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    元スレ八幡「やはり俺が人間を愛しすぎるのはまちがっていない。」

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    1 :

    平塚「比企谷、この作文は何だ?」

    八幡「俺の人間への愛を書いたつもりですが」

    平塚「テーマは『高校生活を振り返って』だろう」

    八幡「振り返ったところ、俺が皆のことをどれだけ愛してるか再認識したんで書いたんですけど」

    平塚「はぁ……。しかし『俺は人間が大好きだ。愛してる。だから人間も俺のことを愛するべき』というのはどうなんだ?」

    八幡「何か問題でも?」

    平塚「だいぶ歪んでいるようだな、君は」

    八幡「いやいや。人間は愛するだけじゃなくて愛されないと生きていけないんですよ。あ、アラサーで独身の静ちゃんにはわからないですか」

    平塚「比企谷、私に喧嘩を売っているのかな? 売っているな。なら買ってやる! ふん!!」

    八幡「おっと」

    平塚「くっ。避けるんじゃない!」

    SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1476801463

    2 = 1 :

    八幡「暴力駄目絶対」

    平塚「……もういい。君は私を傷つけた。なので君に奉仕活動を命じる」

    八幡「奉仕活動? 奉仕部に入れってことですか?」

    平塚「奉仕部のこと知っていたのか?」

    八幡「ええ。うちの学校のことなら何でも」

    平塚「ほう。なら話が早い」

    八幡「入部するのはいいですけど仕事があるんで毎日は無理ですよ」

    平塚「君はバイトをしているのか?」

    八幡「いえ。アプリを開発して企業に売ったりしてるんですよ」

    平塚「そんなことも出来るのか……?」

    八幡「ま、小遣い稼ぎみたいなものですけど」

    平塚「ふむ。いいだろう。それじゃついてきたまえ」

    3 = 1 :

    奉仕部


    平塚「失礼する」

    雪乃「平塚先生。入る時にはノックを、とお願いしていたはずですが」

    平塚「すまない。面倒くさくてな」

    雪乃「はぁ。それで隣の男子は?」

    八幡「比企谷八幡だ。この部に入部することになった」

    雪乃「え」

    平塚「彼は歪んだ思考の持ち主でな。君に彼の矯正をお願いしたい」

    雪乃「それは平塚先生が行えばいいのでは?」

    平塚「私も色々あってな。どうだ?」

    雪乃「お断りします。男子と二人きりの部活なんて身の危険を感じます」

    4 = 1 :

    八幡「あー、それは安心していいぞ。貧相な体の持ち主には異性としては興味ないから」

    雪乃「なっ!?」

    平塚「比企谷、君は女性を傷つけるのが好きなのか?」

    八幡「別に傷つけるのは好きじゃないです。ただ傷ついて苦しんでる姿を見るのは楽しいです」

    雪乃「あなた、クズね……」

    八幡「初対面でクズ呼ばわりとは酷いだろ。ま、事実を言われて怒り狂うのはわかるぞ。それが人間だからな」

    雪乃「……いいわ。私があなたを矯正してあげる。平塚先生。この依頼承ります」

    平塚「そうか。それじゃ後は頼んだぞ」

    雪乃「はい。……座ったら?」

    八幡「ああ。んでここはなんて部なんだ?」

    雪乃「平塚先生から聞いていないの?」

    5 = 1 :

    八幡「聞いていない」

    雪乃「そう。ならゲームをしましょう。ここが何部かあてるゲーム」

    八幡「ゲーム。いいな、ゲームは好きだぞ」

    雪乃「そう。さて、ここは何部でしょう?」

    八幡「奉仕部だろ」

    雪乃「」

    八幡「正解だよな」

    雪乃「あなた、知ってんじゃない!」

    八幡「ああ。知っていた。ただ情報に誤りがあるといけないから念のため聞いてみた」

    雪乃「嘘を言ったのね。平塚先生から聞いていたんじゃない!」

    八幡「平塚先生からは聞いていない。自分で調べて知っていたんだよ」

    6 = 1 :

