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    元スレ伊織「スタンド使いを生み出す『弓と矢』…」

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    151 = 2 :

    ドドドド

    千早「外した…」

    ドドドドドドド

    千早「わね、我那覇さん…」

    「!」ダムッ

    (くそっ、『トライアル・ダンス』はあまり正確な攻撃じゃあないからな…)

    ダム! ダム! ダム!

    ビガッ

    「喰らえッ!!」ヒュン!!

    千早「………」ユラ…

    ズダッ

    「へ?」

    千早「『ブルー・バー…」ス…

    「うわっ!?」

    ギュン!!

    千早「………」

    (なんだ、また…千早は動いてないのに…何か、おかしい…)

    (もしかして、千早…何かやってるのか…? でも、千早のスタンドは触れたものを『軽く』する能力…それで何をするっていうんだ?)

    152 = 126 :

     

    153 = 2 :

    (追いつめられてるのは千早の方だ…大丈夫さー! これは一応、用心ておけって、それだけのことだ!)

    (だけど、さっきみたいに飛び込むのは当たらなかった時危険だな…それなら直接!)スタッ

    ゴォォォォ

    「ドラララララララララララ」ドォ ドヒュ ドオォ

    千早「…無駄よ、我那覇さん」ユラ…

    「う…」

    スゥゥゥーッ

    「や、やっぱり…当たらないぞ! まるで霧か煙でも殴ってるみたいにッ!」

    千早「『ブルー・バード』…」フワッ

    ドドドドドド

    「! ち…千早…」

    千早「この能力…どうやら、自分自身を『軽く』することも出来るみたいね」

    ドドドドド

    「千早の体が…浮いてる」

    千早「いえ、出来るようになった…と言うべきかしら」

    154 = 126 :

     

    155 = 2 :

    「『軽く』…」

    「…したって、自分を…」

    千早「ええ。枝を折るほどの強い風も、柳のように流せば脅威ではない」

    千早「どんなに威力のある攻撃でも…空気を殴る事はできないわ」

    ドドドドドドドド

    「だ…」

    「だったら、殴ったり突っ込んだりじゃあなくても、攻撃する手段は…」

    千早「我那覇さん」

    「ん!?」

    千早「『ブルー・バード』は重さを移し替える能力。ない体重を減らしたり、限界を超えて重くすることは出来ないわ」

    「それがどうしたッ!!」

    千早「質問だけれど、私の体重の分はどこへ行ったのかしら」

    「へ…千早の体重…? そんなこと言われても…」

    ブチッ!!

    「ん? なんだこの音…」

    ヒュルルルル…

    ドスン!!

    「うぎゃー!?」グシャァ

    千早「答えは、照明。前の事務所のようなパイプ型ではなく、ぶら下げるタイプで助かったわ」

    156 = 126 :

     

    157 = 2 :

    「あぐ…」

    千早「さぁ起きて、我那覇さん」

    千早「私の体重分くらい…天井から落ちてきても大したダメージじゃあないでしょう?」

    「………」

    千早「あなたのスタンド…正直恐れ入ったわ。凄まじいパワーとスピードね…」

    千早「正面から戦えば、勝てないかもしれない」

    千早「だけど…」

    「きゅー…」

    千早「私の『ブルー・バード』、は…」

    「うー…あー…」グルグル

    千早「………」

    千早「気絶…している…?」

    千早「くっ…勝ったのは、いいけれど…なんだか不愉快だわ…!」

    158 = 126 :

     

    159 = 2 :

    千早「これで…」クルッ

    やよい「ふぁー…」

    小鳥「うひひ…」

    あずさ「ふふ…」

    「ぬー…」

    千早「気を失ったり…『眠った』人が4人…どうしようかしら…」

    千早「………」

    千早「そっとしておきましょう。身体測定も途中だし…」

    千早「サイズ計測…自分でやらないと駄目ね…」ビーッ

    千早「………」キュッ

    千早「72cm…くっ…」

    千早(気にしてない…気にしてはいないけれど、また亜美真美達に馬鹿にされるかと思うと…)サラサラ

    160 = 126 :

     

    161 = 2 :



