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    元スレ伊織「スタンド使いを生み出す『弓と矢』…」

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    701 = 2 :

    「信じて待つことも、ボク達にできることなんじゃないか」

    伊織「信じて待つ…か」

    やよい「うん!」

    「うじうじ悩んでても何も意味なんてないよ。なら、いっそ考えるのをやめた方がいい」

    伊織「…誰がうじうじ悩んでるですって?」

    「お」

    伊織「はぁ…思えば、我ながらくだらないことを考えてたわね」

    伊織「そうよ、最初から貴音がやるって言ってるんだから任せればいいじゃない。にひひっ」

    やよい「伊織ちゃん!」

    「よかった、悩みはもう解決したみたいだね」

    伊織「まったく、大げさね。アンタだって双子のことでうじうじ悩んでるくせに」

    「う…それは伊織がなんとかしてくれるって…」

    伊織「アンタの問題なんだから、アンタの方もちゃんとやりなさいよ」

    「はい…ん…? あれ?」

    702 = 688 :

     

    703 = 2 :

    伊織「で、これからどうするわけ?」

    「どうするって?」

    伊織「仕事の話よ。番組出演が決まったのに、遊んでるわけないでしょ?」

    「当然。本格的に撮影するのはまだ先だけど…これからスタジオに行って練習するつもりさ」

    やよい「私も、一緒に行こうかなーって」

    伊織「なら、私も付き合うわよ。この伊織ちゃん大先生がアンタの悪いところを隅々まで探してやるわ」

    「ええ? なんだよ、それ…」

    伊織「あら、文句言うわけ? むしろ感謝してほしいくらいよ」

    「ま、いいか。確かに伊織にも見てもらった方がよさそうだ」

    やよい「えへへ、なんだか賑やかです!」

    伊織(もう考えるのはやめたわ。アンタのこと…今度こそちゃんと、信じて待つことにする)

    伊織(だから…いい報せを期待してるわよ、頑張りなさいよね貴音)

    「ところで、伊織って最近仕事はないのかい? なんか、いつも事務所にいる気がするけど」

    伊織「ん? 何かしら、なんか今凄い生意気なこと言われた気がするんだけど?」

    伊織「気のせいよねー、この売れっ子アイドルの伊織ちゃんに向かってそんなこと言うヤツがこの世にいるわけないし?」

    やよい「伊織ちゃんはレギ…レユ…いっつも出てる番組あるから大丈夫ですよー」

    「…そうみたいだね」

    704 = 688 :

     

    705 = 2 :

    ………

    ……

    ズリ…

    千早「うっ、く…」

    千早(同時に手を出したのに…)

    美希「ふふん、ミキの『リレイションズ』の方が速かったね」

    千早(いや…でもスピード自体は私の『ブルー・バード』を大きく上回っているというわけではない)

    千早(我那覇さんの『トライアル・ダンス』と比べれば蠅が止まるようなレベルだわ)

    千早(それに、パワーもあずささんの『ミスメイカー』に比べれば弱い。これなら『ブルー・バード』を『重く』すれば…)

    <LOCK!

    ・ ・ ・ ・

    千早「! これは…!?」

    千早(殴られた部分に、うっすらと円形のマークが浮かんで…)

    美希「今ので…千早さんの肩に『ロック』したよ」

    千早(『ロック』…? どういうこと…?)

    706 = 688 :

      

    707 = 2 :

    クイッ グイ

    千早(腕は動く…『ロック』とは『ミスメイカー』のように動きを封じるというわけではなさそうね…)

    千早(ならば一体…)

    美希「一気に行くよ! 『リレイションズ』!!」ズズッ

    千早「そうはさせないわ」ガッ

    ヒョイ

    美希「! ロッカーがカンタンに…響が言ってた『軽く』する能力…」

    千早(ロッカーを『軽く』したわ。これで美希の視界を封じ、下から…)グアッ

    千早「『ブルー・バード』!」ドォッ!!

    美希「…えいっ!!」バシュ

    千早(そっちではないわ、美希。どこを狙って…)

    クオン…

    千早「…!?」

    ヒュッ

    バキィ!!

