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    元スレ女勇者「さあ魔王、人間を滅ぼそうよ」魔王「何を言っているんだ貴様は」

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    802 :

    倒せる確率は0パーセントと表示されるが、このゲームでは小数点以下を切り捨てているため、実際は小数点以下の確率で倒せる。気が遠くなるほど低い確率だがゼロではない。
    十分にレベルを上げ、即死や発狂を防ぐアイテム類を完璧に揃え、何度も何度も挑戦すれば倒せることが可能。魔王を壊すことができれば攻撃翌力が上がるため、倒せる確率が多少下がる。

    803 :

    勇者「ふふ、じゃ、始めよう」スラッ

    アルト「なんと…なんと禍々しい剣だ…」

    勇者「おかしいなぁ?勇者にしか使えない聖なる剣のはずなんだけど」

    アルト「狂人め…」スラァ

    勇者「すごい、二刀流!」

    アルト「それだけではないぞ」カカッ


    踵を床に二度打ち鳴らすと鎧と各所から刃が飛び出る


    勇者「すごいすごい!弱者の勝つための術!素敵だよ!」

    アルト「弱者が勝つための?違うな、強者が勝利を確実にするための武器だ」

    勇者「ふふ、ふふふふ」

    804 = 803 :

    「アルト、そ奴らは生け捕りにしろ。拷問せねば気が済まぬわ」

    魔王(ほう?)


    アルト「申し訳ありません王様。それは…難しい、いえ、無理でしょう。こ奴らは、彼らは、強すぎます」

    「私の命令でもか!五体満足が無理なら抵抗できぬように四肢をもいで達磨にしてしまえ!」

    アルト「それも無理でしょう。殺す気でないとこちらが殺されます。命を懸けて、死ぬ気で挑んでも、相打ち覚悟でも、どうか」

    勇者「それでも全く足りないね。殺す気じゃなくて"殺すのを楽しむ"つもりで来なよ」

    アルト「そのような外道に堕ちるつもりだけは毛頭無いっ!」


    アルトが跳ぶ

    一気に女勇者の懐に入り、鎧さえ着ていない無防備な腹を一太刀に

    アルト(掻っ捌くっ!)


    勇者「…ふぅ」


    それは、落胆の一息


    勇者「ふふ…」

    そして、また笑む

    805 = 803 :

    勇者「残念。戦いにはならなかったね」


    女勇者の一撃はただ一突き、鎧も貫いて確実に肺に穴を開けた


    アルト「あ…かは…ヒュー、ヒュー」

    勇者「ふふふ、どう?呼吸ができなくなった感想は?いくら吸い込んでも呼吸は出来ないよ。血もドビュドビュ出て…その苦しみの中死んでいく」

    アルト「まだ…ヒューだ!王を…護…るっ!」


    ふらついた身体で剣を握って女勇者に立ち向かう

    勝てぬと分かっていながら。絶望を抱きながら。信念だけで。意志だけで


    勇者「戦いにはならないけど、玩具にはなってくれるのかな?」

    アルト「だま…れ…」

    806 = 803 :

    (ダメだ。勝てない…もう終わりだ)

    (せめて、せめて私が逃げる時間を稼ぐのだ。まだ死ぬな。死んではいけない。私はまだ逃げてないぞ)

    「」ダッ


    魔王「どこへ行く」

    「」ビクウゥゥゥッッッッ!!!!

    魔王「」ギロ


    魔王が王を睨みつける。"魔王の気配"を"少しだけ"出して

    だが、それだけで


    王は一歩も動けなくなった


    (  )

    魔王「ふん。部下を置いて逃げるなどそれでも王か」

    807 = 803 :

