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    元スレ上条「答えろよ……GANTZ!!」御坂「私の前に立つのなら……アンタも潰すわよ?」

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    みんなの評価 : ★★
    タグ : - とある魔術の禁書目録 ×2+ - GANTZ + - 上条 + - 御坂 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    701 = 1 :

    御坂「……しょうがないわよね……」スッ……




    御坂は、何かを覚悟したような表情を浮かべ、弓をコンパクトに折り畳み、腰のホルスターへと直す。





    御坂「東郷さん……『お願い』があるんだけど……」ブォォォオオッ!!!




    東郷「……何だ?」ブォォォオオッ!!!





    御坂は、バイクを走らせる東郷へと、声を掛ける。
    東郷は、そんな御坂の様子の変化を感じたのか、すぐに呼び掛けに応じた。





    御坂「……死なないでね?あと、余裕があったら他の皆を……あのウニ頭の男の子を助けてあげてね?」




    東郷「……了解した」



    702 = 1 :

    東郷の了承を得た瞬間。





    御坂「ありがとう……」バッ!!!





    御坂は、バイクの後部シートから飛び降り、高速道路へと降り立った。





    東郷「……」ブォォォオオッ!!!





    東郷は、それに見向きもせずに、更にバイクのスピードを上げて、上条達の列車を追いかける。




    御坂『お願い』を叶える為に。






    御坂「お願いね……東郷さん……」バチバチッ……



    御坂は、あっという間に離れていく東郷を見送りながら、静かに帯電を始める。

    703 = 1 :

    天使(獣)『ガァァァァァァァアアアッ!!!!』バッ!!!



    その瞬間、背後には、凄まじい速さで追いかけて来た天使が、御坂へと喰らいつく勢いで飛び掛かる。


    その身を形成する、青い液体で形作られた鋭い爪が御坂を襲おうとした瞬間










    バチバチバチバチバチバチバチバチッ!!!!!!









    第11学区の一画である高速道路の上で。


    青い白い電光が、派手な轟音と共に夜空を照らした。

    704 :

    天使(獣)『グッ……ガッ……』バチバチッ……バチバチッ……


    御坂「……私がわざわざバイクを降りた理由はね……二つあるの……」バチバチッ……




    強烈な電撃によりその身体を痺れさせたのか、天使は煙をあげながら、動けないでいる。



    それを見下ろすように、御坂が天使の側に立つ。




    御坂「一つはね。さっきまではバイクに乗ってたから、強めの電撃出せなくてさ。流石に分が悪いかなって思ってね……」バチバチッ……バチバチッ……



    天使(獣)『ガッ……ガァァァァァァァアアアッ!!!!』バッ!!



    痺れが取れたのか、再び天使が御坂へと飛び掛かろうとするも

    705 = 1 :

    バチバチバチバチバチバチバチバチッ!!!!!



    天使(獣)『ギャァァァァアアアッ!!!!』バチバチバチバチッ!!!



    再度、御坂の放った強烈な電撃で、身を焦がすことになる。




    御坂「二つ目はね。アンタが何者かわからないけど……私の勘がずっと叫んでんのよ。アンタは危険だってね。

    ……もう誰も『あの子』みたいに殺させやしない……だから……」




    御坂は、前回のミッションで死んでしまった、自分を姉と呼ぶ、自分そっくりの少女を思い出す。

    706 = 1 :

    自分に力が足りなかったから、あの子は死んでしまった。




    御坂は、あの夜以降、ずっと自分の弱さを悔いていた。







    御坂「だからアンタはここで私が全力で倒す!!もうこれ以上、一歩も先には進ませないわよッ!?」バチバチバチバチッ!!!




    今回だけでも、既に1人犠牲者が出ている。


    御坂は、もうこれ以上やらせまいと、天使の進行を全力で阻止しようとしていた。




    御坂「(矢はダメでも、電撃は効いてる……私ならコイツに勝てるッ!!)」




    天使(獣)『ギッ……ガッ…………』バチバチッ……

    707 = 1 :








    『……フフッ……ウフフッ……』






    御坂「ッ!?」ゾクッ!!





