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    元スレ八幡「俺ガイルのキャラをシャッフルする」

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    601 = 1 :

    留美「……あ、そうだ。そういえば修学旅行の日おばあちゃんのお通夜があるんだ」

    彩加「勝手に殺しちゃダメだよ!?」

    八幡「お通夜なら仕方ないな……留美、俺も付き合うぜ」

    隼人「通夜に付き合うってなんだ……?」


    留美「……積立金で払われてなかったら修学旅行のお金払わずに合法的にサボれたのに……」

    八幡「全くだ……積立金ってクソだな」

    彩加「い、いつもからは考えられないほど二人の息があってる……」

    隼人「ダメだこいつら……早くなんとかしないと……」




    ガラガラッ

    602 = 1 :

    八幡「……来客?」

    大志「……ども、こんにちは」

    彩加「か、川崎くん……?」


    八幡(こんな風にこの部にまともな依頼人が来たのは玉縄以来だろうか)

    八幡(大体が由比ヶ浜先生経由だったからな…)


    留美「どうしたの?こんなところまで来て…」

    大志「……ここって、生徒の悩みを解決してくれる部活なんだよね?海老名先輩から聞いたんだけど……」

    八幡「海老名先輩だと……?」

    八幡(ここで意外な人物が出てくるな)

    彩加「うん。その認識で間違いないよ。それで今日は、どんな依頼なのかな」

    大志「……あの、さ。言いにくいんだけど…」

    八幡(川崎は顔を赤らめ、頬を掻きながらゆっくりと言葉を紡いでいく)

    八幡(……なんとなーく読めた)




    大志「……俺、めぐりさんのことが好きだ!」

    彩加「………おぉ」

    隼人「……なるほど」

    八幡「………ほう」

    大志「……あれっ?反応薄い?」

    隼人「恋愛絡みだろうなーとは思ってたからね……ここで由比ヶ浜先生とか出てきたら驚いたと思う」

    八幡「比較の対象が極端すぎる……」

    八幡(そういや由比ヶ浜先生って独身なんだろうか。まぁ独身なんだろうなぁ……すごい数の男に騙されてそう)


    彩加「……めぐりさんっていうと、文実の副委員長だった、城廻めぐりさんのことでいいのかな?」

    大志「はい!そうっす!その城廻さんであってます!」

    彩加「……それで、具体的な依頼の内容を聞かそてもらえないかな?」

    大志「わかりました……」

    603 = 1 :

    大志「……ほら俺こんな顔で、こんなきゃらじゃないすか。そのせいかどうかはわからないけど、昔っからモブ扱いされることが多かったんですよ」

    大志「そんな自分を変えたくて、足掻いてみたくなった。そのために、文実に立候補し、実行委員長になったんす」

    八幡(まぁ、知ってる)

    大志「俺だってやれば出来るってことを見せたかったんですけど……やっぱり無理で。所詮俺は凡人だから……みんなをまとめるなんて無理だったんです」


    大志「でも、そんな俺をめぐりさんは救ってくれた」

    留美「救い……?」

    大志「そう……俺が気づかずに流してしまったミスとか、俺の苦手な細かい事務作業とか、そういったものを全部引き受けてくれて……」

    大志「それでいて、決して俺から主導権を奪おうとしないんすよ。あくまで裏方に徹して、俺がしくらないように、無理が出ないようにサポートしてくれた」

    大志「ある日彼女に訪ねてみたんす。『なんでそこまでやってくれるのか』って」

    大志「『副委員長だから』」

    大志「副委員長だから、それだけの言葉を、さも当然のようにいってのけた彼女は、とてもかっこよくて」

    大志「……気づけば、好きになっていた」

    八幡「……なんでそれを挨拶のときに言わなかった。俺なんかじゃなくて……」

    大志「い、いやぁ……恥ずかしいじゃん、あんな大勢の前でさ」

    大志「俺は君もめぐりさんと同じくらい尊敬はしてるし……」

    八幡「こっちも恥ずかしいんだよ……」

    大志「う………」


    彩加「……で?川崎くんはどうしたいの?」


    大志「……………」ゴクリ


    大志「3年生になっちゃったら、たぶん恋どころじゃなくなる。……そうなる前に、俺はこの気持ちを彼女に伝えたい」

    604 = 1 :

