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    元スレ八幡「お前の21歳の誕生日、祝ってやるよ」雪乃「……ありがとう」

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    401 : VIPにかわりま - 2014/08/06(水) 08:32:24.43 ID:QxYbG2zU0 (+17,+27,+0)
    400取りたかっただけかwwww
    402 : VIPにかわりま - 2014/08/06(水) 10:17:55.90 ID:YFAFK+KAO (+33,+29,-27)
    >>391
    金だけが目的だったクズ男にでも引っかかったとかも有り得るな
    正直な話、雪乃は相当重い女だと思うし
    403 : VIPにかわりま - 2014/08/06(水) 13:07:03.84 ID:tsAw8dMfO (+29,+29,-4)
    >>402
    そういう展開予想みたいなのいらない
    自分でスレ立ててやって、どうぞ
    404 : VIPにかわりま - 2014/08/06(水) 16:18:56.70 ID:CGzu1twoO (+28,+29,-22)
    「俺のたいせつな存在」が「俺のわいせつな存在」に見えた俺は汚れている……
    405 : VIPにかわりま - 2014/08/06(水) 18:15:14.82 ID:lwmO2yDlo (+19,+25,+0)
    >>404
    だいたいあってる
    406 : VIPにかわりま - 2014/08/07(木) 06:52:16.19 ID:clS2B3ln0 (+28,+29,-12)
    スレ立ってから三ヶ月経つんか
    次スレまで行きそうとなると、このペースじゃ完結まで丸一年かかりそうだな

    楽しめそうや
    407 : VIPにかわりま - 2014/08/07(木) 08:08:08.53 ID:ncRsCd300 (+23,+29,+0)
    >>406
    さげなさい
    408 : VIPにかわりま - 2014/08/08(金) 15:49:05.41 ID:zGtfd9nDO (+17,+29,-35)
    八幡誕生日やね
    2011年3月当時で16歳と考えると、今日で20歳か?
    410 : VIPにかわりま - 2014/08/09(土) 19:17:26.13 ID:bznONotx0 (+17,+29,-11)
    >>409
    公式で生年まで出してることって総じてほとんどないんじゃない?
    412 : VIPにかわりま - 2014/08/14(木) 14:02:16.17 ID:argEJoa+0 (+24,+29,-20)
    中身のない写真たてとか
    元彼臭ぷんぷんじゃないっすかーヤダー
    413 : VIPにかわりま - 2014/08/14(木) 23:35:14.23 ID:it/5vflA0 (+24,+29,-8)
    パワプロとのクロスSSも楽しみに待ってるよ
    414 : ◆UYOMNZ - 2014/08/15(金) 06:13:20.00 ID:WfWV4HMDO (+30,+30,-78)


    「だから……、その……」


    スッ―――

    「!?」


    俺の透いている左手にハンカチを被せるかのように、彼女は右手を重ねてきた。


    瞬間に伝わってきた体温。



    ……それは明らかに、冷めていた。



    「私は……」

    俺の左手が、冷えた右手に包まれる。

    なぜだろう、感じた温度のことが頭から離れない。


    冷たい、冷たい冷たい冷たい冷た――



    「――私は、あなたに、癒されたい……」



    415 : ◆UYOMNZ - 2014/08/15(金) 06:43:32.67 ID:WfWV4HMDO (+95,+30,-146)


    そう言い放って五本の指に絡めてくる、もう一方の華奢な五本の指。


    雪ノ下から告げられたそんなコトバに、俺はなにも返せずにいる。

    気づけば俺は、あぐらをかく自分の足元に視線が向いていた。


    そんなことより、今さっき聴いた彼女からの想いよりも前から、真っ先に抱いた感想がある。


    左手に継続して伝わる、哀しげな冷たさ。

    “温もり”とは決して表現のできない、零度に満たない雪が覆っているかのような。


    だからか、俺はこんなことを思っていた。

    いや違う、想っていた、の方が正しい変換か。



    彼女の両手を、俺の力で温かくさせたい。


    血が通っているということを、しっかりと感じ取れるようにしたい。



    416 : ◆UYOMNZ - 2014/08/15(金) 07:27:16.49 ID:WfWV4HMDO (+95,+30,-114)


