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    元スレ小鳥「今日は皆さんに」 ちひろ「殺し合いをしてもらいます」

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    251 :

    16:00 音無小鳥

    卯月「あっ! 本当です、居ました!」

    しばらく歩いた後、卯月は嬉しそうに小鳥に向かって言った。
    しかし小鳥は言われるまでもなく気付いていた。
    自分が少し前に見た人影が、海岸の岩場でじっと座っていることに。

    ちらりと横の卯月を見ると、今にも声をあげて走り出しそうな表情をしている。
    小鳥はそんな彼女の肩をつつき、耳打ちするようにして言った。

    小鳥「卯月ちゃん。あんまり大きな声を出したらびっくりさせちゃうかも知れないから、
       もう少し静かに近付きましょう? 声をかけるのはそれからでも良いわよね?」

    卯月「! そ、そうかも知れないですね。はい、そうします!」

    252 = 251 :

    卯月は素直に小鳥に従い、二人はもうしばらく黙って歩いた。
    しかしその時間はあまり長くは続かなかった。

    まだ少し距離のある段階で、向こうがこちらに気付いたのだ。
    その小さな人影は接近してくる二人に気付くと、
    脇に置いてあった何か長い物を持って勢いよく立ち上がった。

    そして卯月は向こうがこちらに気付いたのを見て、
    嬉しそうに笑って手を振りながら彼女の名を呼んだ。

    卯月「杏ちゃーん! 私です、卯月でーす!」

    しかし杏は答えない。
    ただ黙ってじっとこちらを見……そしてほんの1~2秒の後、
    杏は卯月と同じようににっこりと笑った。

    「卯月ちゃーん! 会いたかったよー早くこっち来てー!」

    253 = 251 :

    手を振って名を呼び、卯月の歩みを急かす杏。
    そして卯月もまた友達の元へ早く行きたかったのだろう。
    杏の言葉のままに駆け出そうとした。
    しかし、

    小鳥「ま、待って卯月ちゃん!」

    卯月「えっ? は、はいなんでしょう!」

    小鳥「ご、ごめんね。私、ちょっと疲れちゃって……。
       杏ちゃんには悪いけど、もう少し一緒に歩いて欲しいの……駄目かな?」

    卯月「あっ、ごめんなさい! 私気付かなくって……。
       えっと……。杏ちゃん、ごめんなさい! すぐ行くから、もう少し待っててくださーい!」

    卯月は口の横に両手を添え、杏に向かって大きな声でそう伝えた。
    実際、双方の距離はもうすぐにでも数メートル程度にまで縮まるだろう。
    だから特に何の問題も起こるはずはなかった。

    254 = 251 :

    しかし卯月の返事を聞いた杏はその直後、
    満面の笑みを浮かべていたその表情を180度変えた。

    「いいからこっちに来て!! 早くッ!!」

    卯月「えっ……? あ、えっと……?」

    突然怒ったような顔でそう叫んだ杏。
    しかし卯月はそんな杏に戸惑ってしまい、すぐに足を踏み出すことができなかった。
    そして困惑する卯月の隣で、小鳥は杏の叫びの意味に気が付いた。
    杏も自分のことを敵視しており、卯月と自分とを引き離そうとしているということに。

    小鳥「っ……動かないでッ!!」

    杏に続き、今度はすぐ傍から聞こえた怒声。
    卯月はびくりと肩をはねさせ、慌てて横を見た。
    するとそこには、少し前に自分が手渡した武器をこちらに向けた小鳥の姿があった。

    255 = 251 :

    卯月「え……?」

    卯月は何が起きたのか分からないという表情を浮かべる。
    しかし小鳥はそんなことに構わず、再び声を張り上げた。

    小鳥「杏ちゃん、だったわね……! ゆっくり近付いて来て!
       それからその手に持っているものをこっちに渡しなさい!」

    「っ……」

    杏は唇を噛み、指示に従うべきか数秒ほど悩んだようだった。
    しかし取るべき行動が他に思いつかず、
    自分の武器を握り締めたままゆっくりと小鳥たちに向けて歩を進めた。
    卯月はそんな杏と小鳥との間を、困惑した表情で視線を行き来させる。

