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元スレ八幡「やはり俺の先輩たちは間違っている」雪乃「駄目な子ほどかわいい」
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お久しぶりです。リメイクバージョンです。
□注意□
・俺ガイルのssです。
・主人公こと比企谷八幡が原作より一学年下です。
・それに伴って、人間関係が微妙に違います。
・八幡の対応も違います。
・川崎沙希の口調も違います。
・ゆきのんの行動も違います。
※基本ギャグです。
・そして、前回未読の方のために被ってるネタがあると思いますがご了承ください。
それでは、始めます。
SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1411803908
入学式に事故に遭って一カ月登校できなかった生徒がいるという――そう、俺だ。
総務高校一年比企谷八幡は、逸る気持ちを抑えきれず予定より早く家を出た。
玄関を開け、道路に出た週間、
結衣「や、や、や、やっはろーーーーー!」
どーんっ。
意識不明の重体。
気づいたらベッドの上だった。
後から聞いた話によれば、総務高校の先輩が姉の小町を迎えに来た時に自転車のブレーキが壊れ、仕方がないので加速したところで俺にぶつかったという。
……あのビッチ先輩だけは許さない。
幸い怪我の治りが早く、一カ月で退院することのできた俺に待っていたのは――、
クラスメイト「………あれ誰だよ」ボソボソ
クラスメイト「しらねーよあんな陰険な奴」ボソボソ
クラスメイトとの大きな溝だった。
入学して二カ月目、ものの見事にボッチと化した俺は、トップカーストの一色いろはとかいう八方美人糞女に目をつけられないように、静かに学校生活を過ごしている。
どうやら進学校でもある総務高校は、ボッチでもそれなりに生きられる場所のようで、昼休みには屋上、休み時間には図書室、放課後は直帰することで平穏を保つことができた。
しかし、どこの世界にもお節介という厄介カテゴリーに所属する人間はいるもので、
平塚「比企谷、ちょっと来い」
ちょっと、と言いながらお前の人生私が預かったと言わんばかりの目線を送ってくるのは、総務高校の行き遅れこと平塚静先生だった。
八幡「あ、いや、ちょっとお腹が――」
これはやばい。八幡センサーが過敏に反応している。
平塚「拒否権があると思っているのか?」
今までに食べたパンの枚数を覚えているのか? みたいなノリで言ってんじゃねーよ!
八幡「……いえ、ないです」
ああ、哀れ、憐れ……。
背筋をぴんと伸ばし、カツカツと迷いなく歩く平塚静を見て思い浮かぶ言葉。それは――、
八幡「女帝……」
この世の全てを知っているとでも言わんばかりの暴君は、おそらく俺達底辺オブ底辺の人間などおもちゃのようにしか思っていないのだろう。
それでも、教師とは時に残酷で非情な方が良い場合がある。
特に俺みたいな勘違いを起こしやすいバカに対しては、これくらいの強引さがあってくれたほうが助かるのだ。
平塚「着いたぞ」
と、立ち止まる女帝。
そこは使われていない教室。
八幡「まさか、……こ、殺されるんですか?」
人目のつかない場所へ引きずり込んで、若い男の精を貪る妖怪行き遅れ。
この人にぴったりだ……。
平塚「瞬獄殺を喰らいたくなかったら、さっさと入れ」
うわぁ、絶対今のしゅんは春じゃないよ、殺意に目覚めた方の技だよ。
八幡「は、はひぃいい」
世紀末モヒカンに虐げられる村人でも出さないような情けない声で教室に入ると、そこには――、
雪乃「………」
女神がいた――。