    スッ――


    「!」


    自分の操作なのか、それとも勝手な行動か。

    重ねてきている右手に、箸を持っていたはずの右手を乗せた。


    両手で彼女の指先を包み込んだとき、ここまでしたらもう言うしかないなと、そこで腹を括った。


    「……俺のキャラにまったく合わないこと言うぞ」

    「え?」


    この段階ですでに恥ずかしい……。


    「その、あれだわ。お前が過去になにがあったのか分かんないけどさ……」


    一呼吸置いて、雪ノ下に顔を向ける。

    そうする前から彼女は俺を見つめていたようだ。


    「ぁ……」


    そんなことでいとも簡単に動揺し、言葉に詰まる俺氏。


    417 : VIPにかわりま - 2014/08/15(金) 10:52:40.45 ID:zJs4INhjO (+24,+29,-5)
    なんでそう、中途半端で切るんですかねぇ
    418 : VIPにかわりま - 2014/08/15(金) 15:38:28.75 ID:XRFqXCoF0 (-19,-12,-7)
    追いついた!期待!

    応援してます~
    419 : VIPにかわりま - 2014/08/16(土) 20:04:52.29 ID:EPJullsEO (+22,+29,-5)
    どうせ葉山に捨てられたんだろ
    420 : VIPにかわりま - 2014/08/16(土) 20:09:43.70 ID:mENJMip9o (+34,+29,-16)
    念願のゆきのん手に入れたぞ!状態なのにゆきのん捨てる葉山とか
    ホモに目覚めたんですね、わかります
    421 : VIPにかわりま - 2014/08/16(土) 20:27:56.61 ID:EPJullsEO (+32,+29,-7)
    >>420
    戸塚ルートか戸部ルートかな?
    422 : VIPにかわりま - 2014/08/16(土) 20:31:34.13 ID:oR7gM3fLo (+27,+30,-48)
    >>420
    八幡の大事なものを簡単に手に入れて、どうでもいいように捨てて
    そしてそんな奴の代わりにもなれないことを八幡に気付かせて
    八幡がさらに曇るのを観察したいんだよ
    愛だよww
    423 : VIPにかわりま - 2014/08/16(土) 21:18:18.86 ID:AgHy0OOMO (+25,+30,-32)
    雪乃を抱いてる時に思わず「八幡っ!」と呼んだんだろうな、隼人は
    同じイニシャルYYでもガハマさんなら胸の厚さで気づけたのに
    424 : VIPにかわりま - 2014/08/16(土) 22:36:05.76 ID:jnJCvHfuo (+19,+29,-2)
    しかし外野がうるさい
    425 : VIPにかわりま - 2014/08/17(日) 15:56:06.67 ID:heN/Ksuh0 (+24,+29,-5)
    お前らどんだけ葉山をホモにさせたいんだ
    426 : VIPにかわりま - 2014/08/18(月) 18:10:54.93 ID:x16gQ/W90 (-17,+29,-11)
    >>1ってけっこう前に口臭SS書いた人だよね?
    427 : VIPにかわりま - 2014/08/18(月) 18:17:33.32 ID:KfxMaL1DO (+16,+21,+1)
    >>427
    なにそれ
    428 : VIPにかわりま - 2014/08/18(月) 18:28:37.90 ID:P4k6C+i00 (+31,+28,-1)
    >>426
    さげてね
    429 : VIPにかわりま - 2014/08/18(月) 18:29:21.54 ID:P4k6C+i00 (+32,+29,+0)
    >>428
    俺もじゃないか本当にごめんなさい
    恥ずかし過ぎるぅぅぅぅぅぅぅ
    430 : VIPにかわりま - 2014/08/18(月) 19:41:46.48 ID:RoOkUbVco (+26,+30,-30)
    >>426
    何!あの胸糞悪いSSか?事実なら興醒めもいいとこだな
    まあこれも胸糞悪い話にはなりそうだが
    431 : VIPにかわりま - 2014/08/18(月) 20:05:33.06 ID:bvGMOtCbo (+19,+29,-29)
    荒らすならもっと上手くやれよぉ……
    432 : VIPにかわりま - 2014/08/18(月) 23:27:27.46 ID:x16gQ/W90 (+34,+30,-45)
    >>430
    「俺くんの口臭がキツすぎる」俺「ため息しかでない……」ブハァー

