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元スレ八幡「お前の21歳の誕生日、祝ってやるよ」雪乃「……ありがとう」
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>>98
死んだほうがいいぞ
死んだほうがいいぞ
大バッシングくらっててわろた
その割には画像の閲覧数がなかなかの値やなwwwwww
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八幡「お前、酔い覚めてるだろ?」
雪乃「!!」
八幡「(刹那、俺の背中を抱き締める雪ノ下の肩が跳ねたように感じた)」
八幡「(突然の言葉に驚いたか、抱き締めていた腕の力が弱まり、少しばかり窮屈で無くなった)」
雪乃「……何を、突然言い出すかと思えば」
八幡「図星だろ?」
雪乃「………………」
八幡「(互いの呼吸音だけが微かに部屋中で響くだけの、暗黙な虚無のひと時)」
八幡「(そんな沈黙を破り裂いたのは、彼女が口で素早く空気を肺に取り込んだ直後のことだ)」
雪乃「……自分でも解せないの」
八幡「?」
雪乃「私が泥酔しているから、あなたに突然抱きついてしまったのか」
雪乃「……それとも、あなたを求めているからなのか」
雪乃「…………私が」
八幡「その真意は、お前自身にしか解らないことだ」
雪乃「そうね……」
八幡「(そう言うと、雪ノ下の腕は俺から剥がれていった)」
八幡「(だが直後、今度は俺の背中の裾をそっと摘ままれた)」
雪乃「……もう一点、解らないことがあるの」
八幡「なんだ?」
八幡「(俺は振り返らず、簡潔に問いただした)」
雪乃「なんて云うのかしら……」
雪乃「……身体が、ぽわぽわするの」
八幡「(今度は問うこともせず、黙って言葉の続きを促した)」
雪乃「……おそらくこの症状は、酔いからきたものかもしれない」
雪乃「初めてお酒を飲んだときも、こんな感じになったから」
雪乃「……でも、きっと。あくまでも推測でしかないのだけれど、」
雪乃「これは、お酒を飲んだことによって感じる虚ろな気分とは……」
雪乃「似て非なるもの……かもしれない、と」
八幡「(俺はそれを聞き、つい反射的に後ろをチラと向いた)」
八幡「(明かりの無い空間に長いこといるため、暗くても彼女の顔色を窺えた)」
八幡「(俯き、振り返った俺には気づいていない)」
八幡「(目は閉じられ、唇をきゅっと噛みしめていて、漏れ聞こえる呼吸は、少しばかり早く感じられた)」
雪乃「……どうしてあなたは、私の酔いが覚めていると思ったの?」
八幡「そんなの、お前の言動を確認すれば分かる」
八幡「(あんなに多く酒を呑んだのは初めてなのか、居酒屋やカラオケでは、呂律が回っていなかった)」
八幡「(尚且つ、俺のよく知る雪ノ下とは甚だ別人とも云える、明るくて……やや活発めな女の子、という感じの口調であった)」
八幡「(正しく、酒を呑むと人が変わるってやつだよな)」
八幡「(けれど、コイツの家に到着した辺りからだろうか)」
八幡「(おぶっていると後ろから聞こえたのは、俺が思うこれぞ雪ノ下雪乃という、無愛想で冷静な口調だった)」
八幡「(……ただ一つ違ったことは、声に柔らかさと優しさを含んでいたことであった)」
八幡「(ただ、それをコイツに説明するとなると長ったらしくなってしまう)」
八幡「(だから俺は、偽りの無い素直な理由を、簡潔にして伝えた)」
八幡「……きょう一日、お前のことだけをずっと見続けてきたからな」
雪乃「!!」
八幡「……それが理由だ」
雪乃「………………//」キュウゥ
八幡「(雪ノ下はさっきよりも強く、背中の裾を握ってきた)」
八幡「(こんなことを言われて、恥ずかしさを堪えるためなのだろうか)」
