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元スレ勇者「ハーレム言うなって言ってるじゃないですか」盗賊「……3、だよ……」
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このSSはドラクエ3をベースにした半分オリジナルのSSです。
独自解釈がはびこっています。
シリアス・ほのぼのが7:3くらいの割合です。
オリジナル設定・ラブコメ・ハーレム・シリアス・おっぱいなどが苦手な方には
向かないかと思います。申し訳ありません。
ですがおっぱいには罪は無いんです。悪いのは僕です。
そして申し訳ないのですが、先の展開の予想などはご遠慮をお願いします。
前スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1322413892/
SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1330356948(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)
独自解釈がはびこっています。
シリアス・ほのぼのが7:3くらいの割合です。
オリジナル設定・ラブコメ・ハーレム・シリアス・おっぱいなどが苦手な方には
向かないかと思います。申し訳ありません。
ですがおっぱいには罪は無いんです。悪いのは僕です。
そして申し訳ないのですが、先の展開の予想などはご遠慮をお願いします。
前スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1322413892/
SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1330356948(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)
●主要キャラ紹介
※ネタバレ含みます
・勇者
主人公です。伝説の勇者オルテガさん家の養子です。
ヘタレで弱いけどやる時はやります。ガッツでゴリ押しする事も。
色々あって魔王を倒すために旅をしてます。
なんだかワケありっぽいですね。まだまだ謎が多い彼です。
・女勇者
主人公の義妹です。オルテガさん家の娘さんです。
パーティの中では遊び人と並んで最年少です。
しっかり者です。たまに豆腐メンタルです。
平均的な強さではパーティの中で一番らしいです。
知的な美人ともっぱらの評判です。
・戦士
主人公の幼馴染です。女の子です。
強いです。脳筋です。たまにアホです。
男勝りな性格ですが、時折、とても乙女だったりします。
快活な美人ともっぱらの評判です。
・武道家
主人公の幼馴染です。女の子です。
細身ながら強いです。貧乳を気にしているようですね。常識人です。ツッコミ役。
最近皆が変わってくのが嫌だったみたいですが、勇者くんの頑張りで思い直したようです。
その際に勇者くんの成長に気付き淡い想いが生まれた模様です。青春ですね。勇者くん爆ぜろ。
オルテガさんと並ぶ伝説の勇者サイモンさんのお弟子さんだったりもします。
凛とした美人ともっぱらの評判です。
・魔法使い
主人公の幼馴染です。女の子です。
なんだかほわほわした喋り方をしますがとても賢いです。魔法も強力です。乳も強力です。
勇者くんが魔法を使えずに悲しんでいる事を知っていたので、なんとか魔法を使わせてあげたいと迷走する事もありました。
しかし、いろいろあってそれも落ち着いた模様です。
その騒動の最中に以前から抱いていた勇者くんへの胸中の想いに気付いた模様です。青春ですね。勇者くん千切れろ。
ほわほわした美人ともっぱらの評判です。
※ネタバレ含みます
・勇者
主人公です。伝説の勇者オルテガさん家の養子です。
ヘタレで弱いけどやる時はやります。ガッツでゴリ押しする事も。
色々あって魔王を倒すために旅をしてます。
なんだかワケありっぽいですね。まだまだ謎が多い彼です。
・女勇者
主人公の義妹です。オルテガさん家の娘さんです。
パーティの中では遊び人と並んで最年少です。
しっかり者です。たまに豆腐メンタルです。
平均的な強さではパーティの中で一番らしいです。
知的な美人ともっぱらの評判です。
・戦士
主人公の幼馴染です。女の子です。
強いです。脳筋です。たまにアホです。
男勝りな性格ですが、時折、とても乙女だったりします。
快活な美人ともっぱらの評判です。
・武道家
主人公の幼馴染です。女の子です。
細身ながら強いです。貧乳を気にしているようですね。常識人です。ツッコミ役。
最近皆が変わってくのが嫌だったみたいですが、勇者くんの頑張りで思い直したようです。
その際に勇者くんの成長に気付き淡い想いが生まれた模様です。青春ですね。勇者くん爆ぜろ。
オルテガさんと並ぶ伝説の勇者サイモンさんのお弟子さんだったりもします。
凛とした美人ともっぱらの評判です。
・魔法使い
主人公の幼馴染です。女の子です。
なんだかほわほわした喋り方をしますがとても賢いです。魔法も強力です。乳も強力です。
勇者くんが魔法を使えずに悲しんでいる事を知っていたので、なんとか魔法を使わせてあげたいと迷走する事もありました。
しかし、いろいろあってそれも落ち着いた模様です。
その騒動の最中に以前から抱いていた勇者くんへの胸中の想いに気付いた模様です。青春ですね。勇者くん千切れろ。
ほわほわした美人ともっぱらの評判です。
・僧侶
主人公の幼馴染です。女の子です。
とても優しい子です。聖母の様な性格です。たまに鬼の修羅のように怖いです。
いろいろあってハーフエルフだと最近確定しました。植物とお話できます。
勇者くんには小さい頃に悪漢から守られて以来甘い想いを抱き続けてる模様です。青春ですね。勇者くん弾けろ。
天使の様な美人ともっぱらの評判です。
・商人
主人公の幼馴染です。女の子です。
毒舌家さんでおチビさんです。とくに勇者くんをいじるのが大好きらしいです。
でもたまに仕返しされると立場が逆転してしまいます。敬語で話します。
お茶目な美人ともっぱらの評判です。
・盗賊
主人公の幼馴染です。女の子です。
この中では最年長です。寡黙ですがとても優しい面倒見の良い子です。
最近まで勇者くんのお姉ちゃん気分でした。お茶を淹れたり山菜を取るのがお好きな模様。
大盗賊カンダタさんの娘さんです。カンダタさんは行方不明みたいですね。
偽者のカンダタさんといざこざもあったのですが、その件で勇者くんの成長に気付いたようです。
それにより、勇者くんが弟的存在から頼れる男の人というものに変わり、やんごとない想いが芽生えた模様。勇者くん轢かれろ。
でもたまに嫉妬すると縄を虚ろな目でじっと見ていたりします。勇者くん逃げろ。
クールな美人ともっぱらの評判です。
・遊び人
主人公の幼馴染です。女の子です。女勇者さんと並んで最年少です。
遊び人ですがとても真面目な子です。家事が好きらしいですね。元気溌剌とした常識人の娘さんです。
勇者くんに惹かれているような言動をよく確認できますが、現段階で一番謎の多い娘さんです。
あとバニー姿ですが、普段は恥ずかしいのかポンチョ的な物を召しています。
お嫁さんにしたい美人ともっぱらの評判です。
・>>1
おっぱい。
主人公の幼馴染です。女の子です。
とても優しい子です。聖母の様な性格です。たまに鬼の修羅のように怖いです。
いろいろあってハーフエルフだと最近確定しました。植物とお話できます。
勇者くんには小さい頃に悪漢から守られて以来甘い想いを抱き続けてる模様です。青春ですね。勇者くん弾けろ。
天使の様な美人ともっぱらの評判です。
・商人
主人公の幼馴染です。女の子です。
毒舌家さんでおチビさんです。とくに勇者くんをいじるのが大好きらしいです。
でもたまに仕返しされると立場が逆転してしまいます。敬語で話します。
お茶目な美人ともっぱらの評判です。
・盗賊
主人公の幼馴染です。女の子です。