    雪乃「本当かしら?」

    八幡「情報力なら自信がある。例えば雪ノ下が高校で15人から告白されていることとかな」

    雪乃「……あなた、私のストーカー?」

    八幡「ストーカーじゃない。まあ、嫌いは好きかと言えば好きだけな」

    雪乃「い、いきなり何を……っ!?」

    八幡「 あぁ。あくまで、好きなのは人間であって雪ノ下じゃないから。 ここ重要」

    雪乃「あなた、本当に最低ねっ!」

    八幡「どうも。そんなことより奉仕部って依頼人のサポートをするんだろ」

    雪乃「ええ。平塚先生曰く、優れた人間は哀れな者を救う義務がある、だそうよ」

    八幡「へえ。優れた人間ねえ。てか奉仕部って名前おかしくない? 依頼人のサポートをするのに奉仕部っておかしいだろ?」

    雪乃「私に言われても困るわ。平塚先生が決めたんだもの」

    7 = 1 :

    八幡「なるほど。静ちゃん、隣人部の真似をしたかったんだろうな」

    雪乃「隣人部?」

    八幡「ラノベの作中に出てくる部活だ。友人がいない部員が友人を作る部」

    雪乃「下らない部ね」

    八幡「そうか? 定義は人それぞれだが人生に友人は必要だと思うぞ」

    雪乃「それはどうかしら。それにあなたに友人なんているのかしら?」

    八幡「まあな。向こうが俺のことどう思ってるかわからないけどな」

    雪乃「エア友達じゃないことを祈るわ」

    八幡「雪ノ下、お前本当は作品知ってるんじゃないか?」

    雪乃「え?」

    8 = 1 :

    八幡「ま、いいか。それで依頼がない時は何してるんだ?」

    雪乃「読書よ。あなたも好きにしていいわ。私に迷惑が掛からなければね」

    八幡「そうか。……なら部室で仕事も出来るかもな。ここってネット繋げられるのか?」

    雪乃「ええ。部活中に如何わしいサイトを見る気なのかしら? 気持ち悪いわね」

    八幡「そんなことしねえよ。すぐにそういう発想するって雪ノ下って意外とエッチなんだな」

    雪乃「……っ!」

    八幡「ま、女子高生が性に興味を持つことは健全な証だからな」

    雪乃「……もういいわ。これからあなたと一緒に部活動するなんて憂鬱だわ」

    八幡「憂鬱結構。憂鬱を乗り換えたら人間として成長出来るじゃねえか。よかったな、成長できるチャンスが出来て。俺に感謝しろよ」

    雪乃「……」

    9 = 1 :

    八幡「それより雪ノ下が俺のことを知ったのはテスト順位でか?」

    雪乃「……そうよ」

    八幡「ほーん」

    雪乃「なにか?」

    八幡「別に。それじゃ俺はそろそろ帰らせてもらうぞ」

    雪乃「ええ。このまま会わなくなることを祈るわ」

    八幡「祈るだけじゃ何も起きないぞ。自分で行動しないとな」

    雪乃「……本当にイラつくわね」

    八幡「明日もよろしくな、雪ノ下」

    10 = 1 :

    コテハンつけてなかった……
    今回はここまで
    八幡が臨也みたいなクズになってます


    前のSSS
    http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1460731513/
    http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1457/14576/1457623182.html

    11 :

    小町にガチでごみいちゃん呼ばわりされてそうだなwww

    14 :

    何か見たことあるなと思ったらやっぱりか

    15 :

    面白い

    16 :

    静ちゃんにワロタw

    17 :

    奉仕部


    八幡「今日も依頼人来ないな」

    雪乃「そうね」

    八幡「奉仕部じゃなくて読書部に改名した方がいいんじゃね?」

    雪乃「……」


    結衣「し、失礼しまーす」


    八幡「あ、来た」

    結衣「なんでここにヒッキーがいんの!?」

    八幡「ヒッキーって俺のことか?」

    結衣「当たり前じゃん」

    八幡「そうか。そのヒッキーは比企谷から? それとも俺が引きこもりだと思ってる?」

    18 = 1 :