    勇者「あはっ♡」シュパッ

    アルト「っ…っっっっ!!!!」

    勇者「どう?絶望的でしょ!手足がいっぺんに切り落とされて!達磨状態っ!それでどうやって王様を護る?護れないっ!守れるわけがないっ」

    アルト「っ…は…ぁ…り…あ…」

    勇者「ふふっ、言葉で詠唱しないと魔法も唱えられないんだ?憐れー」

    アルト「っ…こ……ろ…s―

    勇者「…あーあ、こと切れちゃった。じゃあ再生っ、と」


    アルト「―っ!わ、私、は…っ」


    アルトの脳裏に今しがた殺された記憶がこびりついている


    勇者「じゃ―

    勇者「―もう一回死のっか」


    アルト「―っさまぁぁあああっっっ!!!」

    勇者「はい残念っ」シュバッ


    アルト「っがぁぁああっっっ」


    アルトの身体が鎧ごと模様を描いて切り開かれる


    勇者「上手にやったでしょ?ショック死させずに腹を捌いて。こうやって腸を引き出すの♪」

    アルト「ぁ゙あ゙あ゙っ゙っ゙、あ゙あ゙あ゙っ゙っ゙!!」


    魔王(女勇者はすごい良い笑顔でやっている。女勇者の笑顔は可愛い。笑顔を見よう。顔だけ見ておこう。他の部分は一切見ないようにしよう)

    808 = 803 :

    ―――――
    ―――

    勇者「あははっ、気絶しちゃった?じゃあまた再生して―もう一回死のっか」ブチブチ、ブチュゥッ、ボキボキィ

    アルト「も…や…がっ、ぁ゙ぁ゙あ゙あ゙あ゙ぁ゙ぁ゙あ゙っ゙っ゙ぅ゙っ゙」


    「ひ、ひぃぃぃぃ゙ぃ゙ぃ゙い゙い゙い゙い゙い゙」

    魔王「お、こっちも意識が戻ったようだぞ」

    勇者「あ、そう?良い絶望の悲鳴だね。じゃあこいつは用済みとして。さようなら」


    アルト「…


    ようやく、十何回も生死を繰り返した彼にようやく永久の安寧が与えられた


    (私も…私も…殺される…殺される…)

    「嫌だ…」


    「嫌だ嫌だ嫌だ!死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくないぃぃぃいいいぃぃぃぃいいいいっっっっっ!!!!」 

    勇者「うふふふふ、どう?絶望してる?ナウ?自分が一番と信じる最強の部下が無残になすすべもなく殺されて、逃げられない逃げられない」

    勇者「そしてあなたも死ぬ。あのようにして」


    勇者「うふふふふふふ」

    「ぁぁぁああああああ」

    809 = 803 :

    魔王「待て女勇者」

    勇者「え?何?」

    魔王「こ奴は愚王にせよ仮にも王。魔王である我が首を刎ねてやるのがせめてもの礼儀だろう」

    勇者「えー、ざんねーん。でも魔王がそう言うならー」


    「嫌だぁぁぁああ死にたくないっ、死にたくないよぉぉぉっっ」

    魔王「見苦しい。王ならば潔く受け入れよ。敗軍の将の定め、将の役目だ。追わねばならぬ責務よ」

    「やめろっ、やめてくれ、やめてください。助けてくださいっっ、お゙ね゙がい゙じま゙ずぅ゙ぅ゙ぅ゙」ボロボロ


    醜く涙を流しながらも土下座をする王

    魔王(本当に、見苦しい)


    「頼む…貴様らは魔物だろう?この国の人間を全て差し出す。だから私だけは、助けてくれ…」

    魔王「何?」ピク

    810 = 803 :

    「そうだ。この国の人間を全て残らず差し出す。絶対に一人も隠さない。だから、だから」

    魔王「自分が助かるために自らの国の民を差し出す…だと?」

    「そうそう。殺しても食っても一生こき使っても構わない」

    魔王「………」

    「何が足りない!この国だけじゃ人間が足りないというのか。何だったら他の国に忍び込む手筈だって整えてもいい。この国の王である私の紹介なら調べられることなく入り込ませてやれる」

    魔王「ふざけるなっ!!」

    「」ビクゥッ

    811 = 803 :

    魔王「魔物と人間であれど王に変わりは無い!王は民のためにある!それが民を差し出すだと!自分が助かるためだけに!!」

    「…」

    魔王「貴様のような奴など王どころか愚王ですらない!」ゴゴゴゴゴゴ

    「…………」ガクガクガクガク


    魔王「ふんっ、もはや殺す気すら失せたわ」


    (殺す気が失せた!?ならば私は生きて解放される?助かった…)

    (助かった助かった助かった助かった助かった助かった、助かったぁぁぁあああああ!!!!)