    酉も同じだからたぶん
    433 : VIPにかわりま - 2014/08/19(火) 01:15:50.03 ID:7DAVyrX/o (+24,+29,-5)
    お前ら無駄な雑談にあんまスレ消費させんなよ自重しろ
    434 : VIPにかわりま - 2014/08/19(火) 11:50:53.18 ID:9SMXqsd+o (+19,+29,-1)
    自重しろってさお前ら
    435 : VIPにかわりま - 2014/08/19(火) 13:17:55.33 ID:KuI97C480 (+27,+29,-35)
    >>432
    読んだわ、クソおもろかったwwwwww
    >>1が本当に書いたんならそっちのジャンルの才能ある
    436 : VIPにかわりま - 2014/08/20(水) 00:35:07.57 ID:owt1/N4s0 (+24,+29,-17)
    あと560レスくらいじゃ終わらんだろうな
    話の展開的に
    437 : VIPにかわりま - 2014/08/20(水) 22:23:33.61 ID:LzhBzTXP0 (+23,+28,-3)
    そのうち4割くらいがお前らのレスだがな
    438 : ◆UYOMNZ - 2014/08/21(木) 05:21:51.09 ID:2ENfXtcDO (+30,+30,-219)


    「っぐ…………あ、あのな」


    右手に力が入りかけたが、雪ノ下の手を上から握っているため、焦ってこらえる。

    笑ってこらえられる状況ではない。


    目が合ったことでつまずいてしまい、言い出すタイミングを見失ってしまった。


    「パク……パクパク…………」


    口は動くのに、肝心な声が出せない……。
    いや、出てこないのだ。


    おい、こんな時にコミュ症まがいなもん発動してんじゃねぇよ!!

    俺の(暫定的に)一世一代の大勝負という場面だっつーのに!!


    ……まあ、だからこそ荷が重く感じて言い出せないんだろうけど。


    「…………ふふ」


    目が泳ぎっぱなしの焦心状態でいると聞こえた、微笑みの声。

    可愛らしい苦笑、といった感じか。

    短い吹き出し声を漏らした正体に目を向けてみると、俺を見てこう言う。



    「ふふっ……あなた、まるで阿呆な顔した鯉みたいね」


    発言内容は可愛げゼロだった。


    439 : ◆UYOMNZ - 2014/08/21(木) 05:43:47.90 ID:2ENfXtcDO (+95,+30,-178)


    「んだよそれ……はぁ」


    どうせあれだろ、この流れで俺のこと「にしき谷くん」とか呼ぶんだろ?
    鯉だけにさ。

    こちとら、大学入試以上に緊張を感じまくって、真剣に臨んだというのにね。
    空回りだな。


    ……ただ、彼女の笑った顔が見られたから、これはこれで良かったかもしれない。


    高校時代の雪ノ下雪乃といえば、スマイルをまったく見せない女子であった。

    少し笑ったと思っても、無愛想さが残っていたりと、完全に破顔するなんてことは無かったはず。


    しかし、高校卒業から二年以上が過ぎ、かつての部員同士という関係から大きく前進し、親密な間柄……。


    ……そうなれたのは、厳密に言えば今日からかもしれない。



    でもどうなんだ?

    いまそう言い切ってしまうと、もしかすると俺の思い込みだったりする可能性も微レ存だよな……。



    440 : ◆UYOMNZ - 2014/08/21(木) 05:56:37.09 ID:2ENfXtcDO (+95,+30,-119)


    でも、彼女がくすくす笑っているこの瞬間も


    ……俺たちの手は、指が絡まり重なったままだ。




    昨日から色々とおかしいんだよな、コイツ……。

    いまこうして笑顔を見せるわ、
    いまも継続して手をほどかないわ、
    そもそも二人っきりの空間を受け入れるわ、
    俺のために素直におでんを温めてくれたわ、
    俺といれて嬉しいって言うわ…………



    これ、さ。



    『雪ノ下は、本当に俺のことを好きでいてくれている』ってことで確定していいよね?

    とっとと、確定させたいんだ。




    俺も、心から愛しているから。



    カバッ――


    「ひゃっ!」




    441 : ◆UYOMNZ - 2014/08/21(木) 06:08:57.87 ID:2ENfXtcDO (+95,+30,-134)



    床に箸が二本落ちたのと、俺が彼女を押し倒したのはほぼ同時だ。


    互いの顔は、わずかに10センチも満たない近さにある。


    突然の出来事に驚き、目を丸くする雪ノ下。

    突然の出来事を起こし、ジッと見つめる俺。



    少し、大胆すぎたかもしれない。

    後悔? そんなこと微塵も感じていない。


    これでも足りないくらい、雪乃のことを求めている。


    この性欲どうにかなんねえかな。

    ま、相手が相手だししょうがないか。


    押し倒すためにほどいた彼女の手を、あらためて握りなおす。

    ……あれ、最初に触れたときより温かいな。


    そうか、さっきまで重ねていたんだし、俺の手の熱が残ってたんだろうな。


    たださすがに、それだけが理由じゃないはず。



    彼女の整った顔も、ピンク色に変わって熱を帯びていた。



    442 : ◆UYOMNZ - 2014/08/21(木) 06:30:15.40 ID:2ENfXtcDO (+50,+30,-234)


