元スレ京太郎「修羅場ラヴァーズ」 淡「あーいらーぶゆー」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
651 = 1 :
部活が終われば、待ちかねていた時間。
ついに、カピーと再び会える。
「まるで子どもだな、お前は」
そう言われても、楽しみなのだから仕方ない。
カピーは元気にしているだろうか――
判定直下
1~50 「あれ、二人ともどこ行くの?」
51~00 「なぁ……お前、今日は泊まっていかないか?」
654 = 613 :
臨海のエース動く
655 :
あーあ...
656 = 614 :
そろそろ決着かな?
まだまだ混沌が足りない気もするけど
657 :
「なぁ……お前、今日は泊まっていかないか?」
黒スーツのお兄さんが運転する高級国産車。
その後部座席で、隣に座る智葉がそう切り出した。
「泊まり……ですか?」
「あぁ。カピーとの時間は多く取りたいだろうし……それに、夜は付きっ切りで教えてやれるからな」
京太郎にはメリットしかない智葉の提案。
ならば、彼女の厚意はありがたく受け取ろう。
「じゃあ、是非ともお願いします」
「よし、なら決まりだな」
この一晩で、更に強くなれる。
この人にも近付ける。
期待に胸を弾ませる京太郎を乗せて、黒塗りの高級車は智葉の屋敷に到着した。
658 = 630 :
近づく(距離的に)
659 = 622 :
京ちゃんがMIBに連行されるグレイに見えたぜ
660 :
泊まってる間に我が家が燃えてそう(ヤ並感)
661 = 1 :
>>647
インターハイ、エキシビションマッチ。
男子と女子の境目を失くして、それぞれの強者がぶつかり合う戦い。
――よろしく。
眼鏡の奥の眼差しは研ぎ澄まされた刃の如く。
微かに隙を見せれば喉元を無残に切り裂かれるだろう。
――よろしく、お願いします。
手足の震えは怯えではなく、楽しみから。
間違いなく――この大会で今まで打ってきた誰よりも、強い。
でも。
――◼︎◼︎ァッ!
――応◼︎してるから、◼︎◼︎り◼︎
――やれるだ◼︎、やりゃあいー◼︎じゃね? ◼︎らん◼︎ど
――頑張っ◼︎ね、◼︎太郎
負けない。貴◼︎や◼︎夜、◼︎に◼︎長――多くの人が、ついている。
ギリギリまで頑張って踏ん張って――一歩も下がるつもりはない。
――良い目、だな。
そう言って、クールに笑う彼女に。
これからの対戦相手でありながら――少しだけ、惹かれた。
662 = 622 :
プロ編エクストラかな?(白目)
663 = 1 :
「――ロー! キョウタロー!」
瞳いっぱいに涙を浮かべた少女。
固い床に倒れている自分。
「ネリー……?」
「大丈夫!?」
「いや……なに、が?」
「倒れたんだよ、お前は」
「え?」
確か、自分は。
智葉の打筋を見て学ぼうとして。
それで――
「っ!?」
激しい頭痛。
頭が割れるかと思える程の痛み。
「キョウタロー!!」
「お前が慌ててどうする……今、監督が保険医を連れて来る。すまないが……少しだけ、耐えていてくれ」
安心させるように、智葉が肩を抱く。
「そして――またいつか、あの日の続きをしよう」
その瞳の奥に宿した執着の情念は――確かに芽を生やした。
665 = 1 :
ゾロ目ならリーディングシュタイナー発言しつつ智葉に属性が追加されつつ監督はびしょ濡れでござんした
ネリー可愛い
臨海編、日常パートがさり気なく今までで一番長くなってるような気がしますが
まだまだ長くなりそうです
ネリー可愛い
どういう風に終わらせて大会編に移るかは決めてますが、
そこまで行くのにもしかしたらこのスレを最後まで使うかもしれません
ゾロ目連発で呆気なく終わる可能性もありますが……
ネリー可愛い
このまま切って他の話を進めるか
臨海編を続けるか
どっちがいいですかね?
