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    元スレ食蜂「好きって言わせてみせるわぁ」

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    801 = 1 :

    食蜂「あの、すみませーん」パタパタ

    通りがかり「どうしました?」

    食蜂「そこで写真を撮っていただきたいんですけれど、お願いしていいですか?」

    通りがかり「あぁ、ええ、構いませんよ」

    食蜂「ありがとうございます。さ、上条さん」

    上条「あ、あぁ」

    通りがかり「お二人とも、もう少し左に寄っていただけますか? ちょうど背景にキリンが入りそうなので」

    食蜂「了解でーす」ムギュウ

    上条「ちょ、食蜂さん、くっつきすぎですよ!?」

    食蜂「端で切れたら台無しでしょ? すぐに終わるんだから固いこと言わないのぉ」

    上条(いや、でも、腕に、柔らかいものがですね///)ドキッ

    通りがかり「いやぁ、お二人とも仲睦まじいですね」

    上条「あの、いや、俺たちは――」

    食蜂「そう見えるんなら、すごく嬉しいですぅ」パア

    上条「お、お前なぁ」アセアセ

    通りがかり「あぁ、お二人ともすごくいい表情ですね。それじゃあ撮りますよ、ハイ――」


    ――パシャッ!

    802 = 1 :

    上条「どうも、ありがとうございました」ペコ

    通りがかり「いえいえー」ヒラヒラ

    食蜂「…………」ンー

    上条「いやー、いい写真つーか、らしい写真が撮れたな」

    食蜂「……らしいといえば、らしいのかもしれないけど」ムゥ

    上条「お前のこんなびっくりした顔初めて見たかも」

    食蜂「だ、だってぇ、まさかキリンが間に割り込んでくるだなんて……」

    上条「なぁに、まだまだ回る場所はたくさんあるさ。行こうぜ、食蜂」スッ

    食蜂(……あ……手)

    食蜂「うん、そうね。いっぱい楽しまなきゃ損だものね」

    803 :

    上条「っと、ここはふれあい広場か、まぁ定番っちゃ定番なんだが」

    食蜂(ふぅん、柵の中に小動物を放してるのねぇ)

    食蜂「……あの柵ずいぶん背が低いけど、飛び越えて逃げてっちゃったりしないのかしら」

    上条「係員の人もいるし、慣れてるから平気だとは思うけど」

    上条「ハムスターはともかく兎は楽々超えられそうだな」

    上条「と、それはともかく、どうする?」

    食蜂「……そうねぇ、可愛いし、やってみたい気持ちはあるんだけど」

    食蜂(か、噛みつかれないかしらぁ)ビクビク

    804 = 1 :

    係員『さぁ、どうぞ触ってみてください。あまり強く抱きしめるとびっくりしちゃうので気をつけてくださいねー』


    上条「……おい、おい食蜂」

    食蜂「な、なにかしらぁ?」オドオド

    上条「いや、そんなに距離取らなくても大丈夫だぞ? こんなにちっこいんだし」

    食蜂「で、でも、落としちゃったりしたら大変だしぃ」

    子兎「…………」ヒクヒク

    上条「赤ちゃんウサギだから片手でだって持てるって。何なら支えててやっから、一度触ってみろって」

    食蜂「うぅ……か、上条さんがそこまで言うなら……」ビクビク

    食蜂(そぉっと、そぉっと――)

    上条「うわっ!」ビクッ

    食蜂「きゃわぁッ!?」ビクビクビクゥ

    上条「――なーんてな。引っかかった引っかかった」

    食蜂「あっ、か、かっ、上条さんひっど――」

    係員『ちょっとあなたたち、そんな大声出したら動物たちがびっくりしちゃうでしょう?』

    上条「あ、す、すんません!」

    食蜂「すみません……って、なんで私までぇ」ジロ

    805 = 1 :

