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元スレ提督「好感度が見えるメガネ?」
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「じゃあ触って―?」
提督「いや、いいよっ!! 目が治ったら見るから!」
「ほら、ツルツルして機能的なんでしょ?」
提督「わかったわかった!」アセアセ
「でも……」
提督「ん、どうした?」
「これだと、なんかまるゆちゃんみたいだね!」
提督「あ、大丈夫。まるゆには紺色のあるから」キリッ
「さすが、てーとくでち!」ワァァ
ボーンボーン
「あ、もう時間でち……」
提督「ははっ、でも楽しかったよ。……ところで、次は誰なんだ?」
「それなら心配いらないよ!」
「だって次は最上さんでち!」
提督「おぉ! それなら、大丈夫そうだ」
「……イムヤは明後日の朝でち」
提督「……そうか……」
「そして――」
「その日の夜は羽黒さん……だけどね」
提督「…………」
「……その、頑張るでち」
提督「……なぁ、俺もオリョール海連れてってくれよ」
「てーとく、現実逃避はダメだよ……」
こ、好感度100over組では一番良心的な子だから最上んは
え?次の日?
しらねーなー
え?次の日?
しらねーなー
――――――
ガチャ
「こんにちは提督。さて、ボクの番だね」
提督「お、最上か。すまんが、お願いするよ」
「うん! 任せてよ!」
提督「……な、なぁ、最上?」
「ん、どうしたの?」ガサゴソ
提督「いや、なんだかさっきから変な音が聞こえるんだけど、気のせいかな?」
「ははっ、提督も目が見えなくなって、幻聴でも聞こえるようになったのかい? そんなことないよ」ゴソゴソ
提督「そ、そう? それならいいんだけどさ……。な、なんか最上が部屋を漁ってるような感じがしちゃってさ」
「まったく、少しはボクのことを信頼して欲しいものだね! そんなことするわけないじゃないか」ガサガサ
提督「は、はは……! そ、そうだよな! ごめんな、最上」
「まぁ、目が見えないんだから、そう思ってしまうのも仕方のないことだよね」ア、コレハ…
提督「そうなんだよな。ちょっとした物音にも反応しちゃうんだ……」
「ははっ……。ところで提督?」
提督「ん?」
「この、女性の裸ばかり写った本は、一体なんなんだい?」ゴゴゴゴ…
提督「やっぱりやってるじゃんっ!!」
「これは違うよ。提督の着替えを探そうとしただけさ!」
提督「なら俺に聞けよ! ってか、最上なら場所知ってるだろ!?」
「あ、そうだったね。うっかりしてたよ」
提督「ちくしょう……! 絶対笑ってるんだろうな……」
「とりあえず、全部燃やすことにするよ」
提督「えっ!!? い、いや! ちょっと――――!!」
イヤァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
ガチャ
「こんにちは提督。さて、ボクの番だね」
提督「お、最上か。すまんが、お願いするよ」
「うん! 任せてよ!」
提督「……な、なぁ、最上?」
「ん、どうしたの?」ガサゴソ
提督「いや、なんだかさっきから変な音が聞こえるんだけど、気のせいかな?」
「ははっ、提督も目が見えなくなって、幻聴でも聞こえるようになったのかい? そんなことないよ」ゴソゴソ
提督「そ、そう? それならいいんだけどさ……。な、なんか最上が部屋を漁ってるような感じがしちゃってさ」
「まったく、少しはボクのことを信頼して欲しいものだね! そんなことするわけないじゃないか」ガサガサ
提督「は、はは……! そ、そうだよな! ごめんな、最上」
「まぁ、目が見えないんだから、そう思ってしまうのも仕方のないことだよね」ア、コレハ…
提督「そうなんだよな。ちょっとした物音にも反応しちゃうんだ……」
「ははっ……。ところで提督?」
提督「ん?」
「この、女性の裸ばかり写った本は、一体なんなんだい?」ゴゴゴゴ…
提督「やっぱりやってるじゃんっ!!」
「これは違うよ。提督の着替えを探そうとしただけさ!」
提督「なら俺に聞けよ! ってか、最上なら場所知ってるだろ!?」
「あ、そうだったね。うっかりしてたよ」
