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    元スレ上条「俺達は!」上条・一方「「負けない!!」」

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    751 :

    真っ直ぐ行って腹パン
    右ストレートで腹パン

    753 :

    そろそろやばくね?

    754 :

    片方落としてるしね
    こわいなー

    755 :

    せ、生存報告……。
    だいぶお久しぶりです。
    電磁さんを落としてしまいました。
    そしてこっちもまったく来れませんでした。
    今日も投下出来ません故、今週のどこかで再開いたします。
    待たせてすみません。

    756 :

    パンツ脱いだ

    757 :

    >>755
    取り敢えず腹にファルコンパンチしときますね^^

    758 :

    お祝いの腹パンが必要だ

    759 :

    年末の楽しみが増えたぜ

    760 :

    とりあえずシャドーしとくか

    761 :

    >>1に、あけましておめでとう、そして、年賀の

    つ黒パン

    762 :

    とりあえず腹パン代行業に依頼した

    「任せるのである」

    763 :

    楽しみに待ってる

    764 :

    待ってるぞ

    765 :

    今やっと追いついた
    面白いです
    続き待ってる

    766 :

    大丈夫か? 何かあったか>>1
    何か問題が発生したなら出来ればアナウンスが欲しい

    767 :

    長い今週ですね

    768 :

    お前らが腹パンばっかするから……

    769 :

    そろそろテイクダウンしてパウンドにするべきか

    770 :

    まだなのか

    771 :

    今週ってのは…思ってたより長いぜ…

    772 :

    お前らが腹パン腹パン言うからだろ
    と言う冗談は置いといて
    本気で>>1が心配だな
    生存報告すらできない状況なんだろうか?

    773 :

    あれ、そろそろヤバイんじゃね?

    774 :

    12月から生存報告無いのはもう諦めた方がいいのかもね

    775 :

    面白くなかったし割とどうでもいいや

    776 :

    >>775
    早く書けよカス

    777 :

    ……お久しぶりです。
    本当にお久しぶりです。
    正直に言いましょう、全く書けていません。
    この数カ月、頭の中だけで物語は進んでいました。
    とりあえず、少しだけ書けた分を投下いたします。
    どうぞ。

    778 :








    「えんぜるふぉーる? 何だ、それは」

    神奈川県のとある閑散とした浜辺にて。

    ストレートに聞いた質問にあっさりと答えると、上条刀夜は不思議そうな顔で息子とその友人を見た。

    本当に、意味が分からないと言いたげに。

    それに対し、息子――上条当麻は厳しい顔つきを変えず、もう一度口を開いた。

    「……ホントに、知らないんだな?」

    夏バテから復活した息子の睨むような目に、刀夜は困ったような顔で、

    「だから何だと聞いているんだが……流行語か何かなのか?」

    そう言って、彼はチラリと一方通行を見た。

    息子はどうしたんだ、と尋ねるように。

    助けに出る代わりに、一方通行は一つの質問をする。

    「……おじさン、おばさンは今どこにいますか?」

    質問の意味が分からないのか、ますます不思議そうに刀夜は首を傾げながら、

    「あそこで遊んでいるじゃないか」

    と、波打ち際を指差す。

    そこにあったのは、インデックスの姿だった。

    青髪ピアスではなかった。

    その挙動には、何の迷いもない。

    どうやら、本気で『インデックス』を『上条詩菜』だと思っているようだ。

    少なくとも、一方通行はそう感じた。

    一方通行はそっと右隣りの上条を見る。

    視線に気付いたらしく、上条も目を合わせた。

    それから、二人は刀夜に気付かれないように頷き合う。

    そうして、さっさと民宿へと足を向けた。

    と、そこで刀夜が二人の方を向き直る。

    「まったく、いきなりどうしたん……ん? おい当麻、一方通行君! どこへ……」

    水着に着替えてくる、とだけ言い、呼び止める声を無視して上条と一方通行は浜辺を去った。


    779 :








