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    元スレ上条 「こんな時間にどうしたんだ?」 一方 「いいから入れろ」 ☆ 「2だ」 垣根 「」

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    252 :

    乙なんだよ!

    255 :

    >>253
    一位は脳天打ち抜かれてないからいらないぜ!

    256 :

    >>253
    過充電に注意やね

    257 :

    >>255
    そうかァ
    一方通行のプラグが00001号に……
    という俺の妄想はやはりただの妄想だったァ

    258 :

    >>257
    一方さん何やってんすかwwwwww

    260 :

    >>192だが
    シャンプースレじゃないのにごめんな
    皆マジレスありがとう
    多分ストレスが原因だったんだと思う
    さっき無事大学に合格できたからストレスもなくなるから収まるはず!

    261 :

    >>260
    馴れ合いみたいだけどおめ

    263 :

    >>260
    大学合格おめでとうございます。

    投下は遅い時間になると思いますがぼちぼち更新します。

    264 :

    こんばんは、更新再開します。

    265 = 1 :

    7月○日晴れ

    一泊二日の海水浴も終わり俺達は学園都市に帰って来た……

    帰りもあの常識はずれのバスで酷い目にあったけど何とか無事に帰ってこれた。

     ただ学園都市に帰ってからちょっとした問題もあった……。



    妹達の身体、と言うより寿命の事でだ。



    00001号が不意に一方通行に告げた自分達の寿命、それはかなり切実な話しだった。


    妹達は美琴のDNAマップを使った体細胞クローンであり、寿命は常人のソレより短いと言う事。
    しかも色々な薬を使ったりホルモンバランスを崩して美琴と同じ年齢まで成長させた為、更に寿命が短くなっている事。



    266 = 1 :

    当然俺を含めた全員(特に一方通行)は何とかならない物か悩んでいたが、アレイスターの助言で解決策が見えた。

    要は薬の影響を取り除き、崩れたホルモンバランスを整える事が出来ればある程度の寿命は回復出来るだろうと言う事だ。


    問題はその機材をどう揃えるかだったけど、それはすぐに解決した。

    とある病院のカエルに良く似た先生、通称『冥土帰し』(ヘブン・キャンセラー)俺自身たまにお世話になってる先生な訳だが。この先生、なんとアレイスターの知り合い(正直これが1番驚いた)らしくみんなで相談に行ったところ二つ返事で調整に使う機材を揃えてくれる事になった。

    ちなみにカエル先生がアレイスターを見て最初に言った台詞が「しばらく見ない内に随分変わったね」と言うなんとも軽いリアクションだった。


    今のところは常人の6~7割程度は寿命を回復出来るらしいけど、調整の技術が進歩すればさらに寿命は伸ばせるそうだ。


    267 = 1 :

    調整の件が何とかなったあと、カエル先生が妹達に、「病院に通うのが面倒なら病室を幾つか空けるから病院に住むかね?」と聞いていた。

    けど、妹達のみんなは口を揃えて「ミサカ達には帰る場所が在りますから」と言って断ったみたいだ。


    みんなでカエル先生にお礼を言ったあと、一方通行はカエル先生に「ジジイ、検査とか吐かしてアイツに変な事しやがったらブチ殺すぞ」と脅し。

    垣根はナースのなんたるかを先生と激論していた。


    アレイスターはと言うと「冥土帰し、私の身体は何とかならないかい?」と聞いたみたいだけど、「どうにもならないね」の一言で片付けられた、ちょっと同情した。



    268 = 1 :

    と、言う訳で一応は一段落と言ったところだ。


    そしてわたくし事上条当麻は現在何をしているかと言うと………



    上条 「えっと……この問題はっと……」カリカリ…


    上条 「こう……かな?」ウーム


    久しぶりに自分の寮に戻り、一人集中して夏休みの課題に取り組……みたかった。



    上条 「……」カリカリ…



    美琴 「……」ゴロゴロゴロゴロ…


    上条 「あ、これは参考書に載ってたっけ」ペラペラ


    美琴 「……」ゴロゴロゴロ…


    上条 「……」カリカリ


    美琴 「……」ゴロゴロ…


    美琴 「…」ゴロ…ピタッ


    上条 「……」


    美琴 「……」ジー


    上条 (なにがしたいんだろうか?)



