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    元スレ魔王「余は何をやっておるのだ……」

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    651 = 185 :

    このあとの少女の攻撃を龍姫はこう話す・・・・・・

    龍姫「あー、あれだ……わかんないかな、ほら、ハエたたきってあるだろ? あの、結構あちこちぶつける奴

       そうそう。 あれの変わりに魔法使いを振り回してたな。 もちろん地面にあいつの顔面刻印(スタンプ)

       付けまくりながらだよ。あれ見てるときはホントに泣きそうだった。……え?その後? あいつが地面を掴んで逆に勢いを利用して投げ飛ばし返したな」

    652 = 185 :

    ・・・・・・

    ??「……大した指の力」

    魔王「……」ムクリ

    ??「賞賛に値する。 その耐久力」

    魔王「あと、50……」ダッ

    ??「待ちなさい」

    魔王「なんだ?」ピタァ

    ??「そうそう。 私とまともに戦ったらまず勝てないことが分かってるあなたは大分頭のいい子。 だったら、なおさらわからない」

    魔王「?」

    ??「既にローブはボロボロ、目立った外傷こそないとはいえ、あれだけ頭を打ち付けられたらダメージがないはずもない」

    魔王「……(見抜かれたか)」

    653 = 185 :

    ??「あなたはなぜここまでするの?」

    魔王「……ふっ、そんなことか」クスクス

    ??「……」

    魔王「護ってやる、と言われてそれを受けた。 他に理由が必要か?」

    ??「……血の契約でもないのに?……………惚れた?」

    魔王「そうだな。 年甲斐もなくときめいてしまった(龍のみが入れる洞窟に入れると聞いただけで……下品なんですが……フフ)」

    ??「……そう」スッ

    魔王「……いいのか?」

    ??「いい。 あなたを見ればあの子の器もわかる」

    魔王「そうだな。きっとあれ以上の王はいるまいて」スタスタ

    654 = 185 :

    ・・・・・・

    ??「実は」ヒョコヒョコ

    魔王「む?」スタスタ

    ??「封印をするだなんて嘘。 私にそんな義務もないし、そもそもこの試練もボランティア。 だから、あなたは逃げ出しても良かった」

    魔王「なんと……まあよい、選択を違えたつもりはないからな」

    ??「……そう」

    655 = 185 :

    ・・・・・・

    魔王「お待たせした、ご主人」

    龍姫「おせぇよ」

    魔王「スマない、余としたことが気を利かせるのを忘れておった」

    龍姫「あー、……全く。 俺様が護ってやるっつってんのによう。 約束を破らせやがって」

    魔王「破られないように、こちらが努力をしただけだ」

    龍姫「あー……、俺様ったあ罪な女だな?」クスクス

    魔王「全くだ」ケラケラ

    ??「いい雰囲気。 ここで将来の誓いもかねて一発キメてく?」

    魔王・龍姫「「遠慮しておく」」

    656 = 185 :

    ドゴオオオオオオン!!

    657 = 185 :

    魔王「……何だ今の音は」

    龍姫「こっちがせっかくいい気分で凱旋しようって時によう……嘗めてんな」

    ??「とっとと邪魔者を潰しに行くべき」

    魔王・龍姫「「おう!」」

    658 = 185 :

    このへんで終了でごわす。 ストーリーってなあ難しいのですね。 完結はさせたいので

    なんかいい感じに終われそうなストーリーを模索してます。 では、次回の投下でー。 読んでくだ
    さってどうもです

    660 :


    若干話を忘れつつある…

    662 :


    ちょっと読み返すわ

    664 :

    追いついたぜ支援
    頑張ってくれよ、乙です!

    665 :

    だいぶ遅れたが乙!