    「……どう、思う?」

    「……そォだな」

    恐る恐る、といった感じの上条の言葉に、一方通行は腕を組む。

    二人は今、海の家の、上条が休んでいた部屋に居た。

    一度戻って考えを纏めよう、という話になったのだ。

    瞳を閉じて、一方通行は深く思考を開始する。

    周りからの音が消えていき、暗闇だけが一方通行を取り巻く。

    そして、闇の中に文字が様々な列をなして浮かんだ。

    (……今回の『魔術』の効果。それを使ったヤツ、つまり『犯人』に出る特徴。そして、さっきのおじさンの反応)

    一方通行は、先程の尋問の結果、それに事件の概要を照らし合わせた『結論』を告げる。

    「シロ、じゃねェか?」

    それはとてもシンプルで、ほぼ当然の答えだった。

    『御使堕し』を使った人間は、どんな状況にある人間から見ても入れ替わっていない。

    そういう観点からすれば、上条刀夜は『犯人』になる。

    しかし、仮に彼が犯人だとするとおかしな点がある。

    まず第一に、二人が初めに上条刀夜にした質問――『「御使堕し」を知っているか』に対する答えだ。

    彼は間髪入れずに、『それは何だ』と言った。

    ここで、上条刀夜が『犯人』だとすると彼は『魔術師』という事になる、という事を確認しておく。


    780 :

    そういう、『仮定』の話をさらに進める。

    その事に気付いた魔術師は誰もいない。

    『犯人』を捕らえる側が、その『犯人』が分からないのだ。

    こうなると、刀夜は安心するだろう。

    まぁ、上条当麻の近くに魔術師が来ていることを知っていなければ、だが。

    とにかく、様々な仮定の下で話を進める。

    さて、自分が容疑者にされないと十割確信している『犯人』がここにいる。

    そいつに対して、いきなり『お前は「犯人」か』というような質問をしたらどう反応するだろうか。

    表面上は、『知らない』と答えるかもしれない。

    だが、それでもどこかしら怪しい挙動を取るはずだ。

    本当に小さなモノでも。

    しかし、上条刀夜はそういった『怪しさ』を一切出さなかった。

    全く分からない、と素の反応で質問に答えたのだ。

    これがおかしな点の一つ。

    次に、というか最後に。

    そもそも、上条刀夜には『インデックス』が自分の妻に見えている。

    妻はどこにいる、という一方通行の質問に対して、彼はあっさりと浜辺にいたインデックスを指差したのだ。

    誰か別の人間に対してではない。

    その時、外見『青髪ピアス』のインデックスと
    外見『御坂美琴』の上条の従姉妹は、海の家に飲み物を取りに行っていたのだ。

    浜辺にいたのは、外見『インデックス』の上条詩菜だけだ。

    つまり、上条刀夜は術の影響を確かに受けていることになる。

    これらのことから、一方通行は上条刀夜の無実を確信した。

    ただ、状況証拠しかないのだから確実性はない。

    なので、最終的に刀夜の事を判断する神裂達に任せようと思う。


    781 = 1 :

    「そっか、そうだよな……」

    そう告げると、上条は一方通行の見解で父親の無実が確定したかのように、安堵の息を吐いた。

    そうして彼はケータイを取り出すと、

    「土御門の方に……いや、電話じゃまずいか。メールで送るよ」

    と言いつつ、操作しだした。

    特にすることもないので、一方通行は寝転がって眠っている三毛猫を観察し始めた。

    カチカチ、と文字を打つ音だけが小さな部屋に流れる。

    「……あっちは大丈夫かね」

    ポツリと、上条が唐突に呟く。

    猫の腹の辺りを撫で回しながら、一方通行は上条を見ずに答える。

    「さァ? とりあえず神裂は心配いらなそォだが」

    どちらかといえば、上条は実家の無事を心配すべきだと思う。

    神裂だったら、地図の上から上条家を消し飛ばすことだって出来そうだ。

    そんな事を考えているうちに、上条がケータイをしまっていた。

    報告書代わりのメールを送り終えたようだ。

    「……これからどうする?」

    猫から声のした方に視線を移すと、上条が窓枠に座って海を眺めていた。

    その先に何かあったのか、少しだけ慈しむような笑顔を浮かべた。

    「とりあえず向こうからの連絡があるまで待つのがイインじゃねェの」

    適当な答えを返して、一方通行は視線をまた猫に戻した。


    782 :

