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    元スレ鳴上「月光館学園か」有里「八十稲羽?」

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    851 :



    P4信者湧いてるな

    852 :

    気持ちは分かるが
    >落ち着け!

    853 :

    このSSが気に入らないなら読まなきゃ良いだけだろ
    作者の好きにさせてやれよ

    854 :

    菜々子に関しては大丈夫だと思ってる
    だってキタローは菜々子のコミュないし

    855 :

    ここ定期的にNTRの話出るね!
    でもななこはおにいちゃんのおよめさんだよ?


    というわけで本日分。

    856 = 855 :



    【2012/8/10(金) 堂島宅】


    鳴上「!」

    >……まさか。
    >そっと、確認する。
    >良かった、ギリギリ間に合ったようだ。

    有里「……わかるよ」

    鳴上「……おはよう。なぁ、確認なんだが。昨日スイカ割りした後どうなった?」

    有里「スイカ割った後、クマが割られて」

    鳴上「それから美奈子が直斗と桐条さんにセクハラして、それを見てた順平さんと陽介が例の処刑を受けて」

    有里「真田先輩と完二がガチンコビーチバレーして、疲れたから帰ろうってなったんじゃない」

    鳴上「だよな。覚えてる。じゃあやっぱり夢か」

    有里「今日はどんな夢?」

    鳴上「ああ、それが……いや、言わないぞ」

    有里「残念。今日は釣り行くんでしょ?起きて準備しなよ」

    鳴上「ああ、陽介に誘われてたんだっけ。今起きるよ……」

    >……今日は、風花さんに会わずに済みそうだ。
    >今会ってしまうと、まともに顔を見る自信が無い。
    >困ったな……。

    857 = 855 :



    【鮫川河川敷】


    順平「いやー……どうなるかと思ったな」

    陽介「夏で良かったっすね……」

    有里「というか、何で順平いるの?」

    陽介「俺が誘ったんだよ、多分暇だと思って」

    順平「お前らな、俺だって傷つくこともあるんだぞ?」

    鳴上「……」

    >釣り糸を見ていると心が落ち着いていく……。
    >多分、気休めだけど。

    順平「いやしかし……凄かったな」

    陽介「誰がっすか」

    順平「あ?そりゃお前、アレだろ。なぁ?」

    有里「何で僕に振るの」

    順平「いや、趣味ズレてたら悲しいじゃん?」

    陽介「あー、でも凄かったっつーか、驚いたのはあの人っすね」

    順平「お、じゃあ一緒に発表しようぜ。有里もだぞ」

    有里「僕も?仕方ないな……せーのでいくよ。せー、の」

    順平「山岸」

    陽介「山岸さん」

    有里「風花」

    鳴上「……!」

    順平「だよなぁ、やっぱり」

    陽介「いや、あれはヤバイっすよ」

    有里「三年前に一度見たけど、成長率が著しかったね」

    順平「なんつーんだろうな、そりゃ形でいや桐条先輩が一番だぜ?」

    陽介「俺、岳羽さんみたいな体も好きっすよ」

    有里「りせや直斗も悪くない。千枝の健康的な体も良かったし、天城さんは水着でも品があった」

    858 = 855 :

    順平「けど、うぉっ!ってなったのは山岸だな」

    陽介「……すげえ下品な話になるけど、アレ、揉んでみたいっすね」

    有里「……悔しいけど、僕も同じ事を思った。あの体は……」

    鳴上「三人ともその辺にしといてくれ」

    順平「ああ、悪い悪い。いや、でも仕方ねえってもんだろ。お前だって正直……」

    鳴上「……まぁ、正直」

    有里「悠はもっと深刻だったみたいだよ。今朝もまた変な夢見ちゃったみたいで」

    陽介「相棒、わかるぜ。ありゃしょうがねえわ」

    鳴上「そんなつもりで好きだって言ったんじゃないんだけどな……」

    順平「だってよ、俺ら男だぜ?そりゃしょーがねーよ。どうしようも無え事ってあるだろ、世の中」

    鳴上「仕方ない、ですかね」

    有里「実際、僕にもそういう感情があるわけだから。多分、どうしようもないんだと思うよ」

    陽介「有里もそういう時あんのな。意外だわ」

    有里「僕だって男さ。昔、今日は親の帰り遅いんですって言われた時はどうしようかと」

    順平「おいおい、親って事はうちの寮じゃねえな。誰だよ」

    有里「ええと。あの、いたじゃないですか。生徒会の後輩の」

    順平「ああ!あの子か!あのおでこが可愛いメガネの」

    陽介「あれ、その人知ってるかもしんねー。この前まで生徒会長だったんじゃねえの?」

    順平「そーそー!え、何で知ってんだよ」

    陽介「前に月光館行った時に挨拶したのその人だったんすよ。俺史上空前の眼鏡美人、記録未だ破られず。って、あの人も有里に攻略済みかよ……」

    有里「へぇ……頑張ったんだ」

    >……男なら仕方が無い、のだろうか。
    >ただ、それは男だから仕方が無いと理解できるのは男だけだと思う。
    >俺がもし女に生まれたとしたら、そんな風に思われるのはいやなんじゃないか。
    >俺は、どうしたらいいんだろう。
    >このままだと、風花さんをいつか傷付けるような気もする……。