    結衣「え? 比企谷からだけど」

    八幡「名字からか。へえ、まさか自分が知らないところであだ名をつけられてるとはな。俺って結構愛されてるな」

    結衣「あ、愛されてっ///」

    雪乃「勘違いはほどほどにしなさい。……由比ヶ浜結衣さんよね?」

    結衣「あ、うん。あたしのこと知ってるんだ」

    八幡「他のクラスの女子なのによく知ってるな。……なにか知るきっかけでもあったのか?」

    雪乃「……別に。彼女が目立つ存在だからたまたま知っただけよ」

    八幡「ほーん。たまたまねぇ」

    雪乃「……それより依頼しに来たのかしら?」

    19 = 1 :

    結衣「うん。平塚先生に相談したらここを教えられてね。……ここって生徒のお願いを叶えてくれるんだよね?」

    八幡「願いを叶えるって神龍じゃないんだから」

    結衣「むっ」

    雪乃「願いを叶えられるかどうかはあなた次第よ。奉仕部はあくまで手助けをするだけ」

    結衣「つまり?」

    雪乃「植えた人に魚を与えるか、魚の獲り方を教えるかの違いよ。自立を促す役割も果たすわ」

    八幡「随分原始的な例えだな」

    雪乃「黙りなさい。……理解してくれた?」

    結衣「なんとなく!!」

    雪乃「それで依頼内容は?」

    20 = 1 :

    結衣「あの、あのね、クッキーを……」

    八幡「ん?」

    雪乃「比企谷くん」

    八幡「なんだ?」

    雪乃「少しは察しなさい。あなたがいると話しづらい内容のようだから席を外してちょうだい」

    八幡「なるほど。でも俺も奉仕部の部員だ。依頼内容を聞く権利はあるだろ」

    雪乃「あなたねぇ……」

    結衣「い、いいよ。どうせヒッキーにも伝わるんだから言うね。えっと、恩人の人にお礼に手作りクッキーを作りたいんだけど……」

    雪乃「なるほど。あまり調理経験がないから手伝ってほしいということかしら?」

    結衣「……うん」

    21 = 1 :

    八幡「青春してんなー。恩人ってなんか助けられたのか?」

    結衣「そ、それはその……。あぅ……」

    八幡「ま、言い辛かったら言わなくていいけど」

    雪乃「それじゃ家庭科の先生にお願いして調理室で行いましょう。私が使用の許可を取るから由比ヶ浜さんは材料を準備してくれるかしら?」

    結衣「わかった」

    雪乃「先生からの回答を教えるから、明日また部室に来てくれる?」

    結衣「うん!」

    八幡「なあ、由比ヶ浜」

    結衣「な、なに?」

    八幡「ちなみに一人でクッキー作り試してみたのか?」

    22 = 1 :

    結衣「ううん」

    八幡「そうか。ならまだ依頼は受けられないだろ」

    結衣「え」

    雪乃「依頼を受けるかどうかは部長の私が決めるわ」

    八幡「ああ、それについては異論はない。ただ今の状態だと奉仕部の活動理念に反してるだろ?」

    雪乃「……一度、由比ヶ浜さんにクッキーを作らせるということかしら?」

    八幡「そうだ。一度も挑戦していないのにいきなり人の手を借りるというのは甘えすぎだろ」

    雪乃「……そうね。非常に遺憾だけれど比企谷くんの言う通りだわ。由比ヶ浜さん、先に一人でクッキーを作って私たちに持ってきてくれる?」

    結衣「え? でもあたし料理なんてしたことないし……」

    八幡「ほーん。由比ヶ浜の恩人に対する感謝の気持ちはその程度だったってことか」

    23 = 1 :

    結衣「ち、違うし! めっちゃ感謝してるから!!」

    八幡「なら頑張ってみれば?」

    結衣「でも一人で作ったら食べれるものが作れるかどうか……」

    八幡「それは心配しなくていい。どんなゲテモノが出てきても俺が責任もって食べてやるよ」

    結衣「え」

    八幡「女子が作ったものを食べないわけないだろ。こっちは思春期の男子高校生なんだぞ」

    雪乃「だいぶ志向が歪んでいるけれどね」

    八幡「それにネットにレシピも載ってるんだからそれ見てやればいいだろ」

    結衣「あ、そっか。その手があったんだ」

    八幡「レシピだけで不安なら動画もあるはずだ」

    24 = 1 :