提督「ちくしょう……! 絶対笑ってるんだろうな……」
「とりあえず、全部燃やすことにするよ」
提督「えっ!!? い、いや! ちょっと――――!!」
イヤァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
提督「…………はぁ……」
「むぅー。そんなにショックを受けることなのかい?」
提督「あ・た・り・ま・え・だ!!」
「おぉ……」
提督「お前な! あれを買うのに、俺がどれだけの労力をかけたかわかるか!?」
提督「外に出れることもあまりない……。たまの休みで外へ出ようとも、必ず駆逐艦たちや、金剛たちが付いてくる……!!」
「休みの日は、確かにそんな感じだよね……」
提督「だからといって、通販を頼めば! 雷とかが勝手に開けて大参事だッ!」
「そういえば、そんな事件も会ったなぁ……」
提督「インターネットは、なぜかそういったものは見れないしっ!!」
「…………霧島さんだね…………」ボソッ
提督「そんな艦娘たちの目をかいくぐって! やっとの思いで手に入れた、あの本たちを……!」ウルウル
「ご、ごめんよ提督……」
提督「うぅ……!」
「……よし、わかったよ!」
提督「う……?」
「じゃあ、ボクが裸になればいいんだね」
提督「………………え?」
「だってそうだろう? 提督は本を買ってでも、女性の裸が見たいわけだ」
提督「い、いや……。まぁ、間違いではないか……?」
「なら、提督の為に! ボクが一肌脱ごうじゃないか!」
提督「い!? いや!! なにもそこまで――!」
「はい、脱いだ」
提督「見えねぇよっ!!」
「あはははっ! 提督はおもしろいなぁ」
「むぅー。そんなにショックを受けることなのかい?」
提督「あ・た・り・ま・え・だ!!」
「おぉ……」
提督「お前な! あれを買うのに、俺がどれだけの労力をかけたかわかるか!?」
提督「外に出れることもあまりない……。たまの休みで外へ出ようとも、必ず駆逐艦たちや、金剛たちが付いてくる……!!」
「休みの日は、確かにそんな感じだよね……」
提督「だからといって、通販を頼めば! 雷とかが勝手に開けて大参事だッ!」
「そういえば、そんな事件も会ったなぁ……」
提督「インターネットは、なぜかそういったものは見れないしっ!!」
「…………霧島さんだね…………」ボソッ
提督「そんな艦娘たちの目をかいくぐって! やっとの思いで手に入れた、あの本たちを……!」ウルウル
「ご、ごめんよ提督……」
提督「うぅ……!」
「……よし、わかったよ!」
提督「う……?」
「じゃあ、ボクが裸になればいいんだね」
提督「………………え?」
「だってそうだろう? 提督は本を買ってでも、女性の裸が見たいわけだ」
提督「い、いや……。まぁ、間違いではないか……?」
「なら、提督の為に! ボクが一肌脱ごうじゃないか!」
提督「い!? いや!! なにもそこまで――!」
「はい、脱いだ」
提督「見えねぇよっ!!」
「あはははっ! 提督はおもしろいなぁ」
「――さ、提督。そろそろお風呂に入ろっか?」
提督「……いいです」
「もー。拗ねてないでさ! ほら!」グイグイ
提督「い、いや! でも、本当に大丈夫だよ! 昨日も入ったし!」
「へぇ…………、一人で?」
提督(なんだ、いきなり雰囲気が……)
提督「あ、あぁ。お風呂場まで案内してもらって、一人で……だけど……」
「……そっか! それじゃあ、今日は二人で入ろうか!」
提督(……い、いつも通りか。気のせいかな……)
提督「は、話聞いてたか!? 大丈夫だって!」
「ほら、恥ずかしがらずに!」グイグイ
提督「え? うわぁあ――!」
「――あははっ、いいお湯だったね?」
提督「…………うん」カァアア
「アハッ、提督。どうして、前かがみになってるのさ?」
提督「うっ……。別に……」
「ふーん……。えいっ」ダキッ
提督「……ッ! も、最上、お前服着てな……い!? あ、あの! 当たってるし!」
「さっき、ボクが脱ぐっていったじゃないか」
提督「ほ、本当に脱いで――」
「それに……、『当ててる』んだよ?」
提督「」
「ちょっと、小さいけど……。でも、ボクもちゃんと女の子なんだからね?」ギュウ
