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    元スレレッド「オリジナルガイドマップでも作るかな」

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    701 = 1 :

    サザナミタウン・???の別荘

    フウロ「こんにちは?」

    「あら?フウロちゃんじゃない」

    フウロ「こんにちは~シロナさん」

    レッド「…………」

    シロナ「今日は誰も来てくれなくて退屈していたところなの」

    フウロ「そうなんですか」

    レッド「……ねえ」

    フウロ「ん?」

    レッド「誰?この人?」

    フウロ「シロナさん。シンオウのチャンピオンなんだって」

    シロナ「こんにちは~」

    レッド「チャンピオンか……じゃあ俺は外で待ってる」

    フウロ「え?」

    レッド「だーから。俺はポケモンリーグの者が嫌いなんだって」

    シロナ「」グサッドサッ

    フウロ「あ……シロナさんが倒れた」

    シロナ「……私、素で嫌われた事ないの……こう…ズバッと言われたの初めてで……」

    702 = 1 :

    レッド「おうおう。ならアンタも俺の事を嫌えばいい。それで解決だ」

    シロナ「フウロちゃん。私、この子嫌い」グスン

    バキッ

    レッド「いった!」

    フウロ「あのねぇ!シロナさんに頼んで借金をほとんど払ってもらうのよ」ヒソヒソ

    レッド「とはいえ、俺には無理だ」ヒソヒソ

    フウロ「イッシュでは頑張ってたでしょ!!」

    レッド「イッシュとシンオウは別だ!」

    シロナ「……あっ、あの喧嘩は良くないの」オロオロ

    2人「黙ってろ!!」

    シロナ「あっ、すみません」シュン

    フウロ「ってわあシロナさんごめんなさいごめんなさい」ペコペコ

    レッド「……」パシャ

    シロナ「いえいえ、私は元々遺跡を研究しに来たわけだし……遺跡見てきますよーだ」イジイジ

    フウロ「ああ!いや、シロシロお願いがありますの!!レッド君、後でヒウンアイス買ってくるからここにいて!!」

    レッド「おけ!」

    703 = 1 :

    シロナ「それで~なんの用よ~……お姉さん疲れちゃった」

    レッド「お姉さん?」

    グイ

    フウロ「黙ってろ…な?」ギロリ

    レッド「ハイ、スミマセンフウロサマ」ガクガク

    シロナ「フウロちゃん、虐めちゃだめだよ」

    フウロ「いいんです。いつもの事ですから」

    シロナ「……ふ~ん。彼氏君も大変ね」

    フウロ「かっ!かか彼氏だなんて……!!」

    レッド「……」

    シロナ「じゃあ本題に入りましょう」

    フウロ「ええとですね……」カクカクシカジカ

    シロナ「……なるほど」マルマルウマウマ

    レッド「……」モグモグパクパク

    フウロ「それで~えへへ……だめですか?」

    シロナ「いいよ」

    フウロ「本当ですか!?」

    シロナ「だってお金って使わなきゃただの数字だし」

    704 = 1 :

    フウロ「やった!ありがとうございます!!」

    レッド「……」ガチャ←冷蔵庫を開く音

    シロナ「はい、小切手でごめんね」

    フウロ「わあ~ありがとうございます」

    レッド「健康食品ばっかだな。結構歳行ってるな」

    ビリッ

    フウロ「」

    シロナ「」

    レッド「……おっ!このアイスでいっか」

    フウロ「…………アハハハハやっ、破けちゃいましたね」

    シロナ「フウロちゃんごめん。やっぱりこの話なかった事にして」

    フウロ「……え?」

    シロナ「今日はもうシロシロハウスは閉店です」

    ドカッ

    フウロ「」

    レッド「ん!?」

    バキッ

    レッド「なっ!何で……?」

    705 = 1 :

    フウロ「せっかく借金がなくなったと思ったのに……」

    レッド「…………そういえばそんな話してましたね……」

    フウロ「誰だってコンプレックスは持ってる……シロナさんは年齢」ユラー

    レッド「フウロサン?顔が暗いですよ……」

    フウロ「誰のせいだ!!」

    バキッ

    レッド「すっ……すみまぜんでじだ…」

    フウロ「明日謝りに行くよ」

    レッド「チャンピオンは……」

    フウロ「……生命保険………入ってるよね?」

    レッド「ハイ……フウロサンコワイデス」

    フウロ「……なんでこうなっちゃったかな?」ボソッ

    レッド「ん?」

    706 = 1 :

