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元スレ音無「やべ、煙草切らしちまったぜ」
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山田「そして天使の能力はまだ未知数なものが多いし謎だらけだ…最後に全員がNPCと思っていた直井文人だが…」
生徒会員A「時間です。連れていけ」クイッ
ザザザザッ!
ゆり「(NPCには手が出せない…どうすれば)」
山田「チッ、直井達のことはお前らで何とかしろ!俺達はコイツらを食い止めてっから!」
ゆり「貴方達も逃げて!NPCに手出しはしてはいけないから――」
山田「なら俺は今日今ここでSSSを辞める。それでいいだろ」
ゆり「ちょっ、何言ってるのよ!」
山田「健闘を祈るぜゆりっぺ。あばよ」ダッ
日向「あいつらが足止めしてる今のうちに逃げるぞゆりっぺ!」
ゆり「でも、山田君達が!」
日向「今ここで俺達も捕まれば山田達が身体張ってる意味がねぇだろ!」
ゆり「…ごめん、そうね。どうかしてたわ。彼らの犠牲は無駄にできないから、早くあの三人を見つけないとね」
―体育館屋根―
直井(双眼鏡)「…すみません、どうやら生徒会の奴ら主要人物の足止めに失敗したようです」ジーッ
音無「すみませんも何も何で俺達はあいつらに追われてんだよ?」
奏「多分、誤解されてる」
音無「誤解?」
奏「結弦と直井君が共謀してると思われてる…私も含めて」
直井「確かに僕は音無さんをこの世界の支配者となってもらいたいが何故あなたまで?そこを説明してもらおうか」
奏「…生徒会長だった時、私は彼らの行動を放っておくことはできなかった」
直井「それがどう関係している?」
音無「話は最後まで訊け」
奏「最初は口論だったけれど…しだいに彼らは武器を持ち始めたわ。だから私も対抗するため頑張って力をつけた」
音無「(それが『Guard Skill』系統の力か)」
山田折角名前もらえたのに一瞬で死亡フラグw
というか普通に面白いしこれが原作でいいんじゃ(ry
大人氏頑張って完結させてくれ
支援
というか普通に面白いしこれが原作でいいんじゃ(ry
大人氏頑張って完結させてくれ
支援
SSSの連中はなんでNPCに攻撃しないようにしてんの?
どうせ記憶はリセットされるんだろ?
どうせ記憶はリセットされるんだろ?
>>308
天使はry
天使はry
>>310
てか、山田なら退場したよ。
てか、山田なら退場したよ。
もう出てこないだろ
NPCは普通に死ぬんじゃないの? 死ぬというか壊れるというか
NPCは普通に死ぬんじゃないの? 死ぬというか壊れるというか
名前つけろっていわれたり目障りだから消せっていわれたり>>1さんかわいそう
SSS男Aは単なる引き立て役の一人に過ぎなかったのでもう出番はありません。
名前をつけたのは単に山田ってのが無難な名前だったからです。
すいません、先に書いておくべきでした。
奏「でも結局彼らを説得できずに、生徒会長を解任されられた…」
直井「そんな時に丁度、SSSと敵対している音無さんと僕と一緒にいるとこを見られたってことですね?」
奏「うん」
音無「奏が誤解されてるのは連中に復讐するために俺達と組んだと思われてることってのは分かった」
音無「じゃあ何故俺はあいつら全員に直井と共謀してると思われてんだ?」
直井「もう、何言ってるんですか音無さん。SSSを潰せと言ったのは音無さんじゃないですかー」
音無「…『SSSを』じゃなくて『SSSのリーダーを』って言わなかったか?」
音無「…全員から追われるわけだ」
直井「すみません」ペコ
音無「まぁいい。どうせゆりを潰したとこで追われるはめになる。とりあえず、奏の誤解だけは解いとくぞ」
奏「別にいい。信じてもらえないかもしれないから」
音無「おいおい、表向き真面目君な直井と違って俺は不良だぞ?そんなのと連んでると更に誤解されるぞ」
奏「信用は既に失ったわ」
音無「…コイツいつもになくネガティヴだな」ボソ
直井「やはり生徒会長失脚のダメージが大きかったんじゃないんですか?」ボソ
椎名「あさはかなり」
音無「そうそう、あさはかなり…?」
直井「上手いなぁ」ハハ
音無「っ!」バッ
直井「うわっ!」ガ゙ッ
椎名「動くな音無。動けばコイツの首が飛ぶぞ?」チャキ
直井「この女、気配を全く感じなかった…」
椎名「全員このままゆりの所まで来てもらおうか」
音無「お前がいるってこと忘れたな椎名。流石は忍者ってとこだ…俺達だけじゃ危なかった」
椎名「何を言っている?」
奏「動かないで」シャキンッ
椎名「なっ!?天使…」
音無「ゆりから俺達は三人で行動してるって聞かされてなかったか?」
椎名「三人で卓を囲んでいたとは聞いたが…共に行動しているとは知らなかった」
音無「直井を離せ」
椎名「く…」パッ
直井「フン、愚民が」
奏「結弦…このまま逃がす?」
直井「僕はここに縛り付けて奴らへの見せしめにするべきだと思いますが」
音無「いや、コイツの隠密能力は使える…オイ、椎名」
椎名「何だ?」
音無「地獄を見るか…俺達と組むか…選べ」
椎名「ゆり達は仲間だ、裏切るわけにはいかない」
音無「なら…仕方ないな。奏、直井」パチン
奏「ん?」
直井「はい、何ですか?」
音無「椎名を拘束してあっこまで運ぶぞ」
―体育倉庫―
音無「何とかSSSの連中に見つからずに来れたな」
椎名「ここは…私の拠点か?」
音無「直井、そこら辺に子犬のぬいぐるみ落ちてないか?」
直井「たくさん落ちてますよ」
音無「ちょっと拾ってよこしてくれ」
直井「分かりました…はい、どうぞ」ヒョイ
音無「ありがとよ。さて…コイツを」
椎名「貴様っ、彼らに何をする気だ!」
音無「こうするんだよ!」ブチィ!
