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    元スレ武内P「『次はお前だ』」

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    851 = 836 :

    蘭子「ぴっ!?」ビクッ!

    武内P「す、すみません」

    蘭子「の、望むは天上の調べ! 地の底より這い出しものではない!」

    武内P「えっ?」

    蘭子「もっ……もう少し、高い声で喋ってください……!」

    武内P「……は、はあ」


    小梅「ご、ごめんね……お話してたら、怖がらせちゃって」


    武内P「……」

    852 = 836 :

    蘭子「こ、此処は魂の錬成場! 我が城に非ず!」

    蘭子「未知の不可視なるお、オバ、おばおば……幽霊が!」

    小梅「せっかくの合宿だから……ね、寝るまでと思って……」

    武内P「……なるほど、それで」

    武内P「しかし……何故、私の部屋に」


    小梅「ここが一番安全だ、って……あの子が」


    蘭子「我が友よ! 共に、登る太陽を見届けようぞ!」


    武内P「……」

    武内P「あの……朝まで、ここに居るつもりですか!?」

    853 = 836 :

    蘭子「無論! 汝の纏う妖気こそ、この世ならざる者への剣!」

    蘭子「漆黒の闇より潜みし亡者から、私を護りたまえ! お願いします!」

    小梅「ここなら……大丈夫だから、で、出来ればお願いしたい……な」

    武内P「まっ、待ってください!」

    武内P「本気で、仰っているのですか!?」


    小梅「や、やっぱり……駄目、だよね」


    蘭子「そんな事言わんでよ――っ!」ピーッ!


    武内P「……」

    854 = 836 :

    武内P「……仰っしゃりたいことは、わかりました」

    蘭子「っ! ならば!」

    小梅「ここで、い、一緒に寝ても……良いの?」

    武内P「……いえ、それは、出来ません」

    武内P「貴女達は――」


    コンコンッ


    蘭子「ひうっ!?」ビクッ!

    武内P「……」

    武内P「ノック……?」


    小梅「……来た」

    855 = 836 :

    武内P「来た? 来たとは、一体?」

    小梅「ぜ、絶対に……開けちゃ、駄目だよ」

    武内P「いえ、ですが……」


    コンコンッ


    武内P「外で、待っているようなので」

    …スッ

    武内P「少し、待っていてください」


    小梅「だ、駄目……! 開けたら……!」

    蘭子「わ、我がとっ、とっとととっ、友――っ!」

    856 = 836 :

    コンコンッ

    武内P「――はい」

    ガチャッ!

    武内P「――お待たせしました」

    武内P「……」

    武内P「誰も……居ない……?」


    蘭子「う~っ……! うう~っ……!」ビクビク!

    小梅「す……凄い」

    蘭子「えうぅっ!?」ビクビク!


    小梅「顔が、こ、怖いって……逃げていった、って……」

    857 = 836 :

    武内P「……すみません、お待たせしました」

    武内P「風か何かの音だったようです」

    蘭子「ぅう我が友――っ!」

    ぎゅうっ!

    武内P「かっ、神崎さん!? あの、離し――」

    蘭子「片時も離れる事は無い! 無い無い無い!」

    ぎゅううっ!

    武内P「っ!? い、いけません! いけません、神崎さん!」

    小梅「そうしてるのが……うん、一番安全かも」

    武内P「安全では! 安全では、ありません!」

    858 = 836 :

      ・  ・  ・

    武内P「……落ち着かれましたか?」

    蘭子「う……うむ///」

    蘭子「……差し込んだ光に、惑わされてしまったわ///」

    小梅「と、とっても……頼もしかった、よね」

    蘭子「それ! もう……もう! もうっ!」

    武内P「……はあ」


    武内P「では、これで自分の部屋で眠れますね?」


    蘭子「……」

    小梅「……」

    蘭子「えっ?」

    859 = 836 :

    蘭子「……クックック! その様な虚言には惑わされないわ!」

    武内P「えっ? いえ、本気……なのですが」

    蘭子「へっ?」

    武内P「もう……今ので逃げたのです、よね?」

    小梅「う……うん、気の弱い子は……行っちゃった」

    武内P「でしたら、問題ありm」


    小梅「でも……そうじゃない子は、まだ……居る、よ?」


    武内P・蘭子「……」

    860 = 836 :

    小梅「今も、ドアの向こうで……」

    武内P「あの、白坂s」


    蘭子「私は、眠りにつくわ」

    …ゴソゴソッ!


