元スレ上条「答えろよ……GANTZ!!」御坂「私の前に立つのなら……アンタも潰すわよ?」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
551 :
こんばんわ、1です。
今日もゆたりと投下していきます。
昨日は上条サイドで終わったので、御坂サイドをお届けします。
>>541
まぁ、映画のノーマルロボくらいの身体能力ですね。本物の『サニー』よりは、かなり劣ります。
>>542
常に激戦記録を更新して行きたいモンですねぇ。
>>543
これ以上無いくらい御坂さんとは相性いいでしょうね。敵がロボだけならね……w
>>544
まぁ、一応上限はありますが、ロボの数は余裕で補える感じですね。
>>545
イメージとしては、走るゾンビをロボに変えた感じですかね。一体一体はそこまで驚異にならなくても、集団だとキツイみたいな。
>>546
GANTZは色んな映画や物語を参考にしてますからね。>>1はモロパクりですがw
>>547
EXAわからない……
>>548
点数は、その内わかります。
>>549
ありがとうございます!!励みになります!!
>>550
へ?
552 :
ターミネーターで何故か勝手に映画版の黒服を想像してた
553 = 1 :
<『サニー』襲撃前>
学生「……じゃあ何か?これから俺たちには、その宇宙人達と戦ってもらいます、って事か?」
御坂「宇宙人というか、星人ね。……どうやら今回は勝手が違うみたいだけど」
新しいメンバーに、GANTZの説明を終えた御坂。
リーマン1「……プッ……」クスクス
リーマン2「えっと……それはお嬢ちゃんが考えた話なのかな?お嬢ちゃん漫画とかが好きなの?」クスクス
学生「全く……これだから中坊は……これが中二病ってヤツか……」ハァッ……
554 = 552 :
あっ……(察し)
555 = 1 :
説明を聞き終えて、全く話を信じずに、御坂を嘲笑する者。
JJ『うーん……中々奇妙な話だが……やはり、そう簡単には信じ難いな』
関心を持つも、どこか信じ切れない者。
東郷「…………なるほど…………」チャキッ……
信じたのか。もしく銃を調べていた為に、そもそも話を聞いていたのかすら、わからない者。
反応は様々だった。
556 = 1 :
御坂「ハァッ……まぁ、そうすぐに信じてもらえるとは思ってなかったけどさ……でもすぐにわかるわよ。
スーツさえ着てれば即死は無いと思うけど、警戒だけはしててよね」
確かに、こんな突拍子もない事、すぐに信じられる訳が無い。
そう思ってたからこそ、御坂は何より先に、全員にスーツを着させていた。
万が一、敵の奇襲にあっても、命が助かるように。
御坂「とりあえずレーダーで敵を……って東郷さん?スーツは?」
東郷「……置いてきた。自分には必要ない」カチカチッ……
東郷は、Xショットガンのスライドグリップの動かしながら、御坂に答える。
557 = 1 :
御坂「ちょっ……もぉ……絶対着るか持って来てくださいって言ったじゃ無いですか!!あぁ……頭痛い……」ピッ
嘆きながらも、御坂はレーダーを確認する。
御坂「……何よコレ……残り時間が変だし……それに反応が多すぎる……」
レーダーに映っていたモノ。
それは、カンストした残り時間と、一ヶ所に何十にも重なった青い反応である。
御坂「どういうこと?やっぱりいつものミッションとは違うの?」
ズゥゥゥゥゥウウンッ……
御坂「ッ!?何?今の音」
リーマン1「何だ?地震かぁ?」
突如、駅内の何処からか、大きな音が鳴り響いた。
558 = 1 :
御坂「…………反応が更に増えてる……どういう事?」
再度、レーダーを確認したところ、先ほどより敵の反応が増えている。
ズゥゥゥゥゥウウンッ……
ズゥゥゥゥゥウウンッ……
御坂「まだ増える……しかもドンドン近づいてる……音と一緒に……」
学生「オイオイ……何が起こってんだ?」
ズゥゥゥゥゥウウンッ!
ズゥゥゥゥゥウウンッ!!
御坂「あと300mくらい……ッ!?反応のすぐ近くに3人の反応……」キョロキョロッ
御坂が思わず辺りを見回すと、前回の生き残り組3人が、いつの間にか居なくなっている。
反応の方角を見ると、かなり離れた所で、銃を構えた3人が微かに見えた。
559 = 1 :
御坂「あんの…バカ男共ッ!!また勝手に別行動してぇ!!!」プルプルッ……
特に、前回単独行動をして、酷い目にあったあのウニ頭の想い人に、御坂は憤慨する。
ドォォォォォォォォォォォオオオオオオンッ!!!