提督「」
提督「……いいです」
「もー。拗ねてないでさ! ほら!」グイグイ
提督「い、いや! でも、本当に大丈夫だよ! 昨日も入ったし!」
「へぇ…………、一人で?」
提督(なんだ、いきなり雰囲気が……)
提督「あ、あぁ。お風呂場まで案内してもらって、一人で……だけど……」
「……そっか! それじゃあ、今日は二人で入ろうか!」
提督(……い、いつも通りか。気のせいかな……)
提督「は、話聞いてたか!? 大丈夫だって!」
「ほら、恥ずかしがらずに!」グイグイ
提督「え? うわぁあ――!」
「――あははっ、いいお湯だったね?」
提督「…………うん」カァアア
「アハッ、提督。どうして、前かがみになってるのさ?」
提督「うっ……。別に……」
「ふーん……。えいっ」ダキッ
提督「……ッ! も、最上、お前服着てな……い!? あ、あの! 当たってるし!」
「さっき、ボクが脱ぐっていったじゃないか」
提督「ほ、本当に脱いで――」
「それに……、『当ててる』んだよ?」
提督「」
「ちょっと、小さいけど……。でも、ボクもちゃんと女の子なんだからね?」ギュウ
提督「」
提督「……2、3、5、7、11、13、17――」ブツブツ
「さて、そろそろ寝ようか?」
提督「23……。23って素数だっけ……」
「うん、素数だよ。案外最初で躓いたね」ダキッ
提督「…………うぅ」カァアアア
「あはははっ。提督も案外、恥ずかしがりなんだね?」
提督「う、うるせー! どうせ、最上も顔真っ赤なんだろっ!?」
「うっ……。そ、そんなわけないじゃないか!」
提督「……じゃあ、俺の目が治った後、最上が秘書官になったら、ずっとその状態で居てもらうからな」
「えっ!? あ、そ、それは……あはは……」
提督「なんだよ、恥ずかしくないんだろ? じゃあ大丈夫じゃないか!」
「……むー……。恥ずかしいに決まってるよ……、提督のばか」
提督「……ッ!!」
提督(急に可愛らしい声で言わないでくれっ! 俺の、息子がぁ……!)
「それじゃ、おやすみなさい。提督」
提督「……うん」
「なにさ? まだボクの事警戒してるのかい?」
提督「い、いや、別に……」
「大丈夫だよ――?」
「提督が『起きている間』は、なにもしないから」
提督「……そっか……なら……」ウトウト
最上「ははっ、結局できなかったな……」
最上「……やっぱり、押しが弱いかな? でも、嫌われたくないし……」
最上「そ、それにしても、提督のアレ。初めて見たよ……、アレをいつかは……」カァアア
最上「提督があんな状態じゃ、寂しいし。今日は、しょうがない――」
最上「衝突禁止! ってね……」
「さて、そろそろ寝ようか?」
提督「23……。23って素数だっけ……」
「うん、素数だよ。案外最初で躓いたね」ダキッ
提督「…………うぅ」カァアアア
「あはははっ。提督も案外、恥ずかしがりなんだね?」
提督「う、うるせー! どうせ、最上も顔真っ赤なんだろっ!?」
「うっ……。そ、そんなわけないじゃないか!」
提督「……じゃあ、俺の目が治った後、最上が秘書官になったら、ずっとその状態で居てもらうからな」
「えっ!? あ、そ、それは……あはは……」
提督「なんだよ、恥ずかしくないんだろ? じゃあ大丈夫じゃないか!」
「……むー……。恥ずかしいに決まってるよ……、提督のばか」
提督「……ッ!!」
提督(急に可愛らしい声で言わないでくれっ! 俺の、息子がぁ……!)
「それじゃ、おやすみなさい。提督」
提督「……うん」
「なにさ? まだボクの事警戒してるのかい?」
提督「い、いや、別に……」
「大丈夫だよ――?」
「提督が『起きている間』は、なにもしないから」
提督「……そっか……なら……」ウトウト
最上「ははっ、結局できなかったな……」
最上「……やっぱり、押しが弱いかな? でも、嫌われたくないし……」
最上「そ、それにしても、提督のアレ。初めて見たよ……、アレをいつかは……」カァアア
最上「提督があんな状態じゃ、寂しいし。今日は、しょうがない――」
最上「衝突禁止! ってね……」
雷ちゃんにバレちゃった事件についてkwsk
しかも大惨事じゃなくて大参事ってことは今回のもがみんみたいなことを言った可能性が微レ存……・?
