元スレ上条「答えろよ……GANTZ!!」御坂「私の前に立つのなら……アンタも潰すわよ?」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
301 = 1 :
ステイル『…………これでも僕はイギリス紳士なのでね……女性の入浴しているところへ入り込むなど、そんな無粋な真似が出来るハズないだろう』
神裂「何を言ってるんですか!!緊急事態なんですよ!?すぐに術式を組んで、インデックスの記憶を除去しなければ!!
貴方はインデックスを守り続けるのだと誓ったのでしょう!?」
ステイル『!?クッ……しかし、僕は……クソォッ!!』ブッ……
小萌「あ……あのぉ……ちょっといいですか?」オソルオソル……
神裂「うっせぇんだよド素人がぁぁぁああっ!!!!」
小萌「ヒィッ!?」ビクゥッ!!!
取り乱す女性に、小萌が声をかけようとするが、凄まじい剣幕で追い立てられる。
302 = 1 :
小萌「え……えっとですね!?……多分シスターちゃん……その……のぼせちゃったんじゃないかなぁ?……て、先生は思ってるんですが……」ガタガタガタッ……
神裂「へっ!?」バッ!?
怯える小萌の言葉に、神裂がふと我に帰り、インデックスを再度見る。
インデックス「うぅ……あ、頭がボォー……て……世界がグルグル回ってるんだよぉ……」ピヨピヨピヨッ……
熱い湯船に浸かり、突然立ち上がり、声高々に叫ぶ。
インデックスがのぼせる要素は、フルコースで揃っていた。
303 = 1 :
小萌「し、シスターちゃんって外国人だから……熱いお風呂にゆっくり浸かる習慣は無いんじゃないかなぁ……って、先生は思ってるんですが……」ガタガタガタッ……
神裂「…………し……」スッ……
女性は、ゆっくりと立ち上がる。
神裂「失礼致しましたぁぁぁぁあああ!!!」ダッ、ダッ、ダッ、ダッ!!
そして、逃げるように走り出す。
小萌「あ!?せ、銭湯で走ったり何かしたら……」
神裂「ヒャアッ!?」ズルゥッ!!
ドサァッ!!!
案の定、水浸しの床に滑り、女性は派手に転ぶ。
304 = 1 :
ステイル「だ、大丈夫かインデックス!!!」ガララララッ!!!バンッ!!!
その直後、今度は赤髪の背の高い男が、中に慌てて入ってくる。
神裂「……アッ……」
ステイル「ん?……ッ!?」バッ!!
ガララララッ!!!ピシャンッ!!!
その瞬間、全裸で派手に転び、色々と丸出し無防備になっている女性と、男の目が合い、入って来た男は即、その場から離れていった。
神裂「ス……ステイルゥゥゥゥゥウウッ!!!!!」ダッ!!!
女性は、凄まじい殺気を放ちながら、男の跡を追う。
305 = 1 :
『み、見てない!!僕は何も見てないぞ!!』
『黙りなさい!!インデックスより先に、貴方の記憶を消して差し上げます!!オラァッ!!頭出せやぁぁあ!!!』
『何故刀を……物理的に消すつもりなのか!?大体、僕は断ったのに君が来いと』
『関係ねぇよ!!かぁんけぇいないンだよぉぉぉぉぉおおっ!!!!』
扉の外では、凄まじい攻防が繰り広げられているだろう。
小萌「え……と……と、とりあえず、シスターちゃんはお風呂から上げましょうか……」ザバァッ……
306 = 285 :
ジャアァァァァァァァァァァァァンゥゥゥゥゥゥゥ!!!(ステイルと同じ声優の名を叫ぶ)
307 = 1 :
投下終了です。
んー、やっぱりシリアスな方が書くの楽ですねぇ。
あと1回くらいはゆるい話かもしれませんが、よろしくお願いします。
308 = 285 :
乙
その内に絶対等速さんも来るかな?
貝旅と偏光能力が出たしそいつ等と同じで使い捨て能力者キャラだし
310 :
いきなりギャグ展開でわろたw
乙です
311 :
乙
理不尽www
312 :
乙っした!
