私的良スレ書庫
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元スレ音無「やべ、煙草切らしちまったぜ」
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AB!の数少ないSSでも好きだから頑張ってくれ!
ってか音無さんパネェっすwwwwww
ってか音無さんパネェっすwwwwww
――
音無「て、言うことがあったんだ」
関根「へぇ~」
入江「怖くなかったんですか?」
音無「仮にも俺だからな。てかお前らは何やってたんだよ」
関根「私達は陽動班だからねー」
入江「陽動が必要じゃない時は基本的に休みなんです」
音無「ほぉー」
ひさ子「問題はそこじゃねぇだろ…」
音無「何だお前も来てたなら来てるって言えよ」
ひさ子「ここは『女子寮』だ!!」
音無「…だから?」
ひさ子「『だから?』じゃない!何普通に溶け込んでんだよ!」
音無「だってよぉ、直井と椎名はSSSの奴らと会議中だしよ。奏は目を覚まさないし(俺が殴ったせいもあるが)」
ひさ子「SSSに入ったならお前も会議に参加すればいいだろ」
音無「冗談、いつ入った何て言った?」
ひさ子「既に原型じゃない改造具合だがSSSの制服を着てるじゃないか」
音無「一度は入ろうか、と血迷った時期もあったがやっぱダメだ」
ひさ子「何でだよ?」
音無「実行部隊がカスすぎて笑える」
音無「まぁ、唯一俺から見て使えるのがゆりぐらいだな」
ひさ子「椎名は?」
音無「椎名は俺の仲間だぜ?つまり『俺の仲間=戦力』だ」
関根「音無さんが入りゃ戦力一気に増加したりして?」
音無「足引っ張られるのは御免だ」
ひさ子「そうか…で、どうしてお前はここにいる?」
音無「たまたま一人で飯食ってたらこの二人に会って、その後暇だったから来たんだよ」
関根「うむ」
入江「私達も丁度暇だったしね」
ひさ子「お前らも簡単にホイホイ男を部屋に連れ込むなよな、コイツ何するかわかんねーぞ?」
音無「安心しろ、こんな子供っぽい奴らを襲う気にはならねぇから」
関根「むかっ」
入江「子供じゃないですよっ!」
―夜―
音無「さて、すっかり日が暮れたワケだが…」
関根「…」グオーグオー
入江「…」スースー
音無「直井コラァ!まだ会議終わらねーのかっ!?」ジジッ
直井(インカム)「すみません、まだかかりそうです」ジジッ
音無「はぁ…わーったよ」ブチ
ひさ子「まだ会議続いてるのかよ?」
音無「みてぇだな。今日はもう入江関根寝ちまったし奏の様子見に行ってくるわ。今日一日楽しかったぜ」
ひさ子「ああ。でもあんまり堂々と女子寮に入るなよ、みんなに見つかったら誤解されるぞ?」
音無「俺は気にしない」
ひさ子「あたしは気にするんだよ。ガルデモが男を部屋に連れ込んだ、なんてNPCの奴らに知れ渡ったら厄介だからな」
音無「…へぇ」
ひさ子「特にNPCの女子はミーハーが多いからネットワークはハンパない」
音無「人の噂もなんとやらって言う…」
ひさ子「いや、この世界の時間は無限だからな」
―対天使用本部―
ゆり「直井くん、今のは音無くん?」
直井「そうだ」
ゆり「何て言ってた?」
直井「貴様には関係のないことだ」
野田「何だとっ!」クワッ
直井「なぜ貴様が反応する?」
高松「…とりあえず纏めますと今回の偽天使の件。これはイレギュラーな事態かもしれません」
日向「イレギュラー?偽天使は音無が倒したんだろ?」
高松「確かに天使の意識を乗っ取っていた偽天使は音無さんの手により消えました。しかし…」
日向「しかし…?」
高松「自我の意識を再び取り戻したオリジナルの天使が眠ったままなんです」
椎名「…(それ音無が殴りすぎたからなんじゃないか?)」
ゆり「(ありゃ私から見てもひどかったわ)」
ユイ「(救出された天使を見たときはバイオハザードかと思いましたよ)」
大山「じゃあ、もし目覚めたらその天使は僕達と釣りをした天使なんだよね?」
直井「本当にそうかな…音無さんのおかげで自我意識を取り戻したとは言え一度完全に意識を乗っ取っられている」