    千早「ぐぅっ!?」ズサッ

    708 = 688 :

     

    709 = 2 :

    スタァ

    千早「ぐ、げほっ、がほっ…」

    千早「い…今のは…!?」

    美希「うーん、これジャマなの!」グイッ

    千早「美希から、私の姿は見えないのにどうして攻撃が…」

    千早(『ロック』というのは…まさか、美希のスタンドは…)

    美希「どーせ、すぐわかることだから言っちゃうけど…」

    美希「これがミキの『リレイションズ』の能力だよ。『ロック』したトコロにもう一度パンチできるの」

    千早「は?」

    千早「…えーと…スタンドの攻撃が誘導ミサイルのように『ロック』した部分に自動的に引き寄せられる…ということよね」

    美希「そうとも言うの」

    千早「………」ス…

    美希「ま、そんなワケだから…見えなくても、方向さえ合ってれば…」ボヒュ

    千早「『ブルー…」

    グシャァ!

    千早「かふっ…!!」ズギン

    美希「ゼーッタイ外すことはないの」

    710 = 688 :

      

    711 = 2 :

    千早(今の攻撃…ちゃんと見てみると、最初よりも速かった…)

    千早(『ロック』した分引き寄せられる…ということもあるのでしょうけど…ためらいが一切ない!)

    千早(撃てば当たる…何も考える必要がないから、その分攻撃の速度が速くなるのね…それに…)

    千早「今のダメージ…だんだんと重くなっている…」ビリビリ

    美希「あ、わかった? 『ロック』した場所を殴ると、ダメージが増えるの」

    千早(私は最初に『ロック』された部分しか殴られていない…)

    千早「『ロック』の数は増えていない…しかし、この衝撃は…」

    美希「そう、同じ場所を殴っても、重ねて『ロック』されるんだよ」

    千早「…ということは…」

    美希「殴れば殴るほどお得なの!」

    千早(つまり、次に肩…同じ所を殴られたら、単純にダメージは『4倍』! ということ!)

    千早(今はそこまでの『パワー』はない…)

    千早(けれど、多く攻撃を受ければ…)

    千早(一発一発が致命傷になりかねない…!)

    712 = 688 :

     

    713 = 2 :

    ズザッ

    千早(とりあえず…美希の間合いに入っているのはまずい…)

    ババッ

    千早(美希のスタンド…『射程距離』はどれくらいなのかしら)ピト

    ゴゴゴゴ ゴ ゴ

    千早(壁から『重量』を『奪う』…恐らく、これで向こうよりパワーを出せるわ…)

    美希「ふふん、逃がさないの」

    カツ カツ

    千早(この距離で、わざわざ自分から歩いて近づいてくる…スタンドを出せる距離は相当短いようね)

    美希「なのっ!」ゴォ

    千早「そこよ」スッ

    パシィ!

    美希「あ!」

    千早(止められた…)

    714 = 688 :

     

    715 :

    バッ

    千早「あっ」

    千早(距離を取られたわね…できれば捕まえておきたかったのだけれど、まぁいいわ)

    美希「わ…」フワ

    美希「うわ、ホントーに『軽く』なってるの…」フラフラ

    千早「『ブルー・バード』…私の体を『重く』したわ。パワーは私の方が上」

    千早「攻撃がこの『ロック』した部分に来るとわかれば、受け止めることは容易よ」

    千早「そして、あなたの体を『軽く』した。これで…」

    <LOCK!

    ・ ・ ・ ・

    千早「…!」

    美希「受け止める、ってことは…触るってこと…だよね? 千早さん」

    千早「『手のひら』に『ロック』したのね…」

    千早(私の手のひらにもマークが浮かんできた…スタンドを『ロック』すれば本体にも影響が及ぶ…)

    千早「しかし、その『軽く』なった体では上手く動けないでしょう。『パワー』もさらに低下している」

    美希「問題ないってカンジ。これで『ロック』は二カ所…千早さんの方が不利なの」

    千早「………」

    716 :

     

    717 = 715 :

    フワ フワ

    千早(美希は今、足がつくかつかないかの状態…移動もままならないはず)

    千早(そして、あの『射程距離』…攻撃のためには近づかなければならない)

    美希「あはっ、なんかちょっと楽しいカモ」フワッ

    千早(だけど…何? あの美希の余裕は…)

    美希「『リレイションズ』!」ヒュッ

    グッ!