ドォンッ!
ドォンッ!!
バキィッ……
御坂「キャッ!?……まさか……向こうはもう始まってるの!?」ピッ!!
御坂が再度レーダーを見ると、向こうの3人の周りの青い反応が、凄まじい勢いで減っていくのがわかった。
恐らく、あの3人が奮闘しているのだろう。
もっとも、敵の数はその勢いを超えて、更に増え続けているが。
560 = 1 :
御坂「……向こうである程度数を減らして貰うしか無いわね……こっちは初心者ばかりだし……」
戦闘経験者3人。しかも1人は天井だ。
そう簡単にやられる事は無いだろう。
ズゥゥゥゥゥウウンッ!!!!!
ズゥゥゥゥゥゥゥゥウウンッ!!!!!
後ろ側のコンテナから響く音は、すぐそこまで来て居る。
御坂「皆!!列車のコンテナから離れて!!来るわよ!?」バッ!!
御坂が、線路から駅のホームへと飛び上がる。
561 = 1 :
東郷「」バッ!!
JJ「Wha'ts it!?」バッ!!
学生「ちょっ!?何なんだよ一体!!」バッ!!
御坂の叫びと共に、3人が素早くホームに上がる。
サラリーマンの2人は、状況がわからず未だコンテナの側にいる。
御坂「何してんのよ!!早くこっちに!!すぐそこまで来てるのよ!?」
リーマン2「はぁっ!?」メキィッ……
リーマン1「来る?来るって一体何が」メキメキメキィッ……
ドォォォォォォォォォォォオオオオオオンッ!!!!!
次の瞬間、リーマン達の背後のコンテナを突き破り、無数の白い腕が飛び出した。
562 :
リーマンズ…
563 = 1 :
ガシィッ!!!
リーマン1「へ?……うぉああああああああっ!!!!」グイッ!!!!
サラリーマンの1人が、その白い腕達に掴まれ、人1人分程の穴から、なす術も無くコンテナの中に連れ去られる。
リーマン1「な、何だこいつ等ァァアッ!!!く、来るな!!来るなァァァアアアアッ!!!」バキッ!!バキィッ!!!
コンテナの中から、機械の破壊音のようなモノが聞こえてくる。
どうやら中で、男が暴れているのだろう。
スーツを着ているので、大抵の星人クラスならば、肉弾戦でも有利に戦える。
しかし、今回は数が多すぎる。
しかも狭い空間での密室。
つまり
564 = 1 :
リーマン1「ひっ!?ひぎゃぁぁァアアアアアアアア"ア"ア"ア"ア"ア"ッ!!!ォア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ッ!!!!」ドォンッ!!ドォンッ!!!ドォンッ!!!!
グチャッ!!!
グチャッ!!!ゲチャッ!!!グチョッ!!!
御坂「ッ!?……クッ……」グッ……
連れ去られた男の断末魔が途絶え、辺りに生々しい音が響くと、御坂は顔を背ける。
565 = 1 :
学生「な……何だよ……コレ……」ガタガタッ……
JJ「……Jesus……」
東郷「…………」
ホームの上の3人は、その異常な光景に、目を奪われる。
リーマン2「ひ……ヒィッ……」ガタガタッ……
御坂「ッ!?何してんのよ!!早く!!早くそこから逃げて!!!」
腰を抜かしているリーマン2に、御坂が喝を入れる。
リーマン2「そ、そんな事言われても……腰が……」ガタガタッ……
ガシィッ!!
リーマン2「ヒッ!?」バッ!!
サニーs『『『『『お前達は危険だ』』』』』
566 = 1 :
何かに腕を掴まれたリーマン2(以下リーマン)が後ろを振り向くと、そこにはリーマン1の返り血で真っ赤に染まったロボット『サニー』達が、無表情でリーマンの腕を掴んでいた。
御坂「ダメッ!!コンテナの中に引き込まれる前に、早く振りほどいて!!スーツを着てるなら、何とか抵抗出来るハズだから!!」
御坂がリーマンへと叫ぶが、リーマンはパニックになり御坂の言葉は届いていない。
御坂「クッ!!こうなったら私の電撃で……」バチバチッ!!
御坂が、リーマンのスーツの耐久をある程度犠牲に、リーマンを救おうと、帯電を始めた瞬間
567 = 1 :
チャキッ……
ギョーンッ!!ギョーンッ!!ギョーンッ!!!ギョーンッ!!!!ギョーンッ!!!ギョーンッ!!!!
御坂「ッ!?えっ!?」バッ!!
