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    元スレ魔王「余は何をやっておるのだ……」

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    1 :

    規制とかなければ書く

    2 = 1 :

    店主「おい、魔法使いさん!」

    魔王「なんだ?店主」

    店主「アンタにパーティーのオファーが来てるぞ。 どうだ?」

    魔王「遠慮しておく」

    店主「内容も聞かずにかい? ちょっとぐらい聞けって!

    アンタもパーティー組んだことなくて不安なのかも知んないけどさ、大丈夫だって!」

    魔王「……言うだけ言ってみるがよい」

    3 = 1 :

    店主「ああ! 勇者、戦士、遊び人の三人組みパーティーで一人魔法関連に強い奴が欲しいんだと」

    魔王「なんなのだ、そのバランスの悪そうな組み合わせは……」

    店主「だからアンタにオファーが来たんだよ。魔法得意だったろ?」

    魔王「まあ、長年生きておるからな。頭を使うこと全般はもはや趣味だ」

    店主「ガハハハハ!そんな二十かそこらにしか見えないナリで長年か!じゃあ俺なんかは仙人様だな!」

    魔王「フン」

    店主「で、どうだ? 受けてやってくれねえか? 正直、ここんとこみてきたどいつらよりも危なっかしいんだ」

    魔王「お節介な奴だ」

    店主「へへっ、ちげぇねえ。 でもよ、なーんかほっとけねえのよ」

    4 = 1 :


    魔王「……いいだろう、暇しておったしな。そやつらが一人前のパーティーとなるまで面倒をみてやろう」

    店主「(アンタも随分だけどな)ありがとよ。じゃ、コレに色々書きこんどいてくれ。今からそいつら連れてくるから」

    魔王「よかろう」

    店主「いっとくが、二言は無しだからな?」

    魔王「……む? わかった」

    店主「よし、じゃあ待ってな!」スタスタ

    5 = 1 :

    ・・・・・・

    店主「おおーい!つれてきたぞ!」

    魔王「ようやくか、待ちわびた……何処におるのだ?」

    店主「どこって、俺の後ろにいるだろ?魔王、アンタから挨拶してやってくれ」

    魔王「どこだ」

    店主「とうとう目ン玉腐っちまったのかい?いるだろ、三人女の子がよ」

    魔王「……まさか、こやつらなのか?」

    6 = 1 :

    勇者(女)(以降勇者) (目が悪いのかな?)

    戦士(女)(以降戦士) (ほえー、イケメンさんだあ)

    遊び人(女)(以降遊び人) (男の人苦手だなあ……)ビクビク

    店主「ああ、そうだぜ!」キリッ

    魔王「貴様……いいかっこしいか」

    店主「言葉遣いが古いぜ? いいじゃねえか、楽しくなりそうだろ?」

    魔王「話をするときは相手の目を見ろと習わなかったのか?こんなの無理に決まっておろう?若干一名ブルっておるぞ?」ギリギリギリ

    7 = 1 :

    店主「ま、まあまあここはひとつ……な?二言無しだろ?」

    魔王「む……」

    勇者「あのー……」

    魔王「……なんだ?いまこやつに礼節と誠実さについて教育を施しておるのだが」

    勇者「アイアンクローで更正できたら牢屋なんか要らないんじゃないかな……」

    8 = 1 :


    店主「そっ、そうだそうだ!」

    魔王「黙っておれ」ミシミシ

    店主「いででででで! へこむ! 陥没しちゃうって!」

    勇者「あの! もしかして、魔法使いさんは私たちが女の子だから実力が無いって思っていらっしゃるんですか?」

    魔王「いや、そういうわけでは……」

    勇者「任しといてください! スライムくらいなら追っ払えます! 危険な目にはあわせません! ……多分」ボソッ

    9 = 1 :

