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    元スレ魔王「余は何をやっておるのだ……」

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    451 = 185 :

    勇者「はい! 今回はちゃんと気付けましたよ」

    魔王「? ……ああ、そういえば………。 おぼえておったのか?」

    勇者「いいえ、さっき思い出しました。 二度同じことはしたくないんです」

    魔王「そうだな。 二度は無駄だからな。 長生きしたいのであれば無駄は減らすべきだ。 余も無駄は嫌いだ。 無駄無駄……」

    「……ちょっと妬けますわね。 前はそこがわたくしだったのに」

    勇者「ちょっとだけなの? うふふ、そうなんだぁ」

    「……正直に言えばかなり」メラメラ

    勇者「でも、姫ちゃんは誰にもできない役目をしているんだからいいじゃない」

    「人間の欲望というものには限りなど無いのですわ」

    452 = 185 :

    勇者「欲張りでやきもちやさんなんだね?」

    「ええ、そうですわ。 欲望は基本的には止めないことにしていますの。 家での教育のせいで

      恥というものができてしまいましたが……」

    勇者「うふ、わたしも欲張りなんだ。 いっしょだね?」

    魔王「もうすこし寝る、しばし静かにしてくれ……」スースー

    「まったく、当人は気付いていないのですからなおさらたちが悪いですわ」

    勇者「♪」ナデナデ

    453 = 185 :

    はい、きょうはこの辺で。
    正直侍ちゃんの妄想書いてるときが一番楽しいかもしれない。
    最近リアルが忙しくてレッツゴー仮面ライダーを妹のおごりで見に行くぐらいの暇しかありません。
    ショッカーグリード超かっこいい。 おごられたジャンクフードの味と屈辱は生涯忘れえぬものになりそうです。
    ではでは、いつかわかりませんがまた次の投下でー

    454 = 448 :

    おつん

    457 :

    だんだん文章が安定してきたね。

    458 :

    姫の台詞
    幸せそうに鼻血!
    俺のツボに、、、ワロタ!最高!

    459 :

    こんばんは、お久しぶりです。 
    今回は説明?回なのでそんな楽しくも無い会話が延々と続けられます。
    では、はじめます

    460 = 185 :

    ・・・・・・

    「着きやした、ここが魔界に続く『大空洞』でさ」

    ヒョォォオオオオオオオオオ

    「どこまで続いてるのか見えない螺旋階段ですわね」

    騎士「なんとも不気味だな……」

    戦士「こっから魔界に行くのか、わくわくするな!」

    遊び人「ある意味才能とも言えるその楽天さは羨ましいかもしれない」

    461 = 185 :

    「じゃあ、あっしらはこれで。 また会長さんの指示が出たときに迎えにきまさあ」

    魔王「うむ、ご苦労(ようやく終わったか)」

    勇者「よし、じゃあ行こうか」タンタンタン

    魔王「……(結局ほとんど対策が浮かばぬまま来てしまったか……)」スタスタ

    「……殿が難しい顔をしておられるでござる」

    「考えごとかしら?」

    騎士「魔法使い殿、何か考え事でも?」

    462 = 185 :

    魔王「……(どうすればよいのだ? 我が娘に余を看破されないためには……)」

    騎士「あの、魔法使い殿?」

    魔王「……(むう……まずいぞ)」

    騎士「せいッ」ドス

    魔王「ごふっ」

    騎士「魔法使い殿?」

    魔王「む、すまぬな考え事をしておった」

    「いったい何をそんなに悩んでいたんですの?」

    魔王「……いや、あの会長という人間はどうやって魔界に親交を持ったのかとな(こやつらにばれたらそれこそアウトだ)」

    463 = 185 :

    「たしかに少し気になるところでござるが、あの会長殿なら大体のことは考えるだけ無駄なような気がするでござる」

    魔王「……(また余のせいで戦争が勃発するのだけは避けねばならん。 何とかせねば……)」

    騎士「得体の知れない人物だからな……あちこちにつてがあるのだろう」

    「……(そういえば、城でも見かけたことがあるような……? 気のせいでしょうか)」

    魔王「……(このフード……いつも深めにかぶっているつもりだが……もう少し深くかぶって……いや、そんなことでばれなければ苦労はない)」

    「殿? どう思うでござる?」

    魔王「ああ、そうだな……(やはり魔力を隠すしかないか……仕方が無い)」

    464 = 185 :