    千早「!?」

    ゴォッ

    千早(! 私の『ロック』した部分に自分を引っ張らせて…飛んできた!?)

    美希「えいっ!」ゴォッ

    千早「くっ!」ヒュッ

    美希「よっと」キュイン

    千早「え?」スカッ

    千早(手の方の『ロック』を使って空中で方向転換を…)

    ピシッ!

    <LOCK!

    美希「もーひとつ。今度は足なの」

    千早「くっ…」

    718 = 716 :

      

    719 = 715 :

    美希「ドンドン『ロック』を増やしていけば…」

    美希「このままでもけっこーダメージは与えられるって思うな」フワリ

    千早(美希を捉えにくい…『軽く』したのが仇になったわね…)

    千早(『ロック』が一カ所ならばまだなんとかなるのだけど)

    美希「それっ」グイッ

    千早(ならば…美希が近づいてきたら…)

    美希「えいっ! なの!」ゴォォ

    千早(能力を解除する)

    スゥ

    美希「えっ?」ズシッ

    千早(そこに…)

    千早「『ブルー・バード』!」ヒュォッ

    美希「うぇっ!?」ボギャ

    ククッ

    千早(くっ、入り方が浅い…『軽』かったわ…)

    720 :

    721 = 715 :

    ビュゥ

    千早「!」パァン

    美希「ふふん」

    千早(ここで反撃…抜け目ないわね)ビリッ

    千早(けれど、皮膚の厚い手のひらで受け止めれば『倍』になっても痛みはそれほどでも…)

    千早「え」ズキッ

    千早「がっ、うぁぁ…!?」ビリビリビリ

    千早(肩と、足に…! 殴られた衝撃が…!!)

    美希「『リレイションズ』。同じ千早さんの体なら…」

    美希「『ロック』したトコロを殴れば『ロック』した部分全体にダメージが行く」

    美希「防ぎたいなら、『ロック』されてない別の場所に当てないとって思うな」

    千早「な…んですって…」

    美希「『重さ』が元に戻った。またフルパワーなミキなの」

    美希「それと、今の攻撃…さっきミキの攻撃を止められた時はなんか『ヘビー』ってカンジだったけど…」

    美希「千早さんのスタンドって『軽く』してるんじゃなくて…『重さ』を『奪って』るんじゃないかな? 違う?」

    千早「………」

    722 = 716 :

     

    723 = 715 :

    ツカ…

    美希「千早さん、まるで逃げるみたいに戦うんだね」

    美希「それでホントーに響を倒したの? なんかガッカリってカンジ」

    千早「………」

    千早(好き勝手言ってくれるわね。しかし近距離ならば美希の方が圧倒的に有利…)

    千早(どうする…? 半端な小細工では美希には通用しないわ…)

    美希「行くよ!」ドォ

    千早「考えてる時間は…」フ…

    美希「ん!」フラッ

    千早「ないようね…」フワ…

    美希「外した…『リレイションズ』が…」

    千早「『体重』を空気と同じくらいに軽くした…あなたの攻撃は当たらないわ」フワフワ

    美希「ふーん…」

    千早(さぁ、どう出るかしら…美希)

    美希「『体重』がないってことは、そっちから殴られてもゼーンゼン痛くないってことなの」

    美希「押し付ける『重量』もないから、ミキの体重を『奪っ』て『軽く』することしかできないってことなの」

    千早「………」

    724 = 716 :

     

    725 = 715 :

    スッ

    美希「ミキは『ロック』された部分に…」ジ…

    美希「亀が歩くように…千早さんがタンポポの綿毛みたいに飛んでいっちゃわないように…」ジリ…

    美希「ゆっくりと腕を伸ばせばいい」スーッ

    ゴゴゴゴ ゴゴ

    千早(ゆっくり…近づいてくる…)

    美希「そっちから触って、ミキの体重を『奪う』…そうしてもいいよ」ズ…

    美希「千早さんの体重が殴れるくらいまで戻った瞬間…」ズズ…

    美希「ミキの『リレイションズ』を叩き込む」

    ズズズズズズズ

    ゴクリ…

    千早(タイミングを…『ブルー・バード』がすぐに出せる距離に来るまで待つ…)

    ジ…

    千早(ここ…!)ス…

    美希「そこなの」カッ

    ドゴァ!!