    魔王「オマエがなぜこやつらを放っておけないと言ったのか今ようやくわかったぞ。言葉でなく心で理解した」

    店主「じ、じゃあ!」

    魔王「連中が構わないと言うのであれば同行してやろう」

    遊び人「え、あ」

    勇者「いい?遊び人ちゃん」

    遊び人「う、うん……よろしくお願いします」ビクビク

    魔王「……まあ、よかろう。そちも構わぬのか?」

    戦士「ぜーんぜん!むしろ、ダメになるんじゃないかって冷や冷やしてたよ」

    10 = 1 :

    魔王「そうか。では、よろしく頼む」

    勇者「はい、よろしくお願いします」

    戦士「よろしくねん」

    遊び人「ぁ……ょろしくぉねがいします……」

    店主「……よ、よし!じゃあ、明日出発ということで、明日に備えて準備しておいてくれ。」

    魔王「?……旅にでるのか」

    店主「一人前になるといったら……旅だろう」

    魔王「まったく……」

    11 = 1 :

    書き溜めが短いってホントだな
    話も進んでないし。今日はこれで寝るかな
    見てる人いなそうだけどまた後日ー

    12 :

    書くなら期待

    13 :

    面白そうだな期待
    女パーティの年齢は幾つくらいなの?

    16 = 1 :

    わあ、意外と見てくれてる人いてテンション上がるぜ
    10時くらいに投下できるといいなと思ってます
    ちなみに酉っている?

    18 = 1 :

    結局あんま書き溜めれてないんですっごくのろのろいきます

    ちなみに、年齢としては

    勇者たちは大体10代後半くらいで考えてます

    19 = 1 :

    次の日・・・・・・

    魔王「む、すまぬな。一番最後か」スタスタ

    勇者「いえいえそんな。……あの、荷物は?」

    魔王「コレで全部であるが」

    戦士「ポーチ一個で全部収まっちゃうんかい!? どんだけ荷物少ないのさ?」

    魔王「十分であろう? 旅行でもあるまい、足りなくなれば調達すればよかろう」

    遊び人「そ、そうですよね」

    戦士「はえー、恐れ入ったねえ……」

    勇者「じゃあ、いこっか!」

    戦士「おー!」

    遊び人「ぃ、ぃぇーぃ……」

    魔王「……」

    20 = 1 :

    道中・・・・・・

    魔王「ときに」スタスタ

    勇者「? なんですか?」スタスタ

    魔王「このパーティーはいずこへ向かっておるのだ?」スタスタ

    戦士「向こうじゃない?」ビシッ

    魔王「具体的に言え」ズバッ

    勇者「ええと、私たちはよその大陸に行こうと思ってるんです」

    魔王「ほう」

    勇者「とりあえず、……何だっけ」

    遊び人「港町に行こうと思っています……。ここから幾つか町を経由して、そのあと砂漠を越えるので、早くて一週間ぐらいで着くと思います……」

    勇者「だ、そうです! ほかに質問は?」ドヤ

    魔王「おまえが誇る事ではなかろう」

    勇者「うぐっ」

    魔王「まあ、大体はわかったぞ。褒めてつかわそう」

    遊び人「ぁ、ぁりがとうござぃます」ビクビク

    魔王「……まあ、よい」

    21 = 1 :

    ・・・・・・

    戦士「あちゃあ、すっかり暗くなっちゃったねえ」

    勇者「うーん、何とか今日中に次の町まで行きたかったんだけどなあ」

    魔王「よいではないか。 急ぎの旅でもあるまいし、ここから先の時間は魔物が最も活発になる時間帯だ」

    勇者「そうですね、じゃあココで野宿しましょうか」

    遊び人「ぁ、じゃあ火を起こさないと……」

    魔王「そうだな。戦士よ、薪になりそうなものをとってくるがいい。余は食料を調達してくるとしよう」

    22 = 1 :