東郷「…………」スッ……
御坂の背後から、東郷が計7発ものXショットガンを、リーマンを掴むサニー達へと躊躇無く撃った。
568 = 1 :
3
御坂「ちょ、ちょっと!!何勝手に撃ってるんですか!!」
2
東郷「……何故撃ってはいけないんだ?」
1
御坂「あのねぇ!!あんな揉みくちゃにされた状態で撃ったら、あの人に当たるかもしれないでしょ!?
しかもあんなに連射して!!いい!?この銃はねぇ!?」
御坂は、勝手に撃った東郷へとくってかかる。
前回、天井が起こした惨劇を思い出したのだろう。
0
569 = 1 :
サニー『『『『排除す』』』』キィィィイインッ!!!
ドォンッ!!
ドォンッ!!!ドォンッ!!!
ドォンッ!!!ドォンッ!!ドォンッ!!!ドォンッ!!!!
パラパラッ……
御坂「…………へ?」パチクリ
しかし、次の瞬間、リーマンを掴んでいたサニー達は、次々に爆発し、バラバラに弾け飛ぶ。
リーマン「ヒッ!?ヒィィィイイイッ!!!!」ダッ!!!
解放されたリーマンは、必死でコンテナから離れ、ホームへとよじ登って来た。
どうやら、Xショットガンによる、スーツのダメージは無いらしい。
570 = 1 :
御坂「え……えっとぉ……アレ?」アレェ?
東郷「……この男に当てなければ問題無い。さぁ、次はどうすればいいんだ?」スッ……
東郷は、静かにコンテナへと指を差す。
『『『排除する』』』 『『『排除する』』』ギギギギギギギギィィィィイイイッ…………
そこには、コンテナの鉄の壁をひん曲げながら、外へと出てこようとするサニー達の姿があった。
571 = 1 :
御坂「ッ!?と、とりあえず、迎撃するわよ!!数は多いけど、あの程度なら私が大体何とかするから、皆は私が取りこぼしたヤツを倒して!!」バチバチッ!!!
東郷「…………」ジャキッ!!
御坂の帯電と共に、東郷は静かにXショットガンを構える。
JJ『驚いた……日本のソルジャーは優秀なんだな』バッ!!
スーツの上に、空手着外人のJJは、ファイティングポーズを取る。明らかに空手の構えではないのだが、そこは置いておこう。
学生「くそぉ……わけわかんねぇ……何で俺がこんな目に……」ボゥッ!!
学生は、能力者だったのか、左手に炎の玉を作り出す。レベル3の上位と言ったところか。
ギギギギギギギギィィィィイイイッ!!!!!
そして遂に、コンテナの穴が大きく開ききった。
572 = 1 :
サニー1『排除する』ザッ!!
サニー2『排除する』ダンッ!!
穴からは、次々と同じロボットが出てきては、御坂達のいるホームへと勢いよく飛び上がってくる。
どうやら、身体能力に関しては、ガンツスーツには遠く及ばないものの、人間を大きく上回るようだ。
バチバチバチッ!!!!
サニーs『』ドシャァッ!!!
御坂「その程度?舐めんじゃないわよ!!」バチバチッ!!
!
しかし、サニー達は次々に御坂の電撃に迎撃されていく。
どうやら、元の身体がただのロボットの為、防御は比較的脆いらしい。
573 = 1 :
『排除する』
『排除する』
『排除する』
しかし、サニー達はそこら中からうじゃうじゃと湧いてくる。
どうやら、この駅に存在していたサニー達は、全て操られてしまったようだ。
御坂「ッ!?多すぎる……いくらなんでもコレは無いわよ!!」
目の前の列車に積み込まれていただけでも、天井曰く500体。
駅内の他の列車や、大きなトラックなど、全てに積まれていたと仮定するならば、その数は1000-2000と膨れ上がるだろう。
『『『『『お前達は危険だ』』』』』
『『『『『排除する』』』』』
圧倒的な数の暴力が、GANTZメンバー達に襲いかかる。
574 = 1 :
投下終了です。
とりあえず、1人脱落です。
とりあえず、東郷さんは原作並の強さにしてます。
自衛隊ってすごい!!と、>>1は思いました。
ちなみに、敵は取り憑かれてる『ロボット』では無く、あくまで『天使』です。そこんとこお忘れ無く。
それでは、また次回に!!
575 :
1乙
リアルタイム遭遇初だったけど、テンション上がるわw
576 :
乙 面白かった 続きを待つ!
577 :
EXA見た奴いる?