この中では最年長です。寡黙ですがとても優しい面倒見の良い子です。
最近まで勇者くんのお姉ちゃん気分でした。お茶を淹れたり山菜を取るのがお好きな模様。
大盗賊カンダタさんの娘さんです。カンダタさんは行方不明みたいですね。
偽者のカンダタさんといざこざもあったのですが、その件で勇者くんの成長に気付いたようです。
それにより、勇者くんが弟的存在から頼れる男の人というものに変わり、やんごとない想いが芽生えた模様。勇者くん轢かれろ。
でもたまに嫉妬すると縄を虚ろな目でじっと見ていたりします。勇者くん逃げろ。
クールな美人ともっぱらの評判です。
・遊び人
主人公の幼馴染です。女の子です。女勇者さんと並んで最年少です。
遊び人ですがとても真面目な子です。家事が好きらしいですね。元気溌剌とした常識人の娘さんです。
勇者くんに惹かれているような言動をよく確認できますが、現段階で一番謎の多い娘さんです。
あとバニー姿ですが、普段は恥ずかしいのかポンチョ的な物を召しています。
お嫁さんにしたい美人ともっぱらの評判です。
・>>1
おっぱい。
あらすじ
勇者はバラモスっていう魔王さんを倒すために
旅に出ましたが、なんだかいっぱい仲間がついてきました。
しかも全員女の子です。しかも自分より強い。やってられません。
色々と頑張る勇者ですが色々と厳しい試練が色々な形で勇者に色々です。
仲間たちの人生もなかなか色々あるようで複雑でなかなか話が進みません。
>>1の人生もなかなか色々あって複雑で話が進みません。
さて、魔法の鍵を手に入れた勇者一行は造船技術の優れたポルトガに向かいます。船が欲しいみたいです。
勇者たちは船を手に入れることができるのでしょうか。ぶっちゃけ難しいんじゃないでしょうか。
だって船ですよ?お高いでしょうそんなの……。ねぇ。冷蔵庫買うんじゃあるまいし……。
勇者の運命はどうなるのでしょうか。このスレは完結できるのでしょうか。
頑張りますので、どうか見守って頂けると幸いです。
勇者はバラモスっていう魔王さんを倒すために
旅に出ましたが、なんだかいっぱい仲間がついてきました。
しかも全員女の子です。しかも自分より強い。やってられません。
色々と頑張る勇者ですが色々と厳しい試練が色々な形で勇者に色々です。
仲間たちの人生もなかなか色々あるようで複雑でなかなか話が進みません。
>>1の人生もなかなか色々あって複雑で話が進みません。
さて、魔法の鍵を手に入れた勇者一行は造船技術の優れたポルトガに向かいます。船が欲しいみたいです。
勇者たちは船を手に入れることができるのでしょうか。ぶっちゃけ難しいんじゃないでしょうか。
だって船ですよ?お高いでしょうそんなの……。ねぇ。冷蔵庫買うんじゃあるまいし……。
勇者の運命はどうなるのでしょうか。このスレは完結できるのでしょうか。
頑張りますので、どうか見守って頂けると幸いです。
――――――――――――
――――――――――――
…………
『…………音』
『音が、無いのが……どれだけの恐怖を生むか、貴方、理解できる?』
『触れる物全ての感触が無いのが…………どれだけの不安を生むか、貴方、理解できる?』
『…………』
『何も無い空間』
『ここは……何も無い空間』
『…………ふふ』
『それでも、私はここに居なくてはいけない』
『……なんのためにかって?』
『…………さぁ、私にもわからないわ』
『でも、貴方は答える事ができる?』
『何故貴方がそこに存在するのか、答える事ができる?』
『…………』
『私には、貴方の存在する理由が分かるわ』
『でも、貴方には分からないでしょう?』
『……同じよ』
『私が、この空間に存在する理由は、他者にしか分かり得ないの』
――――――――――――
…………
『…………音』
『音が、無いのが……どれだけの恐怖を生むか、貴方、理解できる?』
『触れる物全ての感触が無いのが…………どれだけの不安を生むか、貴方、理解できる?』
『…………』
『何も無い空間』
『ここは……何も無い空間』
『…………ふふ』
『それでも、私はここに居なくてはいけない』
『……なんのためにかって?』
『…………さぁ、私にもわからないわ』
『でも、貴方は答える事ができる?』
『何故貴方がそこに存在するのか、答える事ができる?』
『…………』
『私には、貴方の存在する理由が分かるわ』
『でも、貴方には分からないでしょう?』
『……同じよ』
『私が、この空間に存在する理由は、他者にしか分かり得ないの』
『……ふふ、困った顔はやめなさい』
『…………』
『……』
『悲しいの?』
『…………悲しいのね』
『……駄目よ』
『駄目。貴方は悲しみに捉われては駄目』
『…………駄目なのに』
『そんな顔しないで』
『……大丈夫』
『貴方なら、大丈夫だから』
『私が言うのよ。貴方は安心なさい』
『…………』
『…………』
『でなくちゃ、私が、報われない』
『貴方が笑わなければ』
『私が報われないの』
『…………』
『……』
『悲しいの?』
『…………悲しいのね』
『……駄目よ』
『駄目。貴方は悲しみに捉われては駄目』
『…………駄目なのに』
『そんな顔しないで』
『……大丈夫』
『貴方なら、大丈夫だから』
『私が言うのよ。貴方は安心なさい』
『…………』
『…………』
『でなくちゃ、私が、報われない』
『貴方が笑わなければ』
『私が報われないの』
『…………』
『ふふ…………喧嘩はやめましょう』
『……』
『分かっているの』
『貴方の事は、理解しているつもり』
『だけど、駄目』
『理解していても、どうにもならないの』
『…………分かってくれるかしら』
『……ふふ、納得いかなそうな顔、しているわね』
『…………』
『……優しい貴方』
『どうか、優しい貴方は』
『…………幸せに、なって欲しかった』
『…………』
『……今、こう言っても、無駄ね』
『無駄…………』
『……』
『…………貴方こそ』
『貴方こそ、意地っ張りよ』
『…………ふふ、これも喧嘩かしら』
『ふふ…………喧嘩はやめましょう』
『……』
『分かっているの』
『貴方の事は、理解しているつもり』
『だけど、駄目』
『理解していても、どうにもならないの』
『…………分かってくれるかしら』
『……ふふ、納得いかなそうな顔、しているわね』
『…………』
『……優しい貴方』
『どうか、優しい貴方は』
『…………幸せに、なって欲しかった』
『…………』
『……今、こう言っても、無駄ね』
『無駄…………』
『……』
『…………貴方こそ』
『貴方こそ、意地っ張りよ』
『…………ふふ、これも喧嘩かしら』
『…………時間、みたいだわ』
『……私は、大丈夫』
『貴方は体に気をつけて』
『……』
『……』
『……』
『……触れられないのが……どんなに不安か』
『どんなに、恐怖か…………そして』
『…………どんなに…………悲しいか』
『貴方には…………』
『…………』
『…………』
『…………さようなら』
『また、逢いましょう』
『……』
『…………おやすみなさい』
…………
……
…
・
『……私は、大丈夫』
『貴方は体に気をつけて』
『……』
『……』
『……』
『……触れられないのが……どんなに不安か』
『どんなに、恐怖か…………そして』
『…………どんなに…………悲しいか』
『貴方には…………』
『…………』
『…………』
『…………さようなら』
『また、逢いましょう』
『……』
『…………おやすみなさい』
…………
……
…
・
-ランシール・地球のへそ・神殿-
世界首脳緊急召集会議・会場
兵「イシス女王様がいらっしゃいました!!」
スタスタ……
イシス女王「……皆様、只今参りました」
アリアハン王「おぉ、これはこれは。お久しゅうございます」
イシス女王「あら、アリアハン王様。お久しゅうございますわ。お元気そうで何よりです」
アリアハン王「ははは、中々に首脳会議に招かれませんでな。お目にかかれる機会もありませんでした」
ポルトガ王「なんと言っても聖地アリアハンの王ですからな!不穏な動きを魔物達に感付かれる事は避けたいので待機して頂いておりました」