藤巻「はぁ?どういうことだよ?」
直井「馬鹿な貴様らに分かるように教えてやる。つまり、再び乗っ取っられやすくなってる状態ということだ」
日向「乗っ取っられるって、もう偽天使はいないんじゃ…」
直井「オリジナルを乗っ取っていた最初の分身は消えたとはいえ、全てが完全に終わったわけじゃない」
直井「天使を乗っ取っていた数千の意識の中の一つが再び目覚めることもある」
直井「次に目覚める天使が再び分身の意
識だったとしてもおかしくはない」
直井「今度こそ自分の力で打ち勝つか再び負けて乗っ取っられるか…それは彼女しだいですがね」
ゆり「(その時はまた音無くんが殴ったらいいかもしれないけど…流石に天使が哀れになってくるわね)」
やっぱり女の子に手をあげるのはタブーですね
前回ちょっと音無がやりすぎた感がありました
前回ちょっと音無がやりすぎた感がありました
あさはかなり
音無の性格、あの場面の流れでの音無の行動に問題はない
音無の性格、あの場面の流れでの音無の行動に問題はない
―保健室―
音無「おい何でテメーまだ寝てんだよコラ。起きとけっつったろ?」
奏「…」スースー
音無「丸一日寝てんじゃねーよニートじゃなしに」
奏「…」スースー
音無「やっぱ殴り過ぎたのか?いや、もう顔の痣は引いてるしな」
音無「やっぱパチモンに乗っ取っられた時の後遺症が…」
音無「ま、でもまた奴が意識を乗っ取って出てきやがったらそん時はそん時でまた殴り飛ばしゃいいか」
音無「また痣だらけにしちまうかもしれんねーが、すまんな。悪く思うなよ…」
音無「ふーっ、俺も一寝入りにすっかなー」ボキゴキ
音無「とりあえず、隣のベッド使わせてもらうか」スタスタ
音無「よっこらせ」ボフッ
―朝―
チュンチュン
チュンチュン
音無「…」グースカグースカ
奏「結弦」ポンポン
音無「…なんだよ、飯はまだいらねーからな」グースカ
奏「床で寝てたら体痛くなるわよ?」
音無「はぁ……?ってのわっ!」ガバッ
奏「起きた?」
音無「ここどこだ?しかも何で床なんかに寝てんだ俺?」キョロキョロ
音無「あ、そうか。お前の様子見に来てそんまま隣のベッドに寝たんだった」
奏「じゃあ何で床で寝てたの?」
音無「落ちた、以外ねーだろ」
奏「床に落ちても眠り続けれるものなのかしら?」
音無「俺は特別なんだよ…いや、そんなことよりだ!お前はどのお前だ?」
奏「…?」
音無「俺と魚に喰われたお前か、俺がタコ殴りにしたお前かだ」ザリッ
奏「大丈夫。もう私の中にあるのは私自身の意識だけだから」
音無「再び乗っ取っられることだけは避けれた、ってことか?」
奏「そうみたい。まだ冷酷な私の意識があるんだったら無理にでも出てこようとするはずだから」
音無「SSSの奴らは知ってんのか?」
奏「私もさっき起きたばかりだから…」
音無「奴らも奴らでお前の心配をしてたからな。ここは報告するべきだ」
奏「あの人達も…?」
音無「お前を助けに行ってくれたんだよ。陥れたり助けたり、全く変な奴らだよな」ハハッ
音無「…ん?ちょっと待て」
音無「陥れたり…?ってなんだっけ」
奏「私のテストの答案がすり替えられたこと?」
音無「ああ、そうだった…そもそもあいつらと和解しかけて再び対立したのはそれが原因だったな」
奏「?」
音無「まぁ、これはお前の返答次第だが…生徒会長に戻りたいか?」
奏「うん」キッパリ
音無「即答か。前から聞きたかったんだがお前がそこまで生徒会長にこだわる理由って何だ?」
奏「その方が色々とみんなのために動きやすいから」
音無「みんなのためってのは『SSS』の連中も入ってるのか?」
奏「うん」
音無「(薄々と分かってきたな。こいつが授業や部活をSSSの連中にやらせたい理由が…)」
音無「ようするにテメェはさ、俺達を成仏させたいんだよな?」
奏「それは前からね」
音無「成仏させるには授業や部活をさせて満足させるしかない」
音無「しかし一般生徒ごときに注意されても口出し無用と言われりゃそこまで」
音無「だから口出しできるように生徒会長になった…職権乱用な気もしなくはないがこんなとこか?」