    256 = 251 :

    卯月「こ……小鳥さん? え、えっと、どういうことですか……?」

    小鳥「……」

    卯月の質問に小鳥は答えない。
    ただ黙って銃口を卯月に、視線を杏に向け続けている。

    小鳥は、初めからこうするつもりだったのだ。
    卯月の散弾銃を預かったのは、預かるという名目で武器を奪うためだった。
    卯月と行動を共にしたのは、
    彼女を人質に取り、次に出会った346プロの者を無力化させるためだった。

    杏は初めから小鳥の敵意に気付いていたわけではない。
    気付いたのは、卯月が自分の元へ駆け寄るのを阻まれた時だ。

    もっと早くに気付いていれば。
    あるいは、もっと上手く卯月を小鳥から引き離す方法を思い付いていれば、
    展開は変わっていたかもしれない。

    257 = 251 :

    もっとこうしていれば……と、杏の頭は後悔でいっぱいだった。
    だが今更そんなことを考えても仕方がない。
    今はとにかく、この状況の打開策を考えなければ。
    杏はそう思考を切り替え、
    不審に思われない程度にゆっくりと歩いて可能な限り考える時間を作る。

    自分が今手にしているのは白木の鞘に納まった『日本刀』。
    自分と小鳥との距離は既に10mは切った。
    卯月と小鳥との距離は1~2m。
    この状態で自分も卯月も助かるにはどうすれば良いのか。

    ……しかしどれだけ思考しようと、ロクな案が思い浮かばなかった。
    何か一つ小鳥の意に沿わない行動を起こしてしまえば、
    その瞬間に発砲してしまうかも知れない。
    そうなればあの至近距離だ、卯月にはほぼ確実に命中してしまうだろう。

    258 = 251 :

    小鳥「……止まって。そこから、その刀を私の足元に投げて」

    その指示に杏は従わざるを得ず、
    刺激せぬよう、下手でそっと小鳥の足元へ刀を投げた。

    まずい、このままでは最後まで相手の言う通りにしてしまう。
    「最後」というのが何を指すのかは分からない。
    相手が自分たちを殺す気なのか、それとも武器を奪えば満足してくれるのか。

    後者であればまだ良い。
    このまま大人しくしていれば命だけは助かるはず。
    しかし前者であれば……もうなりふり構っている場合ではない。
    危険な賭けだろうがなんだろうが、何か行動を起こさなければならない。

    杏は小鳥の目的を見極めるべく、全集中力を小鳥の表情を読むことに当てた。
    だから本来なら真っ先に気付けていたはずなのに気付けず、
    代わりに卯月が気が付いた。
    自分たちが歩いてきた方向から二人やって来たことに。

    259 = 251 :

    卯月「き、きらりちゃん、かな子ちゃん……!」

    無意識に漏れた卯月の声。
    その声と視線に誘導されるように、小鳥は注意と銃口を卯月から逸らしてしまった。
    見ると確かに二人、距離はあったが卯月の視線の先に立っていた。

    そして、これがいけなかった。
    卯月は先程までは敵意と凶器を自分に向けられ、その恐怖から動くことができなかった。
    しかし今は違う。
    今この瞬間は、自分は脅威から解放されている。
    考えたわけではなく直感的に、卯月はそう感じた。

    だからほとんど無意識に、卯月の足はその場から離れようと動いた。

    小鳥「っ……!」

    走り出した卯月に、一瞬遅れて小鳥は反応した。
    視線と銃口を戻した小鳥の目に写ったのは卯月の背中。
    そして次の小鳥の行動は、何かを考えてのものではなく咄嗟の行動だった。