    食蜂「…………」プン

    上条「困った、すっかり不貞腐れてしまわれた」

    食蜂「よ、よくもそんな台詞が言えるわねぇ!」

    上条「コラコラ、大声出したらまた怒られちゃいますよ?」

    食蜂「ぐっ……後でひどいんだから」


    ――プニ


    食蜂「きゃっ!?」

    上条「ほーら、お姉さんにも抱っこしてもらおうな」

    食蜂「ちょ、ちょっとぉ」

    上条「ほれほれ、もっとしっかり支えてやれって」

    子兎「…………」サワサワ

    食蜂「……ほ、ほんとだ、暴れないわねぇ」ギュッ

    上条「ほらな? 大人しいもんだ」

    食蜂「……あはっ、お腹ふかふかしてるぅ、やわらかーい☆」ムニムニ

    806 = 1 :

    上条「ふぅ、けっこう色々回ったな」

    食蜂「そうねぇ、さすがに疲れたかも。そろそろどこかで昼食に――」


    の子『……グスッ……ヒック、……マ、ママーッ!』


    上条「って、ありゃ迷子か。今日の混雑ぶりじゃさもあらんって感じだな」

    食蜂「はぁ、やれやれねぇ」ゴソ

    上条(――って、まさか)チラ

    食蜂「…………」ツカツカ

    上条「お、おい、ちょっと待て、食蜂――」ダッ

    食蜂「こらぁ、あなた男の子でしょ? そうびーびー泣くもんじゃないわよぉ」ス

    の子「……ふぇ?」

    上条(って、あれ? リモコン、じゃない)ピタ

    食蜂「さ、早く顔を綺麗にしなさい。すぐにでもお母さんに会わせてあげるから」ニコ

    807 = 1 :

    「ほ、ほんとにママが来てくれるの?」グスッグスッ

    食蜂「もちろん、係の人にお願いして放送流してもらえばすぐに見つかるわよぉ」

    の子「……ほ、ほんとにほんと?」

    食蜂「……今どきの子って疑い深いのねぇ」

    食蜂「お姉さんの言うことが嘘だと思うなら、このお兄さんに聞いてみればいいわぁ?」

    食蜂「ねぇ、上条さぁん?」クル

    上条「……そうだな。園内全体に呼びかければ、お前のお母さんも気づくはずさ」

    の子「う、うん……」

    食蜂「さ、またはぐれたら元も子もないから、しっかり手、握ってるのよぉ?」

    の子「あ、ありがとう!」

    上条(ただの杞憂だったか。まだあの日の印象が拭いきれてなかったんだな)ハァ

    上条(……つぅか心配して損した。普通に女の子やれてんじゃねえかよ、お前)フッ

    808 = 1 :

    母親「コラッ、あれほど勝手に歩き回ったらダメだって言ったのに!」

    の子「ご、ごめんなさい、ママ」エグッ

    母親「ありがとうございます、どうもお世話をおかけしました」フカブカ

    食蜂「い、いえ、別に、大したことをしたわけではないので」

    母親「あなたたち、どちらの学生さん? できればお名前もお伺いして、学校の方にお礼を――」

    食蜂「その、あまり大袈裟にしないでください。当然のことをしただけですから」

    母親「で、ですけど――」

    食蜂「すぐに解決したのは、お母様がすぐ迷子センターに駆けつけてくださったからですし」

    上条「――別に、伝えてもいいんじゃないか?」

    食蜂「って、上条さん。あなたまで何を――」

    上条「感謝の気持ちをないがしろにするのは謙虚とは違うだろ」

    食蜂「……へぇ、あなたの口からそういうご立派なセリフが出るんだぁ?」

    上条「な、なんだよ、悪いかよ?」

    809 = 1 :