椎名「いやぁぁ!やめてくれぇぇぇ!」
音無「お前達もやれ」
奏「…私は遠慮しておくわ」
直井「了解しました」ブチィブチィブチィブチィ
椎名「やめろっ!やめてくれぇっ!」
音無「じゃあ…俺の仲間になるか?」ピタ
椎名「そ、それは…」
音無「どうなんだよ、え?」バキョッ!
椎名「分かった!分かったから…もうやめてくれ…」
音無「へっ、そうかそうか」ニヤ
直井「(やはりかなわないな…この人には)」ゾクッ
奏「(結弦が…昔の結弦に戻りかけてる)」
音無「拘束は解いてやるが、変な気を起こした瞬間に殺すからな…子犬を」ガチャ
椎名「分かっている…」
音無「早速だが仕事だ。お前にはスパイをしてもらう」
椎名「スパイ?」
音無「現在直井の生徒会軍団とSSSの様子を見てこい。ゆり達に会っても俺達のことは口外すんなよ?」
椎名「分かった。行ってくる」シャッ
直井「…さて、僕も様子を見に行ってきますよ」
音無「一人で大丈夫なのか?」
直井「安心してください。ちゃんと奴らを潰してきますよ」タッタッ
奏「…結弦はどうするの?」
音無「俺はここにいる。椎名が帰ってきた時の報告を聞かなきゃならんからな。お前も行きたければどこでも行け」
奏「どういうこと?」
音無「別に俺達とお前は組んでるわけじゃねーだろ?ただ単に飯を一緒に食ったってだけだからな」
奏「そうだけど…」
音無「ま、別に居たきゃ居ればいい話だがな」
奏「じゃあ、後ちょっとだけ居る」
――三時間後
音無「遅い…遅すぎにも程があるぞ。何やってんだ椎名も直井も」
奏「……」スヤスヤ
音無「オマケにコイツは寝ちまうし」
ザァァァァ
ピカッ!ゴロゴロ!
音無「外の雨が強くなって来やがった…これから冷えそうだな」
ズドゥゥゥン!!
音無「っ、何の音だ?」バッ
ズドン!グラ…グラ
音無「地響きが半端じゃねぇ…こりゃ殺り合ってんのか」
奏「…」スヤスヤ
音無「俺も出るか…」ザッ
奏「…」ガシ
音無「…起きたのか?」
奏「どこへ行くの?」
音無「ちょっと出てくる」
奏「私も行く」
音無「やめとけ。またSSSの連中に狙われんぞ」
奏「大丈夫、もう慣れてるから」グイッ
音無「お、おい、ちょっと待てって」タッタッ
ガラッ
ザァァァァ…
音無「寒っ」
奏「…」 グイッ
音無「ちょっと、傘か何かさしていきてんだが…」ズルズル
―グラウンド―
ウァ…イテェ…ヨ
タスケ…テ
音無「これ全部血だらけの死体か…まさに地獄絵図だな」
直井「来ましたか、音無さん」ビチャビチャ
音無「これは…全部お前がやったのか?」
直井「はい。音無さんに逆らう無粋な輩は全て排除しておきましたよ」
日向「く…その声は、音無…なのか?げほっ!」
直井「まだ息があったのか貴様」
音無「日向か…」
ちょっ!!俺の椎名と子犬になんてことをっ!!