ネリー可愛い
とりあえず、今夜はここまでで
お付き合いありがとうございました!
ネリー可愛い
666 = 612 :
乙
ゾロだったら監督びしょ濡れだったのかww
自分は臨海編を続けてもらうのがいいですね
ネリー可愛い
667 :
乙です
続けて欲しいネリー可愛い
668 :
ネリー可愛いしこのままがっつり行っちゃおう
669 = 613 :
乙ー
臨海編めっちゃ楽しいけどな
ネリーがいつまで天使でいられるのかとか
監督のステルスはどこまで続くかとか
670 :
おつ
ネリーかわいい
面白いから最期までいきたい
ネリーかわいい
671 = 622 :
乙
京ちゃんもリーディングシュタイナーしてそうでこわい
ネリー可愛い
672 :
乙
もちろん、臨海編続行で
673 = 614 :
乙
多少恣意的にネリーメインヒロイン路線になるように贔屓しても良いのよ
674 :
パラレルということで小ネタというか中ネタというかで長めのネリー編書いてもいいんやで
675 = 674 :
恋するネリーなら国よりも京太郎とりそう
家族に送る金よりも京太郎に貢ぐみたいな
676 = 639 :
乙です
アレクサンドラ監督もっと見たいから臨海続行でお願いします
677 :
なんか本気で洗脳され始めたネリー可愛い
678 = 674 :
もとからネリーは可愛いんやで
ただネリー中心の可愛い二次創作ないから気づかなかっただけやで
680 :
ネリーと一緒に再リバイバル(意味深)する小ネタでもいいのよ?
681 :
監督は濡女かなにか?(純粋)
682 :
「あー、スマンが誰かこのプリントの束を先生に――」
「あ、じゃあ俺が」
「私がやりますっ!」
はいっ!と勢い良く手を上げる義姉。
出鼻を挫かれた京太郎は、伸ばしかけた手をおずおずと降ろした。
「ハァ……」
『ウチの弟に箸より重たい物は持たせない』
言い過ぎでも何でもなく、彼女の顔にはそう書いてある。
過保護……と、呼ぶには少し度が過ぎているように思えるが。
義姉からすればまだまだ足りないくらいだという。
――大変やなぁ、君も。
義姉の同級生の先輩と目が合って、小さく苦笑された。
683 = 1 :
清水谷京太郎。
母親の再婚によって、変わったものは苗字と周囲の環境。
義父は良い人だし、何だかんだで友達もたくさん出来た。
問題なのは――
「よ、よろしく……な?」
「こちら、こそ……よろしく、お願いします」
血の繋がらない、義理の姉。
ひと言で言うと、実に気まずい。
684 = 629 :
お、誰だ?
685 :
竜華だろ
686 = 1 :
しっかり者で、スタイルも良く、美人。
竜華という人物は京太郎にとって理想とも呼べるタイプだが――それだけに、家族として一つ屋根の下で暮らしていくにはどう接すれば良いのか分からず。
背が高くて、スケベなところもあるが、何だかんだで根は優しい。
悪い子じゃないのは分かる。けれども、年頃の男子で親しい友人なんて、竜華にはいない。
家族として、毎朝顔を合わせることになると――どんな顔をすれば良いのやら。
「京太郎……くん? ご飯、出来たって」
「あ、ありがとう……ございます。竜華さん」
家族にしては、余りにもギクシャクした関係。
それが変わっていったのは――竜華の、親友。
園城寺怜がいなければ、未だに二人はぎこちない関係だったかもしれない。
687 :
ある日の土曜日。
京太郎は休みで、竜華は部活の日。
「お姉ちゃんお弁当忘れてったみたいだから、届けてあげて?」
ハイ、と母に渡された弁当の小包み。
しっかり者の竜華が忘れ物とは珍しいと思ったが、この時の京太郎は何も疑問に思わなかった。
実のところ、これは母なりに二人の仲を近付けようと仕向けたことなのだが――それを知るのは、もう少し後の話。
京太郎は小包みを受け取って、素直に千里山高校へと向かった。
「……アレ?」
少し道順についてはあやふやだったけど、目の前の義姉と同じ制服を着た女子の後を追えば間違いはないだろう。
そう当たりを付けて歩いていたら――
「あ……これ、アカン……」
ふらりと、その女子が目眩を起こして。
倒れ込むように、その場にへたり込むなんて、思いも寄らなかった。
688 :
どんな修羅場になるのかしら?