赤ん坊の洪水を思い出したわw
578 :
超乙です
>ちなみに、敵は取り憑かれてる『ロボット』では無く、あくまで『天使』です。そこんとこお忘れ無く。
つまり、天使に止めを刺した人、つまり最後の一体を倒した人に、天使一体分の点数ってことですか
579 :
乙
映像化するとすごいキモい光景なんだろうなw
580 :
>>578
汚いさすがガンツ汚い
581 :
東郷は原作で2km先のビルとビルの隙間を撃ち抜いてたな 近づけさせなければ無双だ
582 :
>>581
ねぇよそんなシーン
583 :
>>581
それ原作は原作でも、デューク東郷じゃね?
584 :
こんばんわ、1です。
いやー、バトルパートに入ると書くの早くなりますねーw
てことで、今日もゆたりと投下していきます。常連の方も、初めての方も、楽しんでくれれば幸いです。
>>575
ありがとうございます!!やる時は基本、19時~23時くらいに投下してるので、ヒマな時はどーぞ。
>>576
ありがとうございます!!励みになります!!
>>577
EXA見たことないんですよねー。まさか既に似たモノがあるとは。
>>578
>>580
んー……どーでしょうw
>>579
アイロボットを見ればより明確にイメージ出来ると思います。
>>581
>>582
>>583
多分、東郷さん違いでしょうね。まぁ、GANTZの東郷さんはモデルがゴルゴですが。
585 :
モデルというかあれはオマージュらしいよ
てか、砂皿さんの出番はなし?ステファニーコンビが見たかったな……
586 = 1 :
御坂達が、大量のサニーに攻められている頃
01:20
御坂達の近くの列車から600mほど離れた駅線路内
上条「ウォォォォォオオオオッ!!!」ブンッ!!ブンッ!!
サニー145『』グシャァッ!!!
サニー146『』グシャァッ!!!
上条は、GANTZのグローブとブーツによって上昇した身体能力と攻撃力によって、サニーを格闘で破壊。
偏光能力「オラオラオラオラァッ!!!」ギョーンッ!!ギョーンッ!!ギョーンッ!!!
サニー147-150『』ドォォォオンッ!!!
偏光能力は、Xガンによって片っ端からサニーを爆破。
天井「…………」カチッ!!
サニー151-170『』ドォォォォォォォォォォォオオオオオオンッ!!!!!
天井は、100点武器であるZガンによって、まとめてサニー達を跡形も無く圧殺。
587 = 1 :
流石、死線を潜って来たと言うべきか、三人の前には人型ロボットの群れなど、そこまでの驚異では無かった。
といっても、現在170体中、100体程と、殆どは天井が倒しているのだが。
上条「ハァッ、ハァッ、ちょっとは数も少なくなったか?」
天井「フッ……まだまだ。さっきとは比べ物にならない程に増えているぞ?」ピッ
天井がデバイスを開くと、その画面には駅の敷地内を埋め尽くす程の、青い反応が出ていた。
588 = 1 :
偏光能力「クソッ!!いくら何でも多すぎだろうが!!」
天井「唯一の救いは、一体一体はそこまで強くない事だな。
まぁ、ある程度の集団で来られても、君たちなら対処出来るだろうが……ん?」
サニー達の波が一旦止まった今。
天井が何かを見つける。
天井「何だあれは……ロボットでは無いようだが……人でもあるまい」ジッ……
天井が、列車コンテナの周辺。
サニー達の残骸の中に、奇妙な人影を見つける。
589 = 1 :
ジュルッ……ジュルッ……
上条「何だアレ……壊れたロボットから液体が流れてきてる……オイルか?」
偏光能力「オイルしちゃあ、えらく粘度がある。まるで鉛みてぇな……アレがもしかして……」
液体は、人影へと向かって流れ、人影はそれを足元から吸収しているように見える。
そして、天井がデバイスで確認する。
天井「……どうやら、アレがロボットを動かしている大元……『天使』のようだな。
周囲のロボット達の反応が消えて、あの人影の分だけ残っている」ピッ
590 = 1 :
天使『…………』ジュルッ……ジュルッ……
溶けた鉛のような、粘度の高い液体で構成された、ブルーメタリックな青い身体。
身体の大きさは、小学生低学年ほどであろうか。とにかく小柄だ。
駅内の明かりに照らされたソレは、ただ人型の形を取るだけで、顔の部分に凹凸もなく、まるでのっぺらぼうのようだ。
ただし、目だけはあるようで、その部分は、青い身体に赤く発光しているのが見える。
それは、サニーの胸の辺りで光っていた赤い発光と似ていた。
591 = 1 :
天使『……お前達は危険だ。排除する……』
先ほどのサニーのような機械的な音声では無く、幼い少年と少女の声を重ね合わせた様な透き通った声が、天使から発せられる。
この天使が賛美歌や聖歌を歌えば、それはそれは心癒される歌声となるだろう。
決してそれを今、聞く事はないだろうが。
天使『』グニャァッ……
メキメキメキィッ……
突如、天使の右手が形成を崩し、鋭利な剣のような形へと変形していく。
592 = 1 :
上条「ッ!?オイ、何かアイツの右手……」
天井「なるほど……あの液体金属のような身体は、自由に変形させ、硬化も液化も思いのままという事か。ヤツは、全身凶器のようなモノだな」チャキッ
天井が、Zガンを天使へと構える。
天使の近くには、上条が立っている。
上条「ッ!?オイ、天井!!ちょっと待」
天井「先手必勝というヤツだ。精々、早めに終わってくれ」カチッ!!