しかも大惨事じゃなくて大参事ってことは今回のもがみんみたいなことを言った可能性が微レ存……・?
>>921
言い過ぎだぞ☆
言い過ぎだぞ☆
そのせいで新たな荒らしが呼ばれる可能性があるんだから仕方ないだろ
>>918
間違えたよ。『大惨事』でお願いします。
書き溜めようと思ったけど、すごいやりづらいからそのまま書きます。下げ進行でこっそりやってく。
ユサユサ
テイトク…
提督「……おぉ、朝か……」
「はい、朝です。……その、大丈夫ですか?」
提督「ん、神通か? ……大丈夫、なのかな」
「は、ははは……」
提督「……明日が、その……」
「…………」
提督「あ、あの、神通さん? 今から、俺入院とかできないかな? 俺、もう頑張ったほうだと思うんだ」
「…………」
提督「…………」
「…………私も…………」
提督「…………」
「……まだ、沈みたく……ないです……」
提督「…………そっか……」ナミダメ
「あ、あの、提督! 朝ごはんありますよ!?」
提督「……そ、そうだな。た、楽しみだ!」
「私、食堂から持ってきたんです! ……すいません、パンのほうが食べやすいとは思ったのですが……あの……」
提督「あぁ、いいよ。赤城さんだろ? 目が治ったら、ちょっとお話ししないとな」
「でも、なんでしょうね。……あの、鬼気迫る感じは」
提督「……まぁ、よくわからんが……。きっと悪気はないんだろうなぁ……」
「ふふっ、信頼してるんですね」
提督「……………………うん」
提督(言えないっ! 『暴食したら、初めて来た頃の映像を1か月間食堂で流す』って脅したなんて言えないっ!)ダラダラ
間違えたよ。『大惨事』でお願いします。
書き溜めようと思ったけど、すごいやりづらいからそのまま書きます。下げ進行でこっそりやってく。
ユサユサ
テイトク…
提督「……おぉ、朝か……」
「はい、朝です。……その、大丈夫ですか?」
提督「ん、神通か? ……大丈夫、なのかな」
「は、ははは……」
提督「……明日が、その……」
「…………」
提督「あ、あの、神通さん? 今から、俺入院とかできないかな? 俺、もう頑張ったほうだと思うんだ」
「…………」
提督「…………」
「…………私も…………」
提督「…………」
「……まだ、沈みたく……ないです……」
提督「…………そっか……」ナミダメ
「あ、あの、提督! 朝ごはんありますよ!?」
提督「……そ、そうだな。た、楽しみだ!」
「私、食堂から持ってきたんです! ……すいません、パンのほうが食べやすいとは思ったのですが……あの……」
提督「あぁ、いいよ。赤城さんだろ? 目が治ったら、ちょっとお話ししないとな」
「でも、なんでしょうね。……あの、鬼気迫る感じは」
提督「……まぁ、よくわからんが……。きっと悪気はないんだろうなぁ……」
「ふふっ、信頼してるんですね」
提督「……………………うん」
提督(言えないっ! 『暴食したら、初めて来た頃の映像を1か月間食堂で流す』って脅したなんて言えないっ!)ダラダラ
「――提督、食後のコーヒーです」
提督「おぉ、ありがとう。神通は気が利くな」
「い、いえ……そんな……」
提督「はぁ……、いいなぁ……。毎日こんなだったらいいのに……」
「……え? あ、あの、それは、その……」
提督「ん? いや、神通みたいな娘とずっと一緒に居れたら、そんないいことはないのになぁってさ」
「え!? あ、あの、私、あの……まだ……」
提督「川内も、神通のようになってくれればいいんだけどな」
「……いや、それは……」
提督「……ないか」
提督「――うん。じゃあ、その遠征は……、そうだなぁ……」