イシス女王「ポルトガ王様も、お元気そうで何よりです」
ポルトガ王「がはは!お久しぶりですな!相変わらずに――――……」
?「御美しい…………」
イシス女王・ポルトガ王「「っ!!?」」ビクッ
?「おや、突然の失礼、お許しくださいませ」
イシス女王「あ……エジンベア勇者様……」
エジンベア勇者「ご機嫌麗しゅう、イシス女王様。あぁ……今日も貴女はとても御美しい……」
イシス女王「あ、ありがとうございます……」
スタスタ……
?「やめてくれませんか、エジンベア勇者君」
エジンベア勇者「んん?」
イシス女王「イシス勇者!来てくれたのですね!」
ザッ
イシス勇者「只今参りました姉上。皆様方もお久しぶりでございます」
アリアハン王「おぉ、イシス勇者殿!」
ポルトガ王「久方ぶりであるな。そなたも無事で何よりだ」
世界首脳緊急召集会議・会場
兵「イシス女王様がいらっしゃいました!!」
スタスタ……
イシス女王「……皆様、只今参りました」
アリアハン王「おぉ、これはこれは。お久しゅうございます」
イシス女王「あら、アリアハン王様。お久しゅうございますわ。お元気そうで何よりです」
アリアハン王「ははは、中々に首脳会議に招かれませんでな。お目にかかれる機会もありませんでした」
ポルトガ王「なんと言っても聖地アリアハンの王ですからな!不穏な動きを魔物達に感付かれる事は避けたいので待機して頂いておりました」
イシス女王「ポルトガ王様も、お元気そうで何よりです」
ポルトガ王「がはは!お久しぶりですな!相変わらずに――――……」
?「御美しい…………」
イシス女王・ポルトガ王「「っ!!?」」ビクッ
?「おや、突然の失礼、お許しくださいませ」
イシス女王「あ……エジンベア勇者様……」
エジンベア勇者「ご機嫌麗しゅう、イシス女王様。あぁ……今日も貴女はとても御美しい……」
イシス女王「あ、ありがとうございます……」
スタスタ……
?「やめてくれませんか、エジンベア勇者君」
エジンベア勇者「んん?」
イシス女王「イシス勇者!来てくれたのですね!」
ザッ
イシス勇者「只今参りました姉上。皆様方もお久しぶりでございます」
アリアハン王「おぉ、イシス勇者殿!」
ポルトガ王「久方ぶりであるな。そなたも無事で何よりだ」
イシス女王「アリアハンの大陸に赴いていたのでは……」
イシス勇者「はい。ですが知らせを頂いたので、是非とも馳せ参じたいと考えまして」
エジンベア勇者「おやおやぁ?誰かと思えば……カワイコちゃんのイシス勇者くんじゃないかぁい?」ファサァッ
イシス勇者「…………っ」ゾゾッ
イシス勇者「……そ、それは、侮辱と受け取っても?」
エジンベア勇者「あははぁっ。そんなに青筋立てるなよぉ。冗談だって冗談」
イシス勇者「…………全く、君は……」
エジンベア勇者「しかし、本当に君は男にしておくには勿体無い程美しいねぇ……ま、僕の次にだけどねぇ」ファサッ
イシス勇者「っ…………あ、ありがとう」ゾッ
エジンベア勇者「そんな事より…………イシス女王様」ズイッ
イシス女王「は、はいっ!!?」ビク
エジンベア勇者「この後どうですぅ……?貴女と二人きりで謁見させて頂きたいのですが……」ズズイッ
イシス女王「ひっ……!」
ジャキッ!!
エジンベア勇者「…………おやぁ?」
イシス勇者「…………それ以上姉上に近づけば、不敬の輩として対応させて頂きますが」ニコッ
イシス女王「イシス勇者!!」
エジンベア勇者「……ふふん……?やるのかい?先に剣を抜いたのは君だよぉ?」
ジャキッ!!
エジンベア勇者「人の恋路を邪魔する輩は…………剣の錆びに成り果てろって言葉も、あるしねぇ」
イシス勇者「はい。ですが知らせを頂いたので、是非とも馳せ参じたいと考えまして」
エジンベア勇者「おやおやぁ?誰かと思えば……カワイコちゃんのイシス勇者くんじゃないかぁい?」ファサァッ
イシス勇者「…………っ」ゾゾッ
イシス勇者「……そ、それは、侮辱と受け取っても?」
エジンベア勇者「あははぁっ。そんなに青筋立てるなよぉ。冗談だって冗談」
イシス勇者「…………全く、君は……」
エジンベア勇者「しかし、本当に君は男にしておくには勿体無い程美しいねぇ……ま、僕の次にだけどねぇ」ファサッ
イシス勇者「っ…………あ、ありがとう」ゾッ
エジンベア勇者「そんな事より…………イシス女王様」ズイッ
イシス女王「は、はいっ!!?」ビク
エジンベア勇者「この後どうですぅ……?貴女と二人きりで謁見させて頂きたいのですが……」ズズイッ
イシス女王「ひっ……!」
ジャキッ!!
エジンベア勇者「…………おやぁ?」
イシス勇者「…………それ以上姉上に近づけば、不敬の輩として対応させて頂きますが」ニコッ
イシス女王「イシス勇者!!」
エジンベア勇者「……ふふん……?やるのかい?先に剣を抜いたのは君だよぉ?」
ジャキッ!!
エジンベア勇者「人の恋路を邪魔する輩は…………剣の錆びに成り果てろって言葉も、あるしねぇ」
アリアハン王「こ、こら二人とも!!」
ポルトガ王「がはは!!こいつらここで剣を交える気だわい!」
イシス女王「お、おやめになってください!!」
イシス勇者「…………」ジャキッ
エジンベア勇者「いくよぉ?」
ダッ!!
エジンベア勇者「ひゃはぁっ!!!!」
イシス勇者「っ!!」
イシス勇者(さすがエジンベア勇者……やはり速――……)
ガギィィン!!!!!
イシス女王「あっ!!!!」
アリアハン王・ポルトガ王「「!!!!」」
イシス勇者「…………!!」
エジンベア勇者「っ!!」
ギリィッ……
?「止めろ。馬鹿共めが」
エジンベア勇者「…………ム、ムオル勇者……」
ポルトガ王「がはは!!こいつらここで剣を交える気だわい!」
イシス女王「お、おやめになってください!!」
イシス勇者「…………」ジャキッ
エジンベア勇者「いくよぉ?」
ダッ!!
エジンベア勇者「ひゃはぁっ!!!!」
イシス勇者「っ!!」
イシス勇者(さすがエジンベア勇者……やはり速――……)
ガギィィン!!!!!
イシス女王「あっ!!!!」
アリアハン王・ポルトガ王「「!!!!」」
イシス勇者「…………!!」
エジンベア勇者「っ!!」
ギリィッ……
?「止めろ。馬鹿共めが」
エジンベア勇者「…………ム、ムオル勇者……」
ムオル勇者「……双方、剣を収めろ」
ジャキッ
イシス勇者「ム、ムオル勇者さん……!!」
イシス勇者(ぼ、僕ら二人の剣を素手で……指で掴んで止めた……!!)
エジンベア勇者「ム、ム、ムオル勇者、違うんだよこれは」
エジンベア勇者(ば、化け物かよぉ…………!!)
ムオル勇者「剣を仕舞えと言っている」ギロォッ
二人「「は、はいっ!!!!」」ジャキンッ!!
ムオル勇者「…………二人とも本気でやり合う気が無いのは分かっている」
ムオル勇者「だがここは神聖な神殿の殿中。そして世界の首脳の目前だ」
イシス勇者「…………申し訳ございません」
エジンベア勇者「だ、だけどさぁ」
ムオル勇者「黙れ」ギロォッ
エジンベア勇者「ひぃっ!!!!すんません!!」ビクゥッ
ムオル勇者「…………最初にイシス女王様に不敬を働いたエジンベア勇者が悪い」
エジンベア勇者「…………は、はい」
ムオル勇者「そしてそれに激昂して剣を迷わず抜いたイシス勇者も悪い」
イシス勇者「はい。申し訳ありませんでした。浅はかでした」
ムオル勇者「…………イシス女王様、そして王の皆様方」
イシス女王「は、はいっ!!!!」ビクゥゥッ!!
イシス勇者(姉さん滅茶苦茶怯えてる……)
ザッ
一同「「「「!!!?」」」」
イシス勇者「ム、ムオル勇者さん!!」
エジンベア勇者「な、なんでお前が跪くんだよぉ!!」
ムオル勇者「…………今回の私の後輩達の騒動、申し訳ありません。罰でしたらなんなりと私に」
ジャキッ
イシス勇者「ム、ムオル勇者さん……!!」
イシス勇者(ぼ、僕ら二人の剣を素手で……指で掴んで止めた……!!)
エジンベア勇者「ム、ム、ムオル勇者、違うんだよこれは」
エジンベア勇者(ば、化け物かよぉ…………!!)
ムオル勇者「剣を仕舞えと言っている」ギロォッ
二人「「は、はいっ!!!!」」ジャキンッ!!
