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    元スレ勇者「ハーレム言うなって言ってるじゃないですか」盗賊「……3、だよ……」

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    401 = 1 :

    ムオル勇者「……」

    商人「そっちはお仕事で勇くんの尻を追っかけてるかもしれませんがね」

    商人「……こっちはお仕事でも何でも無く、魔王の尻を追っかけてるんです」

    商人「その私たちを邪魔するような事があれば……もう魔物と同じようなもんですよ。あんたら」

    ムオル勇者「……」

    魔法使い「……」

    魔法使い「今は、まだ……そっちがなにをかんがえてるか、しっかりとはわからないけど……」

    ギュッ

    勇者「わぷっ!?」

    魔法使い「ゆーしゃは、ゆーしゃだよ」

    魔法使い「あなたちが、ゆーしゃを……わかったようにあつかわないで……!」

    魔法使い「ゆーしゃは、わたしたちのゆーしゃなの!」ギュウウウゥゥ

    勇者「もぷっもっ!(どういう言い分だ!!)」

    ムオル勇者「……」

    戦士「……アンタ」

    ムオル勇者「む……?」

    戦士「……」

    ムオル勇者「何だ?」

    戦士「……」

    戦士「…………もう、勇者に干渉すんのはやめてくれよ」

    戦士「……勇者は……その、えっと……」

    ムオル勇者「……」

    スタスタ……

    戦士「ってあっ!?おい!聴けっての!!」

    402 = 1 :

    ムオル勇者「俺も次の任務があるのでな」

    戦士「ぐ、ぐぅぅ……!どこまでもムカつく……!」

    ムオル勇者「……」

    ピタ

    クルッ

    ムオル勇者「……勇者」

    武道家「……?まだ何かあるの?」

    勇者「もぷっ?」

    ムオル勇者「……さっきの言葉は、少し訂正しよう」

    勇者「……?」

    ムオル勇者「……」


    商人「……」

    魔法使い「……?」

    武道家「……」

    戦士「……何だよ」

    勇者「……?」


    ムオル勇者「……」

    ムオル勇者「そいつらだけは、信じておけ」

    勇者「…………!」

    ムオル勇者「……それではな」

    スタスタ……

    403 = 1 :

    魔法使い「……いっちゃったね」

    商人「……ふぅ……流石にちょっと緊張しましたよ」

    武道家「えぇ……あいつ、相当強いわ」

    戦士「……」

    武道家「……戦士」

    戦士「ん……」

    武道家「……らしくないわよ」

    戦士「……わ、わかってるよ!」

    スタスタ

    魔法使い「あれ?どこいくの?」

    戦士「先戻ってる!!」

    スタスタ…

    商人「……全く、まぁ今のだけは戦士ちゃんらしいといえばらしいですけどね」

    魔法使い「あはは……そうだね」

    武道家「さ、私達も戻りましょうか。お腹空いたわ」

    商人「ですね。ほら、勇くんもいつまでも……ってちょっ!!魔法使いちゃん!!」

    魔法使い「え?」

    商人「勇くんが死にます死んじゃいます!!!!」

    魔法使い「へ?」チラッ

    勇者「 」

    魔法使い「ひゃ、ひゃあぁっ!!!///」バッ!!

    武道家「ちょっと!息してない!」

    商人「勇くんしっかり!!おっぱいで圧死とか最低の死因ですって!!勇くん!!」

    勇者「 」←アルカイックスマイル

    魔法使い「ご、ごめんねぇっ!ゆーしゃ、ごめんねぇっ!」

    武道家「この乳娘っ!もげろ!」

    魔法使い「ひ、ひどいよそれっ!!」

    ワーワー

    …………
    ……

    .

    404 = 1 :

    ――――――

    スタスタ……

    戦士「……」

    戦士「……くそ……!」


    ―――――

    武道家『……らしくないわよ』

    ―――――


    戦士「そんなの……!アタシだってわかってるよ……!」

    戦士「…………」

    ピタ……

    戦士「……」

    戦士「……はぁぁ……」

    戦士「何だよ……何なんだよ……アタシは……」

    戦士「……」

    戦士「……私は……ホント……」

    戦士「……何がしたいっていうんだよ……」

    …………
    ……

    .

    405 = 1 :

    今日はここまでです。
    本当に俺は……何がしたいって言うんだよ……
    もう本当に言い訳にしかならないですが正社員になるために死にもの狂いで働いてて書く暇が中々ありませんでした。
    本当に申し訳ありません。二日間だけお盆休み貰えたのでなんとかほんの少しだけ書けましたが……あれ?九月……お盆?
    本当にすみません。何とか頑張って終わらせます。

    406 :

    久しぶりの乙!