    結衣「動画か。……なんかいける気がしてきたかも」

    八幡「ま、物事を進める時は情報を集めることが大事ってことだ。今のは少し考えればわかることだがだいぶ気持ちも楽になっただろ?」

    結衣「うん! それに自分で作ってみて駄目だったらママにも聞いてみればいいんだよね。……なんで思いつかなかったんだろ」

    八幡「視野が狭くなってたんだな。精神的に楽になったことで視野が広くなったんだろ」

    結衣「ヒッキーって頭いいね」

    八幡「一応学年一位だからな」

    結衣「マジ!?」

    雪乃「……」

    八幡「ああ。……それで奉仕部への依頼はどうする?」

    結衣「えっと、今回は取り消しさせてもらってもいい?」

    八幡「だそうだけど」

    25 = 1 :

    雪乃「え、ええ。わかったわ。頑張って」

    結衣「うん。ありがと! それじゃーねー!」

    雪乃「……」

    八幡「不満そうだな」

    雪乃「別に」

    八幡「……由比ヶ浜が何で奉仕部を頼ってきたと思う?」

    雪乃「あなたがさっき言った通りではなくて?」

    八幡「それもあるが。……料理に挑戦するとしたら家族、もしくは友達を頼るのが妥当だろ」

    雪乃「あの子も実は友達がいないということかしら?」

    八幡「あの子もって……。雪ノ下、お前友達いないのか?」

    雪乃「……そうね、まずどこからどこまでが友達なのか定義してもらっていいかしら?」

    26 = 1 :

    八幡「それは友達がいない人が言う台詞だ」

    雪乃「あなたはいるというの?」

    八幡「まあな。池袋にいた時に一人だけな。ま、表面上の付き合いならこの学校にもいるけどな」

    雪乃「意外ね。あなたの歪んだ思考に付き合える人がいるなんて」

    八幡「そいつは俺以上に歪んでいたからな。俺がこうなったのもあいつの影響だろうな」

    雪乃「……」

    八幡「話が脱線したな。話を戻すけど容姿からわかるように由比ヶ浜は友達が多い。特に同じクラスの三浦と海老名とは仲良しでグループを形成している」

    雪乃「その子達に頼れなかった理由があると?」

    八幡「正確には頼りたくなかったんだろうな」

    雪乃「なぜ?」

    27 = 1 :

    八幡「ここからは推測になるけど。由比ヶ浜は空気を読むのが得意な子だ。恐らくグループに真剣な相談を持ち込んで空気を乱したくなかったんだろ」

    雪乃「下らないわね。その周囲に合わせようとするの不愉快だわ」

    八幡「あくまで俺の推測だ。ただ由比ヶ浜は基本聞き手だからな。あまり自分から物を言うタイプではないことは確かだ」

    雪乃「……あなた、詳しすぎるわ。ストーカーの才能があるんじゃない?」

    八幡「人間観察してればこれくらい気づくだろ。それと俺にはストーカーの才能はない。特定の個人に依存するタイプじゃないからな」

    雪乃「そう」

    八幡「雪ノ下はどうなんだろうな」

    雪乃「私が特定の人に依存するタイプだと?」

    八幡「そう。例えば優秀な姉にコンプレックスを持っているとかな」

    雪乃「……っ!?」

    八幡「これもあくまで推測だ。今日はもう帰るわ。またな」

    雪乃「……」

    28 = 1 :

    自宅


    八幡「ただいまでごんす」

    小町「おかえりー」

    八幡「小町、聞いてくれ。今日は面白いことがあったんだ!」

    小町「なに? また人間を使ってゲームでもしたの?」

    八幡「違う。去年、俺が犬を助けて事故ったことがあっただろ?」

    小町「うん。あったあった。お兄ちゃん、足骨折してるんだもーん。凄い面白くて小町的にポイント高かったよ!」

    八幡「妹が喜んでくれてよかったよ。それでその時の関係者が一つの教室に集まったんだよ」

    小町「関係者って前に教えてくれた飼い主の由比ヶ浜さん?」

    八幡「ああ。それと俺を轢いた車に乗っていた女子もだ」

    小町「へえ、車に同級生も乗ってたんだ。確か高級車だったよね? お嬢様?」

    29 = 1 :

