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    元スレ女勇者「さあ魔王、人間を滅ぼそうよ」魔王「何を言っているんだ貴様は」

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    151 :

    粘るねえ

    152 :

    おつ

    153 :

    続きが気になる
    特に勇者サイド

    154 :

    天罰とすら言える神の雷が魔王へと降り注ぐ


    魔王「貴様は今魔王をも超える魔力を手に我に立ち向かった」

    魔王「その力、ただの人の身でそこまで辿り着いたことに賞讃と敬意を表そう」


    ドガァァアアン


    魔王「ぐ…ぅ」フシュルルゥ


    避けようともせず雷に当たる魔王
    ここでやらねばとばかりに畳み掛ける聖導師団長


    聖導師団長「究極火炎魔法!究極爆破魔法!」

    聖導師団長「超越級、超・破壊魔法」

    155 = 154 :

    魔王「魔法で遊べるのはここまでだ」パシュッ


    尻尾が宙を切って聖導師団長の魔法を全てかき消してしまう


    魔王「人間でこの姿を見たのは女勇者ぐらいなものだ。変に嫉妬してしまうかもな」


    人の格好は消え去り、その幻の皮の下に見えたのは爬虫類の鱗
    巨大な鉤爪の手足に太く長いうねる尻尾
    目の多く通常より遥かに大きく避けた口、見るものをぞっとさせる異形の姿

    それが魔王の真の姿だ


    魔王「まあ、誇りに思うが良い。勇者と同じ位に上り詰めるまであと少しだ」


    口を大きく開けて笑う異形の魔物


    聖導師団長「…それは光栄だな。そのまま追い越してしまおうか。魔法強化、魔法強化、魔法強化」

    聖導師団長「無限弾光閃光永久掃射呪文。全てを滅せよ。降り注げ!」

    156 :

    魔王まだ全力だしてないもんなあ…

    157 :

    おつ

    158 :

    おつやで
    変身後の魔王の外見としてはDQの竜王みたいなの想像すればいいかね

    159 :

    >>158
    どっちかっつーとデルトラクエストのブラール

    /nox/remoteimages/67/5c/4085bd4d9cb3d2995c34a9bee6d2.jpegこいつの頭に目を大量につけて羽でもつけた感じ。顔はもう少しワニっぽく

    魔王の種族はドラゴンっていうよりリザードマンに近い

    160 :

    これは強い

    161 = 159 :

    魔王が足を動かす


    魔王「言っただろう?魔法で遊べるのはここまでだ」


    全てを破壊する光魔法の豪雨が降り注ぐ中心地へ魔王は跳んだ
    その間に降り注いだものを全て避けながら


    両の腕の鉤詰めが宙を裂き、尻尾がうねる

    そして魔法は全て消え去った


    聖導師団長「非物質破壊効果!?」

    魔王「正確には破壊ではない、消失だ。さあ、ここからは肉弾戦の時間だ」
    魔王「存分に、楽しもうか」

    162 = 159 :

    聖導師団長が放った魔法は簡単に打ち消せるものじゃない
    それも重ね掛けで魔法強化したのだ。いくら非物質を消失させる効果があるとはいえ何故こうも簡単に打ち消せたのか

    答えは簡単だ、『魔王だから』それだけの答えなのだ


    聖導師団長「楽しむ、だと…貴様にとっては!この殺し合いですら遊びだと言うのか!手を抜いていると!」

    魔王「一生は短い、人間より長く生きる魔物ですらそう思う。だからこそ楽しむのだよ、しかし遊びでも全力でやらねば楽しめぬ
    例え一瞬で終わろうと、我は全力で殺しにかかろう」


    それを話す間にも聖導師団長の攻撃はマシンガンのように飛んでくる。しかし全て魔王には届かない
    全て消される

    魔王が真の姿を現した瞬間、彼の勝利できる可能性はもはや微塵も残っていなかった
    だが彼は負けるとは思っていない

    意地では無い

    フィエリア聖導師団
    彼らは生まれてすぐ戸籍を消され、暗闇の中で永遠に訓練され続けていた
    勝つためのあらゆる手を叩き込まれ、負ける要素を徹底的に廃された

