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    元スレ士郎「人の為に頑張ったヤツが絶望しなきゃいけないなんて間違ってる」ほむら「……」

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    タグ : - Fate + - クロスオーバー + - 衛宮士郎 + - 魔法少女まどか☆マギカ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    901 :

    一応やってくれる専門の会社とかもあるみたいだけどドコモとかはやってくれなさそう

    902 :

    (データは)諦めろって言われたんだよ!(ソフトバンクのお兄さんやお姉さんに)
    もう(この携帯は)動かないんだよ……奇跡か、魔法でもない限りっ……

    自分で基板をいじって直せたりしないかなあ
    こういう時こそ士郎みたいな人がいてくれればいいのに……

    903 :

    いつまでも待つよ

    904 :

    ドンマイ
    気力が復活したらどうか書きなおしてくださいな
    気長に待ってます

    905 :

    電源がつかなくなったケータイからの
    データ復旧サービスとかやってる会社もあるみたいだよ

    907 :

    早く

    908 :

    絶望するにはまだ早い

    909 :

    奇跡も、魔法もあるんだよっ!

    910 :

    まってるよ

    911 :

    希望を抱いて溺死しろ

    912 :

    沈んだらダメやろw

    913 :

    追いついた
    自分で分解なんて早まったことは絶対にやるなよ

    915 :

    いつまでも待ーつーわ

    916 :

    遅いなあ先輩。これじゃわたし、おばあちゃんになっちゃいますよ?

    917 :

    待ち遠しい

    918 :

    そしてこのスレは終幕した

    919 :

    ageてるごはいねーがァ!!!!

    920 :

    まだ待つぞー
    完結までがんばってくれ

    921 :

    前回の投下が5/6
    ぎりぎり間にあった感じですね

    弁解をさせて頂きますと、携帯が壊れた際にまどポを解禁しまして、息抜きにはゲームをするのが習慣になりました
    その結果、先月頭にスマホに買い替えたにも関わらず、なかなか書き溜めに手がつかなくなってしまいましたとさ
    あと、やっぱり使い慣れた携帯の方が書き溜めしやすいなー、とか感じてしまったり

    ちなみにデータは諦めました
    某社に修理の見積り依頼のメールをしたところ、修理代3万、成功の場合は更に3万がかかると言われましたので
    ……余談ですが、その翌日から迷惑メールが届き始め、もうちょっとで千件に到達しそうです

    そんな訳で随分長いリハビリになってますが、今回は前回の補足になります
    幕間・巴マミの行方

    922 = 921 :

    Interlude


    「はあ、はあ、はあ―――」

    木々が生い茂る暗闇の中、肩で息をする一人の少女が居た。
    彼女の名は巴マミ。
    見滝原の街を守護する、誇り高きあ正義の魔法少女。

    ―――否、かつてそうであった者。
    彼女は戦いを恐れ、死を恐れ、それまでの自身を裏切ってしまったのだ。
    そこにはもはや、誇りや正義などは微塵も残ってはいない。

    「ここ……どこだろ……」

    光は彼方に僅かばかり。
    当然であろう。
    少女の脚力たはいえ、まる二日間走り続けてたのだ。
    見滝原からは遥かに離れ、人里さえもとうに過ぎ去った。
    人の手こそ入ってはいるものの、誰一人として存在しない県境の山奥。
    そこがどこなのか判別する手段など、手ぶらのマミに持ち得る筈もない。

    「まあ……どこでもいっか……」

    とすん、と腰を下ろすマミ。
    膝を抱えて座り込み、彼方にある故郷へと視線を向ける。
    ……当然ではあるが、見滝原の街がその目に届く事はない。

    「明日、ワルプルギスの夜が現れる。
     放っておいたら、きっとたくさんの人が亡くなる……」

    それは確定された未来だ。
    原因に介入がなければ、結末は変わらない。
    それを変えようというならば、ワルプルギスの夜と戦うしかない。
    だが、その結果に出来る事は幾人かが避難する時間を稼ぐ程度。
    しかしながら、そのリスクとしては落命の可能性さえある。
    そのようなハイリスクローリターンの戦いを避ける事を、いったい誰に非難できようか。

