私的良スレ書庫
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元スレ八幡「お前の21歳の誕生日、祝ってやるよ」雪乃「……ありがとう」
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>>1って書き溜めしない主義だっけ
>>1って他にどんな作品書いた?
まるで安堵の胸を撫で下ろすかのように、心配そうな表情が取り除かれた。
そんな気掛かりになることか?
高校時代のコイツと明らかに示す反応が違ったから、俺まで変に焦っちまったよ。
……まぁ、成人を迎えて刺々しさが丸くなったのだろう。
そんな無難な解釈をし、これ以上考えるのを放棄した。
「まぁ、なんだ、飲むか」
「そうね」
これまでの不穏めいた空気を払拭するために、俺の注いだワインに手を伸ばす。
グラスの足をそれっぽく持ち上げ、鼻に近づけ香りを確かめてみる。
といった形式的なことをしてみるも、匂いなんて俺がたまに飲むそこらのやつと大して変わらん気がして、差違がちっとも判断つかん。
なんだこれ。
「ふふ、お楽しみのところ悪いけれど」
ソムリエ気分になり損ねたところで声をかけられ、視線を向ける。
すると、グラスを小さく掲げながらこちらを見つめる彼女の姿。
「まずは……二人で乾杯から、でしょう?」
そう言葉を口にすると同時に首を傾げて微笑まれた。
こういう仕草されたらもう可愛いとしか思えないじゃねぇすか……。
「そ、そうだよな。いや、もちろんこれからやるつもりでいたわけで」
てかなに、乾杯が先でよかったんすか?(白目)
テイスティングみたいなことをしてからガッツリ頂くのかと思ったけど、そうかそれってフォーマルなレストランとかの場合でしたかそうですか。
こりゃどうも主観的に見ても、格好つけたただのバカにしか思えんミスだす……。
とりあえず雪ノ下さんのおっしゃった通りに、互いのグラスを交わしましょうね。
視線を改めて雪ノ下へ向けると、背筋を伸ばし胸元にグラスを構える姿はとても様になっていた。
紫に色づいた果実酒がより一層、彼女の身に付いた気品さを際立たせているのか。
まるでメルシャンの資格でも持ってんじゃねえのかって雰囲気が放たれマックス。
そもそもメルシャンってなんだっけ。あれメーカーじゃなかったかしら?
「どうしたの、こっちばかり見て……」
雪ノ下が怪訝そうにジト目を使って睨んでさあ大変!
彼女を見ながら長いこと物思いに耽ていたので、そら不思議に思われますわな。
もし俺がされる立場になったら、恥ずかしくてなにも言えないだろうよ。
いや、なにか言おうとして不自然にドモる気がする……。
八幡ってばシャイなんだからもう!
キモ可愛いだろ?
「すまん、特に意味もなく考え事してた」
「私を見て?とんだ妄想癖ね……」
なんだよ、妄想いいじゃないの。
金をかけず、好き勝手に頭のなかでやりたい放題出来るなんて、こんなに優れた趣味ほかに無いぞマジで。
なんなら全ぼっち生徒が共通して休み時間に行える唯一の嗜みだからな。
それを否定されたらいよいよ寝たフリしかできそうにないやんけ!
てか授業中は本当に眠いときがあっても、いざ休み時間になったらギンギンに目が冴えるのあれどういうことなの?ナメてるの?