689 = 1 :
善人を気取るつもりはないが、見捨てられるほど非情でもない。
急いでその女子に駆け寄って。
その女子――怜の言葉に従って、すぐ近くにあるという千里山高校の保健室を連れて行った。
「怜な――前から、病弱でな?」
白いベッドに包まって、眠る怜の手を取りながら。
竜華はぽつりぽつりと、自分の過去について話し始めた。
中学時代の怜のことが中心だが、義姉がここまで自分のことを話してくれたのは初めてで。
もっと竜華のことを知りたいと、思うようになった。
690 :
ふんふむ
691 = 1 :
怜の件がきっかけとなって、二人は少しずつ歩み寄り始めた。
京太郎は前の長野の中学で所属していたハンドボール部や、幼馴染についてのこと。
竜華は怜やセーラとの思い出や、千里山高校麻雀部でのこと。
元から、お互いに悪く思ってはいない。
一度心を開いて、お互いのことを深く知っていけば、ぎこちなさは少しずつ抜けていった。
「入学、おめでとう!」
そして訪れた高校の入学式。
数年前に共学化した千里山高校。
義姉がいるから、というのも高校選びの一因となったことは間違いない。
義姉に祝福され、千里山に入学した京太郎が選んだ部活はバスケ部。
これでも中学時代はハンドボール部レギュラー。
飛んだり跳ねたり投げたりは得意だし、チームプレイも苦手ではない。
千里山男子バスケ部の歴史が浅いこともあり、京太郎は新入生の中でも頭角を現していった。
気のいい友人と、先輩たちに囲まれて。
京太郎の大阪での生活は、順風満帆に進んでいった――
「止めておけば、良かった」
692 = 1 :
その日は、雨が降っていた。
バスケ部の練習試合は体育館の中で行われるため問題はない。
高い湿気は少なからず試合に影響を与えるが、他校との練習試合には勝つことができた。
「やったなぁ、京太郎」
浮かれていた。京太郎も、竜華も。
有利とは言えない環境の中で活躍できた京太郎は高揚していたし、竜華も自分のことのように喜んだ。
だから、気が付かなかった。
「あ――え?」
帰り道の交差点。
スリップしたトラック。
視界を塗り潰すライトの光。
耳を劈くクラクションの音。
「……うそ」
竜華は、気が付かなかった。
693 = 622 :
りゅーかに甲斐甲斐しく看病されたい
694 = 645 :
バスケ?ハンド?俺がアスぺなのかもしれんがどういうことかわからんぜよ
695 :
>>694
どっちも手を使ってゴールにボール投げ込む球技だからね
696 = 1 :
注意しなければならないのは、自分だった。
京太郎が疲れていることも、試合に勝って浮かれていることも。
側で見ていたから、わかっている筈だった。
「うちの、せいや」
とめどなく溢れる自責の念。
瞳からは涙が、口を開けば自らを責める言葉が零れて止まらない。
この日から、彼女は変わった。
697 :
>>694
落ち着いて読めよ
698 = 1 :
>>694
中学時代はハンドボール部に所属
高校ではバスケ部に所属
こんなつもりで書いてましたがわかりにくかったですね、すみません
699 = 645 :
ああ、なるほどわかった
>>698
変なとこで流れ途切れさせてごめんね
700 :
>>1に落ち度はないよ
わからなかったほうがアスペなだけ
みんなの評価 : ★★
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