    407 :


    現実の生活のほうがずっと大事なんだから
    気にする事はないと思うよ?
    まあ音沙汰無しだと心配になるけども

    408 :

    久しぶりの更新きたー。乙!

    409 :

    おつー
    先が楽しみだで

    411 :

    更新乙です!

    体調を崩さないように気をつけてね

    412 :


    ゆっくりでいいので自分のペースで続けてくれ

    413 :

    おおきてた、乙
    リアル優先で焦らずじっくり続けてくれ
    完結まで続けてくれるならいつまでも待つつもりだし

    414 :


    無理せずやってくれ

    415 :


    落ち着いたらまた書いてくれるとありがたいぜ!

    416 :

    落ちない程度に頑張って

    417 :

    まってる

    418 :

    画像見たいけどみれないー

    419 :

    まだ1ヶ月もたってない
    長く感じるのは続きが楽しみなせいか

    420 :

    もう一ヶ月か

    422 :

    ふえぇ

    424 :

    来ない…だ…と……orz

    425 = 423 :

    顔見せに来てくれたって事かな…
    まあ音信不通になるよりはずっといい、待ってます

    427 :

    >>426
    なんで>>1がsageてんのにお前がageてんだよ

    430 :

    一体君は何から守ってるんだ…

    431 :

    制限かかってて前のスレ行けないから、誰か今までの画像のURL貼ってくれない?

    432 :

    これは久し振りに一回書いてそれきり来なくなるパターン

    433 :

    主人公最弱とか萎える

    434 :

    まだなのか…

    435 :

    続きが楽しみ

    437 :

    ―――――

    ―野営地点―



    パチッ……パキッ……

    勇者「……そんな事が」

    遊び人「あいつ……また来たのね……!」

    勇者「で、でもさ。別に他意は無さそうな感じだったよ?」

    武道家「アンタは本当にお人好しねぇ」ハァ

    商人「勇くんを油断させるための嘘かも知れないじゃないですか勇くんのアホアホ」

    勇者「う……」

    魔法使い「とりあえず、ゆだんはならないよ」

    勇者「だね。全く……国連は何を考えてるんだか」

    盗賊「……それはともかく、もうご飯食べよ?……」

    僧侶「あ、そうですね!冷めちゃいます」

    武道家「ま、各自この先の道中も気をつけるって事で」

    商人「特に勇くん。わかりましたか?」

    勇者「うん。ごめんね皆。心配させて」

    遊び人「ううん!いいんだよ!それじゃ食べようか!」

    「「「いただきまーす!!」」」

    魔法使い「あ!これおいしーい!」

    遊び人「それさっきそこで採れてね――……」

    ワイワイ

    戦士「……」

    438 = 1 :

    勇者「……」モグモグ

    戦士「……なぁ、勇者」

    勇者「ふぇっ?はに?」

    戦士「なんか、悪かったな。さっきは」

    勇者「? 何が?」

    戦士「……」

    勇者「?」キョトン

    戦士「……」

    戦士「……ふふ。いや、なんでもねーよ」

    勇者「そう?」

    戦士「おう。あ、僧侶。ごめんそれよそってー」

    僧侶「あ、はいっ!」

    武道家「アンタ一人で全部食べないでよー?」

    戦士「まだ何も手つけてないっつーの!!」

    ワーワー

    勇者「……」

    商人「……戦士ちゃんも戦士ちゃんでいろいろあるんですよ。きっと」ボソッ

    勇者「商人」

    商人「ま、みんな多少過保護かもしれませんがね」

    商人「……それだけ勇くんを心配なんですよ。大目に見てください」

    勇者「……うん」

    商人「さ、早く食べないと無くなっちゃいますよ。なんかよそって欲しいものありまちゅか勇くーん?」

    勇者「それは過保護すぎだろ!」

    …………
    ……

    439 = 1 :