    武内P「っ!? 待ってください、神崎さん!」

    グイグイッ!

    蘭子「我が友よ! この棺を開けてはならない!」

    グイグイッ!

    武内P「私の布団で寝ようとしないでください! 神崎さん!」

    グイグイッ!

    蘭子「やっ……やーあー! やーあー!」

    グイグイッ!


    武内P「……!?」

    861 = 836 :

    蘭子「わっ、わわっ、我が友よ!」

    蘭子「我が魂は、安息を求め、此処に辿り着いた!」

    蘭子「静寂が支配する長き道を歩み、既に魔力は尽きようとしている!」

    蘭子「にも関わらず! 汝は、其の守護の領域へ踏み入る事を拒むのか!」

    蘭子「……否! 我らの魂の絆とは! わ、私とプロデューサーは!」

    蘭子「仲良し! 私! ここ! 寝る! 寝るのー! 寝るうううっ!」

    ぎゅむんっ!


    小梅「布団に……完全に、くるまっちゃったね」

    武内P「……」

    862 = 836 :

    武内P「あの……神崎さん」

    蘭子「う~っ……!」

    武内P「……」


    武内P「貴女のお気持ちは、十分に伝わりました」

    武内P「……そして」

    武内P「この様な状態で、部屋から放り出すわけにもいかない、と」

    武内P「……そう、考えました」


    蘭子「っ! じゃあっ!」

    バッ!


    武内P「私が、違う部屋で寝ます」ニコリ


    蘭子「我が友!?」

    小梅「え、えっと……それ、意味ない……よね?」

    863 :

      ・  ・  ・

    武内P「……では、私は押入れの中に居ますので」

    武内P「何かありましたら、声をかけてください」


    蘭子「……あ……あの」

    蘭子「ごめんなさい……プロデューサー」


    武内P「……いえ、お気になさらず」

    武内P「存外……悪くは、ありませんから」


    小梅「だけど、押入れで寝るなんて……まるで……」

    蘭子「……うむ! 青き、機械仕掛けの獣!」

    蘭子・小梅「……えへへっ」ニコッ


    武内P「……良い、笑顔です」

    864 = 863 :

    武内P「それでは……おやすみなさ――」


    ドンドンッ! ドンドンッ!


    蘭子「ぴっ!?」ビクウッ!

    小梅「い……いっぱい、外に居るみたい」

    蘭子「やー! もう、やー!」ブルブル!


    ドンドンッ! ドンドンッ!


    武内P「……」

    武内P「少し、待ってください」


    蘭子・小梅「えっ……?」


    武内P「追い払ってこようと、そう、思います」

    865 :

    デビルブリンガーか何かが起動するのかな?

    866 = 863 :

    武内P「幽霊は……私の顔を怖がっている、のですよね?」

    小梅「う、うん……そうだけど、でも……」

    蘭子「プロデューサー! 無茶しないでください!」

    武内P「いえ、これは、当然の事です」


    武内P「笑顔の、ためですから」

    武内P「そのためならば、私は……鬼になりましょう」


    小梅「待って……外に居るのは……!」


    武内P「私に何かありましたら……後は、お願いします」


    武内P「……」

    …ガチャッ!


    武内P「何か、御用ですか?」ギロオオッ!!

    867 = 863 :

      ・  ・  ・

    ちひろ「プロデューサーさん、ご存知ですか?」

    ちひろ「いつもの合宿所、変な噂が立ってる、って」

    武内P「……噂、ですか」

    ちひろ「はい、そうなんです」

    ちひろ「……出るらしいですよ?」

    武内P「……何が、ですか?」


    ちひろ「それが……鬼が、出るらしいんです」


    武内P「……」

    868 :

    地獄P

    869 = 863 :