313 :
こんばんわ、1です。
今日もシリアスにはほど遠いですが、ゆっくり投下していきたいと思います。
後半設定が子供っぽいかもですが、まぁ、少年マンガでも見てる感じで読んでってください。
314 = 1 :
ステイル「…………」
神裂「…………」
上条「で……のぼせたインデックスを神裂達が担いで、小萌先生と共に、俺の部屋へと運んだと……。
まぁ、鍵はインデックスも持ってたから入れたんだろうが、何でそのまま先生や神裂達が残ってるのでせうか?」
小萌「細かい事は、言いっこ無しなのです。元はと言えば、上条ちゃんがシスターちゃんを放ったらかして何処かへ行くのが悪いのですから!!」
インデックス「そうなんだよ!!全くこんな時間までどこをほっつき歩いていたのかも!!」
315 = 1 :
上条「ハハッ……上条さん結構頑張ってたんだけどな……不幸だ……」ハァッ……
GANTZの部屋の事は、誰にも言うことは出来ない。
もし、GANTZの存在が、他の人間にバレる事があれば、頭の中に埋め込まれた爆弾により、GANTZに殺される。
今宵、田中星人達との死闘を繰り広げた上条の苦労は、誰にも労ってもらうことは出来ないのだ。
小萌「ふぅ……さて、上条ちゃん?本題に入りますよ?」
上条「!?ほ、本題とは、一体何の話でせうか?」ダラダラッ……
316 = 1 :
上条は、もう一つの隠し事。
インデックスや魔術師の存在についての発覚を、恐れていた。
先日、インデックスが負傷した際、学園都市の能力開発を受けていない小萌に、回復魔術を使用してもらったが、小萌は魔術の存在をまだ知らない。
知った事で、いらぬ心配をかけさせぬようにと、上条は配慮していたのだが、神裂達がいる以上、これ以上ごまかす事は出来そうにない。
小萌「ハァッ……上条ちゃん。先生はガッカリです。上条ちゃんが、こんな事をするなんて……」
上条「す、すいません……ちょっと色々事情があったモノで……」スッ……
上条が、怒られる前に先に謝ろうかと、土下座の準備を行う。
317 = 1 :
小萌「どんな理由があっても、暴力では何も解決出来ないのです!!先生は、教育者として、上条ちゃんをしっかりと正しい道へと進ませる義務があるのです!!」
上条「ハイ……ん?暴力?」
上条は、何の話かと首を傾げる。
小萌「そうです!!ステイルちゃんに聞きましたよ?上条ちゃんに全力でぶん殴られたと」
ステイル「…………」ニヤリ……
上条「!?(あ、あの野郎……小萌先生にチクりやがった!!)」
小萌が上条へと愛の指導を行うその背後で、ステイルはほくそ笑んでいた。
318 = 1 :
上条「せ、先生?実はその話、先にステイルが」
小萌「先生は上条ちゃんの言い訳なんて聞きたくありません!!上条ちゃんには真っ直ぐに生きる大人になってほしいのです!!」
上条の言い分も、小萌は聞こうとしない。
どうやら、自分の居ぬ間に、色々とある事ない事吹き込まれたようだ。
その後も、小萌の愛の指導が、上条へと襲いかかる。
神裂「えっと……申し訳ありませんが、我々はそろそろ……この子の身体の事もありますし……」
インデックス「!?あ、そうそう!!とーま、私どうやら一回、定期検診ってのを受けないといけないみたいなんだよ!!」
上条「ハァッ!?て、定期検診?」
今まで敵と思っていた神裂の側で、インデックスが突拍子もない事を言い出す。
319 = 1 :
インデックス「うん。こもえが間に入って、この二人と色々話をしたんだけどね。
どうやら私の所属する『必要悪の教会』では、年に一回の健康診断ってのがあって、この二人は私を呼びに来たってことみたいなんだよ!!
『必要悪の教会』のメンバーである事の証明もあったし、とりあえずこの二人は敵ではないかも!!」
上条「定期検診って……そんなんでわざわざ……」
小萌「上条ちゃん?定期検診は大事な事なのですよ?お医者さんの診断を定期的に受ける事で、病気の早期発見にも繋がるのです」
上条は、明らかにおかしいこの話に疑問を持っていた。
たかが定期検診の為に、あんな力づくで呼び戻そうとするモノなのか?
大体、インデックスの記憶がない事の説明がつかない。
神裂「……ちょっと席を外して貰えませんか?お話が……」ボソッ……
上条「!?……わかった……」ボソッ……
神裂の要望により、上条と神裂・ステイルが、部屋の外へと出る。
320 = 1 :
…………
上条「ハァッ!?インデックスの記憶の消去!?どういう事だよそりゃあ!!」」
部屋の外で、上条が神裂へと問い詰める。
神裂「……定期検診と言うのは、もちろん嘘です。インデックスと共に、月読小萌という一般人がいた為、そのように話しました。
本来の目的と、そうかけ離れたモノではないので、基本的にインデックスが一般人と接触した場合、そう説明しています」
上条「だったら何で俺にはその説明が」
神裂「貴方が人の話を全く聞こうとしなかったからでしょう!!全く……まぁ、こちら側も私やステイルの落ち度があったのですが」
上条「そうだよ!!大体、帰って来たらいきなり血だらけのインデックスと、そこのいかにも悪そうな赤髪がいたんだ!!
