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    元スレ雪乃「LINE?」結衣「そう!みんなでやろうよ!」

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    51 :

    してあげる!!

    52 = 1 :

    八幡「ね、寝てなかったらな」

    なんとか動揺を隠して答える。目が泳いでしまっているが、割といつものことなので不審がられたりはしないだろう。

    結衣「ちゃんと起きててね!……でもなんで昨日は早く寝ちゃったの?」

    八幡「LINEしてたら向こうが寝たから俺も寝たんだよ。やっぱ慣れないことすると疲れるな」

    昨日戸塚とずっとしてたおかげでだいぶ慣れることはできた。多分今日由比ヶ浜からLINEが来ても疲れることなくできるだろう。

    え?相手が戸塚なのに疲れるなんて俺らしくない?

    ばっかお前、文字だけで意志疎通しようとすると誤解されたり嫌な気持ちにさせることが多いんだ。ソースは俺。

    だからこそ戸塚みたいな天使とLINEをするときは、『本当にこの言葉を使っていいのか』とか『変な誤解されて嫌われないか』って不安を抱えながらやるからかなり疲れるんだよ!

    相手が戸塚だからこそ疲れる……それがLINEの運命。

    53 :

    既読無視

    されるとなあ…

    55 :

    ガラケー版は既読とかわからんらしい
    >>1がそれわかっててこうなったかは疑問だがww

    56 = 1 :

    ……あれ、俺今けっこう長い間考え事してたぞ?なのになんで由比ヶ浜に声をかけられたりしないんだ?

    疑問に思い意識を思考から現実へと引き戻す。

    目の前にいる由比ヶ浜は、戸惑いとショックの入り混じったような目で俺のことを見ていた。

    八幡「ど、どうした?」

    思わず心配してしまった。それほどまでに由比ヶ浜の表情はいつもと違うものへとなっていたのだ。

    俺の言葉を聞くやいなや、由比ヶ浜は俺から視線を逸らした。

    結衣「あー、その……あ、あはは。ちょっと意外だったから」

    八幡「? 何がだ?」

    結衣「二人がそんなすぐにLINEし始めるなんて……」

    八幡「別にそこまでじゃないと思うが」

    戸塚と俺がLINEするのはそんなに変だろうか?しっくりくるとまではいかないが、さっきみたいな目をするほど意外とは思えない。

    ん?俺こいつにLINEの相手が戸塚だって言ったっけ?

    八幡「由比ヶ浜、お前もしかして──」

    結衣「べ、別に気にしたりしてないから!二人が仲良くしてくれるのはあたしも嬉しいし?」

    なんで疑問系なんだよ。つーか目を見て話せ。

    なにか勘違いをされている気がしてならなったが、俺から逃げるように由比ヶ浜が部室へ行ってしまったためそれを確認することはできなかった。

    また面倒なことになってる気が……。

    57 = 1 :

    >>55一通り調べたから既読がつかないのは知ってますよ(ドヤァ

    ちょっと書き溜めなくなってきたから今日はここまでにしとこうと思う。

    寝るまでに調子よくポンポンと書けたら投下するかもしれないけど、あんまり期待はしないでね。

    おやすみなさいー(多分)

    58 :

    ガラケーでLINEとかすごく大変そう

    60 :

    ガラケーだと手動で更新しないといけないんだよなぁ

    61 :

    短編一個だけ投下しますー

    今日はもう更新しないかも

    62 = 1 :

    「ヘタレ2」

    八幡(戸塚と友だちか……なんかもうそれだけで飯三杯くらいいけそうだ)

    八幡(じゃあ残るは小町だけか)

    八幡(……他にも何人か表示されてるのいるんだけど気にしない方がいいのか、これ)

    八幡(これが電話番号の使い回しによる全く知らない人間だったならまだいいが)

    八幡(なんで電話番号教えてない知り合いがいるんだよ……ストーカーかよ……)

    八幡(……こいつらのことは一旦置いておこう)

    八幡(小町どうするかな……)

    八幡(別に申請したところで何もないだろ)

    八幡(……いや待て)

    八幡(小町くらいの年代の女子は普通なら反抗期真っ盛りだよな……?)

