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    元スレ鳴上「月光館学園か」有里「八十稲羽?」

    SS+覧 / PC版 /
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    タグ : - jojo + - ペルソナ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    951 = 902 :

    千枝「あいたっ!」

    >また、デコピンをかました。

    有里「この辺にしとこう」

    千枝「な、なんでよ!」

    有里「んー……やっぱり、僕と千枝ってそうじゃないと思う」

    千枝「私って、やっぱり女の子として見れない?」

    有里「そうじゃなくて。震えてるような子を無理にするのは違うかなって」

    千枝「あ……」

    >今更、自分が少し震えている事に気付いたようだ。

    千枝「平気だよ、多分……ちょっと緊張してるだけで」

    有里「緊張しなくても良くなったら、その時しようよ。これから時間が経てば、心も体も自然に開けるようになると思う。だから、ね」

    千枝「うー……あー!もう!バカー!!」

    >下腹部に千枝の膝が綺麗に入った。
    >……痛い。

    有里「……ぐぇ」

    千枝「わた、私すっ……ごい覚悟して来たんだよ!?もー何なの!?バカ!有里君のバーカ!!」

    有里「ごめ……ん……だけど……」

    千枝「……わかってるよ。無理しちゃ駄目だってんでしょ。……ごめん、ありがと」

    有里「わかってくれたならいい……」

    千枝「ご、ごめん、痛かったよね?大丈夫?」

    有里「うん……なんとか……」

    千枝「ごめんね……ね、じゃあさ」

    有里「ん?何?」

    千枝「そういう、……のは、また今度って事で。今日は、その……」

    千枝「とりあえず、一緒に寝てみたりなんか……しない?」

    有里「……そうだね、そのくらいから始めようか」

    千枝「うん……ん、何か、痒い……?」

    有里「ああ、これじゃない?」

    千枝「……か、鏡!」

    >千枝の首筋には赤い点が一つ残っている。

    千枝「ちょっと、痕付けたの!?」

    有里「今の季節なら虫刺されで通るんじゃない?」

    千枝「通るかなぁ……絆創膏でも貼っとこう、そうしよう」

    952 = 902 :

    有里「はは、ごめんね」

    千枝「もう、悪戯しないでよねー……はぁ」

    有里「疲れた?」

    千枝「なんかどっと疲れたって感じ。有里君が悪いんだからねー……」

    有里「ごめんって」

    千枝「謝ったって許してあげないからね!」

    有里「じゃあどうしたらいい?」

    千枝「……私が寝るまで起きてて、寝たら起きるまで一緒に寝ててくれたらいい」

    有里「はい、わかりました。ほら、おいで」

    千枝「ん……じゃあ、おやすみ」

    有里「おやすみなさい。また明日ね」

    >……千枝は一つ笑って、目を閉じた。
    >千枝との仲が凄く良くなったようだ。
    『No.11 剛毅 里中千枝』のランクが10になった。
    >……。

    953 = 902 :

    これでよかったんだと思う。
    本当を言うと、よく我慢したなと自分でも思う。
    あのまま進んでしまえば、きっと取り返しのつかない事になっただろう。
    もし千枝の相手が鳴上悠だったなら、それでもいいのかもしれない。
    しかし、僕は悠じゃない。
    少なくともこの世界において僕は……。

    誰にとっても、特別な存在では有り得ない。
    この世界の特異点は、僕では無いからだ。

    955 = 902 :

    >階段を登りきった先で、俺はそれと対峙した。

    「勝てるつもりで来たのか?」

    鳴上「……悔しいが、それは無理だろう。だから、お前と取引をしに来た」

    「なるほど賢明だ。さぁ、お前は何を望む。そして何を差し出す」

    >考えてきた。
    >あの夏の日から半年と少し。
    >その間に、仲良くなった相手は皆いなくなった。
    >陽介も、順平さんも、風花さんも、天城も、桐条さんも、りせも、真田さんも、直斗も、天田も、完二も、アイギスさんも、叔父さんも、美奈子も、クマも。
    >絆を深める事でしか強くなれない。
    >しかし、それは同時に友人を、恩人を、次々と失っていく道だった。
    >俺がその道を選んだのは理由がある。
    >あの日、あいつが消えてしまった。
    >この世界の特異点は、俺と……有里湊、その二人だと思っていた。
    >しかし、実際は違った。
    >有里もまた、誰かが用意した舞台装置の一つに過ぎなかった。
    >それに気付いた時、俺に選ぶ道は他に無くなっていた。