そんなもん見たら、即敵として認識すんだろ普通!!」
どうやら、互いに落ち度があった為に、無駄なすれ違いがあったようだ。
最も、そんな事で殺されかけた側としては、たまったモノではないが。
321 = 1 :
上条「ハァッ……わかった。わかったよ。とりあえず、お前等はインデックスの敵じゃない。それは信じていいんだな?」
神裂「はい。それだけは、神に誓って言えます。そして、味方とあの子にわかってもらえた以上、あの子に危害を加える気は欠片もありません」
上条「それで、お前等の目的……インデックスの記憶の消去ってのは……何でそんな事を?」
神裂「それについてもお話します。全ては、あの子の『完全記憶能力』が原因なのですが……」
神裂が、上条へと全てを語り出した。
322 = 1 :
…………
上条「……なるほど……要するに、10万3000冊の魔道書を記憶した情報量が多すぎて、インデックスの脳がパンクするからと……」
神裂「そうです。残念ながら、魔道書の情報を消すことは出来ない……。
ならば、一年毎の記憶を消すことで、脳の容量を確保するしかない。だから、私達は一年毎にインデックスを回収しているんです。全てはあの子を救う為に」
神裂から、全てを聞いた上条は、一つ疑問を感じていた。
上条「…………完全記憶能力者って、普通に前TVに出てた気がするんだが……確か、60過ぎた外人の爺さんだっけな……」
神裂「………え?」
323 = 1 :
上条は過去に、TVで見た完全記憶能力者の事を思い出す。
それは何百冊とある百科事典の、ページを言っただけで、そのページの内容を全て答えると言う企画であった。
上条「そりゃあ、10万3000冊っていうと、凄い情報量とは思うけど……あの爺さんも負けないくらいのモノは記憶してると思うけどな。まぁ、TVだからヤラセの可能性もあるけど」
神裂「ちょ、ちょっと待ってください!!完全記憶能力者って、インデックス以外にもいるのですか?」
上条「そりゃあ、いるに決まってんだろ。俺はTVくらいでしか見たことないけど……あ!?そうだ!!」ガチャッ!!
上条は、思い立った様に自分の部屋の扉を開け、中にいる小萌へと呼びかける。
324 = 1 :
上条「小萌センセー。突然なんですけど、インデックスみたいな完全記憶能力者って、寿命が短いとかそういうのあるんですかねー?」(棒)
小萌「いきなりなんですかー?上条ちゃん」
インデックス「え!?私の寿命って短いの!?」ガーン!?
小萌の声と共に、インデックスのショックを受けたような声が聞こえてくる。
上条「いやー、定期検診の話で、インデックスって人より脳を酷使するから、やっぱりそのせいで病気になったりするのかなー?って、今神裂達と話してたんですよー」(棒)
インデックス「こ、こもえー、どうなのかな!?」オロオロ
325 = 1 :
小萌「心配いりませんよーシスターちゃん。人間の脳は、そんなにヤワな構造じゃありませんからー。百数十年分の知識や記憶を貯め込む事が出来るのですー」
神裂「!?」
ステイル「なっ!?」
小萌の言葉に、神裂やステイルは驚きを隠せない。
完全記憶能力が原因で、人が死ぬという事は無いというのだ。
ならば、自分達が今までやってきた事は何だったのかと。
小萌「上条ちゃんには、脳の基本から教えなきゃダメですねー。そもそも人間の脳というのは」
上条「あ、もう大丈夫です。ありがとうございまーす」キィッ……
バタンッ!!
小萌「…………」グスッ……
インデックス「こもえ……私がこもえの話を聞くんだよ!!」
小萌「し、シスターちゃん……ありがとうございますー」グスッ……
326 = 1 :
上条「……まぁ、こういう事だ。インデックスは、少なくとも完全記憶能力が原因で死ぬ事は無いみたいだな」
扉の外では、小萌の話を聞いた神裂達が青い顔色を浮かべている。
よほど、彼女らにとって衝撃的な話だったのだろう。
ステイル「……あの女性の言葉は……信用出来るのか?」
上条「能力開発の為に、脳の構造を解析する学園都市の教師だぜ?外の脳科学の先生並には詳しいと思うけどな」
神裂「そんな……だとしたら……今まで我々は……」
確定した事実に、神裂達は落胆する。
自分達が今までやっていた事は、ただ単に、インデックスから様々な思い出を奪っていたに過ぎなかったのだ。
327 = 1 :
上条「落ち込むのはまだ早いぜ?2人共」
神裂ステイル「?」
そんな神裂達に、上条が問う。
上条「問題は、一年毎にインデックスを蝕むモノは何か?って事だ。
完全記憶能力以外に原因があるにも関わらず、お前等は何故それに気づかなかった?」
ステイル「それは……我々の上の人間が……!?」
神裂「……そういう事ですか……」
神裂とステイルが、何かに気づいたようだ。
ステイル「…………あの女狐がッ…………」ギリッ!!
