元スレ上条「答えろよ……GANTZ!!」御坂「私の前に立つのなら……アンタも潰すわよ?」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
253 :
254 :
このまま禁書のキャラのみでやった方が面白いな
255 :
>>254
ただの禁書もどきになっちゃうじゃないですか
256 :
あれ? 結局誰に2度と会えないのん?
おばあちゃん?
257 :
私だ
258 :
お前だったのか
259 :
>>257
よう、またあったな
260 :
アチャー……よりにもよってそのポジションか
和泉+西くんとか天井くんの死亡フラグっぷりがパネエ
261 :
やべえよ
262 :
御坂は当麻当麻うるさいから岸本ポジションだな
263 :
こんばんわ、1です。
ゆっくり投下していきます。
>>246
元になった原作のキャラは、死の恐怖を部屋から逃げて、記憶を無くすことにしましたが、天井は死の恐怖ゆえに、あえて部屋へと残ったってトコです。
これを基盤にしたら、天井さんの出来上がりです。
>>247
天井さんには劇的な死をお届けいたします。(ゲス顔)
>>248
デヘヘ……
>>249
一応、ガンツ側に移るタイミングは決めてます。
>>252
ありがたく頂戴致します!!
他にも沢山のレスありがとうございます!!
それでは帰宅編です。
264 = 1 :
<1時間後>
常盤台女子寮 御坂・白井部屋
ガチャッ……
御坂「あぁ……疲れた……でも何とか今日も生きて帰れたわね……」グッタリ……
天井が部屋を出て行った後、残っていた3人はそれぞれの帰路に着いた。
御坂は、鬼の寮監の目を掻い潜り、どうにか無事に部屋に辿り着いたようだ。
白井「ァ……ハァアッ……///……お姉様ァ……そこォ……///……ンァアッ!!」ビクンッビクンッ!!
御坂「…………もうツッコむ気力も無いわ……うわ!?もう3時じゃない……シャワーは朝に浴びようかな……」バサァッ……
隣でビクンビクンしている変態を他所に、御坂はベットに飛び込む。
御坂「……私の妹……いるハズの無い……でも、何故か全くの他人には思えない……待っててね……必ず……生き……返……」スゥッ……
そのまま御坂は、意識を閉じた。
265 = 1 :
第7学区 とある高校男子学生寮前
上条「やべぇ……そういえば、インデックスの事忘れてた……」ダラダラダラッ……
ホンの数時間前まで、凄まじい死闘を繰り広げていた上条は、一緒に銭湯に向かっていたインデックスの事を今思い出す。
上条は道中、神裂と名乗る刀を持った女魔術師によって襲撃され、瀕死の重傷を負うも、GANTZに転送された事で、現在は無傷での帰還となっている。
しかし、GANTZに呼び出されていた数時間の間、完全にインデックスの事は放ったらかしになっていたのだ。
266 = 1 :
上条「部屋の電気は……ついてるな。切って出て行ったから、一旦インデックスが一度帰ってきたのは間違いない。問題は……」ゴクッ……
問題は、あの刀を持った女魔術師が、部屋にいるインデックスを襲っていないか。
GANTZに呼ばれるという、決して逃れられない事とはいえ、現状インデックスを1人にするという事は、上条にとって、最大の失点であった。
上条「……一応、このグローブをつけておくか……見た目は普通の格闘技用のグローブだし……」スッ……
部屋に魔術師が居る事を想定して、上条が武器部屋で手に入れたグローブを装着し、自室の扉の前に立つ。
267 = 1 :
上条「フゥッ……フゥッ……よし……行くぞ!!」ガチャッ!!
上条は、意を決して扉を開く。
そこで目にした光景とは……
268 = 1 :
小萌「あー!!やっと帰ってきましたねー上条ちゃん!!
シスターちゃん!!ステイルちゃん!!神裂ちゃん!!上条ちゃんが帰ってきましたよ!?」
インデックス「ムゥ……遅いんだよーとうまー!!こんな時間まで一体何処に行ってたのかも!!」ウトウト……
上条「……こ、小萌先生!?……何でこの部屋に?それにインデックス……よかった……」ガクッ……
部屋に入った上条を迎えたのは、上条の高校のクラス担任であり、永遠の少女と名高い小萌先生。
そして、眠そうに目を擦りながら、上条の帰宅を待っていたインデックスであった。
気が抜けた上条は、一気に床へと崩れ落ちる。
269 = 1 :
小萌「もー。完全下校時刻をとっくに過ぎてるのに、銭湯周辺でウロウロしてるシスターちゃん達をたまたま見つけて、一緒に待ってたんですよー?上条ちゃんが帰ってくるのを!!