    小鳥は卯月の背中へ向けて、引き金を引いた。

    260 = 251 :

    次の瞬間、強い反動と大きな音が小鳥を襲い、思わず一瞬目を閉じてしまう。
    そして直後に開かれた小鳥の目に映ったのは、

    卯月「ぅ、ぁっ……」

    地面にうつ伏せに倒れた卯月の姿だった。
    そしてそれから一秒も置かずに、今度は杏の声が響き渡る。

    「ッ……森に走って!!」

    その声は遠く離れたきらりとかな子に向けられたものだった。
    小鳥がその叫びに反応して目を向けた時、既に杏はかなりの距離まで遠ざかっていた。
    次いできらりとかな子へ目を向ける。
    すると二人は肩をびくりと跳ねさせ、数歩後ずさったのちに森へと駆け出した。

    261 = 251 :

    小鳥は、そんな彼女たちのあとを追う気には全くならなかった。
    それより今は、すぐ目の前の光景で頭がいっぱいになっている。

    卯月「ぃ、たい……。痛ぃ、痛いッ……!」

    いつの間にか彼女の背中は、ウェアの下からにじみ出た血で赤く染まっている。
    痛みに声を出しているが、地面に這いつくばったままで全く動かない。
    本当はすぐにでもこの場から離れたいのだが、痛みのせいで体を動かすことができないのだ。

    卯月「や、だ……嫌……だれ、か……。
       た、すけて……凛ちゃ……未央、ちゃん……!」

    涙をこぼしながら、蚊の鳴くような声で助けを求める卯月。
    小鳥はそんな彼女にただ黙って近付き、次弾を装填し、後頭部に銃口を押し当て、
    そして、引き金を引いた。




    島村卯月 死亡

    262 = 251 :

    16:15 双葉杏

    「はあ、はあ、はあ……!」

    森の中をしばらく走った後、杏は立ち止まった。
    息を切らせながら見るその先には、地面に座り込むきらりとかな子の姿があった。

    「……二人とも、大丈夫……?」

    息が少し整ったところで杏は声をかける。
    その声を聞いて初めて杏の存在に気付いたかのように
    きらりとかな子は同時に顔を上げ、そしてきらりが血相を変えて叫んだ。

    きらり「た……助けに行かなきゃ! 卯月ちゃん、助けに……!」

    263 = 251 :

    涙を流し、卯月の救出を請うきらり。
    しかし杏は唇を噛み、きらりの眼差しから目を逸らした。

    「……無理だよ。もう、無理……」

    きらり「ど、どうして!? なんで……」

    「きらりも聞いたはずだよ……あの後もう一発銃声が聞こえた。
     卯月ちゃんはもう、殺されてる……」

    きらり「……そんな……」

    かな子「っ……ぅあぁあああ……あぁあああああん……!」

    264 = 251 :

    きらりはその場にへたり込み、かな子は声を上げて泣いてしまう。
    杏はそんな二人に何か声をかけようとしたが、途中で飲み込んだ。
    そしてほんの数秒目を閉じ、開け、静かな声で言った。

    「……悲しんでる暇はないよ。次は杏たちがやられるかも知れないんだ」

    そのあまりに落ち着いた声に二人は一瞬体を強張らせ、恐る恐るといった様子で杏に目を向ける。
    二人の注意が自分に向いたことを確認し、杏は続けた。

    「杏たちが死んだら、こっちのチームが負けになるかも知れない。
      そしたら杏たちだけじゃなくてみんな死んじゃうんだよ。
      シンデレラプロジェクトのメンバー、みんな……」

    そこで杏は一度視線を落とす。
    しかしすぐに上げ、二人の目を真っ直ぐ見て言った。

    「杏はそんなの絶対嫌だ。友達が殺されるなんて絶対に嫌だ。
      だから二人とも、力を貸して。生き残るために精一杯のことをするんだ……!」

    265 = 251 :

