?」


    美嘉「アタシのブラだよ――っ!///」ワタワタ!

    528 = 508 :

    莉嘉「Pくん、見て! ブラもチョーカワイイんだって!」

    クイッ、スルンッ!

    美嘉「っ!?/// ま、待って!/// 待って!?///」ワタワタ!

    みりあ「プロデューサー見てよー! ねえねえ!」

    パシッ!…スポッ!

    美嘉「ちょっと待っ……まーっ!/// ま――っ!?///」ワタワタ!


    武内P「……まさかとは、思いますが」

    武内P「今、私の首に巻かれたのは、スカートですか?」


    美嘉「そのまさかだよ――っ!///」ワタワタ!

    529 = 508 :

    莉嘉「ふっふっふ! どう、Pくん!」

    みりあ「ふっふっふー!」

    美嘉「何か……何か、隠すもの……!?///」ワタワタ!


    武内P「状況の確認だけ、させてください」

    武内P「私は、現在城ヶ崎さんの下着上下とスカートを被っており」

    武内P「また、城ヶ崎さんは下半身が丸出しの状態だ、と」

    武内P「……間違いありませんか?」


    莉嘉「Pくんに関しては、そうだよ!☆」

    みりあ「でも、美嘉ちゃんは靴と靴下ははいてるよ!」


    美嘉「! 靴下! 靴下で、下が隠せる!」

    ゴソゴソッ!

    美嘉「……ふーっ! とりあえず、これでオッケーかな★」


    武内P「落ち着いてください、城ヶ崎さん」

    武内P「状況が、見えていませんから」

    530 = 508 :

    莉嘉「Pくん! 観念して、お姉ちゃんの下着を見て!」

    みりあ「す~っごく可愛いんだよ! ねえねえ、プロデューサー!」

    美嘉「ま、まぁ?/// 見たいなら、アタシは構わないケド?///」テレテレ


    武内P「仲間入りしないでください、城ヶ崎さん」

    武内P「現実が、見えていませんから」


    莉嘉「さっすがお姉ちゃん! オットナー!☆」

    みりあ「うんうんっ! 美嘉ちゃん、格好良い!」

    美嘉「……まあねー★ ギャルだったら、トーゼンっしょ★」


    武内P「乗せられないでください、城ヶ崎さん」

    武内P「先が、見えていませんから」

    531 = 508 :

    武内P「……質問をしても、宜しいですか?」


    莉嘉「お姉ちゃんの、本当のスリーサイズ?」

    みりあ「確か、ちょっぴり控えめに言ってるんだよね?」

    美嘉「まあねー。モデルやるなら、その方が都合良いしね★」


    武内P「皆さんは、下着自体を見せたかったのでしょうか?」

    武内P「それとも、それを着けた城ヶ崎さんを……でしょうか?」


    莉嘉・みりあ・美嘉「っ!」

    莉嘉・みりあ・美嘉「……それは」


    武内P「……」

    532 = 508 :

    武内P「皆さんのお気持ちは、伝わってきました」

    武内P「しかし、私に被せる必要は無かったと、そう、思います」

    武内P「特に、スカート」

    武内P「これに関しては、本当に意味がわかりません」


    莉嘉・みりあ「……」ションボリ


    美嘉「……まあまあ、そのへんにしといてあげてよ」

    美嘉「二人だって、悪気があったワケじゃなんだしさ★」

    美嘉「ねっ? 莉嘉、みりあちゃん★」ニコッ!


    莉嘉・みりあ「っ……!」

    莉嘉「お姉ちゃんっ!」

    みりあ「美嘉ちゃんっ!」


    武内P「待ってください、城ヶ崎さん」

    武内P「何も、見えていませんから」

    533 = 508 :

      ・  ・  ・

    武内P「下着とスカートは、着用し終わりましたか?」


    美嘉「オッケー★ バッチリだよ★」

    莉嘉「お姉ちゃんもPくんも……ごめんね」

    みりあ「うん……みりあ達、いっぱい迷惑かけちゃった」

    莉嘉・みりあ「……」ションボリ

    美嘉「もー! その話は終わり!」

    美嘉「アイドルなんだから、笑顔じゃないと★」ニコッ!

    莉嘉・みりあ「うんっ!」ニコッ!


    武内P「……良い、笑顔です」

    534 = 508 :

    武内P「ですが……今後は、こういった事は絶対にやめてください」

    武内P「私も、どう反応していいか、わからなくなってしまいますので」

    美嘉「……まー、そうだよね」

    美嘉「って言うか、正解がわかるヒト、いるの?」


    莉嘉・みりあ「……」ムズムズ


    美嘉「フツー、あんな状況になる事なんて――」


    莉嘉・みりあ「えいっ!」

    バサッ!


    美嘉「っ!?///」

    バッ!


    莉嘉・みりあ・美嘉「見た!?」


    武内P「はい、見ました」

    535 = 508 :

    莉嘉「スカートめくりっ!」

    みりあ「大成功~っ!」

    莉嘉・みりあ「いえ~いっ☆」

    パシンッ!


    美嘉「ちょっ、ちょっと!?.///」

    美嘉「見ました、って……もうちょっと言い方あるんじゃない!?///」

    美嘉「減るものじゃないケド……え、エロい!///」ジロッ!