328 = 1 :
同時刻
イギリス 某所
??「あら。どうやら気づかれたようね」ズズッ……
夜の星明かりに照らされたテラスにて、金髪の若々しい見た目の女性が、紅茶を飲んでいる。
??「そのようだね。今のところ、プランは正常に動いている。あとは、3日後……次のゲームまでに、幻想殺しが禁書目録の首輪を、破壊出来るかどうか……」
その目の前には、1人の男が。……いや、女が。少年か少女か。老人か老婆か。
とにかく、コレだ!!と、断定出来ない、不思議な雰囲気を醸し出す人物が座っていた。
2人は互いに、英語で喋っている。
329 = 1 :
??「あの悪趣味なゲームに関しては、貴方に一存しているわ。
決して悟られず、確実に……全てはあくまで偶発的な事で、彼が自らその道を選んだかのように誘導する事。
これが出来なければ、『向こう』に悟られ、今まで積み上げてきたモノが一気に崩れ落ちる可能性もある。責任重大よ?」
??「問題無い。ここまでプランが進行していれば、例え彼がどの選択肢に進む事になっても、一つの結末にしか辿り着かない。
『審判の日』への準備は、ほぼ仕上げの段階に入っているのだよ」
??「『審判の日』……とある貧しい飢えた処女が、2000年以上前に『知恵の実』を食し、その処女から生まれた『神の子』によって予言され、徹底して秘匿された人類滅亡へのカウントダウン……。
ホント、迷惑な予言を遺してくれたモノね。知らなければ、無駄に抗いもせず、楽に死ねたモノを」
330 = 1 :
??「フフッ……自分が仕えるべき主に対しての言葉ではないな……」
??「フフッ……あら、大丈夫よ。我が主は、その広い心で全てを許してくださるわ。
あ、そうそう。話は変わるけど、部下から教わって、最近また新しい日本語を覚えたの。聞かせてあげましょうか?」
??「……いや、遠慮するよ。私もこれから色々と忙しいのでな。それにキミの日本語は、正直聞くに絶えない」シュンッ!!
そう言うと、金髪の女性の前に座っていた人物は、瞬きほどの時間で姿を消した。
??「…………そんなに変なのかしら?ヤツからは、日本の伝統的な喋り方と聞いたのだけど」
331 = 1 :
投下終了です。
次回からは、7月27日に戻ります。
ようやく原作1巻が終わりますね。ところどころ端折らないと、やってられないです……
さて。恐らくしばらくは投下が遅くなります。
明日から、しばらく夜は地球を防衛しなくちゃいけませんので……w
色々バトルネタを考えておくので、次のGANTZミッションでは、熱いバトルをご期待ください。
332 :
乙
やっぱりこいつらは全部知ってるみたいだな
しかしこうなるとそもそも原作とはガンツの成り立ちや星人の正体なんかの設定も変わってるのか?
333 = 332 :
乙
やっぱりこいつらは全部知ってるみたいだな
しかしこうなるとそもそも原作とはガンツの成り立ちや星人の正体なんかの設定も変わってるのか?
334 :
乙です
地球を防衛とはなんぞw
335 :
面白いのですか? それ
336 :
乙
やっぱ黒幕はこの二人だよな
>>334
>>335
多分地球防衛軍4ってゲームの事。GANTZ好きでTPS出来る人ならオススメかもね。世界崩壊系だし。
338 :
こンなSSが見たかッたッ…!
339 :
やはり黒幕扱いのこいつらは審判の日まで含めたガンツをすべて把握ずみなんだ。
340 :
追いついた……が、スレタイが不吉すぎる。タエちゃんは誰になることやら
341 :
≫340
だよな。
漫画よりは映画版を元にしてそう。
どちらにしても期待大。
はやくこねぇかな
343 :
救いはあるのか…!?
345 :
このスレの読み手はルールも知らない馬鹿が多いな
346 :
オニ星人まではやッてくれ!
347 = 346 :
オニ星人まではやッてくれ!
頼む!
348 :
あそこ超面白いからなwwwwww
でもやるなら東京チーム何人か欲しいな
349 :
大阪きたら1人sexになってまうジャンキーになってしまうな 主も蟻をころころし終わったら書いてくださいw
350 = 346 :
桜井と坂田をどう絡めるかだろ?
原作見てると透視と念動力使ってるように見えるから、デュアルスキルか?
原石でいいよな?
みんなの評価 : ★★
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