    269 = 1 :

    上条 「な、なあ美琴」


    美琴 「なによ?」


    上条 「なんか、上条さんに言いたい事でも?」


    美琴 「……べつに~」ゴロゴロゴロゴロ…



    上条 (どうしてこうなった……)



    こうなったのは1時間程前からだ。

    妹達の件が終わったあと、一方通行が「次は山にキャンプ行くからなァ」と言い、全員がテンション上がる中、俺はふと思った。


    これからのイベントを楽しむ為にも夏休みの課題を少しでも片付けよう……と。



    270 = 1 :

    幸い今日妹達は全員調整で夕方まで帰って来ないし、俺は一方通行に集中したいからと理由を話して自分の寮に戻り課題に取り組んでいた訳だ。


    しかし、しばらくして美琴が俺の寮に遊びに来た。


    なんでもマンションに遊びに行ったら俺が居なかったから場所を聞いて来たらしい。

    そして特に何をするでもなく俺の部屋の枕を抱いてゴロゴロ転がってはたまにこっちを見つめて来る……と言った具合。



    271 = 1 :

    そして今現在にいたっている。



    上条 (勉強教えてくれるとありがたいケド、それは流石になぁ……)モクモク…


    美琴 (うぅ~。せっかく二人っきりなんだし、ちょっとくらいかまってくれたって良いのに……)ゴロゴロ…



    上条 (もしかしてかまって欲しいとか? いやいや早まるな上条当麻! 安易な考えは身を滅ぼすぞ!)


    美琴 (そりゃあ課題は大事かもしれないケドさ、私より大事な訳??)ゴロゴロ…


    上条 「……」プルプル…


    上条 (だーっ!! こんな状況で集中出来るかいっ! ゴロゴロするたびに太もも見えちゃってますよ美琴さ---------ん!!)ゴチソウサマデスッ!!



    272 = 1 :

    上条 「はぁ…さて、ちょっと休憩っと…」フーッ


    美琴 「!!」ピクッ!!


    上条 「美琴、なんか飲み物でも……ん?」


    美琴 「-----ッ!!」ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロッ!!!!



    上条 (なんか凄い勢いで転がってきた!?)ワーオッ!


    美琴 「お、お邪魔しま~す」


    上条 「美琴さん?」


    美琴 「な~に~?」


    上条 「上条さんは休憩したいんですが」


    美琴 「だから?」ハテ?


    上条 「脚の間に座られると身動きがとれません」


    美琴 「?」ハテナ?


    上条 「飲み物取りに行きたいのでちょっとだけ離れて……」


    美琴 「いや~」ギュッ!


    上条 (あ゙------っ!!! 美琴可愛いなコンチクショウ!!)


    273 = 1 :

    上条 「まったく、いつもはしっかりしたお姉さんって感じなのに……」


    上条 「二人っきりになると途端に甘えん坊になりますね。みこにゃんは」ヨシヨシ


    美琴 「ふにゅ~/// いいもん、甘えるのは当麻だけだもん♪」


    上条 (OH!! なにこの可愛い生き物!?)


    美琴 「ね、当麻」


    上条 「ん?」


    美琴 「ギュッって……して」


    上条 「あいよ」


    ギュッ!


    美琴 「あったかい……ふにゃ~///」



    上条 (ヤバイ、俺の……理性が……ゲシュタルト崩壊しそう)ゴクリッ




    黒子 (………ハッ!! なにやら殺意の波動に目覚めそうですの………)


    274 = 1 :




    「当麻…」

    「?」

    「私ね、今スッゴく幸せ……」


    「俺も、これ以上無いくらい幸せだ……」


    275 = 1 :

    上条と美琴がイチャラブ全開している頃、とあるマンションではーー


    垣根 「暇だぁ------」ゴロゴロゴロゴロ


    一方 「……」コーヒーグビグビ

    垣根 「暇ぁ------」ゴロゴロ

    一方 「……」イラッ


    垣根 「暇過ぎるぅ~~~~!!」


    一方 「うるせェ!!」


    ゲシッ!!