ムオル勇者「…………二人とも本気でやり合う気が無いのは分かっている」
ムオル勇者「だがここは神聖な神殿の殿中。そして世界の首脳の目前だ」
イシス勇者「…………申し訳ございません」
エジンベア勇者「だ、だけどさぁ」
ムオル勇者「黙れ」ギロォッ
エジンベア勇者「ひぃっ!!!!すんません!!」ビクゥッ
ムオル勇者「…………最初にイシス女王様に不敬を働いたエジンベア勇者が悪い」
エジンベア勇者「…………は、はい」
ムオル勇者「そしてそれに激昂して剣を迷わず抜いたイシス勇者も悪い」
イシス勇者「はい。申し訳ありませんでした。浅はかでした」
ムオル勇者「…………イシス女王様、そして王の皆様方」
イシス女王「は、はいっ!!!!」ビクゥゥッ!!
イシス勇者(姉さん滅茶苦茶怯えてる……)
ザッ
一同「「「「!!!?」」」」
イシス勇者「ム、ムオル勇者さん!!」
エジンベア勇者「な、なんでお前が跪くんだよぉ!!」
ムオル勇者「…………今回の私の後輩達の騒動、申し訳ありません。罰でしたらなんなりと私に」
イシス勇者「そ、そんな!!」
エジンベア勇者「わ、悪かったのは僕らだろぉっ」
イシス女王「ぜ、全然気にしていませんので!!頭を上げてください!!こちらこそうちのイシス勇者がご迷惑おかけしてすみません!!」
アリアハン王「ははは!気にしとらんよ!いや、生ける伝説と呼ばれるムオル勇者殿の実力が見れて満足だ!」
ポルトガ王「威勢が良いのは良いことだ!期待しておるぞお三方!」
ムオル勇者「ご容赦、痛み入ります」
イシス勇者「…………ムオル勇者さん、申し訳ありません」
エジンベア勇者「わ、悪かったよぉ」
ムオル勇者「分かれば良い。もう二度とするな」
スタッ
?「あはははっ!!中々に良い見物でしたわ!!」
イシス勇者「!!」
ムオル勇者「…………ランシール勇者か」
ザッ
ランシール勇者「アナタ方お二人、ムオル勇者に救われましたわね。下手をすれば国際問題に発展していますわよ」
イシス女王「ランシール勇者様!」
ランシール勇者「イシス女王様、アリアハン王様、ポルトガ王様。お久しぶりでございます。お元気そうで何よりですわ」
ムオル勇者「…………久しいな」
ランシール勇者「勇者の御三方もお久しぶりですわね。まだ他の国の首脳の方々はまだいらっしゃっていないんですの?」
イシス女王「はい、まだ他の方々は――……」
スタスタ……
ランシール勇者「あら?いらっしゃったのかしら?」
エジンベア勇者「わ、悪かったのは僕らだろぉっ」
イシス女王「ぜ、全然気にしていませんので!!頭を上げてください!!こちらこそうちのイシス勇者がご迷惑おかけしてすみません!!」
アリアハン王「ははは!気にしとらんよ!いや、生ける伝説と呼ばれるムオル勇者殿の実力が見れて満足だ!」
ポルトガ王「威勢が良いのは良いことだ!期待しておるぞお三方!」
ムオル勇者「ご容赦、痛み入ります」
イシス勇者「…………ムオル勇者さん、申し訳ありません」
エジンベア勇者「わ、悪かったよぉ」
ムオル勇者「分かれば良い。もう二度とするな」
スタッ
?「あはははっ!!中々に良い見物でしたわ!!」
イシス勇者「!!」
ムオル勇者「…………ランシール勇者か」
ザッ
ランシール勇者「アナタ方お二人、ムオル勇者に救われましたわね。下手をすれば国際問題に発展していますわよ」
イシス女王「ランシール勇者様!」
ランシール勇者「イシス女王様、アリアハン王様、ポルトガ王様。お久しぶりでございます。お元気そうで何よりですわ」
ムオル勇者「…………久しいな」
ランシール勇者「勇者の御三方もお久しぶりですわね。まだ他の国の首脳の方々はまだいらっしゃっていないんですの?」
イシス女王「はい、まだ他の方々は――……」
スタスタ……
ランシール勇者「あら?いらっしゃったのかしら?」
エジンベア王「田舎者!!田舎者!!」
ロマリア王「何君!?それしか言えないの!?うっわボキャブラリすくなっ!!赤ちゃん!?君赤ちゃん!?ねぇ!!」
エジンベア王「ば、ばっかじゃねーの!?こんな髭の生えた赤ちゃんいるわけねーじゃん!!ばっかじゃねーの!!?」
ロマリア王「お前こそばっかじゃねーの!?比喩ですー!!比喩として言ったんですー!!はい馬鹿決定――――!!!!」
エジンベア王「馬鹿じゃねーし!!馬鹿じゃねーし!!!!」
ロマリア王「はーい更に語彙少ない所見せて馬鹿大決定――――!!うわっ!!!!馬鹿が感染る!!バーリア!!!!」
エジンベア王「は、はぁぁぁあぁ!!!!?汚ねぇし!!バリア破り!!デュクシッ!!はいお前が馬鹿になりましたー!!!!」
ロマリア王「バリア破りなんてありませーん!!それに今自分が馬鹿って認めてるし!!馬鹿ス!!!!ぎゃはははは!!!!!」
ギャーギャー
ランシール勇者「…………」
イシス女王「…………」
アリアハン王「…………」
ポルトガ王「…………」
イシス勇者「…………」
ムオル勇者「…………」
エジンベア勇者「子供かよ」
スタッ
ロマリア王「おや、これはこれは。皆さんお久しぶりですな」
エジンベア王「それぞれ遥々田舎からこんな田舎までご苦労であったな!!」
エジンベア勇者「王…………あんた少し黙ってて……」
ロマリア王「何君!?それしか言えないの!?うっわボキャブラリすくなっ!!赤ちゃん!?君赤ちゃん!?ねぇ!!」
エジンベア王「ば、ばっかじゃねーの!?こんな髭の生えた赤ちゃんいるわけねーじゃん!!ばっかじゃねーの!!?」
ロマリア王「お前こそばっかじゃねーの!?比喩ですー!!比喩として言ったんですー!!はい馬鹿決定――――!!!!」
エジンベア王「馬鹿じゃねーし!!馬鹿じゃねーし!!!!」
ロマリア王「はーい更に語彙少ない所見せて馬鹿大決定――――!!うわっ!!!!馬鹿が感染る!!バーリア!!!!」
エジンベア王「は、はぁぁぁあぁ!!!!?汚ねぇし!!バリア破り!!デュクシッ!!はいお前が馬鹿になりましたー!!!!」
ロマリア王「バリア破りなんてありませーん!!それに今自分が馬鹿って認めてるし!!馬鹿ス!!!!ぎゃはははは!!!!!」
ギャーギャー
ランシール勇者「…………」
イシス女王「…………」
アリアハン王「…………」
ポルトガ王「…………」
イシス勇者「…………」
ムオル勇者「…………」
エジンベア勇者「子供かよ」
スタッ
ロマリア王「おや、これはこれは。皆さんお久しぶりですな」
エジンベア王「それぞれ遥々田舎からこんな田舎までご苦労であったな!!」
エジンベア勇者「王…………あんた少し黙ってて……」
ロマリア王「おや、アリアハン王ではないですか!お久しぶりですな!」
アリアハン王「ロマリア王もお元気そうで何よりですな」
ロマリア王「そういえば、そちらの勇者の、勇者殿にはとてもお世話になりましたぞ!お礼申し上げます」
アリアハン王「へ?勇者がどうかされたのですか?」
ロマリア王「はい、ガザーブ付近に潜んでいた盗賊を討伐してくれたのです。いやはや、流石はオルテガ殿のご子息ですな!」
アリアハン王「……………………へっ」
イシス女王「あぁ、そうでしたわ。私もお礼を申さなければなりません!」
アリアハン王「えっ?」
イシス女王「勇者様にはうちのイシス勇者がお世話になったのです!イシス勇者!」
イシス勇者「はい!僕がピラミッドで危機に瀕した際に、彼が助けてくれたのです!!」
イシス女王「本当にありがとうございました!勇者様はとても素晴らしい方ですね!」
アリアハン王「え……あ、いや、はは…………」
アリアハン王(…………あの勇者が……?…………ま、まぁ他の娘達が何とかしたんだろうなぁ)
ムオル勇者「…………」
ランシール勇者「あら?どうされましたの?」
ムオル勇者「……何も無い」
ランシール勇者「オルテガ様のご子息と聞いて思うところがございましたの?」
ムオル勇者「…………そんなところだ」
ランシール勇者「ふふ、私もですわ。どんな方なのでしょうね」
ランシール勇者「……………………一度、手合わせ願いたいですわ」
ムオル勇者「…………」
アリアハン王「ロマリア王もお元気そうで何よりですな」