    「殿ー? 会話がかみ合っていないでござる」

    魔王「ああ、そうだな……(しかし、実家に帰るだけでここまで悩まなければならないとは)」

    「むぅ……拙者は殿の嫁でござるか?」

    魔王「ああ、そうだな……(逃げたとばっちりがこんなところにもまわっておるとは)」

    「重症でござる」ボタボタ

    騎士「お前もな」

    「頭と鼻血の二つの意味で、ですわね」

    遊び人「そろそろ倒れてもおかしくない量のはず」

    465 = 185 :

    戦士「お、ここから先は階段じゃなくて平地だな? てことは……」

    勇者「あ、出口発見!」ダダダダダ

    戦士「あっ、フライングすんな!」ダダダダダ

    遊び人「逃げで鍛え続けたこの健脚が負けるはずがない」ダダダダダ

    「随分なはしゃぎようですこと」クスクス

    騎士「彼らの目的はあくまで会長の話ではなく知らないもの見たさなのでしょう」クスリ

    「殿、子供はとりあえず10人でいいでござるか?」

    魔王「ああ、そうだな……」

    騎士「老人から金を巻き上げる悪徳商法のような真似はよせ」ガシ

    466 = 185 :

    「後生だ、離して欲しいでござる! 拙者の脳内蓄音機に余すことなく録音するのでござる!」

    「さっきから同じことしか言っていなくてよ……」

    「今のうちに言質取っとくでござる! 離すでござる!」バタバタ

    騎士「ほら、とっとと行くぞ」ズリズリ

    「あら、あちらから光が……て、光?」

    魔王「ここが、魔界(懐かしい……だいぶ変わってしまったな)」

    騎士「随分、イメージと違うような……?」

    勇者「なにここ……」

    戦士「ここホントに魔界か?」

    遊び人「本で読んだのと違う……」

    467 = 185 :

    一行が戸惑うのも無理は無い。

    本来魔界というもののイメージは、恐らく『不毛の大地』 『轟く雷鳴』 『奇妙な植物だらけの森』

    『流れ出る溶岩』 『毒沼』 『ヘドロのような川』 『全体的に暗い』 『土の下』 『太陽が無い』

    などといったものに集約されるだろうが、一行が見たものの中にこれらは一切無かった。

    夕方なのだとすぐにわかる茜色の空、白い雲、美しい湖には鳥型のカラフルな魔物が集まり、森ではさまざまな樹が我先にと

    大空にむかってその背を伸ばしているが、不気味な形をしたものや、薄い本に出てきそうなうねうねしたものは

    見受けられない。 川の水は川底の水棲の魔物の数が数えられるのではないかと思うほど澄んでおり、不快なにおいはしない。

    溶岩どころか柔らかな土壌の上に草花の絨毯が敷かれている。

    ただし、一つだけ不思議なことがあった。 太陽は見当たらない。 にもかかわらず明るいのだ。

    ただ、一行は沈んだのだろうと考えることにした。

    468 = 185 :

    戦士「さってと、久々に野宿だな! まきとってくるわ」ガサガサ

    勇者「あっ、 一応魔界だし危ないかも……」

    魔王「余も行こう。 ついでに何か狩ってくる」ガサガサ

    戦士「おっ、アタシとデートかい? やー照れるなぁ」

    魔王「適当なのがいればよいのだがな……罠は面倒だ」

    戦士「……少しは反応しろっての」

    「では、わたくしはここいらを片付けるとしますわ」

    騎士「では、私は料理の下準備でも」

    勇者「あ、わたしもー」テテテ

    469 = 185 :

    ・・・・・・

    魔王「戻ったぞ」ガサ

    戦士「うーっす」ガサ

    勇者「お帰りなさい! どうだった?」

    魔王「とりあえず、薪と適当な魚と肉、山菜をもってきた」

    戦士「魔界のもんって喰えないイメージがあったけど、普通に喰えそうだぜ」

    遊び人「あなたは何を食べても大丈夫そう」ボソ

    470 = 185 :