    彼らに"負け"などという言葉は存在しない。どんな状況だろうと勝機を探ることだけを体中に叩き込まれていた



    この絶望的な戦いの中ですら、勝機を手繰る

    163 = 159 :

    どんな状況でも考えをやめない、止めない、絶対に揺るぎない勝利のために


    魔王「ォ゙ォ゙オ゙ォ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙!!」


    ゴガガガガガガ

    聖導師団長「っー!」


    魔王が咆哮をあげる
    辛うじて生き残っていた周りの建物が崩壊し、聖導師団長の鼓膜が破れた。魔法ではない、単純な空気の振動のみで、だ

    一瞬心臓の鼓動が止まったがすぐに聖導師団長は気を取り戻す

    魔王が飛びかかってくるのが見える

    その凶悪な鉤爪が宙を裂き、大地が割れ巨大な峡谷となる

    避けられたのは奇跡か、神の慈悲か


    聖導師団長「アクセル!」

    164 = 159 :

    それは攻撃魔法ではない、補助魔法でもない


    -アクセル-

    それは思考を加速させる魔法
    早く動けるわけではない、周りが遅く見えるわけではない

    ただただ早く多く考えられる。それだけだ

    一瞬でもいい、少しでも多く聖導師団長は多くを考えた

    自分の全ての知識を総動員して、かじった程度の知識でもいい。勝利へ、勝利へ!


    それは簡単に出来ることではない
    魔王の猛攻を避けながら考える。遅く見えるわけではない、一分の一の速さで、深く考えを巡らせながら目の前に見えるものを見極めて避ける

    早い思考と普通の動きをする体、そのズレはとても大きい

    165 = 159 :

    聖導師団長「エンチャント-効果付与-物理破壊」
    聖導師団長「エンチャント-効果付与-範囲拡大」


    聖堂師団長が手を振ると瓦礫が破壊される、魔王が始めて危険を察知して「避ける」ことをした


    いける、もっと、もっと強い魔法を、効果のある術を


    魔王「そうだ!我の心の臓まで抉りに来い!人間に限界などはまだまだ見えぬはずだ!
    戦いの中で進化するんだ、そうしてこそ魔王を殺せる!」

    聖導師団長「まぉぉおお!」


    聖導師団長の両の腕にエネルギーが集中する。魔法を越えた高次元の力、聖なる破魔の力


    魔王「無駄だ!」


    鉤爪が聖導師団長の両腕ごとエネルギーを破壊する


    聖導師団長は遙かなる思考の果てに伝説上の力に手をかけた
    そしてそれでも尚高みに手を伸ばす、手が無くなろうとかまわない

    まだ魔王に届く気がしない、魔王を倒せる次元へ手を伸ばそうと喘ぐ


    聖導師団長「…み、つ…けた!」

    166 = 159 :

    その一帯の空気の流れが変わった

    自我を持ったかのように蠢き、全てが魔王に向けて攻撃を始めた


    魔王「こ…これはっぁ!」


    それは誰もが夢見、誰もが手がかりすら掴めなかった術

    大気中に満ちる魔翌力全てをそのまま操り魔法に変える術

    自分の魔翌力も使わず、何の道具・媒体も使わず


    無制限に、無尽蔵に、代価も無くラグすらなく思ったまま魔翌力をそのまま使える



    聖導師団長「覚悟しろ、魔王」


    そのどれもが、魔王の非物質消失効果をもつ体でも打ち消せない濃い魔翌力でもって
    如何なる歴史でも類を見ないほど強力な攻撃魔法を無限に形成した

    168 = 159 :

    今日はここまで。次は明後日
    まさにドラゴンっていうかっこよさより魔王としてはもっと怪物的なデザインの方が好き
    ドラクエの魔王ならオルゴデミーラが見た目的にも魔王としての活動的にも好き(オネエ形態はどうでもいいです)

    まさか一番sagaが必要な場面で間違ってsageを入れてしまうとはなあ…

    170 :