    御坂の電撃により、悶えている天使から突如。



    獣の唸り声では無く、ハッキリと人の。




    恐らく少年か少女か、或いは両方かの、無邪気な笑い声のようなものが聞こえてきた。

    708 = 1 :

    グチャアッ!!!!






    御坂「ッ!?な、何!?」




    そして次の瞬間、横たわる天使(獣)の頭上から、ブルーメタリックな液体が降ってきて、その身体を包み込んだ。





    ジュルッ……ジュルッ……




    御坂「な……何なのよ一体……」




    御坂の目の前では、青い液体が混ざり合い、グニャグニャと形を変えている。




    青い天使は、自らの身体を細かく分け、それぞれが統一された意思の元、ロボットを操っていた。





    現在、上条や御坂達が破壊したロボットは、全体の80%ほど。




    すなわち、役目を失った青い天使の身体の80%が、今この場に集まっている。






    無論、身体が元に戻るに連れて、力もそれに合わせて上がっていく。

    709 = 1 :












    天使(獅子)『フフッ……ウフフッ……』クスクスッ……









    混ざり合った青い液体の変形が終わり、目の前に現れているのは、先程より一回りは大きくなった獅子型の青い天使。



    しかし、先程までとは明らかに違うのは、今まではシルエットのようで、全身のっぺらぼうのような滑らかな体表だったモノが、凹凸の造形がしっかりと整い、彫刻のように神々しい姿となっている。






    3m以上の大きさの獅子のような身体。




    そして、その顔には、少年か少女の顔を模した、美術彫刻のような仮面。




    神々しさを感じ取れる威圧感。







    その全てが、御坂の恐怖心をフルに刺激する。

    710 = 1 :

    御坂「なんでだろう……何だか今……凄くママに会いたいな……」ガタガタッ……ガタガタッ……




    相対する御坂は、その身体を死の恐怖で小さく震わしながらも、天使の前に立ち塞がる。



    勝ち目があるかどうかはわからない。


    しかし、今逃げる事は出来ない。



    今自分が逃げれば、恐らく誰かが再び死ぬだろう。


    それも何人も。

    711 = 1 :

    御坂「上等じゃないの……私は学園都市の第3位なんだから……アンタなんかッ!!!この私がギッタギタに」バチバチバチバチバチバチッ!!!!



    御坂が己の士気を無理矢理にでも高めようとしたその瞬間







    ヒュンッ!!!



    グサァッ!!!!

    712 = 1 :

    御坂「して……や……痛っ……」ポタッ……ポタッ……




    御坂のわき腹辺りから、ポタポタと血が滴り落ちる。





    天使(獅子)『アハハッ……アハハハハッ……』ジュルッ……ジュルッ……






    不意に、獅子を象った天使の尾が変形し、鞭のようにしなやかに。

    尾の先端は槍の様に鋭く尖り、スーツを着ている御坂の身体を、容易く抉り取った。



    わき腹を抉られた御坂は、痛みに思わず膝をつく。

    713 = 1 :

    御坂「痛っ……ホンット……何なのよコイツはぁ……」



    抉られたわき腹を抑えながら、御坂は目の前の獅子を、涙目で睨みつける。


    どうやら、傷は浅いようだ。



    不意を突かれたとはいえ、決してその攻撃は遅くはない。


    更に、スーツの防御をある程度、貫通する攻撃。



    恐らく、先の田中星人のラスボスである、鳥人に近い実力だろう。



    御坂「一発でも当たったらアウトって考えといた方がいいわね……やるしかないかッ!!!」バチバチッ!!!



    傷を負った事で、逆に闘争心に火がついたのか。


    獅子の天使を前に、帯電を始める。

    714 = 1 :

    投下終了です。



    次回も引き続き御坂VS天使をお届けします。


    獅子型のイメージは、青い大きめのライオンに、その辺の天使像の、顔の仮面が付けられた感じでお願いします。

    715 :

    乙  マルコの顔が天使なのか、威圧感あるな   続き楽しみにしてる  

    716 = 1 :

    >>715
    まさか元ネタわかる人がいるとは……w



    いい画像があったので。こんな感じです。

    モデルになった、聖人マルコのライオンです。


    コレにこのライオンに、天使の仮面を付けた感じです。


    まだ羽と本はありませんが……その辺は後々ですね。

    728 :

    まだ4日しか経ってねぇだろ









    まだですか?