    666 :

    よく考えたら、龍姫たんが龍って単語を度忘れしていたことに驚きを隠せない

    667 :

    >>666
    お前がダミアンだ

    668 :

    今回は比較的早く来れたぜ! 毎回こんな感じだといいんだけどね……

    書いててちっとも面白くない戦闘パートは今回で終わり! 付き合わせてごめんね

    じゃ、投下します

    669 = 185 :

    時はさかのぼり、洞窟別入口・・・・・・

    戦士「ここがその×印の場所か?」

    遊び人「そのはず。 ここをまっすぐ抜けると山の反対側に出られる」

    「早速行くでござる」

    勇者「よーし、出発!」

    670 = 185 :

    洞窟、大空洞・・・・・・

    勇者「へえー、ここは吹き抜けになってるんだね」

    遊び人「どおりで息苦しくないと思った(あれだけ松明があるのに……きっと他にも吹き抜けが)」

    勇者「お空が見えるねー……ん?(どこかで見たことあるような? 初めてなのに……)」

    戦士「……おい」ガチャ

    「ああ、分かっている」スッ

    戦士「ケッ、やっこさん隠そうともしやがらねえのか」

    遊び人「???」

    「遊び人殿……まさか気付いてないでござるか? この殺気に」

    勇者「嫌な感じがする……」

    戦士「さっさと出てきな、いい加減にしねえと見物料取るぞコラ」

    671 = 185 :

    ??「あーら、バレちゃってたのねん」クネ

    「姿を現したか、曲……も、の……」ピシッ

    戦士「うげ……」ヒクヒク

    ??「んん? どーしてそんな気持ち悪いものを観るみたいな目でみるのん? ……殺したくなるじゃないのん」クネクネ スタスタ

    遊び人「必然。気持ち悪いから。(ヒモパンにキツめのグロス、ネイルアートは

        ご丁寧に足の指まで……おまけに背中から純白の羽が……)」ヒクッ

    「面妖な……おぬし、何奴だ?」

    巨漢「あなたたちに名乗る名前はないけどん……まあ、巨漢とでも呼んで頂戴。 どうせすぐ呼べなくなるし」チラッ

    勇者「……?」

    672 = 185 :

    巨漢「アナタも元気そうで何よりだわん、試作……じゃなかった、今は勇者ちゃんだったわね」

    遊び人「今は……?」

    勇者「……」

    戦士「うだうだ言ってんじゃねよ」ビシッ

    巨漢「あーら、ごめんあそばせ」

    673 = 185 :

    戦士「チッ……で、アタシらになんの用だ?」

    巨漢「やーねェ、さっきから言ってるじゃない殺したいって」

    「なぜ今現れたでござる?」

    巨漢「いつもはおっかなーいお殿様がいて近寄れないでしょん? ……でも、いまなら居ないし、おまけに

       光の姫も居ないわ。 こんあチャンスを逃す手はなくってよん」

    戦士「……嘗めやがって」ギリ

    巨漢「正当な評価よん。 ……じゃ、そろそろイクわよ」ザッ

    勇者「来るよ! 遊び人ちゃんは下がって指示を、わたしと戦士ちゃんと侍ちゃんで前衛だよ!」

    戦士「おう!」

    「合点!」

    674 = 185 :

    巨漢「うふふふふ」ドスドスドスドス

    遊び人「(数の利を生かさない手はない! それなら……)勇者と侍は左右へ! 戦士、足を狙って動きを止めて!」

    戦士「おっしゃあ!」ブウン

    巨漢「無駄よん!」フワリ

    戦士「うわ、やっべ……(空振(ハズ)したッッ)」

    巨漢「アタシの蹴りは痛いわ……よ!」ズッ

    「甘い!」ピッシィィイイイ!

    巨漢「!! へェ……(アタシの足が加速し切る前に木刀で蹴りを殺す……やるじゃない)」

    675 = 185 :

    巨漢「いささか体重(ウェイト)が足りなかったみたいだけどねん」

    「む、うっ……!(相殺しきれんとは……)」フワ

    巨漢「さあて、お次は……」クルリ

    勇者「やぁあああああ!」グアッ!

    巨漢「貴方よね、勇者ちゃん!」

    遊び人「一人で突っ込んじゃ……!(なんであんなに慌ててるの?)」

    勇者「はぁっ!」ビュッ

    巨漢「のろいわね!」シュザ

    勇者「くっ……!」

    巨漢「そーれ!」ガッキイイイイイイン!!!