    おつ
    ドラクエ10のネルゲル想像してた

    171 :

    乙乙

    なんかこっちのが勇者らしいね

    172 :

    おつやで
    イッチいい趣味しとるな

    173 :

    聖導師団長「覚悟しろ、魔王!」


    最強ランクと言っても良い魔法がほぼ無数に魔王に襲い掛かる


    魔王「これは…いける…か?」

    聖導師団長「無理だな、諦めて滅びろ!」


    神域級火炎魔法が魔王の鱗を焼き尽くす
    斬撃が何千もの致命的な傷を魔王に与える
    雷撃が、氷が、浄化の光が、ありとあらゆる魔法が魔王を殺しにかかった


    魔王「お、おぉぉぉオオオオオオオオ!!」


    そして、魔王の体だったものがボロボロと崩れ落ちる

    174 :

    これ真の姿か二段階目や

    175 :

    勇者「戦士!早く」

    戦士「おい、何なんだよ」


    勇者に手を引かれて走る戦士

    勇者がこんなにも一点を見つめてまともな表情をするなんて初めてだ


    勇者「早くして。早くしないと…太陽が食べられちゃう」

    戦士「は?」


    前言撤回、全然まともじゃなかった

    176 :

    いかれたこと言ってるようで案外わかってるという?

    178 :

    戦士「…何だよ…あれ」


    遥か前方、フィエリア王国の方角から黒い靄、いや

    "闇"だ

    闇が立ち上り、空を食らいながら広がり続ける


    勇者「…人間じゃダメだ…僕がやらなきゃ」

    戦士「勇者!?」

    179 = 178 :

    フィエリア王国


    聖導師団長「な、何なんだ…」

    魔王「ふはははは。久々の体だ」


    魔王の体は影、いや闇そのものだった

    どこまでも暗く、体と大気との境目すら曖昧な体からは常に"闇"が放出され続けている


    魔王「この"姿"は自分で意識的にスイッチすることはできないのだよ」

    魔王「"魔王"の"名"に受け継がれるこれは一定の攻撃を受けることで発動する世界を破壊する最後の手段」


    魔王「世界を終わらせる破壊因子、崩壊の闇だ」


    唖然と膝を折った聖導師団長の真上で太陽が完全に食われた

    180 :

    こりゃ勝てんわ
    勇者は対抗できるのかな…

    182 :

    魔王「どうした?一般人に過ぎない貴様がもう少しで"勇者"の足元に達せるまできたんだ
        今までしてきたその努力をもう少ししてみるがいい」

    聖導師団長「…」


    聖導師団長は呆然としたわけではない。今尚頭を回転させていた

    しかしその先に見えたものは魔王を妥当できる方法ではない、遥か昔の御伽噺

    人間、竜、エルフ、様々な種族が共存していた神話のような古代文明

    その文明が存在した証拠はある

    しかし何故歴史ではなく「御伽噺」なのか

    それは唯一残された当時の文献、歴史を描いた本の最後の一文


    「太陽を食らう怪物至り、神は死に、全てが終わり行く」


    その嘘臭い文章が最後だ。文明の名残はもうどこにも無い

    うさんくさい、ありえない、馬鹿馬鹿しい


    そう言って歴史学者たちが否定した。ただ一種、勇者、それと旅した者たちが肯定した歴史

    183 = 182 :

    聖導師団長は今真実を悟った

    その怪物、今目の前にいる存在

    闇に生まれ、闇を受け継ぎ、闇を生み出し、闇で覆いつくす、邪悪なる存在

    かつて文明を滅ぼした、そして今永い刻を超え再び世界を食らおうとする悪魔


    聖導師団長「…化け物…怪物…邪神!お前はっ、いったい何なんだ!」


    魔王「魔王、だよ」

    184 :

    藪をつついたら邪神が出たでござる…

    185 = 182 :