    次の日・シロシロハウス・玄関

    フウロ「」

    バキッ

    レッド「」

    張り紙『フウロちゃんとその彼氏君はご遠慮願います。シロシロ』

    フウロ「」

    アイリス『わぁ~ガブリアスすごくキュートだね!!』

    シロナ『そう?ありがとう♪』

    カミツレ『……素敵』

    アロエ『ホントだねぇ。ウチの旦那も見習って強くなって欲しいよ全く』

    きゃいきゃい

    フウロ「」

    バキッ

    レッド「」

    フウロ「…………次行こ行こ……泣きたくなってきた」

    レッド「泣きたいなら泣けばいい」

    バキッ

    707 = 1 :

    14番道路

    レッド「……なんもない」パシャ

    フウロ「……確か滝の上にほうじょうの社があった気がした…」

    レッド「へぇ~」

    フウロ「行く?」

    レッド「いや、良いや。大体自転車で行けるところまでで充分な気がする」

    フウロ「観光する気ないでしょ?」


    ブラックシティ

    レッド「暗い」パシャ

    フウロ「あれ?前はホワイトフォレストだったのにね?いつの間に……」

    レッド「なんか雰囲気悪いし早く行こう」キコキコ

    フウロ「うん」


    15番道路

    レッド「ふ~ん……この先に橋があるのか」

    フウロ「とりあえず、イッシュの橋最後かな」パシャ

    レッド「へぇ……」

    708 = 1 :

    ワンンダーブリッジ

    レッド「……」パシャ

    フウロ「高くて見晴らしの良いところだと思うよ」

    レッド「たしかに……スカイアホーブリッジとどっちが良いかと言われたら悩むかも……」

    フウロ「アローだから」

    レッド「とりあえず、橋って良いね」

    フウロ「そりゃあイッシュの名物の一つだからね」

    レッド「へぇ……で、久しぶりだな」

    シュン

    ダークトリニティ「…………」

    フウロ「本当だ?」

    ダークトリニティ「………………プラズマ団が解散したそうだ。ゲーチスはこちらでなんとか救出した」

    レッド「よくハンサムの目を盗んだな」

    ダークトリニティ「……………お前達とはもう会うこともないだろう」

    フウロ「そりゃ解散でしょ」

    ダークトリニティ「……ゲーチスからこれを預かっている。……これを」

    レッド「……何これ?」

    ダークトリニティ「さあな……ゲーチスがどこから入手したのかわからない…………では」

    シュン

    フウロ「……なんかあっけない最後」

    レッド「………だね」

    709 = 1 :

    16番道路

    フウロ「あ、もうここまで来たんだ」パシャ

    レッド「……こっちになにがあるの?」

    フウロ「ライモンシティ……カミツレちゃんのジムがあるところ」

    レッド「……もう帰ってきたのか…」


    ライモンシティ

    レッド「……すんません」

    フウロ「…………現在お守り小判で2人で稼いでも約750万円」

    レッド「あの年増チャンピオンにお願いしてくれば良かったわけか……」

    フウロ「チャンスを台無しにしといて何言ってるの?」

    レッド「いや……思ったよりも行かないもんですね…」

    フウロ「はぁ……まあいいや…観覧車でも乗らない?」

    レッド「観覧車?」

    フウロ「ほら……前はNが一緒だったし」

    レッド「まあ………良いよ」

    710 = 1 :

    観覧車

    レッド「やっぱり景色良いなぁ」パシャ

    フウロ「…………」

    レッド「……どうかしました?」パシャ

    フウロ「ん~……これからどうしようかってね?」

    レッド「どういうこと?」

    フウロ「いや、借金はまず返すけど……返したところで貨物機の操縦技術は落ちてるから多分整備とかやらされるのかな。それは嫌なんだよね………貨物機で全国飛び回るのが私のやりたい事」

    レッド「…………」

    フウロ「でも……このペースじゃ無理だろうね…だから、どーしようかなってね」

    レッド「…………」

    フウロ「元々空が好きでこういった仕事してたアタシにとってあの事故は結構痛かったよ」

    レッド「なんかごめんなさい」

    フウロ「良いって……あれはレッド君のせいじゃないって………ほら見てよ」

    レッド「ん…」

    フウロ「頂上は景色が最高なんだ。………でも…アタシには空が一番。だから空を自由に飛べる鳥ポケモンが好きなんだ。そりゃ、飛べないのもいるけど……」

    レッド「……とりあえず、この後は?」

    フウロ「レッド君に任せるよ……行先は………それにアタシも付いてくさ。今はただの借金ガールだし…」

    レッド「………なら、フウロさんは関係ない。全て俺がやったって事にして派手に行きますか」

    フウロ「?」

    711 = 1 :