    676 = 185 :

    勇者「あうっ!」ブアアアア

    戦士「勇者!」

    「どんだけ吹き飛ばすんでござるか、あの蹴りは!」

    勇者「だ、大丈夫、防御(うけ)は成功してるから」

    巨漢「……まったく、だらしないわねん!」

    勇者「……っ」ビク

    巨漢「ホントにアナタあの勇者なの? 別人じゃないわよね」

    勇者「な、何を」

    巨漢「……ま、知らなくていいわ。 どうせここで消えるのだし」

    677 = 185 :

    戦士「のやろ……」

    勇者「……っ!」ダッ

    遊び人「ダメ、勇者!」

    遊び人の制止の声もむなしく、巨漢に突撃する勇者。

    勇者「シッ!」

    風を斬る音をたてながら、上段より振りおろされた剣を巨漢は…………あろうことか掴んで見せた。

    驚愕に彩られる一同。巨漢が大きく目を見開いた勇者の腹にそっと手を添える。 どういう原理か、一拍おいて勇者の体が後方へ吹き飛んだ。

    678 = 185 :

    戦士「勇者ァ!」ガシッ

    「これは……」

    勇者「ごぼっ……」ビチャ

    遊び人「っ! 血が……!(鎧が内側から壊されてる!? いくら軽装とはいえ、まるで衝撃が体を貫通したみたいに!)」

    巨漢「あらあら、肝心の勇者ちゃんがまっ先にやられちゃったんじゃあ……もうアタシのカラダにキズを付けれる子は居ないわね」

    戦士「テメェ………!」

    巨漢「大丈夫、アナタ達もすぐにおんなじ場所に送ってあげるわ」スタスタ

    遊び人「ッッ……来る」

    戦士「……ねェ」

    679 = 185 :

    「戦士……?」

    戦士「許さねェぞ……! このカマヤロー……」ブチブチ

    巨漢「んんー? 許さなかったらどうするのん?」

    「戦士、落ち着……」

    戦士「こーするんだよ!」ダンッ

    巨漢「んふふ……(大剣での横薙ぎ……軌道がバレバレだわ。 簡単にガードできちゃ)」サッ

    戦士「らァ!」メシャッ

    巨漢「ぶふぅうっ!? 」ギュルルルル

    680 = 185 :

    「力で無理矢理吹き飛ばしたのか……?」

    戦士「……侍」

    「なんだ」

    戦士「潰しにいこうぜ……!」

    「言われずとも!」ダッ

    巨漢「あーもう、きりもみ回転ってこういうのを言うのかしら? 岩っておいしくないわねえ」ガラガラ

    戦士「潰れろ!」ブン

    巨漢「甘いわ!」

    「拙者を忘れるな!」バシ

    巨漢「ぐっ……ちまちまとウザイメスどもね……」

    681 = 185 :

    ・・・・・・

    遊び人「勇者! 勇者ぁ!(赤黒い吐血……内臓の損傷。薬では無意味……)」ポロポロ

    遊び人「お願い、死なないで……(こんな時、あの人なら……)」

    682 = 185 :

    ・・・・・・

    魔王「魔法を使うコツとな?」

    遊び人「そう」

    魔王「そんなものは、無い」キッパリ

    遊び人「えっ」

    魔王「そんなもの知らん。 他者が魔法を使う時に何を考えているかなんぞ知るか」

    遊び人「そんな……」

    魔王「だが、余が考えていることなら知っておる」

    遊び人「早く(勿体付ける……)」

    683 = 185 :

    魔王「……それはな、祈ることだ」

    遊び人「……祈る?」

    魔王「そうだ」

    遊び人「……イメージと違う」

    魔王「ふむ。 そちにとって祈るとはどういうことだ?」

    遊び人「原人に顎を吹き飛ばされる寸前に、『嗚呼、神さま懇願(おねがい)します、どうか私に勝━━━━』」

    魔王「違う」ズビシ

    684 = 185 :

