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    元スレ女騎士「くっ……殺せっ!」悟空「なに言ってんだおめぇ。」

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    1 :

    悟空「そんなことよりここどこだ?」

    騎士「(人間だと!?)助けっ……」

    騎士「……。(いやしかしこの砦は魔の森の霧深き場所だ。王国の強者でも容易に来れないハズ…だから私は人質のように連れ去られたのだった……つまりこやつは)」

    悟空「なぁーって。」

    騎士「(醜きオーク共め。人間の姿を真似る魔術で私を追い詰めるつもりか!そうはさせるか)」

    騎士「私はお前らなんぞに…屈指はしないぞっ!」


    SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1507862432

    2 = 1 :

    騎士「私はお前らなんぞに…屈指はしないぞっ!」

    悟空「??なんでもいいけどよぉ。おめぇそんな格好で寒くねぇのか?」

    騎士「だ、黙れ!貴様らがひん剥いたのではないかっ!」

    騎士「(そうだ……国王様より賜った鎧を盗られ魔王に献上するといって持って行かれた。)」

    3 :

    魔王死んだわこれ

    4 = 1 :

    ~~
    オーク「ぐへへ。この鎧は魔王様に相応しい。」

    騎士「や、やめろおおお!貴様らが触れていい物ではないわっ!」

    オーク「ぐへへ。繋がれてまだ生意気な口をきくか。」

    ガシャガシャ

    騎士「っ……」

    オーク「人間の女は裸になると黙るって本当なのな。ぐへへ」

    騎士「わ、私はお前らなんかに……」

    オーク「ぐへへ。これを届けたらお楽しみだなぁ」

    騎士「(なんという下卑た笑いだ……うぅぅ…父上私はもう…)」

    ~~

    5 = 1 :

    騎士「死してなお貴様らを葬ってくれようぞっ!」

    悟空「よくわかんねぇけど、とりあえずこれ着とけよ?チチが女は寒さに弱いって言ってたからな。」

    イソイソ

    騎士「チチ!?私の体は私のものだっ……貴様らなんぞに」

    スッ

    女騎士山吹色「……」

    悟空「しっかし、めえーたっぞ。飛んでたら変な穴に吸い込まれちまってよ。早くしねーとタイムバーゲンが終わって怒られちまう。」

    女騎士山吹色「(なんなんだこのオークは……)」

    悟空「で。そろそろここどこか教えてくれねぁか」

    女騎士山吹色「(敵ではない……?いやしかし……)」

    6 = 1 :

    おっす!mateの堀川の文字に運命を感じるぞ

    7 = 1 :

    女騎士山吹色「…ここはオークの砦だ。」

    悟空「へえ?おーくのとりで?」

    女騎士山吹色「貴様。オークでは無いのか?」

    悟空「オラか?オラ孫悟空ってんだ。」

    女騎士山吹色「ソンゴクウ。」

    女騎士山吹色「……」ジー

    女騎士山吹色「(なんと屈強な戦士だろうか。鍛え上げられた肉体は鋼のようだ)」

    女騎士山吹色「(だが気を許してはいけない。奴らこうやって何人もの…くっ!)」

    悟空「オラそのおーくのとりでっちゅーのは良くわかんねえからなぁ。」

    悟空「さっきも占いババの所にいたアックマンみたいなのに聞いたらいきなり攻撃してきやがったし…さっぱりだ」

    騎士「(アックマン?どういうことだ?つまり悪魔族とは敵対しているのか?)」

    8 = 1 :

    悟空「んでウロウロしてたらおめぇが素っ裸でいるしよ」

    騎士「ソンゴクウ。貴様人間か?」

    悟空「変な事聞くなぁ。オラサイヤ人だけどちゃんと地球育ちだぞ」

    女騎士山吹色「ちきゅう?サイヤ人?」

    女騎士山吹色「……ハハハハッ!正体を現したな!危うく騙されるところだった」

    バサッ

    騎士「こんなものっ!」

    騎士「恐らくは魔翌力の篭った服であろう!」

    騎士「さぁ殺せっ!!慰みのもになるくらいなら殺せえええ」

    悟空「ど、どうしたんだよ。落ち着けよ。ブルマよりヒステリックじゃねーか!?」

    9 = 1 :