「提督? これって、千歳さんたちがいないとダメなんじゃ……」
提督「え? おぉ、そういやそうだったな……。ははっ、ダメだな。やっぱ目が見えないと……」
「ふふっ、あともう少し頑張りましょう。……この時間は私がサポートしますので」
提督「おう、ありがとうな」
提督「――あ、そういえばさ」
「はい?」
提督「今日の午後って誰なんだ?」
「あぁ、午後は扶桑さんですよ。安心してください」
提督「おぉ扶桑か……。別の意味で安心できねぇな……」
「え? そうなんですか?」
提督「いや、まぁ明日よりは…………あ……」
提督「……………………」ズーン
「げ、元気出してください……」
提督「早く目が治らないかなぁ……」
「そうですね、提督には全然いいことありませんもんね?」
提督「……え、俺以外のやつにはいいことあるのか……??」
「…………」
提督「……なんだよ、無言になるなよ。怖いだろ」
「あ、いえ、あはは……」
提督「……まぁ、なんか言いたいことはわかった気がするよ……」
「も、もうそろそろ時間ですね」
提督「このまま神通がいるっていうのはダメなのか?」
「あー……。その、ルールで……」
提督「……そっか……」
「あ、あはは。で、でも、もう少しの辛抱ですよ! 頑張りましょう?」
提督「おう……、がんばるよ……」ズーン
「そ、そんな落ち込まずに――あっ、わぁあ!」ガッ
ガチャン
提督「……ッ!! じ、神通!? どうした、大丈夫か!?」
「いてて……。だ、大丈夫です、ちょっと躓いてしまって……」
提督「ほ、本当か? ど、どこか怪我は……」オロオロ
「あっ、提督!? そんな、こっちに来ると――」
提督「へ?」
ガッ
提督「わ、うおぉおお!」
ムニュウ
提督「おぉ……危なかった……。……ん? これは……」モミモミ
神通「い、イヤぁーーッ!!」バキィ
提督「」
ユサユサ
テイトク…?
アノ、テイトク…?
提督「ハッ!!!?」ガバァ
「キャッ……!」
提督「へ? あ、あぁじ、神通か? 驚かせてごめんな?」
「あ、いえ……。私は扶桑です」
提督「あれ……? じ、神通は??」
「神通さんの置いてった手紙によると、提督は急に倒れてしまったそうですよ」
「だから、神通さんは提督をベッドに寝かしたそうです」
提督「ま、またか……。なんだろう、一回診てもらったほうがいいのかな……?」
「うふふ。ですが、元気そうで何よりです」
提督(……しかし、またなんだか顎が痛いなぁ……)
「それでは、ここからは私が提督のお世話をいたしますね?」
提督「うん。よろしくお願いするよ」
「はい。じゃあ――」
ギュウ
提督「え、ふ、扶桑!?」
「はい?」
提督「な、なななな何を……??」
「……? 提督が歩くのが大変なのではと思ったのですが……」
提督(だ、だからって腕を絡ませなくても……! し、しかし、これは今までで一番の大きさ――)
ドンッ‼
「キャッ……! な、なにかしら? 急に扉のほうから……」
提督「わ、わからん。お、俺は目が見えないから、すげぇ怖いよ……」
「だ、大丈夫ですよ! 提督には私が付いていますから……!」ギュウウ
ドンッ‼
提督「うおぉ! だ、誰ですかー!?」
「……そ、それでは提督。わ、私が外に出て確認してきますね……!」
提督「え、い、いや、無理はしなくていいぞっ!?」
「き、きっと駆逐艦ちゃん達とかですよ、し、心配はいりません……」
「……それに、提督の為なら……!」
「戦艦扶桑! 出撃いたします!」ダッ
ガチャ
ダレッ!?
アラ、ヤマシロ・・・?
ア、フソウネエサマ・・・
ココニダレカイナカッタ?