    武内P「……それは、また」

    ちひろ「あーっ、信じてませんね?」

    武内P「……すみません」

    ちひろ「もうっ!……ゴホンッ! いいですか?」


    ちひろ「――気付いたら、部屋から人数が減ってた」

    ちひろ「――その子を探して、合宿所を歩き回ったそうなんです」

    ちひろ「――……でも、何処にも居ない」

    ちひろ「――何かあったんじゃ、って……ある部屋を尋ねると」


    武内P「……出た、と」


    ちひろ「はい。でも……朝起きたら、何事も無かったように全員元の布団で寝てて」

    ちひろ「記憶も、姿形もハッキリしないのに……ただ、全員が覚えてる」

    ちひろ「恐ろしい……鬼の顔を見た、って」


    武内P「……」

    870 = 863 :

    ちひろ「とにかく、怖かった……って」

    武内P「……そう、ですか」

    ちひろ「全員、同じ夢でも見たんだと思いますけど……それにしたって」

    武内P「……そう、ですね」

    ちひろ「プロデューサーさんは、何か心当たりはありますか?」

    武内P「心当たり……ですか」

    ちひろ「はい。原因は、何だと思います?」

    武内P「……そう、ですね」


    武内P「幽霊のせい、でしょうか」



    おわり

    871 :

    武蘭って父娘だよな。

    872 :

    武蘭は父娘感あるのに武梅はいかがわしく見える不思議

    873 :

    そりゃ小梅ちゃんの妖しい魅力のせいや

    874 = 873 :

    …よく考えたら武内Pのにらみつけるって失禁するんじゃないか…?

    875 :

    >>874
    また下の処理エピソードがふえるじゃねえか

    877 = 868 :

    >>874
    それは昔のスレでやってた

    878 :

    やってたから
    今回も失禁者が出たんじゃね?
    ってことだろ

    879 = 863 :

    書きます


    武内P「束縛、ですか」

    880 = 863 :

    未央「そう、束縛!」

    武内P「あの……何故、その様な話に?」

    卯月「えっと、一途とか心配性とか考えてたら……ですね」

    未央「あれ? どこからが束縛なんだろ、って話になって」

    武内P「……成る程」


    「プロデューサーに、聞いてみようってなったんだ」


    武内P「……」

    881 = 863 :

    武内P「しかし……私の考えで、良いのですか?」

    未央「うんうん! とりあえず、身近な人から! ってね!」

    卯月「あうぅ……私、結構束縛しちゃいそうで……」

    未央「私は、そこまでしなさそうかなぁ……しぶりんは?」

    「私? 束縛なんて、するわけないでしょ」


    「私、サバサバしてるし」


    未央・卯月「確かに」

    武内P「……」


    武内P「…………」

    882 = 863 :

    武内P「と、とりあえず……皆さんは、どこからが束縛だと思いますか?」

    未央「えっ? そうだなぁ……あっ! 毎日電話したい、とか!」

    卯月「ええっ!? それも、束縛になるんですか!?」

    未央「さあさあ! プロデューサー、これはどう思う?」

    武内P「……そう、ですね」

    「もう、何言ってるの」


    「友達だって、毎日電話したりするでしょ?」

    「だったら、付き合ってるのにそうしないって、おかしくない?」


    未央・卯月「確かに」

    武内P「……」


    武内P「…………」

    883 = 863 :

    武内P「で、では……毎日電話は……はい、セーフで」

    未央「良かったね、しまむー! 束縛じゃないってさ!」

    卯月「好きな人の声は、出来れば毎日聞きたいなぁ……な、な~んて!///」

    未央「まあ、そうだよねぇ……忙しくてもさ、ちょっと位は、ね」

    武内P「……そう、ですね」

    「もう、何言ってるの」


    「忙しいって、それは言い訳じゃない?」

    「好きだったら、ちゃんと時間を作るものでしょ」


    未央・卯月「確かに」

    武内P「……」


    武内P「…………」

    884 = 863 :

    武内P「そ、そうですね……時間を作るものだと、そう……はい」

    未央「あっ、でもさ! 忙しい中時間を作ってくれるって、嬉しいかも!」

    卯月「! 未央ちゃん、それです! 想像しただけで、嬉しくなりましたもん!」

    未央「寝る前にさ、おやすみなさい、とか言って貰ったり!」

    武内P「……そう、ですね」

    「もう、何言ってるの」


    「それって、時間を作ったとは言えないと思う」

    「一時間は確保しないと、頑張ったとは言えないんじゃないかな」


    未央・卯月「確かに」

    武内P「……」


    武内P「…………」

    885 = 863 :