    八幡(もし心の中で気持ち悪がられてたら……)

    八幡(そそそそんなことないよな!小町的にポイント高いんだから大丈夫だよな!)

    八幡(いや……でも……もしかしたら……きっと……)

    ブツブツブツブツブツブツブツブツ……

    ドアガチャッ

    小町「お兄ちゃん、さっきLINEの友だち申請したから見といてねー」

    八幡「こ゛ま゛ち゛いいいいいい!!!」

    小町「え!?なに!なんで泣きながら迫ってくるの!?気持ち悪い!!お兄ちゃんが気持ち悪いよぉぉぉおおお!!」

    63 :

    小町は天使

    64 :

    面白い 期待

    65 :

    続きはよ

    66 :

    やっはろー!1です

    本編の書き溜めが少なくて投下できないので、お詫びに短編一個投下しますー。

    短編はこれからも書いていきたいのでリクエスト書いてもらえると嬉しいです。

    67 :

    やっはろーってばかっぽいな

    68 :

    由比ヶ浜disはそこまでだ

    69 :

    いろは参戦
    LINEplayで遊ぶ
    LINEゲームのランキングで熱い戦い
    既読がきになる

    70 = 1 :

    「画面の向こう」

    平塚【久しぶりですね。冬休みなので会う機会がありませんでしたがお元気でしたか?常々不安だったので、あなたがこのように安否を確認できるツールを使い始めてくれてとても安心しています(笑)】

    八幡【先生】

    八幡【長いです】

    平塚【そうですね(笑)】

    平塚【メールのように一度に全てを送らなくていいんですから、長くする必要はないですよね(笑)】

    平塚【それにしても、比企谷くんがLINEを始めるとは思いませんでした】

    八幡【由比ヶ浜に誘われたんですよ】

    平塚【なるほど】

    平塚【比企谷くんは彼女に弱いですね(笑)】

    八幡【そんなんじゃないです】

    八幡【俺としては先生がLINEやってる方が意外でしたよ】

    平塚【そうですか?】

    八幡【だって先生がLINEやっても友だちになってくれる人いなさそうですから(笑)】

    平塚【私の目の前にいなくて良かったですね】

    八幡【そうですね、目の前にいたら確実にファーストブリット打ち込まれてるはずですし】

    平塚【そうではなくて】

    平塚【アラサーの泣き顔なんて見るはめにならず良かったですねという意味ですよ(笑)】

    八幡【ごめんなさい!!】

    八幡(それだけ打ち込んでから、俺は平塚先生をそっと友だちに追加しておいた)

    八幡(早く!早く誰か貰ってあげて!じゃないと俺が友だちから夫にランクアップしちゃいそうだから!)

    71 :

    先生ワロタwww

    72 :

    泣いた

    73 :

    何がいけないんだろうな

    74 :

    まぁ、だめなのはそういうとこなんだよなぁ……

    75 = 68 :

    先生敬語か
    なんかワロタ

    76 :

    ネット越しだと敬語なのはいつものことだろ

    77 :

    静ちゃん嫁に欲しいわ

    78 :

    >>77
    一時の感情で人生を後悔するんですね
    わかります

    79 :

    これはかわいい、しずかわいい
    夫にランクアップじゃなくてヒモにランクダウンだろいい加減にしろ

    80 :

    平塚先生は親しくなればなるほどだめになる人だから……

    81 :