    鳴上「望むのは、この世界の消滅。差し出すのは……俺の力、全てだ」

    >以前、この力を使った時、心の中に声が聞こえた。
    >それは、絆を繋いだ相手の声。
    >心からのメッセージが、俺に更なる力をくれる。
    >しかし、今その声は聞こえない。

    「この世界の消滅。それは叶えてもいい。しかし、同じ事だぞ。お前は目をつけられている。一度戻った所で、またどこかで異常な方向へ分岐するだけだ」

    鳴上「そうはさせないさ。次は俺の選んだ道に進ませる。俺が、必ずそうする」

    >それは大口を開けて笑う。
    >俺の覚悟が、迷走が、楽しくて仕方ないとでも言うように。

    「いいだろう、力を揮え。お前の力に私が少し手を添えしてやろう。そうすれば、お前の望み通りになるだろうな」

    >思い通りになる。
    >その代償は、俺の力。

    「さぁ捨て去れ。お前を成すその力を。その先で俺は待っているぞ」

    鳴上「ああ、待っていろ。今度は、お前に届くだけの力を持ってまた来るさ。……ペルソナ」

    >心の力。
    >困難に立ち向かう為の力。
    >今や、全てのアルカナを取り込み、盲進する愚者から『世界』そのものへと変わった俺の力。

    鳴上「伊邪那岐大神」

    >その長刀を一閃すると、空間に裂け目が出来る。
    >この座……世界を支えている空間が皹割れ、崩れていく。

    「また会おう。私はずっとお前を見ている。せいぜい楽しませてくれよ」

    >空間の崩壊と共に、俺の意識も薄れていく。
    >俺は、高笑いする最悪の姿をしっかりと心に焼き付けて目を閉じた。

    鳴上「ああ、必ずまた会おう。その時は……」

    >俺がお前を、終わらせてやる。

    956 = 902 :

    鳴上「月光館学園か」有里「八十稲羽?」→END

    REBOOTING...

    →NEXT 風花「鳴上悠?」

    ENTER INTO THE STATE...|

    957 = 902 :

    有里の消失。
    覚悟の鳴上。
    再びの始まり。

    今回でこのスレでの本編投下を終わります。
    次スレのタイトルは『風花「鳴上悠?」』となります。

    こっから適当なお話と地味なネタの投下でスレを埋めた上で次に移動したいと思います。
    読んでくださってありがとうございました。
    よければ次スレもよろしくお願いします。

    では、また後日。

    958 :


    気になりすぎる引きだな
    次スレも楽しみに待ってます

    959 :

    おのれニャルラトホテプ……ゆ〝る〝さ〝ん〝

    960 :

    非処女風花は元の世界の風花なの?

    961 :

    乙。

    番長はペルソナを奪われたのか?
    それとも能力値を分岐前まで戻されただけ?

    962 :

    ちょっと続きはよはよ!もちろん次スレのURLはってくれるんだよね…?

    963 = 902 :

    わかってもわからなくても先に支障がない話は積極的に答えていこう。

    >>960
    もしかしたらそういう可能性もあったね、っていう風花です。
    ご存知の通り、P3本編ではそういった直接的な描写はありませんので……
    有里が全員食った場合とか、風花一筋だった場合とか、そういうパターンも在り得ると。
    ついでに説明不足だった部分を補完しておくと、この世界の下敷きになっているのは原作です。
    しかし、登場キャラクター達は必ずしも原作と同一の世界から登場しているわけではありません。
    要は、色んな可能性世界から集められた連中だと思ってください。

    >>961
    これは次スレですぐに判明するんですけど一応、少しだけ説明。
    例えばペルソナが使えなくなるとか、元に戻るだけなら、例のあの人は取引にも応じてくれないでしょう。
    なら何を支払ったかというと、鳴上の力の根幹になる部分です。
    ……まぁ、ペルソナ2罰を考えていただけばいいかと。

    964 :

    難しいっすね

    コミュニティーリセットかキツいな

    965 :

    次章書き溜めの為本日の更新は無し……とさせていただきます。
    質問他あったら適当に答えます。
    次スレ立てたらこのスレどうすればいいんだろう……

    966 :

    埋めるか依頼するか

    967 :

    次スレのURLを張っていくのもわすれずに

    968 = 902 :

    魔のおまけ

    本編時間軸とは一切関係ありません。

    本編キャラクターとは一切関係ありません。

    ただの本編一切進行しません。

    というわけで、どうぞ。

    969 = 902 :