    これまで見たことのない表情で語られた杏の気持ち。
    それを受け、きらりとかな子の心持ちは変化を見せた。
    友人を失った悲しみもショックも消えるはずはない。
    しかし杏の言葉で、「これから」のことを考える方向へとほんの少し気持ちが向かった。

    かな子「で……でも、力を貸すって、どういう……?」

    「まずは二人が持ってる武器を教えて。
      杏は刀を持ってたんだけど、さっき逃げる時に置いてきちゃって……。
      今、身を守る方法が無いんだ。だから二人の武器が頼りなんだけど……」

    それを聞き、まずはかな子が反応した。
    慌てて鞄を開けて、中から自分の武器を取り出す。

    かな子「わ、私は催涙スプレー……。
         あ……あんまり、役に立たないかも知れないけど……」

    266 = 251 :

    「ううん、無いよりはずっとマシだよ。それじゃあきらりは?」

    きらり「……きらりは……」

    ここで言い淀むきらりとその表情を見て、杏は察した。
    そして数秒後に杏の推測は確信に変わる。

    きらり「きらりは、これ……」

    そう言って鞄の口を広げ、中身を見せる。
    それを見て杏は、運がいい、と思った。

    「ねぇきらり、それ杏が預かるよ」

    きらり「えっ?」

    「きらり、それ鞄から出す気もないんでしょ? 勿体無いよ。
      さっきみたいな人が襲ってきても、
      それならただ持ってるだけでも追い払えるかも知れないのに」

    267 = 251 :

    きらり「で、でも、杏ちゃん……」

    「威嚇射撃とかも、多分きらり怖がってできないでしょ? だから杏が持っててあげるよ」

    きらり「……でも……」

    「……もしさっきの人がもう一回襲ってきたら、今のままだとみんな殺される。
     でもそれがあったら逃げられるんだよ。だからきらり、お願い。
     杏……これ以上みんなが傷つくの嫌なんだよ」

    そう言って杏は真剣な顔できらりの顔を見上げる。
    その表情を見て、きらりはついに折れた。

    きらり「う……うん……」

    か細く消え入りそうな声でそう答え、杏に短機関銃を引き渡した。

    268 = 251 :

    杏はきらりの手からそれを両手で丁寧に受け取る。
    やはりそれなりには重いが、想像していたよりずっと軽かった。
    これなら自分でもなんとか扱えそうだ。
    と、杏はほんの少しだけ安心した。

    「ありがとう、きらり。これならきっとみんな助かるよ」

    薄く笑ってそう言う杏だが、きらりはそれに笑顔を返すことなく、ただ黙って頷いた。
    次に杏はかな子にも目を向け、

    「……それでこれからなんだけど」

    そこで一度言葉を区切り、杏は鞄から地図を取り出す。
    そして一箇所を指差した。

    「取り敢えずここに行ってみようと思うんだ」

    269 = 251 :

    杏が指した場所は、島の集落。
    二つある集落のうち、南東部に位置する方だった。

    「ここならきっと建物とかもあるし、森の中にずっと居るよりは快適でしょ?」

    かな子「……で、でも……それならこっちの方が近いんじゃ……」

    そう言ってかな子は、もう一つの集落を指す。
    しかし杏は首を捻って、

    「確かにそうなんだけど……。そっちよりこっちの方が傾斜がなだらかなんだよ。
      だから距離は伸びるけどこっちの方が良いかなって思ったんだ。
      坂道キツイと普通に歩くよりずっと疲れるし」

    270 = 251 :

    確かに杏の言うとおりだった。
    地図には等高線があり、それを見ると傾斜の違いは明らかだった。
    きらりとかな子にはこれだけ見てもどの程度の傾斜なのかは分からなかったが、
    杏にはイメージが付いているらしい。