大学に入ってからはクラスメイトという合同集団が形成されなくなったから、そんな小技もいまや過去の栄光に過ぎないが。
なお大半のぼっち野郎は黒歴史と評する模様。
ったく、金玉のちっちゃい奴らよのう……。
「まったく、不埒なこと考えてなければいいけど……」
おいおい、雪ノ下さんが失礼なことおっしゃったぞ。
口元に手をかけながら笑みを浮かべる姿に惑わされちゃいけない。可愛いけど。
その十二分にある可愛さ俺に分けろし。
「こら、俺をそこらの中坊と一緒にすんな」
やんわりと叱りつけといた。
さっきのこともあったし、全然怒ってないことをわかりやすく伝えるように。
でもあいつらどんなブス相手でもエロへ持っていく想像力備わってるから馬鹿にできないっすわ……。
「じゃあ、遅くなったが……」
グラスを掲げて体勢を整える。
「き、きょうの良き日に、カンパイ」
俺が音頭を取ると、グラスを交わす音が部屋に響き渡る。
「……良くないわ、アウトよ」
「えっ」
すると突如として雪ノ下がそう口にしてきた。
「な、なんだよ急に」
こんな脈絡もなく審判を下されちゃ、そりゃ驚くっての。
で、何がアウト?セーフ?よよいのよい?
目で訴えかけると、彼女はムスッとした顔でグラスを指差す。
「普通ワイングラスは、乾杯の時にグラスを当てて合わさないのよ」
え、そ、そーなん?
これって常識……なんだろうな、きっと。
うわぁ、なんともかっちょ悪いぞ俺……。
「それがマナーなの。あなたなら知ってるとばかり思ってたわ……」
「う、すまん……」
見事に失望したかのような口調でそう告げられ、硝子の少年である俺に破片が胸へと突き刺さった。
歩道の空き缶蹴飛ばそうかとワケもわからず考えて、ついガックリ項垂れる。
はぁ、ついさっき「お、俺だって常識人なんだからねっ//」って言ったあとにこれはなぁ……。
恥ずかしいというよりも悔しい。
これじゃまるで俺は雪ノ下に相応しくないような、そんな風にも思えてしまう。
ただの被害妄想かもしれないが、そう考えてしまうほどに情けなく感じたのだ。
すると突然、ただ触れる程度に優しく右肩を二度叩かれた。
顔を上げてみると、たった3分前に見た彼女の寂しげな表情が映っていた。
「……ごめんなさい、また言い過ぎちゃって……」
そんなに申し訳なさそうに謝らなくてもいいのに。
なんなら謝らずに、自我の思いの丈を伝えきる方が彼女らしいというのに。
どうしても違和感を拭えない。
>>819訂正
・・・・・・・・・・
「そう……、なら良かった」
まるで安堵の胸を撫で下ろすかのように、彼女から心配そうな表情が取り除かれた。
そんな気掛かりになることか?
高校時代のコイツと明らかに示す反応が違ったから、俺まで変に焦っちまったよ。
……まぁ、成人を迎えて刺々しさが丸くなったのだろう。
そんな無難な解釈をし、これ以上考えるのを放棄した。
「まぁ、なんだ、飲むか」
「そうね」
これまでの不穏めいた空気を払拭するために、俺の注いだワインに手を伸ばす。
・・・・・・・・・・
「そう……、なら良かった」
まるで安堵の胸を撫で下ろすかのように、彼女から心配そうな表情が取り除かれた。
そんな気掛かりになることか?
高校時代のコイツと明らかに示す反応が違ったから、俺まで変に焦っちまったよ。
……まぁ、成人を迎えて刺々しさが丸くなったのだろう。
そんな無難な解釈をし、これ以上考えるのを放棄した。
「まぁ、なんだ、飲むか」
「そうね」
これまでの不穏めいた空気を払拭するために、俺の注いだワインに手を伸ばす。
おつ
展開バレちゃうから内緒か~
いつになったらそこら辺判明しそうですかね(白目)
展開バレちゃうから内緒か~
いつになったらそこら辺判明しそうですかね(白目)
俺の調べた限りでは
・雪乃「今日から比企谷くんには優しく接するわ」八幡「疲れてるのか?」
・雪ノ下「もう恋なんてしないなんて言わないわ……絶対。」
のふたつ
あとはパワプロSS
・雪乃「今日から比企谷くんには優しく接するわ」八幡「疲れてるのか?」
・雪ノ下「もう恋なんてしないなんて言わないわ……絶対。」
のふたつ
あとはパワプロSS
>>842
二つ目のよかった
二つ目のよかった
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