ロマリア王「そういえば、そちらの勇者の、勇者殿にはとてもお世話になりましたぞ!お礼申し上げます」
アリアハン王「へ?勇者がどうかされたのですか?」
ロマリア王「はい、ガザーブ付近に潜んでいた盗賊を討伐してくれたのです。いやはや、流石はオルテガ殿のご子息ですな!」
アリアハン王「……………………へっ」
イシス女王「あぁ、そうでしたわ。私もお礼を申さなければなりません!」
アリアハン王「えっ?」
イシス女王「勇者様にはうちのイシス勇者がお世話になったのです!イシス勇者!」
イシス勇者「はい!僕がピラミッドで危機に瀕した際に、彼が助けてくれたのです!!」
イシス女王「本当にありがとうございました!勇者様はとても素晴らしい方ですね!」
アリアハン王「え……あ、いや、はは…………」
アリアハン王(…………あの勇者が……?…………ま、まぁ他の娘達が何とかしたんだろうなぁ)
ムオル勇者「…………」
ランシール勇者「あら?どうされましたの?」
ムオル勇者「……何も無い」
ランシール勇者「オルテガ様のご子息と聞いて思うところがございましたの?」
ムオル勇者「…………そんなところだ」
ランシール勇者「ふふ、私もですわ。どんな方なのでしょうね」
ランシール勇者「……………………一度、手合わせ願いたいですわ」
ムオル勇者「…………」
ランシール勇者「しかし…………こう見渡すと……ここに来る事を許された勇者も減りましたわね」
ムオル勇者「…………そうだな」
イシス勇者「今日は来れなかったという方もいらっしゃいますが……それでも、亡くなった方も多いです」
エジンベア勇者「ロマリアの勇者の二人いたうちの一人、ガザーブ勇者、バハラタ勇者…………レーベ勇者も亡くなってしまったからねぇ」
ランシール勇者「…………気をつけねば、次はこの中の誰かもわかりませんわ」
イシス勇者「……そうですね」
エジンベア勇者「ま、僕ではないだろうけどねぇ」ファサッ
イシス勇者「君はまたそうやって――……」
ランシール勇者「もう、およしなさいな」
ムオル勇者「…………心配せずとも、強くなれば良いだけの話だ」
イシス勇者「……そうですね」
エジンベア「…………わ、わかってるさぁ」
ランシール勇者「ふふ、ムオル勇者はいつも正論しか言わないんですのね」
ムオル勇者「空言を垂れ流しても何の得も生まれん」
ランシール勇者「あら、怖いですわ…………あら?」
スタスタ……
ランシール勇者「……皆様、神官様がいらっしゃました」
ザッ
ランシール神官「皆様、本日もお集まり頂いてありがとうございます」
エジンベア王「田舎は遠いですからな!疲れましたぞ!」
ロマリア王「デュクシッ」
ドムッ
エジンベア王「にゃんっ」
エジンベア勇者(ロマリア王グッジョブ)
イシス勇者(あれこそ国際問題じゃないのか)
ムオル勇者「…………そうだな」
イシス勇者「今日は来れなかったという方もいらっしゃいますが……それでも、亡くなった方も多いです」
エジンベア勇者「ロマリアの勇者の二人いたうちの一人、ガザーブ勇者、バハラタ勇者…………レーベ勇者も亡くなってしまったからねぇ」
ランシール勇者「…………気をつけねば、次はこの中の誰かもわかりませんわ」
イシス勇者「……そうですね」
エジンベア勇者「ま、僕ではないだろうけどねぇ」ファサッ
イシス勇者「君はまたそうやって――……」
ランシール勇者「もう、およしなさいな」
ムオル勇者「…………心配せずとも、強くなれば良いだけの話だ」
イシス勇者「……そうですね」
エジンベア「…………わ、わかってるさぁ」
ランシール勇者「ふふ、ムオル勇者はいつも正論しか言わないんですのね」
ムオル勇者「空言を垂れ流しても何の得も生まれん」
ランシール勇者「あら、怖いですわ…………あら?」
スタスタ……
ランシール勇者「……皆様、神官様がいらっしゃました」
ザッ
ランシール神官「皆様、本日もお集まり頂いてありがとうございます」
エジンベア王「田舎は遠いですからな!疲れましたぞ!」
ロマリア王「デュクシッ」
ドムッ
エジンベア王「にゃんっ」
エジンベア勇者(ロマリア王グッジョブ)
イシス勇者(あれこそ国際問題じゃないのか)
ランシール神官「えー、やはり多くの首脳の方々が所用や会議に間に合わないので欠席される様です」
エジンベア王「まぁ、急の召集でしたからねぇ」ファサッ
ランシール神官「まぁそれはさておき、早速本題に入りましょう」
ランシール神官「本日集まって頂いたのは……実は他でもない、アリアハン王のご意向なのです」
ロマリア王「お?」
イシス女王「そうなのですか?」
ランシール勇者「アリアハン王様が?」
ガタッ
アリアハン王「はい…………実はそうなのです」
アリアハン王「皆さん、今日は御足労頂きありがとうございます」
エジンベア王「田舎h」
ロマリア王「デュクシッ」
ズドンッ
エジンベア王「プエッ」
アリアハン王「…………実は、今日集まって頂いたのは、ある御方のお話を御聞かせしたいと考えまして」
イシス女王「ある御方?」
ポルトガ王「その御方とは?」
アリアハン王「…………ナジミ様、お願いします」
一同「「「「!!!!!」」」」
スタスタ……
ナジミ「…………皆様、申し訳無いのう」
エジンベア王「まぁ、急の召集でしたからねぇ」ファサッ
ランシール神官「まぁそれはさておき、早速本題に入りましょう」
ランシール神官「本日集まって頂いたのは……実は他でもない、アリアハン王のご意向なのです」
ロマリア王「お?」
イシス女王「そうなのですか?」
ランシール勇者「アリアハン王様が?」
ガタッ
アリアハン王「はい…………実はそうなのです」
アリアハン王「皆さん、今日は御足労頂きありがとうございます」
エジンベア王「田舎h」
ロマリア王「デュクシッ」
ズドンッ
エジンベア王「プエッ」
アリアハン王「…………実は、今日集まって頂いたのは、ある御方のお話を御聞かせしたいと考えまして」
イシス女王「ある御方?」
ポルトガ王「その御方とは?」
アリアハン王「…………ナジミ様、お願いします」
一同「「「「!!!!!」」」」
スタスタ……
ナジミ「…………皆様、申し訳無いのう」
イシス勇者「だ、大賢者ナジミ様……!!?」
エジンベア勇者「おいおい…………生ける賢者なんて……初めてお目にかかったよぉ……!?」
ランシール勇者「な、なんという…………ご無事でしたのね……!」
ムオル勇者「…………」
ザッ
ムオル勇者「お初にお目に掛かります。ナジミ様」
イシス勇者「あ……し、失礼致しました!!」ザッ
エジンベア勇者「お目に掛かる事ができ、光栄です!」ザッ
ランシール勇者「遠路遥々御足労頂きありがとうございます!」ザッ
ナジミ「おぉ、ムオル勇者にイシス勇者、エジンベア勇者にランシール勇者か。そう跪くな。今や只の老いぼれじゃよ」
ムオル勇者「!」
イシス勇者「な、……名前を……わ、我々の事をご存知なのですか!?」
ナジミ「お前さん方の事ならばよーく知っとるよ。ルビス様と神様の御陰でな」
エジンベア勇者「ほ、本物……」
ランシール勇者「凄い……」
ガタッ
ロマリア王「ナジミ様、お久しぶりでございます」
ナジミ「おぉ、ロマリアのボウズか。見らん間に立派になったのぉ」
ポルトガ王「ナジミ様!!お元気そうで!!がはは!」
ナジミ「お前さんも。元気が有りあまっとる様じゃな」
エジンベア王「ナジミ様!!こんな田舎によくぞいらっしゃいました!」
ナジミ「うんうん、お前は早く誰かに王権を譲り渡しな?」
ザッ
イシス女王「お初にお目に掛かります!イシスを束ねさせて頂いているイシス女王です!お会いできて光栄です!」
ナジミ「結婚してください」
イシス女王「えっ」
アリアハン王「おいこらじじい」
エジンベア勇者「おいおい…………生ける賢者なんて……初めてお目にかかったよぉ……!?」
ランシール勇者「な、なんという…………ご無事でしたのね……!」
ムオル勇者「…………」
ザッ
ムオル勇者「お初にお目に掛かります。ナジミ様」
イシス勇者「あ……し、失礼致しました!!」ザッ