    シッポウ博物館

    レッド「というわけでこれをアロエさんに」

    キダチ「わかりました!妻に渡しておきます!!」


    ライモンジム

    レッド「こいつをカミツレさんに渡しといて……フウロよりって」

    お嬢様「わかりましたわ」


    カノコタウン

    ベル「ふえええ!やっぱりレッドには勝てなかったよ」

    レッド「もっと強くなれば俺くらい余裕だよ」

    ベル「そうかな?」

    レッド「ああ、だから頑張れよ」ワシャワシャ

    ベル「うん!!」


    カノコタウン・アララギ研究所

    アララギ「これはメタグロスね。ああ、全国図鑑じゃないからわからなかったのね。待ってて」

    レッド「やっぱり全国図鑑ってあるんですね」

    アララギ「はい」

    レッド「ありがとうございました」

    アララギ「まだポケモン探すの?頑張ってね」


    5番道路

    チェレン「ダメだ。ここまで頑張ってもやっぱりレッドが上か」

    レッド「まだまだ強くなれる。頑張れよ。俺は別に強くなることを望んでいない」

    チェレン「そっか。じゃあ僕は打倒レッドで行くよ」

    レッド「そうか。また相手してやるぜ」

    チェレン「その時は次みたいにはいかないよ」

    レッド「返り討ちにしてやるさ」

    712 = 1 :

    フキヨセシティ

    レッド「お待たせよ」

    フウロ「いや、あんまり待ってないけど…飛べるんだね……空を飛ぶ覚えてなくても…………」

    レッド「まあまあ……決行は今夜…異論はある?」

    フウロ「…………まあ、仕方がないかははは」

    レッド「…………」


    フキヨセシティ・深夜

    フウロ「さて、ここもお別れか……」

    レッド「これに乗るのか」

    フウロ「……後ろに乗ってね。ヘルメットは忘れずに」

    レッド「あいよ」

    フウロ「よっと……」カチャカチャ

    バリ…バリバリババババババ

    フウロ「さて行くよ!」

    「フウロ!!」

    2人「!?」

    レッド「……ありゃ~」

    フウロ「ありゃりゃ…ちょっと見つかっちゃった……行ってくるよ」

    レッド「時間ないよ。催眠術じゃ……」

    フウロ「すぐ済む」バッ

    レッド「…………ふ~ん…良い親友かな」

    713 = 1 :

    フウロ「……どうかしたの?カミツレちゃん?」

    カミツレ「フウロ……罪をまだ増やすの?」

    フウロ「…………それだけ?」

    カミツレ「…………」

    フウロ「……それだけみたいだね。お見送りありがとう」

    カミツレ「……いつ帰ってくる?」

    フウロ「はぁ?」

    カミツレ「だからいつ帰ってくる?」

    フウロ「借金がなくなるまでだよ……あと観光も♪」

    カミツレ「………ならこれも返済に当てなさい!!」ブン

    フウロ「あれれ?これは賠償金だけど……」

    カミツレ「そんなのいらない!早く帰ってきなさい!!」

    フウロ「………うん。ありがとね」

    カミツレ「……赤帽子の人呼んできて…話がしたい」

    フウロ「レッド君?わかった」

    714 = 1 :

    レッド「…………」

    コンコン

    フウロ「カミツレちゃんがお呼びだよ」

    レッド「はぁ?」

    フウロ「まあいってらっしゃい。アタシは飛ばす直前準備までしとくからさ」

    レッド「……了解」

    カミツレ「………」

    レッド「はい……赤帽子ことレッドです」

    カミツレ「…………フウロは私の親友……泣かしたら許さない」

    レッド「………了解した」

    カミツレ「時間がない……行って」

    レッド「わかった」

    フウロ「遅いぞー」

    レッド「いや、良い人だって話してたのよ」

    フウロ「ふ~ん、じゃあ行くよ」

    レッド「オッケー!!」

    715 = 1 :

    フウロ(バイバイ…フキヨセジム)グイ

    ババババババブーン

    フウロ(バイバイフキヨセ)

    カミツレ「…………」

    フウロ(バイバイ……カミツレちゃん)