    の子「ありがとー、お姉ちゃーん! お兄ちゃーん!」ブンブン

    上条「もうはぐれるなよー!」フリフリ

    食蜂「…………」フリフリ

    食蜂(ホントにもぅ、どうでもいいところで強引なんだからぁ)ムスッ


    係員「ご協力感謝します。さすがは名門常盤台の学生さんですね」

    食蜂「たまたま見かけただけですから」

    係員「だとしても、そこで困ってる人のために実際の行動に移せる人ってそうはいないですよ」

    食蜂(まぁそれは確かに、一理あるけど)チラ

    上条「……ん?」

    係員「ああ、すみませんでした。長々とお引止めしてしまって」

    上条「いえ、とんでもない。お仕事頑張ってください」ペコ

    810 = 1 :

    食蜂「…………」トコトコ

    上条「……食蜂、あのさ」トコトコ

    食蜂「なんでさっき結局、上条さんは名乗らなかったの?」クルッ

    上条「……いや、俺はさ……その」

    食蜂「レベル0だから、名乗るような名門校じゃないから、なんて言わないわよね?」

    上条「い、いやぁ、ははは」ポリポリ

    上条(み、見透かされてんなぁ)ヒク

    食蜂「劣等感を持つなと言うつもりはないけど、だからって自分の行動に誇りを持たないのはどうなの?」ジロ

    上条「か、返す言葉もない」

    食蜂「……言葉だけじゃなく、ちゃんと反省してるんでしょうね?」

    上条(これもまた、新しい発見だな。真剣に怒ると間延びした言い方が消えるのか)

    食蜂「上条さん」

    上条「し、してる、むっちゃしてるって」コクコク

    811 :

    寝オチか?
    お疲れ様でした!
    次回も楽しみにしてます!

    812 = 1 :

    すみません、ちょっと限界が来てたっぽいので続きは明日の夕方までに投下します

    >>765
    当たり前のように訂正
    田八→食蜂
    どう打っていたか丸わかりですね、特にハチ

    814 :

    おっつ

    815 :


    ユーザー辞書ってのがあったら普通の辞書で出てこない単語は登録すれば変換ミスすることはほとんどなくなるよ

    禁書関連はかなり役に立つ

    816 :

    今時ユーザー辞書ない端末なんてあるのか?ゲーム機にすら付いてるのに

    818 :

    乙です。みさきちゃんマジ淑女

    820 :

    原作では美琴の手伝いをして捕まって…
    このSSでは食蜂の手伝いしてメロンパンに…

    天才系ギョロ目ロンパンヒロイン布束さん……どうなるやら。

    821 :

    メロンパンワロタ

    823 :

    早くして欲しいな

    824 = 820 :

    明日の夕方だから明日じゃね?

    あと自分は「たべはち」って打ち込んで食蜂って出してる。

    827 :

    普通にしょくはちではいかんのか?

    828 :

    出来ればキャラ名で変換したいよね

    829 :

    いない系かなー??

    830 = 816 :

    ユーザー辞書って機能があってだな

    832 :

    今日の夕方か!待ってます!

    833 :

    上条さんの当麻って字が「たいま」でも変換できることつい最近知った…

    だから退魔師って呼ばれているのか

    834 = 832 :

    >>833
    え?「神浄討魔」じゃなくて?どゆこと?

    835 :

    変換できると書いてあるだろう。
    キーボードでたいまと打って変換するんだ。

    836 :

    もうそろそろかな?

    837 :

    ――噴水広場


    食蜂「……んー、この辺りでいいかしらぁ」ポツリ

    上条「あ、あぁ、コアラの檻も見えるし、いいんじゃないか」

    食蜂「…………」

    上条(……不幸だ。念願のランチタイムだってのに)

    上条(あぁ、もう、上条さんのバカバカ!)ポカポカ

    食蜂「ちょっとぉ」プニ

    上条「って、な、何ですか?///」バッ

    食蜂「バスケット、早く寄越しなさいよぉ」

    上条「お、そっか、俺が持ってたんだっけ」スッ

    食蜂「…………」シュルシュル


    ――カパッ


    上条「――おぉッ、うっまそーッ!」バッ

    食蜂「」ピク

    838 = 1 :