    騎士「うるさい!閃いたぞ。舌を噛むと[ピーーー]ると聞いたことがある。フフフ。フフフ。」

    カツンカツン

    オーク「騒がしいやつはどーこだ。ぐへへ。」

    悟空「お?」

    騎士「(やつが戻ってきたか……)」

    オーク「おっまったせっ。」

    ゾロゾロ

    騎士「(4匹も引き連れてきたか……フフフ。死にゆく私をにはもはやどうでもいい)」

    悟空「ところで。そんな死に方すると閻魔のおっちゃん手続き面倒って嘆いてたからやめた方がいいぞ」

    騎士「お前が我々の言葉を介さぬのはもはや周知。貴様ら近づいた瞬間に噛み切ってくれるわっ!」

    オーク共「威勢がいいこと。この魔翌力の杖で……ぐへへ。楽しみだなぁ

    10 :

    オークもマジックアイテム使うのか…

    11 = 1 :

    オーク共「それはそれとしてまずはこの妙な侵入者を血まつりに上げてからだよなぁ。」

    ジー

    オークリーダー「まぁまて。のこのこ待っててくれたんだ。男は半殺しの後で見世物にしてやろう。」

    騎士「どういうこだ。お前も仲間だろう!」

    オークリーダー「仲間だぁ?俺達が貧弱な人間を仲間にするって?」

    ギャハハ

    オークリーダー「お前の人生最後のギャグは最高にわらえたぞ」

    騎士「……」
      
    悟空「なぁおめぇこいつらの知り合いか?」 

    チラッ

    騎士「馬鹿なことを…この状況でそんなハズはなかろう。私は連れ去らてきたのだ。」

    悟空「わりぃやつらってことか」

    12 = 1 :

    騎士「(フッ。皮肉なものだもしかしたら問答などせず、助けてくれと頼んでいたなら違った結末があったのではないだらうか…)」

    騎士「ソンゴクウとやら。すまなかった」

    オークリーダー「お別れはすんだかぁ?げひげひ。やっちまぇ!!」

    騎士「(せめてソンゴクウだけでも逃げれるようにせねば)」

    騎士「うおおっ!逃げろソンゴ……クウ?」

    悟空「……」

    シュンッ!!

    オークの群「」

    騎士「……」

    13 = 1 :

    悟空「もうおしめぇか?動いた気がしねえぞ」

    オークリーダー「ば、ばばばかな!?人間如きに!!岩より硬い俺達の身体だぞ!わけがわからねぇ!」

    悟空「悪いことは言わねえ。こいつを開放してやれ」

    オークリーダー「っ!?そ、そんなのさせるわけねぇーだろっ!!」

    ダッ

    悟空「そうか。」

    シュン!バシュ

    オークリーダー「」

    騎士「(な、なにが起こった?オーク共が急に倒れた?)」

    14 = 1 :

    悟空「悟飯もグレートなんとかって変な格好して懲らしめる気持ちがちっとわかったぞ」

    騎士「(助かったのか?……グレートなご飯?謝礼の要求だろうか)」

    騎士「(いやしかし)ソンゴクウ。」

    悟空「ん?」

    騎士「お前は何者だ」

    悟空「変なやつだなぁ。オラ名乗ったばかりじゃねぇーか」

    騎士「いやそうじゃなくて……」

    悟空「まぁいっか。とりあえず外に出てーぞ。こいつら風呂へーってんのか。くせぇからよ」

    スンスン

    騎士「嗅ぐな!」

    15 = 1 :

    騎士「(こいつは敵ではない。そうだ。私は助かる)」

    騎士「(そうなる急に恥ずかしくなってきた……私裸じゃないか)」

    イソイソ

    女騎士山吹色「……」

    悟空「ハハ。やっぱりさみーんじゃねーか」

    女騎士山吹色「恩に着る…」

    悟空「んでよぉ。どこ行けば良いんだ?」

    女騎士山吹色「お前が来た道を戻ればいいんじゃないか?私はご覧の通り人質だ。内部構造も知らぬ」

    悟空「オラは場所聞きに来ただけだからなぁ。まぁ上に行きゃいいんか」

    女騎士山吹色「そういうことだ。」

    16 = 1 :