    夜・・・・・・

    「「「「「スー、スー」」」」」

    魔王「……(さて……)」スクッ

    遊び人「どこに行くつもり?」

    魔王「む、起こしてしまったか?」

    遊び人「いや、理由を聞くために起きていた」

    魔王「理由?」

    遊び人「なぜあなたはこの景色に動揺していないのか」

    魔王「……!」

    遊び人「あなたほどの知識人が魔界を知らないはずが無い。 なのにまるで当然のような顔をしていた。……なぜ?」

    471 = 185 :

    魔王「ふむ……これは一本とられたな、まさか観察しておるとは」

    遊び人「こたえて」

    魔王「どうでもよかろう? それより、余もそちに用があるのだ」

    遊び人「……何?(はぐらかされた……)」

    魔王「うむ、そちも気付いたとおり、余はここに来るのが初めてではないのだ」

    遊び人「そう……」

    魔王「でな、ここには知人がわんさかおるのだが、ここにいるとばれてはならんのだ」

    遊び人「……なぜ?」

    魔王「気恥ずかしいからな」

    472 = 185 :

    遊び人「…………そう」

    魔王「でだ、連中は余の魔力を知っておるゆえ消しておかねばならん。 さもなくばバレる」

    遊び人「消す? ……あ、魔封じ」

    魔王「左様。 よく学んでおるようだな。 それを余自身にかけるのだが……」

    遊び人「問題が?」

    魔王「いや、執り行うのは今すぐにでも可能だが有事の際に即座に解除できるわけでもないのでな、保険をかけようと思うのだ」

    遊び人「保険?」

    魔王「うむ、余の魔力の一部をそちに分けようかと思ってな」

    遊び人「……でも」 

    魔王「魔力は器に左右される。 そちの魔力が増えるだけで、余の魔力を悟られはせん」

    遊び人「……そう、わかった」

    魔王「ふむ、では……」

    「拙者にも注いでくだされ」

    473 = 185 :

    遊び人「!?」

    魔王「……いつ出て来るのかと思いきや、今か」

    「遊び人だけ殿のアツいのを注ぎ込んでもらえるなんてズルイでござる! 拙者も欲しいでござる!」

    遊び人「私が独占する」ドヤ

    「殿! 先程一部といっていたでござりましょう!?」

    魔王「……ああ、言ったな」

    「では、拙者にも下され! 保険は多いほうがいいでござろう?」

    魔王「……ふむ」

    「こういうときに役割を果たしてこその臣下というもの! なにとぞ、どうか」

    魔王「……よかろう。 たしかに多いに越したことは無い」

    「あの、初めてなので優しくお願いするでござる……」ポッ

    遊び人「……そーゆーんじゃねーからこれ」

    474 = 185 :

    朝・・・・・・

    戦士「ん、朝か……」グググ

    「おはようでござる、戦士」フアア

    戦士「なんだ、アンタも起きたばっかか?」

    「いや、あまりに興奮したせいで寝てないだけでござる」

    戦士「はあ? 遠足に行く前の子供かアンタは」

    「ふふ、お子様にはわからんでござるよ……」サスサス

    戦士「……なぜ腹をさする」

    「妄想で妊娠するところまでいってな……」

    戦士「またか……」

    475 = 185 :

    以上です。 相変わらずみじかいっすね……リアルが忙しくなってきたもんで。
    これは本格的にエターの可能性も見えて……まあ、いざとなったら無理やり完結か、忙しさが落ち着くまで生存報告ぐらいはするつもりです。見てくれる人がいるのであれば。
    では、また次回の投下でお会いしましょう。 出したいキャラだけが頭で次々と浮かんできて困る。

    ではではー

    476 :

    うむ

    477 :

    侍はぶれないなwwww

    479 :

    よう、天才!
    センスありすぎ!