    ねむいのでここまで

    606 = 593 :

    乙!
    大志超頑張れ!どっかのお調子モンとは違って健気じゃないか

    608 :

    はるのんのトラウマがかなりヤバそう……
    出てくるのは会長選のときだからもうすぐか……

    609 :

    折本の十倍はトラウマの傷負いそうなチョイスだよホント

    610 :

    はるのんはなあ・・・
    折本みたいに次の日には周り全てに知られてたとかは無いかもしれないけど、その分直接傷口抉られそう

    612 :


    はるのんのトラウマとかもうアカン臭しかしない

    613 :

    はるのんはねちっこそうで嫌だなぁ
    人より周り見えてるから余計に今の関係をかき乱してきそう

    614 :

    はるのんにトラウマ植えつけられたらホモになるまであるぞ

    615 :

    >>614
    原作の葉山がその可能性あるかもなww

    616 :

    やめろ
    好きな人のイニシャルYが大和か材木座という誰得カップリングしか残らんぞ

    617 :

    あう

    618 :

    最初のキャスティングからどれほど混沌としたSSになるかと思いきや普通に青春してて凄い


    修学旅行は大志が城廻さんに告白するのか。雪ノ下グループに悪い影響なさそうだけどどんな展開になるのか。

    陽乃さんは雪ノ下姓じゃなさそうだけどその場合、名字は何になるんだろう。

    619 :

    彩加「……なるほど、それでこのタイミングなわけだね」

    八幡「どういうことだ?」

    隼人「修学旅行で告白をするつもりなんだろ?まぁ、定番といえば定番だよな」

    大志「……そういうことっす」

    八幡「はぁー、修学旅行に告白ねぇ……」

    八幡(修学旅行で解放的な気分になる生徒も少なくはない。普段よりも告白が成功する確率は高いだろう。それに一ヶ月後にはクリスマスが控えている。告白をするにはうってつけのイベントだ)

    八幡「てか、そこまで決めてるならなんで俺たちに相談する必要があるんだ?」

    大志「告白なんて人生で初めてなんすよ……!しかもこれがほぼラストチャンス。絶対に失敗するわけにはいかないんす」

    留美「……私たちなんかより、普通に友だちに相談した方がいいんじゃ?」

    大志「相談なんか出来ねぇっすよ……ただでさえめぐりさん人気あるのに」

    八幡(まぁそうだよな……こいつはクラスの中層カースト、対して城廻はクラスのトップカーストに位置する。そんな人への告白なんて相談しても真面目に考えてくれるとは思えない)

    八幡(だけど俺たちは違う。困っている人を助ける……そういう名目で活動しているのだから)

    620 = 1 :

    大志「なんか、告白の仕方……例えば場所とか、ムードとか……そういうアドバイスが欲しくて。海老名先輩に相談したら、ここを薦められて……」

    彩加「なるほどね……」

    彩加「わかった、川崎くん。君の依頼受けるよ。八幡たちもいいよね?」

    八幡「まぁどこまで出来るか分かんねぇけど……」

    隼人「素敵じゃないか。応援するよ」

    大志「ありがとうございます!」

    彩加「よし、じゃあさっそく考えるよ。川崎くんはもう帰ってもらって構わないよ」

    大志「えっ?いや、自分の依頼ですし俺も参加したいんだけど……」

    彩加「ぼくたちの会話を聞くと、川崎くんの行動に不自然さが生じてしまうかもしれないからね」

    大志「???」

    彩加「例えば……君が女の子の落としたハンカチを拾うとするよね」

    彩加「その行為が下心があってのものか、それとも純粋な親切心からのものなのか、ということは非常に重要なんだ」

    大志「……なんとなくですがわかった気がするっす」

    彩加「そういうこと。ぼくたちは今からだいぶ打算的な話をする。それを君に聞かせてしまうと、どうしても露骨になっちゃう」

    彩加「川崎くんは、ぼくたちが示した通りのことだけを最低限こなす。たぶんこっちの方が成功確率は高くなる」

    大志「それ自体がだいぶ打算的な話っすが……まぁわかりました」

    大志「そういうことなら、席を外すよ。告白の言葉とか、考えようかな……」

    彩加「うん、ごめんね……」

    621 = 1 :

