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    元スレ魔王「余は何をやっておるのだ……」

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    552 :

    魔王と魔姫のやり取りを楽しみにしていたら魔王が離脱したでござるの巻

    魔姫はどのあたりで魔王だって気付いたんだろう

    554 :

    お久しぶりです。 投下させていただきます

    555 = 185 :

    「がう」ポイ

    魔王「おっと」スタ

    魔王「ここは……どこだ? 見覚えがあるような無いような……」

    魔王「しかしながら不覚をとったな。 ヘタしたら首から上が食いちぎられて泣き別れ、何てこともありえた」

    魔王「どこの狼藉者だ? 余を連れ去るなどとは……よほど生ゴミになりたいと見える」

    魔王「……勇者たちは大丈夫だろうか? いや、あれでそこそこしっかりしておるしな……いやしかし」

    「大丈夫だと思いますわよ?」ナデナデ

    556 = 185 :

    「クゥン」ハッハッ

    騎士「うむ……よく調練されているな」ナデナデ

    「にゃうん」ゴロゴロ

    「よくのどならせますわね」

    騎士「猫と大して変わりませんよ?」

    魔王「………なぜお前たちがおるのだ?」

    「あら、お邪魔でして?」

    騎士「独りは心細いでしょう? いいではないですか」

    557 = 185 :

    魔王「……まぁ、よかろう」

    「素直でよろしいですわ。 ところで、あなたは拉致られるようなことで何か身に覚えはありませんこと?」

    魔王「あいにく身に覚えがないな。だが……む」

    騎士「何か来ますね」

    「あら、早速犯人さんと顔合わせですの?」

    魔王「……余のそばから離れるでないぞ。 今の状態では正直不安だ」

    騎士「いえ、ここは自分が」

    魔王「いや、余が出る。 貴様ら程度なら何とか護りきれるだろうからな」

    騎士「さっき自分で状態がどうたらといってませんでしたか?」

    魔王「性分なのだ。 ……それより来たぞ」

    558 = 185 :

    ??「……ありゃ? 三人もいるのか?」
     
    魔王「なに?」

    ??「おっかしいな? 俺様は魔王を連れてこいって言ったと思ったけど」

    「がうがう」カクカクシカジカ

    ??「あー? そこのおっさんをここに置いとけば魔王が来る? なして?」

    「随分汚い喋り方の女性ですわね」

    魔王「お、おっさん……」

    騎士「お気を確かに」

    559 = 185 :

    ??「へぇー、そこのおっさんが? そりゃあまた……」

    「龍と喋ってますわ……」

    魔王「そうだな、ということは恐らく人間ではなかろう」イジイジ

    騎士「いじけながら考察しないでください」

    ??「まあいいや。 あー、そこのおっさん!」

    魔王「……?」キョロキョロ

    ??「いや、アンタのことだよ」

    560 = 185 :

    魔王「何も聞こえぬな。 そちはどうだ?」

    「聞こえませんわね」

    騎士「そもそも何か聞こえたんですか?」

    ??「あー……おい、そこのお兄さん!」

    魔王「なんだ?」

    ??「…………あー、悪いんだけどさ、しばらくここに居てもらうわ」

    魔王「断る、と言ったら?」

    561 = 185 :

    ??「あー? ……動けなくしとこうかね」ボキパキ

    騎士「……っ」チャキ

    魔王「よせ」

    騎士「しかし」

    魔王「よい。 動けなくすると言ったな? どうするのか教えてもらいたいものだが」

    ??「あー、どーすっかなー? 今チャンスみたいだし、カラダに教え込もうかね? 俺様はあんまりそーゆーのすきじゃねーんだけど」ポリポリ

    「……そもそも貴方は何なんですの?」

    ??「おっと、自己紹介すんのわすれてたかぁ。 俺様は龍姫ってんだ」

    562 = 185 :

    魔王「やはりな」

    龍姫「あー? 俺様の正体知ってたのか?」

    魔王「いいや? ただその龍族特有の低血圧な喋り方から推測しただけだ」

    騎士「トカゲ共が」

    「ちょっ……龍族にトカゲは」

    龍姫「あー? 今俺様のことなんつったぁ?」ギロ

    563 = 185 :

    魔王「とってもかっこいいゲンタシンの略だ。気にするな」

    騎士「爬虫類が……」

    龍姫「あー?」ピキ

    「なんで火に油を!?」

    騎士「おとなしく空飛ぶ馬の代わりをしていればいいものを……」

    龍姫「……もー頭来た。 お前踏み潰すわ」ギシィ

    騎士「やれるものならやってみろ」ジャキン

    564 = 185 :