    ~~
    地下→一階

    ヒソヒソ

    女騎士山吹色「くっ!まだあんなに魔物どもが!ソンゴクウ見つからないように進むぞ」

    悟空「おっ?そうか。厄介なことには慣れっこだけど流石に腹減るからな」

    女騎士山吹色「腹って……」

    女騎士山吹色「フフフ。ここから出られたら腹一杯の礼をしよう」

    悟空「おっ?ほんとか!?オラ西の都でたらふく食うつもりだったからよぉ」

    騎士「西の都か…商業都市で盛んな街な。私も昔は父上に連れられて行ったものだ」

    女騎士山吹色「それが今じゃ占領下に……」

    悟空「おめぇもいく予定だったんか?」

    騎士「あぁ。我が騎士隊は都市開放の任で向かうところだった」

    悟空「んじゃ西の都までオラが連れてってやるよ。人助けしてたっていやぁチチも納得すんべ」

    17 = 1 :

    ~~

    一階→出口

    女騎士山吹色「ここまで来ればもう…私は生きて帰れるのだな」

    悟空「おーげさなだなぁ」

    女騎士山吹色「おおげさって現に」

    グオオオオン

    女騎士山吹色「!?」

    悟空「なんだぁ?」

    18 = 1 :

    オークキング「逃さぬぞおおおお」

    ズシンズシン

    女騎士山吹色「っっ!あ、あんな奴がいたとは……」

    ズシンズシン

    オークキング「オマエらを生きて返すわけにはいかねえ!!」

    悟空「うひゃーー!でっけぇーー!」

    オークキング「俺様が魔王様より賜った城から人間を逃したなどど、あってはならぬ!」

    女騎士山吹色「ここまできたのに。畜生!」

    19 = 1 :

    オークキング「アリが2匹。一気に踏み潰してくれるう!」

    ズキャン

    悟空「あぶねぇ!」

    ドンッ

    女騎士山吹色「!?」

    ドサッ

    女騎士山吹色「ソンゴクウううう!」

    オークキング「グヘヘへ。一匹は逃したが一匹は俺様の足の下でぺちゃんこだ」

    女騎士山吹色「そ、そんな……そんな……」

    20 = 1 :

    オークキング「さぁーって残り…うおおおおお!?なんだ!?足が勝手に!?!?」

    ズオオオン

    女騎士山吹色「!?ひっくり返った?」

    土煙モクモク

    悟空「ふぅー。急に来るんだもんなぁ。」

    女騎士山吹色「ソンゴクウ!」

    悟空「よぉ。でーじょぶか?」

    女騎士山吹色「あ、あぁ私はおかげで無事だが…そのお前は…」

    悟空「オラは平気だ。ちーっとびっくりしちまだたけどなンハハハ」

    女騎士山吹色「そ、そうか。それは何より?」

    21 = 1 :

    オークキング「うつつつう…おのれおのれ!!」

    グワン

    オークキング「なんで生きてる!?なんでだあぁ!もう許さん!俺様の本気を見せてやる」

    ウオオオオオオオ

    女騎士山吹色「っ!」

    悟空「いーっ!?」

    22 = 1 :

    オークキング真魔「フルシユユユユユユ」

    女騎士山吹色「(こ、こんな化物相手に我々は戦いを挑もうとしていたのか)」

    女騎士山吹色「(桁外れの魔翌力、桁外れの肉体、人間には到底勝てない!)」

    オークキング真魔「フキドバジデヤル」

    スウウウウウーーー

    女騎士山吹色「あれは魔翌力の咆哮!もうだめだぁお終いだ……逃げられない……」

    23 = 1 :

    悟空「ひゃー!すげぇー力を感じるぞ!」

    ワクワク

    女騎士山吹色「ソンゴクウも恐怖でおかしくなってしまうか……」

    24 = 1 :