    480 :

    魔王「でだ、連中は余の魔翌力を知っておるゆえ消しておかねばならん。 さもなくばバレる」

    これ一瞬自分のこと知ってるやつ皆殺しにするのかと思った

    481 :

    侍たん見てるとうたわれるもののうっかり侍思い出す

    482 :

    >>1

    > >481
    脳内の映像が固定化されてしまったではないか

    483 :

    侍たんを気に入ってくださっているようで何よりです。
    土日は投下できないので、今のうちに投下しちゃいますね
    では、はじめます

    484 = 185 :

    ・・・・・・

    魔王「……着いたようだな」

    「森を抜けたらすぐ城でござるか……」

    勇者「ここが……」

    遊び人「これは……」

    「まあまあですわね」

    騎士「姫、対抗心燃やさないでください」

    485 = 185 :

    戦士「白っ! だからここホントに魔界かよ!? なにこの絵本にでも出てきそうな外面!?」

    勇者「いいじゃない戦士ちゃん、清潔そうで」

    遊び人「もっときのことかはえてたほうがよかった?」

    戦士「いや、そうじゃないけどさ……」

    騎士「別にいいだろう? 私は思ったより魔界の長に好感が持てそうで正直ほっとしているよ」

    「たしかに、臭い方は護衛したくありませんもの」

    魔王「……」

    勇者「あ、門番さんだ。 すみませーん」

    486 = 185 :

    門番「おや、人間の方ですか? 珍しいですな」

    勇者「あのう、会長という人から用事を頼まれているんですけど、なにか聞いていませんか?」

    門番「会長殿の? ……ということはあなた方が派遣護衛の方ですか?」

    勇者「ハイ……まぁ」

    門番「わかりました、少々お待ちください」

    487 = 185 :

    ・・・・・・

    魔王「……」シュッシュッ

    遊び人「……何をしているの?」

    魔王「香水をつけている。 見てわからんか?」

    遊び人「……なぜ?」

    魔王「言ったであろう? 知己がたくさんおると。 やつらは鼻が利くからな、きつめなやつにした」

    488 = 185 :

    戦士「なあ」

    騎士「何だ?」

    戦士「魔王ってなぁどんなカッコしてると思う?」

    騎士「そうだな……これだけ魔界が想像とかけ離れたものだったからな、皆目見当がつかん」

    戦士「案外アタシらみたいなカッコだったりしてな」

    「高位の魔物にはそういう種もいるみたいですし、あながち間違いでもないかもしれませんわよ?」

    勇者「うーん……」

    門番「皆様、たいへんお待たせいたしました。 どうぞこちらへ、 魔王様が直々にお会いになるそうです」

    489 = 185 :

    「……(いよいよか)」カツカツ

    勇者「ちょっと緊張するなあ」ソワソワ

    戦士「だーかーらー、腕は8本だっての!」

    騎士「いや、目が3つのほうがありうる」

    「進化の秘法使っているかもしれませんわよ」

    遊び人「地獄の帝王(笑)」

    魔王「……」

    「む……」

    490 = 185 :

    ・・・・・・

    門番「ここから先は魔王様のエリアです。 私はここまでしか入れない」

    戦士「うわ、この絨毯って踏んでいいのか?」フカ

    騎士「随分と豪華な内装だな……」

    魔王「侍よ、靴を脱ぐ必要はないぞ」

    「え!? で、でも絨毯が」

    ??「構いませんよ」

    遊び人「!」

    勇者「あ、あなたは……」

    491 = 185 :

    魔姫「こんにちは、皆さん。 今回護衛していただく、魔姫と申します」ペコ

    魔王「……(随分と大きくなって……)」ウルウル

    騎士「魔法使い殿、フードを外しては……」

    魔姫「ああいえ、大丈夫ですよ。 さ、こちらへどうぞ……」

    492 = 185 :

    ・・・・・・

    戦士「へぇー、じゃあやたら魔界がきれーなのはアンタのおかげなのか!」

    魔姫「いえいえ、周りの皆さんががんばって下さっているからですよ」ニコニコ

    遊び人「魔界の生物は瘴気を出すものだと思っていた」

    魔姫「土と水が悪いだけで、きちんと育ててあげれば瘴気なんて出しませんよ」

    「前はもっと魔界らしい魔界でしたの?」

    魔姫「ええ、ですけどほんの数年前にちょっと魔界一帯が焼け野原になる機会があって、

       ついでにちょっとリフォームしちゃおうかな、なんて思いまして」

    騎士「明らかについでで済まされる次元を超えてるように思われますが……」

    魔姫「あはは、私よく潔癖症って言われるんです。 目の前にゴミがあったら消さずにいられなくて」ニコニコ

    「そ、そうでござるか」ゾワ

    493 = 185 :