    武内P「……」

    武内P「申し訳ありません、城ヶ崎さん」

    536 = 508 :

      ・  ・  ・

    武内P「……そして、千川さんが入ってきて」

    武内P「城ヶ崎さんと二人で、私にお説教を始めたのです」

    武内P「それも終わり、今に至る……と」

    美嘉「そうだね、大体そんなカンジ★」


    ちひろ「……!?」


    武内P「何か、質問はありますか?」

    美嘉「アタシは無いよー。ま、当事者だしね★」


    ちひろ「……!」フルフル


    武内P「顔を上げてください、千川さん」


    武内P「どんな顔をしているか、見えませんから」



    おわり

    537 :

    千川さんもめくられたか

    538 :

    ちっひコスプレ趣味やしティーバックとか普通に持ってるやろうなあ
    流石に普段からはいてはないやろうけど割とエグい下着着けてそう

    539 :

    蘭子と仲良くゴスロリを着る千川さんをください!

    540 :

    その美嘉の匂いをだね
    ワキガ回から逃れられる話

    541 :

    >>539
    書きます


    武内P「……そうですね、闇ですね」

    542 = 541 :

    ちひろ「待ってください」

    蘭子「フフフ……煩わしい太陽ね」

    武内P「神崎さん、千川さん、おはようございます」

    ちひろ「おはようございます、待ってください」


    蘭子「我が友よ! しかと見るが良い!」

    ちひろ「見る前に、話を聞いてくださいプロデューサーさん!」


    武内P「……」

    武内P「ゴシックロリータ、ですか」

    543 = 541 :

    ちひろ「違うんです」

    蘭子「ちひろさんは……堕天し、覚醒を果たした!」

    武内P「……その様です、ね」

    ちひろ「違うんです、待ってください」


    蘭子「微笑みの影に潜む闇! これぞ、真なる姿!」

    ちひろ「合わせて着てみただけなんです、プロデューサーさん!」


    武内P「……」

    武内P「そう、ですか」

    544 = 541 :

    ちひろ「誤解なんです」

    蘭子「受けるが良い! 我らの、漆黒の魂の煌めきを!」

    武内P「はい、わかりました」

    ちひろ「誤解なんです……って、待って蘭子ちゃん!?」


    蘭子「闇に飲まれよ!」ビシッ!

    ちひろ「……まれよー」ヘニャリ


    武内P「……」


    蘭子「……ちひろさん?」

    ちひろ「待って。お願い蘭子ちゃん、待って」

    545 = 541 :

    ちひろ「ねっ? お願い!」

    蘭子「恐れる事は無いわ! さあ! 我らの魔力を一つに!」

    武内P「……」

    ちひろ「えっ? えっ!?……ええっ!?」


    蘭子「闇に飲まれよ!」ビシッ!

    ちひろ「の……飲まれよー///」ヘニャリ


    武内P「……」


    蘭子「……ちひろさん?」

    ちひろ「お願い蘭子ちゃん! 少し、落ち着かせて!」

    546 = 541 :

    ちひろ「ハードルが! ねっ!? 蘭子ちゃん!」

    蘭子「もしかして……恥ずかしい、ですか……?」ションボリ

    ちひろ「えっ!? ええと、その、ね……!?」チラッ

    武内P「……」


    武内P「……神崎さん、安心してください」

    武内P「私の魔力を送り、千川さんの本当の力を開放しました」


    蘭子「――我が友! 」

    ちひろ「っ!? プロデューサーさん!?」


    武内P「なので……千川さん、頑張ってください」


    ちひろ「……!?」

    547 = 541 :

    蘭子「覚醒の時! ちひろさん、漆黒の翼を広げる時が来た!」

    ちひろ「もう……!/// もうっ……!///」プルプル!

    蘭子「おおっ! 其の身の震えこそ、溢れる魔力の現れ!」

    ちひろ「ううっ……!/// せっ……せーのっ――!」


    蘭子・ちひろ「闇に飲まれよ!」ビシッ!


    武内P「……良い、魔力です」


    蘭子「ククク! 我らの闇の魔力は、全てを飲み込む!」ムフー!

    ちひろ「……ううっ!///」

    548 = 541 :

      ・  ・  ・

    武内P「……そうですね、猫ですね」


    ちひろ「待ってください」

    みく「Pチャン! おはようにゃ!」

    武内P「前川さん、千川さん、おはようございます」

    ちひろ「おはようございます、待ってください」


    みく「ちひろさん? もー! 語尾に『にゃ』を付ける約束でしょー!?」

    ちひろ「その前に、話を聞いてくださいプロデューサーにゃん!」


    武内P「……」

    武内P「ネコミミと尻尾、ですか」

    549 = 541 :

    ちひろ「違うんです」

    みく「ちひろさんも、ネコミミと尻尾を私物で持ってたにゃ!」

    武内P「……その様です、ね」

    ちひろ「そうなんですけど、違うんです」


    みく「にゅふふ! みくとちひろさんの可愛さにタジタジにゃ!」

    ちひろ「タジタジかも知れないけど、ちょっと違うのよ、みくちゃん!」


    武内P「……」


    みく「……ちひろさん?」

    ちひろ「ちょっ……ちょっと違う、にゃ!///」

    550 = 541 :

    みく「うむむ……ちひろさんは、ネコチャンの自覚が足りないにゃ」

    ちひろ「だっ、だって、その……!///」チラッ

    武内P「では……私は、仕事をしていますので」

    ちひろ「はっ、はい! そうしてください、プロデューサーさん!」


    みく「チャンスにゃ! そういう時に限って、構って貰おうとするのがネコチャンにゃ!」

    ちひろ「みくちゃん!? ねえ、まだ続けるの!?」


    武内P「……」


    みく「……ちひろさん」

    ちひろ「まっ……まだ続けるのかにゃ!?///」


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