    遊び人「あうっ」

    魔王「祈りとは、決意だ」

    遊び人「決意……」

    魔王「必ず実現させるという決意。 それこそが祈りの本質」

    遊び人「……」

    魔王「だいたい神なんぞに頼ってもろくなことにならん」

    遊び人「……(ボクサー……)」

    魔王「……………まあ、おいおい知ればよい。 今そちがすべきなのは下準備だ。 わかったら瞑想しておれ」

    685 = 185 :

    ・・・・・・

    遊び人「死なないで?……違う」

    遊び人「死なせ、ないッ!」パアアアア

    巨漢「んんー?」ピタリ

    戦士「おい、侍アレ…… ぐっ」

    「ハァー、ハァー……あれは、回復魔法の光」

    巨漢「あの子、回復魔法なんて使えたのねん?」

    戦士「いいや、使えたわけじゃないさ……」グッ

    686 = 185 :

    巨漢「どーゆーこと?」

    「あの方は、たった今……」

    侍・戦士「「賢者になったんだ!」」

    遊び人「これが、私の魔法……」

    勇者「……んん」ピク

    遊び人「これで良し。 もうしばらくすれば目が覚めるはず」

    687 = 185 :

    巨漢「へえーそゆこと。 じゃあ、覚醒イベント直後で悪いけど消えてもらおうかしらん」ヒュン

    戦士「! はええ」

    「遊び人殿!」

    遊び人「……」グッ

    巨漢「じゃぁねーん♫ ……喰らえぇ、ぶるあああああ!」ゴォッ

    遊び人「!」バッチィイイイイン

    688 = 185 :

    巨漢「げえ、これは『魔の加護』!? しかもこの魔力は……」

    遊び人「スキ、だらけ」キュゥゥゥゥン

    巨漢「あ、ヤバ…………」

    遊び人「ぶっ飛びやがれやぁあああああ!」ドオオオン

    巨漢「うごおおおおおおおおおお!」ボオオオオン  ガラガラガラ

    戦士「す、スゲー……」ボーゼン

    「あれが、遊び人殿の魔法でござるか」

    遊び人「……にやり」ドォオーン

    689 :

    バキネタ好きだな

    690 = 185 :

    巨漢「……やれやれ、まいったわねん」ゴトゴト

    「!」

    戦士「うげ、あれでもまだ落ちねーのかよ」グググ

    「致し方あるまい。 少々きついが……」グググ

    巨漢「しょーがないわね、あたしの本気を……!」ピタリ

    戦士「?」

    遊び人「……」

    「あっ…… この気配は……!」

    魔王「本気を……どうするのだ?」

    ??「……」

    龍姫「おーおー……派手にやってくれちゃってまあ」

    691 = 185 :

    巨漢「……ちっ。 あなたたち、命拾いしたわね」バサッ

    魔王「余の親愛なるパーティーにここまでのことをして、このまま帰れるとでも?」

    巨漢「ええ。 じゃあねん」キュウウン

    魔王「……逃げおったな」

    龍姫「あー……転移魔法か」

    ??「次に来たらゆでダコにする。 私の別荘が……」ギリ

    692 = 185 :

    「殿ぉおおおおおお!」ガシッ

    魔王「むっ……侍よ、無事か?」フラッ

    「殿に触れただけで全回復でござる!」ヒシ

    魔王「そうか」スタスタ

    「ああ、とのぉー」

    龍姫「あの態勢歩きにくそうだな……」

    ??「あれだけ絡みつかれると。 バランスが安定しない」

    693 = 185 :

    戦士「よう」

    魔王「肩をかすぞ」スッ

    戦士「へへ、悪いね」ガシ

    魔王「苦労をかけた」

    戦士「全員無事だったんだ、こんなことへでもねーよ」

    遊び人「……」

    魔王「……ふむ」

    遊び人「……」

    魔王「ビューリホー」

    遊び人「!?」

    魔王「見事だ、よくぞ練り上げた」ワシワシ

    694 = 185 :