    859 = 855 :

    有里「悠、引いてるよ」

    陽介「うお!でけえぞコレ!おい相棒!」

    順平「エサどころか竿持ってかれそうじゃねーか!引け!引けって!」

    鳴上「俺は……どうしたら……」

    陽介「だから引けっつーの!おーい!」

    >……。

    鳴上「竿持って行かれる所だった」

    順平「ったく、感謝しろよ。しっかしでかかったな。あんなの住んでんのか、あそこ」

    陽介「ヌシっすよヌシ。あれ、でも確かヌシって相棒が釣ったんじゃなかったか」

    鳴上「ヌシ様はもっと大きいぞ」

    有里「是非見てみたいね」

    鳴上「今度な……あ」

    >そういえば、エリザベスに依頼を受けていた。
    >……里中に連絡しておこうか。

    鳴上「湊、今度里中に肉じゃが作ってもらってくれ」

    有里「肉じゃが?何で?」

    鳴上「食べたがってる人がいるんでな」

    有里「……変わってるね。頼んどくよ」

    >さて、帰ろうか。

    860 = 855 :



    【夕方 堂島宅】


    「こんにちわー」

    鳴上「っ!?」

    >今の声は……

    菜々子「はーい」

    「あ、菜々子ちゃん。お兄ちゃん……鳴上君いる?」

    菜々子「ちょっと待ってね。おにいちゃーん」

    鳴上「……どうしよう。いや、出ないわけには……ええい!」

    >玄関に向かうと、案の定風花さんが立っていた。
    >……まっすぐ顔が見れない。

    風花「こんにちわ。お荷物お届けに参りました」

    鳴上「荷物……?」

    風花「うん。里中さんと一緒にお料理してきました」

    >随分と早いな。

    鳴上「里中だけで良かったんですけど……ありがとうございます」

    風花「ええと、こっちが里中さんの。それから、こっちは私が作ったんだけど……」

    鳴上「あ、金平牛蒡」

    風花「ちょっと自信作。良かったら、感想貰いたいんだけど……」

    >……仕方ない、か。

    鳴上「あがってください。あ、でも肉じゃが……」

    風花「どうしたの?」

    鳴上「……よく考えたら食べたいじゃなくて見たいだったか。じゃあ、多少悪くなっても平気かな」

    風花「あれ、食べたいのって鳴上君じゃなかったんだ」

    鳴上「ええ、実は港区の方でリクエストされまして。日持ちしますかねぇ」

    風花「……ここだけの話、食べるのが危ないくらいには色々入ってるから。だから、多分大丈夫だと思うけど」

    鳴上「怖いですね……と、とにかくあがってくださいよ。頂きます」

    風花「はい、お邪魔します……」

    >まずった。
    >勢いで部屋にあげてしまったが、今の精神状態では……。

    861 = 855 :

    風花「えと、早速食べる?」

    鳴上「あ、はい。いただきます」

    >用意の良い事に箸も持ってきていたようだ。

    風花「はい、あーん」

    鳴上「……あー」

    >美味い。
    >流石といった所か……。

    風花「どう?」

    鳴上「美味いです。やっぱり」

    >風花さんは満足そうに笑っている。

    風花「もっと食べる?」

    鳴上「あ、いただきます……」

    >……。

    風花「結構作ってきたのに、全部食べちゃったね」

    鳴上「どうも、止まらなくて」

    風花「ふふ、ありがと。お粗末さま」

    >箸とタッパーを片付ける。
    >白い首筋が。
    >薄桃色の唇が。
    >長い睫が。
    >少し口が開いた。
    >唇の奥、赤く暗い空間が。

    風花「それじゃ、帰り……」

    >気が付くと、風花さんを押し倒していた。

    862 = 855 :

    風花「えっと、鳴上……君?」

    鳴上「風花さん、俺……」

    風花「待って、ちょっと……や、待ってったら……」

    >額にかかる髪をそっと払う。
    >その唇が欲しい。
    >唇だけじゃない。全てが欲しい。

    鳴上「風花さん……」

    風花「嫌……」

    >嫌。
    >嫌……。
    >嫌?

    鳴上「あっ、う、あ、その、俺……」

    >我に帰った。

    風花「あの、あの、私……」

    >風花さんは戸惑っているようだ。
    >当たり前だ……!