    「最低だ、わたし……。
     戦わなきゃいけなかったのに、みんなを守らなきゃいけなかったのに……逃げちゃった……」

    だけど一人だけ―――他ならぬマミ自身がこれを許さない。

    「今からでも引き返す……?
     ムリよ、怖い……わたし、死にたくない……」

    震える体を押さえつけるマミ。
    彼女は人一倍死を恐れる。

    眼前に迫った確かな死。
    それに足掻く事も抵抗する事も出来ず、されど意識を手放す事も許されない感覚。
    普通の人間ならば心が押し潰されるのが道理であろう。
    だが、マミに生きる理由を与えていたのは戦いだった。

    「でも、戦わなかったら……わたしに、生きてる意味って……」

    事故から生還した際のサバイバーズギルト。
    救えなかった両親。
    見捨ててしまった小さな命。
    積み重ねられた強迫観念(トラウマ)がマミを正義の魔法少女として戦わせてきた。
    そして何の皮肉か、今の彼女をかろうじて“巴マミ”であり続けさせているのもまた、彼女が体験してきた“死”であったのだ。

    923 = 921 :

    「わたし……私は、わた、しは……」

    マミは苦しむ。
    何もかもを放り出せば、生き残る事が出来る。
    全てを賭けて戦えば、救えなかった者たちには報いる事が出来る。
    二つの相反する想いの釣り合いは、一本のロープの上に成り立っている。
    それは天秤とは異なり極めて不安定なもので、恐らく―――。

    「やれやれ。こんな所まで行ってたのかい、マミ」

    そう、恐らく―――ほんの少し感情が揺さぶられた瞬間、その魂の器が砕け散りかねない程のものだ。

    「キュゥべえ……どうして、ここに……?」

    「君の様子が気になってね、ちょっと見に来たんだ」

    「そう…………」

    インキュベーター―――キュゥべえ。
    考えがまるで読めずとも、命の恩人であるソレをマミは信頼していた。
    しかしそれも過去の話だ。
    今となっては魔女、ひいては魔法少女の正体が明かされている。
    未だ恨めずにはいるものの、流石のマミにも気を許せる存在ではなくなっていた。

    「それに、君に知らせておきたい事があるんだ」

    「…………いいわ。聞かせて」

    警戒は解けない。
    だが、マミにとても用事があった。
    恐怖に敗れ、逃亡を決めながらもただ一人の心残りが居た。
    そして今のマミの前にインキュベーターが現れた以上、その人物についての話となるのは必然であった。

    「佐倉さんの事、よね……?
     やっぱり私の事、恨んでた?」

    「そうでもなかったね」

    「! そ、そう……なん、だ……」

    人によっては犯してしまった罪を恨んでもらえる方が楽になれる場合がある。
    その罪を他者に責められなかった時、誰もが多かれ少なかれ自らを罰するものだ。
    その大抵は我が身かわいさで甘いものとなりがちだが、中には他の誰よりも己の罪を厳しく糾弾するような
    人間も存在する。
    そして、マミもそういった人種の一人だった。
    故に彼女は良心の呵責に苛まれる。

    「ただね、その代わり―――」

    だが、そんな事は。

    「佐倉杏子は」

    非情な現実の前では些事に過ぎなかった。

    「―――魔女になったよ」

    「え―――?」

    924 = 921 :

    突きつけられたのは信じ難く、それ以上に受け入れ難い言葉。
    マミの思考が混乱に陥り当惑する。

    「う、嘘でしょ……?
     なんで……なんで佐倉さんが……」

    魔法少女が魔女になる。
    それはもう既知の事実だ。
    だがしかし、佐倉杏子は家族を失った時でさえ絶望に染まりはしなかったのだ。
    その彼女が魔女になった。
    それはマミにはとても信じられない話だった。