    聖導師団長「邪神…め…」

    魔王「魔王だと言っているだろう」


    聖導師団長が恐怖への防衛本能のみで発動した神域級攻撃・防御魔法は全て発動しかけた瞬間に闇に飲まれ消えてゆく


    魔王「邪神など買いかぶりすぎだ。我など人間の女の子に負けるか弱い存在だよ」

    聖導師団長「あああああああ!!!」


    聖導師団長の両手足が闇に捕らわれた


    魔王「そういえば我が貴様をこう長々と生かしておいたか。本当のところを言っていたかな?」


    その声はもはや闇全体から聞こえる

    186 :

    女勇者ってやべえな…

    187 :

    これより強いヤンデレ

    189 :

    これに勝ったんだよな…

    190 :

    魔王「至極単純でありふれた理由だ。"魔王"の名に受け継がれし特性」

    魔王「強い者を食らえばそれだけ強くなれる」


    魔王「ハハハ、よくぞその強さまで辿り着いた!"勇者"クラスまで熟成させた強さの人間だ、どれだけ高みへゆけるだろう」

    魔王「何故尚も強くなろうとするか?それが魔王の本能なのだ」


    上機嫌に一人話を続ける魔王


    魔王「女勇者を食らうことはできないからな。代わりを作ることができて嬉しいぞ。
    あいつに比べれば全然だがそれでも他の人間に比べれば上物も上物だ!」

    魔王「さあ、あいつの真似でもして一つ」


    魔王「どうだ?魔王を妥当しようとして逆に魔王の力を更に高める結果になった感想は?
    貴様の努力はむしろ人間を追い込む結果になっただけだ。絶望したか?」


    魔王「ハハハハハ!」

    191 = 190 :

    魔王「さて、時間をかけただけはあったな」

    回復魔法を自身にかける。外殻が再生成され、元の魔王の姿に戻る


    魔王「少しハイになりすぎたな。らしくない」


    魔王「…ん」



    魔王「…いるな」


    自らを脅かす可能性のある存在、はっきりと感じ取っていた

    未熟ながらも恐ろしい"勇者"の感覚

    192 :

    勇者はこっちに来るのか

    193 = 190 :

    フィエリア王国王城


    王様「私は王としては失格なのだ。しかし、しかしせめて…父として」

    王様「そなたの父として最後の努めは全うしたい!」

    勇者「魔力機動高圧縮エネルギー砲!?」


    王様「我が愛娘よ。そなたを正しい道に導くことができなかったせめてものお詫びじゃ」

    王様「地獄まで付き添おう」


    遠い異国の魔法と科学を掛け合わせた兵器、それがすべて起動する

    女勇者を殺すべく、人類の敵を破壊するべく


    勇者「…地獄、どんなところなのかな。ねえ、お父様」

    194 :

    こっちも佳境ですなあ

    195 :

    おつおつ

    196 :

    >>83-84 の女勇者と勇者の絡み(?)好きだ

    197 :

    勇者「…地獄、どんなところなのかな。ねえ、お父様」

    王様「どんなところだろうとこの父がついている。案ずるな」


    部屋が超濃縮魔動光子力レーザーに満たされる

    普通の生物どころがどんな魔物、化け物、神域級の怪物だろうと絶命てしまう空間へと変貌した


    王様「うがあ…ぁっ…ぁぁぁあああ」


    全身が外から中から焼ける痛みに気が狂いそうになる
    しかしその身を焦がす痛みも苦しみも全て娘を正しく育てることができなかった自分への罰だと受け止める

    これで罪を清算できるとは思っていない、しかしせめて娘を浄化できるのなら

    娘を…殺せる…のなら

    198 = 197 :

    王様「な…ぁ…」

    自分がドロドロに解けていく気絶するほどの痛みと苦しみの中見た光景

    女勇者に触れる寸前でレーザーが全て異空間に飲まれるようにねじれて消える


    そのなかで女勇者は残念そうな顔をして佇んでいた


    勇者「ねえ王様、どんな気持t―


    そこで王様の生涯は閉じた。何も出来なかった。そう心に傷をつけたまま

    199 :

    Oh……

    200 :

    そろそろ女勇者と魔王のいちゃいちゃ見たい
    はよ勇者の殺ろうぜ


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