    鼻腔をくすぐる紅茶の香りを楽しみながら、いつも通り各々がやりたいことをやっていた。

    俺と雪ノ下は読書。由比ヶ浜はケータイをポチポチとしながら俺や雪ノ下をチラチラ見てくる。

    だから人のことをチラチラ見るなよ。過去のトラウマが蘇っちゃうだろ。

    八幡「はあ……どうした由比ヶ浜」

    視線が気になって話しかけたのであって、別に不安そうにしてる由比ヶ浜が気になっちゃったからとかじゃないから。本当だから。

    結衣「べ、別になんでもないし……」

    八幡「…………」

    問い詰めるべきか引くべきか。

    俺と由比ヶ浜の距離感を掴めていないため、どちらを選択するべきか分からない。

    適当に納得したようなことを言って引いてしまおうと決意したその矢先、雪ノ下が口を開いた。

    雪乃「なにか言いたいことがあるのなら言いなさい。でないとその男はセクハラをやめないわよ」

    八幡「なんで俺がセクハラしてるの前提なんだよ」

    雪乃「いつも由比ヶ浜さんのことをジロジロ見ているじゃない」

    結衣「ヒッキーマジきもい!」

    なんで由比ヶ浜に質問しただけでここまで言われなきゃならないんだ。口開いただけで罵倒されるとかもはや人権侵害だろ。

    八幡「俺の話は置いておくとして、今は由比ヶ浜の視線がうざったいって話だろ」

    雪乃「うざったいとまでは言っていないけれど……」

    雪ノ下の遠慮がちなフォローは逆効果だったのだろう。由比ヶ浜は髪をわしゃわしゃとさせて悩んでいた。

    82 = 1 :

    言うの忘れた
    本編投下しますー

    85 :

    しばらくそのままで放置しておくと、覚悟を決めたように大きく深呼吸をしてから小さい声で言った。

    結衣「だってさ……あたしとのLINEには二人とも全然返してくれないのに……二人は仲良くLINEしてるんだもん。それがなんか……」

    八幡「気に入らないのか?」

    結衣「気に入らないっていうか……寂しい?みたいな」

    つまり仲間外れにしないで、ってことか。気持ちは分かる。数年前までは俺もよく同じことを考えていた。

    一人ぼっちは寂しいもんな……。

    事態が飲み込めず困惑してる雪ノ下に代わり、俺が由比ヶ浜にフォローを入れる。

    いやフォローっつうか、この早とちりさんの勘違いを解くだけなんだが。

    八幡「由比ヶ浜、言っとくが俺は雪ノ下とLINEなんてしてないぞ」

    結衣「……へ?」

    八幡「俺がLINEしてたの戸塚だ。そもそも雪ノ下は友だちの中にすらいねえよ」

    結衣「え……えぇ!?」

    突然の大声に俺と雪ノ下の肩がびくりと震える。俺にその場面を見られたのが恥ずかしいのか、咳払いをしてから雪ノ下が由比ヶ浜に向けて話し始める。

    雪乃「なぜ私がこの男とLINEなんてしなければならないのよ。どうしたらそんな勘違いをするのかしら」

    結衣「だ、だってヒッキーの友だちってあたしとゆきのんだけだと思ってたから……それよりまだ友だちじゃないってどういうこと!?昨日申請したんじゃないの!?」

    無事誤解は解けたが由比ヶ浜はまた違うところに食いついてきた。

    少し顔が赤いところを見ると、もしかしたら自分が変な妄想をしてしまっていたことを誤魔化すために話題をすり替えたのかもしれない。

    俺が言葉足らずだったのがこの状況を作り上げた一因であるっぽいし……俺もその話題に乗ってやるか。

    86 = 84 :

    こだしすぎてつまらない

    87 = 1 :

    八幡「よく考えろ由比ヶ浜。LINEで友だちの欄に表示されるのはどんなやつだ?」

    結衣「えーっと……電話番号を知ってる人?」

    八幡「そうだ。ならお互いの電話番号を知らない俺達が友だちになってるわけないだろ」

    俺達が電話番号を交換していないというのは全員が知っていることだと思っていたが、どうやら由比ヶ浜にとってこの常識は常識ではなかったらしい。呆然とした表情をしてからまた大声を出した。

    結衣「ちょ、ちょっと!それLINE始めた意味ないじゃん!」

    雪乃「それはそうなのだけれど……」

    珍しく雪ノ下の歯切れが悪い。いつもは必要以上にスパッと言い切ってしまうというのに。むしろ俺に関しては言い斬られてるまである。

    88 = 1 :