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。IF
~八幡「やはり俺の先輩たちは間違っている」
雪乃「駄目な子ほどかわいい」~
第一章 ぼーいみーつまんぼう
平塚「雪ノ下、律義に待っててくれたんだな」
雪乃「先生、入る時はノックしてくださいと何度も言っているはずです」
平塚「ああ、すまんすまん、次からは気をつけるよ」
雪乃「……それで、比企谷八幡が奉仕部に何の用ですか?」
八幡「え、俺の名前……」
八幡(も、もしかしてこの人……)ドキドキ
雪乃「何を勘違いしてるか大体見当つくけれど、奉仕部として生徒の名前を覚えているだけです」
八幡「」
平塚「まぁ、こういう奴だから気にするな比企谷」ハハハ
雪乃「それより、彼は依頼者なのですか?」
平塚「ああ、まぁそうだな」
八幡(び、美人だからって調子に乗りやがって!!)クソーッ
平塚「いや、人間関係の構築に慣れていない彼を奉仕部に入れることこそが――」
雪乃「先生、この世界に仏よりも穏やかな人間がいたとします」
八幡「………」
平塚「う、うむ」
雪乃「そんな人間を怒らせることはできると思いますか?」
平塚「どうだろうな。うんこを浴びせるとか」
八幡「………」
雪乃「先生の発想に愕然としました」
平塚「」
雪乃「答えは、信念のない人間に役目を与えることです」
平塚「……ふむ」
八幡「………」
雪乃「つまり、奉仕部に入りたいとも思っていない彼を奉仕部に入れないことこそが」
平塚「優しさだというのだな」
雪乃「ええ」
平塚「良かったな、優しい先輩で。色々と教えてもらえよ」
雪乃「」
八幡「いや……でも、俺いいっす」
平塚「?」
雪乃「………」
八幡「あの人の考えとか正直よくわからないし、先生にも悪いと思うけど……」
平塚「比企谷……」
雪乃(意外と聞きわけが良いのね……)
八幡「俺ナルシストな人嫌いだし、一緒の空気を吸いたくありません」
平塚「ばっ!!」
雪乃「」
平塚「お前! 本当の事でも言っていい時と悪い時があるんだぞ!」
雪乃「」グサッ
八幡「いや、別にあの人に嫌われようとどうでも良いですし」
平塚「あのなぁ比企谷。男には時として厄介な上司に付き合わなければならない時があるんだぞ」
雪乃「」サクッ
八幡「いや、あの人が上司だったら速攻で辞表書きますし」
雪乃「」ズブッ
平塚「……ゆ、雪ノ下、比企谷はああ言っているが、存外可愛い部分も……」
雪乃「ふ……ふふふふふ…」
平塚「雪ノ下?」
雪乃「決めました。彼の入部を受け入れます」
平塚「雪ノ下!」
八幡「ナルシストな上に傲慢かよ」ケッ
雪乃「精一杯頑張りますので、後は私に任せてください」
平塚「そうかそうか」アハハ
平塚(ああ言ってもやっぱり先輩なのだな。これなら安心だろう)
平塚「じゃあ、私は行くが、いつでも相談に乗るからな」ガラッ
雪乃「ありがとうございます」ペコリ
八幡「………」
雪乃「………」
八幡(この女……あんだけ拒否しておいて、しかも俺にあれだけ言われたのに入部させるなんてどういう神経してんだ……?)
雪乃「………」
八幡(つーか綺麗だな。姉ちゃんくらい……)
雪乃「歓迎するわ。比企谷八幡君」
八幡「……うす」
八幡(本当は良い人……なのか?)
雪乃「そこに椅子があるわよ」
八幡「うす……」
八幡(もしかして俺、言い過ぎたのかな)スッ
雪乃「誰が座っていいって言ったの?」
八幡「」
八幡「あ、あんたが椅子があるって!」
雪乃「あら、私は椅子があると言っただけよ。あなたの言うとおり」
八幡「ぐっ……」
雪乃「勘違いしてもらっては困るのだけれど、ここは仲良しこよしのお気楽部じゃないの。先輩後輩の上下関係はきっちり守ってもらいますから」
八幡(やっぱ糞だこの先輩!!)