    (そう、今すぐ逃げよう。他の国に助けを求めよう)


    (いや、他の国に「この国に雑魚だけど賞金になる魔物がいる」とでも言おう。それでそいつらに夢中になっている間にもっと遠くに逃げよう)


    (助かった。良かった…助かったよぉぉぉ)


    魔王「女勇者、その愚者を好きにしていいぞ」

    勇者「本当?やったー」

    「」


    「……………え」

    812 = 803 :

    今日はここまで

    813 :

    魔王が立派だ

    814 :

    忘れてたけど魔王って王なんだよな笑

    815 :

    この手のSSの魔王って人間なんかより人間らしいよな
    人間は助け合いだなんだ言っても口だけで同じ人間同士戦い奪い合うし
    それに比べたらちゃんと王をやり種族を大事にする魔王は人間らしいよ

    816 :

    魔王の方が君主として立派なのは割とあるよな
    敵対種族だから困るだけで

    817 :

    しかし女勇者に処分を任すのはやりすぎではなかろうか

    818 :

    自分の生のために国民とかを売ったりするやつだしいいんじゃね?

    819 :

    勇者「魔王。素敵なプレゼントをありがとう!」

    魔王「プレゼント…か?」


    王の脳裏に先ほどのアルトの凄惨な姿が焼き付いてこびりついて離れない

    「敵だから殺す」ではなく殺すのを楽しみ、また生き返らせては楽しんで殺す


    (そんなの嫌だ。嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ)

    「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だぁぁぁぁああああ」

    魔王「ふん」

    820 = 819 :

    「頼む…頼む……………奴隷になる!あなた方に一生尽くす!だから!だから殺さないでくれっっ」

    魔王「女勇者、貴様の奴隷になってくれるらしいぞ」

    勇者「本当に?嬉しいなぁ」

    「え、ちが…」


    勇者「四肢が無くなるまで手足の先からすりおろしてあげるよ。魔法でその痛みが永遠に続くようにしてさ」

    勇者「痛みが引くことも傷が塞がることも永遠に無い。魔王城に帰ったら色んな魔物に拷問や凌辱虐殺されるだろうなぁ」

    勇者「それでも死ねないよ。何があっても死ねない。時間の神の力でバラバラにされても君の体はすぐに元通り。達磨状態だけどね♪」

    勇者「もちろん精神崩壊しても心閉ざしてもすぐに時間の神の力で元に戻るからね。発狂することも心身喪失することも。眠ることすら許さない」

    勇者「まあたまには四肢を再生させて楽しむかもだけどね」

    勇者「一人が飽きても他の魔物がやって何百人も何千人も…ふふふ、永遠に終わらないね」

    「ぁ…ぁあ…ぁぁっぁ…」

    821 :

    死んだ方が遥かにマシである

    822 :

    マシってレベルじゃねえ…

    823 = 819 :

    「………てくれ」

    「殺してくれぇぇぇえええ。一思いに首撥ねてくれぇぇえええ!!!」

    勇者「言われなくても何度も殺してあげるよ♪」

    「違うっ違う。魔王!魔王様。私はどうしようもない人間だ。愚王だ。だがそれでも王だろう?王であるあなた様に殺されたい!そのまま永遠に眠らせてくれ」

    魔王「我は貴様を王とは認めん。我の知るところではないわ」

    勇者「ふふ、じゃあ四肢をすりおろすところからね」

    「うわぁっぁぁぁぁああ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙、あ、ぁ゙ぁ゙ぁ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙」

    魔王「ふん、最初の『死にたくない』という望みは叶えてやったぞ。死んでも死ねぬこととなろう」(目を逸らしながら)

    824 = 819 :