    「なんでって、君が逃げだしたからだろう?」

    「で、でも! 佐倉さんは私なんか居なくても、暁美さんと一緒にワルプルギスの夜と戦うって―――!」

    狂乱するかのようにマミが叫ぶ。
    それでもインキュベーターは顔色ひとつ変える事はない。

    「―――マミ。杏子の家族が死んだ時、何故彼女が魔女にならなかったのか。
     もしかして君には判ってなかったのかい?」

    空気が凍結していく。
    感情なき地球外生命体は、ただその目的の為だけに言葉を連ねる。

    「どういうこと……?」

    「あの日、確かに杏子は家族を失ってしまった。
     だけどまだ、杏子には残された物が一つだけあったんだ」

    「それは、いったい……」

    誘導されるように問いを返すマミ。
    その声は弱々しく、精神的にも限界が近い事を示している。

    925 = 921 :

    「理想だよ。
     誰かの為に戦う魔法少女、というね」

    それはかつて杏子がマミと共に戦ってた頃の志。
    決別以降とは正反対に位置する在り方。
    一般的に言われる“正義の味方”という存在だ。

    「でも佐倉さん、もう人の為に魔法を使うのは嫌だって……」

    「そうだね。
     杏子はきっと、自分ではそういう存在になれないと思ったんだろう」

    そも正義の味方とは聖者の在り方だ。
    見習うべきではあるが、まともな人間では目指せるようなモノではない。

    「でも、理想としていたモノは確かに存在した。
     仮令手が届かずとも、その存在自体を拠り所とした」

    「…………?」

    逆に、だからこそ憧れの対象ともなる。
    そして、ただの人のまま―――欲望も喜怒哀楽も持った世俗的な存在のままで正義の味方になろうとする存在は殊更に尊いのだ。
    特に挫折した者たちには、眩しすぎるくらいに。

    「つまり、ある種の信仰が杏子を支えていたのさ。
     …………マミ、君に対してのね」

    「――――!? う、うそ……わた、し……?」

    自身に向けられていた感情の大きさにマミは絶句する。
    激しい後悔に、知れず涙が溢れていく。

    926 = 921 :

    「そうさ、杏子はいつだって君の事を特別視していた。
     人の為に戦えるマミは特別なんだ、とね」

    罪悪感という名の弾丸が自己嫌悪という名の銃へ装填される。

    「そんな……じゃあ、あの時、逃げようって言ったわたしを、突き放したのは……」

    「信じたかったんだろうね。
     マミの、ただ一時の気の迷いなんだ、と」

    弾数は無限。
    突きつける先は己の心。

    「あ……あぁ……あの子はそこまで、わたしを信じくれてたのに……
    わたしは……わたしはっ……」

    引き金が引かれる。
    絶え間ない哀しみがマミの心を蝕み壊す。

    「ああ、あああぁっ……佐倉さん……さく、らさん……。
     ごめん、なさい……ごめん、なさい……。
     ひぐっ……うあああぁぁぁぁ……」

    静寂の闇に悲愴に泣きじゃくる声。
    だけれども木々の狭間に消え入ってしまいそうなか細い声。

    「やれやれ、後悔するくらいなら初めから逃げなければいいのにね。
     人間というのはつくづくわけがわからないよ」

    マミを見捨てて立ち去るインキュベーター。
    相も変わらず表情は冷たいままだ。

    「まあ、おかげで僕としては助かってるんだけどね」

    ―――最後に残されたのは嗚咽する声のみ。
    それもいつ消えてしまうか判らない程のもの。

    半刻か一刻か、静かにマミは泣き続けた。
    そして、魂の器がいよいよ砕けようという瞬間。

    「あああぁぁあぁああぁぁぁぁ―――!」

    か細い泣き声は慟哭の叫びに変化し。

    「――――」

    ―――一発の銃声と共に、闇夜は沈黙に包まれた。


    Interlude out

    927 = 921 :