    729 :

    こんばんわ、1です。少々続きが難航してます。



    今日の夜か明日には、投下すると思います。少々お待ちを。



    PS.さっきワールド・ウォーZ見ました。迫力が凄まじいです。もうバイオ見れません。

    おかげでネタが腐る程湧いてきたので次ミッションから派手にいけそうです。
    こう御期待!!

    731 = 1 :

    こんばんわ、1です。


    予告通り、投下していきます。


    御坂VS天使の予定でしたが、その前に入れた話が長くなった為、予定変更です。


    >>717
    >>718
    タイマンでは、千手の方が断然上です。
    なんせ、田中のラスボスの鳥人すら御坂よりワンランク強い設定ですので。

    >>719
    ウフフフッ……

    >>720
    ありがとうございます!!引き続きどーぞ!!

    >>721
    >>726
    1もプリティヴィ・マータが最初に浮かびましたw
    でも、アラガミ勢は、使うとしてもまだ早いので……

    >>722
    1は皆が皆、無双するのは大嫌いです。てか無双シリーズが苦手です。
    無双するのは1、2キャラだけで十分です。

    >>723
    >>724
    まぁ、禁書世界にGANTZがあったら。って話なので。
    基本、人間より星人達が強いのは確実ですからねぇ。

    >>725
    え?出ますよ?(ゲス顔)

    >>730
    ワールド・ウォーZ面白いですよ。ゾンビ映画ですけど、血やグロさはほぼ無しのジェットコースターみたいな派手なアクション映画です。

    CMとかPVで出るゾンビの雪崩や、イスラエル戦はマジで一見の価値アリです。
    あの映画のゾンビなら、確実に一週間以内に人類絶滅しますね。強すぎる。





    732 = 1 :

    02:00




    第11学区→第23学区 列車移動中






    『排除する』

    『排除する』

    『排除する』




    上条「だぁぁぁああっ!!!しつけぇぇぇぇええっ!!!どんだけいるんだよこのロボット達は!!」バキィッ!!



    天井「それでも数は確実に減っている。無限に沸く訳ではないんだ。ゴールはそう遠くないさ」ギョーンッ!!ギョーンッ!!




    絶え間無く続く列車上でのサニー達との戦いは、場所を変え、外との物資搬入・搬出の玄関口である第11学区から、空港や、航空・宇宙関係が盛んな第23学区へと差し掛かろうとする




    ここで、ある一つの問題点が浮かび上がる。

    733 :

    続き楽しみですー

    734 = 1 :

    偏光能力「おいッ!!この列車、一般の線路走ってんぞ!?ここままじゃやべーんじゃねぇか!?」ギョーンッ!!ギョーンッ!!



    上条「何だって!?……そうか……23学区に入った事で、路線が重なって……おい天井ッ!!速くこの列車を止めねーと」


    天井「そうだな……一般人がどうこうよりも、私達の存在が露見する危険がある」



    先ほどまで、運搬用の路線を走っていた列車が、第23区に入った事で、通常の電車も走る路線に入ってしまったのだ。

    735 = 1 :

    学園都市の電車やバスなどの交通機関は、基本的に全自動で、運転手を必要としない。


    更に、科学者達が使用する為、電車などは深夜も運行している。



    つまり、この走っているハズの無い列車が線路内にいる事で、一般の電車との衝突の危険があるのだ。






    ドォォォォォォォオオオオンッ!!!!!



    ガシィッ!!!


    リーマン「ッ!?ひ、ヒィィィィイイイッ!!!!」グググッ!!!



    突如、リーマンの足元のコンテナからサニー達が飛び出し、リーマンの身体中にしがみつく。

    736 = 1 :

    上条「ッ!?オッサンッ!!」




    サニーs『お前達は危険だ。排除する』グンッ!!!



    リーマン「嫌だッ!!嫌だァァァァァアアアッ!!!!」グンッ!!!