    武内P「で、では……一時間は確保までは……笑顔ですね」

    未央「でも、毎日一時間も話すって……地味に大変じゃない?」

    卯月「私は大丈夫ですけど……大変な人も、居るかも知れませんね」

    未央「そうだねぇ、無口な人だったら、話題に困りそう」

    武内P「……そう、ですね」

    「もう、何言ってるの」


    「話題なんて、そこまで困らないと思う」

    「お互いの、好きな所を言い合ってたらあっという間じゃない?」


    未央・卯月「確かに」

    武内P「……」


    武内P「…………」

    886 = 863 :

    武内P「そ、そう……ですね、はい……一時間、そのような感じで……」

    未央「あと、連絡欲しい時って……どんな時だろ?」

    卯月「あっ! えっと……お仕事が終わった時、お疲れ様って……言いたいかも///」

    未央「それだ! その言葉で、疲れを癒やす! だから、仕事が終わったら欲しい!」

    武内P「……そう、ですね」

    「もう、何言ってるの」


    「そんなの、当たり前でしょ」

    「当然、仕事終わりには『終わったよ』って連絡は欠かせないかな」


    未央・卯月「確かに」

    武内P「……」


    武内P「………」

    887 = 863 :

    武内P「欠かせない、ですか……そう、ですか……」

    未央「あとは……個別に、どこかに遊びに出かけた時とか?」

    卯月「そうですね……楽しい雰囲気が伝わってくると、こっちも楽しくなりそうです♪」

    未央「LINEとかでさ、写真送ってもらったりとか!」

    武内P「……そう、ですね」

    「もう、何言ってるの」


    「写真を撮って送るなんて、普通の事じゃない?」

    「だって、一緒に遊びに行って居ないなら、当然でしょ?」


    未央・卯月「確かに」

    武内P「……」


    武内P「…………」

    888 = 863 :

    武内P「は、はい……写真を撮って、はい……そうですね」

    未央「友達と楽しそうに写ってる写真とか、アルバムに入れて!」

    卯月「あっ、異性の友達が居て、楽しそうだったら……ちょっと複雑かも知れません」

    未央「あー、確かにそうだねぇ。でも、二人っきりじゃないなら、別に良くない?」

    武内P「……そう、ですね」

    「もう、何言ってるの」


    「今、卯月は複雑かも知れないって思ったんだよね?」

    「そういう思いをさせるのって、良くないんじゃないの」


    未央・卯月「確かに」

    武内P「……」


    武内P「…………」

    889 = 863 :

    武内P「……では……異性の友人と出かけるのは……はい」

    未央「でもさ? 自分も知ってる人とだったら、良いんじゃない?」

    卯月「あっ、そうですね! それなら、大丈夫です!」

    未央「共通の知り合いならさ、何の心配も要らないよね!」

    武内P「……そう、ですね」

    「もう、何言ってるの」


    「そう思ってて、もしも何かあったら……凄く、ショックじゃない?」

    「だから、区別無く、異性と一緒に出かけるのは全部無しにするべきだと思う」


    未央・卯月「確かに」

    武内P「……」


    武内P「…………」

    890 = 863 :

    武内P「異性とは、出かけてはいけない……と……そうですか」

    未央「まー、それが一番無難なのかもねぇ」

    卯月「で、でも……その方が安心ですね……えへへっ!」

    未央「仕事中はしょうがないにしても、プライベートだからねぇ」

    武内P「……そう、ですね」

    「もう、何言ってるの」


    「仕事中でも、異性との会話は最低限にするべきだと思う」

    「仕事中だからって、変に楽しそうにしてたら、嫌じゃない?」


    未央・卯月「確かに」

    武内P「……」


    武内P「…………」

    891 = 863 :

    武内P「あの……一度、話をまとめても……よろしいですか?」

    未央「オッケー!」

    卯月「考えてみたら……結構、難しいですね」

    武内P「皆さんの中で、先程挙げられた事項は……」

    武内P「束縛には、ならない……と?」

    「もう、何言ってるの」


    「入るわけないでしょ」

    「今のは、当たり前の話だから」


    未央・卯月「確かに」

    武内P「……」


    武内P「…………」

    892 = 863 :