    土御門や神裂からは邪魔になると明言されているし、事実、自分達に出来る事はないだろう。

    結局、待機しているのがベストなのだ。

    「んー、じゃあさ、海で適当に遊んで……あ、外見がダメか」

    ドコ見て言ってンだこの野郎、と視界にいない上条に言いかけて、一方通行は別の言葉を発する。

    「ま、泳ぐのは無理だな」

    現在外見可憐な女の子(上条以外にはそう見える)な少年は、生憎と水着は男物しか用意していない。

    ついでに言えば、女物を着るつもりもない。

    ……本当に、自分は何のために来たんだろう。

    せっかくの機会だというのに、見事な失敗である。

    一方通行は無言でツンツンツンツンと三毛猫を指で突き回す。

    『ちょ、ストップストップ!!』とでも言いたいのか、指ツボマッサージから逃れようとスフィンクスが暴れ始めた。

    それでも一方通行は指を止めない。

    ちょっとした悔しさを猫にぶつける少年であった。


    783 = 782 :

    そんな彼に、一つの提案の声が掛けられる。

    「じゃ、砂浜で適当に何か作ろうぜ」

    ピタ、と一方通行の指が止まる。

    「そりゃあ、海に来たんだから泳ぐのも良いかもしんねーけど、他にも色々あるだろ?」

    だからそいつを開放してやれ、と上条は言った。

    が、一方通行には聞こえていなかった。

    彼は『泳ぐ』以外の楽しみについて深く考えていた。

    なるほど、砂か。

    確かに、世の中にはサンドアートとかいうモノがあるというのを聞いたことがある。

    それはそれで、海に来たと感じるには良いかもしれない。

    『泳ぐ』以外の選択肢を出せなかった自分を、一方通行はちょっとだけ残念に思った。

    ついでに、イイ考えだ、と内心上条を労ったりもした。

    そうして少しの間を置き、彼は三毛猫を解放した。

    「……まァ、それでイイか」

    一言呟き、少年は立ち上がる。

    すべき事が決まったならば、即座に行動だ。


    784 = 782 :








    およそ二時間後。

    「……完成だな」

    民宿前の砂浜で久々に流れた汗を拭い、一方通行は呟く。

    まるで一つの作品を完成させた職人のような振る舞いだ。

    そんな彼の後ろには、三つの影が立っている。

    「な、なんつーか、その……」

    「す、すごーい! 何これ大きい!!」

    「あくせられーたは城作りの天才かも!」

    ある者は呆然と、ある者は驚愕し、ある者は目を輝かせて、自分の前にある物体を見た。

    それは、だいたい五メートルほどの高さを誇り、奥行きがニメートルほどはある『城』だった。

    城といっても、ただの城じゃない。

    一方通行が浜辺の砂と海水を能力で練り上げて作った、特製の砂の城だ。

    製作時間に反比例してとんでもない出来映えになったそれを、一方通行は眺め回す。

    (丁寧すぎたか……?)

    西洋にある、名前は忘れたが大きな城を参考にして作ってみたのだが、少しやりすぎたのかもしれない。

    手伝ってくれた上条達が、どうせならもっともっと、とせがんだ事もあるが、それにしても頑張りすぎてしまった。


    785 :

    期限一日前とか見苦しい……完結出来ないならもう依頼出しとけよ。

    786 :

    他人が口出しすることじゃないな

    787 :

    ……投下終了してるか?

    マジ乙、っかお疲れさまです
    落とさないでくれて嬉しい

    隔月連載だろうと何だろうと、自分はこのSS読み続けたいよ
    ついでに腹パン

    788 :

    マジ乙 この作品のメンツ好きだー

    789 :