八幡「(俺だって、今どき月9でも出ないようなこんなクッサい台詞を吐いたおかげで、なんだろちょっと死にたくなってきたかも)」
雪乃「よく平気で、そんな恥ずかしいこと言えたわね」
八幡「暗いし、お前の顔が見えないから、辛うじてな」
雪乃「……そ」トン
八幡「(コイツも吹っ切れたのか、背中に顔を預けてきた)」
八幡「(頭だというのに、背中に伝わる感触は柔らかく感じた)」
八幡「(それと同時に、俺の抑えていた理性も限界寸前まで来ていた)」
八幡「(……猛烈に、雪ノ下のことを抱きしめたいと思ってしまった)」
雪乃「……3年ぶりに偶然ふと再会して、たった一夜でこんなに密接するとはね」
八幡「意外だな」
雪乃「……悪い気はしない、かも……」ボソッ
八幡「なんつった?」
雪乃「……ふふ、なんでもないわ」
八幡「……なあ」
雪乃「なに?」
八幡「…………そろそろ、お前と向き合いたい」
雪乃「……私も」
八幡「(雪ノ下の言葉を合図に俺は身体ごと振り返り、正面から彼女の顔と向き合った)」
八幡「(彼女の濡れた瞳を見るのは、随分と久しぶりに感じる)」
八幡「(ここに到着してから、時間の流れが止まったように長く感じていたから)」
雪乃「っ………………」
八幡「(こうして見つめ合うのは、初めてかもしれない)」
八幡「(コイツも緊張してるのか、二人して口ごもってしまう)」
八幡「(これはあれだな、あの曲の歌詞にもあったように『見つめ合うと素直におしゃべりできない』ってやつそのものだな)」
八幡「(……まあ今の俺にとっては、おしゃべりよりも、彼女のトロンとした瞳をただ見ていたかった)」
八幡「(……綺麗な目してるよな、コイツ)」
八幡「(対して彼女は俺の目を見て『腐葉土よりも腐った厭らしい目ね』とか思ってるんだろうか。思ってるんだろうな)」
八幡「(暗闇でも輝いて見える雪ノ下の瞳を堪能して、俺は彼女をそっときゅっと抱き寄せた)」
八幡「(それに応じるよう、雪ノ下も優しく抱き返してくれた。それが何よりも堪らなく嬉しい)」
八幡「(気づけば俺の抱きしめる力は益々強くなり、そっときゅっと、ではなくもはや『がっとぐいっと』という表現が相応しい)」
雪乃「ち、ちょっと……少し、苦しい……」
八幡「あ、わ、わりい……」
八幡「(ですよねー)」
八幡「(つい、抱き寄せていた彼女をすかさず離してしまった)」
八幡「(……やばい、物足りない)」
八幡「(もう一度抱きしめたい! という欲にまみれていたが、そんなにがっつくと流石に気持ち悪がられるだろうと思い、躊躇ってしまう)」
八幡「(それに、さっきは締め技ばかりに強く抱いてしまったせいで、雪ノ下に苦しい思いをさせてしまった)」
八幡「(いつものように――つっても三年前の高校時代だけど――俺のことをジトっと睨んでいるんだろうな……)」
八幡「(そう思い、彼女の目を確認してみた)」
八幡「――すると、」
雪乃「……比企谷くん、」
八幡「はい……」
雪乃「…………もう、おしまいなの?」
八幡「はい…………はっ?」
八幡「(返ってきたのは意外な言葉だった)」
八幡「(その返事の真意を確認するついでに、彼女の目を見返す)」
八幡「(……寂しそうに潤んだ瞳が、上目遣いで俺に向けられていた)」
雪乃「…………比企谷くん?」
八幡「(――――もう無理だ)」
八幡「(やはり俺の理性をここまで抑えるのは間違っている)」
八幡「なあ、雪ノ下」
雪乃「……?」
八幡「…………つまりは、そういうことだよな?」
雪乃「……何を言いたいの? はっきり明確にしてほしいわね」
八幡「だから、その……」
八幡「……今から、ヤる……んだよな?」
雪乃「……ヤるなんて表現、好きじゃないわ」
八幡「じゃあなんだよ、え……エッチする、の方がいいか?」
