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元スレ八幡「お前の21歳の誕生日、祝ってやるよ」雪乃「……ありがとう」
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>>598
偽物は去れ
偽物は去れ
新着KITAAAAAAAA
ずっと待ってたんだぜ
全裸逆立ち待機してるから頑張ってください
ずっと待ってたんだぜ
全裸逆立ち待機してるから頑張ってください
はよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
風邪ひいちゃうよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
風邪ひいちゃうよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
はよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
風邪ひいちゃうよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
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はよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
風邪ひいちゃうよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
風邪ひいちゃうよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
詫びを入れてから体勢を整え、スマホに手を伸ばす。
が、居たたまれぬ空気に動揺しちまったのか、距離感を間違えモノに届かない。
しゃーないので、あぐらをかいたままケツを浮かしつつ前進してみて再チャレンジ。
なんとかスマホに手が届いた。
こういう場面でスッと取ることができたらなぁ……。
ダサさをアピールしてしまった。
加えてさらに落胆した気持ちで画面を覗くと、チクショウやっぱりコイツか……。
こんな状況で、予想通りの発信者である。
「……も、もしもし」
『あっ、ちょっともしもしー?』
いつも顔を合わす人物と、いつもの口調を装っての通話に挑まねば……。
電話の主は、妹・小町からだった。
だいたいこんな夕飯時でも普通に電話してくる時点で、人物候補は一人しかいない。
ぼっちであるがゆえに着信なんてもっぱら肉親からのみで、たまにかかってくるのは金の貸付を求めた若者からの間違い電話くらいだ。
どうやらどこぞの公衆電話に貼られたサラ金チラシに掲載されている番号と一桁違いらしい。
ある日知らない番号から突然かかってきて、
「え、ちょ、いつ新しく番号交換したっけ? 誰とだったけ!?」
とマジで考え込みつつ出てみたら全然知らない声で
「い、いくらまでならOKですか!?」
もうホント疲れるんすよ毎回。
いくらもタラちゃんもOKもクソもねえっつの!
ちゃんと番号確認しやがれください。
そして一時の胸の高鳴りを返せ……。
だからといって、最愛の妹からの着信であれば逆に嬉しさとかそういう感情は現れるわけでもない。
むしろ、無心で電話を取り無心で会話するのが現実だ。
まぁただ、落ち着いて話せるってのもあるかもしれない。
だがそんな定番も、今この状況では変則だ。
普段から耳に入るその声が、いまじゃ警報のようなまったく聞きたくもない音声に感じてしまう。
そう思いながら、心からの質問。
「……なんの用だ」
これ。ほんとこれ。
何なん、マジKYだわーないわー。
っべー、小町さんっべー(重低音)
小町『なんの用って、お兄ちゃん……』
うわ、いまハッキリと呆れた口調へと変わったぞ。
大抵この次にくる言葉は俺を罵倒するものである。
小町『お兄ちゃんはスケジュール管理もできないの?』
ああこの流れはお説教ですね分かります……。
俺だって、「電話するタイミングをよぉぉぉぉぉ!」って叱りつけたいのだというのに。
にしてもなんだ、スケジュール管理?
「なんだ、どゆことだ?」
小町『ホントに忘れてるの!?』
忘れ? 友だちの作り方か?
そんなの覚えたこともありませーん……
「すまん、なにがなんだか」
小町『もう情けないなぁ……。今夜はウチで集まってディナーって予定組んだじゃん!』
一秒考えて、俺は固まった。
「……あっ」
くっそめっさ超絶くそみそ忘れてたあぁぁぁ!!!
おとといだかさらに前の日だかに約束してたんだったよ。
数週間ぶりに実家で家族とテーブルを囲んで、今秋初の鍋をつつくというぼのぼのした予定を。
その直後に雪ノ下と再会してあーだこーだという非常に濃ゆい出来事が起こったおかげで、すっかり記憶の外へと放浪させてたわ。
「すまん、素で忘れてた……」
『ぐへぇー』
電話越しから小町の間抜けなボイス(可愛い)
でもこれは本当に俺だけが悪かったです、さーせん!
『せっかくパパママが早く帰ってこれたんだし、今から来てね!』
「えっ」
ちょ、い、今からっすか?
冗談よし子ちゃんなんですけど、本当に。
「いや、でもな、俺にも俺なりに予定が食い込んじゃってましてですね」
『問答無用! お兄ちゃんがそんなすぐに予定組めるはずないでしょ?』
よく分かってるね、さすが妹だわクソゥ……。
『約束したからには来るのが長男の務めだよ! じゃあねー』プツッ
「おいちょっ、もしもし? もしもーし!」
一昔前のドラマでしか観られないような、切ったあとの電話に問いかけてしまった……。
いや、この状況で実家には帰れない。
正直、帰りたくない。
なにより俺はどうしても、雪ノ下に訊いておきたいことがある。
彼女にとっては何でもないかもしれないあの仕草が、俺の心にはどうも引っ掛かって仕方がないのだ。
ただの思い過ごしかもしれないが、それでも気になってしまう。
それにこんな考え張り巡らせているときに鍋食おうにも、箸進まないわ喉通らんわ味わからんわのポンコツ三昧だぞ。
しかしあの小町さんはあれだ。
もし行かないでバックレようもんなら、しばらく口を利いてくれなくなるなコリャ……。
あーもう、やっぱり電話出なきゃ良かったかしら(白目)
…………仕方ない、小町の機嫌取りを選ぼう。
雪ノ下とはまた明日にも会えるはずだから。
選択の決意をし、身体ごと振り返る。
目を疑った。
俺の視界に映った彼女の顔に、なにやら縦すじの光のようなものが輝いていた。
彼女は深く俯いているのでよく確かめられないが、それが事実ならば――
彼女は、涙を流していたというのか……?
突然の光景に呆然となった俺は、すぐに声をかけることができずにいた。
でも、踏み込まねば先へは進めない。
「雪ノ下……?」
俺の問いかけに彼女は肩を震わせ、すぐさま一滴の光を指で取り払った。
「どうしたの?」
すると雪ノ下は何でもなかったかのように、疑問符を浮かべこちらを見つめる。
あまりにも自然な表情なので、演技なのか素行なのかわからなくなってしまう。
実際、奉仕部にいた頃にもこのような場面がちょいちょいあった。
俯きながらなにか俺たちに見せたことのない表情をしているかと思いきや、正面を向けばいつもの無愛想な素顔でこちらを見返してくるのだ。
……どういうことなのだろう。
うおおおおおおおおおおおお
つづききたあああああああああああ!!
つづききたあああああああああああ!!
結局葉山の一人勝ちのような茶番のマラソン大会も終わり、今はもう2月だ。
まだまだ冷たい潮風はチャリ通には厳しい。いやん、ほんと、髪の毛が潮風で痛んじゃう……。
朝、いつものように登校し、何の変哲もない下駄箱を見やると
そこにあるブツが鎮座ましましていらっしゃった。
夕方に更新来てると思ったらなかった…
そろそろパンツ履くか…
そろそろパンツ履くか…
>>634
働けよ
働けよ
このそこはかとない男に捨てられた臭はなんなんだ
やめてくれ(絶望)
やめてくれ(絶望)
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