    鳴上「すみませんでした、ええと、その……どうしてこんな……」

    風花「ごめんなさい。あの……今日は、駄目。その。えっと、帰ります。ごめんね」

    >服を正して部屋から出て行く。
    >やってしまった。
    >いつか暴発するんじゃないかと思っていた。
    >これで、決定的に……。

    鳴上「……今日は?」

    >……?
    『No.02 女教皇 山岸風花』のランクが8になった。

    863 = 855 :



    【夜 堂島宅】


    >帰ってきたら悠の様子がおかしかった。
    >幽鬼の如くとはこのことか、あるいは目が死んでるとでも言おうか。
    >……菜々子も心配している。

    有里「悠」

    鳴上「なんだ」

    有里「何したの」

    鳴上「別に、何も……」

    有里「菜々子から聞いたよ。風花が来たんだって?」

    鳴上「……」

    >これは確実にやらかしている。
    >まぁ、抑えられないというのもわかるが……。

    有里「嫌われた?」

    鳴上「……かも、しれない」

    有里「まだ早いよ、諦めるには」

    >今日陽介に貰ったチラシをひらひらさせる。

    鳴上「なんだ、これ」

    有里「夏祭り。明日だって」

    鳴上「ああ、神社の……」

    有里「風花誘って行けばいい。何かやったなら謝って、ちゃんと言わないと駄目だよ」

    鳴上「湊……」

    >まさかこんなおせっかいを焼く事になるとは。
    >キャラじゃないんだけどな。

    有里「頑張って。勇気いるかもしれないけど。人間関係に挽回不可能なんて無いから」

    鳴上「ありがとう、俺、やってみるよ」

    >少しだが悠の目に光が戻った。

    有里「全く世話の焼ける……さて、僕はどうしようか」

    >千枝でも誘ってみるかなぁ。

    864 = 855 :



    【2012/8/11(土) 晴れ 堂島宅】


    >昨夜、風花さんに謝罪と今日の夏祭りに一緒に行かないかというメールを送ったが……。

    鳴上「返信無し、か」

    >やはり、まずかっただろうか。

    鳴上「そりゃそうだろ……」

    >どうしよう。
    >とりあえず、夏祭りか……。

    鳴上「陽介辺りを誘って……行こうかな」

    >気分転換にはなりそうだし……。
    >陽介にメールを送った。


    【夕方】


    >結局、男子全員で回ることになった。

    陽介「……ま、有里は仕方ねーな」

    完二「そりゃ俺らよりは優先だろうよ」

    「良い事だな」

    順平「その点、鳴上はどうだ!俺達との友情をしっかり受け止めて……」

    クマ「流石センセイクマー!」

    鳴上「ははは……」

    >これだけ騒がしければ悩んでいる暇も無さそうだ。

    陽介「っしゃ遊ぶぜ!」

    順平「田舎の祭りだろ?何があんだ?」

    完二「田舎ほど祭りに力入れるもんスよ」

    「花火なんかもあるみたいだな」

    >……。

    865 = 855 :

    陽介「取りに取ったり景品!」

    順平「陽介、輪投げうめーなー……」

    完二「おわぁ!クマのヤツが水没してんぞ!」

    クマ「ゴボガボゴボボ」

    「引っ張り出せ、速く!」

    鳴上「おいおい、大丈夫か」

    >どうしてそうなったのか、金魚すくいのケースの中に顔を突っ込んでいる。

    クマ「ぷはー!死ぬかと思ったクマ!センセイあんがと!」

    鳴上「どういたしま……」

    >思わず手を離してしまった。

    クマ「おぼー!」

    「こら鳴上!急に離すな!」

    鳴上「あ、す、すみません!」

    >クマを再び救い出しながら、そっちへ目は向け続ける。
    >浴衣の一団。
    >美奈子と、天城と、桐条さんと、岳羽さんと、りせ、直斗と。
    >それから、風花さん。
    >騒ぐクマたちに気付いて、風花さんがこちらを見た。

    風花「……!」

    >……一瞬目があった。
    >しかし、すぐに逸らされてしまった。

    鳴上「……」

    >仕方ない、よな。

    クマ「助かっ……ガボガボ」

    完二「先輩、何ぼけっとしてんスか!何回ダイブさせたら気が……」

    鳴上「ああ、悪い。大丈夫か、クマ」

    クマ「センセイしどいクマ……」

    >……。

    順平「いやー思ったより派手でよかったな」

    完二「これから花火っスけど……」

    陽介「野郎だけで花火ってのも、なぁ」

    「花火に男女は関係ないだろ?」

    陽介「気分の問題っすよ」

    順平「あー、アレだったら向こうと合流すっか?」

    陽介「おお!いいっすね!」

    順平「んじゃ連絡すんぜー」

    866 = 855 :