雪乃「10周」
八幡「え?」
雪乃「聞こえなかったかしら、10周と言ったのよ」
八幡「そ、それがなんだよ……」
雪乃「人を助けると言うことは、知力、精神力、そして体力が必要なのよ」
八幡「つまり……」
雪乃「校庭を10周走ってきなさい。今すぐ」
八幡「」
校庭
八幡「くそっ……」タタタッ
八幡(なんなんだよあの先輩! 可愛い顔して無茶苦茶じゃねーか!!)タタタッ
八幡(……絶対ひと泡吹かせてやる……)クソッ
・
・
・
八幡「は、走ってきました」ハァハァ
雪乃「あら、意外に早かったのね。中学校生活は不良から逃げ回る毎日だったのかしら」
八幡「不良に絡まれる方が今よりマシだよ」ボソッ
雪乃「奇遇ね。私もそう思っていたわ」
八幡(ぐぬぬ……)
雪乃「………」
八幡「くそっ……」タタタッ
八幡(なんなんだよあの先輩! 可愛い顔して無茶苦茶じゃねーか!!)タタタッ
八幡(……絶対ひと泡吹かせてやる……)クソッ
・
・
・
八幡「は、走ってきました」ハァハァ
雪乃「あら、意外に早かったのね。中学校生活は不良から逃げ回る毎日だったのかしら」
八幡「不良に絡まれる方が今よりマシだよ」ボソッ
雪乃「奇遇ね。私もそう思っていたわ」
八幡(ぐぬぬ……)
雪乃「………」
比企谷家※小町と二人暮らし設定です。
八幡「おかわり!」
小町「ひゃー、今日はよく食べるねー」
八幡「エネルギーを消費したから」
小町「小町の作ったご飯をいっぱい食べてくれるなんて、ポイント高いよ八幡」ギューッ
八幡(絶対にひと泡吹かせてやる……)モグモグ
八幡「おかわり!」
小町「ひゃー、今日はよく食べるねー」
八幡「エネルギーを消費したから」
小町「小町の作ったご飯をいっぱい食べてくれるなんて、ポイント高いよ八幡」ギューッ
八幡(絶対にひと泡吹かせてやる……)モグモグ
翌日、放課後。
八幡「筋肉痛で階段を上がるのもしんどい……」
雪乃「あら、手すりを持って昇るなんて、年かしら」
八幡「……あんたより若いよ…」
雪乃「手伝ってあげるわ」
八幡「……そりゃ、どうも」
雪乃「当然よ。奉仕部の仲間ですもの」スッ
八幡(やっぱ良い人……いぎっ!?)ビリッ
雪乃「早く昇りなさい」グイグイ
八幡「ちょ、そ、そこ駄目! 無理! し、死ぬ!」
雪乃「何を言っているの? 私にお尻を押せって言うの? あなたはそういう性癖なの?」グイグイ
八幡「ふ、太ももは、太ももはらめぇええええええ!」ビクンッ
奉仕部教室
八幡「」
雪乃「………」ホクホク///
八幡(絶対許さん!)
八幡「筋肉痛で階段を上がるのもしんどい……」
雪乃「あら、手すりを持って昇るなんて、年かしら」
八幡「……あんたより若いよ…」
雪乃「手伝ってあげるわ」
八幡「……そりゃ、どうも」
雪乃「当然よ。奉仕部の仲間ですもの」スッ
八幡(やっぱ良い人……いぎっ!?)ビリッ
雪乃「早く昇りなさい」グイグイ
八幡「ちょ、そ、そこ駄目! 無理! し、死ぬ!」
雪乃「何を言っているの? 私にお尻を押せって言うの? あなたはそういう性癖なの?」グイグイ
八幡「ふ、太ももは、太ももはらめぇええええええ!」ビクンッ
奉仕部教室
八幡「」
雪乃「………」ホクホク///
八幡(絶対許さん!)