    そして、サニー達はそのままリーマン毎、列車から飛び降り、遥か下の23学区へと落下していった。








    ア"ア"ア"アアアァァァァッ…………






    グシャアッ!!!

    737 = 1 :

    上条「ッ!?クソッ……」グッ……




    グシャリと落下音が聞こえ、思わず上条が目を背ける。



    この高さ、既にスーツの耐久をかなり減らしていたのだろう。
    第23学区の地面には、壊れたサニー達と共に、壊れたリーマンの身体が見えた。











    ドォォォォォォォオオオオンッ!!!!





    偏光能力「ッ!?オイ上条ッ!!!」




    上条「ックソ!!次は俺か!!」


    サニーs『排除する』ガシィッ!!







    次に上条の足元のコンテナから、サニー達が飛び出してきた。

    およそ30体程のサニー達に囲まれ、上条は一気に窮地へと追い込まれる。

    738 = 1 :










    ブォォォォォオオオッ……






    上条達を乗せて走る列車の頭上。





    学園都市の23区を一望出来る高速道路からは、高速で走る何かの音が響いていた。

    739 = 1 :

    偏光能力「オイやべぇぞアイツッ!!!」ギョーンッ!!ギョーンッ!!!


    天井「捨てるにはもったいない男だが……コチラも手いっぱいだ」ギョーンッ!!!ギョーンッ!!!



    上条の救出を行おうにも、二人の周りにもサニー達が群がり、自分の身を守るのに精一杯である。






    上条「ウォォォオオオオッ!!!!」ブンッ!!ブンッ!!!



    サニー900『モルスァッ』バキィッ!!!



    サニーs『排除する。排除する』グググッ……





    グローブによって強化された拳で、自分にしがみつくサニー達を振り払おうとするも、サニー達はしっかりと上条にしがみついている。



    先ほどのリーマンのように、自分達もろとも列車から上条を落とすつもりなのだろう。

    740 = 1 :

    上条「クソッ!!離せよ!!テメェ等なんかに殺されてたまるか!!!」グググッ!!!



    上条は必死に抵抗するが、20体近くのサニーに余すところ無くしがみつかれては、流石のスーツも太刀打ち出来ない。




    サニーs『排除する。お前は危険だ』ズルッ……ズルッ……



    サニー達はしがみついたまま、ゆっくりと上条を列車の外へと引きづって行く。



    捨て身の手段。玉砕戦法<バンザイアタック>だ。

    如何に相手が弱い個体でも、それを防ぐ事は何よりも難しい。

    741 = 1 :

    偏光能力「マジかよ……マジでヤベェぞッ!!!オイ!!上条!!」



    上条「クソォッ!!クソォォォォォオオオッ!!!」ズルッ……ズルッ……



    なす術の無い上条の断末魔が、列車上に響き渡る。











    ブォォォォォオオオッ……



    ギョーンッ……ギョーンッ……ギョーンッ……




    その時、何処からかバイクの走行音と、Xガンの発射音が聞こえてきた。

    742 = 1 :

    3




    天井「ッ!?」ピッ!!



    その音を聞いた天井は、真っ先にデバイスを取り出し、レーダーを確認する。



    天井「……フッ……どうやら彼は、中々楽に死ねない運命のようだな……」ニィッ……





    2




    偏光能力「上条ォォオオッ!!!」ギョーンッ!!ギョーンッ!!!



    偏光能力が、自身も敵に囲まれながらも、上条にしがみつくサニー達へとXガンを発射する。








    ブォォォォォオオオッ!!!!



    同時に、バイクの走行音がドンドン列車へと近づいて来る。

    743 = 1 :

    1





    上条「クソッ……インデックス……どうかお前は無事で……」グググッ!!!



    サニーs『排除する。排除する』ズルッ……ズルッ……




    サニー達は、上条を列車の端まで上条を引きづり、あと数秒で上条と共に落下するだろう。



    その先に待つのは、確実な死である。






    ブォォォォォォォォォォオオオッ!!!!!




    ギョーンッ!!ギョーンッ!!!ギョーンッ!!!ギョーンッ!!!!ギョーンッ!!!!!