    悟空「かー」

    女騎士山吹色「フフフ」

    悟空「めー」

    女騎士山吹色「出陣前に教会で祈っても所詮我々は抗えぬのだ」

    悟空「はー」

    女騎士山吹色「神の…」

    悟空「めー」

    キュイイイイン

    女騎士山吹色「慈悲はない!!」

    オークキング真魔「ズアアアアアアアアアアアア」

    悟空「波アアア!!!!」

    カッ

    25 = 1 :

    女騎士山吹色「フハハハハ……はぁ!?」

    オークキングは砦城ごと吹き飛んでいた

    悟空「ふぅ。人造人間みたいに力を吸い取られてたけどな」

    イエーイVサイン

    女騎士山吹色「……」

    悟空「流石に今ので疲れちまったぞ」

    女騎士山吹色「ソウカ。ソレはタイヘンだな。うん。タイヘンだ……」

    バタッ

    悟空「お、おめえでーじょぶか!?なぁおい!?」

    女騎士山吹色「……」失神

    26 = 1 :


    ナレーション「はてさて異世界にやってきた悟空と女騎士の出会い。これから先一体どうなることやら」

    27 = 1 :

    オッス オラ悟空!
    また見てくれよな!

    おしまい。

    28 :

    きたい

    29 :

    終わるなよw

    なかなか面白かった。

    30 = 10 :

    面白かった
    規格外の化け物が味方にいるっていいね

    31 :

    乙 違和感が全くなかった

    32 :

    口調からしてかなり初期の悟空を想像してたんだけどな

    33 :

    読んでくれてありがとう
    ごめんなさいまだ終わってません

    34 = 3 :

    魔王は倒してくれ

    35 :

    やったぜ
    まってる

    36 :

    >>33
    だよな
    良かった

    37 :

    がんがえー

    38 :

    ~~
    モワモワモワモワ

    ピッコロ「孫。聞こえるか。」

    騎士「な、なんだ!?声が頭に響いてくるぞ」

    ピッコロ「孫?いや違うな。お前は誰だ。」

    騎士「ソン?ソンとはなんだ!」

    ピッコロ「デンデ、本当に孫に繋がっているのか?」

    デンデ「そのはずですが、おかしいですね。悟空さん聞こえますか?」

    騎士「な、なんなんだいったい!」

    デンデ「もしかして悟空さんとこの女性の精神が混濁しているのかもしれません。どうしましょう……」

    ピッコロ「全く。落ち着きがない奴め。孫悟空という者に出会ったらこう伝えるんだ」

    ピッコロ「ドラゴンボールの1つを探せ」

    騎士「ドラゴン?」

    ピッコロ「ドラゴンボールだ。いいか必ずだぞ」

    デンデ「ピッコロさんもう少し言い方を」

    ピッコロ「占いババが時間がないと言っていだろ」

    デンデ「で、ですがこう――」

    騎士「お、おい!?私にどうしろと?」

    騎士「おい!!」

    モワモワモワモワ

    ~~

    39 = 1 :

    女騎士山吹色「はっ!!」

    ガバ

    女騎士山吹色「……私は一体…ここは…」

    悟空「いよぉ。目が覚めたんか」

    夜のタキギ

    女騎士山吹色「……お前は確か」

    悟空「おめぇいきなりぶっ倒れちまうんだもんな。オラ焦ったぞ」

    女騎士山吹色「…ソンゴクウ…か。そうだ!あれからどうしたんだ」

    キョロキョロ

    悟空「うぉーし、もういいな」

    女騎士山吹色「な、なんだその生き物は」

    悟空「何って魚だぞ。」

    女騎士山吹色「いやいやいや。4メイルの魚なんて見たことない……」

    悟空「つってもよ。こいつしか食えそうなのいなかったしなぁ。食うか?」

    40 = 1 :