    彩加「…………で、どうしよっか」

    留美「そんなことだろうとは思っていた……」

    八幡「打算的な話を始めるんじゃなかったのか……」

    彩加「仕方ないじゃん……恋とか告白とか……したことなんてないし……」

    隼人「彩加にしてはちょっと無理のあるロジックだったね……まぁ相手は川崎くんだし大丈夫だとは思うけど」

    彩加「頼まれた以上、クライアントを不安な気持ちにさせるわけにはいかないからね……」

    八幡「何なら断っても良かったんだぞ?」

    彩加「そういうわけにもいかないでしょ」

    彩加「みんな、なにか無い?告白をするのにいい感じのシチュとかさ……」

    留美「……さっぱり」

    隼人「急に言われて思いつくものでもないよな……」

    八幡「そりゃあれだろ、校内放送で全校生徒に向けて『めぐりさん、僕は君のことが―――』」

    留美「うん、ちょっと黙ろうか」

    八幡「ごめんなさい」

    622 :

    彩加「うーん……じゃあ逆に」

    彩加「今まで誰かに告白した経験のある人」

    留美「はい」

    隼人「君のはロマンの欠片もないから……」

    留美「……何それ、むかつく」

    八幡「今現在進行形で恋人がいない俺たちにその質問を投げかけるのはなかなかの鬼畜だな……」

    彩加「うっ……で、どうなの?ないの?あるの?あったら……そのときの状況を教えたり、する、とか」

    隼人「あいにくだけど俺はないよ……」

    彩加「隼人くんは、友達がそういう経験をしてた、みたいなのもないの?」

    隼人「それがないんだよな……ま、告白なんてイベント、普通はそうそう起こるもんじゃないんだよ」

    八幡「ちなみにわかってるとは思うが俺にもそんな経験はないぞ」

    留美「八幡が告白とかなんかウケる」

    八幡「どういう意味だ……」

    623 = 1 :

    彩加「………………………」

    八幡(…………?)

    八幡「どうした彩加。難しい顔して」

    彩加「えっ……いや、そっか……八幡も、告白の経験なんてないんだね……」

    八幡「彩加もないのか?」

    彩加「ぼっ、ぼく!?う、うん……ない、ないよ。って言ったと思うけど……」

    八幡(……彩加が過去を隠すときは、"まるでそんな過去が存在しなかった"かのように振る舞う)

    八幡(だからこうやって取り乱すということは、彩加の言葉に偽りはほぼないと言っていい)

    八幡(告白の経験、というワードに反応しただけだろう。なんだかんだうぶな彩加かわいい。略してさいかわいい)

    八幡「そっか、なんか安心したわ」

    彩加「あ、安心って……どういう意味なんだろう……」ボソボソ

    隼人「……八幡、俺も告白なんてしたことないぞ」

    留美「私は八幡以外に告白なんてしてないよ」

    八幡「いや、一回聞いたし……」

    624 = 1 :

    隼人「うーん……難しく考える必要はないんじゃないかな」

    八幡「というと?」

    隼人「修学旅行で行くところなんてほとんどが知らないところで新鮮みがある。告白スポットなんて適当に決めたところで大差ないたろ」

    彩加「身も蓋もないこといったね……」

    八幡「だいたい正しいんだよなぁ……」

    留美「……それ川崎にどう伝えるの」

    隼人「うーん……」

    625 = 1 :