    レッド「おお!!」

    カミツレ「またね………フウロ」

    ベル「はぁ…はぁ…あれえ?もう行っちゃった?」

    カミツレ「あれ」スッ

    チェレン「もうあんなに!最後に一言言いたかったんだけどなぁ……」

    カミツレ「大丈夫。遠くに行っても空が繋がっているから……」

    716 = 1 :

    貨物機・空

    フウロ「……どう?」

    レッド「スゲー!パクリものだけど……」パシャ

    フウロ「そこはカミツレちゃんが言いくるめてくれるよ!さて、まずはどこに行く?」

    レッド「う~ん……じゃあカントー以外で行った事あるところは?」

    フウロ「えっと……シンオウ?」

    レッド「うぇ……シンオウは勘弁してくれよ」

    フウロ「じゃあジョウト……って言いたいけどホウエンでも行こうか?」

    レッド「お!賛成賛成!!」

    フウロ「オッケー!!じゃあレッド君……」

    レッド「ん?」

    フウロ「……アタシと同じ空にようこそ!!」


    イッシュガイドマップほぼ完成

    717 = 1 :

    終わった。
    次はシンオウ地方でシロシロにゃんにゃんでもやる。
    いつ完成かわからないから気長に待っててください。
    失礼しました。

    718 :


    にしても、レッドがヒロインでないシロナさんに対してヒドイwwwwwwww

    719 :

    シロシロかわいいよシロシロ

    720 :


    良くも悪くも誰がヒロインなのかわかりやすいww

    721 = 720 :


    良くも悪くも誰がヒロインなのかわかりやすいww

    722 :

    シロシロを迫害したレッドを俺は許さない
    というわけで期待

    723 :

    人物紹介とか見てみたい

    724 :


    つってもこれから>>1から読むんだが

    725 :

    これってパラレルワールド?

    726 :

    >>725 選択によって世界が変わるやつで
    今回のはフウロルート。

    前までの奴はシロナルートんで作者はまたシロシロルートまた書くらしい

    727 :

    ちなみにフウロルートだとレッドはイッシュのチャンピオンなの?

    728 :

    とりあえず、ホットケーキミックスの粉の甘さを目指して書いた。

    729 = 1 :

    >>727
    N倒してそのままソウリュウシティ行ったんでチャンピオンじゃないです。


    レッド「ここがシンオウ地方か……」パシャ

    シロナ「そうです。ここのチャンピオンはアタシです。強いです」

    レッド「じゃあ挑むのやめます」

    シロナ「え?」

    レッド「だって俺はここでシロナさんがチャンピオンやって方が嬉しい。恋人がチャンピオンって自慢出来るし」

    シロナ「レッド君……」

    レッド「と、言うわけです」

    シロナ「嬉しいよレッド君!!でもね……」

    レッド「ん?」

    シロナ「敬語はなし!ってあれだけ言ったわよね」

    レッド「え?あっ、……でもほらやっぱり年上だからどうしても扱いが上になってしまうし……」

    シロナ「他の男は許さないけどレッド君だけ許す。あと、女の子も」

    レッド「…………」

    シロナ「何?」

    730 = 1 :

    レッド「つまり俺は女と同じなんですか……なんかガッカリだ」シュン

    シロナ「いやいや!レッド君が一番!一番だからっ!!」

    レッド「~!いや、そんなに大声出さなくても……」テレッ

    シロナ「あ……」

    レッド「えっと……じゃあ頑張ってみる」

    シロナ「お願いよ。さて、ここでの寝泊まり全てアタシの家で行う事」

    レッド「……実家?」

    シロナ「アタシの家兼研究所。散らかってるけど……」

    レッド「なんと!!」

    シロナ「どうかしたの?」

    レッド「いや……女の子の家で寝ることなんてなかったから…ねぇ」

    シロナ「アタシも男の子招くことなかったわ」

    レッド「それはわかってます」

    ドカッ

    レッド「痛い……」

    シロナ「まだ毒舌が治ってなかったのね……」

    レッド「……個性ですから」

    731 = 1 :

    シロナ「着いた!ここがアタシの家。しばらく出かけてたから埃とか凄いと思う」

    レッド「少しくらい大丈夫………と、さっきまで思っていた」

    シロナ「何で?」

    レッド「いや、なんでポストに新聞めっちゃ入ってるのよ」

    シロナ「いつもこうだけど……」

    レッド「……いつから?」

    シロナ「…………」

    レッド「…………」

    シロナ「では開けまーす!」カチリ

    レッド「聞いてよ」

    732 = 1 :