    女騎士山吹色「……」グゥ

    女騎士山吹色「いただこう」

    モグモグモグモグ

    悟空「食う元気あるなら、でーじょぶだな」

    女騎士山吹色「……私は魔の砦のオークキングから出るときに倒れたんだな。ここは確か。魔の森か」

    悟空「そうそう。んでよぉ人里に向かってたんだがよ。全然森からでれねえわ、腹減るわで」

    女騎士山吹色「そうしてキャンプを張ったというわけか」

    悟空「おかしなところもあるもんだな。それに気を感じねぇ」

    女騎士山吹色「キ?……」

    女騎士山吹色「ここは魔の森。霧深きところだ。入ったら二度と出れぬと言われている魔族の土地」

    悟空「上にも行ったが天地がひっくり返ったみてえーになるし。オラお手上げだ」

    女騎士山吹色「木を登って確かめたのか。無駄なこだ。魔翌力を帯びた土地は人間には不利になる。……なるほど、ソンゴクウ。お前の言う通り木の息吹を感じないな。」

    41 = 1 :

    悟空「おっ!おめえ気わかるんか?ビーデルのやつが聞いたら驚くぞ!ンナハハハ」

    女騎士山吹色「ふっ。私は騎士だが多少魔術をかじっているからな」

    悟空「へぇ!修行すりゃいい線いくんじゃねーか」

    女騎士山吹色「修行か、そうだな。もっともっと私は強くなりたい。それに、いつか地上よりはるか空にあるという天空城に行くのが私の夢だ」

    悟空「てんくうじょう?カリン様のところか、神様の神殿みてえなところか」

    女騎士山吹色「カリン様は知らぬが、そうだな神がいると言われている場所だ。叡智の力を授けてくれるとの話。まぁ伝説の類だな」

    悟空「それならオラが今度案内してやんぞ」

    女騎士山吹色「ハハハハ。いいんだソンゴクウ。私を担がなくても。夢見るお嬢様と言われてこのかた数年だ。」

    女騎士山吹色「だがこんな世の中だ。夢を見るくらいは甘えさせてほしいと私は思う」

    悟空「いいんか?ミスターポポの修行はけっこう効くんだけどな。ちなみに超神水ちゅーのはオススメしねぇーけど」

    女騎士山吹色「フフフ。ソンゴクウの夢もなかなか凝っているな‥」

    女騎士山吹色「……ん?夢?」

    悟空「どした?」

    女騎士山吹色「いや、夢と言えば何か…」

    女騎士山吹色「だめだ思い出せない」

    女騎士山吹色「大事な何か……」

    女騎士山吹色「いや何でもない。」

    悟空「そうか」

    42 = 1 :

    女騎士山吹色「まぁともかく、夢の話なんて聞いてもらったのは久々だった。尊厳はもとより生命の危機を救ってくれたソンゴクウに改めて礼を述べよう。」

    女騎士山吹色「ありがとう」

    悟空「いいっていいって!それにオメェと約束したしな」

    女騎士山吹色「腹一杯食べさせる か」

    悟空「ンナハハハ!期待してっからよ!」

    女騎士山吹色「フフフ。さて、夜も更けてきたことだ。脱出は魔の力が低下する朝にしよう」

    悟空「おう」

    zzZzzZ

    43 :

    ~~

    翌朝 霧深き魔の森

    女騎士山吹色「(思えば寝食を共にした男はソンゴクウが初めてではないのか……)」

    女騎士山吹色「(えーい!馬鹿な。朝から私は何を考えているんだ)」

    悟空「ほっほっほっ」

    シュバ!シュババババ!
    シュン ババババ

    女騎士山吹色「……(速すぎてよくわからないがきっと)」

    悟空「オッス」

    女騎士山吹色「訓練か」

    悟空「サボると鈍るからな。欠かさねぇーんだ」

    女騎士山吹色「(ソンゴクウの力の源はこういう積み重ねか)」

    女騎士山吹色「確かに」

    44 = 1 :

    女騎士山吹色「それでは出口を探そう」

    悟空「そういやオメェ道わかるんか」

    女騎士山吹色「ここの一帯の主は昨日。ソンゴクウが屠ったから、私でも大丈夫だ。任せよ!」

    ―森―
    ―森―
    ―森―
    ―森谷―
    ―森―
    ―森―

    45 = 1 :