    八幡「……なぁ、思ったんだが」

    彩加「なに?」

    八幡「城廻は川崎のことどう思ってんだ?」

    彩加「えっ、うーん……隼人くん、どう?」

    隼人「………見てる感じだと、おそらく……」

    隼人「認識すらしてなさそうだな」

    八幡(辛辣すぎる………)

    留美「そう思う根拠は?」

    隼人「正直俺にもあいつの考えてることよくわからないからなんとも言えないが……少なくともあいつが誰かに恋愛感情を抱いてることはない、と思う」

    八幡「なんでそう言い切れるんだ?」

    隼人「見ていればわかるよ。これでも人を見るのは得意だからね」

    留美「……実際川崎との付き合いはありそうなの?」

    隼人「俺自身そんなに仲いいわけじゃないからそればっかりはどうともいえない。ま、川崎に聞いてみるのが一番手っ取り早いんじゃないか?」

    彩加「それは確かに………」

    626 = 1 :

    八幡「……いや、隼人がそういうなら十分だろ」

    留美「?」

    八幡「なんにせよ、修学旅行までに、なんとかして川崎の好感度を上げておく必要があるのは確かなんだろ?」

    彩加「…………あー」

    隼人「そういうことにはなるな……」

    留美「無理ゲー……」

    八幡「………おいおい」

    八幡(まぁ実際難しいよなぁ……)

    八幡「結果的に川崎には帰ってもらってよかったな。この結論伝えちまうとあいつに焦りを生じさせちまう可能性があった」

    留美「……どっちにしろこのこと伝えないと城廻の好感度あげられないんじゃ」

    隼人「いいや、このことは伝えなくてもいいさ。あいつにはチャンスを与えてやればいいだけなんだからな」

    彩加「チャンス……?」

    隼人「修学旅行で、川崎と城廻をなるべく二人きりにさせ、お互いのことをよく知らせる。こうすれば、あとは川崎次第だ」

    八幡「そうするしかないな。ただそうなると、修学旅行が始まるまでは何も出来ないな……」

    留美「そこはもう仕方ないんじゃない。あいつの方で上手くやれるなら上手くやればいいし。私たちはセッティングしかできないんだから」

    彩加「うーん……そうなるとクラスの違うぼくが手伝えること少ないね……うん!だったらぼくがデートスポットとか告白スポットとか一生懸命考えるよ!」

    八幡「おう、たぶんこの中だとお前が一番そういうののセンスあるだろうからな。頼んだぞ」

    627 = 1 :

    隼人「さて、こうなったら班決めが重要だな…」


    隼人「八幡、俺、川崎でまず組む。異論はないな?」

    八幡「………まぁいいけど」

    八幡(なんでこいつこんな嬉しそうなんだよ……)

    彩加「城廻さんは雪ノ下さんたちと組むのかな?だとしたら彼女たちにも協力してもらわないとね……」

    隼人「そこは俺がうまくやるさ」

    留美「ここまでしてふられたらそれはそれで面白いね……」

    八幡「ひねくれてるなぁ……」




    留美「でも結局デートスポットとか告白スポットとかは考えなきゃいけないんだね……なんか振り出しに戻った感が……」

    彩加「……そういうの、よく知ってそうな人がいるからさ、ぼく相談してみる」

    八幡(あーなるほど……)

    隼人「へぇ、頼んだぞ。こっちはうまくやっておくからさ。ふふふ……」

    八幡「なんだその不穏な笑み……」

    628 = 1 :

    八幡(中学生のときの修学旅行は、どうだったっけ)

    八幡(ほとんど何も思い出せないが……思い出せないということは、"そういうこと"なのだろう)

    八幡(誰とも口を聞かず、班員の一歩後ろを歩く、ただそれだけの旅行)

    八幡(だけど、この修学旅行は)

    八幡(たぶん、一生忘れられないものになる)

    八幡(そんな嬉しい予感が、確かにあった)

    八幡(……晴れるといいな、京都)




    留美「………私は憂鬱なままだけどね……」

    629 = 1 :