    >深夜12時……。
    >電源を抜いたはずのテレビに砂嵐が映った。
    >砂嵐は段々と晴れていき、黄色の画面になる。
    >画面に映し出された番組、そのタイトルは……

    『クマの!なぜなに相談室』

    970 = 902 :

    ~OPテーマ:Pursuing my true self~

    クマ「はい!やって来ましたクマのなぜなに相談室のお時間だクマー」

    クマ「えーこの番組は、マヨナカテレビを不当に乗っ取って行われる解説番組だクマ」

    クマ「本編で説明できなかったとか、わかりにくかった部分をクマとアシスタント、それとゲストが解説していく新感覚番組!」

    クマ「アシスタントのメティスチャンだクマー」

    メティス「……良くわからないのですが、要は解説をすればいいのですね」

    クマ「そういう事クマ。で、ゲストはこちら!有里美奈子ちゃんだクマ!いやークマ両手に華!」

    美奈子「どーもー。いやーまさかテレビに出れるとは思ってなかったよ!」

    クマ「これもクマの権力クマ。さて、それじゃ早速解説始めてくクマー」

    メティス「その前に、一ついいですか?」

    クマ「何かなーメティスチャン?」

    971 = 902 :

    メティス「本来、こういった解説などは全て作中で行うべきだと思うのですが。それを怠って、あまつさえキャラに喋らせればネタになるなどと思っているのは流石にどうかと思います」

    クマ「メティス。聞くんだ。解説コーナーっていうのは世の中に二種類ある」

    メティス「二種類?」

    クマ「そう、二種類だ。まず、世界観を説明した上での補足など、わからなくても平気な部分を解説する場合」

    美奈子「すっごく有難いね。より作中世界を知る事で、あ、この裏はこうなってるんだ!って思えるもんね」

    クマ「そうだね。それが所謂『読者のための解説』。で、もう一つ。この番組のような場合」

    メティス「これは、読者のための解説では無いのですか?」

    クマ「もう一つは、本来作中でしっかり理解して貰わなければならない事が説明出来なかった場合。解説無しでは中々先へ進めないよね?」

    美奈子「わかんないまま進めちゃうと、次々誤解を生んじゃうかもしれないもんね」

    クマ「そういう事。当然、理解されるように描写や進行を工夫するのが当たり前だ。でも、それを出来ない場合がある。例えば、作者の技量が無い時」

    メティス「なるほどですね」

    クマ「わかってもらえたようだね。そう、二つ目のパターンは『作者のための解説』。不安な部分を無理やり補おうって魂胆だね」

    美奈子「なんだか中学生がノートに書いたオリジナル能力バトル物小説のおまけみたい!」

    クマ「大体その通りだよ。キャラクター同士が喋って、メタい事を言う。それがテンプレートだ。そして、この番組はそういう番組なわけだ」

    メティス「つまりは、無くてもいいけどなんかやらないと先行き不安だからやっとこうのコーナーですね」

    972 = 902 :

    クマ「そういう事クマ!だから、そういう細かいことは気にせずどんどん行くクマ!はい最初の質問!」

    メティス「これを読むんですね?ええと……『原作重要キャラなのにコミュ無い人って何なの?』」

    クマ「この質問はここにいる三人にとっちゃ大問題クマね」

    美奈子「私主人公だし超重要ポジションなのにコミュ無かったよ」

    メティス「私は、出演した時期が時期なので……」

    クマ「勿論クマも無かったクマ。これは理由があって……あの世界のクマ達は作られた存在クマ」

    美奈子「作られた?」

    クマ「そうクマ。黒幕さんが舞台を整える上で、色んなカノウセイセカイから人を引っ張ってきたクマ。その中でも、どうやっても普通に呼び出すことが出来なかった人がいるクマ」

    メティス「私や美奈子さんですか?」

    クマ「そういう事クマ。だから、黒幕さんはそれっぽいのをでっちあげたクマ。結果、更に複雑な世界の重なりが起きて、あらゆるカノウセイセカイが共存するカオスな世界が出来上がっちまったクマ」

    美奈子「そっか……残念だな……」

    クマ「ちなみにクマの出番が少ないのも同様の理由クマ。特に影時間があった頃は、シャドウとしての側面が強く出てテレビから出る事も出来ないしたまに消滅したりしてたクマ」