    千早「うっ、ぐうぅっ!?」グギャッ

    バリバリバリ

    ドサァ

    726 = 716 :

      

    727 = 715 :

    美希「体重を元に戻す…」

    美希「そう来ると思ってたよ。今千早さんができることなんて、それしかないから」

    美希「だから、千早さんが体重を戻した瞬間に『リレイションズ』を叩き込んだ」

    美希「えーと、こういうのなんて言うんだっけ…ユーゲンジッコー? だっけ?」

    千早「み…美希…」

    千早(『ロック』するという能力だけあって動きが超正確…その反応速度で『ブルー・バード』より先に攻撃を加えてきた…)

    千早(超シンプル…だから、強い…)

    美希「そして、もう一回! なの!」ギュン!

    千早(う…)ギュッ

    スッ

    メキャ

    千早「…え?」ブシュッ

    ズ…

    ゴゴゴゴ ゴゴ

    美希「あ、千早さんのスタンドの顔…仮面に当たった…」

    美希「でも…おんなじことか。スタンドへのダメージは本体へのダメージなの」

    美希「千早さん、鼻血出てる」

    タラ…

    ゴゴゴゴゴ

    千早(『ブルー・バード』…今、かばったの、私を…?)

    …ピシ…

    728 = 716 :

     

    729 = 715 :

    本日分はこれで終了です。支援ありがとうございました。

    >>686
    どんな者だろうと人にはそれぞれその個性にあった適材適所が云々
    子供が遊びで話す「スタローンとジャン・クロード・バンダムはどっちが強い?」のレベルで言えば、みんな言ってますけどセガールが最強ですね

    730 :

    乙乙

    …ブルー・バード、まさかの自立型説!?

    731 :

    原作で自律型スタンドってどんなのいたっけ
    アヌビスと本体死んでるスタンドしか出てこない

    732 :


    ロックで玉美思い出した

    733 :

    スタンド自体が意志を持ってるのはヨーヨーマッとかピストルズとかエコーズとスパイスガールとか
    フー・ファイターズと猫草もある意味そうなのかな あと初期のスタp

    734 :

    >>731
    エコーズact3 セックスピストルズ ベイビィフェイス スパイスガール ホワイトスネイク とか自律してるっぽい

    735 :

    乙。

    まあ中の人ピストルズだしな。

    736 :

    赤羽根P「ほォーーら みんなぁーーー!お弁当だぞォー!!トスカーナのサラミはうまいぞォーッ!」
    千早「ワギャアアアアーッ クレーッ」「アギャギャギャギャーッ クレェー」


    5部がアニメ化したらこうなるのか…

    737 :

    死班十字紋みたいな能力か

    738 :

    もしかしてブルーバードには…

    739 :

    なにいってんだ最強はイチローだろ

    740 :

    >>731
    アンダー・ワールドとかペラペラ喋ってるぞ
    あとはドラゴンズ・ドリームくらいか

    741 :

    コッチヲ見ロォォ

    743 :

    >>736
    チャリオッツレクイエムの時のピストルズのセリフなんて、脳汁ぶちまけろ的なこと言ってたぜ

    744 :

    千早「イバああああああががががが」「地面にブチまけてやるッ!チクショォォォォォーブチまけてやるーッ」
    「脳汁ーッチクジョオーーーーー」「蟻がタカレ!蝿がタカレチクショォォー」

    …やっぱミスタとピストルズの声は5部ゲーのアレがいいな(5部ゲーではこの場面カットされてたけど)

    745 :

    まさかはばたくのかッッ!

    746 :

    >>736
    スタッフによると円盤売れたら続編作っていくらしいから地上波で赤羽根ミスタとミンゴスピストルズ見たきゃお布施しようぜ!

    747 = 744 :

    さすがに五部までは無理だろ

    748 :

    お前らいい加減ジョジョスレでジョジョの話題するのやめろ

    749 :

    千早はACT3系か

    750 :

    千早「よぉ~しよしよしよし!角z


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