    八幡「雪ノ下建設の次女だな。ま、地域で頑張ってる企業だ」

    小町「ふーん。それで?」

    八幡「いや。二人ともそのことを黙ってるんだよ」

    小町「え? 由比ヶ浜さんってまだお兄ちゃんにお礼してないの?」

    八幡「言ってなかったか?」

    小町「言ってないし。あれかな? お兄ちゃんがクズ過ぎるから感謝する価値がないってことかな?」

    八幡「実の兄をクズ呼ばわりなんて酷い妹だな」

    小町「小町は事実を言ってるだけだし。てかお兄ちゃんを殺し損ねた車に乗ってた女子は別に謝る必要ないんじゃない?」

    八幡「そうなんだけどな。ただアイツの性格からして罪悪感は感じてるはずだ」

    小町「それを見てて楽しいと?」

    30 = 1 :

    八幡「もちろん。それに由比ヶ浜は雪ノ下があの場にいたことを知らない。……さっき殺し損ねたって言った?」

    小町「言ってないよー。由比ヶ浜さんが雪ノ下さんを知らない?」

    八幡「多分車から降りてこなかったんだろうな。……これからあの二人の仲が進展すれば面白いことになるぞ」

    小町「進展しそうなの?」

    八幡「それもこれからのお楽しみだ。……しまった、クッキー作りは雪ノ下に任せればよかったか。ま、いいか」

    小町「クッキー作り?」

    八幡「何でもない」

    小町「ふーん。あ、そうだ」

    八幡「何だ?」

    31 = 1 :

    小町「お兄ちゃんの部屋って画鋲あったよね。貰っていい?」

    八幡「いいけど。ポスターでも貼るのか?」

    小町「ううん。ちょっと小町軽い苛めにあっててさ。それ使おうかなって」

    八幡「使うって?」

    小町「んー、口の中に入れて脅したりとか?」

    八幡「怖い子」

    小町「常時ナイフを持ってるお兄ちゃんに言われたくないんだけど」

    八幡「お兄ちゃんは非力だから仕方ないんだよ」

    小町「てか千葉って池袋を比べれば平和だし必要ないでしょ?」

    八幡「……お風呂入ってくるわ」

    小町「あ、逃げた!」

    32 = 1 :

    ここまで

    33 :

    池袋っていざやかなぁ

    34 :

    池袋はリアルでもそれなりに治安はよくないぞ

    35 :

    そうか?
    死人なんてたまにしか出ないだろ?

    36 :

    何処でもそうだよw

    39 :

    むしろこの兄妹が治安を悪くする一因ぽい

    40 :

    小町もキチガイにw

    41 :

    口の中に画鋲入れてぶん殴るのかな?

    42 :

    マジで折原兄妹ぽくておもしろい
    この八幡は首無しライダーとか見てるんだろうか

    43 :

    屑山に制裁を期待

    44 :

    翌日 体育館裏


    八幡「んでこんなところに呼び出して何の用だ? 告白でもしてくれんの?」

    結衣「し、しないし!? 何言ってんの! 昨日のお礼だし!!」

    八幡「軽くアドバイスしただけだから気にしなくていいぞ」

    結衣「でもヒッキーにとっては軽いアドバイスでもあたしへの効果は抜群だったし? だからお礼にクッキーあげる!」

    八幡「ありがとさん。んで恩人には渡せたのか?」

    結衣「……うん。渡せたよ?」

    八幡「そっか。じゃあり難く昼休みに食べさせてもらうわ」

    結衣「うん! あと雪ノ下さんにも作ってきたんだけど」

    八幡「雪ノ下こそ何もしてないだろ?」

    結衣「でもあたしの話聞いてくれたし。それになんか仲良くなれそうな気がするんだよね!」

    八幡「……へぇ。いいんじゃねえの? 放課後に部室に来れば?」

    結衣「うん!」

    45 = 1 :

    昼休み トイレ


    八幡「おげぇ……」

    戸部「ちょっ、比企谷くん、どしたん!?」

    八幡「いや、食中毒的な……?」

    戸部「マジか! 救急車呼ぶ的な!?」

    八幡「そこまてじゃないな。保健室行ってくるからこの後の授業休むの先生に言っておいてくれないか?」

    戸部「わかった。無理そうだったら早退した方がいいべ?」

    八幡「お気遣いありがとよ」

    戸部「……食中毒的って何食べたんだ?」

    46 = 1 :