    ……

    ガチャ

    千早「失礼します」

    P「おお、千早。遅かったな」

    千早「もしかして、私で最後ですか?」

    P「いや。雪歩とあずささんがまだ来てないんだけど…知らないか?」

    千早「いえ…」

    千早(そういえば…)

    千早(あずささんに、『体重を軽くして』と頼まれていたわね。やるつもりはなかったけれど…)

    P「そうか。じゃ、まずは体重だな。この体重計の上に乗ってくれ」

    千早「はい。それでは失礼します」

    P「あ、ちょっと待ってくれ。スイッチが切れてる、入れないと」

    千早(プロデューサーが体重計を見ている…)

    千早(私の体重が、プロデューサーに見られる…)

    『うぎゃー!』

    ゴゴゴゴゴ

    千早「………」

    ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

    162 = 126 :

     

    163 = 2 :

    千早(ほんの少し…)

    千早(少しだけ…『軽く』…しようかしら…)

    千早(『スタンド』のいざこざがなかったら、いつも通りのトレーニングでもう少し消費していたはず…)

    千早(だから、その分だけ。それ以上は下げないわ、ええ)

    P「よし、いいぞ。乗ってくれ千早」

    千早「はい、プロデューサー」ヒョイ

    千早(『ブルー・バード』…私の体重を…えーと、床にでも『与え』ましょう)

    P「さてと、千早の体重は…」

    P「…え…」

    ゴゴゴゴゴゴ

    P「ち、千早…どうしたんだ、この体重はッ!」

    千早「?」チラ…

    千早「はっ!!」

    ゴゴゴゴゴゴゴゴ

    『12.7kg』

    ド ォ ー ン

    千早(しまった、『軽く』しすぎたッ! 高校生女子の体重が12…13キロだなんて明らかに異常ッ!!)

    164 = 126 :

     

    165 = 2 :

    P「千早、少しどいてくれ!」

    千早「え、えーと、プロデューサー、これは…」スッ

    P「俺が乗っても…!!」ガタッ

    P「………体重は正常…体重計は壊れてはいないッ!」

    千早「あの…プロデューサー…」

    P「千早、来い!」ギュッ

    千早「あっ!?」グイッ

    ガチャ

    雪歩「あのっ、プロデューサー! 次、私をお願い…」

    P「すまん雪歩! 今は一大事なんだッ!」

    ダダダダダ…

    雪歩「しま…えーと、あの…」ポツーン…

    167 = 2 :

    P(そうか…最近千早の様子がおかしいと思ったら、こういうことか…!)

    P(そういうことに関心はないと思っていたけど、千早だって女の子だもんな)

    P(だが、行き過ぎたダイエットは身体を壊すんだぞ、千早…!)

    千早(プロデューサー…何か、勘違いしているのでは…)

    千早「あ、あの…プロデューサー、どこへ…」

    P「病院に決まってるだろ!」

    千早「びょ、病院!」

    千早(プロデューサーは私のことを病気だと思っている…)

    千早(何も異常がないのに診てもらっては、プロデューサーに恥をかかせることに…)

    千早「待ってください、プロデューサー!」

    P「あっ…すまん、千早…急に動いたら体に響くよな」

    千早「い、いえ…別に、そういうことはないのですが…」

    千早「あの…さっきの数字、見間違いだったのでは…」

    P「いいや、確かに見た、『12.7kg』! 俺がみんなのデータを見間違える事はありえん!」

    千早(よ、よくはわからないけれど凄い自信だわ…)

    168 = 126 :

     

    169 = 2 :

    ドルルルルル…

    P「ほら、車乗ってくれ!」

    千早(どうすればいいのかしら…何を言ってもわかってくれないような気がする…)

    千早(こうなったら…多少強引でも、押し切るしか…!)