雪乃「ド直球じゃない……もう少しオブラートに包めた表現は出来ないのかしら?」
八幡「はっきり明確にしろと指図したのはお前だろうが……」
八幡「(言った俺としては、くっそ恥ずかしいねんぞ……)」
雪乃「……いいわ、私から言うわね」
八幡「?」
雪乃「その…………」
雪乃「……今夜は……甘えても、良い、かしら…………?//」
八幡「…………ああ」
八幡「(顔が熱い、全身から汗が止まらない……ついでにロマンティックも止まらない)」
八幡「(こんなに照れたのはかつて経験したことがない。ついキョドってしまう」
八幡「(雪ノ下の顔色も、暗闇だからはっきりとは見えないが、おそらく真っ赤だろう)」スッ
雪乃「っ!」
八幡「(気になったので、彼女の頬に右手を添え、指で温度を感じ取ってみた)」
雪乃「あ…………」
八幡「(柔らかく、絹のようにすべすべとした感触が気持ち良く心地よい)」
八幡「(思った通り、彼女の顔は上気していて熱かった)」
八幡「(蛇足且つ当たり前のことだが俺の股間も熱くなってたりするヨ……まあ、この後の展開で主役級の扱いになることだしいっか)」
八幡「(顔に添えた手を、そのまま彼女の頭へ移動させ、軽く撫でる)」
雪乃「ん………」
八幡「(気持ち良さそうに目を瞑り、撫でやすくするためか、少し俯いて頭を俺に向けた)」
八幡「(彼女の髪の毛に触れたのは初めてで、とにかくゾクゾクしてしまった変態こそが俺です)」
八幡「(いまや俺は、彼女のどこに触れても、心が満たされ鼓動が速くなる)」
八幡「(そして、両手を彼女の肩に乗せた)」
八幡「(いよいよキスをしようと思い、ゆっくりと顔を近づけたその時」
雪乃「待って」
八幡「(焦らされた。気分はご馳走を目の前にした犬のようだワン)」
八幡「なんだ、どうした?」
雪乃「お願い、というと少し変かもしれないけれど……」
八幡「?」
雪乃「その…………優しく、してね?」
八幡「(……心が締め付けられた)」
八幡「(雪ノ下の、あまりに無垢な可愛さのせいだ)」
八幡「同じくそれは、俺からも頼む」
雪乃「……ふふ、どうかしら」
八幡「おい」
八幡「(ったく生意気な奴)」
八幡「(そして俺は、無礼な彼女の口を唇で塞いだ)」
八幡「(……つまり、不意にキスをした)」
雪乃「!!」
八幡「(………この背徳心たるや、とても興奮してしまう)」
雪乃「んむっ…………」
八幡「………ぷは」
雪乃「……ひどいわ、いきなり……キス、してくるなんて」
八幡「お前がいらぬこと言うから、塞いでやった」
雪乃「もう……」
八幡「…………雪ノ下」
雪乃「?」
八幡「……もう一度、してもいいか?」
雪乃「…………ええ」
八幡「んっ……」
雪乃「んむ……ちゅぱ、れろ………ん……」
八幡「(俺は雪ノ下の舌を貪り、言葉の糸を絡ませた)」
八幡「(互いの濡れた唇から吐き出される煙は、夜闇の部屋に消えていった――)」
そして、彼女に酔いしれた俺は深く溺れていった。
ガッツリ書いてしまった
続きは後日投下します
ちなみにここから先は、なかなかドロドロとしたシリアスな展開となるのでご注意しつつも、楽しみにしていてください
おやすみなせう
続きは後日投下します
ちなみにここから先は、なかなかドロドロとしたシリアスな展開となるのでご注意しつつも、楽しみにしていてください
おやすみなせう
やさしい気持ちで目を細めたとき
手を差し伸べるゆきのんが見えた
手を差し伸べるゆきのんが見えた
>>147
はやはちこそ至高デュ腐腐腐
はやはちこそ至高デュ腐腐腐
いいとこでサクッと切り上げるとこに
才能を感じるわ
続き楽しみに待ってるぜ
才能を感じるわ
続き楽しみに待ってるぜ
>>148
擬態してください
擬態してください
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