こんな展開ってねぇよ・・・ねぇよ・・・死に切れねぇよ・・・
こんな展開ってねぇよ・・・ねぇよ・・・死に切れねぇよ・・・
心臓というパーツが足りないことで性格が不良時代の状態なんだろうな、もともとバグみたいな存在だし
奏(足りないパーツ)といることで音無の闇っ気が薄くなるのかね。
奏(足りないパーツ)といることで音無の闇っ気が薄くなるのかね。
音無「あんま喋んなよ…傷口開くぞ?」
日向「お前、どうしてこんなことを…」
音無「俺も流石にここまでやるとは思わなかったが、まぁ前回の借りを返したってとこか」
ゆり「な…にが、借りよ…」ビシャッ
日向「ゆりっぺ…げほっ!」
音無「何だこいつらまだまだ元気なんじゃねーか?」
直井「貴様も…ゴキブリ並みの生命力だな」
ゆり「主犯は…あなたなの?音無くん」
音無「ああ、そうだ(本当は直井が勝手にやったことだけど)」
ゆり「関係のない人まで巻き込んで…あなたは人の風上にも置けない、クズよ」
音無「お前にクズって言われたかぁ…無いなァ!」ガスッ
ゆり「ううっ!」グラッ
直井「おっと、まだ倒れるには早いですよ」パシ
奏「…結弦」
音無「何だ」
奏「私は…あなた達と何をすればいいの?」
音無「愚問だな。SSSの連中に復讐したきゃ勝手にすりゃいいし、いつもの生活に戻りたいなら戻ればいい」
奏「もし、私が普通の生活に戻ったら?」
音無「知るかよ。いつも通り勉強でもしてりゃいい」
ピカッ ゴロゴロ…
ザァァァァァ…
音無「ただ、もうこれからはみんなお前に構う時間が無くなるってことだけは知っておけ」
奏「(もし私が昨日までの私に戻ったら…もう結弦達とはご飯食べられない?また…一人?)」
奏「どうして時間が無いの?」
音無「見りゃわかんだろ。こんだけやらかしてんだ…これからSSSの奴らとの戦争は激しくなるぞ」
直井「音無さん。僕の催眠術で仲村ゆりを成仏させることができますが、どうします?」
音無「いや、それはまだいい。借りはもう返したからな」
直井「分かりました」パッ
ゆり「っ!」ドシャッ
音無「おーし、寒いし撤収するぞ」ザッ
直井「そうしますか…何か暖かい飲み物が飲みたいですね」スタスタ
音無「ブラックとか?」
直井「僕ブラック飲めないんですよ」ハハ
ザァァァァ…
ゆり「…(私達はこんなに無力だったなんて…悔しい)」
奏「…」スッ
ゆり「…天使?」
奏「ごめんなさい」ペコ
ゆり「…何がよ?」
奏「あなた達をこんな目に合わせてしまったこと…」
ゆり「いや…今回あなたは何もしてないでしょ」
奏「でも」
音無「おい奏、早く来い置いてくぞ」
奏「…」スクッ
ゆり「あなたは…音無君の味方なの?」
奏「違うわ」
ゆり「じゃあどうして?」
奏「私の味方になってくれたのが…結弦だけだった」
ゆり「…そういうこと…ね」ガクッ
奏「……」ペコリ
奏「今行くから」タタタタ
―――
すみません、昨日の夜に投稿できませんでした。
今回で物語の前半部分までが終わりました。次から後半に入っていきます。
―翌日・旧校舎の一室―
音無「…もう一回言ってみろ」
奏「お手伝い」
直井「なぜ僕達がそんなことをしなければならない」
椎名「あさはかなり…」
奏「今やっておかないと後からだとツタが巻きついちゃうかもしれないから」
音無「別に『花壇の手入れ』なんて園芸部にでも頼みゃいいだろうが」
奏「うちに園芸部は無いわ…それに生徒会長だった時は私がいつもやっていたから」
音無「俺はやらないからな」
直井「音無さんに賛成です」
奏「私一人でやるから大丈夫」
椎名「外は暑い。この麦わら帽子をかぶっていけ」スッ
奏「ありがとう。それじゃまたね」ガチャ
バタン
直井「…本当に行きましたね」
音無「まぁほっとけ、それより椎名…」
椎名「ああ、分かっている。見た所SSSは全滅したあの後から私達に対する策を練るようになった」
直井「天使だけじゃなく…僕達もブラックリストに入ったということですね」
音無「へぇ…分かった。もうSSSに戻っていいぞ椎名」
直井「えぇっ?もうですか?」
音無「仲間になれってのは別にあの時とっさに思いついたセリフだし、もういいかなってな」
椎名「…無理だ」
音無「はい?」
椎名「私は一度でも仲間を裏切ってしまった…!もう私に…SSSに戻る資格はないんだ」
直井「…どうします?」
音無「別にどうもしねーよ。ここにいたけりゃ居ればいいし、フリーになりたきゃなればいい」
直井「と、音無さんは仰ってるが?」
椎名「しばし…」
音無「しば、何だって?」
椎名「しばしの間、貴様とゆり…どちらの策が上回っているか見届けさせてもらう」
音無「どうぞご勝手に」
直井「…(こうやって、音無さんの周りには人が増えていく。やはりアナタはただ者ではないようだ)」
音無「ところで腹が減らねお前ら?」
直井「そう、ですね(こうして見るとチャラチャラしたヤンキーだが)」
椎名「…む」
音無「決まりだな。そんじゃ、食堂に行くぜ」スタスタ
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