    メティス「それでですか。大変だったんですね」

    クマ「他にも似たような境遇の人はいるけど、あんまり気にしなくていいクマ。コミュが無くても重要人物って事もあるクマ。さ、次いってみよー!」

    973 = 902 :

    メティス「次の質問は……『特異点って結局誰だったの?』ですね」

    クマ「これは簡単クマ。センセイこと鳴上悠クマ」

    美奈子「途中まで湊もそれっぽかったけど?」

    クマ「あれは、性質としてセンセイに近いが故に起こった一種の混線クマ。共鳴ともいう」

    美奈子「湊にかなり近い私が何とも無かったのはそういう事なんだね。悠と湊は似てるけど、私と悠が似てるかって言うとちょっと違うもんね」

    クマ「そういう事クマ。特異点に接近しすぎると警戒されちゃって、最悪存在がなくなっちゃうクマ。本編のフーカチャンがそのパターンクマね」

    メティス「常に監視されているという事ですか……恐ろしい話ですね」

    クマ「けど、センセイなら大丈夫クマ。きっと戦いぬいてくれるクマ。はい次」

    974 = 902 :

    メティス「ええと、次は……『風花とか千枝とかそんな簡単に別の人好きになるもんなの?』ですね」

    美奈子「前も見たねこれ」

    クマ「振り返ってみると、NTRって言葉が良く出るスレだったクマ。ま、これに関しては言う事はひとつっきゃないクマ」

    メティス「ズバッとどうぞ」

    クマ「そんな事もある」

    美奈子「ざっくりいったね」

    クマ「だって考えてみて欲しいクマ。全ステータスマックスの超人で、かつ自分や仲間の為にそれなりに心砕いてくれる人クマよ?」

    美奈子「ちなみに私もステータスマックスだけどね」

    クマ「ミナコチャンは心の中に一人いるから攻略不能クマ。当然フーカチャンの中にも有里湊って大きな存在があるし、チエチャンも同様に鳴上悠っておっきな存在があるクマ」

    メティス「なら美奈子さんと同じで攻略不能なんじゃないですか?」

    クマ「ところがどっこい出来るんだなぁ。何故か。フーカチャン、かなり大人だからクマ」

    975 = 902 :

    美奈子「ちょっと時間が経つとあんなになるんだ、ってびっくりしちゃったよ」

    クマ「あの頃の感情がどういう物だったかをしっかり受け止めていたクマ。あれは恋愛と憧れがごっちゃになった感情だったクマ。少なくとも本編中のフーカチャンにはそうだったクマ」

    美奈子「つまり、他の世界だと本当にがっつり恋愛しちゃってる風花もいたわけね」

    クマ「そうクマ。しかしフーカチャンは有里湊と」

    メティス「性行為に及んでいる、と」

    クマ「……何故か。あれが特異点に近付きすぎた弊害クマ」

    美奈子「どういう事?」

    クマ「つまり、ごっちゃになっちゃったクマ。あのフーカチャンに体は間違いなくバ、バージンだったクマ。けどセンセイと仲良くなっていく内に、記憶が少しずつ混ざっていったクマ」

    メティス「他の可能性世界との融合、ですか」

    クマ「そうクマ。それからゆっくり体のほうも組み替えられて、結果として初めてじゃないよ?となっちまったクマ、センセイがっかりクマ」

    美奈子「なるほどね、それでか……」

    クマ「そうなっちまうと世界の在り方自体に色々変化を及ぼす危険もあるクマ。だからポイされちゃうクマよ……」

    976 = 902 :

    メティス「里中さんの方はどうだったんですか?」

    クマ「チエチャンは間違いなくセンセイに恋愛感情を抱いていたクマ。けど、肝心のセンセイが全く気付いてくれなかったクマ」

    美奈子「悠ってすっごい鈍いもんね……」

    クマ「センセイ、女の子全員とすっごく仲良しクマ。けど全員とそこ止まりだったクマ。その中で、どんどん恋愛感情は友情に変わっていったクマ」

    美奈子「ちょっと可哀想になってくるね」

    クマ「特にユキチャンやチエチャンは、性格的に友達を応援したくなっちまうから……気付いたら、ワタシ、身を引くわってなってたクマ」

    メティス「これが、セイシュンですか」

    クマ「そしてそこに現れたのがあのナチュラルボーンスケコマシの」

    美奈子「湊ってわけか。まぁしょうがないのかもね」

    クマ「あの微妙に庇護欲をそそる身長とか、器用なのか不器用なのかわからん辺りがチエチャンのツボだったみたいクマ」

    メティス「複雑な人間模様ですね。次は……これ、大丈夫なんですかね」

    クマ「ん?とにかく読み上げてみるクマ」

    977 = 902 :