    鳴上「あ、俺は……」

    完二「どうかしたんスか?」

    鳴上「……いや、なんでもない」

    「おかしなヤツだな」

    >合流してしまうと、風花さんと……

    順平「もっしもーし!順平くんでっす!あ?んだよ、そんな露骨に嫌そうな声出すなって。ゆかりッチ、今どの辺?」

    順平「おう、おう。あー、そうなん?おう、おっけ、わかった。んじゃ後でな!」

    >順平さんがちらりとこちらを見た。

    順平「鳴上、先に場所取っといてくれってさ」

    陽介「あ、だったら俺も……」

    順平「バカ、お前はいいんだよ。鳴上、頼めるか?」

    鳴上「はぁ、まぁ」

    順平「よく見えるとこ頼んだぜ!」

    >……何か様子が変だ。
    >まぁ、行ってみるとしよう。

    鳴上「……この辺なら、大人数でも見れるな」

    >場所取りが意外と面倒だった。
    >が、ここなら花火もよく見えるし、人数が多くても平気だろう。

    「私、この辺良くわからないんだけどな……」

    >?
    >この声は……。

    鳴上「風花さん?」

    風花「あ、え?鳴上……君?」

    >何故、ここに……
    >あ。

    鳴上「……場所取りしてこいって言われました?」

    風花「うん。鳴上君も?」

    >どうやら、そういうことらしい。

    867 = 855 :

    鳴上「……」

    風花「……えと」

    鳴上「……すみませんでした」

    風花「ごめんなさい」

    >二人の声が重なった。

    鳴上「え?」

    風花「ん?」

    鳴上「ええと……」

    風花「な、鳴上君から、どうぞ」

    鳴上「あ、はい。あの、昨日は……すみませんでした。突然、あんな事しちゃって。その出来心というか……とにかく、すみません」

    風花「今日は、お祭りに誘ってくれたのに返事しなくてごめんなさい。ちょっと、思う事があって……そのままにしちゃってました。ごめんなさい」

    鳴上「思う事?」

    風花「うん、その……嫌われたんじゃないかな、とか」

    鳴上「俺が嫌う?何でですか」

    風花「逃げちゃったし……」

    鳴上「だって、それは俺が……」

    >……沈黙。

    鳴上「……っぷ」

    風花「……ふふ」

    鳴上「なんだ、そんな事気にしてたんですか?」

    風花「鳴上君こそ。同じような事考えてたんだね、私達」

    鳴上「はは、どうもそうみたいですね」

    風花「何か、おかしいね。ふふふ」

    鳴上「あれ、ってことは……」

    風花「ん?」

    868 = 855 :

    鳴上「ええと、風花さんは……ああされた事自体は、嫌じゃ無かった……」

    風花「……えっと、その……はい」

    >いかん、また調子がおかしくなりそうだ……。

    風花「だって、そういう風になるって事は、それだけ、その……魅力的というか。そういう風に見てもらってるんだなって思って……」

    鳴上「……顔、真っ赤ですよ」

    風花「だ、だって!恥ずかしい……変な子だと思われないかなって」

    鳴上「全然。あの……じゃあ何で逃げたんですか?」

    風花「……シャワー」

    鳴上「はい?」

    風花「暑かったでしょ、昨日。だから、汗とか……一応、一回シャワー浴びて行ったんだけど、やっぱり気になっちゃって」

    鳴上「……確か、今日、叔父さん帰って来ないんですよ」

    風花「そう、なんだ」

    >……おかしかっただろうか。
    >タイミングを失敗していないか?
    >露骨すぎやしないか?
    >というか、俺は何を期待しているんだ。
    >俺は、そんなつもりで風花さんを……。

    風花「……今日、泊まりに行っていい?」

    >それでも。
    >いや、好きだからこそ、だろうか。
    >俺は、風花さんが……。

    >欲しい。

    『No.02 女教皇 山岸風花』のランクが9になった。

    869 = 855 :



    【夜 堂島宅】


    鳴上「菜々子は友達と祭り行ってたみたいで、疲れて寝ちゃいました」

    風花「あはは、楽しかったんだね」

    鳴上「ですね」

    >……。
    >湊から連絡があった。
    >陽介の家に泊まるという。
    >恐らく、気を利かせてくれたのだろう。
    >ありがとう、湊。

    鳴上「いや、ありがとうは皆かな」

    風花「ん?何が?」

    鳴上「いえ、何でも。……風花さん」

    風花「はい」

    >意は決した。

    鳴上「本当に、最初からそういうつもりだったわけじゃない。でも、気が付くと……文字通り、寝ても覚めてもあなたの事しか考えられなくなっていて」

    鳴上「そのくらい、好きで……だから、俺は、風花さんが欲しいです。体も……心も」

    >言い切った。
    >よくもまぁ恥ずかしげも無く言えたものだと自分でも思う。
    >風花さんは赤面している……が、ちゃんと答えてくれた。

    風花「あの、ですね。私は、その。多分、鳴上君が思ってるより大した事も無くて。えっと、だから、満足してもらえるかわからないけど……」

    風花「……全部、あげます。食べちゃってください」

    鳴上「……先に言っておきますけど。その、初めてなので、ぎこちない所とかあったらすみません」

    >風花さんがちょっと笑った。

    風花「はい。よろしくお願いします」

    >並んでベッドに座り、そっと肩を抱く。
    >ゆっくりと、キスをした。

    870 = 855 :