一体こんな遅くまで何処行ってたのですかー?電話も出ませんし!!」
上条は、小萌に言われて携帯を開く。
3時間前程から、定期的に小萌から電話があったようだ。
上条「す、すいません小萌先生!!ちょっとどうしても外せない用事がありまして……」ピクッ……
ここで上条は、ようやく小萌の言葉に異変を感じとる。
270 = 1 :
上条「ちょっと待ってください……さっき小萌先生……シスターちゃん『達』って言いましたよね?それに……」
上条は更に思い出す。
小萌が一番最初に言った言葉。
小萌が知るはずの無い名前。
『あー!!やっと帰ってきましたねー上条ちゃん!!
シスターちゃん!!ステイルちゃん!!神裂ちゃん!!上条ちゃんが帰ってきましたよ!?』
『ステイルちゃん!!神裂ちゃん!!』
271 = 1 :
ドクンッ……ドクンッ……
上条の背筋に、冷たい汗が流れる。
小萌「えぇ。何でも、シスターちゃんの昔からの知り合いだそうで。……色々お話聞かせて頂きましたよー上条ちゃん」
インデックス「とうま……ちょっとお話があるんだよ……この2人からも……」
上条「2人……まさか……」ドクンッ……ドクンッ……
上条の心臓が静かに高鳴っていく。
いるハズの無い人間がいるのだ。
決してこの部屋にいるハズの無い人間が。
ステイル「……また会ったね……」スッ……
神裂「先程はどうも……御身体の方は大丈夫ですか?」スッ……
目の前には、自分が数日前完膚無きまでに殴り倒した赤髪の魔術師と、自分が先程完膚無きまでに敗北した女魔術師の姿があった。
272 = 1 :
…………
第7学区 とある路地裏
偏光能力「…………」カッ……カッ……カッ……
偏光能力は、黒い玉の部屋があるマンションから出て行き、特に行く宛も無く、気だるそうに路地裏を歩いていた。
偏光能力「……そういや、俺ってアンチスキルに捕まってたんだよなぁ……今頃脱走騒ぎにでもなってんのか?
……手配とかされてんのかねぇ?めんどくせぇ……」カッ……カッ……カッ……
273 = 1 :
偏光能力「当分のメシと宿はどうすっかなぁ……あとクスリは……何かそんな気分じゃねぇな。
やけに身体は軽いし、ヤク抜きでもされたのか?」カッ……カッ……カッ……
偏光能力は、知ることは無いが、GANTZによって死んだと判断され部屋に転送される際、その死因となった原因のモノは、無かった事にされるのだ。
病気にしろ、大怪我にしろ。
偏光能力の場合、薬の影響で病んだ身体は、薬を始める前の健康体に戻っている。
歯だけは何故か、所々欠けたままなのだが。
274 = 1 :
偏光能力「……で……いつまでついて来てんだ?天井さんよぉ……」ザッ!!
突如、偏光能力が振り返り、立ち止まる。
その視線の先には、先に部屋を出たハズの天井が立っていた。
天井「ようやく気付いたか。このまま気付いてくれなければどうしようかと思ったよ」クスクスッ……
偏光能力「とっくに気づいてたっつーんだよ馬鹿。で?俺に何か用か?」
偏光能力が、自分を追ってきた天井に、その真意を問う。
275 :
坂田師匠の老化も治してあげろよ……
276 = 1 :
天井「いや、君はどうやらあの部屋に来る前に、色々と騒動を起こしてるみたいだしね……行く宛が無いだろうと思ったんだよ」
偏光能力「ハッ、そりゃあご心配どうも。で?何だ?お前が温かいメシと風呂とベットでも与えてくれんのか?