天使『排除す』
ドォォォォォォォォォォォオオオオオオンッ!!!!!
上条「おわぁっ!!」ドォォォォォォォォォォォオオオオオオンッ!!!!!
偏光能力「クッ!?」ブワァァァァアアアッ!!!
593 = 1 :
天井「…………」カチッ!カチッ!!カチッ!!!
ドォォォォォォォォォォォオオオオオオンッ!!!
ドォォォォォォォォォォォオオオオオオンッ!!!!
ドォォォォォォォォォォォオオオオオオンッ!!!!!
……パラパラッ……
天井がZガンのトリガーを引いた瞬間、天使の周囲5m程に、真上から円形の柱で叩きつけたような、綺麗なクレーターが出来た。
そして、追い討ちをかける様に、更に何発も撃ち続ける。
攻撃を終えたクレーターの中には、天使を象っていた青い液体金属が、薄く広がっていた。
594 :
液体金属ってどう倒せばいいんだろうな
595 = 1 :
天井「さて……これで終わりならば、天使とやらも可愛いモノだが……」スッ……
天井がZガンを下ろし、デバイスを確認する。
敵を示す青い反応は、相変わらず、そこら中から出ているが、あのクレーターの液体からは出ていない。
天井「……フンッ……『神』とやらも、この程度か……過剰に警戒し過ぎていたな……」スッ……
デバイスを直し、天井はクレーターに背を向ける。
596 :
天井さんそれフラグ!フラグうううううう!!
597 = 1 :
上条「馬鹿野郎ッ!!人の近くであんなデカイもん使うんじゃねぇ!!上条さんも最後には怒りますよホント!?」
天井「何を言う。先手必勝は戦いにおいて基本的な事だ。君が油断していたのが悪いのさ」
Zガン照射地点の比較的近くに立っていた上条は、天井にありったけの文句を言うが、天井の生き残る上での正論に、言い返せなくなる。
ジュルッ……ジュルッ……
その時、天井の背後のクレーターの中に、サニー1体分操る程の、液体が流れ込み、反応が無くなった液体と混ざり合う。
ジュルッ……ジュルッ……
598 = 1 :
上条「大体お前はなぁ!!少しは助け合う心ってモンを」
天井「助け合うも協力し合うも、利用し合うも結果としては同義だ。用は、互いの利益に繋がればそれでいい。
この闘いは、生き残る事が全てだ。違うかい?上条くん」
上条と天井は、未だに言い合っている。
偏光能力「おーおー、お前等まだ終わってねぇんだぞ?オイ……」ハァッ……
天井がこれだけ、ミッション中に敵以外に構う事は滅多に無い。
余程安心したのだろう。
かつて、ひょうほん星人に見せられた、『神』に与する敵を倒せた事に。
599 = 1 :
上条「その利用って言葉がお前は」
ズシュッ!!!
天井「……なっ……」ドクドクッ……
突如、上条と言い合う天井の脇腹辺りに、スーツを無視するように、刃物が突き刺さる。
天井「グッ……貴様、何故……」ドクドクッ……
天使『お前は危険だ。排除する』グググッ……
天井が背後を振り向くと、そこには先ほど倒したハズの、青い天使の姿があった。
自分の脇腹に、右手で作られた剣を刺した状態で。
600 = 1 :
偏光能力「ウォォォォォォォオオオッ!!!」ブンッ!!
天使『ッ!?』バッ!!
偏光能力が、ガンツの刀を振りかぶり、天使へと斬り降ろすと、天使は天井から右手の刃物を抜き去り、それを回避した。
天井「グッ……」ザッ!!
思わず、天井は膝をつく。
上条「天井!!大丈夫かお前!!」
天井「なに……脇腹を少し刺されただけだ……問題ない……」ビリッ!!グググッ!!
天井は、いつも羽織っている白衣を破り、脇腹の傷を塞ぐ。
みんなの評価 : ★★
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