雪乃「今日は奉仕部の心について学んでもらうわ」
八幡「いや、あんたが学べよ、先に」
雪乃「……はい」スッ
八幡「これは?」
雪乃「私は雪ノ下雪乃に尽くします、と書いてあるのよ」
八幡「……これをどうしろと」
雪乃「残りのスペース、全部その言葉で埋めるのよ」
八幡「」
八幡「いや、あんたが学べよ、先に」
雪乃「……はい」スッ
八幡「これは?」
雪乃「私は雪ノ下雪乃に尽くします、と書いてあるのよ」
八幡「……これをどうしろと」
雪乃「残りのスペース、全部その言葉で埋めるのよ」
八幡「」
八幡「何でそんなことを!!」
雪乃「奉仕とは」
八幡「!?」
雪乃「報酬や見返りを求めず、無私の労働を行うことを指すのよ」
八幡「それとこれと何の関係が……」
雪乃「分からないのに意見するっていうの?」
八幡「ぐっ……」
雪乃「あなたは、やってみる前から憎まれ口を叩いて、そうやって逃げてきたっていうの?」
八幡「………くそっ」カリカリカリ
雪乃「………」ペラッ
雪乃「奉仕とは」
八幡「!?」
雪乃「報酬や見返りを求めず、無私の労働を行うことを指すのよ」
八幡「それとこれと何の関係が……」
雪乃「分からないのに意見するっていうの?」
八幡「ぐっ……」
雪乃「あなたは、やってみる前から憎まれ口を叩いて、そうやって逃げてきたっていうの?」
八幡「………くそっ」カリカリカリ
雪乃「………」ペラッ
八幡「で、できた……」
八幡(なんで行の多いルーズリーフなんて持ってんだよ……)
雪乃「……あら、心は汚れてるのに文字は綺麗なのね」
八幡「余計な御世話だ」
雪乃「はい、それじゃあ朗読して」
八幡「は?」
雪乃「聞こえなかったの? あなたの耳は少し特殊だから大学病院に行くことをお勧めするわ」
八幡「ぐっ……」
雪乃「それとも何かしら、またあなたはやる前から――」
八幡「私は雪ノ下雪乃に尽くします!」
雪乃「………」ペラッ
八幡「私は雪ノ下雪乃に尽くします!」
雪乃「ええ、そうしてちょうだい」ペラッ
八幡「私は雪ノ下雪乃に尽くします!」
雪乃「悪くないわ」
八幡「私は雪ノ下雪乃に尽くします!」
雪乃「頑張って頂戴ね」
八幡「私は雪ノ下雪乃に尽くします!」
雪乃「仕方ないわね」
八幡「………」
雪乃「……後10行あるはずよ」
八幡(数えてたのかよ! くそっ!)
八幡「私は―――」
雪乃「ええ、そうしてちょうだい」ペラッ
八幡「私は雪ノ下雪乃に尽くします!」
雪乃「悪くないわ」
八幡「私は雪ノ下雪乃に尽くします!」
雪乃「頑張って頂戴ね」
八幡「私は雪ノ下雪乃に尽くします!」
雪乃「仕方ないわね」
八幡「………」
雪乃「……後10行あるはずよ」
八幡(数えてたのかよ! くそっ!)
八幡「私は―――」
八幡「――尽くします!」
雪乃「………」
八幡「はぁはぁ……」
雪乃「………」
八幡「さぁ、約束通り教えろよ」
雪乃「ええ、良いわよ」
八幡「………(しょうもない理由だったら辞めてやる!)」
雪乃「私が良い気分になったわ。ありがとう」
八幡「」
比企谷家
八幡「おかわり!」
小町「やーん! 八幡が二日連続でいっぱい食べてくれてるーーー!」ギューッ
八幡(絶対にひと泡吹かせてやる!)モグモグ
雪ノ下家
雪乃「明日は何をさせようかしら」ワクワク
八幡「おかわり!」
小町「やーん! 八幡が二日連続でいっぱい食べてくれてるーーー!」ギューッ
八幡(絶対にひと泡吹かせてやる!)モグモグ
雪ノ下家
雪乃「明日は何をさせようかしら」ワクワク
翌日
八幡「何か良い方法はないのか……」
八幡(このまま辞めたら先輩の邪悪な笑みをゆがませることができない……)
八幡「何か――」
――ドンっ!
八幡「あいたっ!」ドサッ
??「きゃっ」ドサッ
八幡(お、女のひとにぶつかった!?)
八幡「す、すみませ――」
戸塚「だ、大丈夫……」テテテ
八幡(超絶可愛い人いたーーーーっ!)ズキューーーンッ
八幡「何か良い方法はないのか……」
八幡(このまま辞めたら先輩の邪悪な笑みをゆがませることができない……)
八幡「何か――」
――ドンっ!
八幡「あいたっ!」ドサッ
??「きゃっ」ドサッ
八幡(お、女のひとにぶつかった!?)
