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元スレ京太郎「修羅場ラヴァーズ」 淡「あーいらーぶゆー」

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みんなの評価 : ★★
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401 :

ハオ

402 = 357 :

息を切らしたガイトさん

403 :

アレク

404 = 353 :

明華

405 = 1 :

「これは、お勧めですよ」


不意打ちと耳元での囁き。

これは何度やられても慣れないが、今回は心臓が跳ねる程度で済んだ。


「ハオ……なんで、ここに?」

「何でと言われても……私も、読みたい本はありますから」

「部活は?」

「今日は最初から休みですよ。サトハやメガンの都合がつかないとかで」

「そ、そうだったのか」


当たり前だと言わんばかりに背後にいたハオ。

相変わらず、ネリー以外の部員にはペースを握られっぱなしだ。


「……しかし、教本選びとは懐かしい」

「へ?」

「私も、この本屋で教本を買ったことがありますから」


意外な台詞。

彼女の打ち方からすると、日本人の執筆した教本など必要なさそうに思えるのだが。

406 :

「私にも……勝てなかった時期がありますから」

「そうなのか?」


日本の麻雀のルールはハオには馴染みがなく、日本に来たばかりの頃は不調だったという。

そこから試行錯誤と勉強を重ね、自分に合った打ち方を見出すことで、再び勝てるようになったのだ。


「京太郎には普段から世話になっていますから……私も、出来ることなら力になりたい」

「ハオ……ああ、よろしく頼む」


とりあえずは、ハオに勧められた教本から読み進めてみよう。

そう決めて、京太郎は棚へと手を伸ばす。


「待って下さい」

「ん?」


だが、目当ての背表紙に指を引っ掛けた瞬間に、ハオが制止の声をかけた。


「私の部屋に……まだ、私の使ったものがある筈ですから。譲りますよ」

407 = 351 :

お、おう(そういやこの子ゾロ目だった)

408 = 400 :

連れ込まれる

409 :

アイスティーに気を付けなきゃ

410 = 379 :

敵地の糧食には手をつけないのが基本だ
敵地なら

411 = 1 :

臨海の留学生たちは基本的に寮暮らしであり、ハオもその例に漏れない。


「そのベッドにでも腰掛けて待っていて下さい」

「了解」


善は急げと、ハオに連れられてやってきた女子寮の部屋。

智葉を覗けば、初めて訪れる女子部員の部屋。

緊張してきた。智葉の家とは違う意味で。


「待ってろって言われたけど……」


京太郎選択肢 下3
1.素直に待つ
2.お茶でも淹れようか
3.その他

415 = 348 :

どんなお茶を淹れるのやら

416 = 351 :

変な物混入されないために自分が先に淹れるって事だろう

417 = 353 :

確かにハオは日本の麻雀の教本が必要だったな

418 :

アバ茶ならぬ京茶期待

419 :

横目でハオの背中を追うと、本棚を前に腕を組んでいる。

昔使っていた教本をどこにしまったのかを思い出しているのだろうか。


「ただ待ってるのも悪いような……」


自分も何か出来ないか。

すぐに思い当たるのは、マネージャーで培ったお茶の腕。

部員たちのお墨付きである。


「ちょっと、台所借りるな」


ハオの背中に一言かけて、備え付けのキッチンへ。

探すまでもなく、茶葉や急須はすぐに見つかった。


判定直下
1~70 上手に出来ました
71~00 ん? これは……砂糖?

420 :

あい

421 :

おまかせあれ!

422 :

せりゃ

425 :

わぁ素敵な数字(白目

427 :

ここが普通のスレなら素直に数字判定だろう
だがここは修羅場スレだ

428 = 1 :

真面目な性格のハオらしく、台所の物もよく整理されている。

お陰でお茶の準備も滞りなく進んだが――


「ん? これは……砂糖?」


茶葉の類に混ざって、砂糖のようなものが見つかった。

調味料をこんなところに置くのはハオらしくないというか、違和感がある。


「ああ……そういえば、海外だとお茶に砂糖入れたりするんだっけ?」


京太郎選択肢 直下
1.両方のお茶に入れて出してみる
2.自分のだけに試しに入れてみる
3.ハオのだけに入れて出してみる
4.いや、お茶に砂糖はやっぱりおかしいよな

430 :

ほれ

432 = 424 :

わぁ優しいなぁ

433 = 427 :

チッ

435 :

さてどうなる

436 = 1 :

「……いや、お茶に砂糖はやっぱりおかしいよな」


そもそも部室で振る舞うお茶には砂糖なんか入れないのだから、奇を衒うべきではない。

お茶を注いだ二つのカップと急須を盆に乗せて、京太郎は台所を後にした。


「どうぞ、コレを」


ハオから例の京本を受け取る。

綺麗に使い込まれている。いくつか皺のついたページがあるが、決して乱雑に扱った結果付いたものではないことがわかる。

所々に赤いペンで書き足された中国語の注釈も、彼女がこの本を熟読した証拠だろう。


「わざわざありがとな」

「いえ……こちらこそ、客人に気を使わせてしまうとは」

「いいって。友達だろ、俺たち」

「友達……そう、ですね」

「……ハオ?」


「いえ……何でもありません」

「そっか……あ、そういえばハオってお茶に砂糖入れる?」

「砂糖……ですか? 私は入れませんが」

「そっか。やっぱりそうだよな」


その後は、お茶を飲みながら中国語の注釈について聞いたり、ハオのスランプ時代の苦労を聞いたり。

部員の意外な一面を知ることが出来た充実した一日だったと言えるだろう。


判定直下
1~10 ……あれ……寝ちゃったのか、俺
11~50 普通に帰った
51~00 ハオの部屋を出た瞬間、誰かにエンカウント

437 = 421 :

おまかせあれ!

439 :

よしよしまだ臨海生活が楽しめるぞ京太郎

440 = 425 :

やク駄

441 :

しかし一体何だったんだろう

442 :

>>440
なんでや!クロチャー頑張ったやん!哩姫の時代を繰り返す気か!

443 = 427 :

何が起こった!?

444 = 427 :

誤爆した
しかしもし一番下だったらどのタイミングで仕込まれてたんだろうか

445 = 1 :

「ふぅ……」


教本を受け取って、自分の部屋に帰って来た京太郎が真っ先に考えたことは――


「……良い匂いだった」


こうして、家に帰ってくると。

その違いに、どうしても意識してしまう。

頬に、熱が集まるのを感じた。


京太郎選択肢 下3
1.今日はもう寝よう
2.ネト麻でもしようかな?
3.その他

448 :

3ハオでしこる


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