    シロナの家

    シロナ「自慢の家で~す♪」

    ごっちゃごちゃ~

    レッド「」

    シロナ「……どうかしたの?」

    レッド「」

    シロナ「……」

    ドカッ

    シロナ「感想は?」

    レッド「きたなぁああああああ!!!」

    ドカッ

    レッド「いやいや、これは酷い」

    シロナ「でもそこまで言わなくたっていいじゃん」

    レッド「もし、シロナさんじゃなかったらソッコーで出てきます」

    シロナ「……」

    レッド「あーあ……これ何?…………うわカビパンじゃん」

    シロナ「……ねえ」

    レッド「はい?」

    ドカッ

    シロナ「掃除の権利を与える。よろしく」

    733 = 1 :

    レッド「は?」

    シロナ「この雰囲気が気に入らなかったらレッド君が掃除してください」

    レッド「やってるよ!こんなところで寝泊まりしたら健康を害しちまう。それにシロナさんは憧れの的だから、綺麗にしてないと幻滅されそうだし……ここはひと肌脱いで俺式掃除でもしましょうか」

    シロナ「やってみなさい!レッド君にこの城(ごみ山)を攻略できるわけがない!!!」

    レッド「やってみなきゃわからない!てか、こんなの女の子の部屋じゃない!!!」

    シロナ「……わるかったわね」ムスッ

    レッド「手始めにここからかな……」

    シロナ「…………早い」

    レッド「……で、ここか」テキパキ

    2時間後

    きらきら~

    シロナ「アタシの城(ごみ山)が!」

    レッド「はい……こんなもん。家の隅々までピカピカにしましたよっと。これを業者呼ぶと軽く結構取られますね」

    シロナ「……~ありがとうレッド君…んっ……」クイ

    レッド「……なんか前より大胆になってる。嬉しいけど」

    シロナ「あら?嫌だった?」

    レッド「全然、嬉しいって」

    734 = 1 :

    シロナ「えへへ……じゃあ作戦会議を始めます」

    レッド「別に出しゃばらなきゃ良いだけだと思うの」

    シロナ「……それじゃあダメ!レッド君にはガイドさんが居ないとダメなんだから」

    レッド「……でもこのコードネームはないって…」

    シロナ「『赤帽子』…名前で呼びたいけど仕方がないわ」

    レッド「じゃあシロナさんはなんて呼べばいいの?」

    シロナ「そう。それが悩みどころ!!レッド君だけに呼んでほしいのは…えっと………『シロシロ』とか…『シロにゃん』とか…」ゴニョゴニョ

    レッド「……シロシロとか」

    シロシロ「」

    レッド「……シロにゃん?」

    シロにゃん「」

    レッド「……」

    シロナ「………ハッ!これはまだダメ!アタシの精神がどこか飛んでくから絶対ダメ!!


    レッド「えーそんなこと言わないでくれよシロシロ」

    シロシロ「~!!だからだめぇえええ!!!」

    レッド「つまんない。……じゃあなんて呼べばいいのよ?」

    735 = 1 :

    シロナ「……そう!これよ!ハクにしなさい!!」

    レッド「ハク?」

    ハク「そう。アタシと二人っきりの時だけ本名。それ以外は全てハク!!良いわね?」

    レッド「ちょっと待て」

    シロナ「何よ?」

    レッド「シロシロでも良いじゃん!シロにゃんがそう呼べって言っただろ!?」

    シロにゃん「まだ言って無い!!!」

    レッド「じゃあ今から決めたわ。俺はシロシロまたはシロにゃんって呼ぶわ」

    シロシロ「レッド君……それすごく恥ずかしい…」カァ

    レッド「誰もいないし良いじゃないですか」

    シロナ「そうだけどね……そら…お隣さんに聞かれたりしたら………」

    レッド「現実逃避は良いよ。それより観光行こ観光!」

    シロナ「……」

    ドカッ

    レッド「なんで?」

    736 = 1 :