    武内P「で、では……もしも、今のが破られた場合は……?」

    未央「えっ? うーん、そうだなぁ……謝る、とか?」

    卯月「もうちょっと、大らかになる……でしょうか?」

    未央「うん。今のだと、ちょっと厳しいかもしれないもんね」

    武内P「そうですよね!」

    「もう、何言ってるの」


    「ごめん……ちょっと、わからないんだけど」

    「当たり前の事に、厳しいも何も無くない? 違う?」


    未央・卯月「確かに」

    武内P「……」


    武内P「…………」

    893 = 863 :

    武内P「で、では……質問を変えましょう……笑顔です」

    未央「どんと来い!……って、何で笑顔、って言ったの?」

    卯月「はいっ、島村卯月、頑張ります♪……確かに、どうして笑顔、って?」

    武内P「皆さんが、相手にそうしろと言われた時……」

    武内P「……どう、思われますか?」

    「もう、何言ってるの」


    「最初から、そういう話でしょ?」


    未央・卯月「えっ?」

    「えっ?」


    武内P「……」

    武内P「えっ?」

    894 = 863 :

    武内P「あの、渋谷さん……?」

    未央「しっ……しぶりん?」

    卯月「りっ……凛ちゃん?」

    「えっ、何? 私、何か変なこと言った?」

    武内P「渋谷さんは……先程の事をされても、束縛と思わない、と?」

    「もう、何言ってるの」


    「思うわけないでしょ」

    「私を何だと思ってるの? そんなに心が狭くないから」


    未央・卯月「……」

    武内P「……」


    武内P「笑顔です」

    895 = 863 :

    「ねえ、未央。未央って、異性の友達が多いよね?」

    未央「ま、まあ……うん、そうだね」

    「付き合った相手も同じくらい異性の友達が居るとして、さ」

    未央「……うん」

    「相手が素敵なら素敵な程、不安になると思う」

    未央「確かに」


    「ねえ、卯月。私、卯月の笑顔って輝いて見える」

    卯月「えっ!? あ、ありがとう……ございます///」

    「付き合った相手が、卯月程素敵な笑顔じゃないにしても、さ」

    卯月「……はい」

    「自分以外の異性に、笑顔を振りまいてたら嫌じゃない?」

    卯月「確かに」


    「ね?」


    未央・卯月「確かに!」


    武内P「……」

    武内P「…………」

    896 = 863 :

    武内P「で、では……その、ですね」

    武内P「束縛とは、具体的に……どのようなものだと、考えていますか?」

    「えっ、私?」

    武内P「はい」

    「うーん……ちょっと、難しいけど」


    「まず、仕事は辞めてもらう」


    武内P「成る程」

    武内P「……」

    武内P「まず!?」

    897 = 863 :

    武内P「あ、あの……まず、仕事を辞めさせるのですか!?」

    「ちょ、ちょっと! 束縛するなら、の話だから!」

    武内P「……す、すみません」


    未央「でも……それなら、色々と安心かも」

    卯月「はい……確かに、そうかもしれません」


    武内P「ほ、本田さん!? 島村さん!?」


    未央「えっ、あ、何? ごめん、ちょっと考え事してて」

    卯月「す、すみません、私もです……あの、何ですか?」


    武内P「……い、いえ」

    武内P「何でも……ありません」

    898 = 863 :

    「それで、次になんだけど」

    武内P「待ってください! もう、この話はやめにしましょう!」

    未央「まあまあ! 良いじゃん、プロデューサー!」

    卯月「そうですよ! 今後の、参考になるかも知れませんから!」

    武内P「何のですか!?」

    未央「というわけで、しぶりん! ちょいと聞かせておくれ!」

    卯月「お願いします! 島村卯月、頑張ります♪」

    武内P「何をですか!?」

    899 = 863 :

      ・  ・  ・

    「――と、ここまでやったら、束縛かなって思う」

    未央「……成る程」

    卯月「……そこまでやったら、束縛になるんですね」

    未央「つまり、その一歩手前なら束縛にはならない、と」

    「もう、何言ってるの」


    「なるわけないでしょ?」

    「プロデューサーも、そう思うよね?」


    武内P「っ!?」ビクッ!

    武内P「……!……!」

    武内P「…………」


    武内P「はい、そうですね」

    900 :

    うーんこのやべーやつら


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