    「あらあら。これはまた立派ねぇ」

    ふと、背後から声がした。

    一方通行が振り返ると、ニコニコと笑みを浮かべる友人の母親とスイカを持った友人の父親が、
    少し離れた、民宿への入口に立っているのが確認出来た。

    「ずいぶんと大きいなぁ」

    こちらに歩み寄りながら、上条刀夜が珍しげに砂城を仰ぎ見た。

    やはり世間一般的な視点からすると、これはやりすぎなようだ。

    「へへ、すごいでしょ! 私やお兄ちゃんも手伝ったんだよ!」

    「私が一番手伝ったかも!」

    「はいはい、よく分からんところで張り合うなよな」

    褒めて褒めてー、とばかりに大人二人に笑う少女達(一人は外見大男だが)に呆れたように上条が笑う。

    彼はそのまま砂の芸術を見上げると、

    「だいたい、半分以上は一方通行が作ったんだろうが」

    な? と上条は同じように城を見上げていた親友に向き直る。

    「あらあらすごいのね、一方通行君」

    それを聞いて、詩菜は飾り気のない笑みで嬉しそうに一方通行を見る。


    790 :

    「……そォ、ですか?」

    何となくまっすぐに彼女を見れなくなって、一方通行は少し目を反らした。

    詩菜はその事に気付いていないのか、ただ微笑んでいた。

    「そうよ、立派なんだもの。胸張って良いんじゃないかしら」

    「うんうん、すごいよねー!」

    「ねー!」

    「そうそう、俺達も頑張った意味があったってもんだよ」

    ニッ、と上条が笑った。

    ただただ、純粋に楽しそうに。

    「……そォか」

    少年は、誰も気付けないほどに小さく笑う。

    こういう時、ちょっとだけ、一方通行は自分の能力の存在を嬉しく思えた。

    こんな人殺しに役立つような能力でも、使い方を間違わなければ誰かの喜びを作れる、という事を味わえるのだから。

    「さ、皆。スイカを用意したんだ。あっちで食べるとしよう」

    城を眺めながらね、と付け加えた上条刀夜の一言に全員が頷き、歩き出す。

    「ねー、せっかくのスイカなんだしスイカ割りしようよ」

    「スイカ割り? って料理か何か?」

    「インデックスさん。何でも食べ物に結び付けるんじゃありません。……いや、これ食べ物だけど」

    首を傾げる野太い声の主に、上条がなるべく普段のように(ただし顔は引きつっている)返す。

    あくまで中身はインデックスだと分かっていても、青髪ピアスという外見は上条にとんでもないダメージを与えるらしい。

    ついでに言うと、上条のその表情にインデックスも少しだけ傷ついているらしい。

    『……いつものとうまと何か違う』と彼女が小さく呟いていたのを、一方通行だけ聞いていた。

    恐るべし、青髪ピアス。

    そんな事を、一方通行はこっそりと思いながら最後尾で笑った。


    791 :

    これにて投下終了します。
    待たせるだけ待たせてこれだけですみません。
    >>785さんがおっしゃる通りです。
    悪あがきのような真似をして申し訳ないです。
    しかし、それでも自分はこれを完結させたいんです。
    再構成、というよりも原作そのままのような駄作ですが、読んでくださる方がいらっしゃるならば、ありがとうございます。
    そして、すみません。一年前のように、せめて三日に一回は来れるように努力します。
    それでは。

    792 :

    待ってたぜ


    GJ

    793 :

    待ってた。

    794 :

    更新が嬉し過ぎて泣いた
    >>1

    795 :

    乙、ずっとお気に入りに登録しつづけてた俺みたいな奴もいるんだぜ。自分のペースで頑張れ!

    796 :

    >>1
    べっべつにお気に入りに入れて毎日更新があったか確認になんか来てなかったんだからね!!

    797 :

    乙!
    完結してくれるまでいつまでも待つさ!

    798 :

    約半年ぶりの更新か
    どんな多忙な仕事してるの気になる
    絶対公務員じゃないはず

    799 :

    なんか来てたんだけど









    なんか来てるんだけどおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!?

    800 :

    >>798
    腹パン代行

    最近忙しくて作品を更新出来ない!
    そんなアナタの代わりに読者から腹パンを受けに行きます!
    熟練された受け、鍛えられた腹筋、自身も受けてきた事による慣れ…全て兼ね揃えたベテランスタッフが、お電話一つでアナタの代わりに腹パンを受け止めに!

    なお、腹パン以外は対象外となります(対象業者のご紹介は致します)


    多分こういう仕事を始めたんじゃね?
    過去に自転腹パンも受けたベテランだし


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