    放課後 奉仕部


    結衣「やっはろー、雪ノ下さん」

    雪乃「何か用かしら?」

    結衣「あれ? あんま歓迎されてない感じ?」

    八幡「雪ノ下はこれが平常運転だから気にしなくていいぞ」

    結衣「そ、そっか。えっと、雪ノ下さんにクッキーを作ってきたんだけどもらってくれる?」

    雪乃「……なぜ私に?」

    結衣「昨日あたしの話聞いてくれたお礼。ヒッキーにも渡してあるんだ」

    雪乃「そう。でも私は話を聞いただけだし……」

    結衣「いいからいいから。それに雪ノ下さんと仲良くなりたいし」

    八幡「よかったな、雪ノ下。由比ヶ浜と仲良くなれば胸が大きくなる方法がわかるかもしれないぞ」

    47 = 1 :

    結衣「ふぇ!?」

    雪乃「……比企谷くん。帰り道には気をつけなさい。この世の中何が起きるかわからないから」

    八幡「怖い怖い。……由比ヶ浜、どうしたんだ?」

    結衣「ひ、ヒッキーのエッチ!!」

    八幡「別にエッチじゃないだろ。俺はただ雪ノ下にアドバイスをしただけだ」

    雪乃「いらないアドバイスだけれどね。巨乳好きの比企谷くん」

    八幡「どうも」

    結衣「ひ、ヒッキー。巨乳が好きなんだ……。やった」

    雪乃「何か言ったかしら?」

    結衣「う、ううん! なんも言ってないよ! それよりクッキーどうぞ!!」

    雪乃「ありがとう。あり難く頂くわ」

    48 = 1 :

    翌日 放課後


    結衣「あれ? ヒッキー一人?」

    八幡「ああ。雪ノ下はお腹を下してお休みだそうだ」

    結衣「そうなんだ。まだ涼しいからお腹出して寝ちゃったのかな?」

    八幡「……」

    結衣「どしたの?」

    八幡「いや、由比ヶ浜は面白いなって思ってな。それより今日はどうしたんだ?」

    結衣「……うん。実は奉仕部に入りたくて。それで来たんだけど……」

    八幡「入部希望か。そんなに俺と一緒にいたいのか?」

    結衣「ち、違うし! 別にヒッキーと一緒にいられるからとかじゃないし!」

    八幡「ふーん。冗談なのにそんな必死になって怪しいな」

    結衣「う、うるさい! あたしは自分を変えたくてここに来たの!」

    八幡「自分を変えたい?」

    49 = 1 :

    結衣「うん。あたしってあんま自分の意見を言えないタイプでさ。すぐ人に合そうとしちゃうんだよね」

    八幡「別に悪いことじゃないと思うけど」

    結衣「でもあたしは今の自分があんま好きじゃないから。今のグループの子達にも気を使っちゃってるし」

    八幡「三浦と海老名か」

    結衣「うん。二人とは余計な気遣いなく付き合えるようになりたいんだ」

    八幡「そうか。ま、いいじゃないか」

    結衣「入っていいの?」

    八幡「それは平塚先生に聞けよ。それと非公認の部活だから内申に影響あるか不明だぞ。むしろ同好会以下まである」

    結衣「それは大丈夫だし。自分のために部活に入りたいから」

    八幡「それじゃ一緒に職員室行くか」

    結衣「うん!」

    50 = 1 :


    一週間後


    結衣「二人とも、依頼人連れてきたよー!」

    八幡「へえ。依頼人連れて来たってよ。読書しかしてない俺たちより優秀だな」

    雪乃「私を一緒にしないでくれる?」

    結衣「クラスメイトのさいちゃんです!」


    戸塚「戸塚彩加です。あ、比企谷くんも奉仕部だったんだ」


    八幡「まあな」

    雪乃「部長の雪ノ下雪乃よ。それで依頼内容は?」

    八幡「女子と間違われるのがうざくなってきたか?」

    戸塚「ち、違うよ。ま、それは思ってるけど。……テニスの練習のサポートをして欲しいんだ」

    雪乃「練習のサポート?」


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