見返りに、星人達の囮にでもされちゃあたまんねぇんだけどなぁ」
天井「いいや。そんなつもりは無いさ。ただ、君が温かい食べ物と豪華な風呂とベットを得る手段を教えることは出来る。
それも、学園都市のお墨付きでね……」
偏光能力「……んな魅力的で素晴らしい話を信じると思うか?」
277 = 1 :
天井「信じるも何も、私はただ君に道を示しているだけさ。
真っ暗で、日の当たらない道をね……進むか退くかは、君の自由だ」ニィッ……
天井は、いかにも悪役の笑みをこぼしながら、偏光能力へと語りかける。
偏光能力「……所詮、このままじゃあのたれ死ぬだけか……進んでやろうじゃねぇか……案内しろよ、その真っ暗で日の当たらない道をよぉ……」
偏光能力は、天井の提案を呑む。
他に選択肢は無いのだから。
天井「了承したよ、それでは行こうか。学園都市の闇へと」スッ……
天井がエスコートするように、偏光能力を暗闇へと導く。
天井「ようこそ『暗部』へ。そして我が『ガンツ』へ。歓迎するよ、偏光能力クン」ニィッ……
こうして、各々にとって途轍も無く長い長い、7月24日が終わりを告げた。
278 = 1 :
投下終了です。
上条さんの方は、少し原作と違いますが、流れは同じなので気にしないでください。
あとは、『アイテム』や『スクール』といった暗部チームに、新たに『ガンツ』が入ります。
詳細は後々明らかにしていくのでお待ちを。
それではお休みなさい。
>>275
坂田師匠の老化は、死因じゃないので。
原作で、最初のネギ星人の時に、病気で死んだ人の病気が、転送後に治ってたっぽいので、こういう設定にしてます。
エリア外に出ようとした政治家です。
279 = 275 :
乙
あの政治家アニメではなぜか設定が大きくなってたな
280 = 258 :
乙
なかなか面白い展開になってきたな
281 :
偏光能力さん暗部入りか
他のメンバーはどうなる
282 :
>>260
西くん成分も混じってるなら一度死んだ後で誰かに復活させてもらえる可能性も微レ存・・・・?
283 :
ここまでナイスガイ化した偏光さんが見られるのは多分ここだけ
284 :
こんにちは、1です。
早くバトルにいきたい所ですが、たまにはのんびりした話をどーぞ。
>>279
アニメは見たことないですねー。
>>280
期待に答えられるよう頑張ります!!
>>281
まぁ、出てからのお楽しみてことで。
>>282
どーなるでしょーねー。>>1も考えてませんw
>>283
>>1は脇役ほど、しっかり考えるのが面白いのです。
285 :
イコールスピードさんは出るのかな?
288 = 1 :
………………
時は戻り
7月27日 昼 ファミレスにて
ワーワーガヤガヤ
御坂「(アレから結局夜遅くに帰ってきた事がバレて、寮監にプール掃除させられるわ、黒子にあの夜何をしてたのか問い詰められるわ、黒子が発情して下着テレポートさせるわ、夜中には黒子のルパンダイブに襲われて貞操の危機に陥るわ……アレ?私、あの子と同じ部屋にいるのヤバくない?)」ハッ!?
白井「あら?どうなされましたのお姉様。物憂げに考え事など」
289 = 1 :
御坂「……黒子……寮監に言って部屋変えてもらおっか?……大丈夫。アンタはこれからも、私の大事な後輩だからさ」ニコリッ……
白井「!?と、突然何ですの!?その死刑宣告に等しい言葉は!!」ガタガタッ……
突拍子の無い御坂の宣告に、白井はこの世の終わりのような顔で叫び出す。
初春「白井さん、ここファミレスなんですからもう少し静かにしてください。ほら、他のお客さんが見てますよ?」
白井「そんな悠長な事言ってられませんの!!黒子が何かいたしましたかお姉様!?ハッ……もしやこないだお姉様のお召したあのカエル柄のパンツを拝借して思う存分お姉様の香り」
バチバチィッ!!!
291 = 1 :
御坂「あ、気にしないでくださーい。この子ちょっと病気なもんで。こうすると具合が良くなるんですよー」アハハー
白井「」シュゥゥゥウウッ……
黒焦げになった白井を他所に、御坂は周りの客に対して笑顔を振りまく。
佐天「……何で御坂さん、白井さんと同じ部屋のまま何ですか?このままじゃ、女の子の大事なモノを色々と失いますよ?」
御坂「そうねぇ……本気で部屋変え考えておこうかしら……」ハァッ……
御坂が、深い深い溜め息をつく。
292 = 1 :
佐天「えーと……ゴホンッ!!まぁ、恒例の私の噂話はこれでお終いとしましょう!!
そういえば、新しいクレープ屋が出来たみたいなので、今から皆で行きませんか?中々評判いいみたいですよ?」
初春「いいですねー、クレープ。今日はとことん甘味を貪っちゃいましょー」
佐天「初春……アンタ既にあのデカイパフェ食ってんだから……太るよ?最近体重計乗った?」
初春「う……そ、その分動けばいいんです!!風紀委員は多忙ですか!!」
御坂「フフッ……仲いいなーあの2人」ズルズルッ……
白井「」ズルズルッ……
293 = 1 :
御坂は、気絶している白井を雑に引きずりながら、クレープ屋へと移動する佐天と初春のやりとりを見ていた。
御坂「新しいクレープ屋か……そういえば、最近あの部屋以外ではアイツと会ってないな……あ、新しい店をダシに……誘ってみようかな……///」ズルズルッ……
白井「あ、あの部屋!?部屋!?お、お姉様から殿方とのメイクラブの匂いがぁぁぁあああ!!!どこのどいつが奪ったのですの!?お姉様の世界遺産級の処」
バチバチィッ!!!!