エジンベア勇者「お目に掛かる事ができ、光栄です!」ザッ
ランシール勇者「遠路遥々御足労頂きありがとうございます!」ザッ
ナジミ「おぉ、ムオル勇者にイシス勇者、エジンベア勇者にランシール勇者か。そう跪くな。今や只の老いぼれじゃよ」
ムオル勇者「!」
イシス勇者「な、……名前を……わ、我々の事をご存知なのですか!?」
ナジミ「お前さん方の事ならばよーく知っとるよ。ルビス様と神様の御陰でな」
エジンベア勇者「ほ、本物……」
ランシール勇者「凄い……」
ガタッ
ロマリア王「ナジミ様、お久しぶりでございます」
ナジミ「おぉ、ロマリアのボウズか。見らん間に立派になったのぉ」
ポルトガ王「ナジミ様!!お元気そうで!!がはは!」
ナジミ「お前さんも。元気が有りあまっとる様じゃな」
エジンベア王「ナジミ様!!こんな田舎によくぞいらっしゃいました!」
ナジミ「うんうん、お前は早く誰かに王権を譲り渡しな?」
ザッ
イシス女王「お初にお目に掛かります!イシスを束ねさせて頂いているイシス女王です!お会いできて光栄です!」
ナジミ「結婚してください」
イシス女王「えっ」
アリアハン王「おいこらじじい」
ロマリア王「ゴホン…………して、話とは、どうされたのですか」
ポルトガ王「そうですぞ。従者伝えでは無く何故このような――――……」
ナジミ「これから話す事は、誰にも漏らすな」
ポルトガ王「!?」
イシス女王「っ!?」ビクッ
エジンベア勇者(急に真面目なトーンになった……?)
ナジミ「今日ここに来た者は、この話を漏らす事の無い者だけじゃ。ワシには分かる」
アリアハン王「……私もまだその話を伺っていないのですが、その話とは?」
ランシール神官「御聞かせ願えますでしょうか」
ナジミ「……」
ナジミ「…………四年前」
一同「「「「…………!!!!」」」」
ナジミ「四年前のあの時…………全てが激変したのは皆記憶しておるな」
イシス女王「…………はい」
アリアハン王「…………」
ポルトガ王「…………多くの悲しみが生まれた時です……」
ロマリア王「…………そうですね」
エジンベア王「…………できれば思い出したくは無い、ですな」
ムオル勇者「…………」
エジンベア勇者「……忘れる方が難しいんじゃないですかねぇ……?」ファサァッ
イシス勇者(……四年前は……確か……)
ランシール勇者「…………あの出来事が」
ランシール勇者「あの人類の落日の七日間が…………一体どうされましたの?」
ナジミ「…………」
ナジミ「…………あの七日間の悪夢が、繰り返されるやもしれぬ」
ポルトガ王「そうですぞ。従者伝えでは無く何故このような――――……」
ナジミ「これから話す事は、誰にも漏らすな」
ポルトガ王「!?」
イシス女王「っ!?」ビクッ
エジンベア勇者(急に真面目なトーンになった……?)
ナジミ「今日ここに来た者は、この話を漏らす事の無い者だけじゃ。ワシには分かる」
アリアハン王「……私もまだその話を伺っていないのですが、その話とは?」
ランシール神官「御聞かせ願えますでしょうか」
ナジミ「……」
ナジミ「…………四年前」
一同「「「「…………!!!!」」」」
ナジミ「四年前のあの時…………全てが激変したのは皆記憶しておるな」
イシス女王「…………はい」
アリアハン王「…………」
ポルトガ王「…………多くの悲しみが生まれた時です……」
ロマリア王「…………そうですね」
エジンベア王「…………できれば思い出したくは無い、ですな」
ムオル勇者「…………」
エジンベア勇者「……忘れる方が難しいんじゃないですかねぇ……?」ファサァッ
イシス勇者(……四年前は……確か……)
ランシール勇者「…………あの出来事が」
ランシール勇者「あの人類の落日の七日間が…………一体どうされましたの?」
ナジミ「…………」
ナジミ「…………あの七日間の悪夢が、繰り返されるやもしれぬ」
-ポルトガ地方・山脈近くの野-
パチッ……パキッ……
勇者「…………」
ペラッ
勇者「…………」
ペラ……
勇者「……ふあぁ……」
勇者「…………ふぅ……」
勇者「……あれ?」
勇者(……もう空が段々白み始めてる)
勇者(山脈に地平線を遮られて気付かなかったけど……)
勇者「もう朝か…………」
スクッ
勇者「……んんんんっ……!!……っと」ノビー
勇者「……」チラッ
パチッ……パチッ……
勇者(まだ焚き火は消さなくていいかな。朝ごはんも作らなきゃだし)
勇者「…………よし」
勇者(皆を起こす前に、山の川で顔でも……)
?「おはよっ」
勇者「え?」
武道家「おはようっ勇者!」
勇者「武道家!」
パチッ……パキッ……
勇者「…………」
ペラッ
勇者「…………」
ペラ……
勇者「……ふあぁ……」
勇者「…………ふぅ……」
勇者「……あれ?」
勇者(……もう空が段々白み始めてる)
勇者(山脈に地平線を遮られて気付かなかったけど……)
勇者「もう朝か…………」
スクッ
勇者「……んんんんっ……!!……っと」ノビー
勇者「……」チラッ
パチッ……パチッ……
勇者(まだ焚き火は消さなくていいかな。朝ごはんも作らなきゃだし)
勇者「…………よし」
勇者(皆を起こす前に、山の川で顔でも……)
?「おはよっ」
勇者「え?」
武道家「おはようっ勇者!」
勇者「武道家!」
勇者「早いね。皆も起きてるの?」
武道家「ううん。私だけ…………勇者」ジー
勇者「え?…………あ、この本?」
武道家「またアンタ誰にも交代頼まなかったわね?ずっとその魔道書読んでたんでしょ」
勇者「い、いやあのね、だってさすがに皆が寝てるテントを開くのは、なんか、ね?」
武道家「もう!無理したら駄目だっつーの!」
勇者「あはは……はい、すみません」
武道家「もう…………ふふ、川行くの?」
勇者「あぁ、うん。そのつもりだったんだ」
武道家「そ。じゃあ一緒に行きましょ」
勇者「うん。そうしよっか」
――――――――――――
スタスタ……
勇者「…………なんだか白んでいく空を見てると面白いね」
武道家「そうね。ちょっと夕焼けみたいで…………綺麗」
勇者「だね」
武道家「……ふふっ……うん」
武道家(…………二人きりで朝焼け見ながら歩いてる…………)
武道家(なんだかこれ……凄く……)
武道家「…………えへへ///」
勇者「どうしたのさ」
武道家「なんでもないわよっ」ニコニコ
勇者「?」
スタスタ……
武道家「ううん。私だけ…………勇者」ジー
勇者「え?…………あ、この本?」
武道家「またアンタ誰にも交代頼まなかったわね?ずっとその魔道書読んでたんでしょ」
勇者「い、いやあのね、だってさすがに皆が寝てるテントを開くのは、なんか、ね?」
武道家「もう!無理したら駄目だっつーの!」
勇者「あはは……はい、すみません」
武道家「もう…………ふふ、川行くの?」
勇者「あぁ、うん。そのつもりだったんだ」
武道家「そ。じゃあ一緒に行きましょ」
勇者「うん。そうしよっか」
――――――――――――
スタスタ……
勇者「…………なんだか白んでいく空を見てると面白いね」
武道家「そうね。ちょっと夕焼けみたいで…………綺麗」
勇者「だね」
武道家「……ふふっ……うん」
武道家(…………二人きりで朝焼け見ながら歩いてる…………)
武道家(なんだかこれ……凄く……)
武道家「…………えへへ///」
勇者「どうしたのさ」
武道家「なんでもないわよっ」ニコニコ
勇者「?」
スタスタ……
-川辺-
サァァァ……
パシャァッ
武道家「ぷはぁっ…………気持ちいい」
勇者「気温もイシス周辺みたいに暑くないから快適だね」
武道家「そうね。暖かいって感じかしら」
勇者「あ、日が段々登ってきてる」
武道家「どこ?……あ、本当……」
パァァァァ……
勇者「…………」
武道家「…………」
勇者「……山の輪郭に沿って光が……」
武道家「……凄い綺麗……」
武道家(……なんだか……)チラッ
勇者「おぉ……」
武道家(今、凄く幸せ……)フフッ
勇者「……ぉぉぉおおお?」
武道家「え?」
勇者「おおおおおおおおお!!!!?」
武道家「ど、どうしたの勇者!!?……上!?」チラッ
ヒュウウウウウ!!!!