    以上です

    当初の予定では、
    なんやかんやでマミさん魔女化→ひとりぼっちは寂しいもんなで杏子があかいろさんに成り代わる
    という感じのある意味お茶会エンドでした
    しかしマミさんが魔女になるのを嫌がって展開を変更し、杏子がとばっちり受けました
    んで、展開の修整が不可能なとこまで進んだところで、マミさんがどうなるのかを考えたら、魔女になるという結論に達しました
    これじゃあ何の為に変えたのかわからないので触れない事にしたのですが、思ったよりもマミさんについてのレスがあったので、タイガー道場でその辺りのお茶を濁す事にしようとする
    ……が、携帯の破損で書き溜め消失
    本編の復旧には時間的にも精神的にもつらいので、今回の幕間を書く事にする
    その最中、杏子への罪の意識を持ったマミさんがどう行動するのかを考え直したら、自分が最も怖い事を自分に課す、平たく言えば自害という結論に陥る

    結果
    ・マミさんと杏子は再び離別
    ・杏子魔女化
    ・マミさん自殺

    と、なんか最悪の状況になりました
    まあ要するに、マミあん好きの人はどうぞ石を投げるなま生卵を投げるなりしてください
    私はちょっと鏡叩き割ってきますので
    こう、バットで、幕張の破壊神ばりに


    次回までは時間がかかると思います
    少しでも作業効率を高める為に、書き溜めに適したアプリとか助言が欲しいです
    今回の投下にしても、1レス目をコピーしようとした時に操作を間違って、書き溜めが少し消えちゃいましたので、事故防止の為の対策が必要なのです、私の精神安定の為に
    次書き溜めが消えたらバーサーカーになりかねませんし

    928 :

    久々の投下乙

    書き溜めに適したアプリなんてあるのか?
    最初から入ってるメモ帳じゃダメなの?

    929 :

    乙です
    スレも残り少ないから書き込み控えるけど楽しみにしてます

    930 :

    乙乙
    このSSだとルルブレさっくり刺すだけで解決するから
    まあ最悪って程でもないんじゃないかな

    931 :

    乙。
    スマホなら 9Gえでぃたー とかどうだろうか

    932 :

    乙です。
    なんというか、救えない奴はどう頑張っても救えないってシビアさが出てていいな。
    せめて杏子くらいはルルブレで救われてほしいものだけど…

    933 :

    乙、スマホはコピペがしずらいのが難点だよなぁ
    俺はNote MEを使ってるよ

    934 :

    おっしゃ待ってたぜ

    期待してる

    936 :

    乙、この流れなら次スレの可能性もありか
    ある程度書いたらメール添付で自宅PCかフリーアドレスあたりに送ってバックアップにするとか

    937 :

    おう、更新が着てた
    乙です。次も楽しみにしています

    938 :

    スマホで書きためは半分諦めてるなあ
    推敲前提の殴り書き第一稿なら書けるけど
    そこから先はPCじゃないと俺は無理

    殴り書きならアプリは何でも良いからメモ帳系あればオケーかと


    最初から一気読みしたけど面白いね、イイヨイイヨ
    士郎が活き活きしてて微笑ましい
    反面、ほむらがすっかり毒抜けてるのは個人的に残念
    餌付けされすぎたんだろうな……

    939 :

    あげ

    941 :

    別にあげてしまっても構わんのだろう?

    942 :

    >>1って、ロックスターみたい

    943 :

    >>1
    そろそろ>>927から二ヶ月経つけど大丈夫ですか?
    出来れば生存報告お願いします

    >>938
    士郎の料理ですよ?完全な敵対関係じゃない限り大抵の奴は懐柔されますって

    >>939->>942
    頼む。ホントにageんの止めてくれ。

    944 :

    自分がageてどうすんだ

    945 = 943 :

    >>944
    ガチの質問なんだけど、saga sageを打ちこむとageになるの?
    他のとこだと大丈夫だったと思うんだけど……
    >>942のコメから1時間しないうちに打ち込んだからageたように見えるとかそういうのじゃなくて?
    sage sagaなら大丈夫?

    946 = 944 :

    すまん、勘違いだったわ
    俺この板にきて日が浅いんだ

    947 :

    半年ROMれという言葉は何の為にあるのやら……

    948 :

    激しくスレチ

    自治スレにでも池

    950 :

    予備校って冬休みあるの?
    とりあえずそれまで黙って待とうよ(キリッ


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