    ――――――――――――
    ――――――――
    ―――――
    ――

    魔王「そろそろ帰るぞ」

    勇者「はーい、じゃあこの肉塊を達磨にまで再生してうるさいから喉潰して連れて帰ろうか。魔法で引き摺って」

    勇者「ふふ。性奴隷ならぬ拷問奴隷?なんか違うかな?ま、いっか」

    勇者「側近ちゃんにいいお土産ができたなぁ」

    825 :

    なんで各種神様たちは未だこの女勇者に力を貸してるのか
    まさか既に神をも超越してるのか

    826 = 821 :

    神が人類の味方とは限らないのでは
    トライフォースだって善悪の判断つかないんだし

    827 = 819 :

    ―――――
    ――

    側近「どうもみなさん、側近レクチャーです。またの名を『本編に絡められないけど説明したいことを説明するメタコーナー』」


    側近「人間の王は例外あれど基本血筋によって決まり、生まれたころから王になることが決定しています」

    側近「そのため子供のころから権力と兵に守られて危険など全くなく育ちます。例外はあれ」

    側近「親がまともに王としての教育を施せばまともな王になるでしょうが、好き勝手に甘やかして育てれば我儘で傲慢な王になるのでしょう」

    側近「そういう場合は大抵、国の経済・秩序等の管理は王に任せず大臣や専門の役職などがやっているため猶更"そういう王"になってしまうのでしょうね」


    側近「一方、魔王は前王を倒して初めて魔王となることができます」

    側近「しかし魔王となるメリットはあまりなく、むしろ常に命を狙われかねない危険、魔族全体をまとめる激務等々辛いことの方が多いです」

    側近「ならば何故魔王という制度が続いているのか?それは"魔物"という種族全体が王を求めるのです」

    側近「烏合の衆に見えてその実、王が無ければ機能しない。王に依存した種族なのです」

    側近「そのために勇者が魔王を倒すと自然に魔王が現れるまで人間に平和が訪れるわけです」


    側近「次に、魔物が魔王を倒して新たな魔王となろうとする理由ですが、それは主に二種類」

    側近「1つは、前王が魔王から引退する年齢になった時」

    側近「2つめは、現魔王が魔王にふさわしくない。こいつに任せたら魔族が滅ぶと魔族全体が思ったとき」


    側近「恐れるべきは2つめ。王としての器・カリスマ性・血気盛んな魔族を纏める軍将の才能。それらが無いとすぐに魔王の座を狙われることでしょう」


    側近「だからこそ魔王様は"王"として出来上がってるわけです。そうでない魔王は淘汰されますからね」



    側近「現魔王様は正直なところ器とカリスマ性は抜群なのですが魔王にしては残虐性にかけると不満に思う魔物もいました」

    側近「それ以外が完璧だったので魔王の座は狙われませんでしたがもしかしたら……ありえたかも、ですね」


    側近「しかし今は女勇者さんが妃として残虐性の部分を補ってくれています……残虐性に極振りされてますしね」

    側近「ですが女勇者さんが単独で魔王となったとしても王の器が全くないしカリスマ性も残虐さ故以外にありませんし、魔王としてはダメでしょう」


    側近「互いに足りない分を補い合う。本当に、あの二人は二人でようやく完成された"魔王"なのです」


    側近「おや、どうやらお戻りになられたようなのでこれにて」

    828 = 819 :