?「やああああ――――!!!!」
武道家「えぇぇ!!!!?何!?女の子が落ちてきてる!!?」
勇者「うわああああ危ない危ないいいいいい!!!!!オーライオーライ!!!!!」アワアワ
武道家「え!?ちょ、勇者受け止める気!!?だったら私が」
ゴッシャァ!!!!
勇者「ブエナッ!!」ビスタッ
武道家「受け止めるわよ って遅かった……」
サァァァ……
パシャァッ
武道家「ぷはぁっ…………気持ちいい」
勇者「気温もイシス周辺みたいに暑くないから快適だね」
武道家「そうね。暖かいって感じかしら」
勇者「あ、日が段々登ってきてる」
武道家「どこ?……あ、本当……」
パァァァァ……
勇者「…………」
武道家「…………」
勇者「……山の輪郭に沿って光が……」
武道家「……凄い綺麗……」
武道家(……なんだか……)チラッ
勇者「おぉ……」
武道家(今、凄く幸せ……)フフッ
勇者「……ぉぉぉおおお?」
武道家「え?」
勇者「おおおおおおおおお!!!!?」
武道家「ど、どうしたの勇者!!?……上!?」チラッ
ヒュウウウウウ!!!!
?「やああああ――――!!!!」
武道家「えぇぇ!!!!?何!?女の子が落ちてきてる!!?」
勇者「うわああああ危ない危ないいいいいい!!!!!オーライオーライ!!!!!」アワアワ
武道家「え!?ちょ、勇者受け止める気!!?だったら私が」
ゴッシャァ!!!!
勇者「ブエナッ!!」ビスタッ
武道家「受け止めるわよ って遅かった……」
謎の少女「~~~っ!!!!」ギュゥゥゥ
武道家「ちょ、ちょっと大丈夫?もう目開けても大丈夫よ?」
謎の少女「~~っ!!………う?」パチ
武道家「…………大丈夫?」
謎の少女「…………?……?」キョロキョロ
武道家「…………大丈夫だったら……そいつから降りてあげて?」
謎の少女「?」チラッ
勇者「」チーン
謎の少女「わぁ!!」ピョンッ
武道家「あ、どいてくれた」
勇者「いたたた……だ、大丈夫?怪我は無い?」ドクドク
武道家「ア、アンタの方が重症じゃない!!」
ダッ
武道家「待ってて!今すぐ戻って薬草とってくるわ!!」
勇者「ごめん、お願い……いててて」ドクドク
謎の少女「…………!」アワワワ
勇者「あ、君は大丈夫?」ドクドク
謎の少女「…………わ、わたし、怪我ない」
勇者「そかそか」ニコ
謎の少女「……あ、ありがとう……ごめんなさい」
勇者「ははは、大丈夫大丈夫。これでも鍛えてるから」ドクドク
謎の少女「…………頭から、血、出てるのに?」
勇者「うん!大丈夫大丈……」ドクドク
ピトッ
勇者「ひぎゃあああああああああああああ」
謎の少女「やっぱり、いたい、嘘、良くない、です」ウルウル
勇者「さ、触っちゃ駄目だよ?お嬢ちゃ……」
謎の少女「かして」グイッ
勇者「ちょっ、だから触っちゃ……」
謎の少女「…………」ボソッ
ポワァッ
勇者「駄目……だって……」
勇者「…………」
勇者「…………え?」
謎の少女「…………痛い、なくなった、です?」
勇者「…………!!?」
サワサワ
勇者「え……な、治ってる?」
謎の少女「……良かった、おもいますっ」ニコッ
勇者「き、君は……?」
スクッ
謎の少女「ありがと、ございましたっ」ペコッ
謎の少女「…………頭から、血、出てるのに?」
勇者「うん!大丈夫大丈……」ドクドク
ピトッ
勇者「ひぎゃあああああああああああああ」
謎の少女「やっぱり、いたい、嘘、良くない、です」ウルウル
勇者「さ、触っちゃ駄目だよ?お嬢ちゃ……」
謎の少女「かして」グイッ
勇者「ちょっ、だから触っちゃ……」
謎の少女「…………」ボソッ
ポワァッ
勇者「駄目……だって……」
勇者「…………」
勇者「…………え?」
謎の少女「…………痛い、なくなった、です?」
勇者「…………!!?」
サワサワ
勇者「え……な、治ってる?」
謎の少女「……良かった、おもいますっ」ニコッ
勇者「き、君は……?」
スクッ
謎の少女「ありがと、ございましたっ」ペコッ
勇者「い、いや、こちらこそ……ありがとう」
謎の少女「…………あなた、やさしい、ですね」
勇者「いや、そんな事……それよりも君っ」
謎の少女「……お日様の、匂い、する、ですよ」
勇者「え?」
ザッ
謎の少女「……お世話に、なる、ました」
謎の少女「…………」スゥゥ
謎の少女「ルーラ!!」
勇者「!!!?」
ゴォォッ!!!!
バシュウゥッ!!!!
勇者「うわっ!!?……っぷ!!」
パラパラ……
シーン……
勇者「…………へ……?」
勇者(何だったんだ…………?今の女の子……)
タッタッタッ
武道家「勇者ぁ――――!!僧侶が起きてたわ!!」
僧侶「勇者くん!!大丈夫ですか!!?」
…………
……
…
・
謎の少女「…………あなた、やさしい、ですね」
勇者「いや、そんな事……それよりも君っ」
謎の少女「……お日様の、匂い、する、ですよ」
勇者「え?」
ザッ
謎の少女「……お世話に、なる、ました」
謎の少女「…………」スゥゥ
謎の少女「ルーラ!!」
勇者「!!!?」
ゴォォッ!!!!
バシュウゥッ!!!!