    遊び人「……くすぐったい」

    魔王「では、よそ……」

    遊び人「もう少し」ガシ

    魔王「……まあよい」

    魔王「勇者よ……」スッ

    勇者「スー、スー」

    魔王「ふ、無事か……おっと」グラリ

    「と、殿?」

    695 = 185 :

    魔王「ご主人」

    龍姫「あー?」

    魔王「そろそろ休み時間をいただきたい」

    龍姫「あー、休め休め。 めんどいけど持ってっちゃるから」

    魔王「ありがたい……」フラ

    龍姫「おっと」ガシ

    魔王「……」

    龍姫「気ィ失ったか。 じゃ、帰るぞー。 おめーらも来な、コイツも持ってくから」ドッコイショ

    戦士「おう……じゃ、行くか」

    遊び人「うん」

    「……(ご主人……だと……)」

    遊び人「侍?」

    「え? い、いいいやなんでもないでござる。 さっ、ついていこうぞ」スタスタ

    戦士「??」

    696 = 185 :

    城・・・・・・

    勇者「はっ!」ガバァ

    勇者「? ここは……」

    魔王「気がついたようだな」

    勇者「魔法使いさん!」ヒシッ

    魔王「久しいな、勇者よ……」

    勇者「よかったぁ……もう会えないかと思った」グス

    魔王「すまぬ、余の失態だ」

    勇者「ホントに、もう!」ギュッ

    魔王「うぐ」

    勇者「はぁあー」グスグス

    697 = 185 :

    魔王「ところでだ、勇者よ」

    勇者「なんですか……」

    魔王「さっきから死ぬほど痛いのだ。 そろそろ離してくれ。 あと、降りてくれ」

    勇者「ダメです。 我慢してください」

    魔王「ええー……」

    勇者「わたしのほうが痛かったんですからね……」ギュウウ

    魔王「……そうだな」

    「殿ぉー、起きられましたかー?」ガラッ

    魔王勇者「「あ」」

    698 = 185 :

    「……!」ビシッ

    「こ、これは……」

    勇者「ち、違うの、これは違うんだよ侍ちゃん」

    「馬乗りが違う……? どういうことでござるかな?」

    魔王「こやつめ、すっかり元気になりおって、ハハハ!」

    勇者「ハハハ、ごめんなさい。 有り余ってたもので……」

    「元気になる? 有り余る……! 持て余す!」ブツブツ

    魔王「おい、早くのけろ」

    勇者「は、はい……」

    戦士「おー、魔法使いに勇者、起きた……か……」

    699 = 185 :

    魔王「うむ、勇者はついさっき起きたぞ」

    勇者「そ、そう! さっき起きたの!」バッ

    戦士「なんで、そんな態勢……いや、まさか」パクパク

    龍姫「おー、さらなる泥沼か」

    魔王「む、ご主人」

    龍姫「あー……元気そうだな?」

    魔王「おかげさまでな。 もう大分良くなった」

    龍姫「そうかい」

    魔王「きっと、手加減してくれていたのだろうよ」

    龍姫「あー、そうかもな」

    騎士「あれほど痛めつけられても、手加減されていたとわかるような相手だったのですか……」

    「龍姫さんに担がれて帰ってきたときは心臓が止まるかと思いましたわ」

    魔王「それはすまなかったな。 思った以上に手こずった。おかげで夕餉の準備もままならんとは……」

    龍姫「ああ、そいつは大丈夫だ」

    魔王「む?」

    700 = 185 :

    龍姫「俺様の試練が終わったからみんな帰ってきたんだよ。 だから、お前も御役御免だ。……お疲れさん」

    魔王「そうか。 では食堂へ行こうか」グッ

    龍姫「ほれ」スッ

    魔王「すまん」ガシッ

    龍姫「じゃー、先にゆっくり行ってるぞー」ヒョコヒョコ

    魔王「うむ」ヒョコヒョコ

    戦士「……な、なんだあの長年連れ添った伴侶みてえな空気は……」

    「……」

    騎士「侍? どうした?」

    遊び人「気絶している」ヒラヒラ


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