    魔王「……やめい」

    騎士「どいて下され魔法使い殿。 こいつらを見ていると胸の奥で漆黒の殺意が渦巻いてしょうがないのです」

    「男の世界ですの!?」

    龍姫「俺様は一応この種の頭だからよぅ……ここまでコケにされて黙ってらんねーんだわ」

    魔王「……どうすればこの場をおさめてくれるのだ?」

    騎士「魔法使い殿!」

    龍姫「あー? そこの馬鹿が誠意をみせねーってんなら、アンタに誠意見せてもらうしかねぇよな?」

    魔王「……ふむ、ではしばらくここで世話になる間、余がそちの世話係をさせてもらおう。 いかがだろうか?(意外に融通は利くのだな。 トカゲ共にありがちな

       ただの単細胞ではなさそうだ)」

    龍姫「……アンタ相当プライド高そうに見えたんだけどな? 気のせいか?」

    魔王「……さてな。 そう思ってくれるのであれば、ここは余のプライドを潰すということで一つどうだ?」

    565 = 185 :

    騎士「……」ギリッ

    「魔法使いさん……」

    龍姫「……ちっ。 あー、わかったよ。 それでチャラにしとくわ」

    魔王「感謝する。 (助かったな。 正直今の状態で戦いたくは無い相手だ)」

    龍姫「じゃあ、早速働いてもらうぜ。 こっちだ」

    魔王「了解した」カツカツ

    龍姫「お前らも来な。 部屋とか教えっから」スタスタ

    騎士「……」スタスタ

    「騎士……」タタタ

    566 = 185 :

    注意:ストーリー的にあってもなくてもいいので若干てけとーです

    番外編=魔王と魔姫の出会い=

    10年前・・・・・・

    魔王「雨か……」ザーザー

    魔王「ふぅ、どうやら村に着けたようだな。 宿屋を探すか……」

    魔王「……妙だな? 人の気配を感じない。 それにこの土地に掛かっているこの魔力はいったい……」

    「はやくやっちまえ!」

    「消えろ、この悪魔!」

    魔王「む? あちらで嗜虐的な祭りが催されているようだな。 行ってみるとしよう」スタスタ

    567 = 185 :

    ・・・・・・

    「とっとと殺せ!」

    「いいや……相手はガキっつっても呪い持ちだ! 触ればどんな呪いがうつるか……」

    「クソが! おらッ!」バキッ

    ??「あうっ」ベシャ

    「ハァー、ハァー」

    「し、死んだか?」

    568 = 185 :

    ??「うう……」ムクリ

    「!!……しぶてえガキだ」グイ

    ??「……っ、首が………」ギリギリ

    「死ね……疫病神!」

    「お前さえ居なくなればこの村の呪いも解けるんだ! さっさといなくなれ!」

    「とっとと生贄になれ!」

    ??「か……は………あう」ギリギリ

    「よし、これで……!」

    魔王「やめい」

    569 = 185 :

    「……?」クルリ

    ??「あ……ああ…」

    魔王「聞こえなかったのか? 止めろといっておる」

    「何だお前!」

    「よそ者が口を出すんじゃねぇ!」

    「お呼びじゃねぇんだよオメェさんはよ」

    570 = 185 :

    魔王「黙れ」

    「「「ひっ……」」」ビクッ

    魔王「いい加減に離せ。 でないと、腕ごと貴様から引き剥がすぞ」

    「……っち! ホラよ!」ブン

    ??「うわっ……」ヒュー

    魔王「おっと」ボフ

    ??「……あれ? 地面……って、こんなに………柔らかかったかな? …それに温かいです」

    571 = 185 :

    魔王「ふん、地面と比べられるとはな」

    ??「……あなたは、誰ですか?」

    魔王「通りすがりの魔法使いだ」

    「おい、アンタ魔法使いなのか?」

    魔王「……そうだが?」

    「俺達の村を救ってくれないか? 頼む!」

    魔王「よかろう。 今日の宿と食事をくれるのであれば即座に解決しよう」

    「ほ、ホントか!?」

    572 = 185 :

    魔王「うむ。 お前達の悩みとは、おそらくこの土地一帯の土のことであろう?」

    「な、なぜそれを!?」

    魔王「過剰な魔力を土から感じる。 なぁに、毒抜きするだけでしまいだ、10秒も要らん」キュウウウウ

    「な、何やってんだアンタ? その光は……」

    魔王「美しいであろう? この土地の魔力を吸い取っておるのだ。あとはこうして……」

    573 = 185 :

    宿屋・・・・・・

    魔王「とまあ、必要なことはしておいたからな。 もう大丈夫であろ」モキュモキュ

    村長「本当に、なんとお礼申し上げたらいいか……」

    魔王「気にするな。 趣味の一環だ。 それに余にも都合がよかった」モグモグ

    村長「そういってもらえると非常にありがたい」

    魔王「ときに、村長よ。 なぜあの子供を生贄にしようとしたのだ?(なかばパニック状態の連中なら、ちょっと魔力で操れば操作ぐらいわけもない。

       む、この魔法を応用すれば一対一の交渉にも使えるか……?)」

    村長「……あの子は、呪われた子ですゆえ」

    魔王「面白いな。 話してみろ」

    村長「はい、実は……」

    574 = 185 :