奏「だいたいあってるわ」
音無「んー、生徒会長という立場を使い奴らを青春させてから成仏させたいと言う気持ちは分かるが…」
音無「『青春』ってのは他人から与えられるものじゃなく自分で見つけなきゃ意味がねーからな…こればっかは」
奏「結弦はこの世界に来る人は青春できなかった、って気づいてたの?」
音無「ギルドの際のゆり、消える前に岩沢、野球大会の時の日向、仲間になって直井の過去の話を聞いた」
音無「この四人に共通して言えることは全員ロクな人生、生活を送ってこなかったってことだ。それはお前も何だろ?」
奏「…私は、みんなほど絶望的な人生じゃなかった。むしろ青春できたほどに」
音無「どういうこった?じゃあ何でお前はこの世界に…」
奏「私は、生前に知り合いだった一人の大事な人のことがどうしても思いだせないの」
音無「お前も記憶喪失か?」
奏「私は記憶喪失じゃないけど…重い病気だったわ」
音無「病気?」ピク
奏「病気で入院していた時に独りきりだった私と一緒に本を選んだり散歩してくれていた人がいたの」
音無「本?散歩?」ピクピク
奏「でも病気が治った後…その人の顔も声も名前も、全て思い出せなくなってたわ」
奏「彼にもう一度会いたい…それが私の心残り」
音無「(待てよ?この前俺が見た過去の内容に似てる…)」
音無「一つ聞きたい」
奏「何?」
音無「お前、今何歳?」
奏「18だけど」
音無「18…俺と同じ年か」
音無「(なら違う。過去に見た『奏』は俺が高3の時、それこそ10歳そこらの子供だったはず…)」
音無「(あのバイトの岩沢にしてもにしてもそうだ。年は16って言ってたが俺の認めた岩沢は確か俺と同い年)
音無「(そっくりさんっているもんだな。多分あの奏や岩沢が成長したらもっとそっくりになるかもな)」
奏「どうしたの結弦?」
音無「俺さ、実は生前の記憶の一部だけ取り戻したんだよ」
奏「…うん」
音無「まだ肝心な部分だけは思いだせねーが、お前そっくりの子供がいた」
流れ的に先に奏が過去を話す形になりました。
音無の過去の重要部分は先で明かしたいです。
音無の過去の重要部分は先で明かしたいです。
奏「私によく似た子供…?」
音無「あくまで俺の過去に出てきた子だがな。確か年はお前より八つばかり下だったが」
奏「10歳?」
音無「多分そんくらいだ」
奏「10歳は私が病院から退院した年齢だわ」
音無「(あのあと退院したのか、良かった)」
音無「(…いや違う。この奏は違う奏なハズだ)」
音無「(くどいようだが俺が過去に会った奏は10歳前後…しかし今俺の前にいる奏は俺と同い年)」
音無「(偶然にしてはできすぎてるが、それだと8年もの時間差はどこに行ったんだ?)」
音無「(もしこの世界の仕業ならちょっくら調べる必要があるぞ)」
奏「さっきから、うんうんどうしたの?気分悪い?」
音無「いや…この話しはもう忘れろ、それより話し戻すぞ」
奏「あなた、何か隠してる?」
音無「何も」
奏「そう」
音無「で、生徒会長に復帰したいんだったっよな?」
奏「うん」
音無「とりあえずお前が生徒会長の座に戻る方法はいくらでもあるが…」
奏「例えば?」
音無「一つの例としては、提出したテストの際の筆跡と自分の筆跡を見せて違いを証明する…それか」
奏「それか?」
音無「直井に先公全員に催m」
奏「筆跡でお願いします」
音無「あと成仏させたいって件についてだが。こればっかはどうしようもない」
奏「…そう」
音無「無理に成仏しろなんて言っても反感買うだけだからな。あいつらが自然に満足するのを待つっきゃねぇ」
奏「もう…随分待ってる」
音無「最初に聞いた話の内容からもう数年は戦ってんだろ?」
奏「そのくらいね。この世界に時間の流れは無いけれど」
音無「俺にはそもそも奴らがなんで成仏したくないのか気持ちは分からんくもない」
音無「だって俺も成仏したくないから」
奏「あなたには記憶を全て取り戻すという目的がある」
音無「まぁ、な」
奏「あの人たちは一体何を目的にこの世界で居続けているのか分からない」