    垣根 「おまっ! こめかみトゥキックとかどうなの??」イテーナ


    一方 「俺のコーヒーブレイクタイムを邪魔するンじゃねェ」


    垣根 「ねー、どっか遊び行こうよー」


    一方 「独りで行け、そして死ね」


    垣根 「一方通行んと行きたいの☆」


    一方 「よォーし今すぐ殺す」


    垣根 「んな事より暇だ」


    一方 「そうは言ってもなァ……」


    276 = 1 :

    垣根 「00002号達の調整っていつまでかかるんだっけ?」


    一方 「今日は夕方までかかるって00001号が言ってたぜェ?」


    垣根 「んじゃ出かけようぜ」


    一方 「なンでそうなる」


    垣根 「夕方までブラブラして病院に迎えに行くってコースでどうよ?」


    一方 「チッ、じゃあそうするかァ」


    垣根 「てな訳で出かけてくるから戸締まりよろしくな」


    レイ 「うむ、任された」

    一方 「ついでに部屋の掃除と洗濯物畳ンどけポンコツ」


    レイ 「了解だ」


    277 = 1 :

    垣根 「ふー、暗部解散して、少しは学園都市も平和になったのかねえ」


    一方 「さァな、一般の連中は暗部の存在自体知らねェンだ、解散しようがしまいが特に変わりはねェよ」


    垣根 「だよな~」


    一方 「逆に暗部が無くなった分スキルアウトが調子に乗ってンじゃねェか?」


    垣根 「それはあるかもな、俺が暗部にいたころはスキルアウトの駆除も仕事にあったし」


    一方 「駆除ねェ」


    垣根 「仕事って割り切ってたけどな、じゃねーとやってらんねーし」



    278 = 1 :

    垣根 「にしても平和過ぎるってのも退屈ぅ~」


    一方 「日常ってもンを望ンてたンだろうが」


    垣根 「そうだけどよ~、ちょっぴり刺激も欲しいと思った17歳の夏」


    一方 「わがまま吐かすな」


    >キャーッ!!


    垣根 「乙女の悲鳴!? レッツらドンッ!!」バビュンッ!!!


    一方 「反応早すぎだろォ」ハァ…



    279 = 1 :

    垣根 「お嬢さん、どうかしたのかい?」キリッ!


    「あの……バイクに乗った人が私のカバンを…」


    一方 「引ったくりって奴かァ?」


    垣根 「乙女のカバンを引ったくるとはムカついた! 任せときなお嬢さん、すぐに取り戻してやる」


    一方 「面倒くせェ」


    垣根 「どっちが先に捕まえてカバン取り返すか勝負しようぜ」


    一方 「だりィ」


    垣根 「負けるの恐いなら最初からそう言…」


    一方 「ヨーイドンッ!!」バビュンッ!!!


    垣根 「フライングだろオイッ!!」


    「クソッ! 負けてたまるか! とうっ!!」 ファサッ!!


    280 = 1 :

    「へっ、チョロいな」ブーン


    >ツンツン


    「?」クルッ


    一方 「よゥ」シュタタタタッ!!


    「……」


    >ツンツン


    「!?」クルッ


    垣根 「ハロー」バッサバッサ


    「な、なんだお前等??」ブーン


    垣根 「バカに名乗る名前はねーよ。俺達に狙われたのが運の尽きだ、大人しく捕まりな」


    「ふ、ふざけんな! 振り切ってやるっ!!」ブォンッ!!



    281 = 1 :

    一方 「スピード上げやがったぜェ?」


    垣根 「学園都市ツートップから逃げ切れると思ってんのか? 悲しいねぇ~」


    「ど、どうだ!? 振り切って……」


    一方・垣根 「よゥ」


    「 」 ソンナ…


    一方 「遅ェンだよ」


    垣根 「まったくだ、速さが足りないにも程がある」

    一方 「GAMEOVERってヤツだァ」ニヤリ


    「ひっ!?」


    一方 「ベクトルパァーンチ!!」



    >ボグシャッ!!


    「ギャァァーー!!」


    垣根 「&追い撃ちの未元物質!!」


    >チュドンッ!!