    魔姫「さて、そろそろ本題に入りましょう」

    魔王「……」

    勇者「は、はい」

    魔姫「実は、この現状に不満を持っている魔族も少なくは無いのです」

    戦士「きれいなのが嫌いなのか?」

    魔姫「……いえ、そうではなく私が魔王であることが気に入らないようなのです」

    遊び人「……どういうことですか?」

    494 = 185 :

    魔姫「本来魔族というのは、弱肉強食を旨とし自分の欲望のままに弱者から奪い強者から盗むというのが慣習

       だったのです。 ……ですので、魔王というのも当代最強の魔族が受け持つものなのですが……」

    勇者「……魔王にはどうやってなるの?」

    魔姫「一つ前の魔王との直接対決によって決まります。 ……私の場合は少し違うのですが」

    騎士「なるほど……いかにも魔族らしいですな」

    「血は関係ございませんのね。 割と合理的だと思いますわ」

    「違うというのはなんでござるか?」

    495 = 185 :

    魔姫「はい、私のお父さ……先代の魔王様が、事情があって次期魔王を決める前に姿を消してしまったのです」

    勇者「逃げたんですか?」

    魔姫「はい……でも、理由があるんです。……詳しくは言えませんけど」

    戦士「大したへたれだよなぁ、そいつも」

    魔王「」グサ

    遊び人「頂点に立つ者の心構えができていない」

    魔王「」グサグサ

    騎士「王には向いていなかったのではないか?」

    「うちでしたら永遠に絶縁ものですわ」

    魔王「ぐふぅ」ズバズババ

    「と、殿……? そんな顔色で大丈夫でござるか?」

    魔王「……大丈夫だ、問題無い」ボソ

    496 = 185 :

    魔姫「そこで、仕方が無いので魔王を決めるトーナメントを開催したのです」

    戦士「そこでトーナメントが出てくるあたりさすが魔族だよな……」

    遊び人「……まさか」

    魔姫「はい、私が全試合無傷で優勝しました」

    勇者「……すっご」

    魔王「……(逞しくなりおって……)」ウル

    「殿が最近情緒不安定でござる……」

    戦士「オォゥ……そいつぁなんとも………」

    「でも、それではなぜあなたが魔王であることに異を唱える方がいらっしゃいますの?」

    497 = 185 :

    魔姫「簡単です。 ……先代の方が強いからです」

    魔王「……そんな事は無いと思うがな」ボソリ

    騎士「それで、なぜ命を?」

    魔姫「当代最強でないものが魔王を名乗ることをおこがましいと思うのでしょう。……どうもそれだけではないようですが」

    「……なるほど、たしかに拙者の国でも権力者が退陣する前に同じ官職を名乗る連中がいたせいで争いになったことがあるでござる」

    戦士「でもなんで暗殺なんだ? 魔族なら堂々とバトりにきてもおかしくは無いんじゃないのか?」

    魔王「……!(たしかにその通りだ。 ……なぜだ?)」

    魔姫「そう、そこが問題なのです。 たしかに、いままで1243回ほど死合を挑まれて全勝して、

       全員命はとらずに追い払っていますが、魔族であることに誇りを持っているのなら

       それでもなお正面から来るはずなのです。 ですから、何か他にも狙いがあるのだと思われるのです」

    498 = 185 :

    勇者「な、なるほどー」チンプンカンプン

    「何か、今のままでは都合の悪いことがあるのかもしれないですわね」

    騎士「いつの時代も、こういった話はあるのですな……」

    499 = 185 :

    おまけ・・・・・・

    戦士「ところでさ、質問いいかな?」

    魔姫「オーゥ、何でも聞いてください」

    戦士「今ここでアンタを倒したらさ、……アタシが魔王になれんのかな?」

    勇者「!」

    遊び人「……!」

    魔姫「………死ぬにはいい日です♪」

    騎士「NOッッ!!!」


    500 = 185 :

    はい、今日はこのへんで……

    ついに発売する前に飽きられたゲーム、エルシャダイが発売ですね。自分はハードをもってないので買いませんが。

    そして、バキ3ヶ月無かった分60ページというボリュームたっぷりというのもうれしいです。

    ようやくそれっぽい話になってきたかな? また次回の投下……できたらですけど

    ではではー


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