八幡「す、すみませ――」
戸塚「だ、大丈夫……」テテテ
八幡(超絶可愛い人いたーーーーっ!)ズキューーーンッ
戸塚「君の方こそ大丈夫?」
八幡「は、はい」
戸塚「良かった」ニコッ
八幡「僕もあなたに出会えて良かったです」
戸塚「え?」
八幡「い、いえ何でもっ」アセアセ
戸塚「今からそっちに向かうってことは、雪ノ下さんに依頼するの?」
八幡「あ、いえ、俺は……」
戸塚「懐かしいなー、一年前僕も依頼したんだ」エヘヘ
八幡(僕っ娘きたーーーっ!)
戸塚「昼休みにテニスコートの使用権を賭けてクラスメイトと戦ったんだけど、雪ノ下さんプロ級に上手かったんだ」
八幡(あの人、運動もできるのかよ……くそっ)
戸塚「ただ――」
八幡「?」
八幡「は、はい」
戸塚「良かった」ニコッ
八幡「僕もあなたに出会えて良かったです」
戸塚「え?」
八幡「い、いえ何でもっ」アセアセ
戸塚「今からそっちに向かうってことは、雪ノ下さんに依頼するの?」
八幡「あ、いえ、俺は……」
戸塚「懐かしいなー、一年前僕も依頼したんだ」エヘヘ
八幡(僕っ娘きたーーーっ!)
戸塚「昼休みにテニスコートの使用権を賭けてクラスメイトと戦ったんだけど、雪ノ下さんプロ級に上手かったんだ」
八幡(あの人、運動もできるのかよ……くそっ)
戸塚「ただ――」
八幡「?」
奉仕部部室
八幡「うす……」ガラッ
雪乃「挨拶の仕方がなってないわね」ワクワク
八幡「……うす」
雪乃「10周」
八幡「……うす」コクリ
雪乃「ふふふ、素直になってきたわね」
八幡「行ってきます」ニヤリ
雪乃(笑った……?)
雪乃(もしかして……先輩に厳しくされるのが嬉しいのかしら)
八幡「うす……」ガラッ
雪乃「挨拶の仕方がなってないわね」ワクワク
八幡「……うす」
雪乃「10周」
八幡「……うす」コクリ
雪乃「ふふふ、素直になってきたわね」
八幡「行ってきます」ニヤリ
雪乃(笑った……?)
雪乃(もしかして……先輩に厳しくされるのが嬉しいのかしら)
八幡「はぁはぁはぁ……」
雪乃「あら、この前より遅いんじゃないかしら」
八幡「はぁはぁ……そう…ですかね」
雪乃(もっと厳しい言葉をかけたほうが嬉しいのかしら)ドキドキ
雪乃「あなた、そんなんじゃ社会に出てもやってけないわよ」
八幡「!!」
雪乃「いくらぬるま湯の日本社会とは言え体力が資本よ。たった10周くらいで――」
八幡「だったら」
雪乃「バテて……え?」
八幡「見せてもらいましょうか」ニヤリ
雪乃「あら、この前より遅いんじゃないかしら」
八幡「はぁはぁ……そう…ですかね」
雪乃(もっと厳しい言葉をかけたほうが嬉しいのかしら)ドキドキ
雪乃「あなた、そんなんじゃ社会に出てもやってけないわよ」
八幡「!!」
雪乃「いくらぬるま湯の日本社会とは言え体力が資本よ。たった10周くらいで――」
八幡「だったら」
雪乃「バテて……え?」
八幡「見せてもらいましょうか」ニヤリ
雪乃「い、威厳?」
八幡「ええ、あなたは言いました。体力が資本だと」
雪乃「え、ええ。当然よね」
八幡「さらに奉仕するにも体力が必要だと言いました」
雪乃「もちろんよ」
八幡「20周」
雪乃「え?」
八幡「俺より学年二倍なんだから、二倍走ってもらいましょうか」
雪乃「」
校庭
雪乃「」フラフラ
八幡(おいおい、まだ三周目じゃねーか。顔面蒼白だぞ)
雪乃(絶対に許さない)ハァハァ