    ~~

    魔の森 出口

    女騎士山吹色「ハァハァ…ソンゴクウ見ろ!やったぞ!」

    悟空「すげぇーぞ!森なのに谷底に進んだ時は流石のオラもおかしいと思っちまった」

    女騎士山吹色「くっ!そんな時もあるっ!」

    女騎士山吹色「そ、そうだ!もしかしたら私の隊がまだ駐屯しているかもしれない!」

    ダッダッダッダ

    女騎士山吹色「あっ!!」

    悟空「おっ?」

    女騎士山吹色「おぉーい!!お前達っ!おぉーーい!」

    姫騎士隊「!?あ、あれは隊長!!」

    姫騎士隊「隊長おおお!」

    ドッドッドッドッ

    女騎士山吹色「やったぞソンゴクウ!私達はこれで本当に助かったんだ!」

    悟空「良かったな!」

    女騎士山吹色「あぁ!」

    46 = 1 :

    ドッドッドッドッ
    ゼンタイ トマレーイ

    副隊長「隊長!ご無事で……!?」

    ザワザワザワザワ

    女騎士山吹色「ん?…あぁ!副隊長。私はこの通り無事だ!心配をか」

    副隊長「な、なんというお姿……ど、とんな辛いめに……」

    女騎士山吹色「ど、どうしたんだ?私は別に」

    副隊長「いいえ。いいえ。何も仰られるな…」

    副隊長「そのようなボロ切れ一枚のお姿…」グスン

    副隊長「えぇい!早く隊長に着るものを!」

    姫騎士隊「はっ!!」

    ザッザッザッザッ
    アレヨアレヨ ト

    騎士「……」

    副隊長「さっ!早くお屋敷へ帰りましょう!」

    副隊長「そして傷を癒やしましょう」

    騎士「い、いやそれよりもだな」

    チラッ

    悟空「」ポツーン

    騎士「あの者を案内してもらいたいのだが」

    副隊長「……」

    ジッ

    副隊長「……そうでした」

    副隊長「そこの者、着いてくるがいい」プイ

    悟空「なんだかわかんねぇーがそうさせてもらうよ」

    47 = 1 :

    副隊長「さっ。行きましょう隊長」

    騎士「あ、あぁ……」

    騎士「(何か妙な?)」

    48 = 1 :

    ~~

    女騎士の邸宅


    騎士私服「命の洗濯というのだろうか」

    お風呂でサッパリ

    騎士私服「生きているを実感した気持ちになれるな」

    「お嬢様、本当に心配したんですよ?」

    騎士私服「あぁ。すまなかった。」

    騎士私服「ところでソンゴクウはどうしている?不都合はないだろうか。命の恩人なんだ」

    「……お嬢様」

    騎士私服「どうした?」

    「その…申し上げにくいのですが…あの者は魔の眷属の疑いがありとの事で王都へ連行となりました」

    騎士私服「馬鹿な!なんだそれは!!」

    49 = 1 :

    騎士私服「いったい誰がそんなことを申した!!」

    「き、祈祷師様にございます」

    騎士私服「祈祷師だと?……そんな者がいつ」

    騎士私服「いや、今はそれよりもだ」

    ダッ

    50 = 1 :

    邸門

    騎士私服「ソンゴクウ!待ってろいろよ!」

    パカラッ

    悟空「なんだ出んのか」

    騎士私服「……」

    パカ…ラ

    騎士私服「なぜ居るのだ」

    悟空「飯ご馳走してくれんだろ?オラ朝から何も食ってねーからよ。」

    騎士私服「…まぁそのつもりではあるが、いや、待て待て」

    騎士私服「(整理しよう。)」

    騎士私服「ソンゴクウ。貴様は魔の者……ではないよな」

    悟空「よくわかんねーけど違うと思うぞ」ウンウン

    騎士私服「すまない。ただの再確認だ。本気で思ってはいない」

    騎士私服「こんなところで何をしているんだ?」

    悟空「あいつ等のことか?」

    ただの妙な連中「」


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