音無「それゆりがいつも言ってる『神への反逆』じゃなかったのかよ?」
奏「本当は彼女だって気づいてるハズ。この世界に神は存在しないって」
音無「…ま、そんなの本当に居たら俺は一発で三途の川渡らされる。ん?いや、ここが三途の川の途中なのか?」
奏「生前の記憶を背負ったまま成仏できない人にとっては地獄ね」
音無「じゃ天国か?」
奏「元々報われなかった人たちの救済措置がこの世界だから…青春できたなら天国とも取れるわ」
キーンコーンカーンコーン
音無「おっと、随分と話し込んでしまったな」
奏「うん」
音無「じゃあテストの潔白の証明は勉強見てもらった恩で手伝ってやるが…生徒会長に戻ってからは自分でやれ」
奏「わかった」
―職員室―
奏「………」カリカリ
音無「よく見ろよ。立華が今書いている丸っこい字とテストで提出された字」
教頭「むむ…」
音無「違うだろ?」
教頭「仕方あるまい…学園集会を開いてその旨を説明するか」
音無「んじゃあばよ立華サン。後は自分で頑張りな」ザッ
奏「…(呼び方が『奏』から『立華』になってる?)」カリ…カリ
教頭「ああ、キミ!」
音無「何だよ?」
教頭「この筆跡の犯人を知らんかね?」
音無「知らん(流石にそこまで教えてやる義理はない)」シラー
教頭「そうか。分かった。この後体育館で学園集会がすぐにあるから早く教室に戻りなさい」
音無「へーへー」ガチャッ
バタン
音無「ん?」
椎名「…」
直井「どうも」
音無「どうした?」
椎名「生徒会長に戻すということは…天使を再び敵にするのか?」
直井「僕は音無さんの意見には反対しませんが」
音無「あいつの意志を尊重してるだけだ。無理に仲間にしといても意味がない」
ピンポンパンポーン
「ただいまより学園集会を行います。生徒の皆さんは速やかに体育館に――」
直井「おっとすいません、ちょっと生徒会で準備をしなくてはならないのでまた後で」ザッ
音無「ああ…。で、お前はどうする?SSSの奴らと合流するのか?」
椎名「いや、お前についていく」
音無「直井は好きでやってるからいいとして、お前はもう無理に俺についてく必要はないんだぜ?」
椎名「…」
音無「俺とゆり、どっちが上か…見極めることはできたのか?」
椎名「別に…あの時は勢いでそう言っただけだ」
音無「それは俺が切ったタンカじゃ」
椎名「たまたまだ」
音無「…(そういやこいつ常時クールだから忘れてたがバカキャラの一人なんだった)」
ピンポンパンポーン
「三年生の仲村さん、日向くん、竹山くん、高松くん、大山くん。至急職員室まで起こしに――」
音無「あーあ、もうバレたみてぇだな」
音無の記憶について触れなかったので今回早く終わってしまってしまいました。
音無の記憶についてはまた先で
音無の記憶についてはまた先で
>>646
それ聞いたらダメだろjk
それ聞いたらダメだろjk
―体育館―
教頭「…そういうわけで、全科目のテストの答案用紙をすり替え、立華を陥れようとした連中がいることが分かった」
教頭「立華自ら筆跡の不一致を証明したことにより」
奏「…」ガタッ
教頭「再び我が校の生徒会長として復帰することになった」
直井「…」ガタッ
教頭「ついては、生徒会長代理として尽力してくれた直井は、副会長に―」
―空き教室―
竹山「あーもう!何で僕がこんな目にぃっ!」
音無「自業自得だメガネ」スパー
竹山「て言うかあなた早く僕のパソコン返してくださいよ!」
日向「音無、お前が天使に何か吹き込んだのかぁぁ!?」
音無「さぁな」
高松「今の天使は一体どっちなのでしょうか」クイッ
日向「そりゃ俺達を先公に売ったんだから凶悪なほうだ!…よな?」
ゆり「だいたい何であなた達がここにいるのよ?」
椎名「私は音無のツレだ」
音無「俺は放送を聞いた後、ここらへんが呼んでる気がしたから来ただけだ」
ゆり「むっちゃくちゃな感性ね」
音無「いいからちゃっちゃと書いちまえよな、その反省文的なやつ」
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