    戦士「あいさー」ガサガサ

    勇者「一人で大丈夫ですか? 私も行きますよ」

    魔王「いや、一人で問題ない。 それより遊び人とここらの片付けでもしておれ」

    勇者「いえ、危険な目には遭わせないといいましたので私も行きます。遊び人ちゃんも来る?」

    遊び人「え、い、いや、ココで片付けしてることにするわ」

    勇者「そっか。 じゃあいきましょう!」

    23 = 1 :

    魔王「……では、ついてくるがよい」ガサガサ

    勇者「了解です」ガサガサ

    遊び人「……お片づけしなきゃ」

    ・・・・・・

    戦士「戻ったぞー」

    遊び人「あ、お帰り」

    戦士「勇者と魔法使いは?」

    遊び人「そっちで捕まえたウサギと山菜をさばいてるよ」

    戦士「……」

    遊び人「早く薪が来ないかなって言ってた…… どうしたの?」

    戦士「……アタシや勇者と話すときは普通なんだ?」ボソッ

    遊び人「え?」

    戦士「いやあそりゃ悪いことしちゃったな、早く持ってかないと」

    遊び人「あ、うん」

    24 = 1 :

    魔王「手馴れたものだな」

    勇者「えへへ、これでも子どもの頃からお母さんの手伝いして来ましたから」トントントン

    魔王「そうか」トントントン

    勇者「魔法使いさんもすごいですよ。 いまどきの男の人って料理できるんですかね?」

    魔王「酒場の厨房を手伝わされたりしておったからな」

    勇者「へえー」

    25 = 1 :

    戦士「ヘイヘイ!お二人さん二人の世界にはいりこまんといて」

    勇者「あ、戦士ちゃんお帰りー」

    魔王「薪は?」

    戦士「わお無反応。これだぜ、ええと火打石は……」

    魔王「ああ、いらんいらん魔法で起す」

    戦士「そう? じゃいいけど」

    26 = 1 :

    魔王「遊び人、鍋を」

    遊び人「びくっ! は、はい!」

    魔王「声に出るほどか」

    遊び人「す、すみません!コレです!すみません!」

    魔王「わざわざ謝罪でサンドせずともよい」

    遊び人「は、はひ!」

    魔王「どれ……」ボオッ

    戦士「おおー、魔法って便利だな」

    魔王「用量を守ればな」

    27 = 1 :

    ・・・・・・

    戦士「ふいー、食った食った」ケフ

    勇者「戦士ちゃん、女の子がはしたないよ」

    戦士「いいじゃんいいじゃん」

    勇者「まったくもう」

    遊び人(おいしかったなあ……もっとおかわりすればよかったかな)

    魔王「さて、おぬしらは慣れておらぬゆえ疲れたであろう。早めに床に着くがよい」

    勇者「それじゃあ、最初の火の番お願いします。三時間くらい経ったら起してください」

    魔王「よかろう」

    戦士「じゃ、おやすみー」

    遊び人「お、お休みなさい」

    勇者「ではお先に。お休みなさい」

    魔王「うむ」

    28 = 1 :

    ・・・・・・

    勇者 戦士 遊び人「スー、スー」

    魔王「ふふ、こんなに気持ちよさそうに寝られてしまっては起すわけにもいかぬな」

    魔王「思えば久しぶりに町の外にでたな……」

    魔王「考えても見れば、ここいらの魔物どもに余の顔が判るだけの知恵もなかろう」

    魔王「いらぬ心配という奴だったか」

    魔王「明日からは魔除けは必要なかろう。 現段階でのきゃつらも見ておきたいしな」

    魔王「しかし……、一人でない旅というのも悪くないものだな」

    魔王「遊び人は何とかして欲しいものだが」

    魔王「……」

    29 = 1 :

    今日はこの辺で……
    もし質問とかあれば受け付けちゃう系よ
    まあ、人がいるかも疑問なところではあるけど

    30 :

    面白いよ

    32 :

    魔王って見た目は人間とは違うのか?