    魔王「魔王の帰還なるぞー」

    勇者「たっだいまー」


    魔王と女勇者を筆頭に魔物の大群が人間を大量に引き摺って帰ってきた


    側近「おかえりなさいませ、皆様」

    勇者「あれ?側近ちゃんも前線に出たんじゃ?」

    側近「祭の飾り付けや用意、料理の下準備等々色々支持しなければいけないので。お先に戻らせていただきました」

    魔王「それはご苦労。後でほうb─

    勇者「そうだ!側近ちゃんにお土産があるんだよ」

    側近「何でしょうか?」

    勇者「はいこれ。死なない人間一体(さっきの王)。これでいつでも新鮮な悲鳴が聞けるよ」

    側近「まあ!何と素敵なお土産でしょう!」

    勇者「はい魔法のスイッチ。一度押せば声帯が元に戻ってもう一度押せば喉が潰れる(物理)から好きな時に悲鳴を聞いてそれ以外では黙らせていられるよ」

    側近「…素敵、素敵です女勇者さんっ!!」

    勇者「そんなに喜んでもらえると嬉しいよ」

    側近「そりゃ喜ぶに決まってますよ!こんなに私の好感度を上げてどうするつもりですか!もうマックスです!いますぐレズったっていいですよ!」

    勇者「あはは、それは遠慮しておこうかな…」


    魔王(二人だけの世界に入りおった…我には入り込めない世界だ…色々な意味で)

    829 = 819 :

    ―――――
    ―――



    勇者「これからの魔族の繁栄と今年の収穫を祝って収穫祭ばんざーいっ!かんぱーいっ!」


    『イェェェエェエエエエイ!!!』


    巨大なツリーにはまだ血の滴る人間の頭部が釣り下げられ、魔法によって延命させられて悲鳴と呻きを上げている

    テーブルの上には生きた人間が腹を掻っ捌かれて中身を魔物たちが食らっている

    肉がそのままぶち込まれた人間スープ、人間と魔界の木の実で焼いたパイ


    どの飾りつけも美しく輝き、どの料理も芳しい匂いを風が運び、女勇者の鼻をくすぐる


    魔王「祭りだ祭だー!」

    勇者「今日は無礼講だよーグッビグッビプハーっ!」


    勇者「まおー、この生血のワインおいひーねー」

    魔王「人間の生血から作ったものなのだが…まあ良いか。我も70年物の人間ワインを………脳みそと目玉浮いてる」

    勇者「気にしにゃい気にしたら絶望だー」

    魔王「意味わからん。もう酔ってるのか」

    勇者「にひひー、酔いつぶれなきゃいいのだー、オーバーロード2期はよー」

    魔王「何の話…いや、もう酔って自分でも何言ってるか分かって無いのだろうな」

    830 = 819 :

    ―――――
    ―――

    勇者「んにゃぁ…世界が回るぅぅ」

    魔王「ついに酔いつぶれたか」

    勇者「魔王がいっぱい…幸せすぎて、しわわせぇ♡///」

    魔王「はいはい、寝室に運ぶぞ」

    勇者「お姫様抱っこぉ♡しわわへぇ♡///」

    魔王「お姫様…というか妃だがな。我の愛しい妃だよ」



    魔王「…しまった、我も酔っているな、かなり」

    勇者「んひぇひぇ…僕も、魔王らい好きぃ♡…///」

    831 = 819 :

    ―――――
    ―――

    側近「おや、見ないと思ったら…二人ともよくお眠りで」

    側近「抱き合って寝るなんて。とても仲の良いことで微笑ましい限りです」

    側近「さて、私はまだ眠くも無いので」


    側近「あの新しいおもちゃで遊びますか。せっかくもらったものです」

    側近「ふふ、うふふふふふふ」

    側近「私としたことが。自然に笑みがこぼれてしまいます」ウキウキ

    832 = 819 :

    今日はここまで
    側近が"玩具"で遊ぶシーンは描写しませぬ

    オーバーロードやHELLSINGみたいな主人公が敵に絶望を与えるアニメが大好きです
    リゼロみたいな主人公が絶望することが多いアニメも大好きです

    833 = 821 :

    おつおつ
    いつも楽しませてもらってるよ

    835 :

    王が女王ならもっと良かった…

    836 :

    別の日

    勇者「側近ちゃん、魔王の首の太さって正確に分かる?」

    側近「太さですか?すいません。それはちょっと…自分で抱きついて確かめてみては?」

    勇者「んー、悟られたくはないからなぁ。まあ、適当でいいかな。少し長めにして…」

    側近「?」

    837 = 836 :