    かな子「じゃ……じゃあそれで良いかな……」

    「そっか。きらりもそれでいい?」

    きらり「……うん」

    「……。よし、それじゃ早速行こうか。多分完全に暗くなる前には着けるよ」

    そうして杏は先頭に立つ。
    それと同時にチラリと後ろを振り向き、二人の表情を見る。
    しかしそのまま何も言わず、再び前を向き歩き始めた。

    271 = 251 :

    今日はこのくらいにしておきます
    続きは多分明日投下します

    272 :


    逝く時はあっさり逝くんだな…

    273 = 250 :

    いきなり笑顔が消えてしまった・・・

    274 = 242 :

    卯月…会った相手が悪かった
    てか杏すごいな 卯月が撃たれたの見て助からないのを一瞬で判断し二人を逃がし自身も逃走した上即頭を切り替えてきらりから桐山も愛用したBR最強武器のサブマシンガンを手に入れるとは
    17歳とは思えん

    275 = 248 :

    杏の体格でサブマシンガン扱えるのかな

    276 = 247 :

    乙です
    もう協力脱出ENDはムリそうだね…

    277 = 250 :

    杏がヒーローみたいに見えてきた

    278 :

    協力してる莉嘉と律子はどうなってしまうんだ

    279 :

    出会った組み合わせが悪かったなぁ

    280 = 250 :

    さてりんみおはどうなるか・・・・

    281 = 246 :


    小鳥さんは1人年上で精神年齢高くて他の子より事情も理解してるからこの人の行動で全体の流れが決まるんだよな これで小鳥さんは引き返せなくなり杏はもう協調なんて考えず本気になった

    現代のサブマシンガンは片手で扱えるからレベルになってるから杏でも使い方読んで両手で持てばいけるんじゃないかな

    282 :

    ついに死者が出たか・・・
    もう後戻りはできないな

    283 :

    765を敵とみなした346アイドルは李衣菜 杏 アーニャ みく 美波 かな子 きらり (左に行くほど本気)李衣菜と杏は「和解は不可能」と考えているだろう
    346を敵とみなした765アイドル(事務員含む)は美希 伊織 小鳥
    伊織は探知機を持っているので765が欠員無しで集合できればほぼ勝ち確
    律子と莉嘉は今行動を同じくしているので莉嘉が銃とか持ってれば話は別だが
    置いてきていたり鈍器系、直接殺傷能力無し系なら律子のほうが力は上だろうしやろうと思えば律子はいつでも莉嘉をやれる(つまり莉嘉は人質になる)
    やべえな346だいぶ不利だぞ
    卯月が死んだことが知れ渡れば逃げの一手で負けるし交渉に行っても346側にメリットが無い

    284 :

    蒼の人覚醒しちゃうかも

    285 :

    >>283
    臭い

    286 :

    これ武器と初期位置はランダムなんだよね?
    始めからそれぞれの中では一番落ち着いてたであろう小鳥と杏に川田愛用のショットガンと桐山愛用のサブマシンガンが渡り初動で友達殺される因縁までできるとか展開出来すぎてて凄いな

    287 = 283 :

    >>285すまんな

    288 :

    みくは吐いたり記憶の混濁があるからほぼ間違いなく脳出血を起こしてる

    289 :

    上で普通にピヨがはじめそうとかドンピシャなことかかれててワロタ
    最初の選択で2を選んでたら卯月の運命は変わったのかなぁ

    290 :

    これって定期的に死亡者アナウンスとかないの?
    1日1回、2回とか。

    291 :

    >>290
    それ俺も思った、誰か死亡した場合○○側の○○死亡、残り○○名みたいにアナウンスないのかなって


    小鳥さん卯月を人質にして武器を取り上げ、武器を回収してから杏も人質にして交渉材料にするつもりだったのかな

    撃つつもりなかったが卯月の一言と行動で、自分の状況がヤバくなるって判断した瞬間無意識に撃っちゃったぽいよな

    脳が危険と判断して状況整理する暇なかったぽいし…

    卯月が死亡しみくも狙われたと知ったら協力はもう望めないな…殺し合いは始まっちゃったしどちらかが死ぬまで終わらないか…

    最初の選択肢で1選んでれば協力できたのかな?