    メティス「えー、『美奈子は結局どうやって帰ってきたの』です」

    美奈子「……」

    クマ「気まずいので、ミナコチャン本人からどうぞ」

    美奈子「テオ……」

    メティス「……誰かが犠牲になったようですね」

    クマ「空気が重いクマ……」

    978 = 902 :

    ~EDテーマ:Never more~

    クマ「おーっとエンディングクマ!いやー中々充実した番組になったクマね!」

    メティス「そうですね。それなりにしっかり疑問を解消できたと思います」

    クマ「カンペ通りの感想ありがとさん!さて、次からはまたクマたちの出番が無い本編が始まるクマ」

    メティス「クマさんはともかく、私や美奈子さんはまず存在しているのでしょうか」

    クマ「それもわからんクマ。真実はまだ霧の中。晴らすのは……」

    メティス「次の主人公ですね」

    クマ「そういう事クマ。そして、その栄えある主人公に選ばれたのは……」

    クマ「でーん!フーカチャンクマー!おめでとーおめでとー!」

    979 = 902 :

    メティス「らしくないといえばらしくない人選ですが、本編での扱いを考えればそうなるのも然り、と言った所でしょうか」

    クマ「ゲーム内じゃ序盤はユカリチャン、中盤以降はアイチャンにヒロインの座を奪われ続け、サブヒロインでもミッチャンの下に置かれがちだったあの頃……」

    メティス「大出世ですね」

    クマ「めでたいクマ!というわけで、そろそろお別れ。次の世界でお会いしまショークマー!」

    メティス「お疲れ様でした。よろしければ次のスレッドから始まる本編も読んでくださいね」

    美奈子「テオ……ありがとう」

    980 = 902 :

    >……。
    >黄色い画面に戻り、砂嵐が始まる。
    >電源を抜いたテレビは、当然のようにただ暗い闇を映すようになった。
    >……寝よう。

    鳴上「マヨナカテレビって便利だなぁ」

    番外:クマのなぜなに相談室 END

    981 = 902 :

    とりあえず、説明足りないかなぁと思った部分を補完してみた。
    さて、次スレ・・・といきたい所だけどもうちょっとだけ続くんじゃ。

    次は今夜の影時間に。
    また後で……。

    982 :

    テオドアァァァァァ!

    983 :

    始まりの時。

    984 = 902 :

    酷い頭痛がする。
    ここは……分寮じゃない。
    月光館学園の男子寮だ。
    頭痛と共に酷い吐き気を覚えた。
    携帯の画面を見ると、日付は2012年3月25日となっていた。

    985 = 902 :


    「戻った……のか。ここが、分岐点」

    一人呟くと、胃の中身が出そうになった。
    せめて、トイレで……。
    足取りがふらつく。
    消灯時間後だから電気も消えている。

    「ぅ……おぇ」

    なんとか寮のトイレまでたどり着き、個室に入る。
    便器に大量の胃液を吐いた。

    「ぐふっ、う……げほっ」

    胃液が通過した刺激で涙が出る。
    体の中が全部ひっくり返って出てしまうんじゃないかと錯覚するほど大量に、長い時間吐いた。
    荒い息をつきながら、どうにかこうにか立ち上がる。
    視界がぱちぱちと明滅して、自然と頭が揺れた。

    986 = 902 :

    「あの……大丈夫ですか?」

    懐かしい声がする。
    この、声は。

    「えっと、高等科の……すみません、名前は存じてないんですけど……先輩ですよね?」

    天田。
    だが、当然俺の事は知らない。

    「あま……」


    待て。
    今の自分の立場を忘れるな。
    自由に動くためには……関わりを深めてはならない。
    お互いの為にも、それが一番だ。

    「……いや、悪い。うるさかったか?」

    「いえ、たまたまトイレに来たら先輩が……体調悪いんですか?」

    「ちょっと、な。心配無いよ。……もう戻るから、君も用が済んだら寝た方がいい」

    「まぁ、大丈夫ならいいです。それじゃ、おやすみなさい」

    擦れ違う時、無意識に奥歯を噛み締めていた。
    俺は、もう天田や他の皆と同じラインにはいない。
    世界を歪める存在……特異点だ。

    987 = 902 :