雪乃「ぜぇぜぇ、んぐっ……はぁはぁ……」ポロポロ
八幡「………」
雪乃「ひゅーひゅー……ま、まぁんぐっ……こんな…ごほっごほっ……もんだわ…」
八幡(いや、5周しか回ってねーし)
結衣「ゆきのーん♪ さっき校庭ではし……うわっ、ゾンビがいる!!」ビクッ
八幡「げっ、ビチヶ浜先輩!?」
結衣「あれ? ハチ君じゃん! やっはろーーー!」
雪乃「かひゅーこひゅー、あなた……たち……はぁはぁ…しり…ぜぇぜぇ」
八幡&結衣「あんた「ゆきのんは休んでて」」
_,,..,,,,_
/ ,' 3 `ヽーっ
l ⊃ ⌒_つ
`'ー---‐'''''"
雪乃「」フラフラ
八幡(おいおい、まだ三周目じゃねーか。顔面蒼白だぞ)
雪乃(絶対に許さない)ハァハァ
雪乃「ぜぇぜぇ、んぐっ……はぁはぁ……」ポロポロ
八幡「………」
雪乃「ひゅーひゅー……ま、まぁんぐっ……こんな…ごほっごほっ……もんだわ…」
八幡(いや、5周しか回ってねーし)
結衣「ゆきのーん♪ さっき校庭ではし……うわっ、ゾンビがいる!!」ビクッ
八幡「げっ、ビチヶ浜先輩!?」
結衣「あれ? ハチ君じゃん! やっはろーーー!」
雪乃「かひゅーこひゅー、あなた……たち……はぁはぁ…しり…ぜぇぜぇ」
八幡&結衣「あんた「ゆきのんは休んでて」」
_,,..,,,,_
/ ,' 3 `ヽーっ
l ⊃ ⌒_つ
`'ー---‐'''''"
結衣「それじゃあ、ゆきのんは先輩として頑張ってたんだね」
八幡「(いや、人として困るレベルに頑張れてなかったけど)まぁ、そうですね」
結衣「分かったよゆきのん! 私が後は引き継ぐから!」グッグッ
八幡「は?」
<頼んだわ
_,,..,,,,_
/ ,' 3 `ヽーっ
l ⊃ ⌒_つ
`'ー---‐'''''"
八幡「頼んだよこの人!?」
結衣「うー……やっはろーーーーー!」ドヒューーーンッ
八幡「はやっ!?」
八幡「(いや、人として困るレベルに頑張れてなかったけど)まぁ、そうですね」
結衣「分かったよゆきのん! 私が後は引き継ぐから!」グッグッ
八幡「は?」
<頼んだわ
_,,..,,,,_
/ ,' 3 `ヽーっ
l ⊃ ⌒_つ
`'ー---‐'''''"
八幡「頼んだよこの人!?」
結衣「うー……やっはろーーーーー!」ドヒューーーンッ
八幡「はやっ!?」
校舎<うわ、またあいつが走ってるぞ!
バタバタ
校舎<誰か止めろ!
ドタドタ
校舎<美術品がぁあああ
ガシャーーンッ
校舎<楽器がぁあああ
パリーンッ
・
・
・
結衣「とうちゃーーーっく! えへへ、つい50周も走っちゃった」テヘ
八幡「俺のせいじゃない俺のせいじゃない俺のせいじゃない」ガクガクブルブル
雪乃「ふふふ、どうかしら、これが二年生の実力よ」
八幡「体力測定3歳は黙ってろよ」
雪乃「」
バタバタ
校舎<誰か止めろ!
ドタドタ
校舎<美術品がぁあああ
ガシャーーンッ
校舎<楽器がぁあああ
パリーンッ
・
・
・
結衣「とうちゃーーーっく! えへへ、つい50周も走っちゃった」テヘ
八幡「俺のせいじゃない俺のせいじゃない俺のせいじゃない」ガクガクブルブル
雪乃「ふふふ、どうかしら、これが二年生の実力よ」
八幡「体力測定3歳は黙ってろよ」
雪乃「」
結衣「それにしても、ハチ君も奉仕部に入ったんだー」ナデナデ
八幡「うす……」
八幡(なんでこの人水晶玉撫でるように俺の頭なでてんの!? 俺はあんたの所有物なの!?)