    結衣「電話番号交換とまでは言わないけど……せめてLINEくらいはちゃんとしようよー」

    ただでさえ劣勢っぽかった雪ノ下に追い討ちをかけるかのように由比ヶ浜が抱きつき攻撃を開始する。

    もうこうなれば雪ノ下に勝ち目はない。

    雪乃「分かったわ。分かったから抱きつかないでちょうだい」

    結衣「やったー!」

    喜びを体全体で表現する由比ヶ浜に対し、雪ノ下は背筋の凍るような視線を俺に向けていた。

    八幡「な、なんだよ……」

    雪乃「……なんでもないわ。ほら、早くケータイを出しなさい」

    命令口調で指示を出されるとやる気なくなるよね。だからもうケータイ出さなくていいんじゃね。

    と思ったりもしたが、雪ノ下の放つ冬の北海道以上の冷気がそれを許さない。北海道行ったことないけど。

    八幡「はあ……分かったよ」

    カバンからケータイを取り出す。アプリを起動してなんかそれっぽいことを適当にやっているとQRコードを取る画面まで来た。

    そこからまた適当に操作していくこと数分。慣れないことをしたせいで予想よりも時間をくったが、無事俺は雪ノ下と友だちになった。

    雪ノ下と友だち……か。変な感じだな。

    雪乃「これでいいかしら?」

    結衣「うん!これで三人とも友だちだね!」

    八幡「そうだな」

    俺の友だちは雪ノ下、由比ヶ浜、戸塚、小町……あ、あと平塚先生の五人だ。多分現実の友達より多い気がする。

    由比ヶ浜は俺とは比べものにならないほど多いのだろう。

    そして雪ノ下はおそらく俺と由比ヶ浜の二人だけ。

    だがしかし友だちの数が一体なんだというのだろう。

    LINEでの繋がりなどただの偽りだ。そんなものの数で何が分かる。例えLINEでの友だちが100人を超えていたとしても、それが本物だとは──

    おっと、これ以上考えるのはよそう。俺の黒歴史を掘り返してしまいそうだ。

    今の俺にとって『本物』というのはNGワードだ。その単語を聞く度にあのシーンを思い出してしまい、無性に叫びたくなってしまう。

    俺の思考が黒歴史の渦に飲み込まれるその直前、由比ヶ浜の元気すぎる声が響いた。

    結衣「これでみんなでおしゃべりできるね!」

    八幡「業務連絡で使うんだろ」

    結衣「す、少しくらいならいいじゃん!」

    八幡「……まあ、少しだけならな」

    こうして俺たちは三人ともにLINEの友だちになった。

    正直、どうせすぐ飽きてアプリを開くことすらしなくなるのだろうと思っていた。

    けれどケータイの画面を見る雪ノ下の表情は、あまりにも儚げで。

    それだけが俺の心に漠然とした予感を残していた。

    89 :

    おやすみかな??

    90 = 84 :

    書けよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ

    91 = 1 :

    2今日も由比ヶ浜結衣はアホっている 終

    正直少し寝てた。
    今日は眠気がやばいからもう少し投下したら寝る……。

    先に言っておく、おやすみなさい。

    92 = 1 :

    八幡「んー……」

    翌日の夜。俺は真っ暗なケータイの画面を見ながら一人でうなっていた。

    俺は明日、部活を休まなければならない。

    一応言っておくがサボタージュではなくちゃんとした用事である。具体的には冬期講習に行くためだ。

    さて、たかだか冬休みの部活を休むだけでなぜこんなに悩んでいるのかといえば……それはずばり誰に業務連絡をすればいいか分からないからだ。

    普通なら由比ヶ浜にすればいいのだが、俺の中に微かに眠っていた好奇心という名の悪魔がひそひそと囁きかけてくる。

    もう一人の方にしろ、と。

    どちらにしたところで結果は大して変わりはしない。結果が変わらないのならどちらでもいいが……うーむ。

    こんな時奉仕部のグループでもあれば楽なんだろうが、雪ノ下も由比ヶ浜も忘れているようだし俺から言うのはなんとなく嫌だ。

    八幡「……よし」

    悩んでも答えが出ないなら運に任せればいい。

    部屋の片隅に投げ捨てられていた通学用のカバンから財布を見つけ、その中にあるピカピカの十円玉を取り出す。

    ポケモンで言っていた。迷ったときにはコイントスだと。

    93 = 1 :