イエ? ダレモミテマセンケド・・・
「て、提督……。と、通りがかった山城はいましたが、他には誰も見当たりませんでした……」
提督「…………そっか」
「だ、大丈夫です! 提督に何が起きようと、私がお守りいたしますっ!」
提督「あぁ、うん。だいたいわかったよ」
「え?」
提督「……そんな、気にしなくて大丈夫じゃないかな?」
「あ、て、提督がそうおっしゃるのなら……?」
「――提督、私ご飯を作ってきました」
提督「あ、あぁ、ありがとう……」
「雑炊ですので食べやすいとは思うのですけど……」
提督「あ、スプーン持たせてくれれば、自分で――」
「ふーふー……。はい提督、あーん」
提督「あ、やっぱそうなるんだね。……あーん」
ドゴォッ‼
「キャッ……。あ、あら、また……」
提督「ははは…………」
「き、気を取り直して、あーん……」
提督「あ、いや、たぶんそれが原因じゃないかと思うんだよなぁ……」
「え? ど、どういうことですか?」
提督「う、うーん……なんとも説明しづらいなぁ……」
タベタラ、コロス
提督「あ、扶桑。俺一人で食べるよ!」アセアセ
「え!? で、でも……」
提督「いや! 大丈夫だから! 雑炊だったら食べれるから!」
「……イ……ヤ…………す」ボソッ
提督「え?」
「――ッ!! だ、ダメです! 提督は今怪我なさってるのですから、それをサポートするのが今の私の役目なんです!」ガシッ
「こんな時でしかっ! 私は、提督とお近づきになんてなれないのにッ!!」
提督「え、あ、わ、わかったよ、ふそ――」
「私だって本当は一番がいいのっ! ですが……ですがっ! 私では……」
「私は……、よわ――」
提督「――ッ! そ、そんなことない!」ダキッ
「あっ……」
提督「……は、恥ずかしくていつも言えなかったけどさ、俺は扶桑ほど頼りにしている艦娘はいないよ」
「えっ?」
提督「……俺のところに最初に来てくれた戦艦が扶桑だったね。それから、扶桑には何回助けてもらったことか……」
提督「それから、金剛達が来て、伊勢たちも、長門も来たけど……」
提督「な、なんていえばいいんだろうな? 扶桑ほど、一緒に居て安心する艦娘って……、いないんだよな」
「………………」グスッ
提督「あ、え!? ふ、扶桑!? あ、あの――」アタフタ
「――うれしい。……私……うれしいです……。私も、提督とずっと一緒に……っ」ギュウウ
提督「…………これからも、頼りにしてるよ、扶桑」ナデナデ
「……はいっ!」ギュウウ
山城さん…
扶桑姉様に手を出したら誤射(故意)してきそうだし出さずに扶桑姉様を悲しませたら誤射(故意)してきそうだし…
全く相手しなくても誤射()してきそう
扶桑姉様に手を出したら誤射(故意)してきそうだし出さずに扶桑姉様を悲しませたら誤射(故意)してきそうだし…
全く相手しなくても誤射()してきそう
――――――
「提督。はい、あーん」
ガリガリ
提督「あ、あーん……」
ガリガリ
扶桑「ふふっ。なんだか変な音はしますけど、大きな音は無くなりましたねっ?」
ギギギギ…
提督「そ、そうですねー……」
ガリガリ
「それにしても、何の音なのでしょう?? まるで、部屋の壁を爪で引っ掻いているかのような――」
ドスッ
提督「あ、ああああぁ、あれだよ! ほら、ね、ネズミとかじゃないかなっ!? じ、実はよく出るんだよねっ!」
ガリガリ
「あ、ネズミですか……。では、それも対処しなければいけませんね……」
ギギギギ…
提督「だ、大丈夫っ! すごく限定的な時にしか来ないからっ!」アセアセ
ネエサマ…
「……あら? いま、やまし――」
提督「あ、あぁああ! も、もう寝ようかっ!? な、それがいい!!」
「あ、はい……? て、提督がそういうのでしたら……」
提督「……ふぅ、じゃおやすみ扶桑」
「はい。ゆっくりお休みになってください」
提督「ははっ、そうするよ……」
「私は、提督が寝るまで、お傍にいますから……」ギュッ
提督(あ、扶桑が、俺の手を…………抱きしめて、ないか……?? な、なんか柔らかい感触が……)ムニュ
「あっ……。あ、あまり、動かさないでくださ――」
ドゴォッ‼‼
「キャアッ……!! ま、また……。こ、これはネズミじゃ、ない、ですよね……!? か、怪奇現象……れ、霊……!!?」ガタガタ
「て、提督っ! そ、そのっ!! い、いいい一緒に寝てもよろしいでしょうかっ!??」ガクガク
提督「へ!?? い、いや、落ち着い――って、うおぉっ!!」ガバァ
「……てい、とく……。ていとくは……ふそうが……おまもりします…………」スースー
ガリガリガリガリガリガリ…
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