御坂「そんでクレープを2人で食べて……公園でもブラブラ歩いて……そんで帰り際に……わー、これが青春ってヤツ?甘酸っぱいー///でも絶対無理ー///」イヤンイヤン
白井?「」プスプス……
294 = 1 :
佐天「……仲いい……のかな?一応……」
初春「白井さん、頭が雷様みたいになってますね。こないだストレートパーマあてたばかりなのに……」
御坂「ハッ!?……ま、まぁ、そんな事は置いといて……ホント、今何やってんのかしらね。アイツ……」
我に帰った御坂は、晴れ渡った空を見上げながら、あのツンツン頭の少年を思い浮かべる。
295 = 1 :
………………
第7学区 ボロアパート 小萌宅
インデックス「ゥ……ウゥ……」
小萌「シスターちゃん……」ナデナデ……
近代的な建物が数多く並ぶ学園都市にて、昭和の香りがするこのボロアパートは、19学区以外では珍しいモノである。
そんなアパートの一室にある、小萌の部屋では、インデックスが床に伏せており、小萌が心配そうに看病していた。
上条「インデックス……おい、神裂。例の、アイツを蝕んでいる魔術とかいうのは、まだどんなモノかわかんねぇのか?」
296 = 1 :
部屋の玄関口で、インデックスを心配そうに見ながら、上条はかつて敵対していた神裂への問いかける。
神裂「えぇ……インデックスと共に様々な術式を調べていたのですが……」
ステイル「あの子は倒れてしまったし、作業は更に難航している……正直お手上げさ」
赤髪の魔術師ステイルが、上条へと返答する。
敵対していた同士が、何故このようなことになっているのか。
話は24日深夜まで遡る。
297 = 1 :
7月24日 23時頃
銭湯
カポーンッ……
インデックス小萌「ほぇ~………」ダラ~
上条と逸れたインデックスは、途中、同じく銭湯へ向かっていた小萌と会い、無事に銭湯に着き、ゆったりしていた。
小萌「それにしても、シスターちゃん。こんな夜中に1人で銭湯に向かってたのですか?上条ちゃんは一緒じゃあ?」
インデックス「知らないんだよ!!いつの間にか居なくなって、おかげで小萌と会えなかったら行き倒れるところだったんだよ!!
帰ってきたら、全身まるかじりの刑に処するかも!!」
本人は、ただいま生死をかけた戦い真っ只中なのだが、それを知らないインデックスは、上条への怒りを露わにする。
298 = 1 :
小萌「むー。無責任に放り出す子じゃないですからねー上条ちゃんは。何かあったのでしょうか?事故にでもあってなければ良いのですが」
インデックス「とーまの不幸体質は、もはや神の域に達してるんだよ!!神に仕えるシスターである私を存外に扱う時点で、更に神罰が下るかも!!」ザバァッ!!!
上条の心配をする小萌を他所に、インデックスのヒートアップが止まらない。
余程、突然1人にされた事に憤慨しているのだろう。
突然、思い立ったように湯船の中から立ち上がる。
299 = 1 :
インデックス「大体とーまは、初対面で私の大事な修道服を破くわ、ここ数日のご飯は全部OKAYUだわ、少し私に対する対応が酷いかも!!
せめて、ドロドロしてない普通のお米ご飯が食べたい……ん……だよ……」フラァッ……
ザバァァァァアンッ!!!!
小萌「!?し、シスターちゃん!?」
食に対する改善を声高々に発するインデックスが突然、フラフラと湯船の中に倒れ、水柱が立つ。
神裂「い、インデックスゥゥゥゥゥウウッ!!!!!」ガララララッ!!!バンッ!!!
小萌「ヒャアッ!?」ビクゥッ!!!
300 = 1 :
インデックスが湯船に沈んだ瞬間。
突如、小萌が決して手に入れる事の出来ない、凄まじいスタイルを誇る黒髪長髪の女性が、隠すところも隠さず、慌てて銭湯の中へと入って来る。
神裂「インデックス!!しっかりして下さい!!クッ!!期限まではまだ時間があると思ってましたが!!まさかこんなにも早く進行しているとは……。
ステイル!!何してるんですか!?早く来て下さい!!インデックスを運びますよ!?」
女性は、何やら手に持つ札のようなモノへと叫ぶ。誰かを呼んでいるようだ。
みんなの評価 : ★★
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