    風花「っは……ん……ちゅっ、っぷ……」

    >離れようとすると、風花さんが追ってくる。
    >終わらない、キス。

    風花「っはぁ、あっ……ん……」

    >ふと、夢を思い出した。
    >舌を、風花さんの中へ滑り込ませる……。

    風花「んんっ……ふぁ、れろっ……れる、くちゅっ……や」

    >声が漏れ始めている。
    >そのまま、ゆっくりとベッドに寝かせた。

    鳴上「痛かったりしたら、すみません」

    風花「ん……大丈夫だよ、別に初めてってわけじゃ……」

    鳴上「……あの、一つだけいいですか」

    風花「なぁに?」

    鳴上「もしかして、風花さんの最初の相手って……」

    風花「……あり」

    鳴上「もういいです、わかりました、なるべく考えたくありません」

    風花「ふふふ、でも今は鳴上君だけだよ。……ね?」

    鳴上「まったく……アイツ、何も無いとか言ってたくせに」

    風花「一回だけ、だよ」

    鳴上「ああ、別に……そんな事気にしませんよ。聞いてみただけです」

    >そっと、服を脱がせていく。



    風花「……あ」


    >……。

    871 = 855 :

    鳴上「……大丈夫でした?」

    風花「ん、うん。ありがとう」

    >まだ顔が赤い。

    風花「……ちょっと、疲れたね」

    鳴上「ですね」

    風花「あ、そうだ」

    >風花さんは起き上がると、自分の荷物を探り始めた。

    鳴上「どうかしました?」

    風花「えっと、確か……あった」

    >手帳?

    風花「これね、私が前まで使ってたレシピ帳。今のに変えてから使ってなかったんだけど、鳴上君にあげようと思って」

    鳴上「……今ですか」

    風花「ご、ごめん。忘れちゃってて……こんなタイミングでごめんね?」

    鳴上「それもまあ、俺達らしいんじゃないですか。有難く頂きます」

    風花「うん。……ちょっと、眠いかも」

    鳴上「寝ますか?」

    風花「ん……あの……腕枕、とか」

    鳴上「ああ、はい」

    >風花さんは嬉しそうに隣に寝転んだ。

    風花「おやすみ……好きだよ」

    鳴上「俺もです。……おやすみなさい」

    『No.02 女教皇 山岸風花』のランクが10になった。
    『風花のレシピ帳』を手に入れた。
    >……俺も、眠くなってきた。
    >風花さんはもう寝息を立てている。
    >……寝よう。

    872 = 855 :



    【2012/8/12(日) 雨 堂島宅】


    >目が覚めると一人だった。

    鳴上「……あれ?」

    >昨夜の記憶を辿る。

    鳴上「ああ、そうか。湊は陽介の所か。目が覚めるとアイツがいるってのにも慣れたな」

    >今日は雨か。
    >さて、何をしようかな……。

    873 = 855 :


    では、また後日。

    874 :

    まぁ予想はしてたがやはり非処女だったか

    875 :

    なかったことにしなくてはならない

    876 :

    コミュMAXになったから他の女の子にも手を出しても平気だね!(ゲーム的には)

    877 :

    謎の敗北感

    878 :

    実に聞きたく無い言葉だな

    880 :

    キタローは全員貫通済みなのに対して、番長の健全なこと

    どうしてこうなったいいぞもっとやれ

    881 :

    あれだな
    セクロスはしていて欲しくなかったな

    882 :

    キタロー嘘ついちゃあいかんよ

    884 = 883 :

    >……?
    >机の上を見ると、手帳が一冊置いてある。

    鳴上「……湊の、かな」

    >どこかで見たような……。

    鳴上「湊には悪いけど、ちょっと確かめさせてもらうか」

    >ぺらぺらとめくって見ると、イラスト付きで料理のレシピが書いてある。

    鳴上「随分と可愛い字だな。これ、湊のじゃないんじゃ……?」

    >ページの各所に『鳴上君へ』とアドバイスが添えられている。

    鳴上「俺宛?一体誰が……」

    >頭痛がする。
    >最後のページにはレシピではなく、メッセージが書いてあった。

    鳴上「これも俺宛、か。誰が書いてるんだ……?」

    『鳴上君へ 私みたいな、地味でぱっとしない子を好きだって言ってくれてありがとう。
           私の料理、いつも美味しいって言ってくれてありがとう。
           笑顔でいてくれてありがとう。笑顔をくれてありがとう。
           書き出したら書ききれないくらいありがとうがあるので、この辺で止めておきます。
           私は、鳴上君の全部が好きです。できれば、いつも一緒に居たいくらい。
           でも、流石にそれは無理だから、このレシピ帳を渡します。
           出来たら、いつも持ち歩いてね。私の代わり。
           言葉で言うと恥ずかしくて、上手く言えないかもしれないから、こうして書いてみました。
           あ、でも読んでも何も言わないでね。恥ずかしいから……』
    >なんだ、この文章は。
    >これを書いた人は、俺とどういう関係なんだ?
    >俺にそんな相手は……
    >文末に、名前が書いてあった。