    シロナ「今日はアタシが疲れた。明日から!」

    レッド「シロシロ何かした?」

    シロシロ「……」

    ドカッ

    シロナ「もう夜だけど…」

    レッド「じゃあご飯の時間か」

    シロナ「そうそう。とりあえず、買い置きのこれで我慢して……」

    レッド「え?作らないんですか……の?」

    シロナ「え!?」

    レッド「いや、こんなもんばっかじゃ身体壊すでしょ普通。せめてサラダとか欲しい」

    シロナ「……ちょっと待ってレッド君。これじゃもの足りないの?」

    レッド「……シンオウ最初のご飯がカップ麺とかって………」

    シロナ「……ならちょっと材料買ってくるわ」

    レッド「あのシロにゃん聞きたいんだけど」

    シロにゃん「何よ?」

    レッド「料理出来るの?」

    シロナ「……あっああああ当たり前よぉおお!!」

    レッド「………」

    シロナ「………」

    レッド「…本当は?」

    シロナ「……お粥くらい」ボソッ

    737 = 1 :

    レッド「良かった。じゃあそれで良いや」

    シロナ「へ?」

    レッド「シロにゃんの手料理食べてみたかったんだよ」

    シロにゃん「……」カァ

    レッド「………どしたの?」

    シロナ「えっと……そこまで期待しても…ご飯に水入れて火通すだけだし……」

    レッド「別にカップ麺もあるし………バリエーションなんてこれから増やせば良いじゃん」

    シロナ「れっどくぅん」ダキッ

    レッド「わわ!」

    シロナ「ありがとね…んっ……」

    レッド「………いつからこんなシロナさんになってしまったのか?」

    シロナ「全てレッド君のせいだぞ☆」テレッ

    レッド「!」ドキッ

    738 = 1 :

    シロナ「じゃあお粥だけどすぐ作るね……」スタスタ

    レッド「よっしゃ!手料理来たよ!!」

    シロナ「別にそこまで喜ばなくても……」

    レッド「いや、ヤマブキの時から期待していた手料理……遂に食べれる」

    シロナ「……そうなんだ」

    レッド「どうかしたの?」

    シロナ「なんかごめん。バリエーションなくて……家事も全然だし…スキル全くない女で……」

    レッド「なければ増やせば良い。俺の観光写真だって最初の頃は全然なかったもん」

    シロナ「でも、途中でアタシが関わらなければもっと写真とか撮れたんじゃない?やっぱりアタシ……」

    レッド「それもある。でも、シロにゃんと観光するようになって思ったのは楽しいって事。1人より2人の方が話し相手がいて楽しかったよ」

    シロにゃん「レッド君…」

    レッド「シロシロと観光するようになってから多少後悔するようなことはあったけど……」

    シロシロ「多少?」

    レッド「…伝説ポケモン捕まえに行くとか」

    シロナ「コレクション」

    レッド「たまには使ってあげてくださいよ」

    シロナ「ボックスの中が快適なんだって」

    レッド「…………」

    シロナ「…今度使ってあげるわよ」

    739 = 1 :

    レッド「で、話戻すけど……俺はシロナさんと出会ったことに嬉しいと思っているし、こうして今隣にいてくれるだけで俺の居場所があってシロナさんが俺を求めてくれる。それがたまらなく嬉しいんだ」

    シロナ「………レッド君」

    レッド「何ですか?」

    シロナ「今の発言嬉しいけどくさい」

    レッド「それを言われちゃお仕舞よ!!」

    シロナ「だって……そりゃあレッド君に言われたらズキューンってくるよ。元に今こうしているだけでも胸のドキドキが多少止まらないし…で、確かに嬉しいよ。アタシだってレッド君が好きだからレッド君の傍にいるし、でも今のはくさ過ぎ。なんていうか恥ずかしい……」

    レッド「……今思ったけど2人っきりだし良いじゃん」

    シロナ「いい、限度ってものがあるのよ」

    レッド「知らない。それより鍋ヤバいよ」

    シロナ「え?……あああ!!」

    ドカッ

    レッド「警告したじゃんか」

    シロナ「……虫が居たからよ!!!」

    レッド「虫くらいで……そんな強くしなくても…」

    シロナ「アタシは嫉妬が強いみたい」

    レッド「知ってた」

    ドカッ

    シロナ「……出来た」コト

    740 = 1 :

    レッド「……普通だね」

    シロナ「悪かったわね。芸がなくて……」ムスッ

    レッド「……はい、怒り顔頂きました」パシャ

    シロナ「あっ!ちょっと!!」

    レッド「チャンピオンはスマイルスマイル」

    シロナ「むぅ……」

    レッド「じゃあいただいます」

    シロナ「待った!」

    レッド「はい?」

    シロナ「…あっ、ああ、あ~ん……」カタカタ

    レッド「……あ~ん」パクリ

    シロナ「どっどうかな?」

    レッド「………」

    シロナ「……」ゴクリ

    レッド「……シロシロ」

    シロシロ「なっ、何!?」

    レッド「お米研いだ?」

    741 = 1 :