    「 」チーン



    282 = 1 :

    一方 「犯人確保ってかァ」

    垣根 「カバンも取り返したし、戻るか」


    一方 「とりあえずこの勝負は俺の勝ちだなァ」


    垣根 「何を吐かす。捕まえるのは手段であって目的じゃねぇ、カバンを取り戻した俺の勝利だ」オーケー?


    一方 「あァ!? トチ狂った事吐かしてンじゃねェぞ、どう見ても俺の勝ちだ」


    垣根 「いいや、俺の勝ちだ」


    一方 「…」


    垣根 「…」


    一方・垣根 「引き分け……だな」



    283 = 1 :

    垣根 「ほいっ、取り返して来たぜお嬢さん」


    「ありがとうございます」


    垣根 「じゃ、俺はこれで」

    「あの、せめて名前だけでも」


    垣根 「名乗る程の者じゃないさ、じゃーなお嬢さん」


    (カッコイイ……///)


    一方 「なァにカッコつけてやがりますかァ?」


    垣根 「乙女の悲鳴に颯爽と現れ、助けた後は名前も名乗らず去って行くってポジション狙ってるからな」


    一方 「意味が分からン」


    垣根 「てか運動したら喉渇いたな、一息入れようぜ」


    一方 「奢れ」


    垣根 「やだ」


    一方 「ていとくンマジイケメン」


    垣根 「その手は食わん」


    一方 「ていとくンマジイケメルヘン」


    垣根 「ぐっ! まだまだっ!」


    一方 「ていとくンマジ超絶イケメルヘン」


    垣根 「しょ~がね~な~♪ よし奢ってやる♪」


    一方 (チョロすぎる…)

    284 = 1 :

    その後--


    黒子 「ジャッジメントですの!」


    黒子 「引ったくりの被害に遭われたのは貴女ですの?」


    「はい、そうです」


    黒子 「では、盗られた物と犯人の特徴を教えてもらいたいのですが」


    「いえ、それが…もう取り返して貰いました」

    黒子 「? 私(わたくし)以外の風紀委員ですの?」

    「風紀委員では無いと思います、二人とも腕章をしていなかったので」

    黒子 「……その二人の特徴は?」


    「一人はスーツを着ていて、もう一人は白い髪が特徴でした」


    黒子 (スーツに白髪……心当たりがありまくりですの……)


    285 = 1 :

    黒子 「ちなみにそのお二人は殿方では?」


    「はい、白い人は中性的な顔つきでしたけど」

    黒子 (どうやら間違いありませんわね……)


    黒子 「それでその殿方達は?」


    「カバンを取り返してくれた後、名前も名乗らずに行ってしまって……」


    黒子 (何処のヒーローですの??)


    「あの、もしかしてお知り合いですか?」


    黒子 「そ…それよりも犯人は??」


    「あ、それなら多分……アレだと思います」ユビサシ


    黒子 「アレ、ですの?」クルッ


    黒子 「なっ!?」



    そこには木にロープで逆さ吊りにされ、額には【肉】 胸には『北斗七星』を油性ペンで書かれた哀れな犯人の姿が在った……


    黒子 「むごいですの……」

    286 = 1 :

    ~とあるオープンカフェ~


    垣根 「うおっ!? 新食感!! とろ生ドーナツ超美味い!!」モグモグッ!!


    一方 「美味ェ、いいコーヒー豆使ってンな」ズズー


    垣根 「それにしてもあの引ったくり、【肉】の後に便器って書いてやりゃ良かった、しくったぜ」


    一方 「あンだけすりゃ二度としねェだろうがな」


    垣根 「だろうな……ん?」

    幼女 「あー! ママ風船がぁー!」


    「あら、しっかり握っておかないから……」


    幼女 「ママー風船」トンデッチャウ


    「もう無理よ…あきらめなさい」


    幼女 「ぅ……ふぇぇぇ」ポロポロ


    一方 「……」


    垣根 「子供は射程外だが母親は外角高めでストライクだな、オイ一方通行……」


    「 」


    垣根 「 」イネェ…

    287 = 1 :

    一方 「よっとォ」ベクトルジャンプ!!