    『愛しています。 山岸風花』

    鳴上「やまぎし、ふうか……?」

    >酷い頭痛がする。
    >何か、脳の領域がこじ開けられていくような……。

    鳴上「俺は、この名前を知らない……けど、覚えてる?どういう事……ぐっ」

    885 = 883 :

    >頭が痛い。
    >頭蓋骨が割れそうなイメージが喚起される。

    鳴上「……今朝、俺は間違いなく一人だった。そこに違和感があった理由は何だ?」

    >湊が陽介の所に泊まっているなら、俺の部屋には俺だけになる。
    >当たり前だ、この部屋は俺と湊の部屋なのだから。

    鳴上「でも、昨夜……この部屋に、他の誰かがいた?」

    >思い出せ。
    >記憶にかかった蓋を外せ。
    >昨日、俺は何をした?
    >昨日、俺はこの部屋に誰を入れた?
    >映像が浮かんでは消える。
    >誰だ。
    >笑顔のこの人は
    >少し切なそうなこの人は
    >顔を赤く染めて、俺を受け入れてくれたこの人は誰だ。
    >……誰だ!

    鳴上「……風花、さん?」

    >口に出してみると、やはりしっくりきた。
    >知っているはずだ、しかし思い出せない。

    鳴上「湊……湊に連絡を……」

    >そもそも、何故湊は陽介の所に行ったのか。
    >その理由がこの人だったはずだ。
    >俺が、この人を泊めるから、あいつは……
    >湊の携帯に電話をかける。
    >早く、早く出てくれ……!

    有里『……もしもし?』

    鳴上「っ湊!聞いてくれ!俺の記憶が……」

    有里『記憶が?』

    鳴上「ああ。覚えてるんだけど知らないんだ!知らない人との記憶があって、でもその事ははっきり思い出せなくて、俺は……」

    有里『待って、落ち着いて。状況を詳しく』

    鳴上「すまん、取り乱した。……山岸風花って人の事が思い出せないんだ。多分、大切な人だったはずなのに。お前、何か知らないか」

    有里『風花?風花って……』

    鳴上「知ってるんだな!?」

    886 = 883 :

    有里『ごめん、良くわからない。その風花さんについて、僕は知らない』

    鳴上「え……だって、お前が昨日陽介の所に泊まったのって、俺がその人を泊めるからだよな?」

    有里『……あれ?』

    鳴上「違うのか?」

    有里『言われてみれば、何でだろう。……あれ、おかしいな。覚えてない』

    鳴上「湊も……?」

    有里『うん、どうやらそうみたい。……ちょっと、おかしいね』

    鳴上「ちょっとじゃない。俺は、忘れるわけが無いような記憶を忘れてしまったみたいなんだ」

    有里『……そっか。そうだよね。悠、僕と一緒に会ってもらいたい人がいる』

    鳴上「今はそんな事してる場合じゃ……」

    有里『重要な話なんだ。今から連絡してみるから、後で合流しよう』

    鳴上「俺たちの記憶と関係ある人なんだな?」

    有里『大いにある、と思う。まだ詳しい話は聞いてないんだ。いやな予感がして……ね』

    鳴上「わかった。それじゃ後でまた連絡をくれ。頼んだぞ」

    >電話を切った。

    鳴上「頭が痛い……くそ、何だ。何が起きてる。昨日俺は誰と居たんだ。俺は……」

    >倒れこむようにして、再び眠った。

    887 = 883 :



    【愛家】


    鳴上「おい、こんな所でいいのか?大事な話なんだろう」

    有里「いいんだってさ。……今日会ってもらう人は、僕が以前出会った刑事だ」

    鳴上「刑事?」

    有里「うん。多分、僕達よりも今の状況に詳しい人。……以前、連絡先をもらってたんだけど」

    鳴上「なんで連絡しなかったんだ」

    有里「Nyxを封印して解決したと思ったからだよ。それに……少し、毎日楽しすぎてね。出来る事なら、このまま日常を楽しみたかった」

    鳴上「……そうか。でも、そうも言っていられない」

    有里「そうだね。残念だけど、次に進まないといけないみたいだ。僕達は、多分その為にいるから」

    >愛家に入る。

    あいか「いらっしゃーい」

    「随分と待たせてくれたな」

    >数人の客の中に、こちらを見て手を上げた男がいた。

    鳴上「あ?……どこかで見たような気がする」

    有里「え?本当に?」

    「あー、俺、前にテレビも出た事あるから」

    >思い出した!