    部屋に戻り、ドアを閉める。
    頭痛も落ち着いて来た。
    どうやら、世界を捻じ曲げた事による一時的な物だったらしい。

    「良かった……あんな状態じゃ出来る事も出来ない」

    体調が落ち着くに従って、ある違和感に気付く。
    窓の外から何者かに見られている。

    「……シャドウ? いや、ペルソナか!?」

    かつて自身が使ったペルソナ。
    それにそっくりな……生き物が、こちらを観察している。

    「何なんだ、お前は……」

    窓を開けようと近付くと、ジャックフロストにそっくりな何かは慌てて逃げ出していった。

    988 = 902 :

    「あ、おい!」

    追いかけようと窓枠を乗り越える。
    ジャックフロストはとことこと逃げていく。

    「寮が土足でよかった……逃がす所だった」

    走って追っていく内、人気の無い場所に入ってしまっていた事に気付く。
    袋小路だ。

    「こんな路地裏に……アイツはどこだ?」

    辺りには気配が無い。
    グルルル……。
    何かの唸り声が聞こえる。
    背後からだ。

    989 = 902 :

    「……そうか、お前達が今度の敵か」

    シャドウでも無く、ペルソナでもない。
    それは、精神から生まれた物ではなく、物質として存在する『生物』。

    「俺を排斥しようとする力、か。予想はしてたさ。何かあるだろうって」

    近くに落ちていた鉄パイプを握る。

    「お前達が何かは知らない。だけど、俺の敵だっていうなら……」

    振り向いて、獣と人が混じったような、その生き物と対峙する。

    「ただ、戦うだけだ」

    誰も見ていない場所、誰も知らない内に。
    世界と、一人の少年との戦いが幕を開けた。

    990 = 902 :

    彼の戦いの始まり。
    そして、彼女の戦いは以下で始まる。


    NEXT





    風花「鳴上悠?」

    http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1338563359/

    991 = 902 :

    というわけで当スレッドでの投下は以上で完全に終了といたします。
    あと10無いので適当に埋めておいてください。
    とか言って多分10もレス無いので明日あたり残ってたら自分で埋めますけども。

    ここまで読んでくれてありがとう。
    次スレもよろしくね!!

    992 :

    乙!次スレも楽しみ

    993 :

    乙、指定されてなくてもシーン毎にゲームのBGMが再生されるから不思議だ

    994 = 902 :

    >ある噂を聞いた。
    >今日はそれを実験しようと思う。

    鳴上「……」

    風花「~♪」

    鳴上「ぬるぽ」

    風花「ガッ」

    鳴上「……」

    風花「……?」

    995 = 902 :

    鳴上「あの、風花さんってコンピューター強いそうですね」

    風花「まぁ、趣味から始めて随分触ってるから……」

    鳴上「そうですか。あの、巨大掲示板ってあるじゃないですか。ニュースにもなったりする」

    風花「ああ、私はあんまり見ないけどね」

    鳴上「あんまり見ないんですか」

    風花「うん、あんまり」

    996 = 902 :

    鳴上「この前ちらっと覗いたんですけど、いろいろすごいですよね」

    風花「そうだね、色んな板があるし」

    鳴上「でも、ちょっと怖いんですよ。俺なんかが混じってると、何かだまされるんじゃないかって」

    風花「平気平気、よっぽど変な所見に行かなければ大丈夫だよ」

    鳴上「そうですかねぇ。怖いと思うんだけどなぁ」

    風花「先入観があるよね、どうしても」

    997 = 902 :

    鳴上「じゃあ本当は怖くないんですね?」

    風花「うん、見抜ける人じゃないと難しいけど」

    鳴上「ん?」

    風花「あ、嘘を嘘と見抜ける人じゃないと掲示板を使うのは難しいって事」

    鳴上「そうですか。……本当かなぁ」

    風花「本当、本当」

    998 = 902 :

    鳴上「お前それサバンナでも同じ事言えんの?」

    風花「それっておかしくねぇ?だって、ここ日本じゃん」

    鳴上「……あんまり、見ないんですよね」

    風花「そうだね、あんまり見ないかな」

    鳴上「ですよね」

    999 = 902 :

    >検証結果。
    >かなりの入りびたり。
    >日常会話にも脊髄反射でネタが挟まってくるレベル。

    >結論。山岸風花はちゃんねらー……。

    鳴上「……まぁ、だからどうってことも無いけど」

    1000 = 902 :

    というわけでこちらへどうぞ。

    風花「鳴上悠?」

    http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1338563359/


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