    >パシッ


    一方 「オイ、ガキ」


    幼女 「グスッ……ふぇ?」


    一方 「風船、オマエのだろォ?」


    幼女 「ぁ……ぅ…」チョットコワイ…


    「あらあら、どうもありがとうございます。 ほら、お兄ちゃんにお礼言わないと」


    幼女 「ぅ……ありがとう…白いお兄ちゃん」


    一方 「気にすンな、もう放すンじゃねェぞ?」


    幼女 「うん! またね、白いお兄ちゃん!」タタタッ


    一方 「転ぶなよォ」


    垣根 「……」ジーーー


    一方 「……ンだよ」


    垣根 「やっぱお前セロ…」

    一方 「それ以上言ったら舌ブッコ抜くぞクソメルヘン」


    垣根 「ヤケに優しいじゃん」


    一方 「ガキが泣くのは苦手なンだよ」


    垣根 「ふーん。ま、そう言う事にしといてやるよ」

    288 = 1 :

    中途半端ですがひとまずここまで。

    続きは昼間に投下します。

    289 :

    幼女に素早い反応!いやもはや反射に近い速攻!

    まじぱねぇっす

    291 = 1 :

    垣根 「ふい~。食った食った、とろ生ドーナツお持ち帰りで買っちまったぜ」ゲップ


    一方 「アホ見てェに買い過ぎだ」


    垣根 「なにも一人で食わねーって、妹達のみんなにお土産だ、00002号におちび。喜ぶぜきっと」


    一方 「お優しィこった」


    垣根 「イケメルヘンだからな、ちゃんと上条と御坂の分も買った俺にスキはねえ」 フッフッフ…


    一方 「そォかよ……あァ?」



    黒子 「………では犯人は………」


    黄泉川 「………そうじゃん………」


    一方 「……なンかあった見てェだな」


    垣根 「行って見るか、暇だし」


    292 = 1 :

    黒子 「しかし人質とは…」

    一方 「よォ」


    黒子 「あ…、一方通行さん?」


    垣根 「ちゃんと仕事してるか? ツインゼブラ」


    黒子 「ツ…ツインゼブラ?? もはや原形が無いですの……」


    垣根 「でも誰の事か一発で解るだろ?」


    黒子 「ぐっ…言い返せない自分に腹が立ちます……」 ワナワナ…


    一方 「で? なにがあったンだァ? ヘタッチメン子ゼブラ」


    黒子 「貴方と言う人は! 一度くらいまともに名前で呼んでくださいな!」ムキーッ!


    一方 「だァかァらァ、何があったか聞いてるンですよォ、白丼」


    黒子 「惜しい! 限りなく惜しいですがド真ん中に余計な点が!!!」



    293 = 1 :

    一方 「銀行強盗だァ?」


    黒子 「そうですの、職員が防犯シャッターを降ろした為に犯人は人質をとっていますわ」


    垣根 「そんなん突入しちまえばいいじゃん」


    黄泉川 「そうもいかないじゃんよ」


    一方 「誰だオマエ?」


    黄泉川 「私は黄泉川愛穂。アンチスキルじゃん」


    垣根 「んで? なんで突入できねえの? おばs」


    黄泉川 「あ゙?」ギロッ!


    垣根 「理由をお聞かせ下さい綺麗でナイスバディな黄泉川さん!」


    黄泉川 「素直でよろしいじゃん。強行突入したら人質がどうなるか、分かるじゃん?」


    一方 (まァた面倒くせェ事になりそォだ)


    294 = 1 :

    垣根 「ちなみに人質ってどんな人?」


    黒子 「まず銀行の職員は人質になっていますの」


    垣根 「あ、パス。 銀行の職員なんてどうせオッサンだし」メンドクサーイ


    固法 「透視してみたんですけど、職員の他に親子が人質になっている見たいです」


    一方 (親子…だと?)