勇者「うわっ!!?……っぷ!!」
パラパラ……
シーン……
勇者「…………へ……?」
勇者(何だったんだ…………?今の女の子……)
タッタッタッ
武道家「勇者ぁ――――!!僧侶が起きてたわ!!」
僧侶「勇者くん!!大丈夫ですか!!?」
…………
……
…
・
-野営地点- 朝食中
勇者「だから、本当なんだって!」
商人「夢でも見てたんじゃないですかぁ?」
遊び人「見た目が10才くらいの女の子がルーラね……」
戦士「聞いた事ないな」
魔法使い「るーらってせいしんりょくすごくつかうからねぇ」
勇者「でも本当にやってたんだよ」
魔法使い「もしかしたら、るーらが未完成だったからとちゅうでゆーしゃのうえにおちちゃったのかもねっ」
僧侶「多分そうでしょうね。…………でも」
女勇者「…………回復呪文が効かない筈のお兄ちゃんに回復呪文をかけた……ねぇ」
僧侶「そこばかりは……私にも、ちょっと分かりません……」
商人「実は怪我してなかったとかじゃないんですかぁ?女の子に抱きつかれて鼻血出しちゃってた、とか」ニヒヒ
盗賊「……勇者?……」
勇者「違う違う違う違う!!んなわけあるか!!」
武道家「そこは私が見てたもの。ちゃんと頭から血を出してたわ」
戦士「うーん……僧侶みたいなホイミが使えるって事だろ?」
僧侶「そうですね……考えにくいですが……」
戦士「それなら別に敵って事もないだろ。そんなに悩まなくてもいいんじゃないか?」
女勇者「まぁ、それもそうだね」
武道家「でも気になるわ……」
戦士「そんな事よりご飯だご飯!!遊び人!美味いぞ!!」
遊び人「えへへ!ありがとっ!」
勇者「…………」
勇者(……なんだったんだろう……)
…………
……
…
・
勇者「だから、本当なんだって!」
商人「夢でも見てたんじゃないですかぁ?」
遊び人「見た目が10才くらいの女の子がルーラね……」
戦士「聞いた事ないな」
魔法使い「るーらってせいしんりょくすごくつかうからねぇ」
勇者「でも本当にやってたんだよ」
魔法使い「もしかしたら、るーらが未完成だったからとちゅうでゆーしゃのうえにおちちゃったのかもねっ」
僧侶「多分そうでしょうね。…………でも」
女勇者「…………回復呪文が効かない筈のお兄ちゃんに回復呪文をかけた……ねぇ」
僧侶「そこばかりは……私にも、ちょっと分かりません……」
商人「実は怪我してなかったとかじゃないんですかぁ?女の子に抱きつかれて鼻血出しちゃってた、とか」ニヒヒ
盗賊「……勇者?……」
勇者「違う違う違う違う!!んなわけあるか!!」
武道家「そこは私が見てたもの。ちゃんと頭から血を出してたわ」
戦士「うーん……僧侶みたいなホイミが使えるって事だろ?」
僧侶「そうですね……考えにくいですが……」
戦士「それなら別に敵って事もないだろ。そんなに悩まなくてもいいんじゃないか?」
女勇者「まぁ、それもそうだね」
武道家「でも気になるわ……」
戦士「そんな事よりご飯だご飯!!遊び人!美味いぞ!!」
遊び人「えへへ!ありがとっ!」
勇者「…………」
勇者(……なんだったんだろう……)
…………
……
…
・
――――――――――――
ザッ!!
戦士「…………やっと」
商人「やっと着きましたね……!!」
魔法使い「うん……!!」
盗賊「……だね!……」
戦士「……苦しい思いもして……!!」
魔法使い「たくさん、にえゆをのんで…………!!」
商人「やっと……やっと……私達はついに……!」
戦士「ああ!たどり着いたんだ!!」
魔法使い「そうだよ!!…………―――――っ」
ダッ!!
商人・戦士・魔法使い「「「海だ――――――――――!!!!」」」
勇者「ポルトガだよ」
武道家「何しに来たのアンタら!!」
-貿易大国・ポルトガ-
ザッ!!
戦士「…………やっと」
商人「やっと着きましたね……!!」
魔法使い「うん……!!」
盗賊「……だね!……」
戦士「……苦しい思いもして……!!」
魔法使い「たくさん、にえゆをのんで…………!!」
商人「やっと……やっと……私達はついに……!」
戦士「ああ!たどり着いたんだ!!」
魔法使い「そうだよ!!…………―――――っ」
ダッ!!
商人・戦士・魔法使い「「「海だ――――――――――!!!!」」」
勇者「ポルトガだよ」
武道家「何しに来たのアンタら!!」
-貿易大国・ポルトガ-
スタスタ……
商人「ちぇっ!ノリが悪いんですからっ」
戦士「冗談だっつーの!勇者と武道家は全く全くもうっ」
魔法使い「でもなんだか、ひさびさにうみべにきた気がするよっ」
女勇者「ずっと内陸の方の陸路を旅していたからね」
遊び人「潮の香りがすごいね…………えへへ、なんだか鼻がくすぐったい」
商人「ふふふ!!貿易!!貿易!!」
僧侶「ふふふ、商人ちゃん?本来の目的、忘れたら駄目ですからね?」
商人「え?何ですっけ」
勇者「船だよっ」
商人「くふふ、冗談ですよっ」
盗賊「……テンション、高いね……」ナデナデ
武道家「どうする?先に宿屋に行く?それとも王様との謁見が先?」
勇者「うーん……そうだな……じゃあ先に宿をとっておこうか」
魔法使い「さんせーっ!」
女勇者「じゃ、宿に行こうか」
スタスタ……
女勇者「でも本当に綺麗な所だね……」
武道家「そうね。さすがは貿易の大国ってところかしら。平和そうだわ」
戦士「だなー。海があるとなんだかすっげー爽やかに見えるな」
勇者「あぁ、それはなんか分かるかもしれない」
商人「ちぇっ!ノリが悪いんですからっ」
戦士「冗談だっつーの!勇者と武道家は全く全くもうっ」
魔法使い「でもなんだか、ひさびさにうみべにきた気がするよっ」
女勇者「ずっと内陸の方の陸路を旅していたからね」
遊び人「潮の香りがすごいね…………えへへ、なんだか鼻がくすぐったい」
商人「ふふふ!!貿易!!貿易!!」
僧侶「ふふふ、商人ちゃん?本来の目的、忘れたら駄目ですからね?」
商人「え?何ですっけ」
勇者「船だよっ」
商人「くふふ、冗談ですよっ」
盗賊「……テンション、高いね……」ナデナデ
武道家「どうする?先に宿屋に行く?それとも王様との謁見が先?」
勇者「うーん……そうだな……じゃあ先に宿をとっておこうか」
魔法使い「さんせーっ!」
女勇者「じゃ、宿に行こうか」
スタスタ……
女勇者「でも本当に綺麗な所だね……」
武道家「そうね。さすがは貿易の大国ってところかしら。平和そうだわ」
戦士「だなー。海があるとなんだかすっげー爽やかに見えるな」
勇者「あぁ、それはなんか分かるかもしれない」
ドンッ
勇者「あっ」
?「…………すまない」
勇者「いえ、こちらこそすみませんでした」
<おーい!勇者ー!早くー!
勇者「あ!待って!すぐ行く!」
タッタッタッタ……
?「…………」
ザッ
スタスタスタスタ
スタスタ……
スタ……
クルッ
?「…………」
ポルトガ兵「あぁ、見つけました!」
タッタッタッタ……
ポルトガ兵「王の護衛、お疲れ様でございます」
?「…………」
ポルトガ兵「……?」
?(…………勇者……?)
ポルトガ兵「どうかなさいましたか?ムオル勇者様」
ムオル勇者「……いや、何でもありません」
クルッ
スタスタ……
勇者「あっ」
?「…………すまない」
勇者「いえ、こちらこそすみませんでした」
<おーい!勇者ー!早くー!
勇者「あ!待って!すぐ行く!」
タッタッタッタ……
?「…………」
ザッ
スタスタスタスタ
スタスタ……
スタ……
クルッ
?「…………」
ポルトガ兵「あぁ、見つけました!」
タッタッタッタ……
ポルトガ兵「王の護衛、お疲れ様でございます」
?「…………」
ポルトガ兵「……?」
?(…………勇者……?)
ポルトガ兵「どうかなさいましたか?ムオル勇者様」
ムオル勇者「……いや、何でもありません」
クルッ
スタスタ……
今日はおしまいです。
新キャララッシュですがこの章に直接関係する人は少ないです。多分。
このスレでも頑張りたいと思いますので、お付き合い頂けたら幸いです。
新キャララッシュですがこの章に直接関係する人は少ないです。多分。
このスレでも頑張りたいと思いますので、お付き合い頂けたら幸いです。
謎の少女、勇者、回ふk…まさか…いや、この先に期待しとくよ。
他の勇者、多過ぎてワロタwww
乙
他の勇者、多過ぎてワロタwww
乙
おっつー
前スレの画像のイシス魔法使いさんの可愛さにあまりの衝撃を受けた
前スレの画像のイシス魔法使いさんの可愛さにあまりの衝撃を受けた
前スレの最後で格差がどうこう変な事言ってた奴いたけど>>1には気にせずに好きなようにやってほしい
俺は武道家と魔法使いを比べて扱いに格差があるとは思えんし
俺は武道家と魔法使いを比べて扱いに格差があるとは思えんし
>>1
乙ぱい
乙ぱい
>>1乙ぱい
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