    書き溜め文は以上。
    こうしてみると全然進んでなくてワロ…ワロ…ワロエナイ
    一旦切ります

    630 :


    こんくらいが丁度いい

    631 :

    お、来てた
    乙です

    633 :

    留美さんあんたすげえ告白の仕方したんだな……

    634 :

    早くいろはす出て欲しい
    カオスになりそう

    635 :

    いろはすはいろはすのままだったな確か

    636 :

    しいて言えばレズになってる

    637 :

    ほんとだww
    葉山先輩が雪ノ下先輩に変わってるし

    638 = 635 :

    でも雪ノ下さんは原作でも軽く百合ノ下さんはいってる気もするから絡みとしては違和感はない

    641 :

    新幹線ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    材木座「……してやはり今期覇権なのは『紅殻』なり!こればかりは譲れん!」

    八幡「……『僕街』に決まってんだろ。最終回こそアレだがあの毎話毎話の話の区切りの秀悦さは尊敬を通り越して苛立つほどだ……」

    材木座「ぬぬぬ……言ってもわからぬ馬鹿ばかり……」

    隼人「………………」

    雪ノ下「………………」

    八幡(……俺何してんだろ)




    八幡(あれから班決めをし、宿泊班は俺・隼人・川崎・材木座。そして行動班は+城廻・雪ノ下・平塚・なぜか折本……というメンツが揃うこととなった)

    八幡(楽しい楽しい旅行ではあるが、最優先すべきはもちろんミッション『川崎と城廻をくっうけようぜ大作戦』である)

    八幡(そこのところも雪ノ下たちに説明し、協力はしてもらえることになった)

    八幡(その一環として……まずは、川崎を新幹線の座席にて城廻の隣へ誘導する。まずはそのクエストをこなした。後は奴次第だ。頑張れ)

    八幡(……で、そのクエストの結果4・4で分かれた座席のうちこちら側に材木座・俺・隼人・雪ノ下というメンツが揃ったわけだが)

    八幡(材木座と話が合いすぎて隼人と気まずい)

    八幡(さっきからすごく居心地の悪そうなオーラが漂ってくるんだけど何これ。一昨年俺が全く同じオーラを振りまいてたこともあり余計にキツイ)

    八幡(隼人なんかは最初こそ話に入ってくれようとしてたものの)

    八幡(一般人からしたら意味不明ワードを連発する材木座の前になすすべもなくサイレントの魔法をかけられた)

    八幡(材木座って……実は空気読むのが苦手だったりするのか……?)

    642 :

    いつだって材木座は生きる勇気をくれる

    643 :

    おっ、久しぶりの更新だな!

    644 :

    もう来ないかと

    645 = 1 :

    材木座「しっかし夏アニメは豊作ぞろいだな!特にkey原作のRewriteは期待しかないぞう!」

    八幡「……あーなんだ。お前らはアニメとか見ねぇのか?」

    八幡(まるで空気を読む気のない材木座に代わり俺が助け舟を出す)

    八幡(まさか俺がこんな役回りをする日が来ようとは)

    八幡(ほんとうにわからないものだ)

    隼人「!そ、そうだね……俺はやっぱりアニメよりもバラエティーの方がよく見るかな」

    雪ノ下「!奇遇ね……私もアニメはあまり……テレビ自体をあまり見ないわ」

    八幡(よし、俺からのパスはちゃんと受け取ってくれたか!後はアニメから話をそらせば……)

    材木座「ダニィ!?アニメをあまり見ないなどけしからん!我がおすすめのアニメを伝授してやろう!フーハハハハ!」

    八幡(ちょっと黙ってろお前」

    材木座「へぷわっ!?」

    八幡(声に出てた)

    隼人「テレビを見ないのか。なら、雪乃はふだんどんなことをしてるんだ?」

    雪ノ下「そうね、猫動画を見て癒されたり一日中パンさんのBDを見ていたり」

    八幡「そうかそれはすごく……ってえ?」

    八幡(猫……?ぱ、パンさん……?)

    八幡(この氷の女王(笑)が?)