    垣根 「オイ一方通行、親子ってまさか……さっきの風船取ってやった親子じゃないよな?」ヒソヒソ…


    一方 「チッ、オイ眼鏡」


    固法 「え? あ、私??」


    一方 「その親子ってなァガキの方は風船持ってるか?」


    固法 「えっと……ええ、持ってるわ」


    一方 「……クソッタレが」

    垣根 「しゃあねー、行くか」


    295 = 1 :

    黒子 「ちょっとお二人とも! どうするおつもりですの??」


    一方 「強盗捕まえンだよ」


    垣根 「そゆこと」


    黄泉川 「一般人は下がってるじゃん、ここはプロの仕事じゃんよ」


    一方 「レベル5、第一位が協力してやるって言ってンだよ」


    垣根 「ちなみに俺は第二位ね、すーぐ終わらせて来ますんで」


    黒子 「いくら第一位に第二位と言っても貴方達はあくまで一般人なのですから……」


    黄泉川 「……条件があるじゃん」


    一方 「なンだ?」


    黄泉川 「人質の安全を最優先する事、そして犯人も必要以上に傷つけないってのが条件じゃん」


    垣根 「了解っす、さって行きますか」


    一方 「死ンでなきゃいいンだな」ニタリ


    垣根 「不吉な笑いすんなっての」


    296 = 1 :

    垣根 「しっかし…刺激が欲しいとは言ったが…」


    垣根 「引ったくりに銀行強盗……」


    垣根 「まさか立て続けに起きるとは予想外だったわ」マジデ


    一方 「上条の不幸体質が移ったンじゃねェか?」


    垣根 「マジで!? ちょっと後でお祓い行ってこよ」

    一方 「バカ言ってねェで行くぞ」


    垣根 「へいへい……ちなみに何分で片付ける?」


    一方 「……3分だァ」


    垣根 「上等!」


    垣根 「あ、オーイ白井」カモンカモン


    黒子 「? なんですの?」


    垣根 「これもっとけ、とろ生ドーナツ。もし落としたりしたら……」


    黒子 「ど…どうなるんですの?」 ゴクリ…


    垣根・一方 「ファイナル・アトミック・バスター食らわす」


    黒子 「この黒子! 全身全霊をもってとろ生ドーナツを死守致します!!」ビシッ!!


    297 = 1 :

    数分後--



    >チュドーンッ!!



    一方 「はァい終了ォ」ズルズル


    犯人 「 」ズルラレ


    垣根 「もう終わりかよ、俺のミラクル超カッコイイ戦闘シーンは??」


    一方 「こンな三下以下の雑魚に戦闘シーンなンざ勿体ねェンだよ、割愛だ割愛」


    垣根 「マジかよ、俺の新必殺技メルヘン電気アンマで金○シェイクしてやったってのに……」


    黒子 「ま…まさか5分も掛からずに……」


    垣根 「とろ生ドーナツは無事だろーな白井?」


    黒子 「もちろんですの!」

    一方 「ほれよ、人質は無事だし犯人も死ンじゃいねェ」


    黄泉川 「ふぅ、協力…感謝するじゃんよ」


    一方 「ちゃンと給料分の仕事しやがれってンだ!」プンスカッ!


    黄泉川 「言われなくても分かってるじゃん」


    298 = 1 :

    幼女 「ふぇぇぇん、ふぇぇぇ」ポロポロ


    「ほらほら。泣かないの、もう大丈夫だから」


    一方 「おいクソガキ」


    幼女 「ぅ……?」


    一方 「もう泣くな」


    幼女 「……ぅん…グスッ」


    「本当に、本当にありがとうございました」ペコリ

    垣根 「気にしなくていいぜ奥さん、悪い夢だと思ってさっさと忘れた方が良い」


    「……はい」


    垣根 「あと、今日はこの子の好きな物作ってやんな。そうすりゃ大丈夫だ」

    「どうもありがとうございました」ペコリ


    一方 「あとは任せたぞ、ヘタッチメン子ゼブラ白丼」


    黒子 「白井! 白井黒子ですのっ!」


    垣根 「んじゃな白井! 白井黒子ですのっ!」


    一方 「じゃあな」


    垣根 「さらだば~~」


    黒子 「うぐっ! まったくもう……」フゥ…


    黒子 (ご協力、感謝致しますの……)ペコリ



    299 = 1 :

    短いですがここまで。

    ちょっと書き溜めます。


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