    自室に誰もいないことを確認する


    勇者「さて、誰もいないことを確認したし」

    勇者「魔王へのプレゼント手作りマフラー作りなのだ」

    勇者「ふふふ。魔王の喜ぶ顔を考えるとそれだけで幸せになっちしゃうなぁ」ニマニマ


    勇者「さてまずは僕の髪の毛を一本」プチ

    勇者「そしてこれを成長魔法でかなり伸ばして」

    勇者「その伸ばした一本を切って二本に、またそれを成長させて」

    勇者「これを繰り返せば長いマフラーを編むのに十分な長さの毛糸が出来上がる」


    勇者「ああ、喜ぶ姿が目に浮かぶよぉ///」恍惚

    838 :

    お、重すぎる……

    839 :

    そこらのメンヘラとは比べ物にならない

    840 = 836 :

    勇者「僕も一応女の子。編み物ぐらい心得ているもんね」ドヤッ

    勇者「…誰に向かってドヤっているんだろう…深夜のノリは怖いね。ふぁぁ…」

    勇者「いやいや、寝ちゃダメだよ。手編みマフラーと言ったら徹夜に夜鍋だよね」


    勇者「んんー、髪の毛そのままじゃマフラーにしては肌触り悪いなぁ」

    勇者「うん、魔法で本物の毛糸っぽくしよう」

    勇者「あ、中に僕の血と愛液を混ぜと置くのも忘れちゃダメだよね」

    841 :

    常識人魔王ピンチ

    842 = 836 :

    次の日

    勇者「まーおう♪」ギュー

    魔王「わっ…女勇者、おはような」ナデナデ

    勇者「これ魔王にプレゼント」

    魔王「?…ああ、手編みのマフラーか。まさか女勇者が作ったのか?」

    勇者「もちろん。誰からのアドバイスも受けず聞かずに作ったよ」エヘン

    魔王「」チラ

    側近「ええ。女勇者さんがアドバイスを仰ぐとすれば私でしょうし何も聞いてきませんでしたね」

    魔王「これは意外だな…(材質も普通っぽいのが特に)」

    側近「意外ですね…(絶対に普通の材質で作るはずがないのですが…)」


    勇者「んふふー♪」

    843 = 836 :

    魔王「ではさっそく付けさせてもらおう」

    側近「…」

    勇者「」ワクワク

    魔王「うむ。長さも十分。肌触りも申し分ない」

    側近「!?」

    勇者「やったぁ。魔王、寒い日は肌身離さずずっとつけていてね」

    魔王「うむ。そうしよう」

    勇者「特に僕がいないときほど絶対に離さないでね」

    魔王「う、うむ?…うむ。それほど、心込めて作ってくれたということだな」ナデナデ

    勇者「えへへ。そういうことだよ。魔王、大好き♡」

    魔王「ありがとう。我も好きだぞ」チュ

    勇者「わ、わわわ…嬉しいよぉ♡///」ギュゥ

    844 :

    勇者「ん…ふぁ…ぁ」

    魔王「眠いのか?」

    勇者「えへへ…ちょっと始めたら止まらなくなってそのまま徹夜しちゃって…」

    魔王「身体に悪いぞ。体調が悪くなっても魔法で治せるという考えはあまりしないほうがいい」

    勇者「そう、だね…魔王、添い寝…してくれる?」

    魔王「しかし…その…書類が…仕事が詰まっていてだな…」

    勇者「どうせ魔王なんか仕事してもしなくても一緒だよ」

    魔王「いや、それは無い。絶対無い。なあ側近?」

    側近「こっちに振って来ないでください。私の身のために」

    魔王「」


    魔王「と、とにかく仕事があるので我は寝られん。寝るなら一人で…」

    勇者「僕と仕事とどっちが好きなの?」

    魔王「…分かった。添い寝しよう」

    勇者「」ニッコリ

    側近(…いつぞやかメンタルの修行に出た成果は皆無だったんですね、魔王様)

    845 = 844 :

    今日はここまで

    846 :

    おつおつ

    847 :

    世界中のヤンデレメンヘラなどを束にしても勝てないくらい遥かに高い位置にいるな

    848 :

    鬼畜回と砂糖回を交互にやることでバランスを取ってるな

    849 :

    つまり甘辛

    850 :

    ほかの女と話すと首締まりそう


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