    292 :

    今んとこ攻撃してきてるのが全て765サイドってのがミソだな
    これは報復不可避の流れ

    293 :

    武内Pならランボーみたいな機関銃が似合いそう

    294 = 291 :

    765側は春香の武器、346側はきらり(杏)の武器がキーかね?

    春香の武器で相手に敵意はない、食料や水も少し明け渡す的に渡して油断して飲み食いしたら一気に勝てそう

    295 :

    殺さずにケガだけ負わせていけば、怪我人を見捨てられずに勝手に自滅していきそうな双方ではある

    296 :

    戦犯島村

    297 :

    16:20 如月千早

    千早「……それじゃあ、開けるわよ」

    春香「うん……!」

    灯台に着き、千早は入口の扉に手をかけて確認を取った。
    ここへ来たのは、春香が置いてきたという毒を誰かが口にしてしまうことを防ぐためだ。
    理屈で言えば今この中に人が居る可能性は決して高くなく、
    また誰のものかも分からない水や食料を口にするとも考えづらい。
    だが時間の経過に伴ってその確率は高くなっていく。
    早い段階で、可能性をゼロにしなければ。

    しかし忘れてはならないのが、仮に現在この灯台に人が居た場合……
    その者が自分たちに敵意を持っていないとも限らないということだ。

    298 = 297 :

    少し前に聞こえた爆発音。
    あれの元凶になった人物がここに居るかも知れない。
    そう考えると千早も春香も慎重にならざるを得なかった。

    だが今覚悟を決めた。
    千早は春香が頷いたのを見、可能な限り音を立てずに扉を開けた。

    すると一歩中に入った途端、はっきりと聞こえた。
    誰かの声だ。
    千早は確認のために春香を振り向く。
    春香は黙って何度も頷く。

    間違いない。
    すぐ目の前にあるもう一枚の扉。
    その向こう側に誰か居る。

    千早はモップの柄を握り締め、扉にゆっくりと近付き……

      「そう言えば少し喉が乾いちゃったな……。アーニャちゃんも、飲んでおいた方が良いよ?」

    299 = 297 :

    この声を聞いた途端、春香は全身の毛穴が一気に開いたような感覚を覚えた。
    同時に一切の思考は消えて足が動いた。
    前に居た千早の脇をすり抜け、壊れるかと思うほどの勢いで扉を開ける。

    そして次に春香の目に映ったのは、驚きの表情でこちらを見る二人のアイドルと、
    そのうちの一人の手に握られたペットボトルだった。

    春香「だっ……駄目ぇええええッ!!」

    美波「きゃあッ!?」

    そう叫び春香は美波に思い切り飛びついた。
    美波は突然のことに全く対応する間もなく、バランスを崩してそのまま床に倒れこむ。
    そして、

    アーニャ「ッ……!!」

    『敵が襲ってきた』『美波が襲われた』『守らなければ』。
    アナスタシアが咄嗟にそう判断したのも仕方のないことだった。

    300 = 297 :

    アナスタシアはほんの一瞬だけ、美波から目線を外す。
    その先にあるのは壁に立てかけてあった彼女の武器。
    本当は使うつもりなどなかったはずだが、
    そんなことは今のアナスタシアの頭からは消え去っていた。

    今頭にあるのは敵から美波を救い出すことだけ。
    アナスタシアは壁へと走って武器を手に取り、
    そして美波に覆いかぶさる敵に向け、振りかぶった。

    が、それを振り下ろす直前。
    アナスタシアもまた、美波と全く同じように床に倒れ込んだ。
    今度は千早がアナスタシアに飛びついたのだ。

    しかし、アナスタシアは武器を手放さなかった。
    美波を守りたいと願うその強い心が、彼女に武器を握らせ続けた。


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