    33 :

    >>32
    いや、普通に「あ、こいつ魔法使いだな」って感じる格好
    ただしイケメン

    34 :

    やはりいいな見てるから続けてくれ

    35 :

    あどけない感じだったから10台前半かと思ってた

    36 :

    今後もつづけろください

    37 :

    この世界って悪の大魔王みたいな存在はいるの?

    38 = 33 :

    >>37
    今後の展開によります
    出てくるにしろかなり先の話になるかと
    まあ、それっぽいのは出すつもりです

    夜にこれたら来ます

    40 = 34 :

    やはり魔王は強いのだろうか

    41 :

    チェックするスレがまた1つ増えたぜ
    是非とも続けていただきたい

    42 = 33 :

    こんばんは

    もう少ししたら書き溜めないけど始めようと思います
    >>40
    すんごい強いですけど、最強じゃないです
    後々そこらへんにも触れていきたいなとか思います


    エタらなければね

    43 = 34 :

    すまんエタるってなんだ?

    44 :

    朝・・・・・・

    戦士「ふぁぁ……」

    魔王「む、貴様が一番乗りか」

    戦士「おお、魔法使いの朝は早いんだな」

    魔王「最近太陽より先に目を覚ますことにこっておってな」

    45 = 44 :

    戦士「なんじゃそりゃ」

    勇者「ふぁあ……って、朝ぁ!?」

    魔王「静かにしろ、遊び人が起きるであろう」

    勇者「あ、すみません……って、もしかして私起きれなかったんですか?」

    魔王「いや、そもそも起こさなかった」

    勇者「え、じゃあ魔法使いさん一睡もしていないんですか!?」

    魔王「まあ、そうなるな」

    46 = 44 :

    戦士「おいおい、出来レースじゃねーのそれって」

    魔王「別に太陽の奴はいちゃもんをつけぬであろう?」

    勇者「すみません!迷惑かけちゃって」

    魔王「なに、構わぬ。 この後魔物にあったときにでも役に立ってくれればそれでよかろう」

    勇者「まっかせてください!」

    戦士「おっと、二日目もガンガンいこうぜだねえ、勇者は」

    魔王「さて、遊び人が起きる前に朝餉の用意でもするとしよう」

    勇者「手伝います」

    戦士「聞いちゃいないよ」

    47 = 44 :

    ・・・・・・

    遊び人「いいにおい……」ムクリ

    勇者「あ! 遊び人ちゃんおはよう!」

    遊び人「おはよう」

    魔王「起きたのであれば来るがよい。 余が朝から直々に朝餉を用意した」

    遊び人「は、はひ」

    戦士「はひゅくしにゅいとじぇんぶくっちゃうよ」モキュモキュ

    魔王「もう食しているであろうが。 口にものをいれながら喋るでない」ビシッ

    戦士「おうち!」

    遊び人「(早くたべないと無くなる……)いただきます」モニュモニュ

    48 :

    そういや未だに戦闘一度もしてないのかww

    49 = 44 :

    べ、別に言われたからってワケじゃないんだからね!
    エスパーされただけなんだからね!

    ・・・・・・

    魔王(さて、戦闘はどの程度のものであろうな? あまり期待できそうにも無いが)

    勇者「あ、魔物だ! 魔法使いさんはさがってください。 いくよ、戦士ちゃん!」

    戦士「はいよっと」ズバッ

    遊び人「ぇ……?え?」オロオロ

    「ガウルルル!」グアッ

    遊び人「ひいっ!」ドサッ

    50 = 44 :


    魔王「ほれ」ボオッ

    「ギャウウン!」

    遊び人「あ、……うああ」

    魔王「立つがよい」

    遊び人「こ、こひが抜けて」

    魔王「うん? そうか」ヒョイ

    遊び人「ひいい!(近いよ!!近いって!!もはや零距離とか無理)」ブクブクブク

    魔王「さて、連中もおわったかな」


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