    千早「あ、あのですねプロデューサー。これは別に病気というわけではなくて…!」

    P「へ? いや、でもあの体重は…」

    千早「お腹に食べ物が入っていないから、その分体重が減っていたのだと思いますッ…!!」バァーン

    P「え…そういう問題なのか…?」

    千早「そういう問題ですッ!」

    P「いや、いくらなんでも…」

    千早「体質なんです!!」ズイッ

    P「そ、そうか、わかった」ススス…

    千早(ふぅ、これで大事にならずに済んだわね…)

    P「だけど…何も食べてないから体重が減ったってことだよな。それなら…」

    千早「え?」

    170 = 126 :

     

    171 = 2 :



    ……

    ………

    ドッサリ

    千早「も、もう食べられません…」

    P「多少無理してでも食わないと。病院には行きたくないんだろ?」

    千早「一度にこんなに食べては声に影響が…」

    P「馬鹿、体を壊したら歌どころじゃあないだろ!」

    P「それに男料理で悪いけどさ…ちゃんと千早の事考えて作ったつもりだぞ」

    P「ゆっくりでいい、時間をかけても全部食べるんだ、とりあえずこの分くらいは」

    千早(とほほ…やはり、不正な手を使うと罰が当たるのね…)

    千早(でも、プロデューサーが私のために作ってくれた手料理…心配してもらえるのは、少し嬉しいかも…)

    千早(って、私ったら何を…)カァッ

    P「千早、これも食べろ」

    千早「うぷ…」

    To Be Continued...

    172 = 126 :

    乙でした

    173 = 166 :

    千早の能力って重さに比例して攻防共に上がってるんだな

    174 :

    乙乙
    プロデューサーww流石にそれは見間違いだと思えよwwww

    にしても、千早は照明落とせるってことは自分の体重なら触れてないものにも移せるってことなのか?

    175 :

    本日分はこれで終了です。支援ありがとうございました

    176 :

    乙です
    周りの物を軽くしたり重くしたり見てると色々気になるスタンドだな

    177 :


    響はこの後説得に応じるのかな?

    178 :

    おる
    トライアルダンス、かませにちょうどいいスタンドと思ってしまうww

    179 :

    うーん…春香を撃破するには必須の仲間の気もするし、全くいらない気もするし…

    取り敢えず、気絶中の響は俺が介抱するから任せろ

    180 :

    もう一人春香に組みしてないのがいるんだよな

    181 :

    まあどっちかだろう

    182 :

    ひびきんは、春香さん向かって投げられれば良いと思うよ(笑)

    183 :

    ふと気づいた
    この話ってスタンドの登場遅ければ遅いだけアイドルの見せ場も自然と減少していくってことによおー
    これは次の話、>>1の手腕に期待してるぜえ~

    184 :

    真や響みたいな近距離で自身で殴りつけるようなスタンドだと、まず春香のアイ・ウォントに対抗できずに従わさせられちゃいそうだよね。
    特に響は殴った際に何か能力発動するタイプじゃないし。

    185 :

    これはひょっとすると春香も響んに操作されていた可能性が微レ存……?

    186 :

    バカの響にそれはちょっと無理があるよ

    187 :

    読み返してみるとさり気なくまだスタンド発動してないアイドルがもう一人いるのか
    まあ今までの流れを見る限り二択だな

    188 :

    今のところでてるスタンドとアイドルの一覧くれ!

    190 :

    確か今日だよな?

    191 :

    ジョジョ(死の直前というのはどんな文章を書くのだろう 読みたい…)

    ジョジョ(7年前のだ、読んでも かまわんだろう…)

      【警告】
     これより 先は
    読んではいけない

    ジョジョ「『これより先は読んではならない』? 誰に対して『警告』してるのだろう?」

    バッ

    ギャーン

    ゴゴゴゴゴ

    成長した     ジョナサン・ジョースター
     キラに         も
      殺された。 ←  殺された。

    ゴゴゴゴゴ
            ゴゴゴゴゴ

    ジョジョ「うっ!」

    カチリ

    KQ「キラークイーン『第3の爆弾』BITE THE DUST(負けて死ね)」ドンッ

    ジョジョ「何ィッ!!」

    ドン ドン ドン

    ・ ・ ・ ・ ・

    バリッ バリッ バリッ バリッ

    ジョジョ「康一くーんッ!」

    ドグォオン



    始めます。

    193 = 2 :

    ガチャ

    バタン

    千早「ふぅ…」

    あずさ「あら…千早ちゃんも再計測?」

    千早「あずささん…やはり不正など、するものではないですね…」

    あずさ「…?」

    千早(前の身体測定…異常値が出た私や、計測ができなかったあずささんや萩原さん達は仕事が入っていないこの時間に再計測を行うことになった)