    食蜂「そ、そぉ? 別に、フツーだと思うけど」モジモジ

    上条「つかすっげえ、このおにぎり、炊き込みご飯で作ったのか」

    食蜂「え、ええ。でも、おかずは少ないからあまり期待しないでほしいというかぁ」

    食蜂「……って、上条さん?」

    上条(唐揚げは、まぁ前日仕込みさえしときゃ短時間でもできないことはないが)

    上条(炊き込みご飯のおにぎりか。かなり手間かかるよなぁ)ジー

    上条(冷や飯をレンジでチンしたって感じじゃねえ。間違いなく今朝炊かれたご飯だ)

    上条(米研いで水に浸けて、刻んだ具と一緒に炊き込んで)

    上条(握った後で粗熱冷まして、諸々考えると6時起きでも間に合わねえ計算に)

    上条「」チラ

    食蜂「な、何よぉ? 別に変な物なんて入ってないわよぉ?」

    839 = 1 :

    上条(……あー、こいつはもう、あれだなぁ)

    上条(ちょっと生意気な後輩の女の子が、わざわざ早起きして作ってくれたってだけで)

    上条(感無量っつうか、幸せすぎじゃないっすか!)ジーン


    ――パンッ!


    食蜂「」ビクッ

    上条「――いただきますッ!」

    食蜂「え、ええ、どうぞぉ」

    上条「」ガブッ

    食蜂(た、食べた。食べたわぁ!)

    840 :

    上条すげえな

    841 = 1 :

    上条「」ハグッハグッ

    食蜂(……早くも二個目。っていうか、さっきから無心に無言に食べてるけど)

    上条「」パクッモグモグ

    食蜂(け、結局どうなのよぉ? おいしいの? おいしくないの?)アセアセ

    上条「」ゴックン

    食蜂「あ、あの、上条さぁん? その、製作者としては、今後のために感想とかぁ――」

    上条「はぁー、まいった、絶品」

    食蜂「……え」

    上条「ほどよく口のなかで解けるぎりぎりの密度だし、飯の一粒一粒までダシの味が染みて」

    上条「おにぎりがこんなにうまいもんだとは思わなかった」

    食蜂「あ、や……」

    上条「こりゃ、唐揚げの方も期待大だな。そっちも早速食っていいか?」

    食蜂(やったわぁッ!)ガッツ

    食蜂(これっていわゆるあれよねッ!? 最高級の賛辞ってやつよねぇ!?)キラキラ

    上条「……あの、おーい、食蜂さーん?」

    842 = 1 :

    上条「外はサクッ、中はジューシー……これまた」ホゥ

    食蜂「あ、で、でもぉ、これは本のレシピまんまで作っただけだから、あまり胸張れないというか///」テレテレ

    上条「調味料の分量まできっちり図ったってことだろ? 目分量でやっちまう俺よりずっとすげえって」

    食蜂「ま、まぁ、大変だったことは否定しないけど」

    上条「けど?」

    食蜂「今の上条さんの食べっぷり見てたら、疲れなんて吹き飛んじゃうかなーって」フニャ

    上条「///」キュン

    食蜂(……今まで料理はそれとなく敬遠してたけど)

    食蜂(こんなに喜んでもらえるんなら、うん、たまに作るのも――)


    ――本当に?


    食蜂(――――)

    食蜂(……馬鹿、この期に及んで何考えてるのよ)

    843 = 836 :

    さすが上条さん

    844 = 1 :

    食蜂(いくらおいしそうに食べてるからって、おいしいと思っているかはわからない)

    食蜂(有難迷惑だと思われちゃうかもしれない。変に調子に乗らない方が)オドオド

    上条「あぁ、まじ最高!」ムハァ

    食蜂「……もぅ、ほっぺたご飯粒ついてるわよぉ」ヒョイパク

    上条「あ、っと、わ、悪い///」テレテレ

    食蜂(上条さんに限ってそんなことはないと、全部本音だと信じたい、けど)

    食蜂(……この人懐っこい笑顔の裏に、何が潜んでいないかと、疑わずにはいられない)