    鳴上「確かにテレビで見た顔だ。確か、立派な刑事になるのが目標で……名前が」

    周防「周防達哉。お前らの……先輩ってところか。まぁ、座れよ」

    >転校初日にギャグとして使った名前だ。
    >……誰にも、伝わらなかったが。

    888 = 883 :

    鳴上「すみませんでした」

    周防「……俺は、お前に謝られるような覚えは無いぞ」

    鳴上「こっちの話です。……で、俺達の先輩っていうのはどういう意味ですか?まさか月光館の」

    周防「違う。お前らみたいな境遇になった事があるってことだ」

    有里「僕らみたいな、境遇」

    >周防さんはライターの蓋を鳴らした。

    周防「最初にお前らの話を聞きたい。どうして、今更連絡してくる気になったのか」

    鳴上「……信用して話ます。実は……」

    >今朝気付いた事を話した……。

    周防「……」

    鳴上「それで、まずいと思って相談に」

    >イライラしているのだろうか。
    >ライターの蓋を連続で鳴らしている……。

    有里「あの」

    周防「ああ、悪い。……そうだな、まずはこの世界について説明するか。お前達、世界はここ一つだと思うか?」

    鳴上「パラレルワールドの話ですか?」

    >以前も少し聞いたような気がする。
    >あれは、確か……

    有里「そうは思いません。世界は選択によって複数に分岐し、同時に存在している……んじゃないでしょうか」

    周防「その通りだ。お前達にはちょっと覚えのある話なんじゃないか」

    鳴上「確かに、他の世界の産物を目にしてますから……」

    周防「で、だ。先に言っておく。俺がこれから話す事を聞けば、きっと今まで通りじゃいられなくなる。お前ら、それでも俺の話を聞く覚悟はあるか?」

    有里「どういう事ですか?」

    周防「ヒントを与えると、その分難易度が上がるって事だ。そういう風にしてくるだろう。俺の知ってるアイツならな。それでも、ヒントを聞いて……失くした物を取り戻すか?」

    889 = 883 :

    >失くした物……。

    有里「悠。君が決めて欲しい。僕はまだ、そこまで大事な物を失くしたわけじゃない。ただ、君は……」

    >答えは最初から決まっている。

    鳴上「悪いが、付き合ってくれ。周防さん、俺は、それでもあなたに教えてもらいたい。それで、失くした何かを取り戻せるなら」

    >ライターが、一際大きく鳴った。

    周防「……そうか。それでこそ男だな。まずは、何から話そうか……そうだな、俺の昔話を聞いてくれ」

    >周防さんは今までの自分の半生を語った。
    >自分達がパラレルワールドを作り出した事……
    >パラレルワールドで、自信が原因となって起こった戦い……
    >自らの『罪』
    >そして、『罰』……。

    周防「……と、これが俺の罪と罰だ。わかったか?」

    鳴上「……なんというか、その」

    有里「……すさまじい話ですね」

    周防「そうでもない。お前達も多分同じような事をしてるはずだ」

    >確かに、滅びかけた世界を救った事はあるが……。

    有里「一つ、疑問があります。さっき、話の中で周防さんは二人出てきましたよね。貴方は、どちらの周防達哉なんですか?」

    >ライターをまた一つ鳴らした。

    周防「この世界は、滅ばなかった世界だ。だから、こっちにいる俺は、本当なら俺じゃなかったはずだ」

    有里「つまり、貴方は」

    周防「滅んじまった方の世界の記憶がある。特異点を経験した俺だ」

    鳴上「おかしく無いですか?だって、さっき……」

    周防「戦いの後、俺は向こうに戻る事を選んだ。だけど、今俺はここにいる。これが異常の一つだ」

    >また、ライターを鳴らした。

    周防「……お前達は、昔の俺と同じだ。あらゆる可能性の分岐点……特異点。ターニングポイントってヤツだ。俺が思うに、お前達の為にこの世界は作られた」

    鳴上「俺達の為に……?」

    周防「そうだ。お前達がどうにかする為に生まれた世界だ。自覚しろ。お前達がどこから来て、何をしたのか。思い出せ、あらゆる過去を」

    890 = 883 :

    >あらゆる過去……。
    >突如として、脳裏にシャドウとの境界線が消えた世界が浮かんだ。

    鳴上「……ッ!」

    有里「世界は、一度滅んでいる……?」

    周防「……それは、お前達が選ばなかった過去。経験したはずの無い事実だ。だけど、思い出すことが出来る。そうだな?」

    >フラッシュバックは止まらない。
    >今まで知った顔、その全てが笑い、泣き、そして死ぬ。
    >苛烈なまでの記憶の奔流。

    鳴上「これが、特異点……?」

    周防「正確には俺の時とは仕様が違うが、そういう事だ。ここは、無数に枝分かれする世界の中で、お前達を観察する為に作られた舞台だ」

    有里「僕達を観察……」

    周防「世の中の人間の望みを叶えるってヤツがいるんだ。最初は俺の時と同じ手口、噂がヒントだったんだが」

    鳴上「それを俺達が、一応とは言え解決してしまった」

    周防「みたいだな。それから、アイツは手を変えてきたみたいだ」

    >パチン。ライターを鳴らした。

    周防「世界はお前達を中心に回っている。それは、お前達の周りでばかりおかしな事が起こることからわかる。それで、ここから先は俺の経験からくる推測だ」

    >カチン。ライターを鳴らした。

    周防「お前達、友達はいるか」

    鳴上「まぁ、一応」

    有里「多くは無いけど」

    周防「だったら、仲良くなると良くない事が起こるかもしれない。例えば、最初からいなかった事になったり」

    >最初から、いなかったこと……?