    …………

    盗賊「……さて……」

    遊び人「それじゃ、もう寝ようか」

    勇者「……あの」

    遊び人「ん?どしたの勇者ちゃん」

    勇者「んーと……なんで二人はテントの外で寝ようとしてるの?」

    盗賊「……今日は、一緒に見張りするよ。交代で……」

    遊び人「私たち二人がじゃんけんに勝ったからね!よろしくって事で」

    勇者「いやいや、僕一人でも大丈夫――……」

    遊び人・盗賊「「駄目」」

    勇者「え、えー?」

    遊び人「もう!さっき何があったか忘れたの!?」

    盗賊「……油断はいけないよ……」

    勇者「でもさ、僕はこの通り何も無かったわけなんだし」

    遊び人「んもー!!どんだけお人好しなのよ!!勇者ちゃんのばか!」

    盗賊「……色んな事を想定しないと、駄目だよ……」

    勇者「それは、そうなんだけどさ」

    盗賊「……それに、交代交代での見張りだから、眠れないわけじゃないんだし……ね?……」

    遊び人「と・に・か・く!今日ばっかりは譲らないからね!」

    勇者「うぐぐ……」

    盗賊「……私たちなら、大丈夫だよ。しばらく、お話でもしてよう?暖かいお茶淹れるから……」

    勇者「…………はぁ……ほんと皆には適わないよ」

    遊び人「うん!観念なさい!」

    盗賊「……素直でよろしい……」

    440 = 1 :

    ――――テント・中


    商人「さて、あの二人に任せて私らは寝るとしますかー」

    勇者「うん、そうだね。明日は早く出発して早いうちにポルトガに戻りたいね」

    武道家「でも、前衛の私や戦士が見張ってなくて大丈夫かしら……」

    魔法使い「だいじょーぶだよ!あのふたりだってすごくつよいんだから!」

    勇者「だね。盗賊ちゃんは敵の感知に鋭いし、遊び人ちゃんだってそこいらの魔物や悪党より断然強い」

    武道家「まぁそれもそっか」

    僧侶「だから自分たちは休ませてもらいましょう?早く寝ないと意味がなくなっちゃいますよー」

    戦士「だなー。もう寝ようぜ」

    商人「え?」

    戦士「んあ?どした?」

    魔法使い「ううん、戦士が自分からねようとするのはめずらしいなって」

    勇者「いつもは皆にちょっかいだして眠り妨害したりするからね」

    僧侶「でも、結局一番寝るのが早いんですけどね。ふふ」

    戦士「いやー、今日は色々ありすぎてさ。もう流石に疲れたよ」

    武道家「そうね。今日はどっちかというと精神的な疲れが凄いわ」

    商人「そういうワケですから、さ!寝ますよみんな!」

    勇者「ん。皆おやすみー」

    魔法使い「おやすみぃ」

    僧侶「私はお祈りしてから眠りますね」

    武道家「じゃあランプ消しておいてね」

    僧侶「はいー」



    戦士「…………」

    441 = 1 :

    ――――

    パチッ……パチ……


    クピ…

    勇者「はぁ……やっぱり美味しいなぁ……盗賊のお茶」

    盗賊「……そう?だったら、よかった……」

    勇者「遊び人は……あれ」

    遊び人「……」コックリ……コックリ……

    盗賊「……おねむだ……」

    勇者「あ、お茶危ない」

    ヒョイッ

    勇者「ちょっと待ってね盗賊。遊び人寝かしちゃうから」

    盗賊「……うん……」

    勇者「遊び人、少しごめんねー。毛布かけるよ」

    遊び人「ん……」

    ファサッ

    勇者「……ん。よし」

    盗賊「……遊び人のお茶、どうしよっか……」

    勇者「あ、僕飲んじゃうよ。そんなに残って無かったみたいだから」

    クピクピ……

    勇者「お、こっちの味も凄く美味しいね」

    盗賊「……」

    勇者「ん?どしたの?」

    盗賊「……何も?……」

    勇者「あはは、何さ」

    442 = 1 :

    盗賊「……ふふ……」

    勇者「何?どうしたの?」

    盗賊「……ううん。なんか、兄妹みたいだなぁって……」

    勇者「え?そっかな」

    盗賊「……ふふふ、うん。そうだよ……」

    勇者「そっか。まぁ、言ってしまえば皆が全員兄妹姉妹って感じだよね。えへへ」

    盗賊「……全員?……」

    勇者「うん」

    盗賊「……ふーん……」

    勇者「あ、盗賊。おかわりいいかな?」

    盗賊「……だめ。おあずけ……」

    勇者「えっ!?なんでさ!?」

    盗賊「……なんだか、意地悪したい気分だからね……」フフフ

    勇者「そ、そう言わずにさ」

    盗賊「……ふふ、嘘だよ。器貸して……」

    勇者「びっくりしたよ……。はい。お願い」

    盗賊「……ん……」

    コポコポ……

    勇者「はぁ……このあたりは少し冷えるね」

    盗賊「……勇者……」

    勇者「ん?」

    盗賊「……何かあったの?……」

    443 = 1 :