    シロナ「へ?」

    レッド「いや、米を研いだか聞いてるんだけど……」

    シロナ「……いや」

    レッド「…………」

    シロナ「…………」

    レッド「……あ~ん」スッ

    シロナ「あ~ん」パクリ

    レッド「……どうよ?」

    シロナ「…………あんまり美味しくない…」ズーン

    レッド「お米研いだことある?」

    シロナ「……あ」

    レッド「何?」

    シロナ「普段無洗米で、最近切らしたんだ……」

    レッド「なら仕方がないか」パクパク

    シロナ「あ…無理に食べなくてもいいのに……」

    742 = 1 :

    レッド「勿体無いし、シロにゃんの手料理だから残すわけにはいかないの」モグモグ

    シロにゃん「なんか家来てからダメダメっぷりしか発揮できてなくてごめん」ズーン

    レッド「……いやいや、そこがシロシロの良いところでもあるのよ。俺にはわかる」

    シロシロ「レッド君…」

    レッド「……ごちそうさま。じゃあ次は俺が料理でも作ろうかな」

    シロナ「へ?」

    レッド「いや、だってシロにゃんだけ作らせとくのは俺が許せない」

    シロにゃん「そんな…良いよ。カップ麺食べるし」

    レッド「NO!!」

    シロナ「!」ビクッ

    レッド「あ、ごめん」

    シロナ「え、ううん。別に……」

    レッド「…とにかく、俺も何か作る!!……ってもしょぼいけどね」

    シロナ「……材料ないよ」

    743 = 1 :

    レッド「買ってくる。ポケットマネーで行ってくる」

    シロナ「あ、ちょっとレッド君!!」

    レッド「何です?」

    シロナ「場所分かるの?」

    レッド「……わかんないけど勘はこういう時に役に立つ!」キリッ

    シロナ「…意地張んないでトゲキッスに乗っていきなさい」

    レッド「トゲキッスわかるの?」

    シロナ「地元。Do you understand?」

    レッド「……I see.」

    シロナ「ただし、早く帰ってくること!!あんまり遅いと泣いちゃうぞ」

    レッド「それはそれは早く帰宅しないといけないのか。わかった。料理器具は綺麗豊富だから……よし!」

    シロナ「それどういう意味よ?あ、盗まれないためにモンスターボールごと渡しておくから……はい」スッ

    レッド「了解。すぐ行ってくる。所詮俺の料理なんかショボイからそこだけ覚えといて……」ガチャ

    バタン

    シロナ「…………」

    744 = 1 :

    シロナ「……」カコカコ

    シロナ「…………」

    がちゃ

    ナタネ『はい』

    シロナ「今度お願いがあるの」

    ナタネ『いきなりですか!まあ、内容によりますけど……』

    シロナ「料理が上手くなりたい」

    ナタネ『え?料理?』

    シロナ「……うん」

    ナタネ『あの……もしかして…』

    シロナ「う……そうよ!!悪い!?」

    ナタネ『あいや、そこまでは……』

    シロナ「悪かったわね……」

    ナタネ『落ち着いてください。とりあえず、何作れるんですか?』

    シロナ「お粥」

    ナタネ『え?』

    シロナ「だからお粥」

    ナタネ『……あのお米と水だけの?』

    シロナ「…………うん」

    ナタネ『……う、嘘ですよね?それ?』

    シロナ「…………」

    ナタネ『シロナさん?』

    シロナ「!また今度」カチ

    ナタネ『え?あっtyツーツー』

    ガチャ

    745 = 1 :

    レッド「ただいま」バタン

    シロナ「おかえり」

    レッド「はいトゲキッスありがとう。じゃあしょぼいけど作るよ」

    シロナ「……えっと…期待していいの?」

    レッド「……期待されても大したものじゃないから…」

    シロナ「ちょっと見学してもよろしい?」

    レッド「包丁危ないよ」

    シロナ「包丁くらい平気。みんなのうらみとかしてくるのは嫌いだけど」

    レッド「そうですかい。じゃまパパッとね。パパッと」

    シロナ「……」ジー

    レッド「……」トントン

    シロナ「……」ジー

    レッド「……」スパスパ

    シロシロ「……」ジー

    レッド「……」ジャー

    シロにゃん「……」ジー

    レッド「……」カチカチ

    シロにゃん「……にゃ~ん♪」ダキッ

    レッド「危ない危ない」

    シロシロ「……」ムスッ

    レッド「……」ナデナデ

    シロにゃん「えへへ」スリスリ

    746 = 1 :