    周防「俺の時もそうだった。特異点に関わりすぎると、以前の世界と繋がっちまう。そうなったら面倒だ。だから、消す。そういう事が出来るヤツなんだ、相手は」

    >つまり、それって、風花さんは、俺のせいで?
    >パチン。

    周防「ここは切り離された世界だ。作り出された箱庭。お前達がこの世界を良しとせず、元凶をぶっ倒したとしよう。すると、この世界は消えて……」

    周防「どこかはわからないが、分岐した地点に戻る。今まで起きたおかしなことは全部ご破算でな」

    周防「死んだヤツが生き返ることも、他所の世界から来たヤツも、消えていったヤツも、全部元に戻る」

    有里「元に、戻る」

    891 = 883 :

    >足元が崩れた。
    >今まで、皆の為に戦ってきたはずが、皆の為に何かする程皆を失うことになる?

    鳴上「……どこのどいつがそんなふざけた事を」

    周防「どいつかは見当がついてる。ただ、どこかはわからん。名前だけ教えておいてやる」

    周防「そいつに顔は無い。色んなヤツの集合体だからだ。そいつはどこにもいない。けれど気が付けば這い寄って来ている。その名は」

    周防「ニャルラトホテプ」

    鳴上「ニャルラトホテプ……」

    >それが、俺から大事な仲間を。
    >恐らくは、仲間以上に大切な人を奪った相手。

    鳴上「必ず、倒す。元に戻れば、消えた人も帰ってくるんですよね」

    周防「この世界にじゃないだろうけどな。元々いた世界には戻れるだろう。ただし、こっちでの記憶なんかは無いかもしれない。いや、多分無いだろう」

    鳴上「それでもいい。どこかで生きていてくれればいい。俺は……」

    >そこまで言って、ふと気付く。
    >湊の様子がおかしい。

    鳴上「湊……?」

    有里「……少し、具合が悪くて。吐きそうなんだ」

    >確かに、目の焦点も合っていないし、小刻みに震えている。
    >無理も無い、こんな話を聞かされては……。

    周防「……悪かった、一気に話すつもりじゃなかったんだが。だが、言った通りだろ。今まで通りじゃいられなくなる」

    >今までは、強い絆こそ力だった。
    >いや、今もそれは変わらない。
    >だが、絆が強すぎるとそれを失うことになる……?

    鳴上「俺達は、どうすれば……」

    >カチン。

    周防「そこまでは、俺にもわからん。ただ、言うなればお前達は主役だ。俺たちはただの舞台装置にすぎない。だから、決めるのはきっとお前達だろ」

    >……。

    892 = 883 :



    【堂島宅】


    鳴上「おい、大丈夫か湊」

    有里「平気さ。大丈夫……ごめん」

    >湊はまだ具合が悪そうだ。

    有里「悠は、やっぱりこの世界が無くなっても、ニャルラトホテプを倒そうと思ってる?」

    鳴上「当たり前だ」

    有里「でも、この世界で知り合った人達と知り合う前の地点に戻るかもしれないんだよ」

    鳴上「そうなったら、また知り合えばいい。また仲良くなればいい。一回出来た事だ、出来るはずだろ」

    有里「……そうだね」

    >自分で言って、少し引っ掛かった。

    鳴上「具合が悪いなら、寝とけ。これからの事は……明日考えよう。相談できる相手も含めて、打ち合わせしないと」

    >これからは、もしかすると俺と湊だけの戦いになるかもしれない。
    >もしそうなったとしても、湊と一緒なら誰にも負ける気はしない。
    >もう、風花さんの事ははっきりと思い出す事が出来る。
    >ただ、これを俺以外に期待しても無駄だろう。
    >俺以外の人にとって、山岸風花なんて人は最初からいなかったのだから。

    鳴上「……絶対に、何とかしないと」

    893 = 883 :

    この日、大事な物を失くした。
    一つ目は、風花さん。
    そしてもう一つは、この時気付いていなかった。
    頭に血が上っていたからか、それとも意識して気付かないようにしていたからか。
    自分の都合ばかり考えていた。

    全てが元に戻るということは、アイツやアイツも元に戻るって事だ。
    そんなことって……。

    894 = 883 :

    今日は短く。

    では、また後日。

    895 :

    キタロー死ね

    896 :

    このキタローp3女子陣全員とヤってるのか
    それに比べて番長は番長なのに誰にも手をかけないとかどんだけ紳士な番長なんだよwww

    897 :

    これキタロー封印に戻されてしまうん

    898 :

    おのれニャルゆ〝る〝さ〝ん〝

    899 :

    キタローはゲームシステム上仕方ないだろ 番長みたく友達ルートと恋愛ルート選べないんだから

    900 :

    さて番長は銀幕デビュゥが決まったわけだが
    ある意味あれは続きは映画でね!手法に似ているが…
    真エンディングは映画でね?なので許せる

    が気持ち的には ゆ〝る〝さ〝ん〝


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