    勇者「え……?」

    盗賊「……」

    勇者「……何で?」

    盗賊「……なんとなく、だよ……」

    勇者「何もないよ?」

    盗賊「……嘘吐く勇者には、お茶のおかわりあげないよ……」

    勇者「う……」

    盗賊「……」

    勇者「……はは、盗賊には本当に適わないよ」

    盗賊「……皆にだって適わないくせに……」

    勇者「あはは!違いないね」

    盗賊「…………」

    勇者「……」

    盗賊「……国連の、勇者の事?……」

    勇者「……いや」

    盗賊「…………」

    勇者「……」

    盗賊「……勇者……今日は、見張りで時間もあるし……他には誰もいないよ……」

    勇者「……」

    盗賊「……もし、勇者がよければだけど……」

    盗賊「……話してみてくれないかな……」

    勇者「……」


    ……


    444 = 1 :

    ―――――

    ホーホー


    武道家「すー……すー……」

    魔法使い「ん……むにゃ……」

    勇者「すー……すー……」



    戦士「…………」

    僧侶「……戦士ちゃん?」ボソッ

    戦士「っ……なんだ、僧侶か」ボソボソ

    僧侶「まだ、起きてたんですか?」

    戦士「まーね……僧侶こそ。お祈りはもう終わったんだろ?」

    僧侶「ふふふ、そうなんですけどね」

    戦士「だったらもう寝ようぜ。アタシももう寝るからさ」ゴロン

    僧侶「そうだね……」

    戦士「……」

    僧侶「……」

    戦士「……」

    僧侶「戦士ちゃん」

    戦士「……どーしたのさ」

    僧侶「……」

    ナデナデ

    戦士「……なんで撫でてんの?」

    僧侶「ふふ、なんとなくです」

    戦士「……なんとなくなら仕方ないか」

    僧侶「です♪」

    戦士「……」

    僧侶「……」

    戦士「……ありがと」ボソッ

    僧侶「……ううん」

    445 = 1 :

    ……

    僧侶「すぅ……すぅ……」

    戦士(……眠ったか)

    僧侶「すぅ……すぅ……」

    戦士「……」

    ナデ

    僧侶「ん……すぅ……」

    戦士「……」

    戦士「…………おやすみ、僧侶……お返しだっ」ボソッ

    ナデナデ

    僧侶「すぅ……」

    戦士「……ふふ」

    戦士「……」

    戦士(……駄目だなぁ……アタシって)

    モゾ

    商人「全く……」ハァ

    戦士「っ!?」ビク

    商人「僧侶ちゃんは人一倍心配性なんですから」ボソ

    戦士「商人?お前も起きてたの?」ボソ

    商人「ちょっと考え事してましてね」

    戦士「考え事?」

    商人「はい。ちょっとしたものですけどね」

    戦士「……」

    商人「……」

    戦士「……あいつらの事か」

    商人「……ま、そーです」

    戦士「なぁ、あいつら何で今更……」

    商人「……今日言ったでしょう。おおかた察しはついてるって」

    戦士「さ、流石にばかなアタシだってわかるよ……でも、さ」

    商人「確かに、タイミングがよく分かりませんがね」

    商人「でもそれも考察していったらキリがありませんよ。確定要素が多すぎます」

    戦士「……」

    商人「……」

    戦士「……もしかしたら……あの事が……広まってんのかな……」

    商人「……それも、恐らく確定です」

    446 = 1 :

    商人「でも、何を考察しても無駄ですよ。机上の空論ならぬ寝床の空論です。寝ましょ寝ましょ」モゾ

    戦士「……そだな」

    戦士「……」


    僧侶「すぅ……すぅ……」


    戦士「……」

    商人「……どうしたんですか。僧侶ちゃんをじっと見つめて」

    戦士「ん?あー、いや」

    商人「まだ心配事があるんですか?」

    戦士「……いや」

    僧侶「ん……すぅ……」

    戦士「……僧侶は、女らしくていいなぁって」

    商人「へ?」

    戦士「僧侶だけでもないけど……なんていうか、物腰とか、気の使い方とか」

    戦士「……羨ましいよ」

    商人「……」

    戦士「……なんだよ」

    商人「ぷっ……ぷくくく……!」

    戦士「なっ!なんだよ!毛布で声押し殺して笑ってんじゃねーよ!」

    商人「くく……す、すみません、ふふっ、だって、戦士ちゃんがっ、ふくく」

    戦士「む、むかつくぅぅ」

    447 = 1 :