    再びバイクの走行音とXガンの発射音が、上条達の頭上から聞こえてくる。




    その頭上には、高速道路が。










    0





    天井「騎兵隊のご到着だ」

    744 = 1 :

    ブォォォォォォォォォォオオオンッ!!!!!





    次の瞬間、高速道路から列車へと、バイクのようなモノが落ちてきた。





    宙を走るバイクの落下地点は、丁度列車の上へと予測できる。








    サニーs『排除す』キィィィインッ!!!


    ドォォオンッ!!!

    ドォォオンッ!!!

    ドォォオンッ!!!




    同時に、上条にしがみつくサニー達の数体が、突然爆発し始める。
    突然の事に、サニー達はホンの一瞬だけその拘束を弛めた。

    745 = 1 :

    上条「ッ!?ウォォォオオオオッ!!!!」ブンッッ!!ブンッ!!!



    サニー901-914『ッ!?』グラァッ……



    その瞬間を逃さず、上条は全力でしがみつくサニー達を振り払おうと暴れ出す。



    それにより、しがみついていた半分程のサニー達が、バランスを崩し、列車から落ちていった。






    -1




    サニー915-917『排除す』キィィィインッ!!!



    ドォォオンッ!!!

    ドォォオンッ!!!

    ドォォオンッ!!!



    再び上条へとしがみつこうとしたサニー達の数体が、突然爆破する。


    どうやら、偏光能力が撃ったXガンに命中した個体達のようだ。

    746 = 1 :

    -2




    上条「ハァッ、ハァッ……し、死ぬかと思った……ッ!?ヤベッ」


    サニー918-930『排除する。排除する』ダンッ!!



    拘束が完全に解かれ、思わず力を抜いた上条に、再度10体以上のサニー達が飛びかかる。


    しかし



    サニー918『排』ドォォオンッ!!!

    サニー919『徐』ドォォオンッ!!!

    サニー920『す』ドォォオンッ!!!

    サニー921『る』ドォォオンッ!!!

    サニー922『モルスァッ!!』ドォォオンッ!!!



    再び誰かが撃ったXガンが、数体のサニーを爆破する。

    747 = 1 :


    上条「ッ!?ウォォォオオオオッ!!!」ブンッ!!!



    数体が破壊された事で、体勢を整える事の出来た上条が、サニー達を拳で迎え打つ。

    どうやら、ようやく窮地を脱出したようだ。




    ブォォォォォオオオッ!!!!


    ドンッ!!!
    サニー923『』グシャアッ!!!


    キキキキィィィィィイイイッ!!!!




    そして、頭上の高速道路から落ちて来たバイクが、列車へと着地する。
    ついでに、落下地点にいたサニーを潰したようだ。

    748 = 1 :

    上条「ハァッ……ハァッ……アンタだよな?最初にアイツ等を撃ったの……助かったよ、本当にありがとな……」ゼェッ……ゼェッ……





    周囲のサニーを殲滅し終えた上条は、肩で息をしながら、バイクの運転手に礼を言う。





    上条は思った。




    やはりこの男は只者ではなかったと。










    東郷「……問題無い。自分は約束を果たしただけだ」






    目の前には、スーツを着ていないにも関わらず、未だに生き延びているあの男が居た。

    749 = 1 :

    上条「ホント何者なんだよアンタ……スーツも着てないのによく生きてたな……」


    東郷「……俺の事はどうでもいい。それより、身体はまだ動くか?」



    上条「?あぁ。上条さんはまだまだ倒れたりしません事よ?」



    東郷の問いに、上条は問題無いと答える。



    東郷「そうか……それなら後ろに乗れ。お前には手伝ってもらう」ブォンッ、ブォォンッ……


    東郷は、バイク進行方向を列車の後部へと変え、上条に同伴を求める。



    上条「いいけど……何を手伝うんだ?ていうか御坂は?アイツは一緒じゃないのか?」


    上条は、東郷と共に居たハズの御坂の行方を聞く。

    750 = 1 :












    東郷「……約束を果たしに行く。ツンツン頭の少年と、『他の皆を』……この『自分以外のメンバー』を助けるという約束を……」ブォンッ……



    東郷は、上条へと振り返る事もせず、バイクを起動させる。









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