    雪ノ下「……?」


    雪ノ下「」ハッ


    八幡(雪ノ下の顔がみるみる朱に染まる)


    雪ノ下「………あなたたち」ガッ

    八幡「がぁっ!?」隼人「い、いだいいだい」

    八幡(鮮やかなボディブロー……)

    雪ノ下「私がたった今言ったことは、すぐに忘れなさい……いいわね?」

    八幡「い、いやでもっ……!パンさん、
    パンさんって……!」

    雪ノ下「い い わ ね ?」

    隼人「は、はいっ!わかりましたっ!」




    材木座(羨ましいなぁ……)

    646 = 1 :

    結構間空いたのにレスしてくれる人いて感無量
    年度始まりは忙しいのや堪忍な……

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    八幡「いっつつ……」

    隼人「雪乃のボディブロー……久々に食らったけど前より威力上がってるね…」

    八幡「前何したんだお前……」

    材木座「我はまだ食らったことはないぞ!」

    八幡「何誇らしげなのん……?」

    雪ノ下「そんなことはどうでもいいでしょう……それよりも、大丈夫なの?あれ」

    八幡「?」

    八幡(雪ノ下が指さす方向を見る……)




    平塚「城廻、お前は本当に彼氏の一つも欲しくはないのか?」

    めぐり「いや、そんなこと言われても…」

    平塚「まだ高校生とはいえ、身持ちを固めるのは大事だと思うぞ?それに青春はは一度しか来ない。色恋の一つでも経験しないともったいないだろう?」

    折本「それあるー!」

    めぐり「彼氏いない歴=年齢の静ちゃんにそれ言われても……」

    折本「それあるー!」

    平塚「ぐ、ぐふぅ!?しかしだな、城廻……私にはその機会が巡ってこないだけで、貴様にはもう巡ってきている可能性はあるんだ!もしそうだったとしたら、そのときは……」

    大志「平塚さん!やめて!もうやめてぇ!!」




    八幡「……席順間違えたな」

    隼人「……今からでも遅くないかな?」

    雪ノ下「……葉山くん、平塚さんと席を代わりに行きなさい」

    隼人「えっ……なんで俺……」

    雪ノ下「申し訳ないけれどこの中で一番川崎くんのフォローができるのはあなたよ」

    隼人「………」

    八幡「なんでそんなに悩む必要あんだよ……ほら、行ってこい。仕事だ」

    隼人「くそう……くそう……」

    材木座「( '-' )ヌーン」

    647 :

    久しぶりに葉山のホモっぽさを見た気分だなww

    648 = 1 :

    平塚「あっはっは、比企谷。そんなに私と話がしたいのか。なら仕方ない、こっちに来てやろう」

    八幡「隼人のやつ……」

    平塚「ん?君は……前、隼人のことを下で呼んでいたか?」

    八幡「いや、呼び方変えたんだよ。……なんか、なりゆきで」

    平塚「そうか……ふ、なるほどな。隼人もようやく本物を見つけたか……」

    八幡「……本物?なんですかそれ」

    平塚「いや何。こちらの話さ。よっこいせ」

    材木座「おっさんか」

    平塚「レディーに向かっておっさんとは失礼だな材木座。"教育"してほしいならしてやるが?」パキパキ

    材木座「いいえ結構です!申し訳ありませんでしたぁ!」

    雪ノ下「聖職者を志す者とは思えないセリフね……」

    八幡「え?平塚さん教師志望なのか?」


    八幡(……教師志望ということよりも)

    八幡(高二のこの時期に、ちゃんとした夢を持っている)

    八幡(俺はこのことに驚いていたのだと思う)


    平塚「静でいい。それが嫌でも"さん"はよしてくれ……あぁ、私は教師志望だ。意外か?」

    八幡「いやぁ……」

    八幡(これまで遠目に見てきた平塚静は、やけに彼氏を作ることに必死になっているように見えた)

    八幡(専業主婦か……そうでなくても、所謂モテる職業に就きたいのではないか、という漠然とした認識があった)