    表が出たら雪ノ下、裏なら由比ヶ浜。

    ちなみに知ってるやつも多いと思うが、十円玉の表は平等院鳳凰堂がある方だ。10の字がある方ではない。

    八幡「よっと」

    某超電磁砲を意識しながら親指で十円玉を弾く。くるくると回転しながら落ちてくる十円玉に向かって右手を出した。

    ガッ。

    八幡「痛っ」

    タイミングが少し早かったせいで人差し指の付け根の骨にぶつかってから十円玉はあっけなく床に落下してしまった。

    痛いよう……地味に痛い……あとダサい……。

    憎しみを込めて十円玉を睨みつける。床に落ちている十円玉が出した結果は……。

    八幡「表……」

    つまり雪ノ下だ。

    もう一回やり直そうかとも思ったが、それをするといよいよ答えを出せなくなる気がする。

    俺はもはや半ばヤケになりながらアプリを呼び出し、雪ノ下とのトーク画面に移動した。

    つい先日友だち登録したばかりのあいつとは、もちろん一度もLINEを使った会話などしていない。今もトーク画面には空の背景しか映し出されていない。

    空って言っても敗北の二文字が存在しない方じゃなくてスカイの方な。

    今からその空の背景に会話を打ち込んでいかなきゃならんわけだが……。

    なんて打てばいい?

    あえてフレンドリーに『よう雪乃』とでも打つか?いやそんなことしたら別の物語が始まってしまいそうだ。

    なら『やっはろー』か?いやそれもない。それを使ったら負けだ。何と勝負してるのかは知らん。

    ……普通にいくか。

    94 = 83 :

    寝たか

    95 :

    やっはろー1です。

    ごめん寝た。

    今からキリのいいとこまで投下しちゃいます。

    96 = 1 :

    to:雪ノ下

    八幡【よう】 既読10:40

    雪乃【なにかしら】 10:41

    思ってたより返信早いな……。どうせ由比ヶ浜とLINEしてたからケータイが手元にあっただけなんだろうが。

    それでもこいつのことだし、既読スルーとか普通にしてくると思ってたわ。

    なんにせよ、早く反応してくれる分には文句はない。俺はできるだけ簡潔に明日部活を休む旨を書き込んだ。

    雪乃【そう】

    雪乃【分かったわ】

    八幡【やけにあっさり了承してくれるんだな】

    八幡【少し意外だ】

    雪乃【引き留めてもらいたかったのかしら、ナル谷君】

    八幡【お前のことだから文句の一つでも言うんじゃないかと思っただけだ】

    八幡【あとナル谷はやめろ】

    八幡【トラウマが蘇る】

    返事を打ち込んでから気づく。あれ、話ずれてきてないか?

    俺としては休むことを伝えたら即寝る予定だったため、普通に会話している自分に少し驚いてしまう。

    上手く会話を終わらせる方法を模索しようとするが、ちょうどそのタイミングで雪ノ下から返答が来てしまった。

    98 :

    や、やっはろー

    99 = 1 :

    雪乃【安心なさい】

    雪乃【文句なら明後日言うわ】

    雪乃【それとあなたの数え切れないトラウマなんて一々気にして会話なんてしていたら】

    雪乃【何も言えなくなってしまうわよ】

    八幡【なんで明後日言っちゃうんだよ】

    八幡【そのまま忘れて言わないままでいいだろ】

    八幡【あと俺のトラウマは会話を禁止しなきゃいけないほど大量には無い】

    八幡【無いよな?】

    ……あー、やばい。これやばいフラグだ。

    由比ヶ浜とメールをしている時にたまにある現象が今も起きている。

    それは会話の分裂だ。

    100 = 97 :

    >>98
    ビッチは帰れ


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