    千早(今日まで毎日のようにプロデューサーに呼び出され…結果、半年前よりも体重が上がっていた。まぁ、どうでもいいのだけれど)

    千早(プロデューサーと言えば…)

    千早「今日の計測、律子が行っていたけれど…プロデューサーはどうしたのでしょうか」

    あずさ「プロデューサーさんは、今日は春香ちゃんと一緒に一日中仕事よ」

    あずさ「律子さんはもう計測が終わってるし…やっぱり、男の人に体重を見られるのは…ね」

    千早(見ようと思えば、後で雑誌等でも見られると思うのだけれど…)

    千早(気分の問題ね。私も、プロデューサーに直接見られるというのはどうにも…)

    195 = 2 :

    千早「…あずささん」

    あずさ「何かしら」

    千早「この間…身体測定の日、あの『凶暴化』は我那覇さんによるものでした」

    あずさ「響ちゃんが…」

    千早「はい。他人に取り憑いて『凶暴化』させるだけでなく、自分にも取り憑かせ身体能力も上げる…恐ろしいスタンドでした」

    あずさ「でも、千早ちゃんがこうして無事でいるってことは勝ったのよね?」

    千早「ええ、我那覇さんは私が倒したのですが…」

    千早「あの、あずささん…」

    あずさ「?」

    千早「あのスタンドに取り憑かれた際の…意識だとか記憶は、残っていますか? ぼんやりしているとか…」

    あずさ「それが、むしろ逆…あの時、意識はかなりはっきりしていた」

    あずさ「千早ちゃんの成長っぷりも、見せてもらったわよ。すごかったわね~」

    千早「そう…ですか…」

    197 = 2 :

    あずさ「千早ちゃん、まだ何か言いたいことがあるの?」

    千早「いえ…別に…」

    あずさ「何か言いにくいことかしら? 遠慮しなくてもいいわよ、言ってちょうだい」

    千早「…では、言いますけど。あずささん…あの時、貴女に様々な暴言を吐かれたような気がするのですが」

    あずさ「………」

    あずさ「ごめんなさい…あのスタンドに取り憑かれた時、猛烈な…闘争心のようなものに頭を支配されて、普段は口に出さないようなことが…」

    千早「つまり、心のどこかではそう思っていたと?」

    あずさ「千早ちゃん、響ちゃんは倒したのよね? 話はした?」

    千早「…いえ、身体測定もありましたし…色々なことがあって、話すことはできませんでした」

    あずさ「そう…私も、目が覚めた時には横にいたのだけれど…起こそうとしたら、逃げられちゃった」

    千早「再び挑んで来るようなことがあれば…また、倒しますが」

    あずさ「一度倒した相手に負けることはないでしょうけど、あのスタンドは『敗北した』という精神の弱みを消してしまう…」

    あずさ「どのような戦法をとるのか、私は知らないけれど…次に戦うとなったら、気をつけた方がいいわね」

    千早「はい」

    199 = 2 :

    千早「それと、もう一つ」

    あずさ「何?」

    千早「音無さんは、ただ『凶暴化』されていただけ…しかし、高槻さんはどうなのでしょうか…」

    あずさ「あの様子なら、やよいちゃんも『凶暴化』だと思うけど」

    千早「ええ、そのように思えます…が、高槻さんは自分の『スタンド』を持っていました」

    あずさ「『ゲンキトリッパー』…『くっつける』スタンドね」

    千早「高槻さんは、ただ『凶暴化』されて私を襲ってきたのか、それとも…」

    あずさ「…やよいちゃんは少なくとも最初は春香ちゃん側だった。だけど、今はわからないわ」

    千早「例の『2人』の方に寝返った…ということも考えられますね」

    あずさ「これは響ちゃんにも言えるわね。誰がどっち側なのか、春香ちゃん以外は誰もわからない」

    千早「知るためにはやはり、本人と話をしなくては…ですか」

    あずさ「そうね。場合によっては…戦うことも、必要になるかも」

    千早(目的は同じ…なのに、対立しなくてはならない)

    千早(春香…この状況を生み出しているのは春香…あなたは本当にこんなことを望んでいるの…?)

    千早(高槻さん…)


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