結衣「はうー、若さが身体に染みる~」
八幡「い、いや、一年しか違わないし」
結衣「それが随分違うんだよー。おっぱいも大きくなるし」
八幡「へ///」パフパフ
結衣「や、やだ、八幡君のエッチ!」ドゴォッ
八幡「ごふっ……」
八幡(姉ちゃんは天真爛漫って評価したけど……こいつはただの暴走機関車だ!!)ドサッ
雪乃「………」ムクッ
結衣「あ、ゆきのん起きたんだ」
雪乃「………」
八幡「うす……」
八幡(なんでこの人水晶玉撫でるように俺の頭なでてんの!? 俺はあんたの所有物なの!?)
結衣「はうー、若さが身体に染みる~」
八幡「い、いや、一年しか違わないし」
結衣「それが随分違うんだよー。おっぱいも大きくなるし」
八幡「へ///」パフパフ
結衣「や、やだ、八幡君のエッチ!」ドゴォッ
八幡「ごふっ……」
八幡(姉ちゃんは天真爛漫って評価したけど……こいつはただの暴走機関車だ!!)ドサッ
雪乃「………」ムクッ
結衣「あ、ゆきのん起きたんだ」
雪乃「………」
雪乃「あら、あなた地面に這いつくばって、そんなに校庭10周がしんどかったのかしら」フラフラ
八幡(あんたはまだフラフラじゃねーか。3周もできてねーし)
雪乃「ふふ、これに懲りたら今後二度と減らず口は利かないことね」
八幡(ビチヶ浜先輩の前で下手なこと言う訳にはいかねーな)
八幡「……うす」
雪乃「!!」パァッ///
八幡(なんだよその顔、そんなに嬉しいのかよ)イラッ
雪乃「そ、そうなのねっ、私の威厳にひれ伏したのね!」ツンツンツン
八幡「………」イライラッ
雪乃「やっぱり私の指導の賜物ね。一生懸命走ったかいがあったわ」フフフッ
八幡「………うっせマンボウ(あ、言っちゃった)」
八幡(あんたはまだフラフラじゃねーか。3周もできてねーし)
雪乃「ふふ、これに懲りたら今後二度と減らず口は利かないことね」
八幡(ビチヶ浜先輩の前で下手なこと言う訳にはいかねーな)
八幡「……うす」
雪乃「!!」パァッ///
八幡(なんだよその顔、そんなに嬉しいのかよ)イラッ
雪乃「そ、そうなのねっ、私の威厳にひれ伏したのね!」ツンツンツン
八幡「………」イライラッ
雪乃「やっぱり私の指導の賜物ね。一生懸命走ったかいがあったわ」フフフッ
八幡「………うっせマンボウ(あ、言っちゃった)」
結衣「まんぼう?」
雪乃「……ま、まんぼうとはどういう意味かしら……」プルプル
八幡「いや、マンボウってすげー弱いらしいっす。たった5周であんなになった先輩にふさわしいかなって……」
八幡(後、胸ぺったんこだから、ぺったんこのマンボウに似てるし)
雪乃「………10周」ボソッ
八幡「えっ」
雪乃「校庭10周追加よっ」ポロポロポロ
八幡(泣きながら命令してるーーーーっ!?)
八幡「マンボウは海に帰れぇええええ!」ダダダッ
結衣「いやー、ちゃんと言うことを聞くあたり、可愛いよねー」
雪乃「私はマンボウじゃないわ……」グズグズ
結衣「ゆきのん可愛い……」
雪乃「……ま、まんぼうとはどういう意味かしら……」プルプル
八幡「いや、マンボウってすげー弱いらしいっす。たった5周であんなになった先輩にふさわしいかなって……」
八幡(後、胸ぺったんこだから、ぺったんこのマンボウに似てるし)
雪乃「………10周」ボソッ
八幡「えっ」
雪乃「校庭10周追加よっ」ポロポロポロ
八幡(泣きながら命令してるーーーーっ!?)
八幡「マンボウは海に帰れぇええええ!」ダダダッ
結衣「いやー、ちゃんと言うことを聞くあたり、可愛いよねー」
雪乃「私はマンボウじゃないわ……」グズグズ
結衣「ゆきのん可愛い……」
マンボウはビックリして死ぬからな
てかこのゆきのんポンコツかわいい
てかこのゆきのんポンコツかわいい
比企谷家
小町「じゃーん、今日はお刺身だよー」
八幡「………」モグモグ
小町「そういえば、回転寿司のマグロって赤マンボウなんだって! テレビで言ってた!」
八幡「!!」ガツガツガツッ
小町「やーん、八幡ってばそんなマグロ好きだったんだ可愛い~~~♪」ギューッ
八幡(食ってやる! 食ってやる!!)