    レッド「……出来た!」

    シロナ「……何これ?」

    レッド「鍋」

    シロナ「……へぇ…テレビ見たいのと違うんだ」

    レッド「最初に言ったでしょ。期待しない方が良いって」

    シロナ「美味しいの?」

    レッド「……素材の味しかしないからポン酢を使ってくださいな」

    シロナ「………」

    レッド「よいしょと」コト

    シロナ「……」

    レッド「ん?どうかしたの?」

    シロナ「いや、誰かと鍋なんて久しぶりだなぁって」

    レッド「1人鍋良くやってもんで何とも鍋は良く食べてたけど、誰かとは本当に久しぶりだね」

    シロナ「いただきます」

    レッド「熱いの大丈夫?ふーふーする?」

    シロナ「そ、そそそこまで幼くない!!」

    レッド「そりゃ良かった」

    747 = 1 :

    シロナ「大体ヤマブキも結構温かい料理たくさんあったでしょ」

    レッド「あー……でもナツメいたし、あの後シロシロ大変だったね」

    シロシロ「ナツメさんヤバいよ。あの2ターンキル」

    レッド「タスキとかで防げるでしょ」

    シロナ「相手はミュウツーなんだけど……」

    レッド「あ」

    シロナ「仮に耐えても次でサヨナラよ。しかもレッド君のピカチュウよりLv:高かったし」

    レッド「実を持っていたらこっちが死んでいたよ」

    シロナ「でしょ……」パクリ

    レッド「どう?」

    シロナ「……シンプルで美味しい」パクパク

    レッド「そりゃ良かった」モグモグ

    シロナ「アタシのお粥が比べ物にならないくらいまずく感じる」ズーン

    レッド「そうでもなかったよ。だってあれは研ぎ忘れただけだし、研いでいたらもっと美味しかったに違いない!」

    シロナ「レッド君それあんまりフォローになってない」ズーン

    レッド「……とにかくこれから美味しくなるんだろ?なら良いでしょ!」

    シロナ「…………とりあえず、この鍋伝授する」

    748 = 1 :

    レッド「これ?いや、そもそも鍋って何でも突っ込んで煮れば鍋じゃない?」

    シロナ「」パクパク

    レッド「ごめんなさい」

    シロナ「……」パクパク

    レッド「……おかわりいる?」

    シロナ「あるの?」

    レッド「野菜あるし……締めにうどんでも入れれば完璧」

    シロナ「欲しい」

    レッド「了解しました。……そうそう研がなくて良い料理あった気がした」

    シロナ「え?何々!?」

    レッド「確か……ピラフ」

    シロナ「……」

    レッド「……」

    シロナ「………レッド君さ」

    レッド「はい」

    シロナ「バカにしてる?」

    749 = 1 :

    レッド「…これから覚えれば良いじゃないですか。料理できるシロシロマジ奥さん」

    シロシロ「っ~!」ボン

    レッド「てことで、おかわり作ってくる」

    シロナ「」ポケー

    レッド「………」

    シロナ「……」ジー

    レッド「何?」

    シロナ「見物……ああ、空気だと思って」

    レッド「うん」

    シロナ「……」

    ドカッ

    レッド「たまに構って欲しいなら言えば良いのに……」ナデナデ

    シロナ「あはは」

    レッド「なんかテレビ見たい」

    シロナ「テレビ……ああ、はいこれリモコン」

    レッド「スゲー綺麗」

    シロナ「買ってそのまま使ってなかったから」

    レッド「へぇ~……さっすが金持ち」ピッ

    750 = 1 :

    テレビ『ザー』

    レッド「……ん?」

    シロナ「あれ?新品だから壊れてるわけないのに……」

    レッド「どこも砂嵐だ」カチカチ

    シロナ「おかしいなぁ」

    レッド「そう言えば最近アナログが終わったらしいですけど……まだアナログなんじゃ…」

    シロナ「……多分」

    レッド「……」

    シロナ「今から工事頼むわ」カコカコ

    レッド「うん。でも出来たよ」

    シロナ「やっぱり後で♪」

    レッド「ほいよと」コト

    シロナ「いただきます」

    レッド「味が薄く感じたら一旦捨てて新たにポン酢を入れても良いから」

    シロナ「へー」パク

    レッド「ただこれ欠点がある」

    シロナ「何?」パクパク


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