    次の日・・・・・・

    ??「……」ボー

    魔王「探したぞ」ザッ

    ??「……あ、昨日の人」

    魔王「そうだな。 (なるほど、気味悪がって誰も近寄らないというのは本当のようだな)」

    ??「……昨日はありがとうございました。 もう私に話しかけないほうがいいですよ」

    魔王「なぜだ? (齢の割りに妙に大人びているように感じるのもそのせいか)」

    ??「私は呪われているらしいので」

    魔王「面白いな、ぜひ究明してみたい。 ……どうだ、余と来ないか?」

    ??「あなたと?」

    575 = 185 :

    魔王「うむ。 その呪いとやらに実に興味を引かれた。 来い」

    ??「いい、んですか? ついていって」

    魔王「そういっておる」

    ??「……ホントに?」

    魔王「ああ」

    ??「うぇぇ……」グス

    魔王「なぜ泣くのだ……」

    ??「うれしくて………」

    魔王「そうか。 では、いくぞ」スッ

    ??「…はい!」ガシッ

    576 = 185 :

    ・・・・・・

    魔姫「と、いうのがお父様との馴れ初めです。きゃ、いっちゃった」クネクネ

    助手「はぁ……頭の中身は直接本人に聞いたんですか?(会長に押し付けられた……)」

    魔姫「そうです。 いやぁ、今思い出しても濡れますね、あの時のお父様のお顔……」ウットリ

    助手「ところで、あなたの名前は……」

    魔姫「お父様から頂きました。 昔の名前は覚えていません」

    助手「そうですか……」

    577 = 185 :

    魔姫「ああ、早くお父様とおおっぴらにいちゃつける日が来ないかしら………」フゥ

    助手(物憂げ顔で悩んでる内容がこれだからなぁ……)

    助手「よくそんなにうきうき話せますね? 随分重たい話のようにみうけられますけどー?」

    魔姫「なぜです? 私とお父様の感動のラブストーリーの序章ですよ? 呪われた身を何度も神に感謝したものです」

    助手「はぁ、そうなんですか」

    魔姫「感謝をこめて、一日1万回の正拳突きをしていた時期もありますね」

    578 = 185 :

    助手「……いつからお父様を好きになったんですか?(コイツまじもんだよ……)」

    魔姫「気付いた時には既に。 恋や愛なんて生易しいものではない感情が芽生えていたのです!」

    助手「あぁそうですか」

    魔姫「思うに……この世界には言葉が少なすぎます」

    助手「はぁ」

    魔姫「『愛する』という言葉以上の『愛する』表現が無いのです」

    助手「へぇ」

    魔姫「それでですね……」

    助手「いつまで続くの………」

    579 = 185 :

    はい、今日はこの辺で。 魔王と魔姫の絡みが少なかったので急遽補給したせいで、なんか

    変な話になっています。後々で絡むんで勘弁してくだしあ。

    最近リアルが忙しいので、エタラないので精一杯なんでさ。

    では、また次の投下でー。読んでいただいてありがとうございます

    580 :

    おふ

    581 :

    乙!
    面白いから無理してエタるより、自分のペースで書いていってほしい

    582 :

    乙!

    キャラ出しすぎて収拾つかないなんてことにならないことを祈ります

    584 :

    追い付いた
    早く書けやゴルァ
    こちとら毎晩全裸で待ってんだよ!

    585 :

    続きはマーダー?

    586 :

    お詫びと生存報告

    すんません、リアルが本格的に忙しくなってきたのでまだしばらく投下できないです……

    読んでくださっている方々には申し訳ないんですが、だいぶ先になりそうです

    587 :

    そんな>>1を応援している

    588 :

    そして全裸で正座待機

    589 :

    わたしまーつーわ

    590 :

    いつーまでーも

    591 :

    まーつーわ

    592 :

    乙です。
    了解です。

    593 :

    おいついたほっしゆ

    594 :

    ほすほす

    しかし筆者の文章からはそこはかとなく刃牙臭がするな

    595 = 594 :

    ほすほす

    しかし筆者の文章からはそこはかとなく刃牙臭がするな

    596 :

    待ってるぞ!

    598 :

    お久しぶりです。 時間ができたので投下します。 ただし、短いです

    599 :

    うむ

    600 = 185 :

    ・・・・・・

    龍姫「……で、ここがあんたらの部屋だ」

    「へぇ、意外としゃれた部屋を貸してくださるのですわね?」

    龍姫「? これくらい普通だろ」

    騎士「……」

    「それは失礼しましたわ」

    龍姫「じゃぁ、飯になったら呼ぶから。 ああ、お前はコッチだ」

    魔王「……了解した」カツカツ


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