雪ノ下家
<動けないわ
_,,..,,,,_
/ ,' 3 `ヽーっ
l ⊃ ⌒_つ
`'ー---‐'''''"
翌日、学校を休んだ雪ノ下雪乃であった。。。
第一章 ぼーいみーつまんぼう 完
小町「じゃーん、今日はお刺身だよー」
八幡「………」モグモグ
小町「そういえば、回転寿司のマグロって赤マンボウなんだって! テレビで言ってた!」
八幡「!!」ガツガツガツッ
小町「やーん、八幡ってばそんなマグロ好きだったんだ可愛い~~~♪」ギューッ
八幡(食ってやる! 食ってやる!!)
雪ノ下家
<動けないわ
_,,..,,,,_
/ ,' 3 `ヽーっ
l ⊃ ⌒_つ
`'ー---‐'''''"
翌日、学校を休んだ雪ノ下雪乃であった。。。
第一章 ぼーいみーつまんぼう 完
□登場人物紹介□
☆一年生☆
主人公:比企谷八幡
やっはろーに入院させられたせいでクラスに友達がいない。学年に友達がいない。学校に友達がいない。
平塚先生に無理やり入れられた奉仕部で、雪ノ下雪乃と戦う毎日。
☆二年生☆
マンボウ:雪ノ下雪乃
奉仕部の部長。
自分にかなりの自信がある(体力はない)。
八幡に先輩として接することに生きがいを感じている。
暴走機関車:由比ヶ浜結衣
通称「総務高校に放たれた野獣」
体力馬鹿で頭はお花畑。
基本的には良い子なのだが、考えが足りず迷惑行為を繰り広げる。
八幡のことが大好き。
☆三年生☆
ミスコン二年連続一位:比企谷小町
眉目秀麗才色兼備。
彼女が良い遺伝子を全て持ってたから八幡みたいな奴が生まれたと言われるほどの完璧人間。
八幡のことが好きすぎてやばい。
その他
行き遅れ:平塚静
美人で頭が良くてサバサバしてるため生徒の人気は高いが、同世代の異性からは「あれは重すぎるから無理」と言われ行き遅れた女。最近は生徒に唾をつけようか迷っている。
☆一年生☆
主人公:比企谷八幡
やっはろーに入院させられたせいでクラスに友達がいない。学年に友達がいない。学校に友達がいない。
平塚先生に無理やり入れられた奉仕部で、雪ノ下雪乃と戦う毎日。
☆二年生☆
マンボウ:雪ノ下雪乃
奉仕部の部長。
自分にかなりの自信がある(体力はない)。
八幡に先輩として接することに生きがいを感じている。
暴走機関車:由比ヶ浜結衣
通称「総務高校に放たれた野獣」
体力馬鹿で頭はお花畑。
基本的には良い子なのだが、考えが足りず迷惑行為を繰り広げる。
八幡のことが大好き。
☆三年生☆
ミスコン二年連続一位:比企谷小町
眉目秀麗才色兼備。
彼女が良い遺伝子を全て持ってたから八幡みたいな奴が生まれたと言われるほどの完璧人間。
八幡のことが好きすぎてやばい。
その他
行き遅れ:平塚静
美人で頭が良くてサバサバしてるため生徒の人気は高いが、同世代の異性からは「あれは重すぎるから無理」と言われ行き遅れた女。最近は生徒に唾をつけようか迷っている。
いったんここまで!
こんな感じで、前回のネタを掘り下げつつ新しいネタも入れていくつもりです!
どうかお付き合いくださいませ!
では!
こんな感じで、前回のネタを掘り下げつつ新しいネタも入れていくつもりです!
どうかお付き合いくださいませ!
では!
おお、あのマンボウゆきのんのスレのリメイクだ
リメイク前のスレをリアルタイムで読んでたから続きが待ち遠しいっす
リメイク前のスレをリアルタイムで読んでたから続きが待ち遠しいっす
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