    「……こんな荒業、レイプと同等じゃないの」


    雪ノ下が唇を尖らせて非難する。

    しかし視線はまったく関係ない方面に向いていた。

    恥ずかしがってる……。


    「いや、和姦だろ?」

    「なに言ってるのよ……エッチ」


    チワワのような潤んだ瞳で、軽くキッと俺を睨んだが……

    恥ずかしさですぐに眉が下がり、表情が照れたものに変わっていった。


    襲いたくなるに決まってるよね、こんなに可愛い恋人。


    キスをしたのはその刹那だった。

    一夜ぶりに感じる、彼女の小さく柔らかな唇。

    俺が必死に貪っていると、競うかのように雪ノ下も顔をうずめてくる。


    互いの唇をクッションに、目を閉じて顔を寄せ合う俺たち。

    まさに若気の至りのようだ。


    先に舌を入れたのは、雪ノ下だった。

    俺の口内に構いもなく侵入してくる雪ノ舌は絶品だった。

    こんなときに思い付く寒いギャグといい、比喩にもならない表現といい、最低だ……俺って。



    443 : ◆UYOMNZ - 2014/08/21(木) 06:47:45.02 ID:2ENfXtcDO (+95,+30,-163)


    「ん、んむっ…………はぁっ……」


    彼女から漏れ出る声に正気を失いかける。

    キスだけで1時間余裕で過ごせそう、だとかアホな考えが沸く。

    しかしディープキスを長く続けていると、呼吸が難しくなってきてしまった。

    いったん小休憩をと思い、唇から顔を離そうしたそのとき。


    「んんっ……!」

    「んむ゙っ!?」


    彼女に頭を抑えられ、唇から離れなくなった。

    雪ノ下さん、盛るのは良いんですけど、その……大胆すぎませんかね?

    てか最悪死ぬし。酸素くれし。

    贅沢な悩みだ、とか思いながらも彼女の舌の相手をつづける。


    昨夜は暗闇の中で口づけを交わしたが、いまは彼女の顔がくっきりと明かりに照らされているので、実感がよく湧く。

    ごめん、俺いますっげぇ幸せだわ。



    444 : VIPにかわりま - 2014/08/21(木) 06:52:34.32 ID:oXoti8uY0 (+38,+30,-26)
    こんな朝っぱらからゆきのんとのベロチュー描写とな…



    今日は朝立ちが激しいわ
    445 : ◆UYOMNZ - 2014/08/21(木) 07:05:57.74 ID:2ENfXtcDO (+95,+30,-172)


    さすがに彼女もキス疲れしたのか、俺の頭を抱えている両腕を離した。

    ようやく雪ノ下の唇から距離を取るも、感情を繋いだ透明な糸が、互いの舌先から編まれていた。


    「はあっ……はぁ…………」

    息が切れぎみながらも、恍惚な表情で俺から目を離さない。

    高校時代からこんな顔を見せてくれるようだったら、部室で二人っきりのときに迷わず食ったのに。

    女って、ハタチを超えたら変わるもんなんかな。


    「……激しい、のよ」

    「ばっか、それお前だからな!」


    今度は、やれやれといった顔してきやがる。
    ウザ可愛ぇ……くそぅ……

    そんなことを考えてると突然、テーブルに置いてあった俺のスマホが鳴り出す。


    「んぁ!?」


    そら、いきなり鳴ったら驚くわ。心臓止まりかけた…………いやなぜだ八幡。



    446 : ◆UYOMNZ - 2014/08/21(木) 07:08:56.40 ID:2ENfXtcDO (+89,+29,-21)
    すみません寝ます……


    最近、更新頻度低くて申し訳ない
    更新しても投下数少ないわ、遅筆だわでどーしょーもない

    気長にお待ちください……
    447 : VIPにかわりま - 2014/08/21(木) 07:55:04.19 ID:lJhpPMpRO (+7,+22,-1)
    乙でした
    448 : VIPにかわりま - 2014/08/21(木) 12:42:39.19 ID:dKgaSByUo (-8,+6,-1)
    449 : VIPにかわりま - 2014/08/21(木) 14:16:02.99 ID:oXoti8uY0 (+22,+29,-2)
    気長に待ってるぞ
    450 : VIPにかわりま - 2014/08/22(金) 21:41:20.76 ID:CyIcX71S0 (+12,+29,+0)
    やだ、ゆきのんエロい
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