    八幡(意外といえば、意外だ)

    649 :

    平塚「私はね、学校が好きだ」

    八幡「………はぁ」

    平塚「たくさんの人間がいて、人間の数だけ物語がある。数多の物語は他の物語と複雑に絡まりあい、青春を彩っていく」

    平塚「私は 、その色を観察し、時には自分で描く。これを、人生で一度しか与えられない、特別な経験だと思っている」

    平塚「だから人生で一度しかない、この青春の一時一時を全力で謳歌したい。そんな欲求が、私を突き動かしているんだ」

    雪ノ下「………初めて聞いたわそんなこと」

    平塚「当たり前だ。初めて言ったからな」

    八幡「……それで?」

    平塚「ん?あぁ……だからこそ、私は教師になりたいのさ」

    平塚「すべての高校生が、最っ高に楽しい青春時代を過ごすこと」

    平塚「そしてそれによって彩られた"色"を……この目で見続けること」

    平塚「これが私の夢だ。どうだ。クサいだろう?」

    八幡「ああ、とても」

    平塚「ごはッ!?」

    雪ノ下「聞いてるだけで恥ずかしくなってくるわね」

    平塚「がふッ!?」

    材木座「わ、我はかっこいいと思ったが…」

    平塚「ええいもういいっ!どうせお前らに理解してもらおうとは思ってない!」

    八幡「でもさ」


    八幡「素敵だと思うぞ、そういうの」

    平塚「………」


    八幡(自分でも驚くくらいに、素直な言葉が洩れた)

    八幡(そして今……自分でも驚くくらいに、清々しい気持ちになっている)

    八幡(よくわからないが……)

    八幡(青春をかけがえのないものとする平塚の考え方は)

    八幡(本当に、素敵だと。心の底から思えたのだった)



    雪ノ下「……あなた、笑えるのね」

    八幡「え?……俺今笑ってたか?」

    材木座「自覚なし!?何そのクール主人公みたいなセリフ!」

    雪ノ下「普段からそうやって愛想よくしていれば友達ももっとできるんじゃないかしら?」

    八幡「余計なお世話だよ……」

    平塚「……ははっ。違いないな」

    材木座「常にへらへらしてる八幡とかなにそれキモ……」

    八幡「もうそこらへんにしてくれ!!」




    隼人「……………ハッ!!」

    大志「ど、どうしたの?葉山くん」

    隼人「……なんか、ものすごく惜しいことをしたような気がする……」

    めぐり「食べかけのプリン冷蔵庫に置きっぱなしにしちゃったとか?」

    隼人「ううん……違うな……なんだろう…」

    650 = 1 :

    八幡「………」


    雪ノ下「」スースー
    材木座「」グゴー
    平塚「」ムニャ…


    八幡「……みんな寝たか」


    八幡「……あ、富士山」

    八幡「撮っとこ」パシャリ

    八幡「…沙希にでも見せてやるか」

    八幡「………」




    沙希『ほい、母さんがアンタに渡せって』

    八幡『おっ、なんだ小遣いか。なかなか気が利くじゃねぇかおふくろも』

    沙希『欲しいお土産リストだってさ』

    八幡『……知ってたし。粗方予想ついてたし』

    沙希『そんな拗ねないの……お土産代もちゃんともらってるから』

    八幡『そりゃ土産まで自腹で買わせたらそんなのただの鬼だろ……ええとなんだ?おふくろは生八つ橋……おやじは……木刀?何に使うつもりだ……』

    沙希『未だに童心抜けきれてないからあの人……』

    八幡『ははは……そういや、沙希の分がないけど……いいのか?』

    沙希『あ、アタシはいいよ。……その、その、代わりに、さ』

    八幡『……なんだ?』


    沙希『帰ってきたら……土産話でも聞かせて。アタシのときの参考にするから』




    八幡(………土産話、か)

    八幡(そんなものをあいつにしたのは、いつ以来か………)


    八幡(妹のためにも)

    八幡(いっちょ……思い出作ってやりますか)


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