    商人「ふぅ……はぁ、そんな事で悩んでるんですか?」

    戦士「そういうんじゃないけど……」

    戦士「…………アタシは……どっちにもなれないから」

    商人「……」

    戦士「……ただ、なんとなくさ」

    商人「……そうですか」

    戦士「……」

    商人「……戦士ちゃん」

    戦士「な、何だよ」

    ナデ

    戦士「……!」

    商人「……」

    戦士「な、何なんだよ、商人まで――…」

    商人「……大丈夫ですよ。戦士ちゃん」

    戦士「――っ」

    商人「……」

    ゴロン

    商人「……さ、早く寝ましょう。明日起きられなくなりますよ」

    戦士「う、うん」

    商人「……おやすみなさい」

    戦士「……ごめんな」

    商人「……」

    戦士「……おやすみ」

    商人「……はい」

    ……

    448 = 1 :

    ―――――――翌早朝

    ―近くの小川―


    スタスタ


    魔法使い「あさだよー!」ペカー


    勇者「はい、朝ですね」

    魔法使い「おはよっ!ゆーしゃ!」

    僧侶「おはよう!勇者くん!」

    商人「お早うございますテクノドン」

    勇者「早朝から変なあだ名つけんな。おはよう、みん――…」


    戦士「ん、おはよう」


    勇者「 」

    戦士「なんだよ」

    僧侶「あ、固まっちゃいました」

    魔法使い「今朝のわたしたちみたいだね」

    商人「目覚めの早い戦士ちゃんはすごい珍しいですからね」

    戦士「べ、別にいいだろ!?」

    449 = 1 :

    ――――

    一同「「「「いただきまーす」」」」

    勇者「ん、やっぱり遊び人ちゃんのスープは美味しいね」

    僧侶「この辺りは冷えるから余計に美味しいです」

    遊び人「久々に見張りもしてたからね。夜明け前から下ごしらえとかしてたし、手間もかけられたよ」

    盗賊「……ん、ふぅ……夜更かしの体には染みるね……」

    勇者「だねぇ……」

    武道家「ごめんね三人とも。見張り頼んじゃって」

    勇者「バハラタに着いたらあとは楽だから、それまで頑張ってくれるかい?」

    魔法使い「るーらでポルトガまでひとっとびするからね!」

    盗賊「……私は、大丈夫だよ……」

    遊び人「私も平気だよ!」

    勇者「でもやっぱり多少の疲れはあると思うから、早く終わらせようか」

    商人「いやいや勇くん。あんたもでしょうが」

    勇者「いや、僕は慣れてるし……」

    勇者「でもお義兄ちゃんの言うとおりだね。早く終わらせよう」

    戦士「だなぁ。この山沿いをひたすら南下だっけ?」

    勇者「そうだね。一応ポルトガの人に話を聞いたけど多分こっちで合ってると思う」

    戦士「多分て……」

    勇者「皆こっちには殆ど来た事ないみたいだったからね。地図も地形だけで町や国の情報は無いし」

    商人「ロマリアみたいに陸地続きの所に大きい国があればまた別なんですが……それも望めそうにないですね」

    勇者「国連の勇者になりでもしたら、そんな情報や詳しい地図ももらえるんだけどね」ハハハ

    戦士「えー……絶対なるなよ」

    勇者「ふふ、大丈夫だよ」

    武道家「すっかり国連の勇者嫌いねぇ」

    遊び人「しょうがないよこればっかりは」

    魔法使い「それじゃ、きょうのしんこーほうこうは」

    僧侶「とりあえず南下、ですね」

    勇者「うん。皆、食事が終わり次第出発しよう。もう日の出の時間だ」

    「「「了解!」」」

    ……

    450 = 1 :

    ――――ポルトガ


    ―城内・王の部屋―


    ポルトガ王「はぁ……」

    ポルトガ大臣「……王、どこかお具合が……」

    ポルトガ王「ん……いや、よいのだ」

    ポルトガ大臣「ですが……」

    ポルトガ王「それより、市場の調書の整理をしなければ……下がってよい」

    ポルトガ大臣「……はい」


    ――――



    スタスタ……

    ポルトガ大臣「はぁ……」

    ポルトガ大臣(全く……国連も面倒事を運んできてくれたものだ)

    ポルトガ大臣(それでなくとも、王には心配事が多いというのに……)

    タッタッタッ

    「大臣様!!」

    ポルトガ大臣「ん?女官ではないか」

    スタッ

    「はぁ、はぁっ!」

    ポルトガ大臣「どうしたというのだ、そんなに慌てて」

    「お、王子が!」

    ポルトガ大臣「?」

    「王子が!帰還されました!!」

    ポルトガ大臣「何!!?」


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