    食蜂(自分の被害妄想だと思いたいけど、世の中にはいるんだもの)

    食蜂(うちの子ですと笑顔でご近所に触れ回る裏で、その子を厄介者だと思っていた人たちが)

    食蜂(死ぬとわかっている子の前で、表情一つ変えずにデータを記入していた人たちが)

    食蜂(……だから、彼だって、無理して食べてるのかもしれない)ギュッ

    845 = 836 :

    みさきち……

    846 = 1 :

    食蜂(そうよ、おいしいものならよく噛んで、味わって食べるじゃない)

    食蜂(掻きこむように食べてるのは、味を感じたくないからかも)

    食蜂(まずいから、一刻も早く食べ終わりたいのかも)

    食蜂「ね、ねぇ、上条さん」

    上条「うん? あれ、お前全然自分の分手つかずじゃないか」

    食蜂「あ、う、うん。ちゃんと食べるけど、あなたももう少しゆっくり食べた方が」

    上条「おっと、すまん。つい夢中になっちまって」

    食蜂「いいの、その……ゴメンナサイ」ボソ

    上条「え?」

    食蜂「ううん、何でもないわぁ」ニコ

    食蜂(……今の反応は、セーフと判断していいのかしら)

    食蜂(あはっ……本当、重症、我ながら救えなすぎぃ)

    食蜂(未だに、上条さんの心を、どうにかして覗けないかって考えちゃってる)

    食蜂(こんな自分が、心底鬱陶しい)

    847 = 1 :

    上条「ふぅ、ひと心地ついた。ご馳走さん」

    食蜂「あの、昆布茶だけど、飲む?」

    上条「おぉ、さんきゅ。こりゃまた渋いチョイスだな」ギュ

    食蜂「和食に紅茶じゃチャンポンだしぃ。それより、満足できた?」

    上条「んー、正直言うと、少し物足りなかったな」

    食蜂(――ッ)

    食蜂「え……あ、あの……どこが」

    上条「」ゴクン

    上条「あぁ、味じゃなくて量の話な? 腹八分目って言葉もあるし、食い足りないくらいが体のためにはいいんだろうけど」

    食蜂「あ――な、なんだぁ」ホッ

    上条「お前、この分だといい嫁さんになれそうだな」

    食蜂「ふふ、上条さんが引き取ってくれるなら、まんざらでもないわよぉ?」クス

    上条「……、」フイ

    食蜂「あー、ちょっとぉ、何で顔そらしちゃうのぉ?」バッ

    848 = 1 :

    食蜂「じー」

    上条「」フィ

    食蜂「じぃー」クルッ

    上条「ま、回り込むなよ」

    食蜂「ちゃんとこっちを見なさいよぉ」プン

    上条「……さすがっつーか、咄嗟の切り替えしがすげえな、お前」

    食蜂「ただの冗談に決まってるでしょー? こんな産廃、引き取ってくれる人なんていやしないわよぉ」

    上条「産廃って――嘘でも自分のことそういう風に言うもんじゃねえよ」ムス

    食蜂「ふふ、ありがと。そうやって怒ってほしい気分だったの」ニコ

    上条「……あ、あのなぁ。純な男心を弄ぶなってーの」

    849 = 1 :

    ――休憩所2階


    御坂「……やっぱり、手作りの差は大きいみたいね」ボソ

    黒子「いきなりですわね、何のお話ですの?」

    御坂「んーん、気にしないで、こっちの話」

    黒子「ならいいですけど。それにしても食蜂さんって」ジィ

    黒子「あれほどに感情豊かな面がおありだったんですのね」

    御坂「うん、正直驚いたわ。あの鉄面皮がねぇ」

    黒子「…………」チラ

    御坂「ん、どうしたの?」

    黒子「いえ、何と申し上げましょうか」

    黒子「お姉様が平然と、あのお二人のやり取りを見守っていますもので」

    850 = 836 :

    黒子「お姉様が平然と、あのお二人のやり取りを見守っていますもので」

    全くだな


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